JPH0544684A - マグネツトポンプ - Google Patents
マグネツトポンプInfo
- Publication number
- JPH0544684A JPH0544684A JP20206391A JP20206391A JPH0544684A JP H0544684 A JPH0544684 A JP H0544684A JP 20206391 A JP20206391 A JP 20206391A JP 20206391 A JP20206391 A JP 20206391A JP H0544684 A JPH0544684 A JP H0544684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- shaft
- shaft support
- magnet
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸支え板を使用することにより、軸の反ポン
プ側端部の固定を堅固にし、同軸度の精度、同芯度の精
度の向上を図る。 【構成】 軸34の反ポンプ側端部を、ポンプ部12とモー
タ部13を仕切るケーシング11の水通路端面に備えられた
段差45にガイドされ、かつ吸入穴47を遮る複数のリブ48
で支えられた反ポンプ側軸支え50を有する軸支え板46に
より固定した構造。 【効果】 反ポンプ側軸支えとポンプ側軸支えとの同芯
度の確保を容易にする。ポンプ内圧の変化に関係なく両
軸受板間の寸法を確保できる。軸の固定強度を充分確保
できる。軸芯に対する垂直度を容易に確保でき、軸受板
の振動による異常音を防ぐことができる。
プ側端部の固定を堅固にし、同軸度の精度、同芯度の精
度の向上を図る。 【構成】 軸34の反ポンプ側端部を、ポンプ部12とモー
タ部13を仕切るケーシング11の水通路端面に備えられた
段差45にガイドされ、かつ吸入穴47を遮る複数のリブ48
で支えられた反ポンプ側軸支え50を有する軸支え板46に
より固定した構造。 【効果】 反ポンプ側軸支えとポンプ側軸支えとの同芯
度の確保を容易にする。ポンプ内圧の変化に関係なく両
軸受板間の寸法を確保できる。軸の固定強度を充分確保
できる。軸芯に対する垂直度を容易に確保でき、軸受板
の振動による異常音を防ぐことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ側に備えた駆
動側マグネットと、ポンプ部内の羽根車に埋設された従
動側マグネットとの間の吸引力により駆動を伝達する方
式のマグネットポンプに関する。
動側マグネットと、ポンプ部内の羽根車に埋設された従
動側マグネットとの間の吸引力により駆動を伝達する方
式のマグネットポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のマグネットポンプの例を図６、図
７を用いて説明する。すなわち、１はモータで、このモ
ータ１の駆動力を伝達するシャフト２の先端にはネジ部
３が加工されている。前記シャフト２のネジ加工端面側
には、底部中心に貫通穴６を有した有底円筒形状のハウ
ジング４がナット５で固定されている。そして前記ハウ
ジング４の反固定側端面には筒状の駆動側マグネット７
が嵌合され固定されている。
７を用いて説明する。すなわち、１はモータで、このモ
ータ１の駆動力を伝達するシャフト２の先端にはネジ部
３が加工されている。前記シャフト２のネジ加工端面側
には、底部中心に貫通穴６を有した有底円筒形状のハウ
ジング４がナット５で固定されている。そして前記ハウ
ジング４の反固定側端面には筒状の駆動側マグネット７
が嵌合され固定されている。
【０００３】前記駆動側マグネット７に大部分を内嵌さ
せた羽根車８は、従動側マグネット９を埋設しており、
そして回転中心部に円筒形状の軸受10を嵌合している。
前記ハウジング４や羽根車８などを囲むケーシング11
は、仕切り部材11Ａによりポンプ部12とモータ部13を仕
切るとともに、ポンプ部12の外殻の一端を形成してい
る。前記仕切り部材11Ａは、羽根車８を格納する羽根車
室16を形成し、そして羽根車室16の中心部に対向した位
置にＤ形穴14を備えたポンプ側軸支え15を有するととも
に、ポンプ内の昇圧の機能を持っている。また、駆動側
マグネット７と従動側マグネット９は前記ケーシング11
の中間仕切り部材11Ａを介して磁力により互いに吸引し
あっている。
せた羽根車８は、従動側マグネット９を埋設しており、
そして回転中心部に円筒形状の軸受10を嵌合している。
前記ハウジング４や羽根車８などを囲むケーシング11
は、仕切り部材11Ａによりポンプ部12とモータ部13を仕
切るとともに、ポンプ部12の外殻の一端を形成してい
る。前記仕切り部材11Ａは、羽根車８を格納する羽根車
室16を形成し、そして羽根車室16の中心部に対向した位
置にＤ形穴14を備えたポンプ側軸支え15を有するととも
に、ポンプ内の昇圧の機能を持っている。また、駆動側
マグネット７と従動側マグネット９は前記ケーシング11
の中間仕切り部材11Ａを介して磁力により互いに吸引し
あっている。
【０００４】中央に穴17を有したブラケット18は、この
穴17を介してシャフト２に外嵌することでケーシング11
とモータ１との間に取り付けられ前記ケーシング11とモ
ータ１を接合する機能を持っており、外周部に複数のカ
ウンタシンク19を有するとともに、ブラケット固定ネジ
20でモータ１に固定されている。
穴17を介してシャフト２に外嵌することでケーシング11
とモータ１との間に取り付けられ前記ケーシング11とモ
ータ１を接合する機能を持っており、外周部に複数のカ
ウンタシンク19を有するとともに、ブラケット固定ネジ
20でモータ１に固定されている。
【０００５】前記ケーシング11に反ポンプ側から対向す
るケーシングカバー21は、ポンプ部12の他一端を形成
し、そして吸入口22と吐出口23および仕切り壁24で仕切
られた吸入通路25を備えるとともに、凸形状のボス21Ａ
の先端に、前記モータ１のシャフト２と同心線上の位置
に反ポンプ側軸支え26を一体に形成している。
るケーシングカバー21は、ポンプ部12の他一端を形成
し、そして吸入口22と吐出口23および仕切り壁24で仕切
られた吸入通路25を備えるとともに、凸形状のボス21Ａ
の先端に、前記モータ１のシャフト２と同心線上の位置
に反ポンプ側軸支え26を一体に形成している。
【０００６】前記ケーシング11の反ポンプ側を閉鎖する
ように配設される分離板27は、中央に水を送り込むため
の吸水穴28を持ち、ケーシング11内の昇圧室29とケーシ
ングカバー21内の吸水通路25および送水室30とを分離し
ている。そして前記ケーシング11とケーシングカバー21
との間に介在されるパッキン31は、中央に水を送り込む
ための吸水穴32を有した平板形状であり、ケーシングカ
バー21からケーシング11へと通されて前記ブラケット18
のカウンタシンク19へネジ固定される固定ビス33を介し
て、ケーシング11とケーシングカバー21との間に挟まれ
て固定されている。
ように配設される分離板27は、中央に水を送り込むため
の吸水穴28を持ち、ケーシング11内の昇圧室29とケーシ
ングカバー21内の吸水通路25および送水室30とを分離し
ている。そして前記ケーシング11とケーシングカバー21
との間に介在されるパッキン31は、中央に水を送り込む
ための吸水穴32を有した平板形状であり、ケーシングカ
バー21からケーシング11へと通されて前記ブラケット18
のカウンタシンク19へネジ固定される固定ビス33を介し
て、ケーシング11とケーシングカバー21との間に挟まれ
て固定されている。
【０００７】前記軸受10に内嵌した軸34は、その両端が
Ｄカット部35に形成され、これらＤカット部35を介して
前記ポンプ側軸支え15と反ポンプ側軸支え26との間に嵌
合架設され、その際にＤカット部35と前記Ｄ形穴14が係
合して回転防止されている。したがってこの軸34には、
軸受10を嵌合した羽根車８が回転自在に取り付けられ
る。
Ｄカット部35に形成され、これらＤカット部35を介して
前記ポンプ側軸支え15と反ポンプ側軸支え26との間に嵌
合架設され、その際にＤカット部35と前記Ｄ形穴14が係
合して回転防止されている。したがってこの軸34には、
軸受10を嵌合した羽根車８が回転自在に取り付けられ
る。
【０００８】前記軸34の両端に配置される一対の軸受板
36，37は、双方とも中央部にＤ形貫通穴38が形成されて
いる。そしてＤ形貫通穴38に前記軸34のＤカット部35を
貫通させることで、一方の軸受板36は前記反ポンプ側軸
支え26と前記軸受10間に、他方の軸受板37は前記ポンプ
側軸支え15と前記軸受10間に、それぞれ嵌合されてい
る。
36，37は、双方とも中央部にＤ形貫通穴38が形成されて
いる。そしてＤ形貫通穴38に前記軸34のＤカット部35を
貫通させることで、一方の軸受板36は前記反ポンプ側軸
支え26と前記軸受10間に、他方の軸受板37は前記ポンプ
側軸支え15と前記軸受10間に、それぞれ嵌合されてい
る。
【０００９】前記ケーシング11には、昇圧室29に連通し
た貯水室39が形成され、この貯水室39は、分離板27に形
成した送水穴40とパッキン31に形成した送水穴41とを通
して前記送水室30に連通している。
た貯水室39が形成され、この貯水室39は、分離板27に形
成した送水穴40とパッキン31に形成した送水穴41とを通
して前記送水室30に連通している。
【００１０】以上のように構成された従来のマグネット
ポンプについて動作を説明する。まず、モータ１に通電
するとシャフト２が回転し、シャフト２に固定されたハ
ウジング４の回転とともに駆動側マグネット７が回転す
る。羽根車８に埋設された従動側マグネット９は、磁力
により駆動側マグネット７と吸引状態にあるため、駆動
側マグネット７の回転にともない従動側マグネット９も
同期して回転し、この従動側マグネット９に一体状の羽
根車８も回転する。
ポンプについて動作を説明する。まず、モータ１に通電
するとシャフト２が回転し、シャフト２に固定されたハ
ウジング４の回転とともに駆動側マグネット７が回転す
る。羽根車８に埋設された従動側マグネット９は、磁力
により駆動側マグネット７と吸引状態にあるため、駆動
側マグネット７の回転にともない従動側マグネット９も
同期して回転し、この従動側マグネット９に一体状の羽
根車８も回転する。
【００１１】この羽根車８の回転にともなう昇圧作用に
より昇圧室29の中央部と外周部に圧力差が生じ、これに
より水は吸入口22からケーシングカバー21内の吸入通路
25を通り、そして吸水穴32，28を通ってケーシング11内
の昇圧室29の中央部へ吸入され、昇圧後、貯水室39に入
り、そして送水穴40，41を通ってケーシングカバー21内
の送水室30に入り、吐出口23から吐出される。
より昇圧室29の中央部と外周部に圧力差が生じ、これに
より水は吸入口22からケーシングカバー21内の吸入通路
25を通り、そして吸水穴32，28を通ってケーシング11内
の昇圧室29の中央部へ吸入され、昇圧後、貯水室39に入
り、そして送水穴40，41を通ってケーシングカバー21内
の送水室30に入り、吐出口23から吐出される。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、羽根車８が軸34を中心にして高速で回転
するため、軸34の固定は堅固なものでなければならず、
反ポンプ側軸支え26とポンプ側軸支え15との同軸度の精
度、およびモータ１と軸34との同芯度の精度が低下した
場合、羽根車８の振動が大に、または軸受板36の振動に
よる異常音が発生する。
造のものでは、羽根車８が軸34を中心にして高速で回転
するため、軸34の固定は堅固なものでなければならず、
反ポンプ側軸支え26とポンプ側軸支え15との同軸度の精
度、およびモータ１と軸34との同芯度の精度が低下した
場合、羽根車８の振動が大に、または軸受板36の振動に
よる異常音が発生する。
【００１３】すなわち上記した従来の構造の場合、 ケーシングカバー21に反ポンプ側軸支え26が設けられ
ているため、反ポンプ側軸支え26とポンプ側軸支え15と
の同芯度が出しにくく、運転時、ポンプ部12の内圧が上
昇してケーシングカバー21が膨らみ、両軸受板36，37間
の寸法が変化して羽根車８の振動が大になる。
ているため、反ポンプ側軸支え26とポンプ側軸支え15と
の同芯度が出しにくく、運転時、ポンプ部12の内圧が上
昇してケーシングカバー21が膨らみ、両軸受板36，37間
の寸法が変化して羽根車８の振動が大になる。
【００１４】反ポンプ側軸支え26が、凸形状のボス21
Ａの先端にあるため、運転時、ボス21Ａのたわみが大き
くなり、軸34の固定強度が低下して羽根車８の振動が大
になる。
Ａの先端にあるため、運転時、ボス21Ａのたわみが大き
くなり、軸34の固定強度が低下して羽根車８の振動が大
になる。
【００１５】反ポンプ側軸支え26が、凸形状のボス21
Ａの先端にあるため、成型歪み、温度変化により、反ポ
ンプ側軸支え26の軸受板36との接触面の、軸芯に対する
垂直度が確保しにくく、軸受板36の振動による異常音が
発生しやすい。という問題が発生していた。
Ａの先端にあるため、成型歪み、温度変化により、反ポ
ンプ側軸支え26の軸受板36との接触面の、軸芯に対する
垂直度が確保しにくく、軸受板36の振動による異常音が
発生しやすい。という問題が発生していた。
【００１６】本発明の目的とするところは、軸支え板を
使用することにより、軸の反ポンプ側端部の固定を堅固
にし、同軸度の精度、および同芯度の精度の向上を図り
得るマグネットポンプを提供する点にある。
使用することにより、軸の反ポンプ側端部の固定を堅固
にし、同軸度の精度、および同芯度の精度の向上を図り
得るマグネットポンプを提供する点にある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題を解決
するため本第１発明のマグネットポンプは、羽根車の回
転中心部に、円筒形状の軸受を介して軸を貫通し、この
軸のポンプ側端部を、両マグネット間を仕切るケーシン
グのポンプ側軸支えに固定し、前記ポンプ部とモータ部
を仕切るケーシングの水通路端面に備えられた段差にガ
イドされる円板形状の軸支え板を設け、この軸支え板の
中央部に吸入穴を形成するとともに、この吸入穴の中央
部に、吸入穴を遮る複数のリブで支えられたリング形状
の反ポンプ側軸支えを形成し、この反ポンプ側軸支えに
より前記軸の反ポンプ側端部を固定している。
するため本第１発明のマグネットポンプは、羽根車の回
転中心部に、円筒形状の軸受を介して軸を貫通し、この
軸のポンプ側端部を、両マグネット間を仕切るケーシン
グのポンプ側軸支えに固定し、前記ポンプ部とモータ部
を仕切るケーシングの水通路端面に備えられた段差にガ
イドされる円板形状の軸支え板を設け、この軸支え板の
中央部に吸入穴を形成するとともに、この吸入穴の中央
部に、吸入穴を遮る複数のリブで支えられたリング形状
の反ポンプ側軸支えを形成し、この反ポンプ側軸支えに
より前記軸の反ポンプ側端部を固定している。
【００１８】また本第２発明のマグネットポンプは、軸
支え板の反ポンプ側軸支えを円筒形状としている。
支え板の反ポンプ側軸支えを円筒形状としている。
【００１９】
【作用】上記した本第１発明による作用は、次のように
なる。すなわち、軸の反ポンプ側端部を、ポンプ部とモ
ータ部を仕切るケーシングの水通路端面に備えられた段
差にガイドされ、かつ吸入穴を遮る複数のリブで支えら
れた反ポンプ側軸支えを有する軸支え板により固定して
いるため、 反ポンプ側軸支えとポンプ側軸支えとの同芯度を得る
には、ケーシングの水通路端面に設けられた段差の内径
と軸支え板の外径とのリクアランスのみ確保すればよ
く、容易に同芯度を得ることができる。
なる。すなわち、軸の反ポンプ側端部を、ポンプ部とモ
ータ部を仕切るケーシングの水通路端面に備えられた段
差にガイドされ、かつ吸入穴を遮る複数のリブで支えら
れた反ポンプ側軸支えを有する軸支え板により固定して
いるため、 反ポンプ側軸支えとポンプ側軸支えとの同芯度を得る
には、ケーシングの水通路端面に設けられた段差の内径
と軸支え板の外径とのリクアランスのみ確保すればよ
く、容易に同芯度を得ることができる。
【００２０】ポンプ内圧の変化に関係なく両軸受板間
の寸法を確保することができ、また、軸の固定強度も充
分確保することができる。 軸芯に対する垂直度は、ケーシングの水通路端面に設
けられた段差の垂直度を確保するだけで、容易に得るこ
とができ、軸受板の振動による異常音を防ぐことができ
る。ことになる。
の寸法を確保することができ、また、軸の固定強度も充
分確保することができる。 軸芯に対する垂直度は、ケーシングの水通路端面に設
けられた段差の垂直度を確保するだけで、容易に得るこ
とができ、軸受板の振動による異常音を防ぐことができ
る。ことになる。
【００２１】
【実施例】以下、本第１発明の一実施例を図１〜図３に
基づいて説明する。なお、便宜上、本実施例と従来の実
施例と同一またはほぼ同一部品および箇所については、
同一番号を付与し詳細な説明を省略する。
基づいて説明する。なお、便宜上、本実施例と従来の実
施例と同一またはほぼ同一部品および箇所については、
同一番号を付与し詳細な説明を省略する。
【００２２】すなわち図１〜図３において、１はモー
タ、２はシャフト、３はネジ部、４はハウジング、５は
ナット、６は貫通穴、７は駆動側マグネット、８は羽根
車、９は従動側マグネット、10は軸受、11はケーシン
グ、11Ａは仕切り部材、12はポンプ部、13はモータ部、
14はＤ形穴、15はポンプ側軸支え、16は羽根車室、17は
穴、18はブラケット、19はカウンタシンク、20はブラケ
ット固定ネジ、21はケーシングカバー、22は吸入口、23
は吐出口、24は仕切り壁、25は吸入通路、27は分離板、
28は吸水穴、29は昇圧室、30は送水室、31はパッキン、
32は吸水穴、33は固定ビス、34は軸、35はＤカット部、
36，37は軸受板、38はＤ形貫通穴、39は貯水室、40，41
は送水穴をそれぞれ示す。
タ、２はシャフト、３はネジ部、４はハウジング、５は
ナット、６は貫通穴、７は駆動側マグネット、８は羽根
車、９は従動側マグネット、10は軸受、11はケーシン
グ、11Ａは仕切り部材、12はポンプ部、13はモータ部、
14はＤ形穴、15はポンプ側軸支え、16は羽根車室、17は
穴、18はブラケット、19はカウンタシンク、20はブラケ
ット固定ネジ、21はケーシングカバー、22は吸入口、23
は吐出口、24は仕切り壁、25は吸入通路、27は分離板、
28は吸水穴、29は昇圧室、30は送水室、31はパッキン、
32は吸水穴、33は固定ビス、34は軸、35はＤカット部、
36，37は軸受板、38はＤ形貫通穴、39は貯水室、40，41
は送水穴をそれぞれ示す。
【００２３】そして本実施例では、前記ポンプ部12とモ
ータ部13を仕切るケーシング11の水通路端面に円形状の
段差45を形成している。この段差45に嵌合しガイドされ
る円板形状の軸支え板46が設けられ、この軸支え板46の
中央部に、前記吸水穴28，32に連通する吸入穴47を形成
している。そして、吸入穴47の中央部に、吸入穴47を遮
る複数のリブ48で支えられかつ前記軸34と同径の穴49を
備えたリング形状の反ポンプ側軸支え50を形成し、この
反ポンプ側軸支え50により前記軸34の反ポンプ側端部を
固定している。
ータ部13を仕切るケーシング11の水通路端面に円形状の
段差45を形成している。この段差45に嵌合しガイドされ
る円板形状の軸支え板46が設けられ、この軸支え板46の
中央部に、前記吸水穴28，32に連通する吸入穴47を形成
している。そして、吸入穴47の中央部に、吸入穴47を遮
る複数のリブ48で支えられかつ前記軸34と同径の穴49を
備えたリング形状の反ポンプ側軸支え50を形成し、この
反ポンプ側軸支え50により前記軸34の反ポンプ側端部を
固定している。
【００２４】以上のように構成されたマグネットポンプ
について動作を説明する。まず、モータ１に通電すると
シャフト２が回転し、シャフト２に固定されたハウジン
グ４の回転とともに駆動側マグネット７が回転する。羽
根車８に埋設された従動側マグネット９は、磁力により
駆動側マグネット７と吸引状態にあるため、駆動側マグ
ネット７の回転にともない従動側マグネット９も同期し
て回転し、この従動側マグネット９に一体状の羽根車８
も回転する。
について動作を説明する。まず、モータ１に通電すると
シャフト２が回転し、シャフト２に固定されたハウジン
グ４の回転とともに駆動側マグネット７が回転する。羽
根車８に埋設された従動側マグネット９は、磁力により
駆動側マグネット７と吸引状態にあるため、駆動側マグ
ネット７の回転にともない従動側マグネット９も同期し
て回転し、この従動側マグネット９に一体状の羽根車８
も回転する。
【００２５】この羽根車８の回転にともなう昇圧作用に
より昇圧室29の中央部と外周部に圧力差が生じ、これに
より水は吸入口22からケーシングカバー21内の吸入通路
25を通り、そして吸水穴32，28から吸入穴47を通ってケ
ーシング11内の昇圧室29の中央部へ吸入され、昇圧後、
貯水室39に入り、そして送水穴40，41を通ってケーシン
グカバー21内の送水室30に入り、吐出口23から吐出され
る。
より昇圧室29の中央部と外周部に圧力差が生じ、これに
より水は吸入口22からケーシングカバー21内の吸入通路
25を通り、そして吸水穴32，28から吸入穴47を通ってケ
ーシング11内の昇圧室29の中央部へ吸入され、昇圧後、
貯水室39に入り、そして送水穴40，41を通ってケーシン
グカバー21内の送水室30に入り、吐出口23から吐出され
る。
【００２６】次に、本発明の他の実施例について図４、
図５に基づいて説明する。この他の実施例では、軸支え
板46の反ポンプ側軸支え51の形状が、軸34と同径の穴49
を有し羽根車８側へ凸の円筒形状となっている。この場
合、軸受板36の取付け位置を羽根車８の内部に設置でき
るため、吸入穴47部の有効面積を大きくとることがで
き、キャビテーション防止が図れる構造である。
図５に基づいて説明する。この他の実施例では、軸支え
板46の反ポンプ側軸支え51の形状が、軸34と同径の穴49
を有し羽根車８側へ凸の円筒形状となっている。この場
合、軸受板36の取付け位置を羽根車８の内部に設置でき
るため、吸入穴47部の有効面積を大きくとることがで
き、キャビテーション防止が図れる構造である。
【００２７】
【発明の効果】本第１発明は、羽根車の回転中心部に、
円筒形状の軸受を介して軸を貫通し、この軸のポンプ側
端部を、両マグネット間を仕切るケーシングのポンプ側
軸支えに固定し、前記ポンプ部とモータ部を仕切るケー
シングの水通路端面に備えられた段差にガイドされる円
板形状の軸支え板を設け、この軸支え板の中央部に吸入
穴を形成するとともに、この吸入穴の中央部に、吸入穴
を遮る複数のリブで支えられたリング形状の反ポンプ側
軸支えを形成し、この反ポンプ側軸支えにより前記軸の
反ポンプ側端部を固定した構造にすることにより、次の
効果を奏する。
円筒形状の軸受を介して軸を貫通し、この軸のポンプ側
端部を、両マグネット間を仕切るケーシングのポンプ側
軸支えに固定し、前記ポンプ部とモータ部を仕切るケー
シングの水通路端面に備えられた段差にガイドされる円
板形状の軸支え板を設け、この軸支え板の中央部に吸入
穴を形成するとともに、この吸入穴の中央部に、吸入穴
を遮る複数のリブで支えられたリング形状の反ポンプ側
軸支えを形成し、この反ポンプ側軸支えにより前記軸の
反ポンプ側端部を固定した構造にすることにより、次の
効果を奏する。
【００２８】反ポンプ側軸支えとポンプ側軸支えとの
同芯度の確保を容易する。 ポンプ内圧の変化に関係なく両軸受板間の寸法を確保
することができる。 軸の固定強度を充分確保することができる。
同芯度の確保を容易する。 ポンプ内圧の変化に関係なく両軸受板間の寸法を確保
することができる。 軸の固定強度を充分確保することができる。
【００２９】軸芯に対する垂直度は、容易に得ること
ができ、軸受板の振動による異常音を防ぐことができ
る。そして本第２発明は、軸支え板の反ポンプ側軸支え
を円筒形状とした構造にすることにより、次の効果を奏
する。
ができ、軸受板の振動による異常音を防ぐことができ
る。そして本第２発明は、軸支え板の反ポンプ側軸支え
を円筒形状とした構造にすることにより、次の効果を奏
する。
【００３０】軸受板の取付け位置を羽根車の内部に設
置できるため、吸入穴部の有効面積を大きくとることが
でき、キャビテーション防止を図ることができる。
置できるため、吸入穴部の有効面積を大きくとることが
でき、キャビテーション防止を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示し、マグネットポンプの
側面縦断面図である。
側面縦断面図である。
【図２】同マグネットポンプの正面図である。
【図３】同マグネットポンプの反ポンプ側軸支え部の正
面図である。
面図である。
【図４】本発明の他の実施例を示し、マグネット要部の
側面縦断面図である。
側面縦断面図である。
【図５】同マグネットポンプの反ポンプ側軸支え板の側
面縦断面図である。
面縦断面図である。
【図６】従来のマグネットポンプの側面縦断面図であ
る。
る。
【図７】同マグネットポンプの正面図である。
１ モータ ２ シャフト ４ ハウジング ７ 駆動側マグネット ８ 羽根車 ９ 従動側マグネット 10 軸受 11 ケーシング 11Ａ 仕切り部材 12 ポンプ部 13 モータ部 14 Ｄ形穴 15 ポンプ側軸支え 21 ケーシングカバー 27 分離板 31 パッキン 34 軸 35 Ｄカット部 36 軸受板 37 軸受板 38 Ｄ形貫通穴 45 段差 46 軸支え板 47 吸入穴 48 リブ 49 穴 50 反ポンプ側軸支え 51 反ポンプ側軸支え
Claims (2)
- 【請求項１】 モータ側に備えた駆動側マグネットと、
ポンプ部内の羽根車に埋設された従動側マグネット間の
吸引力により駆動を伝達するマグネットポンプにおい
て、羽根車の回転中心部に、円筒形状の軸受を介して軸
を貫通し、この軸のポンプ側端部を、両マグネット間を
仕切るケーシングのポンプ側軸支えに固定し、前記ポン
プ部とモータ部を仕切るケーシングの水通路端面に備え
られた段差にガイドされる円板形状の軸支え板を設け、
この軸支え板の中央部に吸入穴を形成するとともに、こ
の吸入穴の中央部に、吸入穴を遮る複数のリブで支えら
れたリング形状の反ポンプ側軸支えを形成し、この反ポ
ンプ側軸支えにより前記軸の反ポンプ側端部を固定した
ことを特徴とするマグネットポンプ。 - 【請求項２】 軸支え板の反ポンプ側軸支えを円筒形状
としたことを特徴とする請求項１記載のマグネットポン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20206391A JPH0544684A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | マグネツトポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20206391A JPH0544684A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | マグネツトポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544684A true JPH0544684A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16451334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20206391A Pending JPH0544684A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | マグネツトポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544684A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001012993A1 (fr) * | 1999-08-10 | 2001-02-22 | Iwaki Co., Ltd. | Pompe a aimant |
| WO2013179918A1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | 日本電産株式会社 | 自吸式ポンプ |
| CN115247650A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-10-28 | 瑞希特(浙江)科技股份有限公司 | 一种全永磁悬浮轴承磁力泵 |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP20206391A patent/JPH0544684A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001012993A1 (fr) * | 1999-08-10 | 2001-02-22 | Iwaki Co., Ltd. | Pompe a aimant |
| US6443710B1 (en) | 1999-08-10 | 2002-09-03 | Iwaki Co., Ltd. | Magnetic pump |
| WO2013179918A1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | 日本電産株式会社 | 自吸式ポンプ |
| JP2013249759A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Nippon Densan Corp | 自吸式ポンプ |
| CN104520589A (zh) * | 2012-05-31 | 2015-04-15 | 日本电产株式会社(日本) | 自吸泵 |
| CN104520589B (zh) * | 2012-05-31 | 2016-08-17 | 日本电产株式会社 | 自吸泵 |
| CN115247650A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-10-28 | 瑞希特(浙江)科技股份有限公司 | 一种全永磁悬浮轴承磁力泵 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0184703B1 (en) | Multiple magnetic pump system | |
| JP5835984B2 (ja) | ポンプ装置 | |
| US10879762B2 (en) | Actuator and pump using the actuator | |
| US20070014677A1 (en) | Pump | |
| JP2013024217A (ja) | ポンプ装置 | |
| JP4565564B2 (ja) | 低振動ポンプ | |
| JPH0544684A (ja) | マグネツトポンプ | |
| JP2011032980A (ja) | トランスミッション用電動ポンプユニット | |
| JP2019199872A (ja) | 電動ポンプ | |
| JP5048365B2 (ja) | 渦流ポンプ | |
| JPS6410676B2 (ja) | ||
| JP5867723B2 (ja) | 自吸式ポンプ | |
| JPH07247985A (ja) | モータ用冷却機構付ポンプ | |
| JP2795689B2 (ja) | マグネットポンプ | |
| JPH05199736A (ja) | マグネットポンプ | |
| JPH04353290A (ja) | マグネットポンプ | |
| JP5714921B2 (ja) | 液体ポンプ | |
| CN219960250U (zh) | 驱动电机和心室辅助装置 | |
| JPH0370898A (ja) | マグネットポンプ | |
| JP2009057880A (ja) | ポンプ装置 | |
| JP3069747B2 (ja) | うず巻ポンプ | |
| JP2000104695A (ja) | 渦流ポンプ及び立軸型自吸式渦流ポンプ | |
| KR20030013187A (ko) | 비엘디씨 마그네트 펌프 | |
| JPH0861285A (ja) | 磁気結合ポンプ | |
| JP2002303289A (ja) | シリンダータイプ自吸式マグネットポンプ |