JP2799696B2 - パチンコ機の発射装置 - Google Patents

パチンコ機の発射装置

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JP2799696B2
JP2799696B2 JP8031476A JP3147696A JP2799696B2 JP 2799696 B2 JP2799696 B2 JP 2799696B2 JP 8031476 A JP8031476 A JP 8031476A JP 3147696 A JP3147696 A JP 3147696A JP 2799696 B2 JP2799696 B2 JP 2799696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機に投入し
た遊技用のパチンコ球を遊技盤に打ち出すために使用す
るパチンコ機の発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図25ないし図27に示すように、パチ
ンコ機1は、外枠2、機構枠3、該機構枠を固定するた
めの扉枠5、及びガラス枠6等で構成されており、機構
枠3には、発射手段11、賞品球払出装置(図示省略)
などの各機構部などが裏面側に設けられ、その内部に遊
技盤4を着脱可能に収容する。
【0003】投入球供給装置7は、上皿14から投入さ
れたパチンコ球(以下、単に投入球という)を、1分間
に100個(すなわち0.6秒間ごと)の割合で1個づ
つ供給口15から発射バンド16に供給するものであ
り、該供給された投入球は、発射手段11によって遊技
盤面4に打ち出される。
【0004】遊技盤4には、発射手段11によって発射
されたパチンコ球(以下、発射球という)を誘導するた
めの誘導バンド12のほか、入賞孔、障害釘、電動装飾
機器および電動入賞装置などが設けてある(ともに図示
省略)。
【0005】パチンコ機1の発射装置は、発射手段11
と発射バンド16とを主構成とする。発射手段11は、
上述のように投入球供給装置7から供給された投入球を
発射するためのもので、主にハンドル装置25、モータ
26および打球杆27から構成されている。一方、発射
バンド16は下方に突出する湾曲状に形成されたレール
である。なお17は、発射バンド16を機構枠3に固定
するための基準プレートである。
【0006】ハンドル装置25は操作部位を扉枠5の前
面側に突設させ、ハンドル装置25には図示を省略した
スイッチが内蔵してある。このスイッチは発射手段11
を起動するためのもので、スイッチの接点(図示省略)
が閉鎖されたとき、モータ26が駆動されてモータ26
の回転軸は回転される。
【0007】モータ26の回転軸には図示を省略したカ
ムが取り付けてあり、このカムはモータ26の起動時に
打球杆27に摺接して、打球杆27を発射バンド16か
ら遠ざける方向いいかえれば図30中、基端部を支点と
して仮想線部に示すように時計方向に回動させる。
【0008】打球杆27は、その先端部に杵先13を設
け、基端部がモータ26に駆動されることよって回動さ
れるように固定されている。打球杆27には図示を省略
したスプリングが取り付けてあり、このスプリングは図
30中、基端部を支点として反時計方向に回動させる力
を打球杆27に付勢している。
【0009】杵先13は、弾性を有する合成樹脂および
ポリウレタンなどから形成されており、基端部が角柱形
状に先端部が円錐台形状に形成されている。
【0010】遊技盤4の下方部に固定される発射バンド
16は、投入球を打球発射させるため、一端部28に設
けた発射手段11に投入球を誘導し、さらに、打球杆2
7によって打ち出される発射球を、他端部29から出射
して誘導バンド12に誘導するものである。
【0011】発射バンド16は、断面がM字(図28お
よび図29参照)形状に形成されている。これにより投
入球は発射バンド16によって2点支持されながら一端
部28側または他端部29側に誘導される。この2点支
持は投入球に対する発射バンド16の摩擦係数を低減さ
せている。
【0012】発射バンド16は一端部28を他端部29
より下方に傾斜させて止めビス31で固定し、この傾斜
角度はおよそ10度に調整してある。これにより投入球
は通常時に他端部29から一端部28側に流下する。
【0013】一端部28側には、上記傾斜によって誘導
された投入球が係止される係止部材33を設けている。
係止部材33は、耳状部35及び係止面38が一体に形
成されている。なお、37は、係止部材33を所望の位
置に固定するための位置決め用の係合孔であり、係合孔
37は、所定位置に突設した係合部(図示省略)に係合
する。
【0014】係止部材33は、耳状部35に穿設したビ
ス孔36に止めビス31を挿通させることにより固定さ
れているので、発射バンド16の上記傾斜によって一端
部28側に流下した投入球を、図30に示すように係止
面38にて1点で支持する。
【0015】このとき、投入球は、係止面38のほかに
上述したように発射バンド16の2点で支持されてお
り、結局3点支持されることになるので、一定姿勢に保
持すなわち係止されることになる。このような一端部2
8側に係止された投入球を以下、「係止球」ということ
にする。
【0016】このとき打球杆27は、上記スプリングに
よって付勢されたときに係止球と杵先13の先端部とが
衝突するように配置されている。このためハンドル装置
25が操作されると、打球杆27は、上記カムの摺接と
上記スプリングの弾性力とに基いて回動され、杵先13
が係止球に衝突することによって周期的に1球づつ打ち
出す。
【0017】そして打ち出された係止球は、発射バンド
16から誘導バンド12を経て遊技盤4に導かれる。な
お打球杆27の上記動作と投入球供給装置7の動作とは
両者のタイミングを同期させている。
【0018】ところで上記構成の従来のパチンコ機の発
射装置は、杵先13と係止球との相対位置は固定されて
おり、両者の衝突時の位置関係として、杵先13の軸線
l(エル)lが係止球の中心oより上側になるように配
置したものがある(特開昭61−293486号参
照)。
【0019】このように配置することにより杵先13
は、図30中、反時計方向の回転いいかえれば発射バン
ド16および誘導バンド12によって形成された経路に
対して、順方向の回転を係止球に付与することになる。
このため発射バンド16および誘導バンド12と発射球
とが円滑に摺接する。
【0020】他の従来例としては、図32に示すよう
に、杵先13を円錐台形状に形成されたコイルスプリン
グ39によって構成し、該コイルスプリング39(杵先
13)の軸線l(エル)lを係止球の中心oより上側に
配置したものがある。
【0021】このような構成の場合も、上述した従来例
と同様に発射バンド16および誘導バンド12によって
形成された経路に対して、発射球に順方向の回転を付与
することになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のパチンコ機の発射装置にあっては、杵先
13の軸線l(エル)lが係止球の中心oより上方に位
置した場合に、以下に述べる問題を生じる。すなわち、
衝突点における係止球の接平面Sに対する杵先13の軸
線l(エル)lとの関係が不明確であり、杵先13が係
止球に及ぼす衝撃力の方向が発射バンド16から離れる
方向である場合は、発射バンド16及び誘導バンド12
上を円滑に移動しないことになる。この場合には発射バ
ンド16及び誘導バンド12の内壁等にパチンコ球が衝
突し、運動エネルギーの損失につながり、安定した発射
を実現できないという問題がある。
【0023】又、杵先13の軸線l(エル)lと係止球
の中心oがずれているので、先端部端面の中央部位を係
止球に衝突させることができない。いいかえれば、衝突
時には、杵先13の先端部端面の周縁部位が係止球に当
接していることになる。また、上述のように杵先13
は、弾性を有する合成樹脂またはコイルスプリングで構
成されている。
【0024】これにより、杵先13を係止球に衝突させ
たとき、たとえば図31に示すように、杵先13は、軸
線l(エル)lとずれて、その形状がたわむことにな
る。さらに、係止球を打ち出したのち、杵先13はその
弾性力によって原形状に復帰しようとするものの、打球
周期が0.6秒毎であるから、杵先13は、約0.6秒
後につぎの係止球と衝突するので、その形状をふたたび
たわませることになる。
【0025】これにより杵先13は、係止球が打ち出さ
れる周期で上記変形と復帰とを繰り返すことにより、常
時この周期で振動していることになるから、杵先13と
係止球との相対位置が微妙に変動する。この変動によ
り、係止球が打ち出される方向(以下、単に球飛方向と
いう)が安定しないという問題を生じる。
【0026】このとき、杵先13と係止球との相対位置
(当りの状態)を微調節して、上記たわみを抑制するこ
とが考えられるものの、発射バンド16は、上述のよう
に止めビス31で固定されているため、発射バンド16
の位置を変更できないので、当りの状態を調節すること
は不可能である。
【0027】上述した理由により、球飛方向及び打球力
を安定させることが困難になることから、パチンコ球を
所望の位置に連続的に打ち出すことができないという問
題を生じる。このような場合、遊技中に遊技者に有利な
権利が生じたとしてもこの権利を有効に行使できないこ
とになるので、遊技意欲が減退するという問題を発生さ
せていた。
【0028】そこで本発明は、杵先13と係止球との衝
突点を考慮して球飛方向を安定させることによって、パ
チンコ球を所望の位置に打ち出すことが可能なパチンコ
機の発射装置の提供を目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のパチンコ球の発射装置は、
遊技盤4の上部にパチンコ球を誘導する誘導レール1
2,16と、該誘導レール12,16に沿ってパチンコ
球を打ち出すための杵先13を備える発射手段11と、
該発射手段11に近接する前記誘導レール12,16の
一端部28に設けられる係止部材33とを有し、前記杵
先13を前記係止部材33に係止されている係止球に衝
突させることによってパチンコ球を打ち出すパチンコ球
の発射装置において、前記杵先13及び前記係止球の衝
突点における打ち出し方向が、前記係止球が前記誘導レ
ール12,16に接する接平面sに対して、平行または
交差するように前記誘導レール12,16を位置させ、
該打ち出し方向が前記接平面sに対して交差する場合に
は、その交差位置が、前記係止球及び前記誘導レール1
2,16の接点よりも前記誘導レール12,16の他端
部29寄りであることを特徴とする。
【0030】このような構成とすると、杵先13及び前
記係止球の衝突点における打ち出し方向が、前記係止球
が前記誘導レール12,16に接する接平面sに対して
平行になるように前記誘導レール12,16を位置させ
る場合には、係止球が誘導レール12,16に沿って打
ち出されるので球飛方向が安定する。また、該打ち出し
方向が、他端部29側で交差するように前記誘導レール
12,16を位置させると、係止球には、誘導レール1
2,16に対して順方向の回転が付与され円滑に摺接さ
れることになるので、球飛方向がより安定する。
【0031】さらに、請求項2記載の本発明によれば、
請求項1記載の発明において前記誘導レールは、前記衝
突時において前記杵先の軸線が前記係止球の中心を通る
ように配置されるので、杵先及び係止球の衝突時には、
杵先の先端部端面の中央部位に係止球が衝突することに
なり、杵先の先端部端面の周縁部位に衝突することがな
い。したがって、杵先13の変形は抑制されるため球飛
方向が安定しパチンコ球を所望の位置に打ち出すことが
できる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
いて詳細に説明する。なお、従来技術の欄において図2
5ないし図31に基づいて説明した部材と同じものには
同符号を付し、その詳細な説明は省略する。ここで、図
1は打球杆27と係止球との相対位置を示しており、本
発明に係るパチンコ機の発射装置の要部構成を表わして
いる。
【0033】杵先13はほぼ円錐台形状に形成され、図
2および図3に示すように、打球杆27の先端に形成さ
れる凹所40に取り付けられ、先端面は軸線l(エル)
lに直交するように打球杆27に固定される。
【0034】さらに詳しくは、凹所40は打球杆27の
先端部に位置し、杵先13の基端部を嵌合させうる形状
に設けられている。41は凹所40の底部に突設された
取付突部、42は取付突部41に穿設された切欠、43
は杵先13の基端部端面から先端部端面にかけて穿設さ
れた取付溝である。
【0035】取付溝43は杵先13の基端部を凹所40
に嵌合させたときに取付突部41を嵌挿入可能な形状に
形成している。取付溝43に嵌挿入された取付突部41
は切欠42によって杵先13を内側から係止するので、
杵先13を軸線l(エル)lを中心に回動させることな
く打球杆27の先端部に固定することができる。
【0036】このように打球杆27の先端部に凹所40
を形成し、該凹所40に杵先13を嵌合固定する構成と
すると、杵先13の先端部端面に係止球が衝突する際
(詳細は後述)の衝撃力を打球杆27の凹所40全体で
吸収することが可能であるから、杵先13の変形を抑止
する。
【0037】さらに、図4ないし図7は、本発明の発射
装置の要部である発射バンド16、表示手段30及び固
定手段34とを示している。図4および図5に示すよう
に、発射バンド16は下方に突出する湾曲形状に設けて
あり(図10参照)、発射手段11に近接する一端部2
8には、係止部材33が一体形成されている。
【0038】発射バンド16の他端部29は、基準プレ
ート17に止めビス31で一点支持されており、他端部
29は発射バンド16の回動中心となっている。図4に
示す114は、基準プレート17に形成された係合突部
で、係合突部114は遊技盤4に形成された係合凹部1
15に係合することにより両者4,17の相対位置を決
定する。
【0039】表示手段30は、係止球の中心線と杵先1
3との相対位置を表示するためのもので、図6に示すよ
うに、係止部材33に固定される透明な板状体であり、
透光性を有する素材たとえばアクリル樹脂板からなる。
表示手段30には、発射バンド16と係止球との接平面
sに平行な直線が表示されており、係止部材33の手前
すなわち遊技者側の端面にビス止めされている。
【0040】この直線は、図6および図7に示すよう
に、係止球の最下部からパチンコ球の半径(5.5m
m)に相当する分だけ上方に位置している。このため表
示手段30を透して係止球を目視することができ、接平
面sに平行かつ係止球の中心を通る直線を確認すること
ができる。
【0041】また杵先13の外側面には、その中心線す
なわち軸線l(エル)lが表示されている。このような
表示(目印)は、杵先13の成形時に凹部または突部と
して設けてもよいし、杵先13を成形したのちに印刷に
よって設けてもよい。
【0042】このように、表示手段30および杵先13
の表示線によって、後述する発射バンド16の位置決め
関係を容易ならしめる目印となる。
【0043】さらに、図5に示される固定手段34は、
杵先13の先端面および係止球との当たりを調節するた
めに、発射バンド16を固定するためのもので、一端部
28側に形成される上下方向に延びる長孔103,10
4と止めビス31,31とからなる。長孔103は発射
バンド16の基材に穿設され、一方、長孔104は耳状
部35に穿設され、両長孔103,104はともに内部
に止めビス31,31が移動自在な形状に形成されてい
る。
【0044】このため両長孔103,104内の止めビ
ス31,31を緩めることによって、他端部29を中心
として発射バンド16の一端部28を所定角度回動する
ことができる。このとき、発射バンド16の回動角度は
両長孔103,104に依存する。
【0045】なお誘導バンド12の先端部12′(図4
参照)は、パチンコ球を遊技盤4上に打ち出すべく、他
端部29における接平面sの延長方向より下方に配置し
てある。さらに、図5に示される105は係合部材で、
係合部材105は基準プレート17の図示を省略した係
合溝に係合することによって一端部28の位置を仮決め
する際に使用するものである。
【0046】また、発射バンド16は、以下に説明する
構成となっている。すなわち、16aは折曲げ片部で、
折曲げ片部16aは図24に示すように発射バンド16
を樹脂部材16′にインサートするためのものである。
16bは樹脂部材で、樹脂部材16bは発射バンド16
のM字形状をなす溝部を覆うためのものであり、係止球
の上記2点支持が可能な範囲内の高さに設けてある。1
6cは小孔で、小孔16cは樹脂成形時に使用するため
のものである。
【0047】図8には、発射手段11の主構成部材であ
るハンドル装置25、モータ26及び打球杆27と、発
射バンド16の一端部28とを示しており、さらに、図
9には打球力調整機構44が示されている。
【0048】49はパチンコ機1の裏側に配置された固
定板で、固定板49はモータ26、打球杆27および打
球力調整機構44などを固定するためのものである。固
定板49には支軸50(図8参照)が回動自在に取り付
けてあり、支軸50には打球杆27の基端部が固定され
ている。
【0049】これにより打球杆27の動作時において、
打球杆27の先端部に取り付けられた杵先13の軌跡
は、杵先13の先端部端面と衝突する係止球の点(以
下、単に「衝突点」という)を通り、支軸50を中心と
する連続した弧を描く。また上記衝突点を通る杵先13
の軌跡は、以下、「衝突軌跡」といい、「衝突軌跡」の
形状、すなわち弧を、以下、単に「弧」という。
【0050】このような構成の本発明のパチンコ機の発
射装置において、係止球と杵先13との衝突時の当たり
調整について以下に説明する。上述のように、本発明に
おいては、係止球を係止する係止部材33が発射バンド
16と一体に形成されるため、係止球と杵先13との位
置関係を調整するために発射バンド16の他端部29を
中心にして一端部28を回動させると、係止部材33は
一端部28とともに回動されるので、係止球と杵先13
との相対位置を変位させることができる。
【0051】このとき、杵先13に表示された直線と表
示手段30に表示された直線とを目視しながら、両者1
3,30に表示された直線が同一直線になるように発射
バンド16を所望の位置に移動させて調整することによ
って、上記相対位置の変位を確認できることなる。これ
により杵先13の軸線l(エル)lと係止球の接平面s
は平行となる。
【0052】こののち固定手段34を操作して他端部2
9側を止めビス31でビス止めすることにより上記相対
位置が決定される。また一端部28は固定手段31によ
ってビス止めしてもよい。
【0053】このように当たり調整された発射装置を備
えるパチンコ機は、以下のように作動する。先ず、遊技
者がハンドル装置25を操作するとモータ26は起動さ
れ、これと同時に投入球供給装置7によって投入球が発
射バンド16に供給される。発射バンド16は、上述の
ように一端部28側が他端部29よりも下方に位置する
ように傾斜を持たせて固定されているため、投入球は自
重により一端部28に誘導されて係止部材33に係止さ
れる。
【0054】さらに、モータ26の起動に基づいて打球
杆27が回動されて、一端部28で係止されている係止
球に杵先13を衝突させる。係止球は、杵先13との衝
突によって遊技盤4に打ち出される。このとき杵先13
及び表示手段30に表示される直線により、その当たり
位置を調整されているので、杵先13の軸線l(エル)
lは、杵先13と係止球との衝突点を通りかつ発射バン
ド16と係止球との接平面sに平行になる。
【0055】このことから、杵先13の周縁部位が係止
球に衝突することがなく、杵先13の変形すなわちたわ
みは抑制され、杵先13の原形状からたわみ状態への変
位量とたわみ状態から原形状への変位量とを減少させる
ことができる。従って、係止球に対する衝突に起因して
杵先13に生じる振動の振幅を減少させることができ
る。
【0056】また上記衝突に基いた杵先13の運動エネ
ルギーを係止球の中心oに付与することができると同時
に杵先13の変形は抑制されるため、杵先13の運動エ
ネルギーが係止球に確実に伝達される。
【0057】係止球は、発射バンド16に沿って打ち出
されることになるが、この係止球は発射バンド16また
は誘導バンド12に対する摩擦力によって、順方向すな
わち図1中、反時計方向に漸次回転されながら遊技盤4
に導かれる。
【0058】なお杵先13の軸線l(エル)lが発射バ
ンド16と係止球との接平面sに平行であるために、係
止球が発射バンド16から離れる方向に打ち出されるこ
とはない。軸線l(エル)lは、図1に示すように弧で
ある衝突軌跡の接線に一致し、この接線tの法線は接平
面sに直交する。
【0059】本実施の形態では図10に示すように発射
バンド16を下方に突出する湾曲形状に設けた場合を説
明したが、これに限定されるものではなく図11に示す
ように発射バンド16の全体を直線形状に形成したり、
図12に示すように一端部28のみを直線形状に形成
し、他端部29側の他部を図10と同様、下方に突出す
る湾曲形状の発射バンド16に形成してもよい。
【0060】図11および図12に示すように、少なく
とも一端部28が直線形状に形成された発射バンド16
の場合、発射バンド16の直線部位の延長線と、衝突時
における杵先13の軸線l(エル)lとを平行に設けれ
ばよい。このように設けることにより、上述した実施の
形態と同様に杵先13の先端部端面の中央部位に係止球
を衝突させることができ、杵先13の運動エネルギーを
係止球の中心oに付与することによって杵先13のたわ
みが抑制される。
【0061】つぎに、図1に示す第一の実施の形態の変
形例として、杵先13の軸線l(エル)lおよび接平面
sを交差するように設けた場合の係止球及び杵先13の
当たり調整について、図13に基いて以下に説明する。
【0062】なお、図13中、固定手段34の図示は省
略してある。本実施の形態では発射バンド16を全部ま
たは一端部28の近傍のみが直線形状に形成されてい
る。
【0063】杵先13の軸線l(エル)lと接平面sと
を発射バンド16の他端側29寄りで交差するように設
けるためには、調整手段34(図4及び図5参照)の調
整によって発射バンド16の一端部28側を所定角度移
動させる。
【0064】このとき表示手段30は、発射バンド16
の傾斜角度を表示する目安として使用す、るべく、発射
バンド16と共に移動する表示手段30の直線と、杵先
13に表示された直線とのずれ幅によって、その傾斜の
程度を大まかに認識することができる。
【0065】軸線l(エル)lと接平面sとの交差位置
は、発射バンド16と係止球との接点より他端部29寄
りになるように決定されていることから、杵先13の軸
線l(エル)lは、図13に示すように係止球の中心よ
り上側に位置することになる。従って、その衝突により
係止球には、図13中、係止球と発射バンド16との摩
擦力によって反時計方向の回転が加わるので、係止球が
発射バンド16から離れる方向に打ち出されることはな
い。
【0066】ここで接平面sと軸線l(エル)lとの交
差位置が他端部29寄りにない場合、たとえば図14に
示すように発射手段11側である場合、係止球は発射バ
ンド16から離れる方向に打ち出されることになって好
ましくない。また上記交差位置が発射バンド16と係止
球との接点を通る場合、係止球は杵先13によって接平
面sに対し垂直に衝突する。このため係止球には良好な
打球力が付与されない。
【0067】すなわち、接平面sと軸線l(エル)lと
を平行(図1参照)、又は、発射バンド16と係止球と
の接点より他端部29寄りで交差(図13参照)するよ
うに、発射バンド16を固定することによって、係止球
が発射バンド16から離れる方向に打ち出されることを
防止し球飛方向を安定させる。さらに、衝突点と軸線l
(エル)lとを一致させた場合は、接平面sと軸線l
(エル)lとは平行となり、杵先13の変形を抑制す
る。
【0068】さらにまた上記交差位置は、係止球が誘導
バンド12および発射バンド16に沿う位置にあり、誘
導バンド12および発射バンド16に沿っていない位置
にある場合には発射手段11から係止球に良好な打球力
が付与されないことになり、良好な打ち出しはなされな
い。
【0069】以上説明した図1及び図13に基づく本発
明の実施の形態は、発射手段11に設けられた杵先13
の衝突軌跡が弧の場合を説明したが、つぎに衝突軌跡が
直線である場合を図15に基いて以下に説明する。
【0070】図15に示す発射装置は、発射手段11と
して直進ソレノイド80を設けたものを示し、表示手段
30および固定手段34は図示を省略している。直進ソ
レノイド80はソレノイド枠体81内にコイル82、コ
イル82と同軸に配置されたプランジャ83を備え、コ
イル82とプランジャ83との間にはコイル枠84が介
装してある。
【0071】そしてプランジャ83は両端間をコイル枠
84に対して摺動自在に挿通させ、プランジャ83の先
端部には杵先13を同軸に固定している。なおこの杵先
13は先端部端面を軸線l(エル)lに直交させてい
る。
【0072】プランジャ83は両端をソレノイド枠体8
1から突出させており、プランジャ83の両端は軸受8
5,86によって支持され、プランジャ83の一端には
杵先13を、他端にはゴムなどの弾性を有する素材から
なるストッパ87をプランジャ83と同軸に固着してあ
る。
【0073】軸受86は少なくともプランジャ83に対
して当接する部位を、磁性体からなる耐摩耗用のコーテ
ィング処理を施している。88は固定鉄芯で、この固定
鉄芯88と杵先13との間には弾性を有する合成樹脂か
らなるストッパ89が介装されている。
【0074】ストッパ89と杵先13とは間隙gだけ隔
てて配置してある。90は抜止溝で、抜止溝90はスト
ッパ89を係止させる。
【0075】91はコイルばねからなる復帰スプリング
で、復帰スプリング91はストッパ87とソレノイド枠
体81との間に介装され、一端をストッパ87に穿設さ
れた係止孔(図示省略)に係止させ、他端をソレノイド
枠体81に穿設された位置決孔92に係止させている。
【0076】なお復帰スプリング91は直進ソレノイド
80の解磁時に図15中、右方向に吸引されたプランジ
ャ(仮想線部参照)83を、その弾性力によって同図
中、左方向に摺動させるが、ストッパ89はソレノイド
枠体81に衝突して、プランジャ83を原位置に復帰さ
せる。
【0077】このとき上記衝突に起因した衝撃はストッ
パ89の弾性によって吸収され、抜止溝90はストッパ
89がプランジャ83からずれることを防止する。また
間隙gはこのような衝撃に起因してストッパ89がソレ
ノイド枠体81に押圧された場合においても、杵先13
およびストッパ89が当接しないように定めている。
【0078】93はプランジャ83に形成された回転防
止溝、94は回転防止溝93に対して摺動可能に係合す
る位置決突部で、位置決突部94は回転防止溝93に係
合することによって、プランジャ83が回転することを
防止する。
【0079】また95はソレノイドドライバで、ソレノ
イドドライバ95はハンドル装置25が操作されたとき
にパルス信号を直進ソレノイド80に入力する。これに
より直進ソレノイド80は励磁と解磁とを交互に繰り返
し、この繰り返しは一分間に100回程度の周期でなさ
れ、この周期は投入球供給装置7の動作と同期してい
る。
【0080】本実施の形態では、発射バンド16を下方
に突出する湾曲形状に設け、上述したように直進ソレノ
イド80が励磁および解磁されたときに杵先13は直線
状の衝突軌跡を描き、衝突軌跡は杵先13(プランジャ
83)の軸線l(エル)lに一致する。
【0081】また、直進ソレノイド80と係止球との相
対位置は、上述した図1及び図13に示される実施の形
態と同様に、表示手段30および固定手段34に基い
て、軸線l(エル)lが杵先13と係止球との衝突点を
通りかつ発射バンド16と係止球との接平面sに平行に
設けている。これにより杵先13は先端部端面の中央部
位を係止球に衝突させることができる。そして発射バン
ド16の湾曲形状に沿って打ち出されるので安定した球
飛びができる。
【0082】このように構成された直進ソレノイド80
を備えるパチンコ機の発射装置を使用するときには、遊
技者がハンドル装置25を操作すると、投入球供給装置
7が起動されて投入球は発射バンド16に供給され、係
止部材33によって一端部28に係止される。
【0083】これとほぼ同時に直進ソレノイド80が励
磁されプランジャ83が杵先13を係止球に衝突させる
ため、係止球は遊技盤4に打ち出される。このとき係止
球を杵先13の先端部端面の中央部位に衝突させ、杵先
13の周縁部位が係止球に衝突することはない。従っ
て、第一の実施の形態の場合と同様に、杵先13の変形
は抑制されるため、球飛方向を安定させる。
【0084】以上のように本実施の形態では、発射バン
ド16を下方に突出する湾曲形状に設け、直線の衝突軌
跡すなわち軸線l(エル)lを接平面sに平行に設けた
場合を説明したが、図17に示す軸線l(エル)lと接
平面sとを、図5に示す表示手段30および固定手段3
4に基いて交差するように設けてもよい。
【0085】このように衝突軌跡を直線にして発射バン
ド16を下方に突出する湾曲形状に設けた例を説明した
がこれに限定されるものではなく、発射バンド16の全
てまたは一端部28近傍のみを直線形状に設けてもよい
(図11および図12参照)。
【0086】ところで上述した各実施の形態は杵先13
を円錐台形状に形成し、先端部端面および基端部端面を
軸線l(エル)lに対して垂直すなわち先端部端面およ
び基端部端面を平行に設けたもの説明したが、これに限
定されるものではない。
【0087】たとえば、先端部端面および基端部端面を
平行に設けるのではなく、先端部端面を基端部端面に対
して傾斜、いいかえれば、先端部端面を軸線l(エル)
lに対して垂直に設けるのではなく、図18および図1
9に示すように傾斜させてもよい。
【0088】このように先端部端面を傾斜させることに
よって、発射手段11が他の部材によって配置不能な場
合、先端部端面の中央部位を係止球に衝突させる配置が
容易になる。
【0089】これにより、杵先13の周縁部位が係止球
に衝突することはないことから、係止球に対する衝突に
起因して杵先13に生じる振動の振幅を減少させること
ができる。
【0090】また図20および図21は杵先13を打球
杆27に取り付ける別の例を示している。打球杆27の
先端部には取付部96が形成されており、取付部96に
は杵先13の基端部を収容するための収容孔97を備
え、外周部には収容孔97に収容された軸線l(エル)
lを中心としてねじ溝98が形成されている。
【0091】99はキャップで、キャップ99にはねじ
溝98に係合する係合溝100と、杵先13を挿通する
ための挿通孔101とが形成されている。キャップ99
はねじ溝98に係合することによって、係止球との衝突
に起因した杵先13の変形を抑制する。102は補強用
リブである。
【0092】なお杵先13の基部側には切欠溝13′が
穿設されており、取付部96に突設された図示を省略し
た突部に切欠溝13′を係合させることにより杵先13
の回動が防止される。
【0093】図22ないし図24は上述した発射バンド
16の他の実施の形態を示している。106,106は
スライド溝、また107は調節部材である。スライド溝
106,106は耳状部35の裏側すなわち基準プレー
ト17側に形成され、深さを一様に設けている。
【0094】これに対して調節部材107はスライド溝
106,106に摺動可能に係合するスライド突部10
8,108が一側部に突設され、断面はコの字形状に形
成されている。
【0095】調節部材107はスライド突部108,1
08にテーパ加工を施しており、スライド突部108,
108をスライド溝106,106に摺動させることに
よって、一端部28を固定手段34の止めビス31の軸
線方向に変位させることができる。
【0096】109,109は調節部材107および一
端部28を基準プレート17に共締めするための逃げ孔
で、逃げ孔109,109は内部に止めビス31を移動
自在に設けている。
【0097】110はコイルスプリング111を装着す
る装着孔で、装着孔110は発射バンド16の他端部2
9にビス孔36と同軸に穿設されている。
【0098】これによりコイルスプリング111をビス
孔36に装着した状態で、コイルスプリング111およ
びビス孔36に止めビス31を挿通させれば、コイルス
プリング111の弾性力が基準プレート17および他端
部29に付勢される。
【0099】このように構成された発射バンド16は上
述した係止球と杵先13との相対位置の調節時に、他端
部29を回動中心として上下方向を定めて一端部28を
止めビス31,31により仮締めする。
【0100】こののち調節部材107をスライド溝10
6,106に摺動させることによって、パチンコ機1の
奥行方向の微調節を一端部28について行うことができ
る。またこのときコイルスプリング111の弾性力が基
準プレート17および他端部29に付勢されているの
で、他端部29側の同様な微調節を止めビス31の操作
によって行うこともできる。しかるのち調節部材107
および一端部28を基準プレート17に共締め固定す
る。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の構成によ
れば、係止球の衝突点における打ち出し方向が、接平面
に対して平行または他端部側で交差するように誘導レー
ルを位置させるので、誘導レールを形成する壁等に衝突
することなどが減少するため、衝撃力によって係止球に
与えられた運動エネルギーの損失を最小限に抑えて誘導
レールを円滑に摺動する。また、係止球が誘導レールに
沿って打ち出されるので球飛方向が安定する。
【0102】このように杵先を係止球に衝突させること
によって、遊技盤に打ち出すパチンコ球の動作を安定さ
せることが可能であるから、パチンコ遊技中には、遊技
者がハンドルを操作することによって所望打球力を得る
ことができ、狙打ちが容易になるので、遊技者にとって
有利な権利を有効に行使できるなどの理由から、遊技意
欲を増大させることができる。
【0103】さらに、杵先の軸線が係止球の中心を通る
ように誘導レールの位置合わせをした場合には、杵先及
び係止球の衝突時には、杵先の先端部端面の中央部位に
係止球が衝突することになり、杵先の先端部端面の周縁
部位に衝突することがないことから、従来打球時に生じ
ていた杵先の変形が抑制される。また、このように軸線
を係止球の中心に合わせると、衝撃力が係止球の進行方
向に沿って伝わるので、さらに誘導レール内を円滑に摺
動することになる。このため、安定した球飛方向を維持
できるようになる。
【0104】また杵先の上記変形の抑制は衝突点の衝突
軌跡が弧または直線であることや、発射バンドの一端部
における形状が湾曲していたり直線であることに依存す
ることはないため、汎用性が拡大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図2】図1の打球杆を示した一部断面図である。
【図3】図2の打球杆の一部を示した側面図である。
【図4】図1の発射バンドを示した正面図である。
【図5】図4の発射バンドを示した斜視図である。
【図6】図5の発射バンドの一部を示した斜視図であ
る。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図1の打球杆を駆動する装置の斜視図である。
【図9】図8に示した打球力調整機構の断面図である。
【図10】図4に示した発射バンドの断面図である。
【図11】図10と異る形状の発射バンドを示した断面
図である。
【図12】図11と異る形状の発射バンドを示した断面
図である。
【図13】図1と異る実施の形態の要部構成を示した正
面図である。
【図14】図13と異る実施の形態の要部構成を示した
正面図である。
【図15】図14と異る実施の形態の要部構成を示した
正面図である。
【図16】図15の直進ソレノイドの側面図である。
【図17】図15と異る実施の形態の要部構成を示した
正面図である。
【図18】図17と異る実施の形態の要部構成を示した
正面図である。
【図19】図18と異る実施の形態の要部構成を示した
正面図である。
【図20】図19の打球杆および杵先と異る実施の形態
を示した斜視図である。
【図21】図20の一部拡大図である。
【図22】図4と異る実施の形態の要部を示した斜視図
である。
【図23】図22に示した発射バンドの平面図である。
【図24】図23に示した発射バンドの一部断面図であ
る。
【図25】従来例の正面図である。
【図26】図25に示した装置を設けたパチンコ機の斜
視図である。
【図27】図25に示した装置の背面図である。
【図28】図25に示した発射バンドの一部断面図であ
る。
【図29】図25に示した発射バンドの斜視図である。
【図30】図25に示した装置の一部拡大図である。
【図31】図30に示した杵先の一部拡大図である。
【図32】図30に示した杵先と異る従来例の正面図で
ある。
【符号の説明】
1…パチンコ機 4…遊技盤 11…発射手段 12…誘導バンド 13…杵先 16…発射バンド 27…打球杆 28…一端部 29…他端部 30…表示手段 33…係止部材 34…固定手段 80…直進ソレノイド 83…プランジャ 11…杵先の軸線 12…発射バンドの軸線 s…接平面

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の上部にパチンコ球を誘導する誘
    導レールと、該誘導レールに沿ってパチンコ球を打ち出
    すための杵先を備える発射手段と、該発射手段に近接す
    る前記誘導レールの一端部に設けられる係止部材とを有
    し、前記杵先を前記係止部材に係止されている係止球に
    衝突させることによってパチンコ球を打ち出すパチンコ
    球の発射装置において、 前記杵先及び前記係止球の衝突点における打ち出し方向
    が、前記係止球が前記誘導レールに接する接平面に対し
    て、平行または交差するように前記誘導レールを位置さ
    せ、 該打ち出し方向が前記接平面に対して交差する場合に
    は、その交差位置が、前記係止球及び前記誘導レールの
    接点よりも前記誘導レールの他端部寄りである ことを特
    徴とするパチンコ球の発射装置。
  2. 【請求項2】 誘導レールは、前記衝突時において前記
    杵先の軸線が前記係止球の中心を通るように配置される
    ことを特徴とする請求項1記載のパチンコ球の発射装
    置。
  3. 【請求項3】 発射手段は、先端部に前記杵先が固定さ
    れ、基端部が回動自在に支持された打球杆からなること
    を特徴とする請求項1または2記載のパチンコ球の発射
    装置。
  4. 【請求項4】 発射手段は、前記杵先を直線状に起動す
    るプランジャを備える直進ソレノイドからなることを特
    徴とする請求項1または2記載のパチンコ機の発射装
    置。
  5. 【請求項5】 誘導レールは、前記発射手段に近接して
    固定される発射バンドと、前記遊技盤に固定される誘導
    バンドとからなることを特徴とする請求項1ないし4い
    ずれかに記載のパチンコ機の発射装置。
  6. 【請求項6】 発射バンドは、下方に突出する湾曲形
    状、直線形状、又は、湾曲及び直線を組み合わせた形状
    のいずれかであることを特徴とする請求項5記載のパチ
    ンコ機の発射装置。
  7. 【請求項7】 杵先の先端部端面は、前記軸線に対して
    垂直方向であることを特徴とする請求項1ないし6いず
    れかに記載のパチンコ機の発射装置。
  8. 【請求項8】 杵先の先端部端面は、前記接平面の法線
    に対して傾斜するように形成されることを特徴とする請
    求項1ないし6いずれかに記載のパチンコ機の発射装
    置。
  9. 【請求項9】 発射バンドには、前記係止球と前記杵先
    との相対位置を変位させる手段が装着されていること
    特徴とする請求項6又は7記載のパチンコ機の発射装
    置。
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