JP3099434B2 - マグネットポンプ - Google Patents

マグネットポンプ

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JP3099434B2
JP3099434B2 JP03180874A JP18087491A JP3099434B2 JP 3099434 B2 JP3099434 B2 JP 3099434B2 JP 03180874 A JP03180874 A JP 03180874A JP 18087491 A JP18087491 A JP 18087491A JP 3099434 B2 JP3099434 B2 JP 3099434B2
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bearing
pump
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bearing plate
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真宏 平田
和良 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネットの磁気結合
力を利用して羽根車を回転させるマグネットポンプに関
し、詳しくは羽根車側に取り付けられた軸受の形状に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のマグネットポンプは、図3
に示す従来のマグネットポンプの断面図のようになって
おり、以下その構成について図面を参照しながら説明す
る。電動機1のシャフト2には、シャフト2の回転に伴
って回転するハウジング3が取り付けられており、ハウ
ジング3の内側には駆動用マグネット4が固定されてい
る。ハウジング3を覆っているブラケット5には、ポン
プケーシング6と分離板7とがOリング8で密閉された
状態で取り付けられている。また、ポンプケーシング6
と分離板7との間に固定されたシャフト9には、回転防
止のためにDカット構造が施されており、このシャフト
9にはハウジング3の回転に追従して回転する羽根車1
0が取り付けられている。羽根車10の外周には従動用
マグネット11が固定されており、この従動用マグネッ
ト11は分離板7を介し駆動用マグネット4と対をな
し、両者は磁気結合状態となっている。この羽根車10
の中心側には、シャフト9に対応した軸受12を設けて
いる。軸受12は羽根車10と一体化して回転するが、
この軸受12の両端面は、Dカット構造が施された第1
の軸受板13と第2の軸受板14とで面接触の状態で保
持されている。この第1の軸受板13と第2の軸受板1
4とは、ともにシャフト9に差し込んだ状態で固定され
ている。羽根車10の中心に固定された軸受12の全長
は第1の軸受板13の端面と、第2の軸受板14の端面
との距離に対し、若干短めとなっており、スラストの余
裕Aを設けている。これは各部品の寸法公差の累積、及
び組み立て時のバラツキにより、羽根車10のスラスト
余裕がなくなり、羽根車10が摩擦によりロックするの
を防止するためのものである。ポンプ停止状態では、ハ
ウジング3に固定された駆動用マグネット4と、羽根車
10に固定された従動用マグネットとの磁気結合力によ
り、羽根車10は分離板7へ引き付けられた状態となっ
ている。
【0003】次に、マグネットポンプの動作について説
明する。電動機1を運転すると、シャフト2の回転に伴
い、駆動用マグネット4が固定されているハウジング3
が回転する。この回転に追従し従動用マグネット11が
固定されている羽根車10が回転して、循環水が矢印B
の方向に吸引される。この際、駆動用マグネット4と従
動用マグネット11との磁気結合力により分離板7へ引
き付けられていた羽根車10は、吸引側と吐出側との圧
力差により、羽根車10のスラストの余裕Aの分だけポ
ンプケーシング6側へ引かれ、第1の軸受板13は軸受
12の回転を面接触の状態で保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転する軸受12の端
面は、通常、バイト加工後研磨加工を行なっており、本
来ならば、軸方向に対し完全に直角、かつフラットに仕
上げられている筈である。しかし、実際は加工精度上、
軸方向に対し完全に直角かつフラットに仕上げることが
できず、更にはバイトの摩耗等も加わり、軸受12の端
面はどうしても内径側が隆起した形状となる傾向があっ
た。更に、図2の従来のマグネットポンプの軸受部分の
拡大図に示すように、ポンプケーシング6の軸支え6a
の端面も加工精度上若干傾きが生じていた。
【0005】ポンプ運転状態では、羽根車10はポンプ
ケーシング6側に引き寄せられた状態で回転している。
この時、回転する軸受12の端面は、第1の軸受板13
により面接触の状態で支えられている筈である。しかし
図2に示すように、軸受12の端面の内径側の隆起した
形状、及びポンプケーシング6の軸支え6aの端面の若
干の傾きにより、第1の軸受板13は傾きを生じ、非常
に不安定な状態となっている。このため矢印C方向への
ガタつきが生じ、第1の軸受板13は軸受12の端面と
の片当たりを起こして異常音を発生していた。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決し、第
1の軸受板のガタつきを防止したマグネットポンプを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、第1の軸受板が保持する側の軸受の端面
を、内径側が窪んだ形状とした。
【0008】
【作用】前記構成によれば、軸受の端面は内径側が窪ん
でいるので、外側の隆起部分が、第1の軸受板の外周
部を押さえながら回転する。ポンプケーシングの軸支え
が隆起部分の内側で第1の軸受板押さえてもモーメン
ト的には安定しているので、第1の軸受板13はガタつ
かない。そのため第1の軸受板と軸受との片当たりが発
生しない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例におけるマグネット
ポンプの軸受部分の拡大図である。図において、軸受1
2の端面は内径側が窪んでいる。つまり外形側に隆起部
分Dが設けられている。ポンプの運転を開始すると、羽
根車10はポンプケーシング6側へ引き寄せられた状態
で回転を始める。これに伴い、軸受12の端面の隆起部
分Dが、第1の軸受板13の外周部を押さえながら回転
する。ところが、ポンプケーシング6の軸支え6aが、
隆起部分Dの内側の接触部分Eの部分で、第1の軸受板
13を押さえてもモーメント的には安定しているので、
第1の軸受板13は矢印Cの方向にガタつくことがな
い。
【0010】このことにより、本発明のマグネットポン
プは、第1の軸受板13の片当たりによる異常音の発生
がなく、閑静な運転が可能となる。
【0011】本実施例においては、軸受12における第
1の軸受板13側の端面の形状のみに言及したが、第2
の軸受板14側の端面にも同様の形状を施しても良い。
【0012】又、軸受12の端面の形状は、隆起部分D
が、ポンプケーシング6の軸支え6aと軸受板13との
接触部分Eの外側にあれば良いのであり、必ずしも図1
に示すように外周部が隆起している必要はない。
【0013】
【発明の効果】本発明のマグネットポンプは、第1の軸
受板が保持する側の軸受の端面を、内径側が窪んだ形状
とした。このことにより、軸受の端面の外側の隆起部
分が、第1の軸受板の外周部を押さえながら回転する。
ポンプケーシングの軸支えが隆起部分の内側で第1の軸
受板を押さえてもモーメント的には安定しているので、
第1の軸受板13はガタつかない。そのため第1の軸受
板と軸受との片当たりがなくなり、異常音が発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるマグネットポンプの
軸受部分の拡大図
【図2】従来のマグネットポンプの軸受部分の拡大図
【図3】従来のマグネットポンプの断面図
【符号の説明】
1 電動機 2 シャフト 3 ハウジング 4 駆動用マグネット 5 ブラケット 6 ポンプケーシング 6a 軸支え 7 分離板 8 Oリング 9 シャフト 10 羽根車 11 従動用マグネット 12 軸受 13 第1の軸受板 14 第2の軸受板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/02 F04D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機のシャフトにハウジングを介して固
    定された駆動用マグネットと、ポンプケーシングに収納
    された羽根車に固定された従動用マグネットとの磁気結
    合力を利用し、羽根車を回転させるマグネットポンプに
    おいて、前記羽根車は軸受に取付けられ、前記軸受は軸
    受板を介して軸支えに支持されたポンプ部のシャフトに
    回転自在に取付けられ、前記軸受の端面は内径側が窪ん
    だ形状であることを特徴とするマグネットポンプ。
JP03180874A 1991-07-22 1991-07-22 マグネットポンプ Expired - Fee Related JP3099434B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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