JP3194417B2 - 前後スライドシートのロック機構カバー - Google Patents

前後スライドシートのロック機構カバー

Info

Publication number
JP3194417B2
JP3194417B2 JP25526695A JP25526695A JP3194417B2 JP 3194417 B2 JP3194417 B2 JP 3194417B2 JP 25526695 A JP25526695 A JP 25526695A JP 25526695 A JP25526695 A JP 25526695A JP 3194417 B2 JP3194417 B2 JP 3194417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
lock mechanism
seat
base
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25526695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0995164A (ja
Inventor
正幸 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP25526695A priority Critical patent/JP3194417B2/ja
Publication of JPH0995164A publication Critical patent/JPH0995164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3194417B2 publication Critical patent/JP3194417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向にスライ
ド可能のシートを前後方向の所定箇所でロックして位置
決め可能としたロック機構を被包するためのカバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン車系等の自動車では、荷室部の多
様化や収納スペースの向上等を目的としてリヤシートに
横跳ね上げ式シート(スペースアップシートともいう)
を装備する場合がある(実開平 6-27303号等参照)。こ
のシートは、図3に示すように、シートバック(16b)
を後に倒した状態でシート(16)全体を車体の側方に跳
ね上げ、シート(16)に取り付けた保持バンド(17)を
アシストグリップ(18)等の車体内側面に引っ掛けて跳
ね上げ姿勢を保持するものである。
【0003】この種のシート(16)では、シート(16)
全体を前後方向にスライド可能に構成する場合がある。
図5はその具体例であり、跳ね上げ時のシート旋回軸
(P)の下方にアウターレール(19)を配置し、このレ
ール(19)でシート(16)を前後方向にスライド案内す
ると共に、アウター側に配置したロック機構(図示省
略)及びインナー側に配置したロック機構(2)でシー
ト(16)を所定位置でロックしてその位置決めを行なう
ものである。
【0004】両ロック機構のうち、インナー側のロック
機構(2)は、図4(a)に示すように、シートクッシ
ョン(16a)に固定したベース(3)、床面(20)に脱
着可能に配した基軸(7)により揺動可能に軸支され、
上端部をベース(3)に回転可能に枢着したアーム
(6)、ベース(3)に枢軸(12)を介して回転可能に
枢着した略L字型のハンドル(11)で構成される。ハン
ドル(11)の先端部には、アーム(6)の上部周面に設
けた2つのロック用凹部(10)と係合可能にピン状の係
合部(9)が設けられ、この係合部(9)が常時アーム
(6)周面に圧接するよう、ハンドル(11)とベース
(3)との間には巻きバネ(13)が介装されている。
【0005】以上の構成において、シート(16)を例え
ば前方スライドさせるには、図5(a)〜(c)に示す
ように、ハンドル(11)の操作部(11a)を押し下げて
係合部(9)を一方のロック用凹部(10)から脱出させ
(a図)、次にシートクッション(16a)のインナ側を
持ち上げながらシート(16)を前進させてアーム(6)
を基軸(7)を中心として前方に揺動させる(b図)。
シート(16)が所定距離だけ前進してハンドル(11)の
係合部(9)と他方のロック用凹部(10)とが対向する
と、巻きバネ(13)の弾圧力によって係合部(9)がロ
ック用凹部(10)に自動的に嵌入し(c図)、その結
果、シート(16)がロックされてその位置決めがなされ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ロック機構(2)を図4(a)に示すように剥出しにす
れば、見栄えが悪く、ゴミを噛み込んで動作不良を生じ
る等の懸念がある。そのため、通常、ロック機構(2)
は、図4(b)に示すようなカバー(21)で覆われる
が、従来ではこのカバー(21)をベース(3)に固定し
ているため、ハンドル(11)の移動軌跡を確保するため
のスリット(25)がカバー(21)に必要となる。ところ
が、かかるスリット(25)があると見栄えが悪く、ゴミ
等が侵入しやすくなる。また、ハンドル(11)の基端部
には操作性を考えて操作ノブ(24)が装着されるが、こ
れではカバー(21)の組み付けに加えて操作ノブ(24)
の組み付けも必要となり、組立工数が増加する。
【0007】そこで、本発明では、ロック機構カバーの
見栄えを良くすると共に、組立工数の削減を図ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、前後方向にスライド可能のシートを前後方
向の所定位置でロックして位置決めするロック機構を被
包するためのカバーであって、前記ロック機構が、シー
トに取り付けられたベースと、下部が床面に揺動可能に
支持されると共に、上部がベースに回転自在に支持さ
れ、上部周面に複数のロック用凹部を有するアームと、
先端部に前記ロック用凹部と係合可能の係合部を有し、
ベースに揺動可能に支持されると共に、ベースとの間に
介装した弾性部材により係合部がアームの上部周面に圧
接する方向に常時付勢されるハンドルとを具備するもの
において、前記カバーをハンドルに固定すると共に、カ
バーの表面に操作ノブを一体形成することとした。
【0009】カバーをハンドルに固定すれば、カバーと
ハンドルとが一体的に移動可能となるので、カバーを押
し下げればハンドルを揺動させることができる。従っ
て、ハンドルの逃げとなるスリットが不要となり、カバ
ーの見栄えが良くなるだけでなく、ゴミ等も侵入しにく
くなる。また、操作ノブはカバー表面に容易に一体成形
することができるので、カバー組み付け後の操作ノブの
組み付け工程を省略することができ、組立工数の削減が
達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図5に基づいて説明する。本発明にかかるカバー(1)
が被包するロック機構(2)は、従来品と同様の構造で
ある。具体的に説明すると、図1及び図2に示すよう
に、シート、例えばシートクッション(16a)に固定し
たベース(3)には、支軸(5)を介してアーム(6)
が回転可能に装着されている。このアーム(6)の下端
部は、床面に脱着可能に配した基軸(7)によって揺動
可能に軸支されており、アーム(6)を揺動させると、
これに伴ってベース(3)、さらにはシートが前後方向
に揺動するようになっている。アーム(6)の上部周面
には、後述する係合部(9)と係合可能のロック用凹部
(10)が複数個、例えば2つ周方向に離隔させて形成さ
れている。ベース(3)の前端部には、略L字型に屈曲
させたハンドル(11)の屈曲部分が枢軸(12)によって
回転可能に支持されており、その基端部に設けた操作部
(11a)を上下させることによってハンドル先端部に装
着したピン状の係合部(9)がアーム(6)に対して接
近・離隔するようになっている。ハンドル(11)は、ベ
ース(3)との間に介装した弾性部材、例えば巻きバネ
(13)の弾性力により、係合部(9)がアーム(6)の
上部周面に圧接する方向に常時付勢されている。このロ
ック機構(2)の操作方法及び機能は、従来品と同様で
あるので(図5(a)〜(c)参照)、その説明は省略
する。
【0011】カバー(1)は、樹脂等により下端部を開
口させた略矩形筒状に形成され、その後端部の表面に
は、インナー側を陥没させて操作ノブ(14)が一体形成
される。このカバーは、ロック機構(2)の全体を覆う
ように上方から被せ、操作ノブ(14)とハンドル(11)
の操作部(11a)とを合致させた後、操作ノブ(14)と
操作部(11a)とをねじ等で締め付けて、或いは互いに
接着することにより、ハンドル(11)に固定される。
【0012】以上の構成により、ハンドル(11)とカバ
ー(1)とが枢軸(12)を中心として一体的に揺動可能
となるので、操作ノブ(14)を押し下げればハンドル
(11)を時計まわりに回転させて係合部(9)をロック
用凹部(10)から脱出させることが可能となる。係合部
(9)とロック用凹部(10)の係合解除後、シートを前
進(後退)させれば、係合部(9)が他方のロック用凹
部(10)と対向したところで巻きバネ(13)の付勢力に
より両者が自動的に係合し、シートの位置決めがなされ
る点は従来品と同様である。
【0013】このように、本発明の構成であれば、ハン
ドル(11)の逃げとなるスリットが不要となるので、従
来品に比べて見栄えが良くなる。また、操作ノブ(14)
をカバーに一体成形することができるので、カバー
(1)の組み付け後に別途操作ノブを取り付ける必要は
なく、組立工数を削減することができる。
【0014】なお、以上の説明では、ロック用凹部(1
0)を2つ設け、シートの位置決めを2箇所で行なうよ
うにしているが、その他にも3つ以上のロック用凹部
(10)を設けて3箇所以上でシートの位置決めを行なう
ようにしてもよい。また、本発明は、上述した横跳ね上
げ式シート(スペースアップシート)に限らず、同様の
構成のロック機構(2)を有するあらゆる種類のシート
に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ハンドルの逃げとなる
スリットが不要となるので、従来のカバーに比べて見栄
えが良くなる。また、操作ノブを容易にカバーに一体成
形することができるので、カバーの組み付け後に別途操
作ノブを取り付ける必要はなく、組立工数を削減して生
産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるロック機構カバーの斜視図であ
る。
【図2】ロック機構の側面図である。
【図3】横跳ね上げ式シートの斜視図である。
【図4】(a)図はロック機構の斜視図であり、(b)
図は従来のロック機構カバーの斜視図である。
【図5】ロック機構の動作を示す側面図及び後面図であ
る。
【符号の説明】
1 カバー 2 ロック機構 3 ベース 5 支軸 6 アーム 7 基軸 9 係合部 10 ロック用凹部 11 ハンドル 11a 操作部 12 枢軸 13 弾性部材(巻きバネ) 14 操作ノブ 16 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/08 B60N 2/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向にスライド可能のシートを前後
    方向の所定位置でロックして位置決めするロック機構を
    被包するためのカバーであって、前記ロック機構が、シ
    ートに取り付けられたベースと、下部が床面に揺動可能
    に支持されると共に、上部がベースに回転自在に支持さ
    れ、上部周面に複数のロック用凹部を有するアームと、
    先端部に前記ロック用凹部と係合可能の係合部を有し、
    ベースに揺動可能に支持されると共に、ベースとの間に
    介装した弾性部材により係合部がアームの上部周面に圧
    接する方向に常時付勢されるハンドルとを具備するもの
    において、 前記カバーをハンドルに固定すると共に、カバーの表面
    に操作ノブを一体形成したことを特徴とする前後スライ
    ドシートのロック機構カバー。
JP25526695A 1995-10-02 1995-10-02 前後スライドシートのロック機構カバー Expired - Fee Related JP3194417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25526695A JP3194417B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 前後スライドシートのロック機構カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25526695A JP3194417B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 前後スライドシートのロック機構カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0995164A JPH0995164A (ja) 1997-04-08
JP3194417B2 true JP3194417B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=17276367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25526695A Expired - Fee Related JP3194417B2 (ja) 1995-10-02 1995-10-02 前後スライドシートのロック機構カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3194417B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0995164A (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6328384B1 (en) Coupling structure between seatback and armrest for vehicle
JP3099367B2 (ja) 可倒式リヤシートバックのロック解除機構
JPH0448656B2 (ja)
JP3194417B2 (ja) 前後スライドシートのロック機構カバー
JP3086028B2 (ja) 格納式リアシート
JPS5821781Y2 (ja) 自動車のリヤバックレスト前倒操作機構
JP3121179B2 (ja) 自動車用シートのロック装置
JPH09109746A (ja) 車両のシート装置
JPH024819Y2 (ja)
JPH0248246Y2 (ja)
JPH0221304Y2 (ja)
JP2557980Y2 (ja) 車両用シート
JPH0540757Y2 (ja)
JPS635948Y2 (ja)
JPH0537869Y2 (ja)
JPH0322337B2 (ja)
JPH08913Y2 (ja) シートロック解除装置
JP3897208B2 (ja) 自動車用シート
JP3162636B2 (ja) 自動車用シートのリクライニング装置
JPS6010433Y2 (ja) リクライニングシ−トにおける後席者用の操作レバ−機構
JP3815004B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JPS5853224Y2 (ja) リヤシ−トバツクのロツク装置
JPH0427700Y2 (ja)
JPH0541948Y2 (ja)
JPS5849863Y2 (ja) 車輛用シ−ト

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010508

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees