JP3480922B2 - 弾球遊技機の玉逆流防止装置 - Google Patents

弾球遊技機の玉逆流防止装置

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JP3480922B2 JP2000216009A JP2000216009A JP3480922B2 JP 3480922 B2 JP3480922 B2 JP 3480922B2 JP 2000216009 A JP2000216009 A JP 2000216009A JP 2000216009 A JP2000216009 A JP 2000216009A JP 3480922 B2 JP3480922 B2 JP 3480922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤に設けられ
且つ発射された打玉を誘導する誘導レールの遊技領域へ
の入口部分に設けられる玉逆流防止装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、発射された打玉が誘導レールに沿
って遊技盤の遊技領域に到達した後、再度誘導レールに
逆流して次に発射された打玉と衝突する等の打玉の発射
動作がスムーズに行われなくなる事態を防止するため
に、誘導内レール部分に玉逆流防止装置を設置したもの
が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような玉逆流防止
装置は、誘導レールへの逆流を減少させることができる
ものの、遊技領域への打玉の飛び出しに悪影響を及ぼ
し、遊技者が狙った位置に安定的に打玉を到達させるこ
とができないという問題があった。また、誘導レール部
分への取付が面倒であるという問題もあった。本発明
は、上記した問題点に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、遊技領域への打玉の飛び出しに悪影響を
及ぼすことのない弾球遊技機の玉逆流防止装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1においては、遊技盤に設けら
れ且つ発射された打玉を誘導する誘導レールの遊技領域
への入口部分に設けられる玉逆流防止装置において、該
玉逆流防止装置は、その一側面が前記遊技盤に設けられ
た誘導内レールの上端部の該誘導内レールの曲率に合う
レール曲面とその他側面がその下端に切欠部が形成され
且つその切欠部から上端に向かうにしたがって曲率が大
きくなる防止片曲面となっている取付ホルダーと、その
基部が前記取付ホルダーの前記切欠部に支持されると共
にその前方部が前記防止片曲面に沿って前記誘導内レー
ルの外側に設けられた誘導外レール方向に延設されて打
玉の打出し方向に対して容易に変動する逆流防止片と、
からなり、前記取付ホルダーには、前記防止片曲面に前
記逆流防止片の変動する部分の前後方向のずれを防止す
る規制突部を形成したことを特徴とするものである。ま
た、本発明の請求項2においては、前記レール曲面の底
面に前記誘導内レールを前記遊技盤に止着するレール止
めピンの頭部を収容する切欠凹部を形成したことを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】発射された打玉は、遊技領域の入口部分を閉塞
する逆流防止片を押し開いて遊技領域に到達する。この
とき、逆流防止片が打玉の打出し方向に対して容易に変
動するため、打玉への影響が極めて少なく、遊技者のほ
ぼ狙った位置に打玉を到達させることができる。一方、
遊技領域に到達した打玉が障害釘等に衝突して誘導レー
ルに戻ろうとしても、逆流防止片によって阻止されて逆
流が確実に防止される。また、逆流防止片が変動しても
規制突部によって元の状態に戻るので、打玉の打出軌跡
及び逆流の阻止を安定的に行うことができる。更に、取
付ホルダーを誘導内レールに密着して取り付けることが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図4及び図5を参照
して実施形態に係る玉逆流防止装置30が適用される弾
球遊技機の遊技盤1の構成について説明する。図4は、
遊技盤1と玉逆流防止装置30との関係を示す斜視図で
あり、図5は、遊技盤1の誘導レール2に囲まれる遊技
領域5の正面図である。なお、図4と図5においては、
後述する遊技領域5内に設けられる入賞装置等の遊技装
置が異なるものが描かれている。
【0007】図において、遊技盤1は、ほぼ正方形状の
合板によって形成され、その表面にほぼ円状に誘導レー
ル2が設けられている。より詳細に説明すると、誘導レ
ール2は、遊技盤1の下部から時計方向に回って遊技盤
1の上部右側に到達する誘導外レール2aと、該誘導外
レール2aの終端から時計方向に回って遊技盤1の上部
左側に到達する誘導内レール2bとから構成され、遊技
盤1の左側において誘導外レール2aと誘導内レール2
bとの重複する部分が発射された打玉を誘導する打玉誘
導路3を構成し、誘導外レール2aの上部と誘導内レー
ル2bとで囲まれる領域が遊技領域5とされている。な
お、図示の実施形態においては、誘導外レール2aの終
端と誘導内レール2bの始端には、ゴム又は合成樹脂で
形成される弾性部材4が装着され、強く発射された打玉
を後述する遊技領域5に向けて強制的に落下せしめてい
る。
【0008】ところで、図5に示すように、前記誘導外
レール2aの始端の下流側には、ファール口7を介して
発射レール6が設けられるが(この発射レール6は、一
般的に遊技盤1にではなく遊技盤取付枠に取り付けられ
ている)、この発射レール6の終端と誘導外レール2a
の始端とは、段差状に形成されている。即ち、発射レー
ル6の終端を誘導外レール2aよりも高くなるようにそ
れぞれのレールを取り付けることにより、発射された打
玉(aの矢印)が誘導外レール2aの終端部に衝突する
ことなくスムーズに打玉誘導通路3に導かれるように
し、逆に遊技領域5に到達することなく逆戻りする玉が
あるときには、該戻り玉(bの矢印)が発射レール6の
終端下部に衝突してファール口7に確実に誘導されるよ
うにしている。この構造により、多くの場合には、打玉
が発射レール6の基部に位置する発射位置6aに複数個
溜ることを防止して重複打ちをなくしているが、戻り玉
の中には、時として誘導外レール2aの下部に到達した
ときにジャンプして、あるいは次に発射された打玉と衝
突して飛びはねたときにファール口7を飛び越すものも
ある。このようなファール口7を飛び越す戻り玉も確実
にファール口7に誘導するために、発射レール6の終端
上部に下部逆流防止装置8が設けられている。
【0009】この下部逆流防止装置8について簡単に説
明すると、下部逆流防止装置8は、遊技盤1に取り付け
る取付板9と、該取付板9の前方上部にその上端を支持
されて揺動自在に設けられる揺動杆10と、該揺動杆1
0の下端後方に突設されるストッパー突起11と、から
構成されている。しかして、揺動杆10は、図5の左側
(つまり打玉の発射方向)に対しては、揺動可能である
が、右側(つまり戻り玉の戻り方向)に対しては、スト
ッパー突起11によってその揺動を停止されるようにな
っている。このため、発射玉が発射されたときに、何ら
かの原因で発射レール6の上部で飛びはねて揺動杆10
に衝突しても該発射玉は、その勢いにより揺動杆10を
時計方向に揺動させながら打玉誘導路3に到達するの
で、発射玉が再度発射位置6aに戻ることはない。一
方、ファール口7を飛び越えた戻り玉が揺動杆10に衝
突したときには、揺動杆10がストッパー突起11によ
ってその揺動がストップされるので、該戻り玉は、揺動
杆10に当って下方に落下してファール口7に導かれ
る。
【0010】このように下部逆流防止装置8は、遊技領
域5に到達しないで戻る戻り玉を確実にファール口7に
誘導するものである。そして、本実施形態においては、
本実施形態の要部を構成する後述する玉逆流防止装置3
0によって遊技領域5に到達した打玉を再度発射レール
6の発射位置6aに戻らせないようにしていると共に、
遊技領域5に到達しない打玉も下部逆流防止装置8によ
って再度発射レール6の発射位置6aに戻さないように
しているので、全体として確実に重複打ちの防止が図れ
るようになっている。なお、図4に示す下部逆流防止装
置8aは、揺動杆の上部を直接釘で遊技盤1に打ち込ん
だものが示されているが、この場合にも、図示しないが
揺動杆を停止するストッパー突起が設けられている。
【0011】ところで、発射された打玉は、打玉誘導通
路3を通って遊技領域5に到達するが、打玉誘導通路3
の終端、換言すれば、遊技領域5の入口部12には、本
実施形態の要部を構成する玉逆流防止装置30が設けら
れている。この玉逆流防止装置30については、後に詳
述するが、玉逆流防止装置30を構成する逆流防止片と
しての弾性薄片50がほぼ完全に打玉誘導通路3と遊技
領域5とを区画するように入口部12を閉塞している。
【0012】ここで、遊技領域5の構成について図5を
参照して簡単に説明すると、遊技領域5には、到達して
落下する打玉によって作動される多数の遊技装置、例え
ば、可変表示装置13、可変入賞球装置14、始動口装
置15、風車付入賞口16a,16b、ランプ付風車1
7a,17b、通過口18a,18b、等が適宜位置に
配設されると共に、遊技状態に応じて点灯又は点滅する
サイドランプ19a,19bも設けられている。また、
打玉の落下方向や速度を変化させる多数の障害釘21
(一般的に200〜300本)や風車22(前記風車付
入賞口16a,16b及びランプ付風車17a,17b
も同じ機能を有する)も設けられると共に、遊技領域5
の最下方に入賞しなかった打玉を回収するアウト口20
も形成されている。
【0013】遊技領域5の構成は、概ね上記した構成で
あるが、更に遊技盤1には、図4に示すように、誘導レ
ール2の外側上部左右にレール飾り23が設けられる。
また、誘導内レール2bの上端部の内側に玉逆流防止装
置30を位置決め固定するための位置決め穴24と止着
穴25とが形成されている。位置決め穴24は、止着穴
25を挟んで2つ形成されている。位置決め穴24と止
着穴25に取り付けられる玉逆流防止装置30は、遊技
盤1に取り付けられる取付ホルダー31と、該取付ホル
ダー31に装着される弾性薄片50とから構成されてい
る。
【0014】そこで、玉逆流防止装置30の詳細な構成
について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、
玉逆流防止装置30を遊技盤1に取り付けた状態及び玉
逆流防止装置30だけを裏返した状態を示す正面図であ
り、図2は、誘導内レール2a側から見た玉逆流防止装
置30の側面図であり、図3は、弾性薄片50側から見
た玉逆流防止装置30の側面図である。図において、取
付ホルダー31は、前記誘導内レール2bの幅とほぼ同
じ厚みを有する先端が尖った舟状の形状を有し、その中
央に上下方向に貫通するビス穴32が形成され、また、
底面両端に下方に向かって位置決めボス33が突設され
ている。しかして、この位置決めボス33を前記位置決
め穴24に係合させることにより、一義的に玉逆流防止
装置30の遊技盤1への取付の正確性が確保されると共
に、その取付の容易性も確保される。ただし、本実施形
態においては、次に説明するように、レール係合部34
に形成されるレール係合溝35と誘導内レール2bの
縁との係合により、更にその正確性及び容易性が増加さ
れる。なお、前記ビス穴32は、前記止着穴25に対応
するもので、図4に示すビス45を自動機又はロボット
で螺着することにより玉逆流防止装置30を遊技盤1に
固定するようになっている。
【0015】また、取付ホルダー31の両側面は、一方
が誘導内レール2bの曲率に合致した緩やかな曲面36
(以下、この曲面をレール当接曲面36という)である
のに対し、他方は、先端(上端)に向かうにしたがって
曲率が大きくなる曲面39(以下、この曲面を薄片当接
曲面39という)として構成されている。そして、レー
ル当接曲面36は、取付ホルダー31のほぼ全長に亘っ
て形成されているのに対し、薄片当接曲面39は、その
後端(下端)部よりに形成された切欠部40によって終
了している。
【0016】ところで、前記レール当接曲面36の
に沿ってレール係合溝35が形成されたレール係合部3
4が側方に向かって突設形成され、玉逆流防止装置30
を遊技盤1に止着する際に、該レール係合溝35を誘導
内レール2bの縁に嵌入することができるようになっ
ている。これにより、玉逆流防止装置30の遊技盤1へ
の取付の正確性及び容易性が更に増加される。また、レ
ール当接曲面36の底面中央部に切欠凹部37が形成さ
れている。この切欠凹部37は、誘導内レール2bを遊
技盤1に止着して誘導内レール2bの基部で左右に突出
しているレール止めピン38の頭部を収容するためのも
のであり、これによって、取付ホルダー31を誘導内レ
ール2bに密着して取り付け得るようになっている。
【0017】一方、薄片当接曲面39側の後端部には、
前記したように切欠部40が形成され、この切欠部40
に連続するように取付ホルダー31の後端部に薄片装着
空間41が形成されている。この薄片装着空間41は、
図1(B)の裏返し図面に示されるように、ほぼU字状
に形成されており、弾性薄片50の後述する巻き部51
が密着して収納される形状となっている。また、薄片装
着空間41の中心には、ボス42が突設され、装着され
た弾性薄片50の抜け防止を図っている。なお、薄片当
接曲面39には、図3に示すように、弾性薄片50の幅
とほぼ同じ距離を置いて前後に内側に向かってテーパー
面が形成された規制突部43を形成しても良い。この規
制突部43を形成することにより、装着された弾性薄片
50の前後方向のずれを防止することができると共に、
弾性薄片50が大きく振動してもテーパー面によって所
定の位置に戻るようになっている。
【0018】上記した構成からなる取付ホルダー31に
装着される弾性薄片50は、肉厚の薄い鋼製の薄板(厚
さ約0.5mm)又は合成樹脂製の薄板でほぼ長方形状
に形成され、その基部が前記薄片装着空間41の内部形
状に沿ったU字状に曲折された巻き部51となってい
る。したがって、この巻き部51を取付ホルダー31の
裏面から前記薄片装着空間41に挿入すると同時に前方
部を前記切欠部40から外に出して前記薄片当接局面3
9に沿わせることにより、弾性薄片50を取付ホルダー
31に装着することができる。このようにして、弾性薄
片50を装着した取付ホルダー31を前述した止着方法
で誘導内レール2bの上端部に取り付けたときには、弾
性薄片50の先端が誘導外レール2aの近傍にまで到達
し、遊技領域5の入口部12をほぼ閉塞した状態とな
る。この状態を遊技盤1の全体から見ると、図5に示す
ように、弾性薄片50がほぼ垂直状に誘導外レール2a
の近傍にまで延設された状態となっている。また、取付
ホルダー31の上端が誘導内レール2bの上端よりも上
方に位置するように取り付けられている。
【0019】また、弾性薄片50の取付ホルダー31か
ら突出した部分の底面側には、図2及び図3に示すよう
に、打玉の飛走方向に向かって先細りする台形状の誘導
穴52が形成されている。この誘導穴52は、打玉誘導
路3を飛走する打玉であって、遊技盤1面より若干浮き
上がって飛走する打玉を捕捉して遊技盤1面側に向けた
安定した状態で遊技領域5に放出する機能を有すると同
時に、弾性薄片50自体の弾性力を弱めて、打玉の勢い
への悪影響を抑制する機能をも有するものである。な
お、誘導穴52を弾性薄片50のほぼ全長に亘って形成
しても良い。
【0020】上記のように構成される玉逆流防止装置3
0においては、まず、取付ホルダー31に形成される位
置決めボス33を遊技盤1の位置決め穴24に係合させ
ることにより、玉逆流防止装置30の遊技盤1への取付
の正確性及び容易性が確保されると共に、その位置決め
により自動機やロボットによる取付生産方式が可能とな
る。特に、本実施形態においては、上記位置決めボス3
3だけによる位置決めだけでなく、レール止めピン38
と切欠凹部37とによる位置決め、及び誘導内レール2
bの縁とレール係合部34のレール係合溝35との係
合による位置決めによって、上記した取付の正確性及び
容易性の増進を図ることができる。
【0021】また、玉逆流防止装置30においては、弾
性薄片50が極めて薄い弾性板で形成されているので、
打玉の遊技領域5への飛走に及ぼす悪影響を大きく抑制
することができる。特に、本実施形態における弾性薄片
50は、その基部を取付ホルダー31の下端によって支
持されているので、弾性薄片50自体の移動できる長さ
が図1(A)の破線に示すように長くなり、このため、
弾性薄片50を押し開くための慣性モーメントが小さく
て済むので、打玉の勢いを弱める度合いを小さくするこ
ととなり、上記した打玉への悪影響を更に抑制すること
ができるようになっている。
【0022】一方、遊技領域5に一旦到達した打玉が障
害釘21等に衝突して跳ね返り、弾性薄片50に衝突し
たときには、弾性薄片50の先端が誘導外レール2aに
当接した状態となり、それ以上移動しないので、衝突し
た打玉が打玉誘導路3に戻ることがなく、確実に遊技領
域5に向けて落下させることになる。なお、このよう
に、玉逆流防止装置30によって戻り玉をなくすことに
より、重複打ちを防止できるだけでなく、弾球遊技機の
稼働率を向上させることもできる。
【0023】上記した実施形態(以下、第1実施形態と
いう)に係る玉逆流防止装置30は、弾性薄片50とし
て、薄板状のものを示したが、図6及び図7に示す実施
形態(以下、第2実施形態という)に係る玉逆流防止装
置60においては、弾性薄片61を線材で構成したもの
である。この場合には、線材を長方形状に折り曲げ形成
して基部の巻き部63を取付ホルダー31のボス42に
巻き付け装着することにより、弾性薄片61を取付ホル
ダー31に装着すれば良い。しかして、第2実施形態に
係る弾性薄片61においても、全長に亘って間隔空間6
2が形成されるので、ある程度の弾性力を付与すること
ができると共に、その間隔空間62が第1実施形態の誘
導穴52と同様な機能を発揮して、飛走する打玉を安定
的に誘導することができる。なお、この第2実施形態に
おける取付ホルダー31は、第1実施形態の取付ホルダ
ー31と全く同じものである。
【0024】更に、図8に示す実施形態(以下、第3実
施形態という)では、前記した誘導内レール2bを樹脂
製誘導内レール70として構成し、この樹脂製誘導内レ
ール70と上端の玉逆流防止装置80と下部の下部逆流
防止装置90及びアウト口100とを一体的に形成した
ものである。この場合、玉逆流防止装置80は、前記取
付ホルダー31だけを樹脂製誘導内レール70と一体的
に成型し、下部逆流防止装置90は、取付板9及びスト
ッパー突起11だけを樹脂製誘導内レール70と一体的
に成型している。このように構成することにより、二段
構えの玉逆流防止装置の取付作業が極めて容易に且つ正
確に行うことができる。なお、図8において、樹脂製誘
導内レール70は、下部から左上部にかけての長さを有
するものを示したが、一点鎖線で示した部分は、レール
飾りによって構成されたレール部を示すものである。ま
た、第3実施形態に示す玉逆流防止装置80は、必ずし
も第1実施形態及び第2実施形態と同等のものではな
く、単に弾性薄片を装着できるホルダー部が形成してあ
るものでも良い。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、玉逆流防止装置が、その一側面
前記遊技盤に設けられた誘導内レールの上端部の該誘
導内レールの曲率に合うレール曲面とその他側面がその
下端に切欠部が形成され且つその切欠部から上端に向か
うにしたがって曲率が大きくなる防止片曲面となってい
取付ホルダーと、その基部が前記取付ホルダーの前記
切欠部に支持されると共にその前方部が前記防止片曲面
に沿って前記誘導内レールの外側に設けられた誘導外レ
ール方向に延設されて打玉の打出し方向に対して容易に
変動する逆流防止片と、からなり、前記取付ホルダーに
は、前記防止片曲面に前記逆流防止片の変動する部分の
前後方向のずれを防止する規制突部を形成したので、逆
流防止片による打玉への影響が極めて少なく、遊技者が
ほぼ狙った位置に打玉を到達させることができ、一方、
遊技領域に到達した打玉が障害釘等に衝突して誘導レー
ルに戻ろうとしても、逆流防止片によって阻止されて逆
流が確実に防止される。また、逆流防止片が変動しても
規制突部によって元の状態に戻るので、打玉の打出軌跡
及び逆流の阻止を安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る玉逆流防止装置を遊技盤に取り
付けた状態及び玉逆流防止装置だけを裏返した状態を示
す正面図である。
【図2】誘導内レール側から見た玉逆流防止装置の側面
図である。
【図3】弾性薄片側から見た玉逆流防止装置の側面図で
ある。
【図4】遊技盤と玉逆流防止装置との関係を示す斜視図
である。
【図5】遊技盤の誘導レールに囲まれる遊技領域の正面
図である。
【図6】他の実施形態に係る玉逆流防止装置の側面図で
ある。
【図7】図6の玉逆流防止装置を反対側から見た側面図
である。
【図8】更に他の実施形態に係る玉逆流装置を設けた遊
技盤の概略正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 誘導レール 2a 誘導外レール 2b 誘導内レール 3 打玉誘導路 5 遊技領域 12 入口部 24 位置決め穴 30 玉逆流防止装置 31 取付ホルダー 33 位置決めボス 50 弾性薄片(逆流防止片) 60 玉逆流防止装置 61 弾性薄片(逆流防止片) 70 樹脂製誘導内レール 80 玉逆流防止装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けられ且つ発射された打玉を
    誘導する誘導レールの遊技領域への入口部分に設けられ
    る玉逆流防止装置において、 該玉逆流防止装置は、その一側面が前記遊技盤に設けら
    れた誘導内レールの上端部の該誘導内レールの曲率に合
    うレール曲面とその他側面がその下端に切欠部が形成さ
    れ且つその切欠部から上端に向かうにしたがって曲率が
    大きくなる防止片曲面となっている取付ホルダーと、そ
    の基部が前記取付ホルダーの前記切欠部に支持されると
    共にその前方部が前記防止片曲面に沿って前記誘導内レ
    ールの外側に設けられた誘導外レール方向に延設されて
    打玉の打出し方向に対して容易に変動する逆流防止片
    と、からなり、 前記取付ホルダーには、前記防止片曲面に前記逆流防止
    片の変動する部分の前後方向のずれを防止する規制突部
    を形成したことを特徴とする弾球遊技機の玉逆流防止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レール曲面の底面に前記誘導内レー
    ルを前記遊技盤に止着するレール止めピンの頭部を収容
    する切欠凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の弾球遊技機の玉逆流防止装置。
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