JP3421175B2 - 流体機械 - Google Patents
流体機械Info
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Description
等の流体機械に係り、特に電動機の駆動軸端に歯車増速
機を具備した流体機械に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、遠心圧縮機等の回転機械を高
速で駆動するために歯車増速機が用いられている。特公
昭40−2014号公報には、歯車増速機を具備した遠
心圧縮機が記載されている。特公昭40−2014号公
報においては、回転部を支承する軸受は歯車増速機のハ
ウジングより半径方向内方に延設された支持部材によっ
て支持されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】特公昭第40−201
4号に記載の遠心圧縮機においては、一端が開放され他
端が閉塞された容器状の増速機ケーシングより半径方向
内方に延設された支持部材(図1において符号37)を
設け、この支持部材のみによって歯車増速機の回転部を
支承する軸受を支持する構造を採用している。そのた
め、軸受を支持する支持部材は片持構造になっており、
剛性が欠けるという問題点があった。この場合、出力が
大きくなる程、歯車径が大きくなり、これに伴い支持部
材のケーシング内壁からのスパンが長くなり、スラスト
力によって大きな曲げモーメントが支持部材に加わり、
軸受部における変形や振動が大きくなるという問題点が
あった。また、一端が開放され他端が閉塞された容器状
のケーシングの中間部の内壁より支持部材を延設してい
るため、ケーシングの成形が難しく、かつ機械加工が難
しいという問題点があった。 【0004】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、歯車増速機の軸受部を支持する部分の剛性が高く、
軸受部の変形や振動が抑制でき、軸受支持部及び歯車増
速機のケーシングを含めて成形および機械加工が容易な
歯車増速機を具備した流体機械を提供することを目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、電動機によって歯車増速機を介して駆
動する流体機械において、前記歯車増速機の回転部を支
承する軸受を電動機側仕切壁から軸方向に延設された支
持部で支持し、該支持部の流体機械側端部を前記歯車増
速機を内包するケーシングから内径側に延設された軸受
支持部によって係合支持することを特徴とするものであ
る。 【0006】 【作用】本発明によれば、歯車増速機の回転部を支承す
る軸受を電動機側仕切壁から軸方向に延設された支持部
で支持し、この支持部の流体機械側端部を歯車増速機を
内包するケーシングから内径側に延設された軸受支持部
によって係合支持させた。このため、歯車増速機の軸受
部は、一端固定他端支持の構造によって支持されること
になり、この部分の剛性が極めて高く、軸受部の変形や
振動を防止することができる。 【0007】また、本発明においては、増速機ケーシン
グを造形(この場合鋳造)しやすくするため簡単、単純
な形状のケーシングと仕切壁とに分割し、成形を容易に
するとともに機械加工を容易にすることができる。その
ため、大出力の遠心圧縮機の羽根車を高速で回転させる
上で、機械加工する部分を高精度に加工し、組立時に組
立て工数を大幅に削減することができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明に係る流体機械の一実施例を図
1乃至図3を参照して説明する。本実施例においては、
流体機械の一種として遠心圧縮機を例に挙げて説明す
る。図1は遠心圧縮機の全体構成を示す断面図、図2は
歯車増速機の部分を示す断面図、図3は図2のIII−III
線断面図である。 【0009】図1に示されるように、遠心圧縮機は、回
転軸1に支持された羽根車2、圧縮機ケーシング3、歯
車増速機4、電動機5によって構成されており、電動機
5の回転駆動力は歯車増速機4を介して羽根車2に伝達
され、羽根車2は高速で回転してガスを昇圧するように
構成されている。歯車増速機4の各部は増速機ケーシン
グ6に収容されている。 【0010】図1及び図2に示すように電動機5の回転
軸7は、歯車増速機4まで羽根車側に向かって伸びてお
り、回転軸7の先端には歯車増速機4の駆動側歯車8が
固定されている。回転軸7は歯車8の位置において、歯
車増速機4の軸受9によって支承されている。 【0011】前記軸受9を支持する軸受フレーム10
は、電動機5と増速機4を仕切る仕切壁11から延設さ
れることにより形成されており、軸受フレーム10の羽
根車側の端部は、図2および図3に示すように増速機ケ
ーシング6から伸びているフレーム支持部12と係合し
ている。 【0012】一方、羽根車2を支持する回転軸1は、歯
車増速機4まで電動機側に向かって伸びており、回転軸
1の先端には歯車増速機4の従動側歯車13が固定され
ている。また、回転軸1は、圧縮機と歯車増速機4とを
区画する羽根車裏カバー14の軸貫通部に設けた圧縮機
側軸受15と歯車増速機4に設けた軸受16によって支
承されている。なお、符号17はスラスト軸受である。 【0013】図4は仕切壁11の詳細を示す図であり、
図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)の IV
(b)− IV(b)線断面図、図4(c)は図4(a)
の IV(c)− IV(c)線断面図である。図4に示すよ
うに仕切壁11に一体に形成された軸受フレーム10に
は、軸受カバー18が固定されており、軸受9及び軸受
16は軸受フレーム10と軸受カバー18とにより挟持
されている。 【0014】本発明によれば、歯車増速機の回転部を支
承する軸受9,16を電動機側仕切壁11から軸方向に
延設された軸受フレーム10で支持し、この軸受フレー
ム10の圧縮機側端部を歯車増速機4を内包する増速機
ケーシング6から内径側に延設されたフレーム支持部1
2によって係合支持させた。このため、歯車増速機の軸
受部は、一端固定他端支持の構造によって支持されるこ
とになり、この部分の剛性が極めて高く、軸受部の変形
や振動を防止することができる。また軸受フレーム10
とフレーム支持部12との係合により、組立時に自動的
に軸受15と軸受16の同軸度が確定する。 【0015】また、本発明においては、増速機ケーシン
グを造形(この場合鋳造)しやすくするため簡単、単純
な形状のケーシング6と仕切壁11とに分割し、成形を
容易にするとともに機械加工を容易にすることができ
る。そのため、大出力の遠心圧縮機の羽根車2を高速で
回転させる上で、機械加工する部分を高精度に加工し、
組立時に組立て工数を大幅に削減することができる。 【0016】また、電動機の回転軸7と圧縮機の回転軸
1の軸方向の寸法公差および回転方向の誤差も、機械加
工精度の許容値内に入るようになり、運転時に生ずる振
動も小さくてすむ。そして、電動機の回転軸7と圧縮機
の回転軸1の平行度は、嵌合部及び機械加工面A,B,
C,D,E,Fが寸法公差内に機械加工してあるため、
容易に維持できる。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
歯車増速機の回転部を支承する軸受を電動機側仕切壁か
ら軸方向に延設された支持部で支持し、この支持部の流
体機械側端部を歯車増速機を内包するケーシングから内
径側に延設された軸受支持部によって係合支持させた。
このため、歯車増速機の軸受部は、一端固定他端支持の
構造によって支持されることになり、この部分の剛性が
極めて高く変形や振動を防止することができる。また組
立時に自動的に圧縮機の回転軸と電動機の回転軸との芯
合せが行われる。 【0018】また、本発明においては、増速機ケーシン
グを造形(この場合鋳造)しやすくするため簡単、単純
な形状のケーシングと仕切壁とに分割し、成形を容易に
するとともに機械加工を容易にすることができる。その
ため、大出力の遠心圧縮機の羽根車を高速で回転させる
上で、機械加工する部分を高精度に加工し、組立時に組
立て工数を大幅に削減することができる。
縮機の断面図である。 【図2】本発明に係る流体機械における歯車増速機の部
分を示す断面図である。 【図3】図2のIII−III線断面図である。 【図4】図2における仕切壁の詳細を示す図であり、図
4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)の IV
(b)− IV(b)線断面図、図4(c)は図4(a)
の IV(c)−IV (c)線断面図である。 【符号の説明】 1 回転軸 2 羽根車 3 圧縮機ケーシング 4 歯車増速機 5 電動機 6 増速機ケーシング 7 回転軸 8 駆動側歯車 9 軸受 10 軸受フレーム 11 仕切壁 12 フレーム支持部 13 従動側歯車 14 羽根車裏カバー 15 圧縮機側軸受 16 軸受 17 スラスト軸受 18 軸受カバー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電動機によって歯車増速機を介して駆動
する流体機械において、前記歯車増速機の回転部を支承
する軸受を電動機側仕切壁から軸方向に延設された支持
部で支持し、該支持部の流体機械側端部を前記歯車増速
機を内包するケーシングから内径側に延設された軸受支
持部によって係合支持することを特徴とする流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19708895A JP3421175B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19708895A JP3421175B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925891A JPH0925891A (ja) | 1997-01-28 |
JP3421175B2 true JP3421175B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=16368531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19708895A Expired - Fee Related JP3421175B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3421175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115596685B (zh) * | 2022-12-16 | 2023-03-14 | 瑞纳智能设备股份有限公司 | 一种离心式压缩机 |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP19708895A patent/JP3421175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0925891A (ja) | 1997-01-28 |
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