JP2797746B2 - 集積回路用容量素子の製作方法 - Google Patents
集積回路用容量素子の製作方法Info
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
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- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
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Landscapes
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Description
製作方法に関する。
モリ(DRAM)の高密度化を行なう場合、1ビットあ
たりの面積が縮小されるにもかかわらず、データ蓄積用
容量の容量値はアルファ線耐性などの制約により縮小す
ることが難しいため、単位面積あたりの容量値を大きく
する必要がある。容量絶縁膜を薄くすることは1つの方
法ではあるが、無制限に薄くすることはできない。この
ため4Mビット以上の大容量DRAMにおいては、容量
を基板に掘った穴の内壁に形成したり(トレンチ容
量)、容量電極の高さを高くしてその側壁で容量を稼ぐ
(スタック容量)という方法がとられる。さらに64M
ビット以上に対応するには以上の方法では電極の深さ,
あるいは高さが大きくなりすぎる。そこで高さを抑えつ
つスタック容量電極の表面積を大きくとるように、容量
電極を積層化することが提案されている。このような構
造の代表例は、1988年の国際電子素子会議(Int
ernational Electron Devis
es Meeting)においてT.Emaらにより提
案されたフィン型容量を持つメモリ・セルである。(同
会議予稿集592ページ)。
フィン構造を有する容量素子の作成方法を、図7,図8
を参照して説明する。
を導入してシリコン活性層202を形成する。続いて、
窒化シリコンからなる層間絶縁膜210,酸化シリコン
からなるスペーサ211を順次堆積し、シリコン活性層
202に達するコンタクト孔を開口する。その後、コン
タクト孔を介してシリコン活性層202に接続するメモ
リ・セル容量のストレージ・ノード電極(いわゆるフィ
ン)となるポリシリコン容量電極214を形成する〔図
7〕。次に、スペーサ211を選択的に除去し、ポリシ
リコン容量電極214の下面を露出させる。続いて、ポ
リシリコン容量電極214の全露出面に容量絶縁膜20
5を形成する。その後、容量絶縁膜205を介してポリ
シリコン容量電極214の対向電極となり、容量絶縁膜
205の周囲を埋め込むポリシリコン容量電極204
を、気相成長法により形成する〔図8〕。ポリシリコン
容量電極204はメモリ・セル容量のセル・プレート電
極であり、全セルに対して共通接続され、基準電位に固
定される。この構造では、ポリシリコン容量電極204
がポリシリコン容量電極214を上下から挟み込むこと
により、容量値の増大をはかっている。また、この製作
方法では、容量絶縁膜205とポリシリコン容量電極2
04とを連続して形成することができるため、高品質の
容量絶縁膜が得られる。
法では、作成途中で電極の一部がその下部に支持体を有
さずに空中に浮いた状態になるため、その状態での機械
的強度が問題になる。また、狭い隙間の中に高品質の容
量絶縁膜を形成し、さらに電極材料で完全に埋め込むこ
とが必要であるが、このような製造工程は容易ではな
い。結果として電極材料は厚く、隙間は大きくせざるを
得ず、実現できる電極の形状に制限がある。
素子の製作方法は、集積回路用の容量素子を構成する2
つの電極A,電極Bを有し、電極Aの少なくとも一部が
導体A1,電極Bの少なくとも一部が導体B1から構成
され、導体A1の一部と導体B1の一部とが容量絶縁膜
をはさんでそれぞれ上下に配置され、導体A2の一部が
容量絶縁膜をはさんで導体B1の下側に配置され、導体
A1における下側に導体B1の無い部分と導体A2にお
ける上側に導体B1の無い部分とが接続される構造を有
する容量素子の製作方法において、導体A2を形成し、
導体A2表面に第1の容量絶縁膜を形成する工程と、導
体A2の無い部分および導体A2上の一部に導体B1を
形成し、導体A2の露出面および導体B1の表面に第2
の容量絶縁膜を形成する工程と、導体B1上の一部およ
び導体A2上の少なくとも一部に導体A1を形成する工
程と、導体A2上に導体A1が形成された領域の一部
に、導体A1を貫いて導体A2に達する穴,もしくは切
り欠きを形成し、穴,もしくは切り欠きの内壁に導体を
堆積する工程と、を有している。
した構造の容量素子を、電極材料が空中に浮いた状態を
経ることなく形成することができる。このため製造が容
易であり、また電極の厚さを原理的にいくらでも薄くで
きるため、電極を積層化する層数を増すことにより限ら
れた高さの範囲で大きな容量値を実現できる。また、容
量絶縁膜とそれを覆う電極層とを連続して形成できると
いう利点は失われない。
明する。
ための断面図である。本実施例は、図7,図8に示した
ものと同様のフィン構造の容量素子の製作方法に関する
ものである。本実施例においては、ポリシリコン容量電
極114aaがストレージ・ノード電極を構成し、ポリ
シリコン容量電極104aa,104baがセル・プレ
ート電極を構成する。
る。まず、シリコン基板101表面にシリコン活性層1
02を形成し、全面を層間絶縁膜103で覆う。なお、
層間絶縁膜103は従来例と異なり、シリコン窒化膜で
ある必要はない。この後、ポリシリコン膜を堆積形成し
てポリシリコン容量電極104aaを製作し、全面に第
1の容量絶縁膜105aを形成する。ポリシリコン容量
電極104aaは、シリコン活性層102上の少なくと
も一部の領域を避けた領域に、形成されている。なお、
容量絶縁膜105aは層間絶縁膜103の露出表面上に
も形成され、後工程におけるこれの選択除去の際にもこ
の部分の容量絶縁膜105aは除去されずに残るが、こ
の部分における容量絶縁膜105aの残留は本発明と本
質的に関係ないため、この部分での容量絶縁膜105a
の図示は省略する。本実施例以降の他の実施例において
も同様である。続いて、ポリシリコン膜を堆積形成して
ポリシリコン容量電極114aaを作成する。ポリシリ
コン容量電極114aaは、シリコン活性層102上を
含む領域に形成されている。このとき、ポリシリコン容
量電極104aaはのちにポリシリコン・プラグ106
bがポリシリコン容量電極114aaと接触せずに通過
できるだけの隙間を持つように整形しなければならな
い。
らシリコン活性層102に達する穴をエッチングにより
開口する。この穴にポリシリコン・プラグ106aを埋
め込み、シリコン活性層102とポリシリコン容量電極
114aaとを接続する。なお、プラグ材料としては、
ポリシリコンの他タングステンも利用できる。次に、ポ
リシリコン容量電極114aaに覆われていない部分で
の第1の容量絶縁膜105aを一旦除去し、再び全面に
第2の容量絶縁膜105bを形成する。続いて、全面に
ポリシリコン膜を堆積し、ポリシリコン容量電極104
baを製作する。
下に容量絶縁膜105bを介してポリシリコン容量電極
104aaが形成されている領域において、ポリシリコ
ン容量電極104baからポリシリコン容量電極104
aaに達する穴をエッチングにより開口する。この穴に
ポリシリコン・プラグ106bを埋め込み、ポリシリコ
ン容量電極104aaとポリシリコン容量電極104b
aとを接続する。なおこの穴は、層間絶縁膜103に達
していてもよい。
層間に設けた穴にプラグを形成して行なう接続が、スト
レージ・ノード電極の形成とセル・プレート電極の形成
との2回にわたり行なわれている。
めの断面図である。本実施例は、第1の実施例の構造を
発展させたものであり、ストレージ・ノード電極がポリ
シリコン容量電極114ab,114bbの2層から構
成され、セル・プレート電極がポリシリコン容量電極1
04ab,104bb,104cbの3層から構成され
ている。
容量電極104aa,114aaと同様の製作方法によ
りポリシリコン容量電極104ab,114abを形成
する。次に、ポリシリコン容量電極114abをマスク
にして容量絶縁膜105aを除去し、全面に第2の容量
絶縁膜105bを形成する。続いて、ポリシリコン容量
電極104abと同様の制約のもとにポリシリコン容量
電極104bbを形成する。次に、ポリシリコン容量電
極104bbをマスクにして容量絶縁膜105bを除去
し、全面に第3の容量絶縁膜105cを形成する。続い
て、ポリシリコン容量電極114abと同様の制約のも
とにポリシリコン容量電極114bbを形成する。
面から、ポリシリコン容量電極114bb,114ab
を貫いてシリコン活性層102に達する穴を、エッチン
グにより開口する。この穴にポリシリコン・プラグ10
6cを埋め込み、シリコン活性層102,ポリシリコン
容量電極114ab,114bbを接続する。続いて、
容量絶縁膜105cの露出部分を除去し、全面に第4の
容量絶縁膜105dを形成する。その後、全面にポリシ
リコン容量電極104cbを形成する。
下に容量絶縁膜105dを介してポリシリコン容量電極
104bbが形成され,かつポリシリコン容量電極10
4bb直下に容量絶縁膜105bを介してポリシリコン
容量電極104abが形成された領域において、ポリシ
リコン容量電極104cb表面からポリシリコン容量電
極104cb,104bbを貫きポリシリコン容量電極
104abに達する穴をエッチングにより開口する。こ
の穴にポリシリコン・プラグ106dを埋め込み、ポリ
シリコン容量電極104ab,104bb,104cb
を接続する。
容量電極を1つのポリシリコン・プラグで接続し、セル
・プレート電極を形成している。さらに積層化した場合
の製作方法は、本実施例から容易に類推できる。
めの断面図である。まず、層間絶縁膜103にシリコン
活性層102に達する穴を設けた後、この穴を覆う領域
にポリシリコン容量電極114ac形成する。その後、
第1の容量絶縁膜105aの形成,ポリシリコン容量電
極104acの形成,容量絶縁膜105aの選択除去,
第2の容量絶縁膜105bの形成,ポリシリコン容量電
極114bcの形成を行なう。次に、ポリシリコン容量
電極114bcとポリシリコン容量電極114acとを
接続するポリシリコン・プラグ106eを形成する。続
いて、容量絶縁膜105bの選択除去,第3の容量絶縁
膜105cの形成,ポリシリコン容量電極104bcの
形成を行なう。本実施例では、ポリシリコン・プラグ1
06eを無め込む穴の形成に際し、多少の削りすぎがあ
っても許容される。なお、本実施例におけるセル・プレ
ート電極形成のためのポリシリコン容量電極104a
c,104bcを接続するプラグの形成は、例えば第1
の実施例と同様の方法により得られる。
を説明するための断面図である。本実施例は、1989
年国際電子素子会議(International E
lectron Devices Meeting)に
おいてS.INOUEらによる提案(同会議予稿集31
ページ)、すなわち、隣接するストレージ・ノード電極
が互いに重なり合わせることにより単位面積あたりの容
量を増やしたメモリ・セル構造、に本発明を適用した例
である。
を説明するための図である。ポリシリコン・プラグ10
6fを介してシリコン活性層102aと接続するポリシ
リコン容量電極114ad,およびポリシリコン・プラ
グ106gを介してシリコン活性層102bと接続する
ポリシリコン容量電極114bdは、上述の互いに重な
り合った隣接するストレージ・ノード電極である。セル
・プレート電極は、ポリシリコン容量電極104ad,
104bd,104cdから構成される。
ン容量電極104ad,第1の容量絶縁膜105a,ポ
リシリコン容量電極114ad,ポリシリコン・プラグ
106f,第2の容量絶縁膜105b,ポリシリコン容
量電極104bdの形成までは第1の実施例と同様であ
る。その後、シリコン活性層102b直上の領域を少な
くとも一部含む領域のポリシリコン容量電極104b
d,104adを除去し、第3の容量絶縁膜105cを
形成する。続いて、ポリシリコン容量電極114bdの
形成,ポリシリコン・プラグ106gの形成,容量絶縁
膜105cの選択的除去,第4の容量絶縁膜105dの
形成,ポリシリコン容量電極104cdの形成を行な
い、図示した構造を得る。
レート電極の接続方法の例を示す図である。図5に示す
第1の方法では、全面に第2の層間絶縁膜107を形成
した後、容量絶縁膜105d,105bを介してポリシ
リコン容量電極104cd,104bd,104adの
みが重なり合った部分に、層間絶縁膜107表面から少
なくともポリシリコン容量電極adに達する穴を設け、
ポリシリコン・プラグ106hによりこの穴を埋め込
み、ポリシリコン容量電極104cd,104bd,1
04adを接続する。次に、ポリシリコン・プラグ10
6hと接続するアルミ電極108を形成し、図示した構
造を得る。
05d,105bを介してポリシリコン容量電極104
cd,104bd,104adのみが重なり合った部分
に斜めの切り欠きを設け、この部分にポリシリコン配線
109を形成し、ポリシリコン容量電極104cd,1
04bd,104adを接続し、図示した構造を得る。
るセル・プレート電極の接続方法は、他の実施例にも適
用できることは明かである。
れた電極層からなるストレージ・ノード電極を有する様
々な形状の容量素子の製作において、製作途中でストレ
ージ・ノード電極の一部がその下部に支持体を有さずに
空中に浮いた状態になることを経ずにすむ。このため、
電極層の厚さや大きさの制限が大きく緩和され、結果と
して積層化する層数を増やすことができ、単位面積あた
りの容量値を大きくすることができる。また、容量絶縁
膜のそれを覆う電極層とを連続形成できる従来法の利点
は失なわれない。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
るための断面図である。
るための断面図である。
ート電極) 105,205 容量絶縁膜 106 ポリシリコン・プラグ 108 アルミ電極 109 ポリシリコン配線 114,214 ポリシリコン容量電極(ストレージ
・ノード電極) 211 スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 集積回路用の容量素子を構成する2つの
電極A,電極Bを有し、前記電極Aの少なくとも一部が
導体A1,前記電極Bの少なくとも一部が導体B1から
構成され、前記導体A1の一部と前記導体B1の一部と
が容量絶縁膜をはさんでそれぞれ上下に配置され、導体
A2の一部が前記容量絶縁膜をはさんで前記導体B1の
下側に配置され、前記導体A1における下側に前記導体
B1の無い部分と前記導体A2における上側に前記導体
B1の無い部分とが接続される構造を有する前記容量素
子の製作方法において、前記導体A2を形成し、前記導
体A2表面に第1の容量絶縁膜を形成する工程と、前記
導体A2の無い部分および前記導体A2上の一部に前記
導体B1を形成し、前記導体A2の露出面および前記導
体B1の表面に第2の容量絶縁膜を形成する工程と、前
記導体B1上の一部および前記導体A2上の少なくとも
一部に前記導体A1を形成する工程と、前記導体A2上
に前記導体A1が形成された領域の一部に、前記導体A
1を貫いて前記導体A2に達する穴,もしくは切り欠き
を形成し、前記穴,もしくは前記切り欠きの内壁に導体
を堆積する工程と、を有することを特徴とする集積回路
用容量素子の製作方法。
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1992
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