JP2582547Y2 - ランバーサポート装置 - Google Patents
ランバーサポート装置Info
- Publication number
- JP2582547Y2 JP2582547Y2 JP5167293U JP5167293U JP2582547Y2 JP 2582547 Y2 JP2582547 Y2 JP 2582547Y2 JP 5167293 U JP5167293 U JP 5167293U JP 5167293 U JP5167293 U JP 5167293U JP 2582547 Y2 JP2582547 Y2 JP 2582547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- torsion bar
- lumbar
- support device
- screw shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート(座席)
のシートバック(背凭部)に備えるランバーサポート装
置、詳しくは、駆動部材として電動モータを使用する、
いわゆるパワーランバーサポート装置における動力伝達
構造に関する。
のシートバック(背凭部)に備えるランバーサポート装
置、詳しくは、駆動部材として電動モータを使用する、
いわゆるパワーランバーサポート装置における動力伝達
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランバーサポート装置を備えたシ
ートは、ランバープレートの可動性を良好にするため、
ランバープレートに支持される発泡体製クッション体の
肉厚を薄く形成している。一方、ランバーサポート装置
は、シートのフレームにモータを設け、このモータの駆
動力を前後方向に可動する伝達部材を介して、シートの
横幅方向中央に設けたランバープレートに伝達してい
る。従って、クッション体の肉厚が薄いために、ランバ
ーサポート装置の前記伝達部材が着座した際に、異物感
となる不具合があった。
ートは、ランバープレートの可動性を良好にするため、
ランバープレートに支持される発泡体製クッション体の
肉厚を薄く形成している。一方、ランバーサポート装置
は、シートのフレームにモータを設け、このモータの駆
動力を前後方向に可動する伝達部材を介して、シートの
横幅方向中央に設けたランバープレートに伝達してい
る。従って、クッション体の肉厚が薄いために、ランバ
ーサポート装置の前記伝達部材が着座した際に、異物感
となる不具合があった。
【0003】斯かる不具合を除去するために、本願出願
人は、図3、4に示すように、ランバープレート(6)
を連結するアーム(100)をトーションバーで形成
し、このアーム(100)をフレーム(F)の下部に沿
うように折曲させる支持部(111)と、この支持部
(111)と一体でシートの内方に折曲させてランバー
プレート(6)を取付ける屈曲部(112)とから構成
するものを提案した。
人は、図3、4に示すように、ランバープレート(6)
を連結するアーム(100)をトーションバーで形成
し、このアーム(100)をフレーム(F)の下部に沿
うように折曲させる支持部(111)と、この支持部
(111)と一体でシートの内方に折曲させてランバー
プレート(6)を取付ける屈曲部(112)とから構成
するものを提案した。
【0004】これは、パワーユニットを構成するモータ
(M)によって上下動するリンク(201)に、アーム
(100)の基端(111A)を係合させ、サポートユ
ニットを構成するアーム(100)の前記支持部(11
1)を、フレーム(F)に回動自在に枢着してなる構造
のものである。従って、パワーユニットのリンク(20
1)は、フレーム(F)に設けたブラケット(301)
を支点に、また、サポートユニットのアーム(100)
は、その支持部(111)を枢着したフレーム(F)を
支点に、夫々回動する構造である。
(M)によって上下動するリンク(201)に、アーム
(100)の基端(111A)を係合させ、サポートユ
ニットを構成するアーム(100)の前記支持部(11
1)を、フレーム(F)に回動自在に枢着してなる構造
のものである。従って、パワーユニットのリンク(20
1)は、フレーム(F)に設けたブラケット(301)
を支点に、また、サポートユニットのアーム(100)
は、その支持部(111)を枢着したフレーム(F)を
支点に、夫々回動する構造である。
【0005】図3、4において、図中(4)はリンク
(201)に係合するナットで、このナット(4)はモ
ータ(M)に減速機(S)、ギャボックス(B)を介し
て連結されているねじ軸(5)に螺合しており、ねじ軸
(5)の回動によってナット(4)が前後に移動し、こ
のナット(4)の移動によってリンク(201)が支点
(201A)を回動中心に回動する。そして、この回動
によってアーム(100)の基端(111A)が前後方
向に可動する。そして、アーム(100)は支持部(1
11)における取付ブラケット(120)と一体の軸受
(121)を支点に回動してランバープレート(6)を
前後方向に作動する構造である。
(201)に係合するナットで、このナット(4)はモ
ータ(M)に減速機(S)、ギャボックス(B)を介し
て連結されているねじ軸(5)に螺合しており、ねじ軸
(5)の回動によってナット(4)が前後に移動し、こ
のナット(4)の移動によってリンク(201)が支点
(201A)を回動中心に回動する。そして、この回動
によってアーム(100)の基端(111A)が前後方
向に可動する。そして、アーム(100)は支持部(1
11)における取付ブラケット(120)と一体の軸受
(121)を支点に回動してランバープレート(6)を
前後方向に作動する構造である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従って、パワーユニッ
トとサポートユニットとは夫々独立した支点で作動する
構造のため、ランバーサポート装置全体が大型化する不
具合があった。そこで本考案は、着座時に異物感が発生
しないランバーサポート装置において、その全体を小型
化且つ軽量化を図ることを目的とする。
トとサポートユニットとは夫々独立した支点で作動する
構造のため、ランバーサポート装置全体が大型化する不
具合があった。そこで本考案は、着座時に異物感が発生
しないランバーサポート装置において、その全体を小型
化且つ軽量化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案に係るランバーサポート装置は、シートの前
後方向に向けて配設しモータによって回動するねじ軸
と、このねじ軸に螺合するナットの移動によって前後方
向に回動するリンクと、このリンクの基端を回動自在に
軸着し先端にランバープレートを有するトーションバー
とからなり、このトーションバーは基端部を略U字状に
形成し、その端末をシートフレームに固定したブラケッ
トに回動自在に枢着すると共に基端部のランバープレー
ト側を前記リンクの他端に設けた切欠に係合させてなる
ことを特徴とするものである。
めの本考案に係るランバーサポート装置は、シートの前
後方向に向けて配設しモータによって回動するねじ軸
と、このねじ軸に螺合するナットの移動によって前後方
向に回動するリンクと、このリンクの基端を回動自在に
軸着し先端にランバープレートを有するトーションバー
とからなり、このトーションバーは基端部を略U字状に
形成し、その端末をシートフレームに固定したブラケッ
トに回動自在に枢着すると共に基端部のランバープレー
ト側を前記リンクの他端に設けた切欠に係合させてなる
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】リンクはトーションバーを支点に上下方向に回
動し、トーションバーはリンクの取付部を支点として作
動する。即ち、リンクとトーションバーとは支点を共有
にしている。
動し、トーションバーはリンクの取付部を支点として作
動する。即ち、リンクとトーションバーとは支点を共有
にしている。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1、図2に基づ
いて説明する。図中(1)は先端にランバープレート
(6)を有するサポートユニットを構成するトーション
バー、(2)(2)はパワーユニットを構成するリンク
を夫々示し、トーションバー(1)は基端部(10)を
略U字状に折曲させ、その端末側の支持部(12)をフ
レーム(不図示)に溶接したブラケット(3)に回動可
能に支持されており、基端部(10)のランバープレー
ト(6)側である作動部(13)は、前記図3に示す支
持部(111)と同様にフレームの下部に沿うように折
曲され、この作動部(13)がリンク(2)(2)の先
端に設けた切欠(20)(20)内に係合している。以
上のトーションバー(1)の基端部(10)と一体で先
端にランバープレート(6)を有する屈曲部(11)
は、前記図3に示す屈曲部(112)と同様な形状に形
成して、着座時に異物感とならないようにしている。
いて説明する。図中(1)は先端にランバープレート
(6)を有するサポートユニットを構成するトーション
バー、(2)(2)はパワーユニットを構成するリンク
を夫々示し、トーションバー(1)は基端部(10)を
略U字状に折曲させ、その端末側の支持部(12)をフ
レーム(不図示)に溶接したブラケット(3)に回動可
能に支持されており、基端部(10)のランバープレー
ト(6)側である作動部(13)は、前記図3に示す支
持部(111)と同様にフレームの下部に沿うように折
曲され、この作動部(13)がリンク(2)(2)の先
端に設けた切欠(20)(20)内に係合している。以
上のトーションバー(1)の基端部(10)と一体で先
端にランバープレート(6)を有する屈曲部(11)
は、前記図3に示す屈曲部(112)と同様な形状に形
成して、着座時に異物感とならないようにしている。
【0010】リンク(2)(2)はその基端が、トーシ
ョンバー(1)の支持部(12)に回動自在に軸着さ
れ、先端に前述の如く切欠(20)(20)を有し、略
中央に設けた長孔(21)内に、ナット(4)と一体の
ピンチ(41)が係合している。このナット(4)は、
前記図3、4に示すように、シートの前後方向に向けて
配設したねじ軸(5)に螺合されており、ねじ軸(5)
はモータ(M)に減速機、ギャボックスを介して連結さ
れている。
ョンバー(1)の支持部(12)に回動自在に軸着さ
れ、先端に前述の如く切欠(20)(20)を有し、略
中央に設けた長孔(21)内に、ナット(4)と一体の
ピンチ(41)が係合している。このナット(4)は、
前記図3、4に示すように、シートの前後方向に向けて
配設したねじ軸(5)に螺合されており、ねじ軸(5)
はモータ(M)に減速機、ギャボックスを介して連結さ
れている。
【0011】斯して、モータ(M)の駆動力によってね
じ軸(5)が回動し、このねじ軸(5)の回動に伴って
ナット(4)がねじ軸(5)の軸方向であるシートの前
後方向に移動する。このナット(4)の移動によってリ
ンク(2)(2)は、基端であるトーションバー(1)
の支持部(12)における枢着部を支点に、先端側が前
後方向に回動する。そのため、トーションバー(1)は
ブラケット(5)に枢着した部分を支点に、作動部(1
3)が前後に移動する。これにより、屈曲部(11)を
介してランバープレート(6)が前後方向に可動し、着
座者の腰椎部を支持する。
じ軸(5)が回動し、このねじ軸(5)の回動に伴って
ナット(4)がねじ軸(5)の軸方向であるシートの前
後方向に移動する。このナット(4)の移動によってリ
ンク(2)(2)は、基端であるトーションバー(1)
の支持部(12)における枢着部を支点に、先端側が前
後方向に回動する。そのため、トーションバー(1)は
ブラケット(5)に枢着した部分を支点に、作動部(1
3)が前後に移動する。これにより、屈曲部(11)を
介してランバープレート(6)が前後方向に可動し、着
座者の腰椎部を支持する。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、先端にランバープレー
トを有するトーションバーと、トーションバーを前後に
移動させるリンクとは同一の支点で作動するランバーサ
ポート装置であるため、トーションバーとリンクとを夫
々独立した支点で作動させる前記従来品に対して、ラン
バーサポート装置自体の小型化、軽量化を図ることがで
き、また、構造が簡素化するため故障し難い利点があ
る。
トを有するトーションバーと、トーションバーを前後に
移動させるリンクとは同一の支点で作動するランバーサ
ポート装置であるため、トーションバーとリンクとを夫
々独立した支点で作動させる前記従来品に対して、ラン
バーサポート装置自体の小型化、軽量化を図ることがで
き、また、構造が簡素化するため故障し難い利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿える断面図である。
【図3】従来品の斜視図である。
【図4】図3のIVーIV線に沿える断面図である。
1 トーションバー 2 リンク 3 ブラケット 4 ナット 5 ねじ軸 6 ランバープレート 10 トーションバーの基端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−38747(JP,U) 実開 平3−82051(JP,U) 実開 平3−29049(JP,U) 実開 平5−18353(JP,U) 実開 平3−120847(JP,U) 実開 平1−95147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/46
Claims (1)
- 【請求項1】 シートの前後方向に向けて配設しモータ
によって回動するねじ軸と、このねじ軸に螺合するナッ
トの移動によって前後方向に回動するリンクと、このリ
ンクの基端を回動自在に軸着し先端にランバープレート
を有するトーションバーとからなり、 このトーションバーは基端部を略U字状に形成し、その
端末をシートフレームに固定したブラケットに回動自在
に枢着すると共に基端部のランバープレート側を前記リ
ンクの他端に設けた切欠に係合させてなることを特徴と
するランバーサポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5167293U JP2582547Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ランバーサポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5167293U JP2582547Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ランバーサポート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716652U JPH0716652U (ja) | 1995-03-20 |
JP2582547Y2 true JP2582547Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12893378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5167293U Expired - Lifetime JP2582547Y2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ランバーサポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582547Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5167293U patent/JP2582547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716652U (ja) | 1995-03-20 |
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