JP2803202B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、田植装置を走行車体の後側に装着した乗用
型田植機に関する。
[従来の技術] 苗載台と複数条分の植付装置とを有する田植装置を走
行車体の後側に装着した乗用型田植機が広く使用されて
いるが、従来のこの種の乗用型田植機は、複数の植付装
置に動力を伝達する伝動軸として左右横方向の共通の伝
動軸を設け、該共通の伝動軸に複数の植付装置を取り付
けていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の乗用型田植機は、苗載台を走行車体の後側
に配設したものが多かったため、苗載台に載置した苗が
減少していくと、機体の前後重量バランスが大きく変動
するという問題があった。また、従来の乗用型田植機
は、複数の植付装置に伝動する軸として、左右方向の共
通の伝動軸を設け、該伝動軸に複数の植付装置を取り付
けた構成となっていたので、該左右方向の伝動軸が植付
けられた苗の上部をこすって移動し、苗を傷めるという
問題点もあった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。
すなわち、本発明にかかる乗用型田植機は、前側が高
く後側が低く傾斜した苗載台と、該苗載台の後端部から
苗をとって圃場に植え付ける複数の植付装置とを有する
田植装置を走行車体の後側に装着し、前記田植装置に設
けた左右横方向の伝動軸に走行車体側から伝動した動力
で前記複数の植付装置を駆動するように構成した乗用型
田植機において、前記左右横方向の伝動軸を前記苗載台
よりも後側に設けるとともに、該伝動軸の下方に前記植
付装置が取り付けられた複数の軸を互いに間隔をおいて
設け、該複数の軸に前記左右横方向の伝動軸から動力を
分岐してそれぞれ伝動するように構成したことを特徴と
している。
[実施例] 第1図乃至第4図は本発明の1実施例としての4条植
え用の乗用型田植機(本例では施肥装置を具備した乗用
型施肥田植機として構成されているので、以下「施肥田
植機」と呼ぶ)をあらわすものである。この施肥田植機
1は、走行車体2の後部に設けたリンク装置3に、田植
装置と施肥装置を一体に組み付けた作業機部分4を昇降
自在に装着してなる。走行車体2は、前輪6,6と後輪7,7
を有する四輪式で、フラットなフロア8の上に操縦席9
が設けられている。
リンク装置3は、走行車体の機体に固定した支持枠11
に上リンク12と下リンク13が回動自在に支持され、これ
ら上下リンクの後端部に連結枠15が取り付けられてい
る。連結枠15は後方が下位になるよう斜めに設けられ、
下リンク13の連結点よりもさらに下方に位置する連結枠
の下端部に、作業機部分4を回動自在に支持するローリ
ング軸16が後方に突設されている。走行車体の後端部と
上リンク12との間に介装した油圧シリンダ17を伸縮させ
ることにより、連結枠15がほぼ一定姿勢に保持されたま
まで上下動させられ、これに装着した作業機部分4が昇
降させられるのである。
作業機部分4の田植装置20は、PTO軸21を介して走行
車体側から伝動される植付部フレーム23と、苗を載せて
左右に往復動する苗載台24と、該苗載台上の苗を圃場に
植え付ける植付杆25,25を2基1組とした植付装置を植
付条数分(4組)備えている。植付部フレーム23は、PT
O軸21の後端部が取り込まれる入力部23aと、該入力部の
後端部から斜め上向きに屈曲した傾斜状の連結部23b
と、該連結部23bの上部に一体に設けられ、苗載台横移
動棒27と各植付条の植付装置に動力を伝達する左右横方
向の伝動軸である植付杆駆動軸28を有する横長の本体部
23cとからなり、入力部23aの下部で前記ローリング軸16
に取り付けられている。苗載台横移動棒27は、苗載台24
の幅とほぼ等しい長さを有し、本体部23cのケーシング
を左右に貫通して設けられ、内部の駆動機構によって軸
方向に往復動するようになっている。また、植付杆駆動
軸28は、所定方向に回転する回転軸で、その両端部は本
体ケーシングの側面に垂設した伝動ケース29内に突出し
ている。
苗載台24は、前側が上位となるように傾斜して設けら
れ、植付部フレームの入力部23aから突設した支持フレ
ーム30に取り付けた上下のレール31,32によって左右に
滑動自在に支持されている。この苗載台24の下側には所
定位置に苗取出口が形成された受板34が下側のレール32
に固定して設けられている。苗載台24の下端側面部には
前記横移動棒27の左右端部に取り付けたアーム35,35の
先端部が連結されており、横移動棒27が左右に移動する
ことにより苗載台がレール31,32に沿って往復動を行な
い、台上の苗が1株分づつ受板34の苗取出口に順次供給
される。苗載台24が左右行程の端部に到達すると、苗移
送ベルト36が所定方向に回転移動し、台上の苗を1列分
だけ下方へ移送する。
植付杆25は2本で1組となっており、中点を中心とし
て所定方向に回転するロータリケース40の両端部にそれ
ぞれ1本づつ取り付けられている。ロータリケース40
は、前記伝動ケース29の下端筒部29aに支承され、チエ
ン41を介して植付杆駆動軸28の回転動力が伝えられるロ
ータリ軸42に取り付けられている。植付杆駆動軸28が回
転すると、ロータリケース40が所定方向に回転するとと
もに、植付杆25,25がロータリケースに対して回転し、
相対的に植付杆25が一定姿勢に保持されたまま所定の軌
跡を描きながら上下運動を行なう。この上下運動に同期
して植付杆の植付爪25aが開閉し、軌跡の上部で前記苗
取出口に供給された苗を挾持し、これを軌跡の下部で圃
場に植え付けてゆくようになっている。
このように、本体部23cを苗載台24の後方に配置する
ことにより、側面視において苗載台24の前方下部と後輪
7との間に比較的広いスペースSが形成されている。本
実施例ではこのスペースSを利用して施肥装置50が設置
されている。
施肥装置50は、肥料を容れておく肥料タンク51と、該
肥料タンクの肥料を下方に繰り出す繰出し機52,…と、
繰り出された肥料を後記作溝器65で形成された圃場面の
施肥用溝内に導く施肥パイプ53とを備えてなる。肥料タ
ンク51は各条共有で、苗載台24の裏面に沿って設けられ
た前後に薄い本体部51aの底部に、筒状の誘導部51b,…
が各条ごとに設けられている。そして、この誘導部51b
の下端部に接続させた繰出し機52が、前記スペースS内
に設けられている。本体部51bの上部には開閉自在な蓋5
4が取り付けられており、肥料の補給時にはこの蓋54を
開けて補給作業を行なう。
前記植付部フレーム23の下側には、田植装置20と施肥
装置50を水田面上に支持するセンタフロート60と左右一
対のサイドフロート61,61が上下に回動自在に枢着され
ている。両サイドフロート41,41の前部に掛け渡した連
結板62に上下動検出用のロッド63が取り付けられてお
り、フロートが上動すると前記油圧シリンダ17を伸長さ
せて作業機部分4を持ち上げ、逆にフロートが下動する
と油圧シリンダ17を収縮させて作業機部分4を下降させ
るようになっている。センターフロート60の両側部およ
びサイドフロート61,61の外側部には、圃場面に施肥用
の溝を形成する作溝器65,…が取り付けられている。
つぎに、異なる実施例として、第4図乃至第7図に示
す6条植機について説明する。なお、この施肥田植機
1′において、構成が基本的に前実施例と同じである部
位については前実施例と同符合であらわしている。
この乗用型田植機である施肥田植機1′の植付部フレ
ーム23′は、苗載台横移動棒27′を保持する苗載台移動
部71と、植付杆駆動軸28′を保持する植付杆駆動部72と
が前後に分散して設けられており、下に凸であるよう湾
曲した連結部73で両者が連結されている。この植付部フ
レーム23′は、苗載台移動部71の前部中央部に設けたロ
ーリング軸受75でローリング軸16に装着される。PTO軸2
1から苗載台移動部71に取り込まれた回転動力は、連結
部73内のチエン76を介して植付杆駆動部72の駆動軸28に
伝えられるが、前述の如く連結部73は湾曲しているた
め、第7図に示すように連結部の内壁に沿ってチエン76
の移動を円滑化させるためのチエン案内具77,77が設け
られている。植付杆駆動部72にセンタ伝動ケース79
(C)が併設されているとともに、植付杆駆動部72から
左右に突設した支持パイプ80,80の端部にサイド伝動ケ
ース79(L,R)が設けられている。植付杆駆動軸28′は
支持パイプ80,80の内部に設けられ、各伝動ケース79,…
内のチエン81,…を介して伝動ケースの下端部に支承し
たロータリ軸82,…に伝動される。各ロータリ軸82,…の
両端部に植付杆25,25を取り付けたロータリケース40が
取り付けられている。
苗載台24は、その下端部が側面視で連結部73の凹部73
a内に位置するように設けられており、苗載台24の前側
に苗載台横移動棒27′が、後側に植付杆駆動軸28′がそ
れぞれ配設されている。植付部フレーム23′を構成する
部品の中で最も長いのは苗載台横移動棒27であり、これ
を苗載台24よりも前方に設けることにより植付部フレー
ム全体の軽量化が図れる。また、植付杆駆動軸28′を保
持する植付杆駆動部72が苗載台24よりも後方に設けられ
ているため、苗載台24の下部前方に比較的広いスペース
S′が形成されている。
この施肥田植機の施肥装置50′は、操縦席9の後方部
に肥料タンク51′と繰出し機52′を設け、そこから施肥
パイプ53′を通じて施肥位置に肥料を導くようになって
いる。
[発明の効果] 以上に説明したように、この発明の乗用型田植機は、
前記複数の植付装置に動力を伝達する左右横方向の伝動
軸を機体側面視において苗載台の後側に配設したので、
従来よりも苗載台を走行車体に近づけて配設することが
でき、機体の前後バランスの変動の少ない乗用型田植機
を得ることができる。また、左右横方向に伸びる伝動軸
の下側に、該伝動軸から植付用の動力が伝動される複数
の軸を互いに間隔をおいて設け、これらの軸にそれぞれ
植付装置を取り付けたので、植付位置の直上部に左右方
向に連続する軸が存在しなくなり、植付装置によって植
付けられた苗の上部を伝動軸がこするような問題がなく
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の1例である施肥田植機をあ
らわし、第1図はその側面図、第2図はその平面図、第
3図は要部の正面図である。また、第4図乃至第7図は
異なる施肥田植機をあらわし、第4図はその側面図、第
5図はその平面図、第6図は植付部フレームの斜視図、
第7図は要部の断面図である。 1,1′……施肥田植機、2……走行車体、3……リンク
装置、4……作業機部分、6……前輪、7……後輪、20
……田植装置、23,23′……植付部フレーム、24……苗
載台、25……植付杆、27,27′……苗載台横移動棒、28,
28′……植付杆駆動軸、50,50′……施肥装置。
フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (56)参考文献 実開 昭62−157313(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側が高く後側が低く傾斜した苗載台と、
    該苗載台の後端部から苗をとって圃場に植え付ける複数
    の植付装置とを有する田植装置を走行車体の後側に装着
    し、前記田植装置に設けた左右横方向の伝動軸に走行車
    体側から伝動した動力で前記複数の植付装置を駆動する
    ように構成した乗用型田植機において、前記左右横方向
    の伝動軸を前記苗載台よりも後側に設けるとともに、該
    伝動軸の下方に前記植付装置が取り付けられた複数の軸
    を互いに間隔をおいて設け、該複数の軸に前記左右横方
    向の伝動軸から動力を分岐してそれぞれ伝動するように
    構成したことを特徴とする乗用型田植機。
JP1211129A 1989-08-16 1989-08-16 乗用型田植機 Expired - Fee Related JP2803202B2 (ja)

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