JPH0370898A - マグネットポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、モータ側に備えた駆動側マグネットと、ポン
プ室内の羽根車に埋設した従動側マグネットとの吸引力
による羽根車を駆動するマグネットポンプに関する。

（従来の技術） この種の従来のマグネットポンプについて第２図により
説明する。同図において、モータブラケット１の前端開
口部に、前蓋２および後ろＭ３からなるポンプ室４を装
着し、後ろ蓋３でポンプ室４とモータ室５とを仕切って
いる。

上記の前蓋２は、中央に吸入口２ａと、その奥に複数本
の支柱２ｂで支持され、有底円筒状支持孔２Ｃが設けら
れたボス２ｄと、さらに１通水路６の接線力ｌｉ’ｉＪ
に配置された吐出口２ｅを備えている。

上記の後ろ蓋３は、その中央に、有底り字状支持孔３ａ
が設けられたボス３ｂが形成されている。支持軸７は、
その両端が、上記の有底り字状支持孔３ａのキー面に合
致するキーｆｆ１７ａおよび７ｂが設けられており、上
記のボス２ｄおよび３ｂの支持孔２Ｃおよび３ａに嵌合
し固定されている。羽根車８は、内径に嵌合した２個の
ラジアル軸受９およびＩＯで、上記の支持軸７に回転自
在に支持され、さらに、上記の支持軸７の両端のキー溝
７ａおよび７ｂに嵌合した、Ｄ字状貫通孔１１ａおよび
１２ａがそれぞれ形成されたスラスト軸受１１および１
２により、軸方向位置が規制されている。さらに１羽根
車８の後部には、従動側マグネット１３が埋設されてい
る。

モータ軸１４は、その先端に、ｌＶｌ！！動側マグネッ
ト１５を主入嵌合された円筒状ハウジング１６が取り付
けられており、先端に加工されたねじ部に締め付けたナ
ツト１７で固定されている。

上記のハウジング１６のポンプ側端面に嵌合された駆動
側マグネット１５は、上記の後ろ蓋３を隔てて磁力によ
り、上記の従動側マグネット１３と吸弓しあい５羽根車
８をモータ側に引き寄せるため、ポンプの非稼動時には
、後部のラジアル軸受１０とスラスト軸受１２が接触す
る位置に引き寄せられている。

以上のように構成されたマグネットポンプの動作を説明
する。まず、モータに通電するとモータ軸１４が回転し
、これに固定されたハウジング１６の駆動側マグネット
１５が回転する。羽根車８に埋設された従動側マグネッ
ト１３は、駆動側マグネット１５に吸引され、駆動側マ
グネット１５に同期して回転し１羽根車８を回転させる
。羽根車８は吸入口２ａから水を吸入し、吐出口２ｅよ
り送水する。

また、羽根車８が回転すると、吸入口２ａが負圧になる
ため、羽根車８は、吸入口２ａ側に吸引され、前方のラ
ジアル軸受９とスラスト軸受１１とが接触する。次に１
羽根車８が停止すると、吸入口２ａの負圧が解消し１羽
根車８は、駆動用マグネット１５と従動側マグネット１
３の吸引力によりモータ側に引かれ、後方のラジアル軸
受１０とスラスト軸受１２が接触する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の構成では、羽根車８が回転すると
、後方のスラスト軸受１２は、自由状態となるため、ポ
ンプ室４内の水の乱流により振動し。

ポンプの振動および騒音が発生するという問題があった
。

本発明は上記の問題を解決するもので、運転時に振動お
よび騒音を発生しないマグネットポンプを堤供するもの
である。

（８１１１題を解決するための手段） 上記の課題を解決するため、本発明は、駆動側マグネッ
ト１５を従動側マグネット１３より吸入口２ａ側に設置
するものである。

（作　用） 上記の構成により、駆動側マグネット１５と従動側マグ
ネット１３の吸引力により常に吸入口２ａ側のラジアル
軸受９とスラスト軸受１１が接触することになるので、
後方のスラスト軸受１２は不用となり、従ってスラスト
軸受１２に起因するポンプの振動、騒音は発生しない。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図に断面図により説明する。

同図において、本実施例が第２図に示した従来例と異な
る点は、前蓋２のボス２ｄに有底り字状の支持孔２ｆを
、また、後ろ蓋３のボス３ｂに有底円筒状支持孔３ｃを
それぞれ形成した点と、支持軸７の前端部にのみキー溝
７ａを形成した点と、後端のスラスト軸受１２を廃止し
た点と、駆動側マグネット１５および従動側マグネット
１３をそれぞれ羽根車８側およびモータ側にずらし、駆
動用マグネット１５を従動側マグネット１３より羽根車
８側に配置した点にある。その他は従来例と変らないの
で、同じ構成部品には同一符号を付してその説明を省略
する。

以上のように構成されたマグネットポンプの動作を説明
する。羽根車８は、停止時には駆動側マグネット１５と
従動側マグネット１３の吸引力により羽根車８側に引か
れ、ラジアル軸受９とスラスト軸受１１とが接触してい
る。モータに通電され羽根車８が回転し、吸入口２ａが
負圧になると上記のマグネット吸引力に、負圧による吸
引力が加わりスラスト負荷が増加するが、上記ラジアル
軸受９とスラスト軸受１１の接触関係は変わらない。

（発明の効果） 以上配置したように１本発明によれば、停止時、運転時
に関係なく、羽根車には吸入口方向のスラスト負荷が、
常時発生するので、前方のスラスト軸受の設置のみで良
くなり、後方のスラスト軸受がなくなり、従って、ポン
プ運転時の振動騒音の原因がなくなる。

また、スラスト軸受が１個となり、支持軸のキー講加工
が１箇所になるため、加工工数が低減し、コストダウン
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、マグネットポンプの実施例およ
び従来例をそれぞれ示す側面断面図である。 １・・・モータブラケット、　　２・・・前蓋、２ａ・
・・吸入口、　　２ｂ・・・支柱、　２ｃ、　３ｃ・・
・有底円筒状支持孔、　２ｄ、　３ｂ・・・ボス。 ２ｃ・・・吐出口、　２ｆ、　３ａ・・・有底り字状支
持孔、　４・ポンプ室、　５・・・モータ室、６・・通
水路、　７・・・支持軸、　７ａ、　７ｂ・・・キー溝
、　　８・・・羽根車、　９．１０・・・ラジアル軸受
、　Ｈ９１２・・・スラスト軸受、　　ｌｌａ。 １２ａ・・・Ｄ字状貫通孔、　１３・・・従動側マグネ
ット、　１４・・・モータ軸、１５・・・駆動側マグネ
ット、　１６・・・ハウジング、　１７・・・ナツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータ側に備えた駆動用側グネットと、ポンプ室内の羽
   根車内に埋設した従動側マグネット間の吸引力による駆
   動力を伝達するマグネットポンプにおいて、駆動側マグ
   ネットを従動側マグネットに対し常に吸入口側に設置し
   たことを特徴とするマグネットポンプ。