JP4641152B2 - 遊技球発射装置及び弾球遊技機 - Google Patents

遊技球発射装置及び弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4641152B2
JP4641152B2 JP2004156778A JP2004156778A JP4641152B2 JP 4641152 B2 JP4641152 B2 JP 4641152B2 JP 2004156778 A JP2004156778 A JP 2004156778A JP 2004156778 A JP2004156778 A JP 2004156778A JP 4641152 B2 JP4641152 B2 JP 4641152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
game ball
stopper
game
damping member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004156778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005334278A (ja
Inventor
孝夫 楡木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Universal Entertainment Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universal Entertainment Corp filed Critical Universal Entertainment Corp
Priority to JP2004156778A priority Critical patent/JP4641152B2/ja
Publication of JP2005334278A publication Critical patent/JP2005334278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4641152B2 publication Critical patent/JP4641152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技球発射装置及び弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技球を打撃して遊技盤に向けて発射させる遊技球発射装置を備えている。この遊技球発射装置は、様々な方式が提案されている。例えば、モータのシャフトの回転等によって、遊技球に当接するハンマを回動させ、回転方向の前進時にハンマの先端部に装着された打撃部材で遊技球を打撃する方式あるいは直線的に往復するハンマをプランジャ式のソレノイドなどによって往復駆動し、前進時にハンマの打撃部で遊技球を打撃する方式である。
上記した両方式とも、ハンマの打撃部が遊技球に衝突して、ハンマの運動エネルギーが遊技球に伝達され、遊技球が遊技盤に向かって発射される。
しかし、上述したような遊技球発射装置においては、その遊技球発射装置に対する振動によって、遊技球を発射する強さにばらつきが生じるおそれがあった。このように遊技球を発射する強さにばらつきが生じることによって、遊技者の意図する箇所に遊技球を発射することができず、優れた遊技性を有する弾球遊技機であっても、遊技に対する興趣が減退するおそれがあった。
そこで、例えば、特許文献1に示すように、モータのシャフトの一端にフライホイールを取り付けた遊技球発射装置が開示されており、モータのシャフトの振動を小さく抑えることによって、弾球の発射軌道のばらつきを小さく抑えることができる。
特開2003−325791号公報
しかしながら、上述した遊技球発射装置では、シャフト自体の振動を抑え、モータを正常に動作させることを目的としているが、シャフト自体の振動を抑えたとしても、遊技球を打撃する際にハンマに生ずる振動を直接的に抑制又は軽減しなければ、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えるには不充分であった。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、ハンマに生ずる振動を抑制又は軽減することによって遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる遊技球発射装置及び弾球遊技機を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技球に打撃を加えて当該遊技球を発射させる遊技球発射装置であって、遊技球に打撃を加えるためのハンマと、前記ハンマが取り付けられ、当該ハンマを遊技球に向かって変位させる駆動機構と、前記ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材と、前記ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパとを備え、前記ハンマは、前記遊技球を打撃する打撃部と、一端部に前記打撃部を備え、他端部を前記駆動機構に取り付け、前記駆動機構によって回動するハンマ本体とを有し、前記ハンマ本体には、前記ストッパに対向する面に、前記ハンマ本体の長手方向に沿った溝が設けられ、当該溝は、前記ストッパに対向する面に対する両側面を前記長手方向に対して直角方向に亘って貫通し、前記両側面を、前記長手方向に対して直角方向から正面視した場合に、前記溝の底面から開方向に向かって幅が狭くなる台形状に形成され、前記制振部材は、弾性を有しかつ前記溝の壁面に密着するように前記溝に嵌め込まれる部材であり、前記ストッパによって前記変位範囲が規制される場合に、前記ストッパと当接する箇所に設けられたことを特徴とする遊技球発射装置。
) (1)に記載の遊技球発射装置を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
(1)又は()に記載の発明によれば、ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材とを備えたので、遊技球を打撃する際にハンマ自体に生ずる振動が直接的に抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。また、例えば、上述した特許文献1に示すように、シャフトにフライホイールを取り付けるよりも、サイズの小型化が可能である。
)又は()に記載の発明によれば、ハンマに設けられた溝に弾性を有する制振部材が嵌め込まれるので、煩雑な作業を行うことなく、製造時、メンテナンス時などにおいて容易に着脱できる。また、ハンマと制振部材とを密着させて取り付けることができ、より一層、制振機能を高めることができる。
)又は()に記載の発明によれば、ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパを備え、制振部材は、ストッパによって変位範囲が規制される場合に、ストッパと当接する箇所に設けられているので、ハンマの変位範囲を規制するストッパを用いた構成であっても、ハンマの変位範囲が規制される際にはそのストッパと制振部材とが当接し、ストッパとの衝突によりハンマに伝わる振動が抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
この発明によれば、ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材とを備えたので、遊技球を打撃する際にハンマ自体に生ずる振動が直接的に抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
以下に、本発明の好適な一実施形態について図面に基づいて説明する。
[弾球遊技機の構成]
本実施形態における弾球遊技機の概観を示す正面図を図1に示す。尚、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る弾球遊技機に好適な実施形態として本発明をデジタルパチンコ遊技機(デジパチ、第1種パチンコ遊技機とも称される。)に適用した場合を示す。
尚、上述した実施形態においては、第1種パチンコ遊技機を例に挙げたが、これに限らず、羽根モノ、ヒコーキと称される第2種パチンコ遊技機、権利ものと称される第3種パチンコ遊技機、その他、遊技球に打撃を加えて当該遊技球を発射させる遊技機であれば、別の態様であってもよい。
パチンコ遊技機1について図1を用いて説明する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技球を発射させる遊技球発射装置10、遊技球が転動可能な遊技領域14を有する遊技盤12、遊技球発射装置10によって発射された遊技球を遊技領域14に案内するガイドレール16、遊技者によって発射操作可能な発射ハンドル18、遊技に関する制御(遊技球発射装置10の制御を含む)を行う制御回路(図示せず)などを備えている。
パチンコ遊技機1の略中央部下方には、遊技球発射装置10が配設されている。この遊技球発射装置10は、詳しくは後述するが、遊技球に打撃を加え、その遊技球を後述する遊技領域14に発射させる機能を有する。
尚、本実施形態においては、パチンコ遊技機1の略中央部下方に遊技球発射装置10が配設されているが、これに限らず、例えば、パチンコ遊技機1の上方に遊技球発射装置10が配設されるなど、パチンコ遊技機1における別の箇所に遊技球発射装置10が配設されていてもよい。
更には、パチンコ遊技機1の略中央部には、遊技盤12が設けられている。この遊技盤12には、遊技球発射装置10によって発射され、後述するガイドレール16によって導かれた遊技球が転動可能な遊技領域14が設けられている。この遊技領域14における所定の領域を遊技球が通過することによって、遊技球が排出されるなど、遊技に関する制御が行われる。
また、パチンコ遊技機1には、上述した遊技球発射装置10から発射された遊技球を遊技領域14に導くためのガイドレール16が設けられている。
また、パチンコ遊技機1の右側方には、遊技球を遊技領域14に発射させるための発射ハンドル18が設けられている。この発射ハンドル18は、パチンコ遊技機1に対して回動自在に設けられており、遊技者によって発射ハンドル18が操作されることによりパチンコ遊技を進めることができる。
更にまた、発射ハンドル18の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが触接されたときには、遊技者により発射ハンドル18が握持されたと検知される。
従って、発射ハンドル18が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じた強さで、遊技球が遊技領域14に順次発射されることとなる。
尚、発射ハンドル18に設けられるタッチセンサは、遊技者によって発射ハンドル18(遊技者によって操作可能な操作部の一例)が握持されたと判別できるものであればよく、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。もちろん、上述した発射ハンドル18は、回動操作可能なものであるが、これに限らず、例えば、押圧操作可能なものであってもよく、ハンドル形状でなくてもよい。つまり、遊技者によって発射操作が可能なものであれば別の態様であってもよい。
また、パチンコ遊技機1の内部には、上述した制御回路が配設されている。この制御回路は、上述したタッチセンサ、遊技領域14における所定の領域を通過したか否かを検知する検知センサ(図示せず)など、各種のセンサ、電動役物、チューリップなどを駆動させる各種のソレノイド、各種のセンサからの入力信号に応じて、遊技球発射装置10の制御を行う、遊技の進行及び結果を決定する、各種のソレノイドを駆動させるなど、各種の遊技に関する制御を行うこととなる。もちろん、このような制御回路は、複数の基板に別々設けるが、一つの基板に一体的に設けても問題ない。
[遊技球発射装置の構成]
上述した遊技球発射装置10について図2及び図3を用いて説明する。
遊技球発射装置10は、図2及び図3に示すように、平板状の取付板11と、取付板11に設けられたステッピングモータ21と、取付板11を垂直に貫通するステッピングモータ21のシャフト25に取り付けられたハンマ41と、ハンマ41に取り付けられた制振部材71及び73と、取付板11に設けられている一対のストッパ51及び53とを有している。
[ステッピングモータの構成]
ステッピングモータ21(駆動機構の一例)は、モータ本体23と、そのモータ本体23に配設されたシャフト25とを有する。このステッピングモータ21は、ハンマ41を回動方向に回動させるためのものであり、シャフト25が取付板11の上面側から突出するように、取付板11の下面側に取り付けられている。
モータ本体23は、その内部に励磁コイル(図示せず)を有している。モータ本体23には、シャフト25の一端が配設されている。モータ本体23は、パチンコ遊技機1に内蔵されている制御回路と電気的に接続されている。モータ本体23は、遊技者による発射ハンドル18の操作に起因して制御回路から供給されるパルス信号に応じて、励磁コイルに所定の電流値の電流を流し、シャフト25を所定の速度で回転させ、シャフト25の他端に配設されたハンマ41を回動方向に回動させる。つまり、モータ本体23は、遊技者による発射ハンドル18の操作に応じて、ハンマ41を回転方向に回動させることとなる。
尚、モータ本体23は、所定時間あたりのパルス信号のパルス数に応じて回転速度が制御される。つまり、ステッピングモータ21は、励磁周波数を変化させることによって、シャフト25の回転速度を制御することができる。これによって、モータ本体23は、遊技者による発射ハンドル18の操作に応じて、シャフト25を介して、ハンマ41の回動速度を制御することができる。また、モータ本体23は、制御回路から供給されるパルス信号に応じて、ハンマ41が所定の角度に回動した場合には、シャフト25の回動駆動を停止させる。この場合においては、モータ本体23は、シャフト25の回動駆動を停止させるが、シャフト25自体を固定させない。また、モータ本体23は、制御回路から供給されるパルス信号に応じて、ハンマ41を回動駆動させる場合には、ハンマ41のゼロ点調整を行うこととなる。
シャフト25は、モータ本体23からの動力をハンマ41に伝えるための回転軸である。シャフト25は、その一端にモータ本体23が配設され、その他端にハンマ41の一端が配設されている。また、このシャフト25は、取付板11の上面側から突出するように配設されている。
尚、本実施形態においては、シャフト25にフライホイールなどが備えられていないが、これに限らず、例えば、モータ本体23、シャフト25に対する振動を抑制又は軽減するために、シャフト25にフライホイールなどが備えられていてもよい。
また、本実施形態においては、遊技球発射装置10の駆動機構としてステッピングモータ21が備えられているが、これに限らず、例えば、ロータリーソレノイド、直線往復動ソレノイド(プランジャ式ソレノイド)等の他の駆動機構が備えられていてもよい。つまり、駆動機構は、ハンマ41が取り付けられ、当該ハンマ41を遊技球に向かって変位させる(直線的、曲線的を問わない)ものであれば、本実施形態におけるステッピングモータ21に限らない。
[ハンマの構成]
ハンマ41は、遊技球に打撃を加えるための部材である。ハンマ41は、駆動機構であるステッピングモータ21に取り付けられた略L字形の板状体からなるハンマ本体43と、ハンマ本体43から回転方向に沿って延出する打撃部45とから構成されており、後退方向(図1から図3における矢印A)及び前進方向(図1から図3における矢印B)に回動可能である。また、詳しくは後述するが、ハンマ本体43の前進方向、後退方向の面には、制振部材71及び73を取り付けるための溝43a(図4参照)が形成されている。
[制振部材の構成]
制振部材71及び73は、それぞれハンマ本体43の前進方向、後進方向の面に、ハンマ本体43の長手方向に沿って取り付けられている。制振部材71及び73は、ゴムなどの弾性材で形成されている。また、詳しくは後述するが、制振部材71及び73は、横断面が台形状である略棒形状に形成されている。
尚、本実施形態においては、ゴムなどの弾性材で形成された制振部材71がハンマ41に取り付けられたが、これに限らず、例えば、高分子の粘弾性を応用した炭素繊維強化プラスチック、ニッケル・チタン系の形状記憶合金、鉄、マンガン・コバルト系の合金等の金属であってもよい。
[ストッパの構成]
各ストッパ51及び53は、取付板11上面の対向する辺部にそれぞれ設けられている。各ストッパ51及び53は、ハンマ41の回動を規制するためのものである。
一方の辺部に設けられたストッパ51は、遊技球を打撃したハンマ41の前進方向の回動を、そのハンマ41に取り付けられた制振部材71と当接することによって規制し、ハンマ41に後退方向への弾発力を与える弾性材である。
また、他方の辺部に設けられたストッパ53は、遊技球を打撃して、ストッパ51によって与えられた弾発力によって戻ってきたハンマ41の後退方向の回動を、遊技球を打撃したハンマ41に取り付けられた制振部材73が当接することによって規制する弾性材である。
[ハンマ、制振部材の構成]
上述したハンマ41、制振部材71及び73について図4を用いて説明する。尚、制振部材71及び73は、同じような形状、材質、機能であるため、制振部材71を代表して説明し、制振部材73についての説明は省略する。
上述したように、ハンマ41におけるハンマ本体43は、その前進方向の面に、ハンマ本体43の長手方向に沿って溝43aが形成されている。溝43aは、その断面が、図4(A)に示すように台形状であり、開方向に向かって幅が狭くなっている。
また、上述したように、制振部材71は、図4(A)に示すように、その断面が台形状である。また、制振部材71は、弾性材で形成されているため、台形状の長辺となる面が、溝43aの底面に向かって嵌め込まれることによって、押縮され、図4(B)に示すように、溝43aの壁面に密着するように嵌め込まれる。
このように、ハンマに設けられた溝に弾性を有する制振部材が嵌め込まれるので、煩雑な作業を行うことなく、製造時、メンテナンス時などにおいて容易に着脱できる。また、ハンマと制振部材とを密着させて取り付けることができ、より一層、制振機能を高めることができる。また、制振部材を係止するための溝を形成したので、製造時、メンテナンス時などにおいて容易に装着することができる。
[制振部材、ストッパの構成]
上述した制振部材71及び73、ストッパ51及び53について図5及び図7を用いて説明する。
上述した制振部材71は、ハンマ41が前進方向に向かって回動した場合には、図7に示すように、ストッパ51と当接する位置に取り付けられている。また、この際には、ハンマ本体43は、ストッパ51と当接しない。
一方、制振部材73は、ハンマ41が後退方向に向かって回動した場合には、図5に示すように、ストッパ53と当接する位置に取り付けられている。また、この際には、ハンマ本体43は、ストッパ53と当接しない。
このように、ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパを備え、制振部材は、ストッパによって変位範囲が規制される場合に、ストッパと当接する箇所に設けられているので、ハンマの変位範囲を規制するストッパを用いた構成であっても、ハンマの変位範囲が規制される際にはそのストッパと制振部材とが当接し、ストッパとの衝突によりハンマに伝わる振動が抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
また、ハンマは、ストッパによって変位範囲が規制される場合に、ストッパと当接しないように設けられたので、ハンマの変位範囲を規制するストッパを用いた構成であっても、ハンマの変位範囲が規制される際には、そのストッパが、ハンマと直接当接することがなく、制振部材のみと当接することとなり、より一層、ストッパとの衝突によりハンマに伝わる振動が抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
[パチンコ遊技機及び遊技球発射装置の作用]
上述したように構成したパチンコ遊技機1及び遊技球発射装置10の動作について図5から図7を用いて説明する。
最初に、遊技者によって発射ハンドル18が操作されていない場合には、図5に示すように、ハンマ41が初期位置に配置されている。そして、遊技者によって発射ハンドル18が操作された場合には、制御回路は、タッチセンサなどからの入力信号に応じて、発射ハンドル18の操作角度を検知する。続いて、制御回路は、モータ本体23に対して、ゼロ点調整を行わせるとともに、所定の速度でシャフト25を回動させるパルス信号を供給する。これによって、モータ本体23は、ゼロ点調整を行うとともに、励磁コイルに所定の電流値の電流を流し、シャフト25を所定の速度で回転させ、シャフト25の他端に配設されたハンマ41を回動方向(前進方向)に回動させる。
そして、前進方向に回動するハンマ41は、図6に示すように、遊技球を打撃する。これによって、遊技球が遊技球発射装置10によって発射され、ガイドレール16に沿って、遊技領域14に発射されることとなる。
このように、ハンマ41が遊技球を打撃した場合には、その打撃の際に振動が生じるが、ハンマ41に制振部材71及び73が取り付けられているため、ハンマ41自体における振動を抑制又は減退させるとともに、シャフト25、モータ本体23に伝わる振動を抑制又は減退させることとなる。つまり、ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材とを備えたので、遊技球を打撃する際にハンマ自体に生ずる振動が直接的に抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。また、例えば、上述した特許文献1に示すように、シャフト25にフライホイールを取り付けるよりも、サイズの小型化が可能である。
尚、制御回路は、所定時間だけパルス信号をモータ本体23に供給した後には、パルス信号の供給を停止させることとなる。
そして、前進方向に回動していたハンマ41は、ストッパ51によってその回動が規制される。この場合には、ストッパ51は、ハンマ41におけるハンマ本体43と当接することなく、ハンマ本体43に取り付けられた制振部材71と当接することとなる。そして、ハンマ41は、後退方向に回動する。このように、ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパを備え、制振部材は、ストッパによって変位範囲が規制される場合に、ストッパと当接する箇所に設けられているので、ハンマの変位範囲を規制するストッパを用いた構成であっても、ハンマの変位範囲が規制される際にはそのストッパと制振部材とが当接し、ストッパとの衝突によりハンマに伝わる振動が抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
また、ストッパ51により後退方向に回動したハンマ41は、図7に示すように、ストッパ53によってその回動が規制される。この場合には、ストッパ53は、ハンマ41におけるハンマ本体43と当接することなく、ハンマ本体43に取り付けられた制振部材73と当接することとなる。そして、ハンマ41は、所定時間経過後に、制振部材73がストッパ53に当接した状態で静止する。このように、ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパを備え、制振部材は、ストッパによって変位範囲が規制される場合に、ストッパと当接する箇所に設けられているので、ハンマの変位範囲を規制するストッパを用いた構成であっても、ハンマの変位範囲が規制される際にはそのストッパと制振部材とが当接し、ストッパとの衝突によりハンマに伝わる振動が抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。
尚、制御回路は、遊技者によって発射ハンドル18が操作されている場合には、ハンマ41を前進方向に回動させてから、所定時間(例えば、約0.6秒)経過後、再度、モータ本体23に対して、ゼロ点調整を行わせるとともに、所定の速度でシャフト25を回動させるパルス信号を供給する。そして、モータ本体23は、シャフト25を所定の速度で回転させ、シャフト25の他端に配設されたハンマ41を回動方向(前進方向)に回動させる。このように制御することによって、所定時間間隔で、遊技球発射装置10に遊技球を発射させることとなる。
このように、ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材とを備えたので、遊技球を打撃する際にハンマ自体に生ずる振動が直接的に抑制又は軽減され、遊技球の発射軌道のばらつきを抑えることができる。また、例えば、上述した特許文献1に示すように、シャフトにフライホイールを取り付けるよりも、サイズの小型化が可能である。
[その他の実施形態]
尚、本実施形態においては、ハンマ本体43における前進方向及び後退方向の面に溝43aが形成されており、その溝43aに、それぞれ制振部材71及び73を取り付けたが、これに限らず、例えば、図8に示すように、ハンマ本体43に溝を設けることなく、制振部材75及び76を取り付けてもよい。この場合においては、粘着テープ、接着剤など、ハンマに制振部材が取り付け可能な方法であればよい。また、ハンマ本体43における前進方向及び後退方向の面に限らず、例えば、図9に示すように、ハンマ本体43を帯状に覆うように制振部材77を取り付けてもよい。更には、例えば、図10に示すように、ハンマ41に開口(図示せず)が形成され、その開口に制振部材79aから79cを押縮させて取り付けるように構成してもよい。もちろん、ハンマ本体43に制振部材を取り付けるように構成しなくとも、打撃部45に制振部材を取り付けるように構成してもよい。
また、上述した実施形態においては、ハンマ41の変位を規制するストッパ51及び53が設けられるが、これに限らず、例えば、ストッパが設けられることなく、ステッピングモータなどの駆動機構によって、ハンマの変位を規制するように構成してもよい。
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、主に、遊技球に打撃を加えて当該遊技球を発射させる遊技球発射装置であって、遊技球に打撃を加えるためのハンマと、前記ハンマが取り付けられ、当該ハンマを遊技球に向かって変位させる駆動機構と、前記ハンマの全部又は一部を覆うように設けられ、当該ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材とを備えたことを特徴とするものであるが、遊技球発射装置、ハンマ、駆動機構、制振部材、ストッパ、弾球遊技機などの具体的構成は、適宜設計変更可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定しない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載された効果に限定されない。
本発明の一実施形態の遊技球発射装置を取り付けた弾球遊技機の正面図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の斜視図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の正面図である。 本発明の一実施形態のハンマ及び制振部材の断面図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の正面図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の正面図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の正面図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の斜視図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の斜視図である。 本発明の一実施形態の遊技球発射装置の斜視図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
10 遊技球発射装置
21 ステッピングモータ
23 モータ本体
25 シャフト
41 ハンマ
43 ハンマ本体
45 打撃部
51、53 ストッパ
71、73、75、76、77、79a、79b、79c 制振部材

Claims (2)

  1. 遊技球に打撃を加えて当該遊技球を発射させる遊技球発射装置であって、
    前記遊技球に打撃を加える打撃部と、一端部に前記打撃部を備えたハンマ本体とを有するハンマと、
    前記ハンマ本体の他端部が取り付けられ、前記ハンマ本体を回動させて前記打撃部を遊技球に向かって変位させる駆動機構と、
    前記ハンマの振動を抑制又は軽減するための制振部材と、
    前記ハンマが変位する変位範囲を規制するストッパとを備え、
    前記ハンマ本体には、前記ストッパに対向する面に、前記ハンマ本体の長手方向に沿った溝が設けられ、
    当該溝は、前記ストッパに対向する面に対する両側面を前記長手方向に対して直角方向に亘って貫通し、前記両側面を、前記長手方向に対して直角方向から正面視した場合に、前記溝の底面から開方向に向かって幅が狭くなる台形状に形成され、
    前記制振部材は、弾性を有しかつ前記溝の壁面に密着するように前記溝に嵌め込まれる台形状の部材であり、前記ストッパによって前記変位範囲が規制される場合に、前記ストッパと当接する箇所に設けられたことを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 請求項1に記載の遊技球発射装置を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
JP2004156778A 2004-05-26 2004-05-26 遊技球発射装置及び弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4641152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004156778A JP4641152B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 遊技球発射装置及び弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004156778A JP4641152B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 遊技球発射装置及び弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005334278A JP2005334278A (ja) 2005-12-08
JP4641152B2 true JP4641152B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=35488479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004156778A Expired - Fee Related JP4641152B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 遊技球発射装置及び弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4641152B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5321050B2 (ja) * 2008-12-26 2013-10-23 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107957A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Sanyo Electric Co Ltd ベーン保持装置及びそれによるベーンを用いた回転式圧縮機
JPH11193597A (ja) * 1997-12-29 1999-07-21 Nippon Light Metal Co Ltd パネルの天井吊り構造
JP2000176088A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Matsushita Electric Works Ltd 電動式打球発射装置
JP2001088599A (ja) * 1999-09-20 2001-04-03 Japan Vilene Co Ltd フロアマット並びにフロアマット用ベース及び表材シート

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107957A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Sanyo Electric Co Ltd ベーン保持装置及びそれによるベーンを用いた回転式圧縮機
JPH11193597A (ja) * 1997-12-29 1999-07-21 Nippon Light Metal Co Ltd パネルの天井吊り構造
JP2000176088A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Matsushita Electric Works Ltd 電動式打球発射装置
JP2001088599A (ja) * 1999-09-20 2001-04-03 Japan Vilene Co Ltd フロアマット並びにフロアマット用ベース及び表材シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005334278A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6303209B2 (ja) 遊技機
JP2007283033A (ja) 遊技機の発射装置
JP4641152B2 (ja) 遊技球発射装置及び弾球遊技機
JP3956397B2 (ja) パチンコ機の発射装置
JP4503670B2 (ja) パチンコ遊技機の球発射装置
JP2008132149A (ja) 球発射装置
JP5276862B2 (ja) 遊技機用球発射装置及びこれを備えた遊技機
JP4198671B2 (ja) パチンコ遊技機の球発射装置
JP2003180970A (ja) 発射装置及びそれを有する遊技機
JP2006238910A (ja) 遊技機
JP2799696B2 (ja) パチンコ機の発射装置
JP3906317B2 (ja) 電動式打球発射装置
JP4099890B2 (ja) 電動式打球発射装置
JP4263161B2 (ja) パチンコ遊技機の球発射装置
JP4541794B2 (ja) 遊技機における球発射装置
JP2005318942A (ja) 遊技球発射装置及び弾球遊技機
JP2005323835A5 (ja)
JP5960425B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001095988A (ja) パチンコ玉の打撃点を調整し得るパチンコ機
JP2009189545A (ja) 弾球遊技機
JP3103824B2 (ja) パチンコ機の玉発射装置
JP2873820B2 (ja) パチンコ機の発射装置
JP6488941B2 (ja) 玉発射装置
JP5035206B2 (ja) パチンコ機の遊技盤
JP2006136634A (ja) パチンコ遊技機の球発射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4641152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees