JPS62208211A - 田植機の植付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は左右に往復動させる苗載台と、その苗載台から
一株分の苗を取出して植付ける植付爪とを備え、連続的
に田植作業を行う田植機の植付装置に関する。

「従来の技術」 従来、特開昭１３０−１９９３０９号公報に示す如く、
一方向に等速回転させるロータリケースを備え、このａ
−タリケースの回転軸芯を中心に対称に植付爪を配設し
た技術が開発された。

「発明が解決しようとする問題点」 従来技術では、各条毎又は２条毎に植付爪の過負荷を検
出し、設定負荷以上で植付爪を停止させていたが、多条
植付構造では１部分的な植付爪の停止により、多条分の
植付タイミングを一致させるようにその植付爪の駆動を
簡単に再開し得す。

またバネ圧と摩擦力により植付爪を駆動する従来構造で
は伝達トルクが小さいから、多条植付爪の駆動制御が不
安定になり易く、取扱い操作及び植付伝動構造の簡略化
を容易に図り得ない等の問題があった。

「問題点を解決するための手段」 然るに、本発明は、一方向に等速回転させるロータリケ
ースに爪ケースを介して植付爪を取付けた装置において
、前記植付爪の過負荷を植付爪取付角度変更部材を介し
て検出する過負荷センサを設け、前記植付爪駆動力を断
続させる植付クラッチを前記センナ出力に基づいて切断
可能に構成したことを特徴とするものである。

「作　用」 従って、従来の植付クラッチ機能と安全クラッチ機能を
兼ね備えた前記植付クラッチにより植付爪の過負荷に基
づいて全ての植付爪を停止させるから、植付クラッチ動
作を従来よりも安定良く得られて確実に作動させ得、ま
た前記植付クラッチ動作により全売の植付爪を停止させ
るから、全ての植付爪の駆動を同一タイミングで簡単に
再開し得ると共に、植付爪の過負荷を植付爪取付角度変
更部材を介して検出するから、前記過負荷センサを含む
検出構造を簡潔にして植付爪負荷の検出を適正に行わせ
得、前記センサの誤検出及び誤動作を防いで安全性の向
上などを容易に図り得るものである。

「実施例」 以丁本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。第１図
は植付部の平面図、Ｍ２図は乗用田植機の側面図、第３
図は同平面図を示し、図中（１）は作業者が搭乗する走
行車であり、エンジン（２）を搭載する車体フレーム（
３）後端をミッションケース　（４）に連設させ、前記
ミッションケース（４）の前部両側にフロントアクスル
ケース（５）を介して水田走行用前輪（６）を支持させ
ると共に、前記ミッションケース（４）の後部両側に車
軸ケースである伝動ケース（７）を連設し、前記伝動ケ
ース（７）後端部に水田走行用後輪（８）を支持させる
。

そして前記エンジン（２）を覆うボンネット（８）両側
外方に予備苗載台（ｌＯ）を取付けると共に、ステップ
（１１）を形成する車体カバー（１２）によって前記伝
動ケース（７）等を覆い、前記車体カバー（１２）上部
に運転席（１３）を取付け、其の運転席（１３）の前方
で前記ボンネット（８）後部に操向ハンドル（１４）を
設ける。

更に図中（１５）は多条植え用の苗載台（１６）並びに
複数の植付爪（１７）・・・などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台（１Ｂ）を案内レール（
１８）及びガイドレール（１８）を介して植付ケース（
２０）に左右往復摺動自在に支持させると共に、第４図
にも示す如く、一方向に等速回転させるロータリケース
（２１）を前記植付ケース（２０）に、また前記ロータ
リケース（２１）にこの回転軸芯を中心に対称位置に爪
ケース（２２）（２２）を配設し、その爪ケース（２２
）に植付爪（１７）を取付ける。また前記植付ケース（
２０）の前側にセンタービン（２３）を介して支持フレ
ーム（２０を設け、トップリンク（２５）及びａワーリ
／り（２６）を含む三点リンク機構（２７）を介して走
行車（１）後側に支持フレーム（２０を連結させ、前記
リンク機構（２７）を介して植付部（１５）を昇降させ
る昇降シリンダ（２８）を備え、上記前後輪（８）（８
）を走行駆動して略定速で移動すると同時に、左右に往
復摺動させる苗載台（１Ｂ）から−株分の苗を植付爪（
１７）によって取出し、連続的に田植え作業を行うよう
に構成する。

また、図中（２８）は走行変速レバー、（３０）は植付
部（１５）の昇降並びに駆動拳停止操作を行う作業レバ
ー、（３１）は植付は感度調節レバー、　（３２）は走
行うラッチペダル、　（３３）（３３）は左右ブレーキ
ペダル、（３４）・・・は田面均平用フロートであり、
植付深さ調節リンク（３５）などを介して植付ケース（
２０）下側に前記フロー）　（３４）・・・を支持して
いる。

さらに第１図に示す如く、苗載台（１６）傾斜下端に設
ける苗取出板（３Ｂ）の苗取出口（３７）に対し、爪ケ
ース（２２＞　（２２）を介してロータリケース（２１
）に設けた２本の植付爪（１７）（１７）を交互に移動
させ、ロータリケース（２１）の１回転で２木の植付爪
（１７）（１７）により２株の苗を植付けるように構成
している。

次いで、前記植付ケース（２０）後端に植付爪駆動軸（
３８）を回転自在に軸支し、その駆動軸（３８）両端に
軸受ケース（３９）　（３９）を対称に固定させると共
に、植付爪駆動チェ７（４０）及び植付クラッチ（４１
）を介して植付入力軸（４２）を駆動軸（３８）に連動
連結している。

また前記植付ケース（２０）に植付フレーム（４３）を
介してサイドフレーム（４４）を一体連設させ、そのサ
イドフレーム（４４）に支点軸（４５）を介して前記ロ
ータリケース（２１）中間を軸支させ、そのロータリケ
ース（２１）を前記軸受ケース（３８）に対向させて配
設する。

さらに第４図及び第５図に示す如く、植付爪取付角度変
更部材であるサンギヤ（４６）を前記支点軸（４５）に
遊嵌させ、前記支点軸（４５）の一端をサイドフレーム
（４４）に回転自在に支持させ、その支点軸（４５）他
端にａ−クリヶース（２１）を固定するもので、位相調
節リンク（４７）を前記サンギヤ（４Ｂ）に連結固定き
せると共に、前記サンギヤ（４６）と同一歯数のアイド
ルギヤ（４８）及びプラネタリギヤ（４９）を備える。

そして中間軸（５０）を介してアイドルギヤ（４８）を
、また爪ケース（２２）に固定した爪ケース軸（５１）
を介してプラネタリギヤ（４８）を、前記ロータリケー
ス（２１）内部に軸支させると共に、前記各ギヤ（４Ｂ
）　（４８）（４９）を前記各軸（３８）（５０）（５
１）に偏心させて軸支し、またサンギヤ（４Ｂ）にアイ
ドルギヤ（４８）（４日）を介してプラネタリギヤ（４
９）（４９）を常時噛合させるもので、植付ケース（２
０）にサンギヤ（４６）を固定支持し、植付爪駆動軸（
３８）を介してロータリケース（２１）及び軸受ケース
（３９）を等速回転させ。

ａ−クリケース（２１）両端の植付爪（１７）（１７）
を交互に苗載台（１８）傾斜下端の苗取出口（３７）に
移動させると共に、前記ロータリケース（２１）の回転
と連動させて前記各ギヤ（４６）　（４８）　（４９）
を介して爪ケース軸（５１）を不等速回転させ、苗載台
（１６）の苗切取り後から田面に至る間でロータリケー
ス（２１）の回転よりも爪ケース軸（５１）の回転を遅
くシ、田面に苗植付は後から苗取出口（３７）に至る間
でロークリケース（２１）の回転よりも爪ケース軸（５
１）の回転を早くシ、苗取出口（３７）付近並びに田面
植付部付近でロータリケース（２１）の回転と爪ケース
軸（５１）の回転を略等しくし、植付爪（１７）の植付
軌跡で形成する側面視円形内部にロータリケース（２１
）中心の支点軸（４５）が位置するように構成している
。

また前記ロータリケース（２１）に位置調節レバー（５
２）を介してカム軸（５３）の一端を回転調節自在に固
定し、遊嵌させる爪ケース軸（５１）にカム軸（５３）
中間を貫通させ１強制植付用押出爪（１７ａ）に連結し
たブツシュロッド（５０にブツシュアーム（５５）を介
して前記カム軸（５３）を連結させ、植付爪（１７）が
田面に突入したときにカム軸（５３）及びブツシュアー
ム（５５）を介してブツシュロッド（５４）を進出させ
、押出爪（１７ａ）により植付爪（１７）に挾んだ苗を
土中に押出すように構成している。

さらに第１図及び第６図に示す如く、左右の前記サイド
フレーム（４４）　（４４）後端間にリヤフレーム（５
θ）を連結固定させ、作業者が乗るステップを兼用する
植付カバー（５７）を後方に開閉自在に前記リヤフレー
ム（５６）に取付けると共に、前記サイドフレーム（４
４）外側にサイドバンパ（５８）を取付け、植付フレー
ム（４３）及びサイドフレーム（４４）及びリヤフレー
ム（５６）により平面視四角枠を形成し、この内部に配
置させるロータリケース（２１）と軸受ケース（３８）
間に爪ケース軸（５１）を架設し、同−爪ケース軸（５
１）芯上に３個の爪ケース（２２）・・・を設け、多連
型に複数の植付爪（１７）・・・を並殺し、１個のロー
タリケース（２１）に対し２本１組の３条分６木の植付
爪（１７）・・・を取付けている。

また前記植付爪（１７）により苗を取出す苗載台（ｌθ
）＃４斜Ｔ端の苗取出板（３８）下方で左右方向に植付
フレーム（４３）を延設させ、前記植付フレーム（４３
）に支点アーム（５９）を介して植付深さ調節軸（８０
）を回転自在に軸支させ、フロート（３４）を支持する
植付深さ調節リンク（３５）を前記調節軸（８０）に連
結支持すると共に、前記植付深さ調節軸（６０）に植付
深さ調節レバー（θｌ）を連結させ、前記レバー（６１
）のレバーガイド板（８２）を植付フレーム（４３）前
方の植付ケース（２０）左側に取付けている。

一方、前記植付フレーム（４３）に支点アーム（１３３
）を介して苗取量調節軸（８０を回転自在に軸支させ。

苗取量調節ロッド（６５）並びに苗取量調節アーム（８
Ｂ）を介して前記位相調節リンク（４７）をその調節軸
（８４）に連結させると共に、前記調節軸（６４）に苗
取量調節レバー（Ｃ７）を連結させ、前記レバー（Ｃ７
）のレバーガイド板（Ｃ８）を植付フレーム（４３）前
方の植付ケース（２０）右側に取付けている。

さらに第７図に示す如く、前記植付駆動軸（３８）を回
転させる植付爪駆動チェ７（４０）をスプロケッ）　（
８９）に張架させ、そのスプロケッ）　Ｃ８９）を伝動
軸（７０）に遊転軸支すると共に、植付クラッチ（４１
）を形成する爪クラッチ（７１）（７２）を前記スプロ
ケット（６８）とクラッチ体（７３）の対向面に夫々設
け、前記クラッチ体（７３）を伝動軸（７０）に係合軸
支させ、爪クラッチ（７１）（７２）の噛合いにより伝
動軸（７０）とスプロケッ）　（１３９）を連動回転さ
せるように構成している。

また前記クラッチ体（７３）にクラッチバネ（７４）を
介してスライダ（７５）を接離自在に設け、そのスライ
ダ（７５）にシック（７６）の一端を係止させると共に
、前記シック（７６）他端のａ−ラ（７７）に係脱自在
に係合させるロックアーム（７８）を設け、ｃ２．ファ
ーム（７８）をローラ（７７）に係合保持させた状態で
バネ（７４）圧により爪クラッチ（７１）（７２）を係
合させ、伝動軸（７０）からチェノ（４０）に植付爪（
１７）駆動力を伝達するもので、前記ロックアーム（７
８）と同軸上にこれと一体固定させるクラッチアーム（
７８）を設け、前記作業レバー（３０）にクラッチワイ
ヤ（８０）を介してクラッチアーム（７８）を連結させ
、前記レバー（３０）操作によりロックアーム（７８）
をａ−ラ（７７）に係合させる一方、ロックアーム（７
８）をローラ（７７）から離脱させる電磁ソレノイド（
８１）を設け、ソレノイド（８１）のプランジャ（８２
）をクラッチアーム（７９）に遊動リンク（８３）を介
して連結させ、前記ソレノイド（８１）によりクラッチ
アーム（７８）を植付クラッチ（４１）大位置（実線）
から切位置（仮想線）に切換えるように構成している。

そして前記苗取量調節ロッド（６５）をアーム（６Ｂ）
に皿バネ（８４）を介して連結させ、植付爪（１７）の
過負荷によりバネ（８４）に抗してロッド（６５）をア
ーム（θ−８）に対し変位させると共に、そのロッド（
８５）変位によりオンになる過負荷センサである開閉ス
イッチ（８５）を設け、前記ソレノイド（８１）とこの
駆動電源（８６）の間に前記スイッチ（８５）を接続さ
せ、植付爪（１７）の過負荷を検出してスイッチ（８５
）がオンになったとき、ソレノイド（８１）が作動、し
てクラッチアーム（７９）を切位置に切換え、ロックア
ーム（７８）をローラ（７７）から外してクラッチバネ
（７４）圧を低下させ、爪クラッチ（７１）（７２）の
係合を解除して植付爪（１７）の駆動を中止するように
構成している。

本実施例は上記の如く構成しており、作業レバー　（３
０）操作によりロックアーム（７Ｂ）をローラ（７７）
に係合させ、植付クラッチ（４１）を入操作し、植付爪
駆動軸（３８）を回転させ、植付爪駆動軸（３８）によ
りこれを中心に機体前後方向にロータリケース（２１）
を一方向に連続して等速回転させることにより、各ギヤ
（４１３）　（４８）　（４９）を介して爪ケース軸（
５１）が不等速回転し、苗取出口（３７）の手前で植付
爪（１７）を苗切取り姿勢に、また田面に突入状態で植
付爪（１７）を植付は姿勢に夫々移行させ、ロークリケ
ース（２１）の半回転で１株の苗を植付けると共に、植
付深さＵＲｗＩレバー（６１）操作により、フロート（
３４）の支持高さを変更して植付爪（１７）による苗植
付深さを変化させ、また苗取量ｍｍレバー（６７）操作
により、サンギヤ（４６）の偏心方向を変化させてこの
位相をずらせ、植付爪（１７）の軌跡を倒伏又は起立さ
せて苗取出口（３７）に入り込む植付爪（１７）量を変
化させ、植付爪（１７）の１回当りの苗取量を増減調節
する。

また前記田植作業中において、植付爪（１７）と苗取出
板（３６）との間に苗が噛込み、又は植付爪（１７）が
土中の朽木などに当接し、植付爪（１７）の駆動負荷が
過負荷になったとき、植付爪（１７）の過負荷がサンギ
ヤ（４Ｂ）を回転させ位相調節リンク（４７）を介して
苗取量調節ロッド（６５）を皿バネ（８４）に抗して摺
動変位させ、開閉スイッチ（８５）をオンにしてツレ／
イド（８１）を作動させ、クラッチバネ（７８）を介し
てロックアーム（７８）をａ−ラ（７７）から離脱させ
、シック（７６）を介してスライダ（７５）をクラッチ
体（７３）から離し、クラッチバネ（７０圧を低下させ
て爪クラッチ（７１）（７２）の係合を解除させ、植付
クラッチ（４１）を切にして全売の植付爪（１７）・・
・の駆動を中止させ、植付爪（１７）などが損傷するの
を防止する。なお、植付クラッチ（４１）が入状態に保
持されていても、クラッチバネ（７４）圧により設定さ
れる伝達トルク以上の過負荷が植付爪（１７）駆動経路
中に発生したとき、そのバネ（７４）に抗して植付クラ
ッチ（４１）が切になり、植付爪（１７）の駆動を中止
する安全クラッチ作用も得られる。

「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、一方向に等速
回転させるロータリケース（２１）に爪ケース（２２）
を介して植付爪（１７）を取付けた装置において、前記
植付爪（１７）の過負荷をサンギヤ（４６）などの植付
爪取付角度変更部材を介して検出する開閉スイッチ（８
５）などの過負荷センサを設け、前記植付爪（１７）駆
動力を断続させる植付クラッチ（４１）を前記センサ（
８５）出力に基づいて切断可能に＃４成したもので、従
来の植付クラッチ機能と安全クラッチ機能を兼ね備えた
前記植付クラッチ（４１）により植付爪（１７）の過負
荷に基づいて全ての植付爪（１７）・・・を停止させる
から、植付クラッチ（４１）動作を従来よりも安定良く
得られて確実に作動させることができ、また前記植付ク
ラッチ（４１）動作により全売の植付爪（１７）・・・
を停止させるから、全ての植付爪（１７）・・・の駆動
を同一タイミングで簡単に再開させることができると共
に、植付爪（１７）の過負荷を植付爪取付角度変更部材
（４６）を介して検出するから、前記過負荷センナ（８
５）を含む検出構造を簡潔にして植付爪（１７）負荷の
検出を適正に行わせることができ、前記センサ（８５）
の誤検出及び誤動作を防いで安全性の向上などを容易に
図ることができる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す植付部の拡大平面図、
第２図は全体の側面図、第３図は同平面図、第４図は植
付部の部分平面図、第５図は部分側面図、第６図は植付
部平面図、第７図は植付駆動説明図である。 （１７）・・・植　付　爪 （２１）・・・　ロータリケース （２２）・・・爪ケー　ス （４１）・・・　　植　付　　り　　ラ　　ッ　　チ（
４６）・・・　　サ　　　ン　　　ギ　　　ャ（植付爪
取付角度変更部材）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方向に等速回転させるロータリケースに爪ケースを介
   して植付爪を取付けた装置において、前記植付爪の過負
   荷を植付爪取付角度変更部材を介して検出する過負荷セ
   ンサを設け、前記植付爪駆動力を断続させる植付クラッ
   チを前記センサ出力に基づいて切断可能に構成したこと
   を特徴とする田植機の植付装置。