JP2805643B2 - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JP2805643B2 JP1225318A JP22531889A JP2805643B2 JP 2805643 B2 JP2805643 B2 JP 2805643B2 JP 1225318 A JP1225318 A JP 1225318A JP 22531889 A JP22531889 A JP 22531889A JP 2805643 B2 JP2805643 B2 JP 2805643B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録媒体に記録されている記録信号を再生
する信号再生装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明にかかる信号再生装置は、記録媒体から得られ
た再生信号のエッジを検出し、この検出信号を同期化ク
ロック信号でアナログ−デジタル変換し、このアナログ
−デジタル変換した現在のサンプル出力信号と該現在の
サンプル出力信号の前のサンプル出力信号との差分をと
り、この差分出力の絶対値を比較手段により所定の閾値
と比較して2値化して出力することにより、S/N特性を
劣化させることなく正確な出力データを得ることがで
き、DCフリーでない変換波形にも対応することができ、
全ての動作をデジタル処理できるため無調整化,集積化
が可能となる。
〔従来の技術〕
従来、例えば光記録媒体や磁気記録媒体等の記録媒体
において、高密度記録を行う場合には、いわゆるNRZI記
録等のエッジ記録が多く用いられる。
このエッジ記録の一種であるNRZI記録は、第6図
(a)に示すようなデジタルデータ中“1"の中間で第6
図(b)のRF(高周波)信号に示すように波形が反転す
るように記録されるもので、波形中の“L"(ローレベ
ル)→“H"(ハイレベル)へのエッジ部分、あるいは
“H"→“L"へのエッジ部分が情報を持っている。
このようなエッジ記録のされた磁気記録媒体から記録
信号を磁気記録再生する場合においては、再生波形は、
例えばトランス形ヘッドにより微分されて再生される。
これに対して、例えば光磁気記録媒体等の光記録媒体
から上記エッジ記録された信号を再生する場合には、DC
(直流)成分まで忠実に再生されるため、上記第6図
(b)に示したような波形でRF信号が出力される。
このような再生RF信号から、元のデータ列をデコード
(復号)する場合、従来の信号再生装置においては、再
生RF信号に(b)の点線で示すようなDC的な所定レベル
の閾値を設けてレベル弁別した後、エッジを検出して
“1"を求めることにより、第6図(c)に示すような復
号データ列(NRZ表示)を得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記再生RF信号に対して、例えば第6
図の(d)に示すように、いわゆる直流変動が乗った場
合には、上記閾値が所定のレベルに固定されているため
正確なエッジ検出が行えなくなる。これを解決するに
は、例えば再生RF信号のエンベロープを検出し、周波数
弁別して、それに対応して上記閾値のレベルが変化する
ような処理等が必要となり、アナログ回路の規模が増え
てしまう。
また、他の従来の信号再生装置として、上記第6図
(b)に示すような再生RF信号を2回微分し、そのゼロ
クロス点を検出してエッジを検出するようなものも知ら
れているが、一般に微分処理は不必要な高域のノイズ成
分を持ち上げ易く、この微分処理を2度も行うためS/N
特性を劣化させてしまう。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、ア
ナログ回路の規模を増やすことなく簡単な回路構成で達
成でき、S/N特性を劣化させることのなく正確な再生デ
ータ信号を出力できるような信号再生装置の提供を目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る信号再生装置は、記録媒体にエッジ記録
された信号を再生する信号再生装置において、上記記録
媒体に記録された同期信号を検出し、この同期信号を分
周することによって同期化クロック信号を再生するクロ
ック再生手段と、上記クロック再生手段からの同期化ク
ロック信号により上記記録媒体からの信号をサンプリン
グし、このサンプリングされた信号をアナログ−デジタ
ル変換するアナログ−デジタル変換手段と、上記アナロ
グ−デジタル変換手段からの出力信号の1サンプル遅延
出力間の差分を出力する差分出力手段と、上記差分出力
手段からの出力信号を所定の閾値と比較して上記記録媒
体から再生された信号を2値化する比較手段とを有する
ことを特徴として上述の課題を解決する。
〔作 用〕
本発明にかかる信号再生装置は、RF信号を同期化クロ
ック信号によりサンプリングし1サンプル毎に差分出力
を得て、この差分出力の絶対値を比較手段で2値化して
出力するため、上記RF信号のDC成分に近い成分による外
乱及び変動があり検出位置がずれてしまってもS/N特性
を劣化させることなく、正確な再生データ信号を出力す
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る信号再生装置の一実施例について
第1図を参照しながら説明する。
第1図は信号再生装置のブロック図であり、この第1
図の入力端子1を介して、例えば光磁気記録媒体から読
み取られた再生RF(高周波)信号がA−D(アナログ−
デジタル)変換器2に供給されている。このA−D変換
器2には、上記光磁気記録媒体に記録されている同期化
クロック信号を読み取って供給する同期化クロック発生
回路3からの同期化クロック信号が供給されている。
A−D変換器2からの出力信号は、加算器5及び1サ
ンプル遅延回路4に供給され、該遅延回路4に供給され
た信号は、直接加算器5に供給された信号よりも1サン
プル分遅延されて加算器5に減算入力として供給され
る。
加算器5からの出力信号は、比較器6に供給される。
この比較器6には閾値出力回路7からの所定のレベルの
閾値が供給されており、該比較器6の出力信号は出力端
子8を介して出力される。
第2図に光磁気記録媒体の任意のトラックの記録形態
を概略的に示す。
この第2図は、外部同期方式の一種であるサンプルサ
ーボ方式の記録形態を概略的に示すものであり、(a)
に示すように、例えば4バイト分のサーボ領域11と21バ
イト分のデータ領域12とが順に配列されている。すなわ
ち、(a)に示すサーボ領域11は、(b)に示すように
トラック中心に設けられた同期をとるための同期クロッ
クピット13と、トラッキングをとるためにトラック中心
から互いに逆の側の外れて設けられたサーボピット14a
及び14bとから成っている。そして、サーボ領域11とサ
ーボ領域11との間にデータ領域12が形成されている。な
お、サーボ領域11を2バイト、データ領域12を16バイト
とするフォーマットも知られている。
データ領域12へのデータ信号の書き込み方としては、
上記同期クロックピット13を検出して、該同期クロック
ピット13と同期クロックピット13との間に、例えば同期
化クロック信号の周期をTとしたときに200T分の同期化
クロック信号を発生させ、このクロック毎にデータ領域
12にデータ信号の書き込みが行われる。
第3図に、上記200T分の同期化クロック信号を発生す
る第1図に示した同期化クロック発生回路3の具体的な
構成を示すブロック図を示す。
この第3図において同期化クロック発生回路3は、い
わゆるPLL(フェーズロック・ループ)の構成をしてお
り、上記同期クロックピット13を検出した検出信号は、
入力端子16を介して位相比較回路17に供給される。位相
比較回路17には、VCO(電圧制御発振器)19からの出力
信号の周波数を1/200に分周する分周回路20からの出力
信号が供給されており、位相比較回路17は、上記検出信
号と分周回路20からの出力信号との位相を比較して、そ
の比較結果を出力する。この位相比較出力は、LPF(ロ
ーパスフィルタ)を介すことにより高域の雑音がカット
され、VCO19から同期化クロック信号として出力され
る。この同期化クロック信号は出力端子21を介して取り
出される。
なお、この同期化クロック信号は、上記光磁気記録媒
体へのデータ信号の書き込み以外にも、該光磁気記録媒
体からのデータ信号の読み出しにも用いることができ
る。
次に第1図に示した本発明に係る信号再生装置の実施
例の動作説明をする。
先ず、第4図(a)に示すようなデータ列が上述の同
期化クロック信号に基づいてNRZI記録される際のデータ
信号は、第4図(b)のようになり、これが光磁気記録
媒体に書き込まれ読み出されることにより、第4図
(c)に示すような再生RF信号となって第1図の入力端
子1に供給される。
この再生RF信号は、A−D変換器2に供給され、A−
D変換器2は、第4図(d)に示す上記同期化クロック
信号の、例えば各パルスのエッジで(c)のRF信号をサ
ンプリングし、このサンプリングしたサンプルデータ信
号をアナログ−デジタル変換して(e)に示すようなデ
ジタル値、例えば8ビットデジタル値の場合には0〜25
5の値の信号となし、このデジタルデータ信号を加算器
(実質的には減算器)5及び遅延回路4に供給する。遅
延回路4に供給されたサンプルデータ信号は、例えば上
記1サンプル分遅延され、加算器5に供給される。
加算器5は、直接供給されたサンプルデータ信号と、
上記1サンプル分遅延されたサンプルデータ信号、すな
わち、現在のサンプルデータ信号と1サンプル前のサン
プルデータ信号とを減算してその差分(の絶対値)をと
り、これを(f)に示すような差分信号として比較器6
に供給する。
比較器6は供給される差分(の絶対値)出力を検出
し、この差分出力を、閾値出力回路7から供給される
(g)の点線で示すような閾値、例えば上記再生RF信号
の変化量の略々半分位のレベル(8ビットの場合127)
でレベル弁別する。そして、上差分出力のレベルが上記
閾値より高いとき“1"を出力し、該閾値以下のとき“0"
を出力する。これによって、(h)に示すように、元の
記録データ通りの0010110の再生データ信号を出力する
ことができる。
このような、本実施例の信号再生装置を上記同期化ク
ロック信号を15.12MHzとして試作実験した結果、第5図
に示すように上記第1図に示すA−D変換器2からの出
力信号であるサンプルデータ信号A及び加算器5からの
出力信号である差分信号Bの周波数特性、B/Aの周波数
特性は、一定の同期化クロック信号による演算のため、
高域のノイズ成分を持ち上げることなく非常に安定する
結果を得た。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る信号再
生装置は、入力される記録媒体からのRF信号を、同期化
クロック信号によりサンプリングし、このサンプリング
した現在のサンプルデータと、1サンプル前のサンプル
データ信号との差分を求め、該差分出力(の絶対値)を
2値化して出力しているため、正確な再生データ信号を
出力することができ、このような信号処理を全てデジタ
ル処理で行えるため、該処理機器の調整が無用で、且つ
集積化が可能となり、従来のように2回微分等のアナロ
グ処理をしないため、高域のノイズ成分を持ち上げるこ
となくS/Nの点で改善され、DCフリーでない変調波形に
対しても対応が可能となる。
また、一般にいわれるサンプリングレートはナイキス
ト定理により信号帯域の2倍以上とされているが、上述
のように同期化クロック信号でサンプリングを行うこと
により2倍以下(1倍)とすることができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る信号再生装置によれば、記録媒体に記録
された同期信号を検出し、この同期信号を分周すること
によって再生された同期化クロック信号により、該記録
媒体からの再生信号をアナログ−デジタル変換手段にお
いてサンプリングし、このサンプリングした現在のサン
プル出力信号と、前のサンプル出力信号との差分を得、
該差分信号を2値化して出力することにより、高域のノ
イズ成分を持ち上げることなく正確な再生データ信号を
出力することができ、DCフリーでない変調波形に対して
も対応が可能となり、このような信号処理を全てデジタ
ル処理で行えるため、該処理機器の調整が無用、且つ集
積化が可能となる。また、記録媒体に記録された同期信
号に基づいて同期化クロック信号を生成し、この同期化
クロック信号に基づいて記録媒体からの信号をサンプリ
ングしているため、安定した再生データを出力できる。
また、一般にいわれるサンプリングレートはナイキス
ト定理により信号帯域の2倍以上とされているが、上述
のように同期化クロック信号でサンプリングを行うこと
により2倍以下(1倍)とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる信号再生装置の実施例のブロッ
ク図、第2図は光磁気記録媒体の記録形態の一例を示す
図、第3図は実施例の同期化クロック発生回路回路の一
例を示すブロック図、第4図は実施例のタイムチャー
ト、第5図は実施例の周波数特性を示す特性図である。 第6図は従来の信号再生装置のタイムチャートである。 1……入力端子 2……A−D変換器 3……同期化クロック発生回路 4……遅延回路 5……加算器 6……比較器 7……閾値出力回路 8……出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体にエッジ記録された信号を再生す
    る信号再生装置において、 上記記録媒体に記録された同期信号を検出し、この同期
    信号を分周することによって同期化クロック信号を再生
    するクロック再生手段と、 上記クロック再生手段からの同期化クロック信号により
    上記記録媒体からの信号をサンプリングし、このサンプ
    リングされた信号をアナログ−デジタル変換するアナロ
    グ−デジタル変換手段と、 上記アナログ−デジタル変換手段からの出力信号の1サ
    ンプル遅延出力間の差分を出力する差分出力手段と、 上記差分出力手段からの出力信号を所定の閾値と比較し
    て上記記録媒体から再生された信号を2値化する比較手
    段とを有すること を特徴とする信号再生装置。
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