JP2533728Y2 - 車両用リクライニング装置 - Google Patents

車両用リクライニング装置

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JP2533728Y2
JP2533728Y2 JP10948390U JP10948390U JP2533728Y2 JP 2533728 Y2 JP2533728 Y2 JP 2533728Y2 JP 10948390 U JP10948390 U JP 10948390U JP 10948390 U JP10948390 U JP 10948390U JP 2533728 Y2 JP2533728 Y2 JP 2533728Y2
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邦之 杉本
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Fuji Kiko Co Ltd
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用リクライニング装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 一般に、車両用リクライニング装置は、座部(シート
クッション)を連結するベースプレートに、背当部(シ
ートバック)を連結するアームが回動可能に軸支されて
おり、アームとベースプレートとの間には、操作ノブ又
は操作レバーによりアームを所望の傾斜角度に調整する
ための機構が設けられている。
ところで、操作ノブを回転操作することにより、歯数
が1歯だけ異なる外周歯部が内周歯部に噛合しながら偏
心回転をすることによって、アームがベースプレートに
対して所望の角度に無段階的に傾斜調整をすることがで
きる、所謂タウメル機構を用いたリクライニング装置で
は、アームに形成された内周歯部と、該内周歯部と噛合
する外周歯部を形成したロアーブラケットをベースプレ
ートに一体的に固定し、このロアーブラケットをアーム
に固定したホルダーブラケットにより挟んでサンドイッ
チ状に構成される。また、ベースプレート17には、第4
図に示したように、ホルダープレート18の剥離を抑止す
るための押え部19が一体形成されている。押え部19はベ
ースプレート17の弧状切欠部20の一端側にのみ形成され
ている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のタウメル機構式のリクライ
ニング装置によれば、ホルダープレート18の剥離を抑止
する押え部19は、ベースプレート17の後部に一部を突出
形成しただけのものであるから、その押え部19でホルダ
ープレート18の剥離を抑止できる範囲が限定され、押え
部19でカバーした範囲以外の部分における剥離の有効な
抑止力が不足し、強度が低下する。例えば、背当部をフ
ルフラット状態にした場合、アームに固定されているた
めホルダープレート18は後方へ大きく回動するから、そ
の場合には第4図に点線で示したように、前記押え部19
はホルダープレート18の側部21に位置するので、ホルダ
ープレート18の円弧部22から外れ、本来円弧部22に当接
して初めて有効な抑止力が生じるべきところであるか
ら、その円弧部22が剥離しやすくなる、という不都合を
生じていた。また、ベースプレート17の弧状切欠部20全
体に押え部19を設けようとすると、ホルダープレート18
と干渉してしまうため、設けることができなかった。
そこで、この考案は上記不都合を除去することを目的
としてなされた。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題の解決を図るため、内周歯部を有
して背当部を連結するアームと、該内周歯部と噛合する
外周歯部を有して座部を連結するベースプレートをホル
ダープレートにより挟んでアームを回転可能に軸着して
なるリクライニング装置において、前記ベースプレート
のリクライニング軸部を中心とする縁辺近傍に、所定の
幅で板面の片側へ凹ませて湾曲した絞り部及びこの絞り
部の外側面にフランジを形成し、該フランジの略中央部
に板面と平行に延伸するホルダー押え部を形成し、該ホ
ルダー押え部をホルダープレートに摺接させてなる車両
用リクライニング装置を構成した。
[作用] 上記構成に係るこの考案によれば、ホルダープレート
の周縁部に常に摺接するホルダー押え部がベースプレー
トの縁辺近傍に形成された絞り部の外側面のフランジの
略中央部に形成されるので、アームとベースプレートと
の角度が大きく変化しても、ホルダー押え部はホルダー
プレートの周縁部と常に摺接しているため、その剥離の
有効な抑止力を形成する。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。第
1図はリクライニング装置の正面図、第2図は断面側面
図であり、図において、1はプレートの周辺部を直角に
曲げ形成してなるベースプレート、2は後記のシャフト
9を中心とする所定半径の円弧部2aを有するアーム、3
はアーム2に形成された凸部2bの内周面に形成された内
周歯部、4は内周歯部3と噛合して1歯だけ歯数の少な
い外周歯部、5は外周歯部4を凸部5aの外周面に形成し
てベースプレート1にリベット6,6,6aで連結されたロア
ーブラケット、7はロアーブラケット5を被覆してアー
ム2にリベット8,8で連結されたホルダープレート、7a
はシャフト9を中心として所定半径の円周面に形成され
たホルダープレート7の円弧辺部、9は内周歯部3の中
心部においてアーム2とホルダープレート7に回転可能
に軸支されたシャフト、10はシャフト9の偏心した径大
の軸部で外周歯部4の中心部に係合している。11はその
軸部10を回転可能に嵌合するロアーブラケット5のブッ
シュ、12はブッシュ、13はスペーサ、14はシャフト9の
一端部に軸着した操作ノブである。
そこで第3図に示したように、ベースプレート1のロ
アーブラケット5を連結する部位の近傍における縁辺
は、シャフト9を中心とする湾曲した所定幅の板面を凹
ませて片側へ突出する絞り部15及びこの絞り部15の外側
面にフランジ17を形成する。この絞り部15の湾曲した部
位を挟む両側に、ロアーブラケット5をかしめるリベッ
ト6,6,6aを挿通する孔1a,1b,1cが形成される。リベット
6,6はアーム2の円弧辺部2aを回動可能に遊嵌させて剥
離を防止し、これらのリベット6,6,6aは絞り部15の縁に
おいてかしめ結合されるが、絞り部15及びフランジ17が
補強部となり、亀裂が生じるのを阻止する。また、絞り
部15を形成し、その外側面にフランジ17を形成してある
ため、ホルダープレート7と干渉することはない。さら
に、そのフランジ17の略中央部の端辺には、第2図に示
したように、ベースプレート1の板面と平行で、シャフ
ト9を中心とする所定半径の湾曲したホルダー押え部16
が形成される。ホルダー押え部16は、ホルダープレート
7の円弧辺部7aに摺動可能に当接する。
そこで、上記実施例の作用を説明すれば、操作ノブ14
を正逆いずれかに回転操作し、シャフト9が回転すれ
ば、外周歯部4がシャフト9を中心として軸部10を介し
偏心回転し、外周歯部4と噛合する内周歯部3を形成し
たアーム2がシャフト9を中心として前後いずれかに回
動する。したがって、アーム2に連結された背当部は所
望の傾斜角度を形成できるのであり、その設定された角
度は外周歯部4と内周歯部3との噛合により維持され
る。このように、アーム2がシャフト9を中心として回
転するとき、ホルダープレート7が一体として回転す
る。ホルダープレート7の円弧辺部7aにはホルダー押え
部16が常に摺接してホルダープレート7の剥離を阻止す
るので、外周歯部4とホルダープレート7は、ベースプ
レート1とアーム2との間にサンドイッチ状に確実に挟
持される。したがって、外周歯部4と内周歯部3との噛
合が浅くなることはなく、常に確実であるから、噛合の
強度が低下することはない。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、ベースプレートに、
リクランニング軸部を中心とする所定半径の縁辺近傍を
所定の幅で板面の内外いずれか一方側へ凹ませて絞り部
及びこの絞り部の外側面にフランジを形成するととも
に、そのフランジ部の端縁に板面と平行に延伸して湾曲
したホルダー押え部を形成し、該ホルダー押え部を前記
ホルダープレートの周縁部に摺接可能に当接させたか
ら、アームが大きく回動してもフランジ部は常にホルダ
ープレートの周縁部と摺接でき、したがって、ホルダー
プレートの剥離を常に有効に抑止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図は第
1図A−A断面図、第3図はベースプレートの正面図、
第4図は従来例のベースプレートの正面図である。 1……ベースプレート、2……アーム、3……内周歯
部、4……外周歯部、5……ロアーブラケット、7……
ホルダープレート、6,6a,8……リベット、9……シャフ
ト、10……軸部、14……操作ノブ、15……絞り部、16…
…ホルダー押え部、17……フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周歯部を有して背当部を連結するアーム
    と、該内周歯部と噛合する外周歯部を有して座部を連結
    するベースプレートをホルダープレートにより挟んでア
    ームを回転可能に軸着してなるリクランニング装置にお
    いて、前記ベースプレートのリクライニング軸部を中心
    とする縁辺近傍に、所定の幅で板面の片側へ凹ませて湾
    曲した絞り部及びこの絞り部の外側面にフランジを形成
    し、該フランジの略中央部に板面と平行に延伸するホル
    ダー押え部を形成し、該ホルダー押え部をホルダープレ
    ートに摺接させたことを特徴とする車両用リクライニン
    グ装置。
JP10948390U 1990-10-19 1990-10-19 車両用リクライニング装置 Expired - Fee Related JP2533728Y2 (ja)

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JPH0466940U JPH0466940U (ja) 1992-06-15
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