JP2804784B2 - 通気性防水布の製造方法 - Google Patents

通気性防水布の製造方法

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JP2804784B2 JP1106735A JP10673589A JP2804784B2 JP 2804784 B2 JP2804784 B2 JP 2804784B2 JP 1106735 A JP1106735 A JP 1106735A JP 10673589 A JP10673589 A JP 10673589A JP 2804784 B2 JP2804784 B2 JP 2804784B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は柔軟で嵩高な風合を有した通気性防水布に関
する。
(従来の技術) 近年、極細繊維を用いこれを高密度に製織した所謂高
密度織物が種々提案されている。これら高密度織物は、
繊維間の空隙を雨滴の径よりも少さくできため、防水性
能に優れアウター用途として多用されている。
例えば特開昭57−117647号公報では、ナイロン成分と
ポリエステム成分とを接合したフィブリル化型(分割
型)複合繊維を用いて極細繊維からなる高密度平織物と
なし撥水性、ダウンプルーフ性に優れた織物を得ること
が開示されている。又、特開昭60−39438号公報には揆
水性細繊度マルチフィラメントからなる異収縮混繊糸や
ウーリ加工糸を高密度に編織し、微細凹凸を表面に有す
る揆水性布帛を得ることが開示されている。
一方、本出願人は特開昭61−282449号公報において、
溶解分解型複合繊維を用いて製織後溶解成分を溶解除去
し、柔軟性を有する織物を得ることを提案した。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ナンロンとポリエステムの如く、全く
異種の成分を複合紡糸することは工程様々上な障害があ
り、得られた織物にも染色性の異なる両成分が残留する
ため均一な染色が困難である等取扱上の煩雑さは避けら
れなかった。加えて、複合糸を単に各成分に分割するだ
けでは織物に充分な柔軟性を与えることはできなかっ
た。
又、細織度フィラメントを異収縮混繊糸となすもの
は、高密度化しようとすると風合が粗硬となり易く、ウ
ーリ加工によるものは、バルキー性があるため高密度化
に限界があり、高度な耐水性は得られなかった。
更に、溶解分解型複合繊維を用いた布帛は柔軟な風合
を得るためには極めて適しているが溶解処理により布帛
が減量され間隙が生じるため高密度化の目的とは相反
し、充分な耐水圧・撥水性を得ることはできなかった。
本発明は前記の如き問題点を解決するものであって、
柔軟な風合を得るため溶解分解型複合糸を用いながら尚
且つ充分な耐水圧・揆水性、更には嵩高性を兼備えた通
気性防水布を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は、共重合ポリエステル又はポリエチレン
を易溶解性重合体とした溶解速度差を有する複数種の高
分子重合を接合してなり、易溶解成分の少なくとも一部
は表面に露出し、難溶解成分の分割後の繊度0.5デニー
ル以下である溶解分割型複合フィラメントを仮撚加工し
て緯糸に用い、沸水収縮率15%以上の高収縮共重合ポリ
エステルフィラメントを経糸に用いてカバーファクター
1500以上の織物を製織した後、該織物に溶剤に付与して
易溶解成分を溶解除去する処理と、経方向に10%以上収
縮せしめる処理とを施すことを特徴とする通気性防水布
の製造方法である。
本発明に係る通気性防水布は経糸に極細フィラメント
を経糸に共重合収縮ポリエステルフィラメントを用いた
高密度織物である。高密度化の程度は公知の高密度織物
と同様でよく、例えば で示されるカパーファクターの経緯方向の和で2000以上
程度でよい。又、織物組織等も特徴に限定されないが、
柔軟性・嵩高性のバランスを考慮すれば平織組織が一般
的である。更に、極細フィンラメントの端子制度も公知
の高密度織物で用いられる如く、0.5デニール、好まし
くは0.3デニール以下のものを用いる。該繊度を超える
と高密度化しても緻密な構造が得られず、柔軟性も損な
われる。
本通気性防水布にとって重要なことは、該極細フィラ
メントが仮撚加工を施こされていることである。仮撚加
工が施こされていることにより、該極細フィラメントは
各単糸が不規則に絡み合った形状となり、微細構造の形
成、嵩高性の現出をなす。このような形状は、本通気性
防水布表面を電子顕微鏡等で観察して緯糸の形状を見る
と、各単糸から平行に揃った状態ではなく、異なった方
向に位置しいることから明らかである。(第3,4図参
照) 加えて、本通気性防糸布にとって重要なことは経糸が
共重合高収縮ポリエステルフィタメントからなることで
ある。共重合ポリエステルは熱収縮性に優れ、特にイソ
フタル酸を5〜10mol%程度共重合したポリエチレンテ
レフタレートを紡糸そて得られた延伸糸は沸水収縮率が
20%以上もあり本発明には好ましい。
かかる本通気性紡糸布は、耐水性において 400〜800mmH2O/cm2(JIS L1092A法)、通気性において
0.5〜6.0cc/cm2/sec(JIS L 1096A法)の値を示すも
のである。
以下、本通気性防水布を得る方法について説明する。
本発明で用いる溶解分解型複合繊維としては、溶解速
度差を有する複数種の高分子重合体を接合したもので、
かかる高分子重合体としては、例えばポリエチレンテレ
フタレートやポリアミド等の繊維形成性高分子重合体
と、ポリエチレングリコール及び/又は5・スルホイソ
フタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート、ポ
リスチレン等の易溶解性重合体との組合せ等公知の溶解
分割型複合繊維の組合せが用い得る。
又、かかる複数種の高分子重合体は易溶解成分の少な
くとも一部が表面に露出し、后次の溶解処理時に溶剤と
接触し易くする必要がある。かかる易溶解成分は10〜30
%の重量比率で難溶解成分(繊維形成性成分)と接合さ
れているものが好ましく、10%未満では除去除去処理を
施しても、充分な柔軟性が得られないことがあり、30%
を超えると溶出成分が多く、目的とする高密度化が得ら
れず、耐水圧が低下することがある。又、難溶解成分は
前述の如く、溶解時に0.5以下の細繊度となるよう接合
する。
このような複合繊維としては、例えば第1図に横断面
模式図を示した如き放射形状の易溶解成分(1)と該放
射状部を補完する溶解成分(2)とからなるもの、中空
部(3)を有するもの、第2図(A)(B)に示す如
き、中心部に芯セグメント(4)を有しこれを取り囲む
花弁状セグメント(5)(5)との間に易溶解成分(1)
(1)が位置するもの等が挙げられ何れも用い得るが、特
に織物のふくらみ・嵩高性が得られ又、極細繊維を移動
が容易でひっかき傷所謂チョークマークが短時間で消え
易い第2図(a)(B)に示す如き形状のものが好まし
い。この場合花弁状セグメント(5)の個数は6個以上
好ましくは8〜16個程度か好ましく、又、第2図(A)
に示した如く、膨みのある扇形が好ましい。更に、芯セ
グメント(4)と花弁状セグメント(5)の繊度比は3/
1〜1/1が好ましい。
一方、本発明で用いる高収縮共重合ポリエステルと
は、沸水収縮率を15%以上有するものでこのような収縮
性能を有するものとしては、前述の如く共重合ポリエス
テル、特にイソフタル酸を5〜10mol%程度共重合した
ポリエチレンテレフタレートが好ましい。又、マルチフ
ィラメントの繊度は50〜100デニール、単糸繊度は1〜
3デニールが好ましい。かかるイソフタル酸共重合ポリ
エステルフィラメンの製造方法について一例を述べる
と、該共重合ポリエステルを加熱溶融して、0.2〜0.4mm
のオリフィスより紡出し、1000m〜2000m/分で巻取り、
次いで80℃前後のホットローラーで加熱しなから2.5〜
3.5倍に延伸して得られる。ポリエチレンテレフタレー
トをかかる工程で製造する場合、寸法安定性を得る為に
140〜160℃でヒートセットするが、本発明に使用する場
合は、ヒートセットを実施しないものが好ましく、かか
る如くすれば、沸水収縮率15%以上のフィラメントは容
易に得られる。
かかる高収縮共重合ポリエステルはこれを経糸に、前
記溶解分割型複合繊維を緯糸に用いて製繊を行なう。製
織時には、経糸、緯糸として該複合繊維ら高収縮ポリエ
ステル意外の若干の他繊維を混繊・交撚・交織等により
混用してもよいことは勿論である他、複合繊維や高収縮
ポリエステムに追撚、交絡、タスラン等の各種加工を施
してもよい。
特に高収縮共重合ポリエステルは通常のポリエステル
と流体により交絡処理を施して、異収縮混織糸として用
いると嵩高性が更に得られて好ましい。この場合、両者
の沸水収縮率差は20%以上とするとよい。
糸使いにおいて最も重要なことは、前記した如く該複
合繊維を仮撚加工として用いることである。仮撚加工に
より前述の如く、微細構造や崇高性が得られるが、分割
型複合繊維を仮撚加工した後フィブリル化することによ
り、比分割型繊維では困難な0.5デニール、好ましくは
0.3デニール以下と云った極細フィラメントの仮撚加工
が可能になる。
該仮撚加工は2500〜3500T/M程度行なうことが好まし
い。又、仮撚方式は過度な捲縮を除去する2ヒータ方式
の方が均整な織物表面が得られ、1ヒータ方式より好ま
しい。更に、仮撚温度も易溶解成分が融着に起こして織
物の均整さを損ない防水性を低下させないよう180〜190
℃の若干低めに設定することが好ましい。
次に該フィラメントを用いて製織を行う。製織時に必
要なことは若干高密度に織上げることである。即ち、前
述のカパーファクターの経緯方向の和を1500以上となす
ことである。カバーファスターが1500未満では以后の処
理を行っても充分な高密度組織が得られない。
高密度織物には、安溶解成分溶解除去処理と収縮処理
とを施す。両処理の順序は限定されないが、通気性を特
に向上させたい場合は、溶解除去処理を先に行うのがよ
い。
ただ、溶解除去処理を先に行う場合は、溶解処理時に
加えられる熱により高収縮ポリエステルの潜在収縮能力
を喪失せしめないことに留意する。即ち、溶解処理は高
温加熱下で行うと効率的に進行する。しかし、吊り槽等
を用いて熱水中で溶解処理を行ったのでは易溶解成分が
溶解除去される前に加熱作用により潜在収縮能力が消滅
する。このため例えば、溶剤を付与した後、織物を緊張
下において熱処理することにより、高収縮ボリエステル
の収縮能力を残留させたまま易溶解成分の溶出を行う方
法がある。この場合、溶剤と付与は常温〜50℃程度の低
温で行い、例えば、苛性ソーダ溶液に浸漬したり、パッ
ドしたりることが挙げられる。又、溶剤の付与に引続い
て行う熱処理は、少くとも高収縮ポリエステルの存在す
る経方向には緊張状態となるよう、織物の把持条件を調
整しつつ行い、熱処理は織物全面に対して均一に行なえ
る蒸熱処理を用いることが好ましい。これらちより、こ
の場合の、溶解処理は、具体的には溶剤付与とこれに続
くスチームセッター等からなる連続処理方により行うの
が適当である。
更に、溶解処理を高温加熱下で行なわず、常温下で行
う所謂コールドバッチ法も有効である。この場合、0〜
50℃程度の溶剤を浸漬法等で織物に付与し、好ましく
は、水分の蒸散を防止するよう非透湿性のフィルム等を
巻いて、5〜50時間程度に室温下に放置する。かかる処
理により易溶解成分はゼイ化し脱落し易くなるので、后
時の精練・水洗処理等で同成分を完全に除去する。
以上の溶解処理により、高収縮ポリエステルは潜在収
縮能力を有したまま、複合繊維の易溶解成分が溶解除去
される。勿論、収縮処理を先に行った場合は、溶解処理
温度に留意する必要はなく、通常の高温加熱処理が用い
得る。尚、溶解処理剤は易溶解成分を溶解除去するもの
であれば特に限定されないが、前記の如き共重合ポリエ
ステルを易溶解とした場合アルキル水溶液を用いるのが
通常であり、苛性ソーダ、苛性カリ、メタケイ酸ソーダ
等を用いる。又、濃度は苛性ソーダを用いた場合、熱処
理用(前者には)30〜50g/、コールドバッチ用(後
者)には20〜300g/がよい。又、溶解処理は、易溶解
成分の略々全量を溶出除去するのが好ましい。
一方、収縮処理は、精練・染色等の工程中で70〜140
℃程度の加熱処理を行ない経方向に10%以上収縮せしめ
ればよい。このような高収縮処理は、本発明の如く共重
合ポリエステルを用いれば容易に行なえる。
尚、本高密度織物に撥水・柔軟・制電・防汚等の各種
后加工を施してもよいことは勿論であるが、特に、揆水
加工は、高密度織物の耐水性能を格段に向上せしめる作
用があり好ましい。又、極めて高度の耐水性が必要とさ
れる場合は、カレンダー加工を併用するとよい。
(発明の効果) 本発明は、耐水圧・通気性に優れ、しかも従来にない
柔軟で崇高な風合を有した高密度織物であり、本発明方
法は該織物を、工業的に効率よく提供できるので、その
有用性は明らかである。
(実施例) 実施例中、耐水圧はJIS L−1092A法通気度はJIS
L−1096A法で測定した。
実施例1 固有粘度〔η〕0.64のポリエチレンテレフタレート
と、該ポリエチレンテレフタレートにポリエチレングリ
コールを17重量%共重合したアルカリ易溶解性共重合ポ
リエチレンフタレートとを、接合比率3:1で第2図
(A)に示した形状で複合紡糸して75d/25fの溶解分割
型複合繊維を得た。(芯セグメントの繊度は0.5デニー
ル、花弁状セグメントの繊度は0.22デニール) 一方、固有粘度〔η〕0.64のポリエチレンテレフタレ
ートにイソフタル酸を8mol%共重合した共重合ポリエチ
レンテレフタレートを1500m/分で溶融紡糸として2.75倍
に延伸し、沸水収縮率27%の30d/24f高収縮共重合ポリ
エステルフィラメントを得た。
前記複合繊維は2ヒータ式仮撚機を用いて190℃で321
0T/Mの仮撚を資して仮撚加工糸となした後、これを緯糸
に、前記共重合ポリエステルフィラメントと沸水収縮率
7%の30d/24fポリエチレンテレフタレートフィラメン
トとをインターレース加工とした異収縮混繊糸を経糸に
用いて、経172本/インチ,緯100本/インチ(カバーフ
ァクター2198)の平織物を製織した。
次いで、苛性ソーダ260g/を溶解した溶解処理液を
該平織物に浸漬法で付与して、バッチアップした後、フ
ィルムで巻いて回転させつつ48時間室温下に放置した。
この後、98゜10分間の精練を行ない、拡布状態で張力を
加えることなく120℃で5分間の乾燥熱処理を行ない経
方向に14%収縮せしめ190℃でヒートセットして染色を
施し、更にフッ素系揆水剤による揆水加工を順次施し
て、通気性防水を得た。
該通気性防水布の評価を第1表に示す。
実施例2 ポリエチレンレテフタレートとアルカリ易溶解性共重
合ポリエチレンテレフタレートとを接合比率3:1で第1
図(B)に示した形状で複合紡糸した75d/25fの溶解分
割型複合繊維(難溶解セグメント0.28デニール)を用い
る他は実施例1と全く同様に通気性防水布を得た。
該通気性防水布の評価を第1表に示す。
実施例3 実施例1と同様に製織を行った後、直ちに98℃10分間
の精練を行ない、拡布状態で張力を加えることなく120
℃5分間の乾燥熱処理を行ない190℃でヒートセットし
た後、苛性ソーダ40g/を溶解した98℃の溶解処理液中
で織物を10分間吊り減量した。その後、染色を施し、実
施例1と同様に后加工を行った。結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、溶解分割型複合繊維を仮撚加工す
ることなく緯糸にし用いた他は、全く同一にして織物を
得た。結果を第1表に示す。
比較例2 実施例1において、溶解分割型複合糸の替わりとして
75d/72fのポリエチレンテレフタレート糸に3210T/Mの仮
撚を施したもの(第1ヒータ215℃,第2ヒータ200℃)
を用いた他は、全く同一にして織物を得た。結果を第1
表に示す。
比較例3 実施例1において、共重合ポリエステルフィラメント
の替わりとして、ポリエチレンテレフタレートのみから
なる沸水収縮率14%の高収縮糸を用いた他は、全く同一
にして織物を得た。結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1及び3の揆水加工後の織物に更に、180℃,60
kg/cm2でカレンダー加工を施し、耐水圧、通気度を測定
すると共に、該織物を用いて雨着上下を製作しその着用
感を測定した。結果を第2表に示す。又、該織物の表面
及び緯糸断面の電子顕微鏡写真(120倍)を第3図(実
施例1に対応)及び第4図(実施例3に対応)に示す。
尚、着用感は次の如く測定した。即ち、前記雨着を着
用して25℃の雨中を6kg/時のスピードで20分間歩行した
後の上半身の着用感を、5人のテスト者の平均的感覚で
表した。着用感テストを各種防水布に対して行った結果
では、通気度が0.5cc/cm2・sec以下となると熱気がこも
った感覚が強くなりかなり不快に感じる。一方、7cc/cm
2・sec以上となると気温低下時にはかなり寒く感じる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明で用い得る溶解分割型複合繊
維の横断面模式図である。又、第3図及び第4図は本通
気性防水布表面の電子顕微鏡写真(120倍)であって繊
維の形状を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−70043(JP,A) 特開 昭59−204941(JP,A) 特開 昭62−15353(JP,A) 特開 昭63−135540(JP,A) 特開 昭57−117647(JP,A) 特開 昭63−264965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共重合ポリエステル又はポリスチレンを易
    溶解性重合体とした溶解速度差を有する複数種の高分子
    重合体を接合してなり、易溶解成分の少なくとも一部は
    表面に露出し、難溶解成分の分割後の繊度は0.5デニー
    ル以下である溶解分割型複合フィラメントを仮撚加工し
    て緯糸に用い、沸水収縮率15%以上の高収縮共重合ポリ
    エステルフィラメントを経糸に用いてカバーファクター
    1500以上の織物を製織した後、該織物に溶剤を付与して
    易溶解成分を溶解除去する処理と、経方向に10%以上収
    縮せしめる処理とを施すことを特徴とする通気防水布の
    製造方法。
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