JPH0616829Y2 - 車両用シートのシートバックヒンジ構造 - Google Patents

車両用シートのシートバックヒンジ構造

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JPH0616829Y2
JPH0616829Y2 JP8404289U JP8404289U JPH0616829Y2 JP H0616829 Y2 JPH0616829 Y2 JP H0616829Y2 JP 8404289 U JP8404289 U JP 8404289U JP 8404289 U JP8404289 U JP 8404289U JP H0616829 Y2 JPH0616829 Y2 JP H0616829Y2
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JP
Japan
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hinge
axis
seat back
seat
point
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JP8404289U
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JPH0324928U (ja
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努 松本
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は車両用シートのシートバックヒンジ構造に関
するものである。
(従来の技術) 従来、ワゴン車タイプ、あるいはハッチバック車タイプ
にあっては、後方のシートを倒すことでラゲージルーム
が広く使用できるようになっている。
即ち、第6図に示す如く後部シート101のシートバッ
ク103をヒンジブラケット105を支点としてシート
クッション107側へ前倒ししたり、あるいは、第7図
に示す如く前方のヒンジブラケット109を支点として
シートクッション107を跳上げ、その跳上げた位置に
シートバック103を前方へ倒すことで後部シート10
1の領域まで拡大したラゲージルーム111が得られる
構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如くシートバック103はヒンジブラケット1
05を支点として前倒れが可能となるが、第6図に示す
如くシートクッション107側へ前倒しするタイプにお
ってはヒンジブラケット105のヒンジ点Pが高い方が
シートクッション107との干渉が小さくなり前倒れ角
θが大きく確保できるようになる。
しかしながら、ヒンジ点Pが高いと第7図に示す如く、
シートクッション107を跳上げ、その跳上げ位置にシ
ートバック103を倒して使用する場合には、シートバ
ック103の背面113がラゲージルーム111のフロ
ア面115とフラットにならずに傾斜して使い勝手が悪
くなる問題が起きる。
このために、例えば、ヒンジ点PをPまで下げればフ
ロア面115をH分下げることができると共にラゲージ
ルーム111のフロア面115とシートバック103の
背面113とはほぼフラットな状態が得られるが、こん
どは第6図に示す如くシートバック103を前倒して使
用する場合には、ヒンジ点PがPまで下がった分、シ
ートバック103も下降するためシートクッション10
7の後端部と大きく干渉してしまい、前方へ大きく倒れ
ずシートバック103の前倒れ角が小さくなる等両立さ
せることが難かしかった。
そこで、この考案は前記問題点を解消する車両用シート
のシートバックヒンジ構造を提供することを目的として
いる。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、前方
のヒンジブラケットを支点として跳上げ可能なシートク
ッションと、後方のヒンジブラケットを支点として前倒
れが可能なシートバックを有するシートにおいて、前記
シートバック側に、ほぼ中心に回動軸点を有する楕円軸
を設ける一方、後方のヒンジブラケットに、前記楕円軸
を回転自在に支持し楕円軸の回動軸点とほぼ一致するヒ
ンジ軸点を有する第1軸受孔と、第1軸受孔と連続し前
記回動軸点が前記ヒンジ軸点より下方に臨む位置に前記
楕円軸を支持する第2軸受孔とから成るヒンジ孔を設
け、ヒンジ孔に、中立位置にある前記シートバックの前
倒れを許すと共に後方への動きを規制する楕円軸規制部
を設けてある。
(作用) かかるシートバックヒンジ構造によれば、楕円軸は楕円
軸規制部によって後方への動きが規制されるため通常の
シートバックとして使用可能となる。次に、中立位置に
あるシートバックを前方へ回動させると、シートクッシ
ョンによって支えられるため楕円軸は第1軸受孔のヒン
ジ軸点を支点として回動し、前倒れ角の大きい状態が得
られる。
また、シートクッションを跳上げ、その跳上げ位置にシ
ートバックを倒すと楕円軸は第1軸受孔から第2軸受孔
によって支持されるようになる。この時、楕円軸の回動
軸点がヒンジ軸点より下方に位置した分、ヒンジ点が下
がるようになる。したがって、シートバックの背面と揃
う高さまで低くしたラゲージルームのフロア面とほぼフ
ラットな状態が得られるようになる。
(実施例) 以上、第1図乃至第5図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1はシートクッション3とシートバック5とから成
るシートを示している。シートクッション3は、フロア
パネル7に載置されると共に前端側にはフロアパネル7
に回転自在に枢支9aされたヒンジブラケット9を有
し、この前方のヒンジブラケット9を支点として第3図
の如く矢印方向に跳上げ可能となっている。
シートバック5はフロアパネル7に固着された後方のヒ
ンジブラケット11を支点として第2図矢印の如く前方
への回動が可能となっている。
ヒンジブラケット11は前記シートクッション3が載置
されたフロアパネル7からラゲージルーム13のフロア
面15に続く傾斜面に固着されると共に楕円軸17を支
持するヒンジ孔19が設けられている。
楕円軸17は回動軸点17aから半径l・lがそれ
ぞれ異なる長さの楕円状に形成され前記シートバック5
側に固着されている。
ヒンジ孔19は第1図に示す如く第1軸受孔21と第2
軸受孔23とから成り、第1軸受孔21は、楕円軸17
の回動軸点17aとほぼ一致するヒンジ軸点21aを中
心に有している。これにより、楕円軸17の回転が可能
となる。
第2軸受孔23は前記第1軸受孔21の下方に配置され
第1軸受孔21から第2軸受孔23へかけて次第いに縮
経するよう連続し第5図に示す如く楕円軸17を縦向き
の状態で保持する形状となっている。
第2軸受孔23に位置する楕円軸17の回動軸点17a
はヒンジ軸点21aよりa分下方に位置し、このa分ヒ
ンジ点が下方へ下がるよう設定され、シートバック5が
フロアパネル7の上面に前倒れした時にシートバック5
の背面5aとラゲージルーム13のフロア面15とがほ
ぼフラットな状態となる位置となっている。
さらに、前記ヒンジ孔19には、中立位置(第2図実線
I)にある前記シートバック5の前倒れを許すと共に後
方への動きを規制する楕円軸規制部25が設けられてい
る。
即ち、楕円軸規制部25はシートバック5が中立位置I
にある時、角度αがほぼ155度の傾斜姿勢にある楕円
軸17の後側下面部と当接し合う位置で、ヒンジ軸点2
1aを中心として描かれる回動軌跡W線上に張り出す形
状となっている。これにより、楕円軸17は反時計方向
の回動が可能になると共に時計方向への回動が不能とな
る。
このように構成されたシートバックヒンジ構造におい
て、中立位置Iにあるシートバック5は楕円軸規制部2
5によって楕円軸17は後方への動きが拘束されている
ため通常のシートとして使用可能となる。
次に、シートバック5を前方へ倒すと楕円軸17は第4
図に示す如く反時計方向に回動しシートクッション3側
へ前倒れする。この時、シートバック5はシートクッシ
ョン3に支えられるため楕円軸17は第2軸受孔23ま
で落ちることなく第1軸受孔21内を回動し、ヒンジ軸
点21と一致する高いヒンジ点となるため前倒れ角の大
きい(第2図鎖線)折畳み状態が得られるようになる。
なお、楕円軸17が楕円軸規制部25によって拘束され
るまでシートバック5を引起こせば元の状態に復帰する
ようになる。
次に、シートクッション3を跳上げ、その跳上げた位置
に、シートバック5を前倒しすると、楕円軸17は第1
軸受孔21から下方の第2軸受孔23内によって支持さ
れる。
この時、楕円軸17の回動軸点17aがヒンジ軸点21
aより下方に位置した分、ヒンジ点が下がるようにな
る。したがって、シートバック5の背面5aと揃う高さ
Dまで低くしたラゲージルーム13のフロア面15と揃
うほぼフラットな状態が得られるようになる。また、第
3図に示す如くフロア面15はD分低くなるためラゲー
ジルーム13の上下方向の収納空間が拡大する。
〔考案の効果〕 以上、説明したようにこの考案のシートバックヒンジ構
造によれば、楕円軸を第1軸受孔と第2軸受孔によって
それぞれ支持することができるので、前倒れ角の大きい
折畳み状態が得られると共に、シートクッションと跳上
げた跳上げ位置に、シートクッションを倒せば、ラゲー
ジルームのフロア面を後部シートの領域までほぼフラッ
トな状態で延長できるようになる。また、フロア面を下
げることができるため、ラゲージルームの上下方向の収
納空間の拡大が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のシートバックヒンジ構造を示した要
部の拡大説明図、第2図はシートに実施した概要側面
図、第3図はシートの動作説明図、第4図、第5図は楕
円軸の動作説明図、第6図、第7図は従来例を示した第
2図と第3図と同様の概要側面図である。 1……シート 3……シートクッション 5……シートバック 9……前方のヒンジブラケット 11……後方のヒンジブラケット 17……楕円軸 17a……回動軸点 19……ヒンジ孔 21……第1軸受孔 21a……ヒンジ軸点 23……第2軸受孔 25……楕円軸規制部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方のヒンジブラケットを支点として跳上
    げ可能なシートクッションと、後方のヒンジブラケット
    を支点として前倒れが可能なシートバックを有するシー
    トにおいて、前記シートバック側に、ほぼ中心に回動軸
    点を有する楕円軸を設ける一方、後方のヒンジブラケッ
    トに、前記楕円軸を回転自在に支持し楕円軸の回動軸点
    とほぼ一致するヒンジ軸点を有する第1軸受孔と、第1
    軸受孔と連続し前記回動軸点が前記ヒンジ軸点より下方
    に臨む位置に前記楕円軸を支持する第2軸受孔とから成
    るヒンジ孔を設け、ヒンジ孔に、中立位置にある前記シ
    ートバックの前倒れを許すと共に後方への動きを規制す
    る楕円軸規制部を設けたことを特徴とする車両用シート
    のシートバックヒンジ構造。
JP8404289U 1989-07-19 1989-07-19 車両用シートのシートバックヒンジ構造 Expired - Lifetime JPH0616829Y2 (ja)

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JP8404289U JPH0616829Y2 (ja) 1989-07-19 1989-07-19 車両用シートのシートバックヒンジ構造

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JP8404289U JPH0616829Y2 (ja) 1989-07-19 1989-07-19 車両用シートのシートバックヒンジ構造

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JPH0324928U JPH0324928U (ja) 1991-03-14
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JP8404289U Expired - Lifetime JPH0616829Y2 (ja) 1989-07-19 1989-07-19 車両用シートのシートバックヒンジ構造

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JPH06156372A (ja) * 1992-03-16 1994-06-03 Heiwa Rubber Kogyo Kk ウエットスーツ類の保身用パッド

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JPH0324928U (ja) 1991-03-14

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