JP2537322Y2 - ランバーサポート装置 - Google Patents

ランバーサポート装置

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JP2537322Y2
JP2537322Y2 JP1990081636U JP8163690U JP2537322Y2 JP 2537322 Y2 JP2537322 Y2 JP 2537322Y2 JP 1990081636 U JP1990081636 U JP 1990081636U JP 8163690 U JP8163690 U JP 8163690U JP 2537322 Y2 JP2537322 Y2 JP 2537322Y2
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lumbar
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seat frame
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義宏 水嶋
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シート(座席)のシートバック(背
凭部)に備えるランバーサポート装置、詳しくは、駆動
部材として電動モータを使用する、いわゆるパワーラン
バーサポート装置における動力伝達構造に関する。
(従来技術とその問題点) 従来のパワーランバーサポート装置として、第4図に
示すような構造のものが提案されている。
即ち、パイプ製シートフレーム(1)の側部にベース
プレート(11)を溶接し、このベースプレート(11)に
電動モータ(M)を、その出力軸(不図示)がシートフ
レーム(1)の側部と平行になるように装設し、その出
力軸にギャボックス(B)を介して、ねじ軸(4)をシ
ートフレーム(1)の前後方向に向けて噛合し、このね
じ軸(4)には、該ねじ軸(4)の回転によって前後方
向である軸方向に移動するナット(不図示)を螺合さ
せ、このナットにピンを固定し、このピンをアーム
(3′)の先部側に係合させ、アーム(3′)の基端は
前記ベースプレート(11)にシャフト(32′)を介して
回動可能に枢着し、且つアーム(3′)の先端よりシー
トフレーム(1)の内側方向に連結杆(33′)を一体に
延設し、この連結杆(33′)の先端にランバースプリン
グ(62′)を取付ける取付杆(61′)を一体に連結し
て、ランバープレート(7)を設けてなる構造である。
図中(31′)はアーム(3′)の回転中心である枢着部
を示す。
従って、モータ(M)の駆動力はねじ軸(4)に伝達
され、ねじ軸(4)の回転に伴なってナットが前後方向
に移動する。このナットの移動によってアーム(3′)
が枢着部(31′)を中心に回転中心に回動するため、連
結杆(33′)が前後方向に回動し、ランバープレート
(7)を前後に可動させて、着座者の腰椎部に対する支
持圧を調節している。
以上のパワーランバーサポート装置は、アーム
(3′)と連結杆(33′)が一体に形成して、連結杆
(33′)を前後方向に回動させているため、連結杆(3
3′)が前方に回動した際、この連結杆(33′)が突出
し、着座者の背部に対して異物感となる不具合があっ
た。
これは、このランバーサポート装置を被覆する発泡体
製クッション体の肉厚が薄いためである。なお、クッシ
ョン体の肉厚を厚くすると、ランバープレートが前方に
可動し難くなり、ランバーサポート効果が得られない。
そこで、本考案はパワーランバーサポート装置におい
て、動力伝達部材によって生じる異物感を除去すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案に係るランバーサ
ポート装置は、シートフレームに固定した電動モータの
出力軸に対して、ねじ軸を前後方向に噛合し、該ねじ軸
に、このねじ軸の回転によってナットが軸方向に移動可
能に螺合し、このナットの前後方向に移動に連動してア
ームを介してランバープレートが前後に可動してなるラ
ンバーサポート装置において、 前記シートフレームにアームを左右方向の中央を揺動
自在に枢着し、該アームの内端側に前記ナットを接続
し、アームの外端側にL字状のトーションバー製ランバ
ースプリングの基端を係止させ、該ランバースプリング
は基端よりシートフレームの下部に沿う支持部と、この
支持部と一体且つ先端にランバープレートを有し支持部
に対して後方に屈曲する屈曲部とからなることを特徴と
するものである。
(作用) L字状のランバースプリングは、その一部である支持
部をシートフレームの下部に沿って配設して、ランバー
プレート付の屈曲部をシートバックの内方に位置するよ
うに配設され、支持部の上端側をねじ軸の外側方向に位
置するアームの外端側に係止させているため、前記従来
品の連結杆の如くアームの内側に動力伝達部材が存在し
ない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。
図中、(1)はシートバックのシートフレーム(1)
を示し、このシートフレーム(1)の一側部にはベース
プレート(11)が溶接され、このベースプレート(11)
に切換スイッチによって正、逆転する電動モータ(M)
をその出力軸がシートフレーム(1)の一側部と平行に
なるように、且つシートフレーム(1)の内方に位置し
て配設されている。そして、この電動モータ(M)に減
速機(2)、ギャボックス(B)が連接され、このギャ
ボックス(B)にねじ軸(4)がシートバックの前後方
向に向けて噛合されている。また、このねじ軸(4)に
は、ピン(51)付のナット(5)が噛合され、このナッ
ト(5)はねじ軸(4)の回転によって軸方向である前
後方向に移動する。そして、このナット(5)のピン
(51)はベースプレート(11)に、略中央部を左右方向
に揺動自在に枢着したアーム(3)の内端側に係合して
いる。即ち、ナット(5)の前後運動をアームの揺動運
動に変換するように構成されている。
アーム(3)は略コ字状に形成し、その内端側(32)
に前記ナット(5)が配設されると共に、この内端側
(32)の上、下側面にナット(5)の上、下面より突出
するピン(51)が係合する長孔(32a)が開孔され、ま
た、外端側(33)にはランバースプリング(6)の基端
(61a)を係止するU字状の切欠からなる係止溝(33a)
(33a)が設けてあり、このアーム(3)の外端側(3
3)は、前記ねじ軸(4)に対して外方位置に配設され
ている。図中、(31)はアーム(3)の揺動中心である
枢着部を示し、この枢着部(31)は、第2図に示すよう
にアーム(3)の左右方向における中央に位置してい
る。
ランバースプリング(6)はL字状のトーションバー
で、シートフレーム(1)に回動自在に軸支される支持
部(61)と、この支持部(61)の下端より略直角状に折
曲して先端にランバープレート(7)を取付ける屈曲部
(62)とから構成されている。
以上の支持部(61)は、シートフレーム(1)の側部
に沿って配設され、取付ブラケット(8)によって回動
自在に支持されている。そして、この支持部(61)の基
端(61a)はクランク状に形成され、前記アーム(3)
に係合している。また、前記屈曲部(62)にはシートの
着座面に対して後方に屈曲する段部(62a)を形成して
屈曲部(62)が後方に位置するようにし、着座者に対し
て異物感とならないように形成している。
次に本案装置の動作を第2図、第3図に基づいて説明
する。
電動モータ(M)を正転させると、その駆動力によっ
てねじ軸(4)が回転して、ナット(5)を第2図に示
す状態から第3図に示す状態に移動させる。このナット
(5)の移動に伴なって、ナット(5)と一体のピン
(51)によってアーム(3)の内端側(32)を前方に押
し上げる。この押し上げによってアーム(3)の外端側
(33)は枢着部(31)を中心に揺動して外方に回動す
る。そのため、ランバースプリング(6)はその支持部
(61)を中心に回動して屈曲部(62)と共にランバープ
レート(7)を前方に押し出す。このランバープレート
(7)の押し出しによってシートバックの腰椎支持部の
着座者に対する支持圧が強まる。
また、切換スイッチの操作により、電動モータ(M)
を逆転させると、ねじ軸(4)のナット(5)が第3図
の状態から第2図の状態になるため、ランバースプリン
グ(6)はその支持部(61)が前記と逆方向に回動する
ため、ランバープレート(7)は後方に移動し、着座者
に対する支持圧が弱まる。
(効果) 本考案は叙上の如く、ねじ軸の回転によって揺動する
アームの外端側にランバースプリングを係合させると共
にアームの左右方向の中央をシートフレーム側に揺動自
在に枢着しているため、前記従来品の如く動力伝達部材
が異物感となることがない。
更に、ランバースプリングをシートフレームに沿って
配設すると共に、屈曲部を介してランバープレートを取
付けているため、アームをわずかに揺動するのみで、ラ
ンバープレートの可動範囲が大になる。そのため、アー
ムの内端側が前方に揺動しても、その内端側が前記異物
感となることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の斜視図、第2図、第3図は要部の作動
状態を示す説明図、第4図は従来品の斜視図である。 図中、(1)はシートフレーム、(3)はアーム、
(4)はねじ軸、(5)はナット、(6)はランバース
プリング、(7)はランバープレートを夫々示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートフレームに固定した電動モータの出
    力軸に対して、ねじ軸を前後方向に噛合し、該ねじ軸
    に、このねじ軸の回転によってナットが軸方向に移動可
    能に螺合し、このナットの前後方向に移動に連動してア
    ームを介してランバープレートを前後方向に可動してな
    るランバーサポート装置において、 前記シートフレームにアームを左右方向の中央を揺動自
    在に枢着し、該アームの内端側に前記ナットを接続し、
    前記アームの外端側にはL字状のトーションバー製ラン
    バースプリングの基端を係止させ、該ランバースプリン
    グは基端よりシートフレームの下部に沿う支持部と、こ
    の支持部と一体且つ先端にランバープレートを有し支持
    部に対して後方に屈曲する屈曲部とからなることを特徴
    とするランバーサポート装置。
JP1990081636U 1990-07-31 1990-07-31 ランバーサポート装置 Expired - Lifetime JP2537322Y2 (ja)

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JPH0438748U JPH0438748U (ja) 1992-04-02
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CN2818524Y (zh) * 2005-02-19 2006-09-20 王冬雷 便携式洗涤器

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