JP2006138282A - シリンダ状マグネット型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】反インペラ側のラジアル軸受とスラスト軸受との摺接度合いを軽減して摩擦損失を抑制し長寿命化を実現できるシリンダ状マグネット型ポンプの提供。
【解決手段】インナーロータ7′は移動距離dだけ軸方向に移動可能である。また、インナーロータ7′が反インペラ側に押し込まれた状態では、アウター電機子2のコア2bの軸方向中心S1に対してシリンダ状マグネットMの軸方向中心S2が反インペラ側にD(≧d)だけオフセットしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリンダ状マグネット型ポンプに関し、特に、アウター電機子のコアとシリンダ状マグネットとの配置関係に関する。
従来、シリンダ状マグネット型ポンプは、図2に示す如く、モータブラケット(モータケース)1内のアウター電機子2(巻線コイル2aとコア2b)の内周面に樹脂製のバックケーシング3の周壁部3aを挟んで磁気結合するシリンダ状マグネットMを収納するためのマグネットホルダ部4と、このマグネットホルダ部4に一体的に連結しポンプカバー5内に収納されたインペラ部6とを有するインナーロータ7を備えている。バックケーシング3は第1の軸押え3bを一体的に有し、ポンプカバー5は第2の軸押え5aを有し、両軸押え3b,5aに回り止めされた支軸8がマグネットホルダ部4に固定した第1のラジアル軸受9aと第2のラジアル軸受9bに挿通されてインナーロータ7が回転可能に支承されている。
第1の軸押え3bと第1のラジアル軸受9aの端面との間にはD形ワッシャー10が回り止めで間挿されており、また、第2の軸押え5aと第2のラジアル軸受9bの端面との間にはD形セラミックワッシャー11が回り止めで間挿されている。
なお、12はポンプカバー5の吸い込み部、13はポンプカバー5の吐き出し部、14はマグネットホルダ部4のキャップ、15は取り付けボルト、16はOリング、17は制御基板カバー、18はセンサー用基板である。
特開平11−82357公報
インナーロータ7の回転時には、吸い込み部12内が負圧になると共に、インペラ部6の外周側,吐き出し部13内にかけては正圧が発生するため、図2に示す如く、クリアランスによりインナーロータ7がポンプカバー5側へ若干押し出された状態となり、第1のラジアル軸受9aの端面はD形ワッシャー10から離れると共に第2のラジアル軸受9bはD形セラミックワッシャー11に摺接する。このため、第1のラジアル軸受9aの端面は摩擦が少ないため、スラスト軸受として板状のD形ワッシャー10を用いることができる。
しかしながら、インナーロータ7の回転の起動・停止時などにおいては、第1のラジアル軸受9aの端面とD形ワッシャー10とが摺接し、しかもインナーロータ7の反インペラ側の端部とバックケーシング3との隙間には水が注入し難く、第1のラジアル軸受9aの端面とD形ワッシャー10との周りには気泡が絡みついている場合もあり、起動時の摩擦損失及び軸受の短寿命化の原因となっていた。特に、吸い込み部12が上側になる状態でポンプを設置した場合、インナーロータ7が自重により反インペラ側に押し込まれた状態となるので、インナーロータ7が高速回転するまでは第1のラジアル軸受9aの端面とD形ワッシャー10との摺接が継続し、摩擦損失及び軸受の短寿命化を招来する。
そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題は、反インペラ側のラジアル軸受とスラスト軸受との摺接度合いを軽減して摩擦損失を抑制し長寿命化を実現できるシリンダ状マグネット型ポンプを提供することにある。
本発明は、バックケーシング内でアウター電機子の内周面に磁気結合するシリンダ状マグネットを収納するためのマグネットホルダ部と、このマグネットホルダ部に一体的に連結しポンプカバー内に収納されたインペラ部と、バックケーシングの第1の軸押え部とポンプカバーの第2の軸押え部に両端を支持された支軸と、マグネットホルダ部に固定されて支軸が挿通するラジアル軸受と、第1の軸押えとラジアル軸受との間に回り止めで間挿された第1のスラスト軸受と、第2の軸押えとラジアル軸受との間に回り止めで間挿された第2のスラスト軸受とを有するインナーロータを備えたリンダ状マグネット型ポンプであって、インナーロータは軸方向に移動可能であり、インナーロータが反インペラ側に押し込まれた状態では、アウター電機子のコアの軸方向中心に対してシリンダ状マグネットの軸方向中心が反インペラ側にオフセットして成ることを特徴とする。
インナーロータの停止時やポンプ姿勢の如何により、インナーロータが反インペラ側に押し込まれた状態であっても、アウター電機子に通電しインナーロータが回転し始めると、アウター電機子のコアの軸方向中心に対してシリンダ状マグネットの軸方向中心が反インペラ側にオフセットしているため、シリンダ状マグネットの軸方向中心がコアの軸方向中心寄りに合致するように、インナーロータがインペラ部(ポンプカバー)側に跳躍的に変位し、第1のラジアル軸受の端面が第1のスラスト軸受から離反する。このため、摩擦損失が抑制され、インナーロータの起動特性が向上すると共に軸受の長寿命化を図ることができる。
インナーロータの起動は無水状態での試験起動やポンプ設置時の初期起動も含まれるため、インナーロータが高速回転に達してもポンプカバー側への押し出しは水圧差に頼れない。そこで、シリンダ状マグネットの軸方向中心のコアの軸方向中心に対するオフセット長さDとしては、インナーロータの軸方向移動距離をdとすると、D≧dと設定することが望ましい。無水状態でもインナーロータが回転し始めると、インナーロータは軸方向移動距離dだけポンプカバー側へ確実に押し出されるため、第1のラジアル軸受の端面と第1のスラスト軸受との磨耗を抑制できる。このため、第1のスラスト軸受はD形セラミックワッシャーである必要もなく、板状D形ワッシャーとしても構わず、また第1のスラスト軸受を省いても良く、その厚み分、小型化又は高出力を得ることができる。
本発明によれば、インナーロータが回転し始めると、第1のラジアル軸受の端面が第1のスラスト軸受から離反するため、摩擦損失が抑制され、インナーロータの起動特性が向上すると共に軸受の長寿命化を図ることができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るシリンダ状マグネット型ポンプの側面断面図である。なお、図1では図2に示す制御基板カバー17を取り外して示してある。
本例のシリンダ状マグネット型ポンプは、モータブラケット(モータケース)1′内のアウター電機子2(巻線コイル2aとコア2bと)の内周面に樹脂製のバックケーシング3の周壁部3aを挟んで磁気結合するシリンダ状マグネットMを収納するためのマグネットホルダ部4と、このマグネットホルダ部4に一体的に連結しポンプカバー5内に収納されたインペラ部6とを有するインナーロータ7′を備えている。バックケーシング3は第1の軸押え3bを一体的に有し、ポンプカバー5は第2の軸押え5aを有し、両軸押え3b,5aに回り止めされた支軸8がマグネットホルダ部4に固定した第1のラジアル軸受9aと第2のラジアル軸受9bに挿通されてインナーロータ7′が回転可能に支承されている。
第1の軸押え3bと第1のラジアル軸受9aの端面との間にはD形セラミックワッシャー10′が間挿されており、また、第2の軸押え5aと第2のラジアル軸受9bの端面との間にはD形セラミックワッシャー11が間挿されている。
なお、12はポンプカバー5の吸い込み部、14はマグネットホルダ部4のキャップ、15は取り付けボルト、16はOリング、18はセンサー用基板である。
本例のインナーロータ7′は移動距離dだけ軸方向に移動可能である。また、インナーロータ7′が図1に示す如く反インペラ側に押し込まれた状態では、アウター電機子2のコア2bの軸方向中心S1に対してシリンダ状マグネットMの軸方向中心S2が反インペラ側にD(≧d)だけオフセットしている。
インナーロータ7′の停止時やポンプ姿勢の如何により、インナーロータ7′が反インペラ側に押し込まれた状態であっても、アウター電機子2に通電しインナーロータ7′が回転し始めると、コア2bの軸方向中心S1に対してシリンダ状マグネットMの軸方向中心S2が反インペラ側にオフセットしているため、シリンダ状マグネットMの軸方向中心S2がコア2bの軸方向中心S1寄りに合致するように、インナーロータ7′がインペラ部6(ポンプカバー5)側に跳躍的に変位し、第1のラジアル軸受9aの端面がD形セラミックワッシャー10′から離反する。このため、摩擦損失が抑制され、インナーロータ7′の起動特性が向上すると共に軸受の長寿命化を図ることができる。
このインナーロータ7′の起動は無水状態での試験起動やポンプ設置時の初期起動も含まれるため、インナーロータ7′が高速回転に達してもポンプカバー5側への押し出しは水圧差に頼れない。
本例では、オフセット長さDが移動距離d以上に設定してあるため、無水状態でもインナーロータ7′が回転し始めると、インナーロータ7′は軸方向移動距離dだけポンプカバー5側へ確実に押し出されるため、第1のラジアル軸受9aの端面とD形セラミックワッシャー10′との磨耗を抑制できる。このため、スラスト軸受としてのD形セラミックワッシャー10′を用いなくとも、図1に示す板状のD形ワッシャー10を用いても構わない。またそのD形ワッシャー10を省いても構わず、スラスト軸受の厚み分だけ小型化又は高出力を得ることができる。
なお、上記実施例では、支軸8の両端側に第1のラジアル軸受9aと第2のラジアル軸受9bとを設けてあるが、支軸8の中央において1つのラジアル軸受を設けても構わない。
本発明の実施例に係るシリンダ状マグネット型ポンプの側面断面図である。 従来のシリンダ状マグネット型ポンプの側面断面図である。
符号の説明
1′…モータブラケット(モータケース)
2…アウター電機子
2a…巻線コイル
2b…コア
3…バックケーシング
3a…周壁部
3b…第1の軸押え
4…マグネットホルダ部
5…ポンプカバー
5a…第2の軸押え
6…インペラ部
7′…インナーロータ
8…支軸
10′,11…D形セラミックワッシャー
12…吸い込み部
14…キャップ
15…取り付けボルト
16…Oリング
18…センサー用基板
d…軸方向移動距離
D…オフセット長さ
M…シリンダ状マグネット
S1…コアの軸方向中心
S2…シリンダ状マグネットの軸方向中心

Claims (2)

  1. バックケーシング内でアウター電機子の内周面に磁気結合するシリンダ状マグネットを収納するためのマグネットホルダ部と、このマグネットホルダ部に一体的に連結しポンプカバー内に収納されたインペラ部と、前記バックケーシングの第1の軸押え部と前記ポンプカバーの第2の軸押え部に両端を支持された支軸と、前記マグネットホルダ部に固定されて前記支軸が挿通するラジアル軸受と、前記第1の軸押えと前記ラジアル軸受との間に回り止めで間挿された第1のスラスト軸受と、前記第2の軸押えと前記ラジアル軸受との間に回り止めで間挿された第2のスラスト軸受とを有するインナーロータを備えたリンダ状マグネット型ポンプであって、
    前記インナーロータは軸方向に移動可能であり、前記インナーロータが反インペラ側に押し込まれた状態では、前記アウター電機子のコアの軸方向中心に対して前記シリンダ状マグネットの軸方向中心が反インペラ側にオフセットして成ることを特徴とするシリンダ状マグネット型ポンプ。
  2. 前記シリンダ状マグネットの軸方向中心の前記コアの軸方向中心に対するオフセット長さDは、前記インナーロータの軸方向移動距離をdとすると、D≧dであることを特徴とするシリンダ状マグネット型ポンプ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0370898A (ja) * 1989-08-11 1991-03-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネットポンプ
WO2003033914A1 (fr) * 2001-10-11 2003-04-24 Ebara Corporation Dispositif de pompe

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