JP2798290B2 - クラッチペダルの踏力軽減装置 - Google Patents

クラッチペダルの踏力軽減装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動車におけるクラッチペダルの踏力軽減
装置に関するものである。
[従来技術] 従来のクラッチペダルの踏力軽減装置は第4〜6図の
構造を有している。すなわち従来のクラッチペダルの踏
力軽減装置(以後単に踏力軽減装置と言う)31では車体
に取り付けた溝型のクラッチサポート2内にクラッチペ
ダル3の上端部が回動軸4を介して傾動可能に支持され
ている。回動軸4を中心軸とし短板状のレバー5の基部
がクラッチペダル3に固着され、レバー5の端部には長
板状のリンク6の一端部が回動軸4に平行のピン12を介
してリンク結合している。リンク6にはその長手方向に
スライド孔7が形成されており、このスライド孔7にク
ラッチサポート2に両端部を固定された、前記回動軸4
に平行の支持軸8が遊挿されている。従ってリンク6は
クラッチペダル3の傾動に伴いスライド孔7を介して支
持軸8に対して摺動及び回動が可能である。リンク6の
他端にはばね係止部9がリンク6の両側に突出して設け
られ、このばね係止部9にはリンク6を挟んで引張りば
ね10、11の一端が係止されている。両引張りばね10、11
の他端は共に支持軸8に係止されている。
[発明が解決しようとする課題] この様な従来の踏力軽減装置31ではクラッチペダル3
を原位置から踏み込んで行くと(第4図において左方向
が踏み込み方向、第6図において右方向が踏み込み方
向)、クラッチペダル3のストロークと踏力との関係を
示す第7図において、点線で示す曲線(ニ)のように最
初の間はクラッチペダルを原位置方向に付勢する力が作
用するがペダルストロークの予め定められた位置(ター
ンオーバー点)Tを過ぎた後は踏み込み方向に付勢する
力(踏力軽減力)が発生する。この場合次のような問題
点がある。
(イ)第7図に示すようにターンオーバー点Tを境にし
て初期踏力、踏力軽減力がペダルストロークに比例する
ので、初期踏力を小さくすると最大踏力軽減力も小さく
なり、最大踏力軽減力を大きくすると初期踏力も大きく
なるので初期踏力を小さくして最大踏力軽減力を大きく
することはできない。
(ロ)引張りばね10、11はリンク6に対して常に一方向
(リンク6の長手方向)の力を加えており、リンク6の
回転角度とクラッチペダル3のストロークとは比例する
ので最大踏力軽減点において大きな最大踏力軽減力を得
られない。
この発明はターンオーバー点、最大踏力軽減点を従来
の踏力軽減装置と同一に保持して、初期踏力が小さく、
最大踏力軽減力の大きいクラッチペダルの踏力軽減装置
の提供を課題とする。尚、本願の先行技術資料として実
開昭63−84622号公報がある。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの発明のクラッチペダル
の踏力軽減装置は、 車体の一部に設けられた回動軸を介して傾動可能に支
持されたクラッチペダルと、 一端が前記クラッチペダルとピンを介して揺動可能に
係合され、長手方向のスライド孔を有し、該スライド孔
を介して車体の一部に固定された支持軸に摺動及び回動
可能に支持されたリンクと、 前記リンクの他端と車体の一部に設けたばね係止部と
の間に架け渡された第1引張りばねと、 前記リンクの他端と車体の一部に設けた他のばね係止
部との間に架け渡された第2引張りばねと を備え、 前記第1引張りばねは、クラッチペダルが踏み込まれ
ていない状態において、そのばね中心線が、前記支持軸
と前記リンクの他端とを結んだ線よりも車体前方に傾く
ように配置され、 前記第2引張りばねは、クラッチペダルが踏み込まれ
ていない状態において、そのばね中心線が、前記支持軸
と前記リンクの他端とを結んだ線よりも車体後方に傾く
ように配置されている ことを特徴とする。
[作用] 本発明のクラッチペダルの踏力軽減装置では、第1引
張りばねは前記支持軸と前記リンクの他端とを結んだ線
よりも車体前方に傾くように配置され、第2引張りばね
は前記支持軸と前記リンクの他端とを結んだ線よりも車
体後方に傾くように配置されている。このため、第1及
び第2引張りばねの張力やばね中心線の傾き具合を適宜
調節すれば、従来のもの(クラッチペダルが踏み込まれ
ていない状態において、引張りばねの中心線が支持軸と
リンクの他端とを結んだ線と一致するもの)と比べて、
ターンオーバー点、最大踏力軽減点を同一に保持して、
初期踏力を小さくし、最大踏力軽減力を大きくすること
ができる。
[実施例] 以下実施例を示す図面によりこの発明を説明する。第
1〜3図は第1実施例を示す。第1図は第1実施例の左
側面図、第2図は同じく正面図、第3図は同じく右側面
図を示す。なお、第1図では左側が車体前方、右側が車
体後方であり、右から左に向かってクラッチペダルが踏
み込まれる。逆に、第3図では左側が車体後方、右側が
車体前方であり、左から右に向かってクラッチペダルが
踏み込まれる。また、第1実施例において第4〜6図と
同じ構成要素に対しては同じ符号を付し、その説明を省
く。
第1実施例の踏力軽減装置1においては、第1の引張
りばね13は、第1図に示すように、リンク6の他端に設
けたばね係止部9と、クラッチサポート2に固定された
第1のばね係止部14との間に架設されている。このた
め、第1の引張りばね13の中心線は、クラッチペダル3
が踏み込まれていない状態において、そのばね中心線が
支持軸8とばね係止部9とを結んだ直線(第1図にて1
点鎖線で表示)よりも車体前方に傾いている。
また、第2の引張りばね15は、第3図に示すように、
リンク6の他端に設けたばね係止部9と、クラッチサポ
ート2に固定された第2のばね係止部16との間に架設さ
れている。このため、第2の引張りばね15の中心線は、
クラッチペダル3が踏み込まれていない状態において、
そのばね中心線が支持軸8とばね係止部9とを結んだ直
線(第3図にて1点鎖線で表示)よりも車体後方に傾い
ている。
上記の構成により、第1の引張りばね13、第2の引張
りばね15の張力及び傾き具合(支持軸8とばね係止部9
とを結んだ線からの傾斜角度)を調整することにより第
7図において第1の引張りばね13の特性は図中(イ)の
曲線となり、第2の引張りばね15の特性は図中(ロ)の
曲線となり、この両曲線を組み合せると図中(ハ)の曲
線となる。なお、曲線(ハ)においてはターンオーバー
点T及び最大踏力軽減点Dは従来の踏力軽減装置31のそ
れらと同じ位置に設定されている。
従って第1実施例により初期踏力を小さくし、最大踏
力軽減力を大きくすることが可能となり、又踏力軽減力
の設定の範囲が従来より遥かに広くなり、最適のペダル
踏力が得られる。
又一般に車両においてはペダル踏力はクラッチ操作力
により決定されるが、最適のペダル踏力を得るためには
ペダルに踏力軽減装置を設定した場合に、踏力軽減装置
による初期踏力値、最大踏力軽減値、ターンオーバー点
及び最大踏力軽減点をそれぞれ最適の値にする必要があ
る。従来のペダル踏力軽減装置では踏力軽減特性を決定
するための前記四つの値の内三つが決定されると残りの
一つの値は自動的に決ってしまい、その値が最適なペダ
ル踏力を得るための値にならない場合がある。
然し、本実施例によれば、前記四つの値は独立して自
由に設定できるので、常に最適のペダル踏力が得られ
る。
以上の記述は本発明の実施例に関するものであり、上
記実施例の変更はいずれも本発明の技術範囲に属する。
[効果] この発明は上記の構成を有するので次のような優れた
効果を有する。
(イ)初期踏力を小さくし、最大踏力軽減力を大きくす
ることが可能となり、又ペダル踏力軽減力の設定の範囲
が従来より遥かに広くなり、最適のペダル踏力が得られ
る。
(ロ)ペダルに本踏力軽減装置を設定した場合に、踏力
軽減装置による初期踏力値、最大踏力軽減値、ターンオ
ーバー点及び最大踏力軽減点がそれぞれ独立して自由に
設定できるので常に最適のペダル踏力が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の左側面図、第2図は同じく正面
図、第3図は同じく右側面図を示す。本発明と従来装置
との比較を示す。第4図は従来のクラッチペダルの踏力
軽減装置の左側面図、第5図は同じく正面図、第6図は
同じく右側面図である。第7図はクラッチペダルのスト
ロークと踏力軽減力との関係を示す特性図である。 2……クラッチサポート(車体の一部) 3……クラッチペダル 4……回動軸、5……レバー 6……リンク 7……スライド孔、8……支持軸 9……ばね係止部(リンクの他端) 13……第1の引張りばね 14……第1のばね係止部 15……第2の引張りばね 16……第2のばね係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の一部に設けられた回動軸を介して傾
    動可能に支持されたクラッチペダルと、 一端が前記クラッチペダルとピンを介して揺動可能に係
    合され、長手方向のスライド孔を有し、該スライド孔を
    介して車体の一部に固定された支持軸に摺動及び回動可
    能に支持されたリンクと、 前記リンクの他端と車体の一部に設けたばね係止部との
    間に架け渡された第1引張りばねと、 前記リンクの他端と車体の一部に設けた他のばね係止部
    との間に架け渡された第2引張りばねと を備え、 前記第1引張りばねは、クラッチペダルが踏み込まれて
    いない状態において、そのばね中心線が、前記支持軸と
    前記リンクの他端とを結んだ線よりも車体前方に傾くよ
    うに配置され、 前記第2引張りばねは、クラッチペダルが踏み込まれて
    いない状態において、そのばね中心線が、前記支持軸と
    前記リンクの他端とを結んだ線よりも車体後方を傾くよ
    うに配置されている ことを特徴とするクラッチペダルの踏力軽減装置。
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JP4883552B2 (ja) * 2005-01-07 2012-02-22 ヤマハ発動機株式会社 クラッチ操作補助装置及びそれを備えた車両
KR101491379B1 (ko) 2013-12-20 2015-02-11 현대자동차주식회사 차량용 클러치페달의 답력 저감장치

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