JP2579013B2 - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JP2579013B2
JP2579013B2 JP1342673A JP34267389A JP2579013B2 JP 2579013 B2 JP2579013 B2 JP 2579013B2 JP 1342673 A JP1342673 A JP 1342673A JP 34267389 A JP34267389 A JP 34267389A JP 2579013 B2 JP2579013 B2 JP 2579013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスク,ビデオディスク等の情報記録
媒体に集光したレーザー光を照射することにより、少な
くとも情報を読み取ることができる再生あるいは記録再
生および消去のできる装置等に適用可能な光磁気ディス
ク装置等の光ヘッドに関する。
従来の技術 光ヘッドの光学系の簡素化は機器の小型化と重量軽減
による動作の機敏性への要求から大きな関心事となって
いる。
従来の光磁気ディスク装置の光ヘッドの光学系を第4
図に示す。1は情報記録媒体のトラックの方向を示すも
のである。2は半導体レーザーで情報記録媒体のトラッ
ク方向に対して、半導体レーザーからの直線偏光の電界
ベクトル方向を3に示している。4は半導体レーザーか
ら出射された光ビームを平行光にするコリメートレンズ
で、平行にされた光ビームは、偏光ビームスプリッター
5に入射する。この偏光ビームスプリッター5は偏光面
でP偏光波を70%透過(Tp=70%)し、30%を反射(Rp
=30%)し、またS偏向波を100%透過(Ts=100%,Rs
=0%)する。偏向ビームスプリッタ5を透過した光ビ
ームを反射ミラー6にて反射させ、さらに情報記録媒体
8に向ける第2の反射ミラーにより7に示す光ビームの
楕円の長軸と短軸の方向それぞれを90度回転させ、対物
レンズ9にて情報記録媒体20上でビームスポットを形成
する。このとき、光ビームの波長が短いほどスポット径
が小さいことは(1)式で示され、また、対物レンズに
入射するビーム径が大きいほどスポット径が小さい。こ
のことから、情報記録媒体上ではビームスポットは10に
示すごとくトラック方向に長く接線方向に短い高記録密
度に適した断面形状をもつ。
ω=K・λ/NA ……(1) ω:ビームスポット径 K:定数 λ:入射ビームの波長 NA:対物レンズの開口率 情報記録媒体上の垂直磁化膜に入射した直線偏光した
ビームの反射光は、磁化の方向に対応してカー効果によ
り偏光面が回転する。この反射光は偏光ビームスプリッ
タ5により二分の一波長板11の方向に反射する。前記反
射光は光学軸で偏波面に対して22,5度傾けて設置した11
で示す二分の一波長板によりP波とS波に分離され、そ
れぞれ光検出器15と16で受光される。前記2つの光検出
器15,16の出力の差動をとることにより再生信号を得て
いる。なお図中の12は単凸レンズ、13は偏光ビームスプ
リッタ、14はフォーカス検出のシリンドリカル凹レンズ
である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような従来の構成では、反射ミラ
ー6がないと、情報記録媒体のトラック方向に対して接
線方向に長いビームスポットが形成されることになり、
記録密度を上げる妨げになるとともに、再生時のS/Nお
よびジッター特性を悪化させてしまう。また、トラック
に対してビームスポット形状を第4図の10のようにする
ために、半導体レーザー2の直線偏光の方向を90度回転
させると、偏光ビームスプリッタ5の偏光膜の特性を、
たとえばTs=70% Rs=30% Rp=100% Tp=0%が
必要となり、Rs>Rpなる偏光膜の条件を満足することが
できない。したがって、反射ミラー6なしに光学系を構
成することはできない。ゆえに光学ヘッドの外形が大き
くなって重量を重くしてしまい、コストを高価にし、ま
た光ディスク装置としても検索速度向上を妨げる要因に
なるという問題を有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、光学系の構成を
簡素化し、光学ヘッドのコストを安価にし、軽量により
装置の検索速度を向上させる光磁気ディスク装置等の光
ヘッドを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成させるため、半導体レーザー
と、前記光源から発光された光ビームを情報記録媒体に
集束する対物レンズと、前記半導体レーザーと対物レン
ズの間に前記媒体からの反射光を検知手段部に導く分割
するプリズムを備え、前記半導体レーザーと前記プリズ
ムの間に直線偏光の電界ベクトル方向を90度変換させる
ように設定された、すなわち光学軸が直線偏光方向に対
して45度の角度をなす二分の一波長板を設けたものであ
る。
作用 本発明は上記した構成により、半導体レーザーからの
出射光の偏光方向と、光ビームを分割し情報記録媒体か
らの信号を検知するための偏光膜の特性を合わすことが
でき、また、情報記録媒体上の記録信号をS/N良く再生
できるビームスポットを形成することができるため、小
型の光学ヘッドを作れ、光ディスク装置の検索速度を向
上できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図を参照しなが
ら説明する。
第1図において、17は半導体レーザーからの直線偏光
の電界ベクトル方向を90度変換させるよう、すなわち光
学軸が直線偏光方向に対して45度の角度をなすように設
定された二分の一波長板である。半導体レーザー2で情
報記録媒体20のトラック方向に対して、半導体レーザー
からの直線偏光の電界ベクトル方向は、図示21のように
向くように設定する。コリメートレンズ4により平行光
にされた光ビームは、二分の一波長板17に入射され、偏
光方向を90度変換する。ここで変換された偏光方向は、
第4図の3で示す方向と同一になり、偏光ビームスプリ
ッタ5に入射する。このとき偏光膜の特性は、Tp>Tsと
なり容易に膜を作ることができる。この光ビームは反射
ミラー8で反射し、対物レンズにて情報記録媒体のトラ
ックに対して10に示すようなトラック方向に長く接線方
向に短いビームスポットを形成する。
以上のように本実施例によれば二分の一波長板を図示
17の位置に設定することにより、情報記録媒体上でS/N
の良い信号と記録ピットを得ることができ、また、光学
ヘッドの構成を簡易化できるため、小型軽量にすること
ができる。
第2図は本発明の第2の実施例を示す光磁気ディスク
用光ヘッドの図である。同図において、17,18は同一生
産ロットで作られた二分の一波長板を示し、偏光ビーム
スプリッタ5に対して逆向きに二枚貼合わせた複合偏光
ビームスプリッタを備えたことが、第1図と異なる点で
ある。同一生産ロットとは、同一ウエハで形成されたも
ので、P偏光波とS偏光波の位相のずれを示す位相差の
特性が非常に似かよっている。
前記のように構成された複合偏光ビームスプリッタを
使うことにより各々の三枚の二分の一波長板のもつ位相
差のズレを最小におさえることができる。これは二分の
一波長板のもつ位相差をお互いにキャンセルできるため
である。
以上のように、本実施例によれば、半導体レーザーと
記録媒体上の位相差のズレを最小に押さえることができ
る。
第3図は、本発明の第3の実施例を示す光磁気ディス
ク用光ヘッドの図である。同図において、11,17,18は同
一生産ロットで作られた二分の一波長板であることに特
長がある。このとき波長板17,18と波長板11の偏光方向
は異なっている。この三枚の二分の一波長板11,17,18を
位相差が最小になるように貼合わせられた複合偏光ビー
ムスプリッタを備えたことが、第1図,第2図と異なる
点である。これは二分の一波長板17,18を逆向きに偏光
ビームスプリッタ5に貼付けるとともに、波長板18と波
長板11の位相をもキャンセルするような向きに貼付けた
複合偏光ビームスプリッタを備えたことにより、半導体
レーザーと情報記録媒体間の位相差と、情報記録媒体と
検出器15,16間の位相差を最小にすることができる。
以上のように本発明の実施例の二分の一波長板の挿入
構成によると反射プリズムが省略でき、また複合偏光ビ
ームスプリッタ化できることにより、軽量化と光ヘッド
の位相差を最小に押さえることができ、ノイズを押さえ
てS/Nを向上させることができる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、
光磁気ディスク装置等の光ヘッドを小型軽量化すること
ができ、また、情報記録媒体上で良質のビームスポット
を得られるため、さらに位相差が小さいため、ノイズの
少ないS/Nの高い信号を得ることができ、その実用的効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本発明における一実施例の光磁気ディスク
用光ヘッドの光学系の平面図と側面図、第2図A,Bは本
発明の第2の実施例の光磁気ディスク用光ヘッドの光学
系の平面図と側面図、第3図A,Bは本発明の第3の実施
例の光磁気ディスク用光ヘッドの光学系の平面図と側面
図、第4図A,Bは従来の光磁気ディスク用光ヘッドの光
学系の平面図と側面図である。 1……情報記録媒体上のトラック、2……半導体レーザ
ー、5……偏光ビームスプリッタ、9……対物レンズ、
11……二分の一波長板、13……偏光ビームスプリッタ、
20……情報記録媒体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体から反射した光に含まれてい
    る情報を検出する検出光学系に光を分離する偏光ビーム
    スプリッタを備え、前記偏光ビームスプリッタはその半
    導体レーザ側と対物レンズ側にそれぞれ同一ロットで作
    製された直線偏光の電界ベクトル方向を90度変換させる
    ように設定された二分の一波長板を逆向きに二枚貼合せ
    て複合偏光ビームスプリッタに構成された光ヘッド。
  2. 【請求項2】情報記録媒体から反射された光に含まれて
    いる情報を検出する検出光学系に光を分離する偏光ビー
    ムスプリッタを備え、前記偏光ビームスプリッタはその
    半導体レーザ側と、対物レンズ側と、情報記録媒体から
    反射された光に含まれている情報を検出する検出光学系
    側にそれぞれ同一ロットで製作された直線偏光の電界ベ
    クトル方向を90度変換させるように設定された二分の一
    波長板をお互い位相をキャンセルする方向に三枚貼合わ
    せて構成されてなる光ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59121637A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Fujitsu Ltd 磁気光学記録再生装置
JP2823245B2 (ja) * 1989-06-08 1998-11-11 株式会社東芝 光磁気ヘッド

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JPH03203054A (ja) 1991-09-04

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