JP2795689B2 - マグネットポンプ - Google Patents

マグネットポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コンピュータの冷却器等として利用される
マグネットポンプに関するものである。
[従来の技術] 従来、マグネットポンプとしては、第9図に示すよう
なものが知られている(実公昭63−50472号公報)。即
ち、フロントケーシング31の吸入口32奥端部に形成した
軸受け部33とバックケーシング34間に固定シャフト35を
装着し、羽根車36をこの固定シャフト35に回転可能に嵌
合したものにおいて、固定シャフト35の先端に形成した
回り止め用の切欠き部37を全て前記軸受け部33内に嵌合
するとともに、この固定シャフト35には前記軸受け部33
と羽根車36間にスラストカラー38を嵌合し、その一端面
に形成した突出部39を前記軸受け部33の端面に嵌合して
いる。
また、第10図及び第11図に示すように、上記固定シャ
フト35とそれを支持する支持部材40との間の嵌合構造と
して、支持部材40に延出部41を設け、同延出部41の内端
側にスラストカラー42を配置し、それら延出部41及びス
ラストカラー42に突出部41a,42aを設けるとともに、固
定シャフト35に両突出部41a,42aに係合する切欠き部43
を設けるものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記第9図に示す従来のマグネットポンプ
においては、前記軸受け部33とスラストカラー38とが別
体で形成されているため、マグネットポンプの作動時に
振動や騒音が発生しやすいという問題点があった。
また、第10図及び第11図に示すマグネットポンプにお
いては、支持部材40の延出部41の内周面及びスラストカ
ラー42の内周面にそれぞれ突出部41a,42aが設けられて
いるため、それらの内周面を旋盤等で加工ができないか
又は加工が困難であるので、固定シャフト35とバックケ
ーシング34との間の同軸度が出にくく、駆動マグネット
と従動マグネットが同心で回転せず、しかも固定シャフ
ト35と前記両突出部41a,42aとの間に隙間を設ける必要
があったため、振動や騒音の発生の原因となるという問
題点があった。
本発明の目的は、振動や騒音を低減したマグネットポ
ンプを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明ではモータを内蔵
するリヤケーシングの前面には、ブラケットを介して羽
根車により流体を吸い込む吸入口と流体を吐出する吐出
口を有するフロントケーシングを取付け、同フロントケ
ーシングとブラケットで形成されるポンプ室の中心部に
は固定シャフトを配設し、その後端部をモータ側ブッシ
ュを介してブラケットに支持し、前端部をポンプ側ブッ
シュを介してフロントケーシングに支持し、同固定シャ
フトの外周部には前後両側の軸受けを介して従動マグネ
ットを回転可能に支持し、同従動マグネットの外周部に
おけるリヤケーシング内には前記モータの駆動力によっ
て回転する駆動マグネットを配設し、かつ前記モータ側
ブッシュ及びポンプ側ブッシュの少なくとも一方の内周
部の外端側に突出部を設け、内端側を前記固定シャフト
の外径に合わせた周面とするとともに、固定シャフトの
端部に前記ブッシュの突出部に係合する切欠き部を設け
るという手段を採用している。
[作用] 上記手段を採用したことにより、モータ側ブッシュは
ブラケットに支持され、ポンプ側ブッシュはフロントケ
ーシングに支持固定されるとともに、いずれかのブッシ
ュの外端側の内周面に設けられた突出部が固定シャフト
の端部に設けられた切欠き部と係合して固定シャフトの
回転を防止し、上記ブッシュと両軸受けとの間にスラス
トカラーを介在させていないので、スラストカラーに基
づく振動が除去され、また前記ブッシュの内端側の内周
面が固定シャフトの外径に相当するように形成されて固
定シャフトを受けるように形成されているので、嵌め合
いの寸法もきつくすることができ、固定シャフトが振動
することなく、従って従動マグネットと駆動マグネット
が同心で回転し、マグネットポンプは振動や騒音がより
低減された状態で作動する。
[実施例] 以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜8図に基
づいて説明する。
第1図に示すように、図示しないモータを内蔵するリ
ヤケーシング1の前端側開口部には、ブラケット2を介
してフロントケーシング3が複数のボルト4で取付け固
定されている。同フロントケーシング3とブラケット2
でポンプ室Pを形成し、リヤケーシング1とブラケット
2でモータ室Mを形成している。フロントケーシング3
の中央部には、吸入口5が突出形成され、外周部(第1
図上部)には吐出口6が形成されている。
上記吸入口5の後方には、支持脚7を介して有底円筒
状の支持筒8がフロントケーシング3に取付けられてい
る。一方、同支持筒8の後方位置の前記ブラケット2に
は、前方へ円筒状に延びる延出筒9が形成されている。
これら支持筒8及び延出筒9間には、それぞれポンプ側
ブッシュ10及びモータ側ブッシュ11を介して固定シャフ
ト12が支持されている。上記ポンプ側ブッシュ10及びモ
ータ側ブッシュ11は、炭化珪素(SiC)等のセラミック
で形成されている。また、ポンプ側ブッシュ10及びモー
タ側ブッシュ11は、それぞれ支持筒8及び延出筒9に対
して焼き嵌めによって固着されているが、エポキシ系接
着剤等の接着剤によって固着することもできる。
上記モータ側ブッシュ11は第2〜4図に示すように、
その後方側(第3図左側)の略3分の2に相当する内周
面の一部(第3図上部)には、断面円弧状の突出部13が
形成されている。同モータ側ブッシュ11の前方側は、円
筒状に形成され、その内径は固定シャフト12の外径に相
当するように設定され、その内周面は研磨されている。
従って、このモータ側ブッシュ11は、従来のスラストカ
ラーを一体化した構造となり、スラストカラーの機能を
兼ね備えている。また、ポンプ側ブッシュ10は第5図及
び第6図に示すように、円筒状の形状を有し、その内径
は固定シャフト12の外径に相当し、内周面は研磨されて
いる。また、軸受け部15側の当たり面には、運転中の摺
動を滑らかに行うため、水の戻し用の溝10aが刻設され
ている。
一方、第7図及び第8図に示すように、固定シャフト
12の一端部(第7図上部、第8図左上部)には断面円弧
状の切欠き部14が形成され、前記モータ側ブッシュ11の
突出部13と係合して固定シャフト12の回り止めの働きを
するようになっている。同固定シャフト12の切欠き部14
より前部は、モータ側ブッシュ11の内周面に外接してい
る。また、固定シャフト12の他端部は円柱状に形成さ
れ、前記ポンプ側ブッシュ10の内周面に外接している。
上記ポンプ側ブッシュ10の後方及びモータ側ブッシュ
11の前方には円筒状の軸受け部15が配設され、その内周
面には図示しない水の戻し溝が螺旋状に形成されてい
る。両軸受け部15間の外周部には、薄い円筒状の軸受け
ホルダー16が固着されている。同軸受け部15の外端面は
前記モータ側ブッシュ11及びポンプ側ブッシュ10の内端
面に摺接して振動や騒音の原因となりやすいため、それ
ぞれ外周面に対し直角に研磨して平滑面とされ、両ブッ
シュ11,10の両内端面も同様に研磨されている。
上記軸受けホルダー16の外周部には、永久磁石からな
る従動マグネット17を内包した回転体18が固着され、同
回転体18の前部は、羽根車19となっている。そして、同
羽根車19は回転によってポンプ室P内の流体としての水
を吐出口6側へ吐出するようになっている。上記従動マ
グネット17の外周部における前記モータ室M内には、永
久磁石からなる駆動マグネット20がマグネットホルダー
21に支持され、図示しないモータによって回転駆動され
るようになっている。
さて、上記のように構成されたマグネットポンプにつ
いて作用及び効果を説明する。
まず、モータ室M内の図示しないモータを駆動させる
と、マグネットホルダー21を介して駆動マグネット20が
回転する。同駆動マグネット20の回転に伴って、ポンプ
室P内の回転体18に内包された従動マグネット17が回転
する。従って、回転体18の前部に位置する羽根車19が回
転するので、ポンプ室P内の吸入口5から水が吸入さ
れ、吐出口6から吐出される。
上記回転体18の回転によって、同回転体18に固着され
ている軸受けホルダー16、さらに軸受け部15が固定シャ
フト12の回りを回転する。このとき、固定シャフト12
は、その端部に形成された切欠き部14がモータ側ブッシ
ュ11の外端部の突出部13と係合し、モータ側ブッシュ11
はブラケット2の延出筒9内に固定されているので、い
ずれも回転しない。また、固定シャフト12の上記切欠き
部14より前部は、モータ側ブッシュ11の突出部13より内
端側の内周面に外接している。
回転体18の回転を支持する両軸受け部15は、マグネッ
トポンプの作動時にはポンプ室P内の吸入口5が負圧と
なり、回転体18がこの吸入口5側に吸引され、マグネッ
トポンプの停止時には回転体18が逆方向へ移動したりす
るため、ポンプ側ブッシュ10やモータ側ブッシュ11に当
たることとなる。ところが、モータ側ブッシュ11は、前
記のように、スラスト受けとしての機能をも有するた
め、スラスト受けを別体として設けた場合に比べてスラ
スト受けがないため、その分振動や騒音を低減させるこ
とができる。
また、前記のように、モータ側ブッシュ11の内端側の
内周面及びポンプ側ブッシュ10の内周面が固定シャフト
12の外径に合うように加工されているため、固定シャフ
ト12がリヤケーシング1に同軸上に固定でき、従って駆
動マグネット20と従動マグネット17が同心でバランス良
く回転するので、振動や騒音を低減することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明
の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のように構成するこ
ともできる。
即ち、前記実施例では、モータ側ブッシュ11に回り止
め用の突出部13を設けたが、これをポンプ側ブッシュ10
に設けることもできる。
[発明の効果] 本発明のマグネットポンプは、振動や騒音を従来より
も一層低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本発明の実施例を示す図であって、第1図
はマグネットポンプを示す断面図、第2図はモータ側ブ
ッシュの左側面図、第3図はモータ側ブッシュの断面
図、第4図はモータ側ブッシュの右側面図、第5図はポ
ンプ側ブッシュの断面図、第6図はポンプ側ブッシュの
側面図、第7図は固定シャフトの側面図(第8図の左側
面図)、第8図は固定シャフトの正面図、第9図は従来
のマグネットポンプを示す断面図、第10図及び第11図は
従来の別のマグネットポンプの固定シャフトと支持部材
の嵌め合い状態を示す断面図である。 1……リヤケーシング、2……ブラケット、3……フロ
ントケーシング、5……吸入口、6……吐出口、10……
ポンプ側ブッシュ、11……モータ側ブッシュ、12……固
定シャフト、13……突出部、14……切欠き部、15……軸
受け部、17……従動マグネット、19……羽根車、20……
駆動マグネット、P……ポンプ室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを内蔵するリヤケーシング(1)の
    前面には、ブラケット(2)を介して羽根車(19)によ
    り流体を吸い込む吸入口(5)と流体を吐出する吐出口
    (6)を有するフロントケーシング(3)を取付け、同
    フロントケーシング(3)とブラケット(2)で形成さ
    れるポンプ室(P)の中心部には固定シャフト(12)を
    配設し、その後端部をモータ側ブッシュ(11)を介して
    ブラケット(2)に支持し、前端部をポンプ側ブッシュ
    (10)を介してフロントケーシング(3)に支持し、同
    固定シャフト(12)の外周部には前後両側の軸受け(1
    5)を介して従動マグネット(17)を回転可能に支持
    し、同従動マグネット(17)の外周部におけるリヤケー
    シング(1)内には前記モータの駆動力によって回転す
    る駆動マグネット(20)を配設し、かつ前記モータ側ブ
    ッシュ(11)及びポンプ側ブッシュ(10)の少なくとも
    一方の内周部の外端側に突出部(13)を設け、内端側を
    前記固定シャフト(12)の外径に合わせた周面とすると
    ともに、固定シャフト(12)の端部に前記ブッシュ(1
    0,11)の突出部(13)に係合する切欠き部(14)を設け
    たことを特徴とするマグネットポンプ。
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