JP3203066B2 - パチンコ遊技機の玉戻り防止装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の玉戻り防止装置

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JP3203066B2 JP27035692A JP27035692A JP3203066B2 JP 3203066 B2 JP3203066 B2 JP 3203066B2 JP 27035692 A JP27035692 A JP 27035692A JP 27035692 A JP27035692 A JP 27035692A JP 3203066 B2 JP3203066 B2 JP 3203066B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機の玉
戻り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機において、一度発射装置
から遊技部内に発射された玉は、発射側に戻らないこと
が望ましい。そこで、発射玉を案内する内側ガイドレー
ルの上端に、弾性体からなる舌片をその上端を上方に向
けて取付け、発射された玉はその勢いで舌片を押し開い
て飛び出すようにする一方、遊技部に設けた釘等の反発
により逆に飛行してガイドレール内に入ろうとした玉を
舌片によって阻止するようにしたものが考えられている
(実公平3ー30138号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような舌
片を用いた玉戻り防止装置だと、遊技部に発射された玉
の戻りは防止できるものの、発射装置より発射された玉
が舌片を押し開いて飛び出すたびに、舌片が振動し、そ
の振動はしばらく続いてしまう。
【0004】この振動は、舌片の材質や形状によってあ
る程度減少するが、発射玉の飛距離に影響を及ぼすこと
は避けられず、振動している舌片がどの位置で発射玉と
接触するかによって舌片の弾力が異なってくるため、続
いて発射された玉がその舌片を押し開いて飛び出す飛距
離が一定しないことが多々発生していた。
【0005】この発明は、舌片の振動を防止し、玉の安
定した飛行を確保できるパチンコ遊技機の玉戻り防止装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技盤の前
面に形成される発射玉の内側ガイドレールの上端に、弾
性体からなる舌片を設けてなるパチンコ遊技機の玉戻り
防止装置において、前記舌片は、該舌片を遊技盤に取付
けるための取付部材に収納され保持される基部に湾曲部
を形成すると共に、遊技盤に臨む先端側を内側ガイドレ
ール側に所定角度曲げ形成し、前記舌片の先端側と当接
可能な位置の前記取付部材に舌片の振動を抑止する振動
抑止部を設ける。また、前記取付部材は、上側部分を内
側ガイドレールに沿わせて内側ガイドレールの上端部よ
り上方に突出して設ける。また、前記内側ガイドレール
の外側に対向するように外側ガードレールが設けられ、
前記舌片は、先端側の端部と外側ガイドレールとの距離
がパチンコ玉の半径より小さくなるように設ける。
【0007】
【作用】即ち、発射玉が舌片を押し開いて飛び出した際
に、舌片は振動するが、その舌片の振動は舌片の取付部
材の振動抑止部によって抑止され、これによって後続の
発射玉への影響が防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1〜図4において、1はパチンコ遊技機
の遊技盤、2は発射玉の内側ガイドレール、3は外側ガ
イドレールである。
【0010】内側ガイドレール2の上端には、弾性体か
らなる舌片4が、取付部材5に装着されて取付けられ
る。
【0011】この舌片4には、弾性のある厚さの薄い金
属等が用いられる。この舌片4は、その帯状に延びる板
部6のほぼ中央が曲面状に所定角度に曲げ形成され、取
付部材5に保持される基部7の端部8が管状に巻込み形
成される。
【0012】取付部材5は、下部押え枠9と上部押え枠
10との組合わせ構造からなり、これらの押え枠9,1
0に設けた収納部11に、舌片4の基部7ならびにその
管状の端部8が挿着される。
【0013】この収納部11は、押え枠9,10に対称
的に所定長穴形状の収納孔12(押え枠10側のみ図
示)が形成され、この収納孔12に続いて押え枠9,1
0の中央に溝13がそれぞれ開口される。
【0014】押え枠9,10の合わせ面には、位置決め
用の係止突起14と、その係止穴(図示しない)が設け
られる。
【0015】これら押え枠9,10の溝13および収納
孔12に、舌片4の基部7ならびに管状の端部8があて
がわれ挿着されることで、舌片4が支持されると共に、
押え枠10の係止突起14が押え枠9の係止穴に嵌め合
わされることで、押え枠9,10が一体的に組付けられ
る。
【0016】この状態の舌片4の先端15側は、中央の
曲面部によって内側をつまり所定角度αにて押え枠9,
10側を向くようになっている。
【0017】この押え枠10の先端に、舌片4の振動を
抑止する振動抑止部としての突起16が形成される。こ
の突起16は、樹脂製等(押え枠9,10に同じ)から
なり、舌片4の中央の曲面部より舌片4の先端側にて舌
片4に当接するように、また舌片4の幅方向に所定長さ
に設けられる。
【0018】なお、取付部材5と一体的に設ける必要も
なく、押え枠10の先端にゴムを取付けて突起16を形
成しても良い。また、押え枠10に続いて下部押え枠9
にも突起を設けても良い。
【0019】舌片4が装着された取付部材5は、内側ガ
イドレール2の上端にて、内側ガイドレール2の内壁に
沿わせ、舌片4の先端15を上方に向けた状態で遊技盤
1に取付けられる。
【0020】この取付部材5の下部押え枠9には位置決
め用の係止ピン17が、遊技盤1にはその係止穴18が
設けられ、これらが嵌め合わされることで位置決めされ
ると共に、押え枠9,10の係止突起14と係止穴を貫
通して設けた止着用の穴19,20に釘を通して打ち付
けることによって固定される。
【0021】この場合、舌片4の先端15と外側ガイド
レール3との距離γは、パチンコ玉の半径より小さくな
るように設定する。また、舌片4の先端15側を外側ガ
イドレール3側にいっぱいに延ばすようにしても良い。
【0022】このような構成のため、図外の発射装置か
ら発射されたパチンコ玉は、外側ガイドレール3に沿っ
て進み、舌片4を押し開いて遊技部に飛び出す。
【0023】舌片4は弾性部材からなると共に、このと
き取付部材5の収納部11の前壁を支点に開くため、舌
片4のスムーズな開動を得ることができる。このため、
発射玉の初速度の減衰を最小限に抑え、速度をほぼ変え
ることなくパチンコ玉は遊技部に飛び出すのである。
【0024】一度遊技部に入り、遊技部内の釘等の反発
により逆に飛行してガイドレール内に戻ろうとするパチ
ンコ玉は、舌片4によって阻止され、ガイドレール内に
戻ることはない。
【0025】この場合、舌片4の先端15と外側ガイド
レール3との距離γをパチンコ玉の半径より小さくして
あるので、玉の戻りを確実に防止できる。また、このた
め舌片4の精度が悪かったり、取付位置の誤差があって
も、支障なく玉の戻りを防止できる。
【0026】一方、発射玉が舌片4を押し開いて飛び出
した際、その復帰力によって舌片4が振動するようにな
るが、舌片4が常態位置へ戻るときに取付部材5に設け
た突起16に当たり、舌片4の振動を速やかに抑止でき
る。遊技部内から逆飛行した玉が舌片4にぶつかった場
合も、舌片4の振動を防止する。
【0027】このため、舌片4の振動によって後続の発
射玉に影響を及ぼすことはなく、各発射玉は常態位置の
舌片4を押し開いてバラツキのない一定の速度にて遊技
部に飛び出すのである。これにより、常に安定した飛
球、飛距離を確保することができる。
【0028】なお、舌片4の先端15と外側ガイドレー
ル3との距離をパチンコ玉の半径より小さくすると、パ
チンコ玉の回転が少なくなり、遊技部に入ってからのパ
チンコ玉の飛び跳ねを減じることができる。
【0029】舌片4の先端15側は、舌片4の中央の曲
面部によって所定角度α曲げられ、図1のものでは鉛直
上方を向くようになっているが、図5のようにその角度
αを大きく形成すれば、発射力を小さくすることで、パ
チンコ玉が舌片4から飛び出すと同時にすぐ下方に落と
すことができ、いわゆる遊技盤1への左打ちが可能にな
る。
【0030】また、舌片4を取付部材5に装着して取付
けると共に、取付部材5に設けた係止ピン17を遊技盤
1の係止穴18に嵌め合わせて位置決めするので、取付
けを容易に、高い精度で行え、取付状態によって舌片4
の動作にバラツキを生じることはない。
【0031】なお、舌片4の端部8を管状に巻込み形成
したので、取付部材5の収納部11に的確に保持でき、
収納部11の形成が容易になる。
【0032】図6、図7はそれぞれ本発明の他の実施例
を示すもので、内側ガイドレール2の先端部25と舌片
4との間にパチンコ玉を挟むことのないように、取付部
材5の位置をずらしたものである。
【0033】内側ガイドレール2に対して図6のように
取付部材5の位置を下方にずらして、あるいは図7のよ
うに取付部材5の先端部分を内側ガイドレール2の先端
部25より上方に突出させて取付ければ、そのガイドレ
ール2の先端部25と舌片4との間隙にパチンコ玉を挟
むことを防止できる。
【0034】図8は本発明の他の実施例を示すもので、
舌片4の基部7に湾曲部28を形成したものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、遊技盤の前面
に形成される発射玉の内側ガイドレールの上端に、弾性
体からなる舌片を設けてなるパチンコ遊技機の玉戻り防
止装置において、前記舌片を遊技盤に取付けるための取
付部材に収納され保持される基部に湾曲部を形成したの
で、片の弾性を柔らかくすることができ、舌片に摩耗
等に強い材料を用いながらも、要求の弾性を的確に付与
できる。
【0036】また、前記舌片の先端側と当接可能な位置
の前記取付部材に舌片の振動を抑止する振動抑止部を設
けたので、バラツキのない一定の速度でパチンコ玉を遊
技部に打ち出すことができ、パチンコ玉の安定した飛
行、飛距離を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部正面図である。
【図2】舌片と取付部材の斜視図である。
【図3】舌片と取付部材の分解斜視図である。
【図4】遊技盤への取付図である。
【図5】他の実施例の要部正面図である。
【図6】他の実施例の要部正面図である。
【図7】他の実施例の要部正面図である。
【図8】他の実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 内側ガイドレール 3 外側ガイドレール 4 舌片 5 取付部材 6 板部 7 基部 8 端部 9,10 押え枠 11 収納部 12 収納孔 13 溝 14 係止突起 15 先端 16 突起 17 係止ピン 18 係止穴 25 先端部 28 湾曲部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の前面に形成される発射玉の内側
    ガイドレールの上端に、弾性体からなる舌片を設けてな
    るパチンコ遊技機の玉戻り防止装置において、 前記舌片は、該舌片を遊技盤に取付けるための取付部材
    に収納され保持される基部に湾曲部を形成すると共に、
    遊技盤に臨む先端側を内側ガイドレール側に所定角度曲
    げ形成し、 前記舌片の先端側と当接可能な位置の前記 取付部材に舌
    片の振動を抑止する振動抑止部を設けたことを特徴とす
    るパチンコ遊技機の玉戻り防止装置。
  2. 【請求項2】 前記取付部材は、上側部分を内側ガイド
    レールに沿わせて内側ガイドレールの上端部より上方に
    突出して設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチ
    ンコ機の玉戻り防止装置。
  3. 【請求項3】 前記内側ガイドレールの外側に対向する
    ように外側ガードレールが設けられ、 前記舌片は、 先端側の端部と外側ガイドレールとの距離がパチンコ玉
    の半径より小さくなるように設けることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のパチンコ機の玉戻り防止装置。
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