JPH0440418Y2 - - Google Patents
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- JPH0440418Y2 JPH0440418Y2 JP17668785U JP17668785U JPH0440418Y2 JP H0440418 Y2 JPH0440418 Y2 JP H0440418Y2 JP 17668785 U JP17668785 U JP 17668785U JP 17668785 U JP17668785 U JP 17668785U JP H0440418 Y2 JPH0440418 Y2 JP H0440418Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- case
- claw
- seedling
- claws
- Prior art date
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- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 70
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 claims description 12
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 claims description 12
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 claims 1
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 11
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 5
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
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- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は左右に往復動させる苗載台と、その苗
載台から一株分の苗を取出して植付ける植付爪と
を備え、連続的に田植作業を行う田植機の植付装
置に関する。
載台から一株分の苗を取出して植付ける植付爪と
を備え、連続的に田植作業を行う田植機の植付装
置に関する。
「従来の技術」
従来、特開昭60−199309号公報に示す如く、一
方向に等速回転させるロータリケースを備え、こ
のロータリケースの回転軸芯を中心に対称に2本
の植付爪を配設した技術が開発された。
方向に等速回転させるロータリケースを備え、こ
のロータリケースの回転軸芯を中心に対称に2本
の植付爪を配設した技術が開発された。
「考案が解決しようとする問題点」
前記従来技術は、植付爪の安全クラツチが作動
することにより、1条ないし2条分の植付爪だけ
が苗植えを中止するから、その条だけが欠株とな
り、後で補植する必要があり、特に高速植付け時
には安全クラツチが作動し易く補植作業に手間が
掛る等の問題があつた。
することにより、1条ないし2条分の植付爪だけ
が苗植えを中止するから、その条だけが欠株とな
り、後で補植する必要があり、特に高速植付け時
には安全クラツチが作動し易く補植作業に手間が
掛る等の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」
然るに、本考案は、一方向に等速回転させるロ
ータリケースに爪ケースを介して植付爪を取付け
た装置において、多条用の複数の植付爪の全部ま
たは一部の安全クラツチ動作を検出して走行また
は全条植付動作の停止と警報を行う切換部材を設
けたことを特徴とするものである。
ータリケースに爪ケースを介して植付爪を取付け
た装置において、多条用の複数の植付爪の全部ま
たは一部の安全クラツチ動作を検出して走行また
は全条植付動作の停止と警報を行う切換部材を設
けたことを特徴とするものである。
「作用」
従つて、前記安全クラツチが作動しても植付動
作を中止した場所から植付作業を再開し得、従来
に比べて安全クラツチ作動個所での補植を不要に
し得、安全クラツチが作動し易い高速植付時にお
いても手間が掛る補植作業を省き得、従来よりも
機能的な構成にして作業能率の向上などを容易に
図り得るものである。
作を中止した場所から植付作業を再開し得、従来
に比べて安全クラツチ作動個所での補植を不要に
し得、安全クラツチが作動し易い高速植付時にお
いても手間が掛る補植作業を省き得、従来よりも
機能的な構成にして作業能率の向上などを容易に
図り得るものである。
「実施例」
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は植付部の部分平面図、第2図は乗用
田植機の側面図、第3図は同平面図を示し、図中
1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2
を搭載する車体フレーム3後端をミツシヨンケー
ス4に連設させ、前記ミツシヨンケース4の前部
両側にフロントアクスルケース5を介して水田走
行用前輪6を支持させると共に、前記ミツシヨン
ケース4の後部両側に車軸ケースである伝動ケー
ス7を連設し、前記伝動ケース7後端部に水田走
行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2
を覆うボンネツト9両側外方に予備苗載台10を
取付けると共に、ステツプ11を形成する車体カ
バー12によつて前記伝動ケース7等を覆い、前
記車体カバー12上部に運転席13を取付け、其
の運転席13の前方で前記ボンネツト9後部に操
向ハンドル14を設ける。
る。第1図は植付部の部分平面図、第2図は乗用
田植機の側面図、第3図は同平面図を示し、図中
1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2
を搭載する車体フレーム3後端をミツシヨンケー
ス4に連設させ、前記ミツシヨンケース4の前部
両側にフロントアクスルケース5を介して水田走
行用前輪6を支持させると共に、前記ミツシヨン
ケース4の後部両側に車軸ケースである伝動ケー
ス7を連設し、前記伝動ケース7後端部に水田走
行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2
を覆うボンネツト9両側外方に予備苗載台10を
取付けると共に、ステツプ11を形成する車体カ
バー12によつて前記伝動ケース7等を覆い、前
記車体カバー12上部に運転席13を取付け、其
の運転席13の前方で前記ボンネツト9後部に操
向ハンドル14を設ける。
更に図中15は多条植え用の苗載台16並びに
複数の植付爪17…などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台16を案内レール
18及びガイドレール19を介して植付ケース2
0に左右往復摺動自在に支持させると共に、第4
図にも示す如く、一方向に等速回転させるロータ
リケース21を前記植付ケース20に、また前記
ロータリケース21にこの回転軸芯を中心に対称
位置に爪ケース22,22を配設し、その爪ケー
ス22に植付爪17を取付ける。また前記植付ケ
ース20の前側にセンターピン23を介して支持
フレーム24を設け、トツプリンク25及びロワ
ーリンク26を含む三点リンク機構27を介して
走行車1後側に支持フレーム24を連結させ、前
記リンク機構27を介して植付部15を昇降させ
る昇降シリンダ28を備え、上記前後輪6,8を
走行駆動して略定速で移動すると同時に、左右に
往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付
爪17によつて取出し、連続的に田植え作業を行
うように構成する。
複数の植付爪17…などを具有する植付部であ
り、前高後低の後傾式の苗載台16を案内レール
18及びガイドレール19を介して植付ケース2
0に左右往復摺動自在に支持させると共に、第4
図にも示す如く、一方向に等速回転させるロータ
リケース21を前記植付ケース20に、また前記
ロータリケース21にこの回転軸芯を中心に対称
位置に爪ケース22,22を配設し、その爪ケー
ス22に植付爪17を取付ける。また前記植付ケ
ース20の前側にセンターピン23を介して支持
フレーム24を設け、トツプリンク25及びロワ
ーリンク26を含む三点リンク機構27を介して
走行車1後側に支持フレーム24を連結させ、前
記リンク機構27を介して植付部15を昇降させ
る昇降シリンダ28を備え、上記前後輪6,8を
走行駆動して略定速で移動すると同時に、左右に
往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付
爪17によつて取出し、連続的に田植え作業を行
うように構成する。
また、図中29は走行変速レバー、30は植付
昇降レバー、31は植付け感度調節レバー、32
は走行クラツチペダル、33,33は左右ブレー
キペダル、34…は田面均平用フロートであり、
植付深さ調節リンク35などを介して植付ケース
20下側に前記フロート34…を支持している。
昇降レバー、31は植付け感度調節レバー、32
は走行クラツチペダル、33,33は左右ブレー
キペダル、34…は田面均平用フロートであり、
植付深さ調節リンク35などを介して植付ケース
20下側に前記フロート34…を支持している。
さらに第5図に示す如く、苗載台16下端に設
ける苗取出板36の苗取出口37に対し、爪ケー
ス22,22を介してロータリケース21に設け
た2本の植付爪17,17を交互に移動させ、ロ
ータリケース21の1回転で2本の植付爪17,
17により2株の苗を植付けるように構成してい
る。
ける苗取出板36の苗取出口37に対し、爪ケー
ス22,22を介してロータリケース21に設け
た2本の植付爪17,17を交互に移動させ、ロ
ータリケース21の1回転で2本の植付爪17,
17により2株の苗を植付けるように構成してい
る。
次いで、第1図及び第6図に示す如く、前記植
付ケース20後端に植付爪駆動軸38を回転自在
に軸支し、その駆動軸38両端にロータリケース
21,21を対称に固定させると共に、植付爪駆
動チエン39を懸架させるスプロケツト40を駆
動軸38中間に遊転軸支し、安全クラツチ42を
介して前記スプロケツト40を駆動軸38に連動
連結している。
付ケース20後端に植付爪駆動軸38を回転自在
に軸支し、その駆動軸38両端にロータリケース
21,21を対称に固定させると共に、植付爪駆
動チエン39を懸架させるスプロケツト40を駆
動軸38中間に遊転軸支し、安全クラツチ42を
介して前記スプロケツト40を駆動軸38に連動
連結している。
また前記植付爪駆動軸38にサンギヤ46を遊
嵌させ、位相調節レバー47を介して前記サンギ
ヤ46を植付ケース20に位相調節自在に固定さ
せると共に、前記サンギヤ46と同一歯数のアイ
ドルギヤ48及びプラネタリギヤ49を備える。
そして中間軸50を介してアイドルギヤ48を、
また爪ケース22に固定した爪ケース軸51を介
してプラネタリギヤ49を、前記ロータリケース
21内部に軸支させると共に、前記各ギヤ46,
48,49を前記各軸38,50,51に偏心さ
せて軸支し、またサンギヤ46にアイドルギヤ4
8,48を介してプラネタリギヤ49,49を常
時噛合させるもので、植付ケース20にサンギヤ
46を固定支持し、植付爪駆動軸38を介してロ
ータリケース21を等速回転させ、ロータリケー
ス21両端の植付爪17,17を交互に苗載台1
6傾斜下端の苗取出口37に移動させると共に、
前記ロータリケース21の回転と連動させて前記
各ギヤ46,48,49を介して爪ケース軸51
を不等速回転させ、苗載台16の苗切取り後から
田面に至る間でロータリケース21の回転よりも
爪ケース軸51の回転を遅くし、田面に苗植付け
後から苗取出口37に至る間でロータリケース2
1の回転よりも爪ケース軸51の回転を早くし、
苗取出口37付近並びに田面植付部付近でロータ
リケース21の回転と爪ケース軸51の回転を略
等しくし、植付爪17の植付軌跡で形成する側面
視円形内部にロータリケース21中心の駆動軸3
8が位置するように構成している。
嵌させ、位相調節レバー47を介して前記サンギ
ヤ46を植付ケース20に位相調節自在に固定さ
せると共に、前記サンギヤ46と同一歯数のアイ
ドルギヤ48及びプラネタリギヤ49を備える。
そして中間軸50を介してアイドルギヤ48を、
また爪ケース22に固定した爪ケース軸51を介
してプラネタリギヤ49を、前記ロータリケース
21内部に軸支させると共に、前記各ギヤ46,
48,49を前記各軸38,50,51に偏心さ
せて軸支し、またサンギヤ46にアイドルギヤ4
8,48を介してプラネタリギヤ49,49を常
時噛合させるもので、植付ケース20にサンギヤ
46を固定支持し、植付爪駆動軸38を介してロ
ータリケース21を等速回転させ、ロータリケー
ス21両端の植付爪17,17を交互に苗載台1
6傾斜下端の苗取出口37に移動させると共に、
前記ロータリケース21の回転と連動させて前記
各ギヤ46,48,49を介して爪ケース軸51
を不等速回転させ、苗載台16の苗切取り後から
田面に至る間でロータリケース21の回転よりも
爪ケース軸51の回転を遅くし、田面に苗植付け
後から苗取出口37に至る間でロータリケース2
1の回転よりも爪ケース軸51の回転を早くし、
苗取出口37付近並びに田面植付部付近でロータ
リケース21の回転と爪ケース軸51の回転を略
等しくし、植付爪17の植付軌跡で形成する側面
視円形内部にロータリケース21中心の駆動軸3
8が位置するように構成している。
また前記ロータリケース21に位置調節レバー
52を介してカム軸53の一端を回転調節自在に
固定し、遊嵌させる爪ケース軸51にカム軸53
中間を貫通させ、強制植付用押出爪17aに連結
したプツシユロツド54にプツシユアーム55を
介して前記カム軸53を連結させ、植付爪17が
田面に突入したときにカム軸53及びプツシユア
ーム55を介してプツシユロツド54を進出さ
せ、押出爪17aにより植付爪17に挾んだ苗を
土中に押出すように構成している。
52を介してカム軸53の一端を回転調節自在に
固定し、遊嵌させる爪ケース軸51にカム軸53
中間を貫通させ、強制植付用押出爪17aに連結
したプツシユロツド54にプツシユアーム55を
介して前記カム軸53を連結させ、植付爪17が
田面に突入したときにカム軸53及びプツシユア
ーム55を介してプツシユロツド54を進出さ
せ、押出爪17aにより植付爪17に挾んだ苗を
土中に押出すように構成している。
さらに第4図及び第5図に示す如く、前後及び
左右側部及び中央の各植付フレーム56,57,
58,58,59を植付ケース20に連設させ、
各フレーム56,57,58,59を平面視で横
向き日の字形に連結すると共に、植付部15中央
の植付ケース20両側に配置させたロータリケー
ス21,21に軸受ケース60,60を対設さ
せ、その軸受ケース60中間を支軸61により側
部の植付フレーム58内側に支持させる。そして
ロータリケース21と軸受ケース60間に爪ケー
ス軸51を架設し、同一爪ケース軸51芯上に4
個の爪ケース22…を等間隔に設け、多連型に複
数の植付爪17…を並設し、1個のロータリケー
ス21に対して2本1組の4条分8本の植付爪1
7…を取付けている。
左右側部及び中央の各植付フレーム56,57,
58,58,59を植付ケース20に連設させ、
各フレーム56,57,58,59を平面視で横
向き日の字形に連結すると共に、植付部15中央
の植付ケース20両側に配置させたロータリケー
ス21,21に軸受ケース60,60を対設さ
せ、その軸受ケース60中間を支軸61により側
部の植付フレーム58内側に支持させる。そして
ロータリケース21と軸受ケース60間に爪ケー
ス軸51を架設し、同一爪ケース軸51芯上に4
個の爪ケース22…を等間隔に設け、多連型に複
数の植付爪17…を並設し、1個のロータリケー
ス21に対して2本1組の4条分8本の植付爪1
7…を取付けている。
次いで第1図及び第7図に示す如く、前記植付
爪駆動軸38を軸支する植付ケース20に8条分
の条止め油圧ポート62…を開設すると共に、前
記爪ケース軸51に油圧シリンダ63を、また前
記爪ケース22にロータリ形ピストンロツド64
を夫々形成するもので、前記ピストンロツド64
を退入させる復帰バネ65を組込むと共に、植付
爪駆動軸38、及びロータリケース21、及び爪
ケース軸51、及びカム軸53内部に連通形成す
る油路66…を介し、前記油圧ポート62に油圧
シリンダ63を連通接続させる。
爪駆動軸38を軸支する植付ケース20に8条分
の条止め油圧ポート62…を開設すると共に、前
記爪ケース軸51に油圧シリンダ63を、また前
記爪ケース22にロータリ形ピストンロツド64
を夫々形成するもので、前記ピストンロツド64
を退入させる復帰バネ65を組込むと共に、植付
爪駆動軸38、及びロータリケース21、及び爪
ケース軸51、及びカム軸53内部に連通形成す
る油路66…を介し、前記油圧ポート62に油圧
シリンダ63を連通接続させる。
そして各条毎に植付爪17の苗植付を中止させ
るユニツトクラツチレバー67…により切換える
油圧切換弁68…を設け、それら切換弁68…と
分流弁69とを介して油圧ポンプ70に油圧ポー
ト62…を接続させ、各ユニツトクラツチレバー
67…の遠隔操作により、1条2本の植付爪1
7,17を苗切取り植付け作用位置から非作用位
置に切換支持すべく、油圧シリンダ63に油圧ポ
ンプ70の高圧油を印加させ、第7図の実線位置
から仮想線位置に爪ケース22を回動固定させる
ように構成している。
るユニツトクラツチレバー67…により切換える
油圧切換弁68…を設け、それら切換弁68…と
分流弁69とを介して油圧ポンプ70に油圧ポー
ト62…を接続させ、各ユニツトクラツチレバー
67…の遠隔操作により、1条2本の植付爪1
7,17を苗切取り植付け作用位置から非作用位
置に切換支持すべく、油圧シリンダ63に油圧ポ
ンプ70の高圧油を印加させ、第7図の実線位置
から仮想線位置に爪ケース22を回動固定させる
ように構成している。
さらに第9図は第7図の変形例を示すもので、
前記植付爪17の植付移動方向並びにロータリケ
ース21の回転方向に対し、後退する方向に植付
爪17及び爪ケース22を変位させ、植付爪17
を実線の苗切取り植付け作用位置から仮想線の非
作用位置に切換支持すべく、油圧シリンダ63及
び復帰バネ65を配設し、爪ケース軸51に爪ケ
ース22を回動固定可能に取付けたもので、ユニ
ツトクラツチレバー67の遠隔操作により爪ケー
ス22を後退方向に回動固定し、植付爪17を非
作用位置に切換支持して条止めを行うと共に、前
記植付爪17の過負荷により復帰バネ65に抗し
て爪ケース22が後退し、植付爪17の損傷を防
げるから、前記復帰バネ65が植付爪17の安全
クラツチとなり、条止め動作並びに安全クラツチ
動作を同一の手段で得られるように構成してい
る。
前記植付爪17の植付移動方向並びにロータリケ
ース21の回転方向に対し、後退する方向に植付
爪17及び爪ケース22を変位させ、植付爪17
を実線の苗切取り植付け作用位置から仮想線の非
作用位置に切換支持すべく、油圧シリンダ63及
び復帰バネ65を配設し、爪ケース軸51に爪ケ
ース22を回動固定可能に取付けたもので、ユニ
ツトクラツチレバー67の遠隔操作により爪ケー
ス22を後退方向に回動固定し、植付爪17を非
作用位置に切換支持して条止めを行うと共に、前
記植付爪17の過負荷により復帰バネ65に抗し
て爪ケース22が後退し、植付爪17の損傷を防
げるから、前記復帰バネ65が植付爪17の安全
クラツチとなり、条止め動作並びに安全クラツチ
動作を同一の手段で得られるように構成してい
る。
また第10図に示す如く、前記植付爪17の安
全クラツチ42動作を検出して植付動作を中止し
て警報する切換部材である植付爪停止スイツチ7
1を備え、第1図にも示す如く、安全クラツチ4
2が切断作動したときにオンになるように、前記
スイツチ71を植付ケース20に内設すると共
に、第9図にも示すように、前記植付爪17の過
負荷によりこれが非作用位置に変位したとき、爪
ケース22が当接してオンになる植付中断スイツ
チ72…を設ける。そして安全リレー73に各ス
イツチ71,72…を並列接続させると共に、前
記リレー73の自己保持スイツチ73aにリセツ
トスイツチ74を直列接続し、前記スイツチ7
1,72にそれらスイツチ73a,74を並列に
設ける。
全クラツチ42動作を検出して植付動作を中止し
て警報する切換部材である植付爪停止スイツチ7
1を備え、第1図にも示す如く、安全クラツチ4
2が切断作動したときにオンになるように、前記
スイツチ71を植付ケース20に内設すると共
に、第9図にも示すように、前記植付爪17の過
負荷によりこれが非作用位置に変位したとき、爪
ケース22が当接してオンになる植付中断スイツ
チ72…を設ける。そして安全リレー73に各ス
イツチ71,72…を並列接続させると共に、前
記リレー73の自己保持スイツチ73aにリセツ
トスイツチ74を直列接続し、前記スイツチ7
1,72にそれらスイツチ73a,74を並列に
設ける。
さらに欠株表示ランプ75と、欠株警報ブザー
76と、走行出力軸77の走行クラツチ78を切
断する走行クラツチソレノイド79と、植付出力
軸80の植付クラツチ81を切断する植付クラツ
チソレノイド82とを備えると共に、前記ランプ
75、ブザー76、及び各ソレノイド79,82
を前記リレー73の常開スイツチ73bを介して
電源(Vcc)に接続させるもので、前記の植付爪
停止スイツチ71並びに植付中断スイツチ72…
の少なくとも一つがオンになつたとき、前記リレ
ー73を介してランプ75を点灯し、ブザー76
を鳴らせて警報すると共に、走行クラツチ78を
切断して前後輪6,8を停止させ、また植付クラ
ツチ81を切断して苗載台16及び植付爪17…
を停止させるように構成している。また、ユニツ
トクラツチレバー67…の切操作と連動しオフに
なる安全スイツチ82…を植付中断スイツチ72
…に直列接続させ、ユニツトクラツチの切により
スイツチ72動作を停止させるように構成してい
る。上記から明らかなように、一方向に等速回転
させるロータリケース21に爪ケース22を介し
て植付爪17を取付けた装置において、多条用の
複数の植付爪17の全部または一部の安全クラツ
チ42または復帰バネ65動作を検出して走行ま
たは全条植付動作の停止と警報を行う切換部材で
ある前記各スイツチ71,72を設け、植付爪停
止スイツチ71または植付中断スイツチ72がオ
ンになつたとき、走行または全条植付動作を停止
させ、警報するように構成している。
76と、走行出力軸77の走行クラツチ78を切
断する走行クラツチソレノイド79と、植付出力
軸80の植付クラツチ81を切断する植付クラツ
チソレノイド82とを備えると共に、前記ランプ
75、ブザー76、及び各ソレノイド79,82
を前記リレー73の常開スイツチ73bを介して
電源(Vcc)に接続させるもので、前記の植付爪
停止スイツチ71並びに植付中断スイツチ72…
の少なくとも一つがオンになつたとき、前記リレ
ー73を介してランプ75を点灯し、ブザー76
を鳴らせて警報すると共に、走行クラツチ78を
切断して前後輪6,8を停止させ、また植付クラ
ツチ81を切断して苗載台16及び植付爪17…
を停止させるように構成している。また、ユニツ
トクラツチレバー67…の切操作と連動しオフに
なる安全スイツチ82…を植付中断スイツチ72
…に直列接続させ、ユニツトクラツチの切により
スイツチ72動作を停止させるように構成してい
る。上記から明らかなように、一方向に等速回転
させるロータリケース21に爪ケース22を介し
て植付爪17を取付けた装置において、多条用の
複数の植付爪17の全部または一部の安全クラツ
チ42または復帰バネ65動作を検出して走行ま
たは全条植付動作の停止と警報を行う切換部材で
ある前記各スイツチ71,72を設け、植付爪停
止スイツチ71または植付中断スイツチ72がオ
ンになつたとき、走行または全条植付動作を停止
させ、警報するように構成している。
本実施例は上記の如く構成しており、植付爪駆
動軸38によりこれを中心に機体前後方向にロー
タリケース21を一方向に連続して等速回転させ
ることにより、各ギヤ46,48,49を介して
爪ケース軸51が不等速回転し、苗取出口37の
手前で植付爪17を苗切取り姿勢に、また田面に
突入状態で植付爪17を植付け姿勢に夫々移行さ
せ、ロータリケース21の半回転で1株の苗を植
付けるもので、畦際での田植時、畦際に一行程分
の未植地を残すように、ユニツトクラツチレバー
67操作により、植付部15一側植付爪17を非
作用位置に保持して植付け条数を減らせて最終一
行程前の田植を行うと共に、前記安全クラツチ4
2の切断動作により植付爪停止スイツチ71がオ
ンになつたとき、又は植付爪17の過負荷により
爪ケース22が後退して植付中断スイツチ72が
オンになつたとき、ランプ75及びブザー76に
より作業者に欠株を警報すると共に、走行並びに
植付作業を停止させるものである。なお、油圧ポ
ート62を2条分毎に設けて2条分毎に条止めを
行つても良いと共に、カム軸53の油路66を2
条分毎に共用することも行える。
動軸38によりこれを中心に機体前後方向にロー
タリケース21を一方向に連続して等速回転させ
ることにより、各ギヤ46,48,49を介して
爪ケース軸51が不等速回転し、苗取出口37の
手前で植付爪17を苗切取り姿勢に、また田面に
突入状態で植付爪17を植付け姿勢に夫々移行さ
せ、ロータリケース21の半回転で1株の苗を植
付けるもので、畦際での田植時、畦際に一行程分
の未植地を残すように、ユニツトクラツチレバー
67操作により、植付部15一側植付爪17を非
作用位置に保持して植付け条数を減らせて最終一
行程前の田植を行うと共に、前記安全クラツチ4
2の切断動作により植付爪停止スイツチ71がオ
ンになつたとき、又は植付爪17の過負荷により
爪ケース22が後退して植付中断スイツチ72が
オンになつたとき、ランプ75及びブザー76に
より作業者に欠株を警報すると共に、走行並びに
植付作業を停止させるものである。なお、油圧ポ
ート62を2条分毎に設けて2条分毎に条止めを
行つても良いと共に、カム軸53の油路66を2
条分毎に共用することも行える。
「考案の効果」
以上実施例から明らかなように本考案は、一方
向に等速回転させるロータリケース21に爪ケー
ス22を介して植付爪17を取付けた装置におい
て、多条用の複数の植付爪17の全部または一部
の安全クラツチ42,65動作を検出して走行ま
たは全条植付動作の停止と警報を行う切換部材7
1,72を設けたもので、前記安全クラツチ4
2,65が作動しても走行または全条植付動作を
停止した場所から植付作業を再開することがで
き、従来に比べて安全クラツチ42,65作動個
所での補植を不要にすることができ、安全クラツ
チ42,65が作動し易い高速植付時においても
手間が掛る補植作業を省くことができ、従来より
も機能的な構成にして作業能率の向上などを容易
に図ることができるものである。
向に等速回転させるロータリケース21に爪ケー
ス22を介して植付爪17を取付けた装置におい
て、多条用の複数の植付爪17の全部または一部
の安全クラツチ42,65動作を検出して走行ま
たは全条植付動作の停止と警報を行う切換部材7
1,72を設けたもので、前記安全クラツチ4
2,65が作動しても走行または全条植付動作を
停止した場所から植付作業を再開することがで
き、従来に比べて安全クラツチ42,65作動個
所での補植を不要にすることができ、安全クラツ
チ42,65が作動し易い高速植付時においても
手間が掛る補植作業を省くことができ、従来より
も機能的な構成にして作業能率の向上などを容易
に図ることができるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す植付部の拡大
平面図、第2図は全体の側面図、第3図は同平面
図、第4図は植付部の側面図、第5図は同平面
図、第6図は断面側面図、第7図は部分側面図、
第8図はユニツトクラツチ油圧回路図、第9図は
第7図の変形例を示す部分側面図、第10図は要
部の電気回路図である。 17……植付爪、21……ロータリケース、2
2……爪ケース、42……安全クラツチ、71…
…植付爪停止スイツチ(切換部材)。
平面図、第2図は全体の側面図、第3図は同平面
図、第4図は植付部の側面図、第5図は同平面
図、第6図は断面側面図、第7図は部分側面図、
第8図はユニツトクラツチ油圧回路図、第9図は
第7図の変形例を示す部分側面図、第10図は要
部の電気回路図である。 17……植付爪、21……ロータリケース、2
2……爪ケース、42……安全クラツチ、71…
…植付爪停止スイツチ(切換部材)。
Claims (1)
- 一方向に等速回転させるロータリケース21に
爪ケース22を介して植付爪17を取付けた装置
において、多条用の複数の植付爪17の全部また
は一部の安全クラツチ42,65動作を検出して
走行または全条植付動作の停止と警報を行う切換
部材71,72を設けたことを特徴とする田植機
の植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17668785U JPH0440418Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17668785U JPH0440418Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283413U JPS6283413U (ja) | 1987-05-28 |
JPH0440418Y2 true JPH0440418Y2 (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=31117174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17668785U Expired JPH0440418Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0440418Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5655025B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2015-01-14 | 株式会社クボタ | 田植機の苗植付け装置 |
JP6582553B2 (ja) * | 2015-05-26 | 2019-10-02 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP17668785U patent/JPH0440418Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283413U (ja) | 1987-05-28 |
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