JP4524169B2 - 流体ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は流体ポンプに係り、特に流入口から吐出口までの流路からステータ部等への流体の浸入が防止された流体ポンプに関する。
キャン構造を有するモータポンプは、流路外に配設されたステータ部とポンプ室との間がシール部材によってシールされ、ポンプ室側からステータ部側へ流体が浸水しないように構成されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のモータポンプでは、ケーシング内の流路にロータが回転可能に配設されており、流路の外周側にステータ部が配設されている。ケーシングは、複数の部材によって構成されており、シール部材によって流路とステータ部を配設する空間とが水密的に隔てられている。
特開2000−337292号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載のモータポンプでは、流体の温度変化や圧力変動等により、シール部からの漏れが発生し、ステータ部側に流体が浸入してしまうおそれがあった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、流体の温度変化や圧力変動等によって流体が浸入してしまうおそれのあるシール部を採用することなく、確実に流体が流路からステータ部等へ漏洩してしまうことを防止できる流体ポンプを提供することにある。
前記課題は、本発明の流体ポンプによれば、流入口から吐出口まで連続する管状部材と、該管状部材の内周側に回転可能に軸支されたインペラを有するロータ部と、前記管状部材の外周側に前記ロータ部と対向して配設されたステータ部と、を備え、前記管状部材の内周側には、内周面から径方向内側に延出し前記インペラの回転軸の一端側を支持する第1ガイド部が一体に形成されると共に、前記ロータ部に対して前記第1ガイド部と軸方向の反対側に前記回転軸の他端側を支持する第2ガイド部が配設され、前記第1ガイド部は、前記内周面と一体に形成された円環部と、該円環部の内周側から放射状に形成された軸支材と、該軸支材の径方向内側端部に形成された軸支持部と、を有し、前記軸支材は前記軸支持部から前記管状部材の流入口側へ傾斜して形成されることにより解決される。
このように本発明では、流入口から吐出口まで連続して流路を構成する管状部材の内側に、インペラを有するロータ部が回転可能に配設され、管状部材の外側に、ロータ部と対向してステータ部が配設される。これにより、流路内とステータ部とは、管状部材によって仕切られるので、流路側から流体が漏洩して、ステータ部側へ浸水することが防止される。このとき、流路側とステータ部とは、シール部材によってシール面を形成して仕切られる構成ではなく、管状部材によって元々仕切られた構成であるので、流体の温度変化や圧力変動、経年劣化等によって浸水するおそれがないので好適である。
また、インペラの回転軸の一端側を支持する第1ガイド部が管状部材の内周面から延出して一体に形成され、回転軸の他端側を支持する第2ガイド部がロータ部を介して軸方向の反対側に配設される。これにより、インペラを管状部材内に回転可能に保持することができる。また、第1ガイド部が管状部材と一体に形成される構成なので、部品点数が少なくて済み、製造コストを低減することができる。
また、前記第1ガイド部は前記ロータ部に対して前記管状部材の流入口側に形成され、前記第2ガイド部は前記ロータ部に対して前記管状部材の吐出口側に配設されると好適である。ロータ部が回転すると、流体を押し出す反作用でロータ部には流入口側へ軸推力が掛かり、この軸推力によって流入口側の第1ガイド部にはロータ部からスラスト荷重を受ける。本発明では、流入口側の第1ガイド部が管状部材と一体に形成されるので、スラスト荷重が掛かっても第1ガイド部は軸方向に移動してしまうことがない。これに対し、流入口側のガイド部が別体に形成され、圧入等によって管状部材内に固定された場合には、スラスト荷重および流体の温度変化や圧力変化、経年劣化等によってガイド部が軸方向にずれてしまうおそれがある。このように、本発明のロータ部は、第1ガイド部によって軸方向の位置がずれることなく規定されるので、軸推力の作用によるガイド部の抜けやズレが無いことにより騒音が発生するおそれがなく、安定した吐出量を出力することができる。
また、前記第2ガイド部は、前記管状部材の内周面に圧入された状態で前記回転軸の他端側を支持してなるように構成することができる。
また、前記回転軸は、前記第1ガイド部と一体に形成されてなると好適である。このように、回転軸が第1ガイド部と一体に形成されると、部品点数が少なくなるので、組み付け工数、部品管理工数等を削減でき、製造コストを低減することが可能となる。
また、前記管状部材の外周側には、制御回路部が配設され、前記管状部材の外周側には、前記ステータ部および前記制御回路部を内部に収容する収容部が前記管状部材の外周面から延出して一体に形成されると好適である。このように、ステータ部や制御回路部を収容する収容部が、管状部材の外周側に一体に形成されると、部品点数を少なくすることができ、製造コストを低減することが可能となる。
本発明の流体ポンプによれば、流入口から吐出口まで連続する管状部材の内周側にロータ部を回転可能に配設し、外周側にステータ部等を配設した構成であるので、ステータ部と流路とが管状部材によって完全に仕切られる。このような構造により、流路側からステータ側への流体の浸入をシール部材等の他の部材を用いることなくCAN構造の機能を確保して、完全に防止することができる。
また、本発明の流体ポンプでは、インペラの回転軸の一端を支持する第1ガイド部が、管状部材の内周面から延出するように一体に形成されると共に、ステータ部等を収容する収容部が管状部材の外周面から延出するように一体に形成されるので、部品点数が少なく、きわめて簡単な構成とすることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図3は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はモータポンプの断面説明図、図2はケーシングを吐出口側から見た正面図、図3は図1のモータポンプの組み付け手順を示す説明図である。図4および図5は本発明の他の実施形態に係るものであり、図4はケーシングの要部断面説明図、図5はモータポンプの要部断面説明図である。
本例のモータポンプ1は、例えば、ラジエータの冷却液を循環させるためのものであり、図1に示すようにケーシング10と、ケーシング10の内周側に回転可能に配設されたロータ部20と、ケーシング10の外周側に配設されたステータ部30および制御回路部40を主要構成要素とするDCブラシレス型のモータポンプである。
本例のケーシング10は、例えば、非磁性材料としての合成樹脂材料によって一体成形された部材であり、略円形の開口である流入口10aと吐出口10bが同軸上に配置された断面略円形の管状部材11と、管状部材11の内周面11aから径方向に延出するように一体に成形された第1ガイド部13と、第1ガイド部13と軸方向に対向するように圧入された第2ガイド部15と、管状部材11の外周側に一体成形された収容部17と、収容部17の円環状の開口を覆う蓋部19を有して構成されている。なお、ケーシング10は、合成樹脂材料に限らず他の非磁性材料、例えばアルミ合金で一体成形してもよい。
図2は、ケーシング10を吐出口10b側から見た正面図である。図2に示すように、管状部材11は、流入口10aから吐出口10bまで連続するように内周面11aによって連繋されており、外周側と内周側は完全に仕切られた状態となっている。すなわち、管状部材11内の流路12と収容部17内とは管状部材11によって隔てられており、O−リング等のシール部材を用いることなく、流路12内の冷却液が収容部17内のステータ部30や制御回路部40まで浸入することが防止されている。
第1ガイド部13は、管状部材11の内周面11aのうち流入口10a側の部位から径方向内側に延出する円環部13aと、円環部13aの内径側から径方向内側へ放射状に延出する複数(本例では4本)の軸支材13bと、複数の軸支材13bの径方向内側端部に連繋する円柱状の軸支持部13cとを備えている。軸支材13bは、軸支持部13cを管状部材11の径方向の中心位置に保持している。複数の軸支材13b間には、流体が通り抜けられる隙間が形成されている。
軸支持部13cの中央部には、吐出口10b側に開口するように軸方向に挿入孔13dが凹設されている。そして、この挿入孔13dにロータ部20の回転軸としての回転シャフト24が吐出口10b側から圧入され、軸支持部13cは回転シャフト24の一端側を支持している。軸支材13bは、円環部13aから吐出口10b側へ軸中心側の端部が延出するように傾斜して形成されている。また、軸支持部13cの吐出口10b側の端面には、セラミック製のスラスト軸受14が取り付けられている。
第2ガイド部15は、円環状に形成された円環部15aの内周面から径方向内側へ複数(本例では4本)の軸支材15bが延出しており、この軸支材15bの径方向内側端部にはこれらを連繋する円柱状の軸支持部15cが一体に形成されている。円環部15aの外形寸法は管状部材11の内径寸法と略同程度に設定されており、第2ガイド部15は吐出口10b側から圧入して所定位置に固定することが可能となっている。第2ガイド部15の軸支持部15cの流入口10a側には挿入孔15dが凹設されており、第2ガイド部15を圧入したときに、回転シャフト24の他端部が挿入孔15dに挿入され、第2ガイド部15は圧入された状態で回転シャフト24の他端部を支持することができる。これにより、回転シャフト24の片持ちを避けると共に、インペラ22の抜け止めを行っている。
また、管状部材11の外周側には、外周面のうち第1ガイド部13が形成されている軸方向の位置に相当する部位から径方向外側に延出するように円環状の壁部17aが一体に形成され、壁部17aの径方向外側端部から吐出口10b側へ軸方向に延出するように収容壁17bが形成されている。収容壁17bの軸方向の端部からは、径方向外側へ延出するようにフランジ部17cが一体に形成されている。このように収容部17は、壁部17a,収容壁17b,フランジ部17cによって構成されており、これら及び管状部材11の外周面に囲まれて収容空間18が形成されている。そして、収容空間18は、吐出口10b側が円環状に開口しており、この開口を覆うように蓋部19がフランジ部17cにネジ19aによってネジ留めされている。フランジ部17cには、ネジ孔17dが軸方向に穿設されている。
この収容空間18には、奥側に円環状の基板である制御回路部40が軸方向に挿入されて固定されている。また、開口に近い手前側には鉄心に巻線が巻回されたステータ部30が挿入され固定されている。制御回路部40には、外部電源に接続された給電端子(不図示)が配設されており、ロータ部20に配設された不図示のセンサマグネットと対向して配置された不図示のホール素子と接続されている。そして、制御回路部40は、ステータ部30に所定のタイミングで順次通電することによって回転磁界を発生させ、この回転磁界とロータ部20のマグネット21との磁気相互作用によってロータ部20を所定の回転速度で回転させる。
以上のように本例のケーシング10は、ステータ部30や制御回路部40を配設するため収容部17,流路12を形成する管状部材11,ロータ部20を支持する第1ガイド部13が一体に形成されている。これにより、本例のモータポンプ1は、部品点数が極めて少なく抑えられており、製造コストを低減することができる。また、ステータ部30や制御回路部40を収容するための壁部17aや収容壁17bが管状部材11から延出して一体に形成されているので、熱伝導性が良好となり、放熱効果が向上する。
ロータ部20は、回転することによって流入口10a側から吐出口10b側へ軸方向に冷却液を圧送するインペラ22と、インペラ22の外周側に取り付けられた円筒状のマグネット21と、インペラ22の内周側に同心状に圧入固定されたカーボン製の滑り軸受23と、滑り軸受23と摺動することによってインペラ22を回転可能に軸支する回転シャフト24を主要構成要素としている。インペラ22は、軸流羽根,遠心羽根またはこれらの複合型であってもよい。
マグネット21は、ステータ部30との間で磁気相互作用を及ぼし、回転駆動するために径方向に磁界が向くように磁化されている。そして、異磁性の磁極が周方向に交互に配列されている。
本例のロータ部20は、第1ガイド部13と第2ガイド部15によって両端部が支持固定された回転シャフト24を回動軸として、滑り軸受23,インペラ22,マグネット21が回動可能となっている。
図3を参照して、本例のモータポンプ1の組み付け方法について説明する。まず、管状部材11の内周面11aに第1ガイド部13が一体成形されたケーシング10を形成し、第1ガイド部13の挿入孔13dに、円柱形状の回転シャフト24の一端部を吐出口10b側から圧入固定する。また、このときスラスト軸受14も吐出口10b側から軸支持部13cに取り付ける。
次に、回転シャフト24に同じく吐出口10b側から外周側にマグネット21,内周側に滑り軸受23が一体に取り付けられたインペラ22を挿入し、その後、第2ガイド部15を吐出口10b側から圧入していき、挿入孔15dに回転シャフト24の他端部を挿入して固定する。
また、収容部17に吐出口10b側の開口から制御回路部40、ステータ部30をこの順に挿入して収容部17内に取り付ける。なお、本例では、ステータ部30が制御回路部40よりも吐出口10b側に配置されているが、制御回路部40をステータ部30よりも吐出口10b側に配置するようにモータポンプ1を構成してもよく、この場合は、挿入順は逆になる。そして、制御回路部40、ステータ部30を収容部17内に取り付けた後、蓋部19によって収容部17の吐出口10b側の開口を塞ぎ、蓋部19をフランジ部17cに対して同じく吐出口10b側から軸方向に挿入するネジ19aによってネジ留めする。
このように、本例のモータポンプ1では、ケーシング10に、インペラ22,第2ガイド部15,ステータ部30,蓋部19および制御回路40等を同一方向から挿入又は圧入して組み付けることができ、さらにねじ留め方向も同一に構成されているので、組み付け工程が容易となり組み付け工数を低減することができる。
なお、本例では回転シャフト24がケーシング10とは別体に形成され、軸支持部13cに凹設された挿入孔13dに圧入固定される構成であるが、これに限らず、図4に示すように構成してもよい。すなわち、図4の例では、軸支持部13cの吐出口10b側の側面の軸中心から軸方向に回転シャフト24aが延出するように一体に形成されている。この回転シャフト24aは、ケーシング10を樹脂一体成形するときに同時に形成することができる。この回転シャフト24aによってインペラ22等を回転可能に軸支することができる。このように、回転シャフト24aを一体に形成することによって、部品点数を減少させて、製造コストを低減することができる。
次に、本例のモータポンプ1の動作について説明する。制御回路部40からステータ部30に制御電圧が印加されると、ステータ部30には回転磁界が発生する。この回転磁界によってロータ部20のマグネット21には吸引反発力が働き、ロータ部20は回転シャフト24を回動中心として一方向へ回転し始める。ロータ部20の回転により、インペラ22が回転し、流路12内の冷却水には、流入口10aから吐出口10bへの軸方向の流れが生起される。これにより、冷却水は循環され、不図示のラジエータに冷却水が供給される。
このとき、インペラ22には、冷却水を押し出す反作用で軸方向(流入口10a側)への推力が掛かる。この軸推力によってインペラ22は第1ガイド部13側へ移動し、滑り軸受23の側端面は第1ガイド部13の側面に固定されたスラスト軸受14と摺接する。
これにより、第1ガイド部13はロータ部20からスラスト荷重を受ける。このように、本例のモータポンプ1は、作動中は常時、第1ガイド部13がスラスト荷重を受ける。しかし、本例の第1ガイド部13は、管状部材11と一体に樹脂成形されているので、スラスト荷重によって軸方向に動いてしまうことがない。すなわち、第1ガイド部13が別体に形成され、管状部材11に圧入されている場合には、上記スラスト荷重が第1ガイド部13に常時掛かると、冷却水の温度変化,圧力変化,経年劣化等に起因して第1ガイド部13が軸方向に移動してしまうおそれがあるが、本例では、第1ガイド部13が圧入ではなく一体成形されているため、軸方向に移動することがない。
このように、第1ガイド部13が軸方向に移動してしまうことがないので、ロータ部20は常時、ステータ部30と正対する正規の位置に保持される。ロータ部20がステータ部30と正対する正規の位置に保持されることにより、本例のモータポンプ1は長期間使用しても冷却水の圧送力が低減することがなく、また、騒音の発生が防止される。
また、本例の第1ガイド部13は、円環部13aから軸支材13bが吐出口10b側へ軸中心側の端部が延出するように傾斜して形成されている(すなわち、軸支材13bは軸支持部13cから流入口10a側へ傾斜して円環部13aに連繋している)ので、スラスト軸受14を介して軸支持部13cに掛かるスラスト荷重は、軸支材13bを圧縮する方向に軸支材13bの長さ方向に沿って掛かる。これにより、スラスト荷重に対して十分な強度を確保することができ、第1ガイド部13、特に軸支材13bが破損してしまうことが防止されている。
また、上記実施形態では、ロータ部20を構成する回転シャフト24がケーシング10側に固定された構成であるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、図5に示すように、ロータ部20が、外周側にマグネット21が取り付けられたインペラ22の軸中央に形成された貫通孔22aに回転シャフト24を圧入固定した構成であってもよい。なお、上記実施形態と同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1ガイド部13は、内周面11aに円環部13aが一体に形成され、円環部13aの内周側から放射状に複数の軸支材13bが一体に形成され、これら複数の軸支材13bの径方向内側端部に軸支持部13cが形成されている。この軸支持部13cには、軸方向に貫通する貫通孔13eが形成されており、貫通孔13eに円筒形状の滑り軸受13fが配設されている。また、スラスト軸受14は軸支持部13cの吐出口10b側の側面に取り付けられており、ロータ部20の回転時にインペラ22の流入口10a側の側面と摺接する。
また、第2ガイド部15は、円環部15aの内周側から放射状に複数の軸支材15bが延出し、軸支材15bの端部に軸支持部15cが形成されている。軸支持部15cには軸方向に貫通孔15eが形成され、貫通孔15eに円筒形状の滑り軸受15fが配設されている。
ロータ部20の回転シャフト24は、両端部が第1ガイド部13の滑り軸受13f,第2ガイド部15の滑り軸受15fに挿入支持されており、ロータ部20は滑り軸受13f,15fによって回転可能に軸支されている。
このような構成によっても、ロータ部20の回転時に、スラスト荷重がスラスト軸受14を介して軸支持部13cに掛かり、管状部材11と一体に形成された第1ガイド部13によって、このスラスト荷重を支持することができる。
本発明の一実施形態に係るモータポンプの断面説明図である。 本発明の一実施形態に係るケーシングを吐出口側から見た正面図である。 図1のモータポンプの組み付け手順を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るケーシングの要部断面説明図である。 本発明の他の実施形態に係るモータポンプの要部断面説明図である。
符号の説明
1・・モータポンプ(流体ポンプ)、 10・・ケーシング、 10a・・流入口、 10b・・吐出口、 11・・管状部材、 11a・・内周面、 12・・流路、 13・・第1ガイド部、 13a・・円環部、 13b・・軸支材、 13c・・軸支持部、 13d・・挿入孔、 13e・・貫通孔、 13f・・滑り軸受、 15d・・軸受、 14・・スラスト軸受、 15・・第2ガイド部、 15a・・円環部、 15b・・軸支材、 15c・・軸支持部、 15d・・挿入孔、 15e・・貫通孔、 15f・・滑り軸受、 17・・収容部、 17a・・壁部、 17b・・収容壁、 17c・・フランジ部、 18・・収容空間、 19・・蓋部、 19a・・ネジ、 20・・ロータ部、 21・・マグネット、 22・・インペラ、 22a・・貫通孔、 23・・滑り軸受、 24,24a・・回転シャフト(回転軸)、 30・・ステータ部、 40・・制御回路部

Claims (5)

  1. 流入口から吐出口まで連続する管状部材と、
    該管状部材の内周側に回転可能に軸支されたインペラを有するロータ部と、
    前記管状部材の外周側に前記ロータ部と対向して配設されたステータ部と、を備え、
    前記管状部材の内周側には、内周面から径方向内側に延出し前記インペラの回転軸の一端側を支持する第1ガイド部が一体に形成されると共に、前記ロータ部に対して前記第1ガイド部と軸方向の反対側に前記回転軸の他端側を支持する第2ガイド部が配設され
    前記第1ガイド部は、前記内周面と一体に形成された円環部と、該円環部の内周側から放射状に形成された軸支材と、該軸支材の径方向内側端部に形成された軸支持部と、を有し、
    前記軸支材は前記軸支持部から前記管状部材の流入口側へ傾斜して形成されたことを特徴とする流体ポンプ。
  2. 前記第1ガイド部は前記ロータ部に対して前記管状部材の流入口側に形成され、前記第2ガイド部は前記ロータ部に対して前記管状部材の吐出口側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  3. 前記第2ガイド部は、前記管状部材の内周面に圧入された状態で前記回転軸の他端側を支持してなることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  4. 前記回転軸は、前記第1ガイド部と一体に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  5. 前記管状部材の外周側には、制御回路部が配設され、
    前記管状部材の外周側には、前記ステータ部および前記制御回路部を内部に収容する収容部が前記管状部材の外周面から延出して一体に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
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