JP3111642B2 - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JP3111642B2
JP3111642B2 JP04149189A JP14918992A JP3111642B2 JP 3111642 B2 JP3111642 B2 JP 3111642B2 JP 04149189 A JP04149189 A JP 04149189A JP 14918992 A JP14918992 A JP 14918992A JP 3111642 B2 JP3111642 B2 JP 3111642B2
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武司 仲尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク用光ヘッドに
係り、特に、波長の異なる複数の光源を用いた光磁気デ
ィスク用光ヘッドの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクでは、情報の記録とエラーチ
ェックに各々ディスク1回転必要なため、情報記録時の
転送速度が遅いという問題点があった。これに対し、特
公昭62−59375 号公報記載のように、波長の異なる二つ
の光源を用いて二つのスポットを形成することにより、
記録直後にエラーチェックを行なう方式が考案されてい
る。また、同様の構成を光磁気ディスク装置に適用した
例は、エス・ピー・アイ・イー プロシーディングス
ボリューム1499 オプティカル データ ストレッ
ジ '91(SPIE Proceedings Vol.1499 Optic
al Data Storage'91)p.226〜235に示された
構成がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、光磁気ディスク
装置では、光学系中の光学部品に位相差があると光磁気
信号を低下させる原因となるため、光学部品の位相差制
御(低減)は重要な課題である。特に、一つの光学部品
で複数の波長に対して同時に位相差を制御することは難
しい。
【0004】上記第2の公知例では、波長の異なる2光
束を合成する際、波長フィルタを使用しているが、波長
フィルタへの光束入射角度は、フィルタ法線方向に対し
て約10度であり、垂直入射に近くなっている。これ
は、垂直入射に近い方が位相差制御が容易なためであ
る。
【0005】ところが、光束入射角度が垂直入射に近づ
くと波長フィルタ周辺の光学系占有領域が増加するた
め、光学系全体の小型化が困難であるという問題があ
る。光学系を小型化するためには、波長フィルタへの光
束入射角度は略45度が好ましい。すなわち、合成され
る二つの光束は概ね直交することになる。しかし、この
場合、上述のように一つの光学部品で複数の波長に対し
て同時に位相差を制御することは難しく、光磁気信号品
質が低下してしまうことになる。
【0006】したがって、上記波長フィルタへの光束入
射角度が略45度であっても、位相差制御を容易に行な
えなければ、光ヘッドの小型化を達成することはできな
い。
【0007】本発明の目的は、情報記録時の転送速度が
速く、かつ小型の情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、波長フィルタの特性として、一つの波
長に対して位相差が最小になるように設定する。他の波
長に対しては、光源から波長フィルタに至る光路中に位
相板を挿入し、波長フィルタと位相板両者で発生した位
相差が所定の値となるように、位相板の位相差およびそ
の光軸設定角度を調整する。
【0009】
【作用】第1の波長の光束を直線偏光状態、さらに、第
2の波長の光束を円偏光状態でそれぞれ記録媒体に絞り
込む場合、第2の波長の光源から波長フィルタに至る光
路中には通常1/4波長板が挿入される。波長フィルタ
の位相差特性を第1の波長に対して最適の状態に設定し
た場合、第2の波長に対する位相差が増加するため、第
2の波長の光束は楕円偏光になり、波長フィルタの反射
率あるいは透過率が低下する。これに対し、本発明で
は、波長板の位相を1/4から若干ずらして設定し、波
長フィルタと波長板の両者で発生する位相差の総和を第
2の波長に対して1/4波長に相当する値に設定する。
これにより、第2の波長の光束を円偏光とすることが可
能となる。
【0010】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。波長λ1
光源1aから放射する光はコリメートレンズ2aで平行
光束となり、ビーム整形光学系3a,偏光ビームスプリ
ッタ4aをへて波長分離フィルタ5を透過する。さら
に、アクチュエータ6に搭載された絞り込みレンズ7に
よって情報記録媒体(ディスク)8上にスポット9aを
形成する。情報記録媒体8からの反射光は、絞り込みレ
ンズ7,波長分離フィルタ5を透過し、偏光ビームスプ
リッタ4aで反射されて信号検出光学系11aに入射す
る。信号検出光学系11aでは焦点ずれ信号,トラッキ
ング信号,記録情報信号(凹凸ピット信号および光磁気
信号)等が検出される。いずれの信号も従来公知の信号
検出光学系を使用すればよく、図では省略している。波
長λ1 の光束からは光磁気信号を検出するため、情報記
録媒体8には直線偏光が絞り込まれる。
【0011】一方、波長λ2 の光源1bから放射する光
はコリメートレンズ2bで平行光束となり、ビーム整形
光学系3b,偏光ビームスプリッタ4b,位相板10を
へて波長分離フィルタ5で反射される。さらに、アクチ
ュエータ6に搭載された絞り込みレンズ7によって情報
記録媒体(ディスク)8上にスポット9bを形成する。
情報記録媒体8からの反射光は、絞り込みレンズ7を透
過し、波長分離フィルタ5で反射され、さらに偏光ビー
ムスプリッタ4bで反射されて信号検出光学系11bに
入射する。信号検出光学系11bでは焦点ずれ信号,ト
ラッキング信号,記録情報信号(凹凸ピット信号)等が
検出される。いずれの信号も従来公知の信号検出光学系
を使用すればよく、図示はしていない。波長λ2 の光束
は、位相板10と波長分離フィルタ5によって円偏光と
なって、情報記録媒体8に絞り込まれる。図中のビーム
整形光学系3aおよび3bは省略してもよい。
【0012】本実施例で、波長λ1の光束と波長λ2の光
束は、波長分離フィルタ5上で略直交している。すなわ
ち、光束は波長分離フィルタ5の反射面に対して略45
度の角度で入射している。これにより、後述するよう
に、従来の光学系構成に対してより小型化が可能とな
る。
【0013】さて、波長λ1 の光束からは光磁気信号を
検出するため、光学部品の位相差は十分低い値に制御し
ておく必要がある。従って、波長分離フィルタの位相差
は波長λ1 に対して最適になるように設定されている。
一方、波長λ2 の光束は情報の記録を行なう。従って、
光学系の光利用率はできるだけ高くする必要がある。こ
のため、偏光ビームスプリッタ4bは、例えば、p偏光
成分透過率とs偏光成分反射率が95%以上、またp偏
光成分反射率とs偏光成分透過率が5%以下となってい
る。さらに、位相板10と波長分離フィルタ5によって
生じる位相差の総和が、波長λ2 に対して1/4波長と
なるように位相板10の位相差が設定されている。これ
により、偏光ビームスプリッタ4bにp偏光で入射した
波長λ2の光束の大部分は透過し、位相板10と波長分
離フィルタ5によって円偏光となって情報記録媒体8に
絞り込まれる。情報記録媒体8の反射光は再び位相板1
0と波長分離フィルタ5を通過することによって偏光ビ
ームスプリッタ4bに対してs偏光となるので、反射光
束の大部分が信号検出光学系11bに導かれることにな
る。
【0014】図2に従来技術による光ヘッドを示す。同
図において101は1/4波長板、501は波長分離フ
ィルタである。波長分離フィルタの一般的特性として、
入射光束が反射面に対して垂直入射に近いほど位相差の
制御は容易になる。ところが、垂直入射に近付けるため
には、図示のように余分なミラー12aおよび12bが
必要になり、光学系の実装領域が増加してしまう。図1
に示した本発明による光学系構成では、波長分離フィル
タ5は、その位相差が波長λ1 の光束に対して最適にな
るように設定されており、さらにフィルタ面に対して略
45度の角度で光束が入射するため、波長λ2 の光束に
対しては大きな位相差が発生する。しかし、波長分離フ
ィルタ5で発生する位相差量は、製造上の変動を含めて
知ることができるため、その量を考慮して位相板10の
位相差をあらかじめ1/4波長からずらして設定するこ
とは技術的に可能である。従って、位相板10と波長分
離フィルタ5を通過した時点で波長λ2 の光束を円偏光
状態にすることができる。
【0015】なお、図1および図2では外部磁界印加手
段を省略してある。また、本発明の効果は、光源と絞り
込み手段を同一筐体に実装した場合でも、情報記録位置
によって絞り込み手段のみを移動させる、いわゆる、分
離光学系であっても同様に得られる。さらに、光磁気信
号を再生する系の位相差をさらに低減させるために、図
1の光学系構成に加えて、偏光ビームスプリッタ4aと
波長分離フィルタ5の間に、別の位相板を挿入してもよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複数の波長を用いた光
磁気ディスク用光ヘッドにおいて、光束合成用波長フィ
ルタへの光束入射角度が略45度であっても、位相差制
御を容易に行なうことができ、光ヘッドの小型化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ヘッドの構成を示す説明図。
【図2】従来技術による光ヘッドの構成を示す説明図。
【符号の説明】
1a…光源、2a…コリメートレンズ、3a…ビーム整
形光学系、4a…偏光ビームスプリッタ、5…波長分離
フィルタ、6…アクチュエータ、7…絞り込みレンズ、
8…情報記録媒体、9a,9b…絞り込みスポット、1
0…位相板、11a,11b…信号検出光学系。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−134740(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105 G11B 7/135

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光源と、該第1の光源とは異なる波
    長の第2の光源と、 上記第1の光源及び上記第2の光源からの出射光束を絞
    り込む光学系と、 上記第1の光源及び上記第2の光源からの出射光束を合
    成し、上記第1の光源の出射光束の波長に対する位相差
    が最小となるように設定された波長フィルタと、上記第
    2の光源と上記波長フィルタとの間に設けられ、上記波
    長フィルタを経由した上記第2の光源の出射光束の位相
    が出射直後の光束の位相に対して略1/4波長の位相差
    を有する光束を形成する波長板と、を有することを特徴
    とする光ヘッド。
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