JPH0778422A - クロック抽出回路 - Google Patents

クロック抽出回路

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Publication number
JPH0778422A
JPH0778422A JP5226243A JP22624393A JPH0778422A JP H0778422 A JPH0778422 A JP H0778422A JP 5226243 A JP5226243 A JP 5226243A JP 22624393 A JP22624393 A JP 22624393A JP H0778422 A JPH0778422 A JP H0778422A
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JP
Japan
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clock
signal
digital
zero
extraction circuit
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Withdrawn
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JP5226243A
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English (en)
Inventor
Masakazu Taguchi
雅一 田口
Haruhiko Izumi
晴彦 和泉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体からの再生信号より復調用のクロッ
ク信号を抽出するクロック抽出回路に関し、入力再生信
号より確実にクロックの抽出が行なえると共にLSI化
が容易に行ない得るクロック抽出回路を提供することを
目的とする。 【構成】 A/D変換器30からのA/D変換後のディ
ジタル信号が供給され、データに応じてゼロクロス点を
検出すると共にディレイ設定値を演算するゼロクロス検
出演算部34と、ゼロクロス演算部34により演算され
たディレイ設定値に応じてサンプルクロックを遅延させ
るディジタルディレイライン35と、ゼロクロス時のデ
ィジタルディレイライン35により遅延されたサンプル
クロックを抽出するアンドゲート36と、アンドゲート
36により抽出された信号に応じて出力クロック信号の
位相を制御するディジタルPLL回路33とより構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック抽出回路に係
り、特に、記録媒体からの再生信号より復調用のクロッ
クを抽出するクロック抽出回路に関する。
【0002】光磁気ディスク装置は大容量、可換性、高
信頼性等の理由によりイメージ情報の記録再生からコン
ピュータ用のファイル装置などとして市場が急速に拡大
している。
【0003】このような、光磁気ディスク装置では情報
を高密度で、かつ、信頼性高く記録再生するためにパー
シャルレスポンス方式と最尤復号方式とを組み合わせた
信号処理が実行されている。これらの信号処理ではクロ
ックの同期が重要な課題とされていた。
【0004】
【従来の技術】図11に光ディスク装置の記録系のブロ
ック図を示す。ディスクに記録しようとする記録データ
R はまず走長制限変調器11に供給される。走長制限
変調器11は記録データDR を例えば1/7変調により
走長制限されたデータとして出力し、PR(Parti
al Response)変調プリコーダ12に供給す
る。
【0005】PR変調プリコーダ12は走長制限変調器
11から供給されデータにさらにPR方式による変調を
かける。PR変調プリコーダ12で変調がかけられたデ
ータはLD駆動器13に供給される。
【0006】LD駆動器13はPR変調プリコーダ12
からのデータに応じた駆動信号を生成し、光学ヘッド1
4に供給する。光学ヘッド14はLD駆動器13からの
駆動信号に応じて内蔵されたレーザダイオードが発光
し、発光された駆動信号に応じたレーザ光を光ディスク
15に記録光として照射する。
【0007】光ディスク15はスピンドルモータ16に
より回転し、また、光学ヘッド14は矢印A方向に移動
しつつ、光ディスク15に記録光を照射する。このた
め、光ディスク15には記録光により回転軸を中心とし
た同心円又はらせん状に配列された記録ピットが形成さ
れる。この記録ピットは追記型光ディスクや相変化光デ
ィスクではエンボスピットとして形成され、光磁気ディ
スクでは磁区でピットが形成される。
【0008】図12に記録系の動作説明図を示す。図1
2(A)に記録しようとするデータの配列を2値(0,
1)で示している。データDR は走長制限変調器11に
より同一の値が一定数以上連続しないように走長制限さ
れた図12(B)に示すような2値のデータ配列に変調
される。走長制限変調されたデータはさらにPR変調プ
リコーダ12でコーディングされ、図12(C)に示す
ような2値のデータ配列とされる。
【0009】PR変調されたデータはLD駆動器13に
より2値データが‘0’のときロー、‘1’のときハイ
レベルとなる図12(D)に示すような駆動パルス信号
とされる。駆動パルス信号は光学ヘッド14に供給さ
れ、光学ヘッド14は駆動パルス信号がハイレベルのと
きに光ディスク15に記録光を照射し、ローレベルのと
きには記録光の照射をオフする。
【0010】光ディスク15には記録光が照射されたと
きにピットが形成されるため、図12(D)に示す駆動
パルス信号により図12(E)に示すようなピットが形
成される。
【0011】図13に従来の光ディスクの再生系のブロ
ック構成図を示す。光ディスク15は記録系による情報
記録時と同様にスピンドルモータ16により回転され
る。光ディスク15には光学ヘッド17より再生光が照
射される。
【0012】光学ヘッド17は再生光発生用のレーザダ
イオード及び光ディスク15からの反射光を検出するた
めのフォトディテクタが内蔵されており、光ディスク1
5からの反射光により光ディスク15に再生光の焦点を
合わせるためのフォーカスサーボ動作及び光ディスク1
5に形成されたピット列に再生光をトレースさせるため
のトラッキングサーボ動作を行ないつつ、反射光を検出
する。反射光はピットの有無により位相が変移される。
光学ヘッドは反射光と再生光とを重ね合わせることによ
りピットの有無に応じて明るさが変わる光を得、フォト
ディテクタにより電気信号に変換する。
【0013】光学ヘッド17で得られたピットに応じた
再生信号はアンプ回路18に供給される。アンプ回路1
8は光学ヘッド17から供給された再生信号を増幅し、
波形整形回路19に供給する。波形整形回路19はロー
パスフィルタ、イコライザ等よりなりアンプ回路18か
らの信号を波形整形して出力する。
【0014】波形整形回路19の出力信号はA/D(ア
ナログ/ディジタル)変換器20に供給される。A/D
変換器20は波形整形回路19の出力信号をディジタル
信号に変換する。
【0015】このとき、A/D変換器20は異なる2値
のスライスレベルにより変換を行ない、波形整形回路1
9の出力信号が第1のスライスレベルより大きい場合に
は10進表示で‘2’とされ、第1のスライスレベルと
第2のスライスレベルとの間のときには10進表示で
‘1’、第2のスライスレベルより小さい場合には10
進表示で‘0’に変換する。
【0016】A/D変換器20で変換されたディジタル
信号は最尤復号器21に供給される。最尤復号器21は
供給されたディジタル信号をPR変調前のデータに復号
する。
【0017】最尤復号器21では復号信号をクロック毎
に一定数ずつ蓄積しつつ、クロック毎に順次復号してい
く。
【0018】このため、A/D変換器20の出力ディジ
タル信号との同期が特に重要とされている。最尤復号器
21で復号されたデータは記録系で走長制限変調されて
いるため、元のデータに復元するためにさらに走長制限
復調器22に供給され、復調される。
【0019】このとき、A/D変換器20、最尤復号器
21、走長制限復調器22は互いに同期して動作させる
必要があり、また、再生信号に同期して動作させる必要
がある。このため、PLL(Phase Locked
Loop)回路を用いたクロック発生手段23により
クロック信号を生成し、A/D変換器20、最尤復号器
21、走長制限復調器22等に供給している。
【0020】クロック発生手段23はスライス検出器2
4及びPLL回路25よりなる。スライス検出器24は
波形整形回路19の出力信号をスライスレベルと比較
し、出力復号レベルがスライスレベル以上にあるときは
ハイレベル、以下のレベルときにはローレベルとなる検
出信号を出力する。図14にスライス検出器24の動作
波形図を示す。図14に示すように波形整形回路の出力
信号aのレベルがスライスレベルより小さいとき検出信
号はローレベルとなり、また、出力信号aのレベルがス
ライスレベルより大きいときには検出信号はハイレベル
となり、ローレベルからハイレベルまたはハイレベルか
らローレベルへの変化点を検出信号とするスライス検出
器24で検出された検出信号はPLL回路25に比較用
信号として供給される。
【0021】PLL回路25は位相比較器26、ローパ
スフィルタ27、電圧制御発振器(VCO)28より構
成されている。スライス検出器24の出力検出信号は位
相比較器26に供給される。位相比較器26にはスライ
ス検出器24の出力検出信号とA/D変換器20、最尤
復号器21、走長制限復調器22に供給されるクロック
信号とが供給され、その位相を比較し、位相差に応じた
レベルの信号を出力する。
【0022】位相比較器26の出力信号はローパスフィ
ルタ27を介して不要成分が除去された後、電圧制御発
振器28に供給される。電圧制御発振器28は位相比較
器26から供給される信号に応じた発振周波数の発振信
号を出力する。電圧制御発振器28の出力発振信号はク
ロック信号として、A/D変換器20、最尤復号器2
1、走長制限復調器22等に供給されると共に、同期を
とるために位相比較器26に供給される。A/D変換器
20、最尤復号器21、走長制限復調器22等は供給さ
れたクロック信号に応じて同期して動作する。
【0023】図15に再生系の動作説明図を示す。光デ
ィスク15上に図15(A)に示すようなピットが前述
した記録系により形成されている場合、光学ヘッドによ
る信号aのピットの再生波形は図15(B)に示すよう
になる。
【0024】図15(B)に示す再生信号aをA/D変
換器20により図15(C)に示すようにクロックに同
期してサンプリングしてA/D変換し、図15(D)に
示すような3値(0,1,2)より変換データ配列を得
る。図15(D)に示す3値よりなる変換データは最尤
復号器21に供給され、2値のデータに復号され、図1
5(E)に示すような記録系でPR変調をかける前のデ
ータ図15(B)に復号される。このとき、最尤復号器
21からは実際は図15(F)に示すような立ち上がり
が‘1’に対応するパルス信号よりなるローデータが出
力される。
【0025】ローデータは復調器22により図15
(G)にPLL回路25の出力発振信号となるクロック
信号により図15(H)に示すようなクロック信号に同
期し、立ち上がり及び立ち下がりが‘1’に対応する同
期データとされた後、1/7復調され、図15(I)に
示すような記録前のデータに復元され、出力される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
種の信号処理で用いられるクロック抽出回路ではA/D
変換前の信号をスライスレベルでスライス検出し、位相
比較用の信号としてPLLに供給しているため、高記録
密度化に伴い、記録時の熱干渉や再生時の波形干渉によ
り再生信号の振幅が小さくなった場合、スライスレベル
での検出が困難となってしまい、また、クロック抽出の
ためにアナログ信号処理が必要となるため、他の回路と
共に1つのLSIに搭載することが困難である等の問題
点があった。
【0027】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、入力信号より確実にクロックの抽出が行なえると共
にLSI化が容易に行ない得るクロック抽出回路を提供
することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。ディジタル−アナログ変換手段1は入力アナログ
信号Ainをディジタル信号Dに変換する。
【0029】クロック発生手段2はクロック信号を発生
する。制御手段3はアナログ−ディジタル変換手段によ
り変換されたディジタル信号とクロック発生手段2で発
生したクロック信号とが供給され、供給されたディジタ
ル信号とクロック信号との位相差を比較し、その比較結
果に応じて前記クロック発生手段2の発生クロックがア
ナログ−ディジタル変換手段の変換ディジタル信号に同
期するようにクロック発生手段2を制御する。
【0030】
【作用】本発明によれば、アナログ−ディジタル変換手
段により変換されたディジタル信号に基づいて、ディジ
タル信号に同期したクロック信号を得ているため、ディ
ジタル信号に同期したクロックが確実に得られる。
【0031】また、ディジタル信号に基づいてクロック
発生を制御できるため、ディジタル化が行ないやすく他
のディジタル処理回路と共にLSI化が行ない得る。
【0032】
【実施例】図2に本発明の第1実施例のブロック構成図
を示す。同図中、図13と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明は省略する。
【0033】本実施例は図13とはクロック発生手段2
3の構成が異なるものである。本実施例のA/D変換器
30は波形整形回路19から供給された再生信号をその
レベルに応じたディジタル信号dn に変換する。クロッ
ク発生手段31はクロック抽出回路32、及びディジタ
ルPLL回路33より構成され、A/D変換器20の変
換信号によりクロックの同期がとられる。
【0034】図3にクロック抽出回路32の構成図を示
す。クロック抽出回路32はゼロクロス検出演算部3
4、ディジタルディレイライン35、アンドゲート36
より構成される。ゼロクロス検出演算部34にはA/D
変換器30の変換信号dn が供給される。ゼロクロス検
出演算部34A/D変換器30から供給された変換信号
に基づいて後述する処理を行ない、ディレイ設定値及び
ゼロクロス検出信号を生成する。
【0035】図4にゼロクロス検出演算部34の動作説
明図を示す。ゼロクロス検出演算部34ではまず、A/
D変換器20より今回の変換データdn を取り込むと共
に、内部に保持されていた前回の変換データdn-1 を取
り込む(ステップS1−1)。
【0036】次に、dn とdn-1 との和Cn=dn +d
n-1 を求める(ステップS1−2)次にステップS1−
2で求めたCn とステップS1−1で取り込んだdn
びd n-1 とから、 (|Cn |<|dn |)and(|Cn |<dn-1 |) ・・・(1) を求める(ステップS1−3)。
【0037】ステップS1−3で式(1)を満足すれば
ハイレベルを出力し、満足しなければローレベルを出力
する(ステップS1−4)。ステップS1−1〜S1−
4をくり返すことによりゼロクロス検出信号が生成され
る。
【0038】ステップS1−2,S1−3ではデータd
n ,dn-1 がゼロ点をクロスしていれば、データdn
n-1 は互いに正負が反対になり、その和Cn は小さい
値になるであろうから、式(1)を満足すればゼロクロ
スが行なわれたとしてハイレベル信号を出力する。ゼロ
クロス検出信号はゼロクロス点を含むサンプリング期間
ハイレベルとなる信号でゼロクロス点検出に用いられ
る。
【0039】また、ステップS1−1で取り込まれたデ
ータdn −dn-1 はディレイ設定値算出用ステップS1
−5に供給され、ディレイ設定値算出に用いられる。
【0040】ディレイ設定値算出用ステップS1−5で
はまず、fn =|dn −dn-1 |を求める(ステップS
1−6)。次に|dn-1 /fn |を求め、この値をディ
レイ設定値とする(ステップS1−7)。
【0041】なお、ゼロクロス検出信号及びディレイ設
定値は他の演算方法によっても求めることができる。
【0042】図5に、ゼロクロス検出演算部34の変形
例の動作説明図を示す。
【0043】まず、A/D変換器30より今回のデータ
n を取り込むと共に、ゼロクロス検出演算部34の内
部に保持された前回のデータdn-1 を取り込む(ステッ
プS2−1)。次にen =dn ×dn-1 を求める(ステ
ップS2−2)。
【0044】次にステップS2−2で求めたen がen
≦0の条件を満たすか否かが判断される(ステップS2
−3)。ステップS2−3でen ≦0のときはハイレベ
ルを出力し、en >0のときはローレベルを出力し、ゼ
ロクロス検出信号を生成する(ステップS2−4)。
【0045】本変形例ではステップS2−2,S2−3
によりdn ×dn-1 を求め、その値が正か負かを判断す
ることによりゼロクロスを検出している。つまり、ゼロ
クロスした場合、dn ,dn-1 のどちらか一方が負、他
方が正となるため、その積が負であれば、ゼロクロスし
たと判断できる。
【0046】また、ディレイ設定値は図4と同様にfn
=dn −dn-1 を求め(ステップS2−6)、fn 及び
n-1 より|dn-1 /fn |を求め(ステップS2−
7)、ディレイ設定値としている。
【0047】図4又は図5に示す演算により、ゼロクロ
ス検出演算部34で生成されたディレイ設定値はディジ
タルディレイライン35に供給される。ゼロクロス検出
信号はアンドゲート36に供給され、ディジタルディレ
イライン35にはゼロクロス検出演算部34からのディ
レイ設定値の他にA/D変換器30、最尤復号器21、
復調器22等に供給されるクロックがサンプルクロック
として供給され、ディレイ設定値に応じてサンプルクロ
ックを遅延させて、アンドゲート36に供給する。
【0048】図6にディジタルディレイライン35の構
成図を示す。ディジタルディレイライン35は複数のデ
ィレイラインDL1 〜DLn 及びマルチプレクサ37等
よりなる。ディレイラインDL1 〜DLn は夫々偶数個
のインバータ38より構成される。ディレイラインDL
1 はインバータ38が2個直列に接続され、ディレイラ
インDL2 はインバータ38が4個直列に接続され、デ
ィレイラインDL3 はインバータ38が6個直列に接続
され、ディレイラインDLn はインバータ38が2n個
直列に接続されている。
【0049】ディレイラインDL1 〜DLn には夫々サ
ンプルクロックが供給され、サンプルクロックをインバ
ータ38の個数に応じた遅延量だけ遅延させる。ディレ
イラインDL1 〜DLn の出力はマルチプレクサ37に
接続されている。マルチプレクサ37にはディレイ設定
値が供給され、ディレイ設定値に応じて複数のディレイ
ラインDL1 〜DLn より一のディレイラインを選択
し、選択されたディレイラインにより遅延されたサンプ
ルクロックを出力する。
【0050】なお、ディジタルディレイラインは他の方
法によっても形成することができる。
【0051】ディジタルディレイライン35によりディ
レイ設定値に応じて遅延されたサンプルクロックが得ら
れる。ディジタルディレイライン35の出力はアンドゲ
ート36に供給される。
【0052】アンドゲート36はディジタルディレイラ
イン35の出力サンプルクロックをゼロクロス検出演算
部34で生成されたゼロクロス検出信号に応じて出力制
御する。ゼロクロス検出信号がハイレベルのとき、つま
り、ゼロクロス点を含むタイミングで、サンプルクロッ
クを出力する。
【0053】アンドゲート36の出力はPLL引き込み
用(同期用)信号としてディジタルPLL回路33に供
給される。
【0054】図7に本発明の第1実施例の動作説明図を
示す。図7(A)に波形整形回路19の出力再生信号
a、図7(B)にサンプルクロック、図7(C)にゼロ
クロス検出信号、図7(D)にディレイ信号、図7
(E)にPLL同期用信号波形図を示す。
【0055】図7(A)に示す波形整形回路19の出力
再生信号aはA/D変換器30により図7(B)に示す
サンプルクロックの立ち上がり毎(時刻tn-1
n+5 )にサンプリングされ、A/D変換される。A/
D変換器30は基準レベル‘0’を中心レベルとして、
基準レベル‘0’より大きいときには正、小さいときに
は負となるようにディジタル値を決める。このとき、時
刻tn-1 〜tn+5 でサンプリングし、変換されたディジ
タル値をdn-1 〜dn+5 とする。
【0056】時刻tn において取り込まれたディジタル
値dn は正、前回のサンプリング期間で取り込まれたデ
ィジタル値dn-1 は負であるため、図4のステップS1
−3の条件を満たさなくなるため、ローレベルとなり、
時刻tn+1 ではdn 、dn+1は共に正となりその差も殆
どないため、ステップS1−3の条件が満たされ、ハイ
レベルとなり、図7(C)に示すようなゼロクロス検出
信号を得ることができる。
【0057】また、このとき、図4のステップS1−5
で求められるディレイ設定値は図7(A)において(C
1 /(l1 +l2 ))に相当しており、これは、図7
(A)からも明らかなようにサンプリング時間(x+
y)中の時間xの占める割合に相当しており、時間xだ
け図7(B)のサンプリングクロックをディレイさせ
る。
【0058】各サンプリング時刻tn-1 〜tn+5 で以上
の演算を行なうことにより図7(D)に示すようなディ
レイ信号を得る。これを図7(C)に示すゼロクロス検
出信号でゲートをかけることにより図7(E)に示すよ
うなPLL同期用信号を得る。
【0059】ディジタルPLL回路33は図7(B)に
示すPLL同期用信号に基づいてクロック信号を制御
し、図7(A)でl1 =l2 、x=yとなるようにクロ
ック信号を制御する。
【0060】本実施例によれば、A/D変換後のディジ
タル信号に基づいて同期を取ることができるため、A/
D変換器30以降の信号処理をすべてディジタル信号処
理とすることができ、したがって、クロック発生手段3
1を含めたA/D変換器30、最尤復号器21、復調器
22を1つのLSIで構成することができる。
【0061】また、再生信号の振幅が情報の高密度化に
より小さくなっても、ゼロクロス点の検出に基づいてク
ロックの抽出を行なうことにより確実にクロック信号の
抽出が行なえる。
【0062】図8に本発明の第2実施例のブロック図を
示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0063】本実施例は記録系にPRを用いることな
く、図2の最尤復号器21をディジタルスライス検出器
40で構成したものである。
【0064】図9にディジタルスライス検出器40の動
作説明図を示す。ディジタルスライス検出器40はまず
A/D変換器30よりデータdinを取り込む(ステップ
S3−1)。次に入力データdinの符号判定を行なう
(ステップS3−2)。
【0065】ステップS3−2で、入力データdinが正
なら2進値‘1’、負なら2進値‘0’をd1 に記憶さ
せる(ステップS3−3)。
【0066】ステップS3−3で記憶されたデータd1
及び前回のデータd0 より出力データdout を次の式に
基づいて求める(ステップS3−4)。
【0067】
【数1】
【0068】出力データdout を求めた後、d1 を前回
のデータとしてd0 に代入する(ステップS3−5)。
【0069】式(2)により図9(B)に示すような出
力dout の真理値が得られる。
【0070】以上により光ディスクの再生信号のゼロク
ロス点が得られ、再生データが求められる。
【0071】図10は本発明の第3実施例のブロック図
を示す。同図中、図9と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0072】本実施例は図9の第2実施例においてA/
D変換器30の後にディジタルフィルタやディジタルイ
コライザ等のディジタル処理部41を設けて、ノイズ等
が除去されたディジタル処理部41の出力ディジタルデ
ータをクロック抽出用の信号として用いる。
【0073】本実施例によれば、より正確なクロックの
抽出が可能となる。
【0074】なお、図2に示す第1実施例のA/D変換
器30の後に本実施例の如く、ディジタルフィルタやデ
ィジタルイコライザ等のディジタル処理回路を挿入し、
ディジタル処理回路の出力に基づいてクロック抽出を行
ってもよい。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、A/D変
換後の処理すべき波形に整形された信号を基にクロック
信号の同期を得ているため、処理のための同期が取りや
すく、正確な処理を行ない得、また、ディジタル信号で
の処理が行えるため、他の回路と共にLSI化が行える
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例のクロック抽出回路の構成
図である。
【図4】本発明の第1実施例のゼロクロス検出演算部の
動作説明図である。
【図5】本発明の第1実施例のゼロクロス検出部の変形
例の動作説明図である。
【図6】本発明の第1実施例のディジタルディレイライ
ンの構成図である。
【図7】本発明の第1実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例のディジタルスライス検出
器の動作説明図である。
【図10】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図11】光ディスクの記録系のブロック図である。
【図12】光ディスクの記録系の動作説明図である。
【図13】従来の光ディスクの再生系のブロック図であ
る。
【図14】スライスレベル検出器の動作説明図である。
【図15】従来の光ディスク再生系のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 アナログディジタル変換手段 2 クロック発生手段 3 制御手段 34 ゼロクロス検出演算部 35 ディジタルディレイライン 36 アンドゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力アナログ信号をアナログ−ディジタ
    ル変換手段(1)を用いて変換したディジタル信号に同
    期したクロック信号を抽出するクロック抽出回路におい
    て、 クロック信号を発生するクロック発生手段(2)と、 前記アナログ−ディジタル変換手段(1)により変換さ
    れた前記ディジタル信号と前記クロック発生手段(2)
    で発生された前記クロック信号とが供給され、前記ディ
    ジタル信号と前記クロック信号とを比較し、その比較結
    果に応じて前記クロック発生手段(2)の発生クロック
    信号が前記アナログ−ディジタル変換手段(1)の変換
    ディジタル信号に同期すべく前記クロック発生手段
    (2)を制御する制御手段(3)とを有することを特徴
    とするクロック抽出回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(3)は前記アナログ−デ
    ィジタル変換手段(1)により変換されたディジタル信
    号に基づいてディレイ設定値を算出する演算手段(3
    4)と、 前記演算手段(34)で算出されたディレイ設定値に応
    じて前記クロック発生手段(33)から発生されたクロ
    ック信号を遅延させる遅延手段(38,37)とを有
    し、該遅延手段(38,37)により遅延されたクロッ
    ク信号に応じて前記クロック発生手段(33)を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のクロック抽出回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(3)は前記ディジタル信
    号に基づいてゼロクロス点を検出し、クロック抽出期間
    を抽出するゼロクロス点検出手段(S1−2〜S1−
    4,S2−2〜S2−4)と、前記ゼロクロス点検出手
    段(S1−2〜S1−4,S2−2〜S2−4)で抽出
    されたクロック抽出期間に前記遅延手段(37,38)
    で遅延されたクロック信号を抽出するクロック抽出手段
    (36)とを有することを特徴とする請求項2記載のク
    ロック抽出回路。
  4. 【請求項4】 前記クロック発生手段(2)及び前記制
    御手段(3)はディジタル処理回路よりなることを特徴
    とする請求項1乃至3記載のクロック抽出回路。
  5. 【請求項5】 前記ゼロクロス点検出手段(S1−2〜
    S1−4)は異なる時刻の2値のディジタル値の和とそ
    の2値のディジタル値の大小関係から検出することを特
    徴とする請求項3記載のクロック抽出回路。
  6. 【請求項6】 前記ゼロクロス点検出手段(S2−2〜
    S2−4)は異なる時刻のディジタル値の積と基準値
    (原点)の大小関係から検出することを特徴とする請求
    項3記載のクロック抽出回路。
JP5226243A 1993-09-10 1993-09-10 クロック抽出回路 Withdrawn JPH0778422A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051122A1 (en) * 1999-02-22 2000-08-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Clock generation circuit
US9641113B2 (en) 2014-02-28 2017-05-02 General Electric Company System and method for controlling a power generation system based on PLL errors

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