JPH0212908Y2 - - Google Patents

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JPH0212908Y2
JPH0212908Y2 JP1981015847U JP1584781U JPH0212908Y2 JP H0212908 Y2 JPH0212908 Y2 JP H0212908Y2 JP 1981015847 U JP1981015847 U JP 1981015847U JP 1584781 U JP1584781 U JP 1584781U JP H0212908 Y2 JPH0212908 Y2 JP H0212908Y2
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arm
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lower tooth
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、特に車両用シートのシートバツク
の傾斜角度を調整する装置について、従来装置の
形状及び構造にわずかな変更を加えるだけで装置
を軽量化、コンパクト化する改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の調整装置は、第1図に示すよう
に、クツシヨンフレームの側面にベース1をねじ
2及び3により固着し、シートバツクフレームに
アーム4をねじ5及び6により固着し、アーム4
は更にベース1に対しピン7により回動自在に取
付けられ、アーム4の有するストツパ8とピン7
との間に鎖線で示すリターンスプリング9が捲設
されている。ベース1には更にピン10及び11
によりレバー12及びロアーツース13がそれぞ
れ回動自在に取付けられ、ロアーツース13は上
辺に備える歯部14において、アーム4の下辺に
ピン7と同心円上に設けられた歯部15に対し噛
合い係合するようになつている。またレバー12
の一端はシートクツシヨンの側面に沿つてシート
前方に伸びて操作用ハンドル16が設けられ、ピ
ン10と適宜間隔を置いてローラー17を遊嵌し
てレバー12の下端付近にピン18が固定されて
おり、その上方位置にピン19が突設する。
したがつて、ハンドル16を図示の矢印fの方
向に引上げると、レバー12がピン10の回りを
回動するとともにローラー17も移動してロアー
ツース13の先端部20の下降を許容し、同時に
ピン19が先端部20を押下げ、したがつてロア
ーツース13は反時計方向に回動し、歯部14が
歯部15との噛合い係合を離脱し、シートバツク
はピン7の回りをアーム4と一体に自由に回動す
ることができるようになる。
そこで、シートバツクを背中で押倒すか、又は
リターンスプリング9の復元力を利用してシート
バツクを起立させることにより、シートバツクの
傾斜角度を自由に選ぶことができる。シートバツ
クが所望の角度になつたときにハンドル16を戻
せば、ロアーツース13が元の位置に戻つて歯部
14と15とが噛合い、これによりシートバツク
の傾斜角度が確実に維持される。
〔解決しようとする問題点〕
この装置はこのようにしてシートバツクの傾斜
を調整することができる。けれども、車両特に自
動車においては、需要に応えて車両の性能及び機
能の維持、向上を図りながら、車両全体をできる
だけ軽量、コンパクトに抑えることが要求され
る。このことを車両用シート特に自動車の運転席
についていれば、個人差のあるそれぞれの体格、
さまざまな癖を持つ運転姿勢、そして走行中の疲
労の度合などに応じてシートを自由に調整し、快
適な運転と安全走行に資するために、近年、その
形状、位置などを調整する各種の機能が要求され
るようになり、そこで、一シートに、ヘツドレス
トを上下に調整する装置、ランバーサポート調整
装置、サイドサポート調整装置、シートの前部又
は後部の高さを調節する装置、シートを前後にス
ライドする装置、それにリクライニング調整装置
など多数の機能が備えられることもある。故に、
これらの機能を損なうことなくシートの構造を軽
量化、コンパクト化するためにそれぞれの調整装
置を軽量化、コンパクト化することが必要であ
る。
本考案は、この観点から改良され、しかもベー
ス側にシートバツクフレーム側を組付ける際の組
付け精度を高めることができると共に、軸部がガ
タツキが発生して操作性が低下したり、軸部で互
いに接触して異音を発生したりするトラブルを防
止でき、さらにユニツト化が容易で、組付作業も
簡易化させることができるシートリクライニング
装置を提供しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面によ
り説明する。
ベース61は、大略五角形のそれぞれの角を丸
めた形状であり、その下辺62の左隅近傍にはク
ツシヨンフレームへの取付軸としてねじ63を有
し、下辺62の右隅近傍にはベース61のクツシ
ヨンフレームへの取付軸とロアーツース13のベ
ース61への回動軸とを兼ねる同軸部64を有す
る。第3図において、同軸部64はボルト65、
ワツシヤ66及びブツシユ67を有する。
ブツシユ67は、回動軸となるものであり、段
をなす環状からなる形状を有し、その最下段の環
状部68はベース61をクツシヨンフレーム10
0側に固着させるため、そのベース61の孔69
に嵌合している。またこのブツシユ67は、ベー
ス61側に対しロアーツース13を回動自在に枢
支させるため、スペーサ部70を挟んで第3段の
環状部71がロアーツース13の孔72に遊嵌
し、またベース61側に固着されるホルダープレ
ート74を回動するロアーツース13から離間さ
せるため最上段の環状部73がホルダープレート
74の孔75に嵌入している。さらにこのブツシ
ユ67の環状部73の上端近傍部76はホルダー
プレート74の上面に向けて、かしめ処理され
る。そしてこのブツシユ67の筒穴77には取付
軸であるボルト65が挿通し、第4図に示すよう
にクツシヨンフレーム100の側面にベース61
を固着している。
第2図に戻つて、取付軸63と同軸部64との
中間上方に噛合操作手段としてレバー12が位置
し、ベース61の上辺近傍にアーム4がピン7に
より回動自在に取付けられ、その他の構造及びリ
クライニング調整作用は、第1図の装置のものと
同様である。すなわち、アーム4をシートバツク
フレーム101にねじ5及び6により固着し、ア
ーム4の有するストツパ8とピン7との間に鎖線
で示すリターンスプリング9が捲設されている。
レバー12はベース1にピン10により回動自在
に取付けられる。ロアーツース13は上辺に備え
る歯部14において、アーム4の下辺にピン7と
同心円上に設けられた歯部15に対し噛合い係合
するようになつている。またレバー12の一端は
シートクツシヨンの側面に沿つてシート前方に伸
びて操作用ハンドル16が設けられ、ピン10と
適宜間隔を置いてローラー17を遊嵌してレバー
12の下端付近にピン18が固定されており、そ
の上方位置にピン19が穿設する。
したがつて、ハンドル16を図示の矢印fの方
向に引上げると、レバー12がピン10の回りを
回動するとともにローラー17も移動してロアー
ツース13の先端部20の下降を許容し、同時に
ピン19が先端部20を押下げる。したがつてロ
アーツース13はベース61やホルダプレート7
4に接触することなくスムースな状態で同軸部6
4の回りを反時計方向に回動し、歯部14が歯部
15との噛合い係合を離脱し、シートバツクフレ
ームはピン7の回りをアーム4と一体に自由に回
動することができるようになる。
そこで、シートバツクを背中で押倒すか、又は
リターンスプリング9の復元力を利用してシート
バツクを起立させることにより、シートバツクの
傾斜角度を自由に選ぶことができる。シートバツ
クが所望の角度になつたときにハンドル16を戻
せば、ロアーツース13が元の位置に戻つて歯部
14と15とが噛合い、これによりシートバツク
の傾斜角度が確実に維持される。
この実施例の装置は、このような構成によりシ
ートバツクの傾斜を調整することができるもので
ある。したがつて、第1図に示す装置のねじ3を
省いて同軸部64を設けたから、装置を全体的に
軽量化、コンパクト化することができる。しかも
本案装置は従来装置に比べ形状及び構造にわずか
の変更を加えただけで実施することができるか
ら、生産ラインに本質的影響を与えることなく組
立工程の簡素化を図ることができる。さらに、こ
の実施例の装置は、アーム4を介してベース61
にシートバツクフレームが組付けられるようにな
つているため、これらの部材組付けの際の精度の
バラツキが有効に吸収できる。
なお、本考案は上記実施例に限定されることな
く、種々の変形をし、また要件を付加した形で実
施することができるものである。故に、ロアーツ
ースは、歯部14と15との噛合い係合に限定さ
れることなくアームと係合してアームの回動を阻
止する手段の意味に解すべきものである。また、
噛合操作手段のレバー12は、ローラー17とピ
ン19とを備える構成に限定されることなく、ロ
アーツースとアームとの係合を解除又は係合され
る手段の意味に解すべきものである。
また、同軸部64の他に、ピン7の位置に、ア
ームとシートバツクフレームとの取付軸と、アー
ムのベースに対する回動軸とをかねた同軸部を設
けてねじ6を省き、軽量化、コンパクト化を一層
進めることもできる。
更に、ピン10の位置にベースとクツシヨンフ
レームとの取付軸と、レバーのベースに対する回
動軸とを兼ねた同軸部を設けてねじ2を省き、軽
量化、コンパクト化をさらに進めることもでき
る。
〔効果〕
以上説明してきたように、この考案に係るシー
トリクライニング調整装置によれば、ベース側を
クツシヨンフレーム側に取付けるための取付軸を
アーム、ロアーツース及び噛合操作手段の各回動
軸のうち何れかのものと同軸化させており、その
分シートの軽量化、コンパクト化を図ることがで
きる。
しかも、この考案に係るシートリクライニング
調整装置によれば、軸方向に沿つた各部位が所定
形状の環状部を有するブツシユを介して同軸化さ
れており、各部材同士を互いに離間させた状態
で、かつ回動自在に或いは回動不可の状態で簡
単・確実に組付けることができるため、回動時に
ガタツキや異音を発生することなくスムースに回
動させることができると共に、シートリクライニ
ング調整装置のユニツト化を容易に図ることがで
き、組付作業性が高まる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るシートリクライニング
調整装置を示す正面概要図、第2図は本考案の一
実施例を示す正面概要図、第3図は第2図のB−
B拡大断面図、第4図は第2図の分解斜視図であ
る。 4……アーム、5,6……アームを取付けるね
じ、1,10,11……ピン、12……レバー
(噛合操作手段)、13……ロアーツース、61…
…ベース、63……ベースを取付けるねじ、64
……同軸部、67……ブツシユ、68,71,7
3……環状部、100……クツシヨンフレーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付軸によつてクツシヨンフレーム側に固着し
    たベースに対し、シートバツクフレーム側に固着
    したアームと、このアームに噛合するロアーツー
    スと、前記アームとロアーツースとの噛合操作を
    行う噛合操作手段とが各回動軸によつて回動自在
    に取付けられ、前記ベース側に対するアーム側の
    傾斜角度を調整するシートリクライニング調整装
    置において、 前記アーム、ロアーツース及び噛合操作手段を
    回動自在に取付ける前記各回動軸のうち少なくと
    も何れか一つの回動軸を、軸方向に沿つて厚みを
    有するとともに筒穴を有しかつそれぞれの外径寸
    法が異なる環状部を設けたブツシユとして形成
    し、 前記アーム、ロアーツースまたは噛合操作手段
    と前記ベースとを外径寸法が異なる環状部に枢支
    して互いに離間させ、 前記ブツシユの筒穴に、前記ベースを固着する
    取付軸を挿通して、回動軸であるブツシユと取付
    軸とを同軸化したことを特徴とするシートリクラ
    イニング調整装置。
JP1981015847U 1981-02-06 1981-02-06 Expired JPH0212908Y2 (ja)

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JP1981015847U JPH0212908Y2 (ja) 1981-02-06 1981-02-06

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JPS57129453U JPS57129453U (ja) 1982-08-12
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