JP2005315184A - キャンドモータポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】固定子を保持固定し、鉄損が生じ難く、モータ効率の低下がなく、高温雰囲気でも保持固定力の低下がないキャンドモータポンプを提供する。
【解決手段】キャンドモータポンプ10は、モータハウジング12とキャン44との間が固定子22の収容部分として構成する。固定子はコア鉄心60及びターミナルホルダ62の外周面がモータハウジングの内周面と僅かに離間し、コア鉄心及びターミナルホルダの内周面がキャンの外周面と僅かに離間し、コア鉄心の軸線方向他端面がキャンの底壁45と当接する状態で、ターミナルホルダとモータハウジングとの間を接着し、固定子をモータハウジングに固定する。固定子のモータハウジング及びキャンに対する保持により固定子が圧力を受けず、鉄損が生じ難い。金属(コア鉄心)と樹脂(モータハウジング及びキャン)との線膨張係数に差があっても、固定子のモータハウジング及びキャンに対する保持固定力が低下し難い。
【選択図】図5
【解決手段】キャンドモータポンプ10は、モータハウジング12とキャン44との間が固定子22の収容部分として構成する。固定子はコア鉄心60及びターミナルホルダ62の外周面がモータハウジングの内周面と僅かに離間し、コア鉄心及びターミナルホルダの内周面がキャンの外周面と僅かに離間し、コア鉄心の軸線方向他端面がキャンの底壁45と当接する状態で、ターミナルホルダとモータハウジングとの間を接着し、固定子をモータハウジングに固定する。固定子のモータハウジング及びキャンに対する保持により固定子が圧力を受けず、鉄損が生じ難い。金属(コア鉄心)と樹脂(モータハウジング及びキャン)との線膨張係数に差があっても、固定子のモータハウジング及びキャンに対する保持固定力が低下し難い。
【選択図】図5
Description
本発明はキャンドモータポンプに関する。
モータによって駆動されるポンプのうち、モータの固定子をポンプ部から隔離密閉した構成のキャンドモータポンプが知られている。
この種のキャンドモータポンプは、モータの固定子(コイル)と回転子(マグネット)との間にキャン(密閉容器)を備えており、このキャンによって固定子をポンプ部から隔離密閉しているため、軸封部が無く、揚液の漏れが生じないため、ウォータポンプ等として広く適用されている。
ところで、従来のこのようなウォータポンプとして適用されたキャンドモータポンプでは、装置のハウジングケースとキャンは共に樹脂製でしかも連続して一体に形成されており、両者の間が固定子の収容部分として構成されている。換言すれば、ハウジングケース及びキャンが、固定子の所謂収容枠として機能する構成となっている。さらに、固定子は、当該ハウジングケースとキャンとの間の収容部分に圧入されて保持固定された構成となっている(一例として、特許文献1参照)。
しかしながら、このように固定子を圧入することによってハウジングケースとキャンとの間の収容部分に保持固定する構成では、固定子に圧入による応力が生じ(残留し)、そのため固定子の鉄損が増加してモータの効率が低下する欠点があった。
また、この種のキャンドモータポンプは高温雰囲気で使用される場合が多いが、金属(固定子)と樹脂(ハウジングケースやキャン)との線(熱)膨張係数の違い(差)により前記圧入による保持力が低下し弛む可能性もあった。
特開平9−317682号公報
本発明は上記事実を考慮し、固定子を樹脂製のハウジングケース及びキャンに対して不要な圧力を受けることなく確実に保持固定することができ、固定子の鉄損が生じ難くモータの効率が低下することがなく、しかも、高温雰囲気で使用されても(雰囲気条件に拘わらず)保持固定力が低下(変化)することがないキャンドモータポンプを得ることが目的である。
請求項1に係る発明のキャンドモータポンプは、マグネットを備えた回転子と、前記回転子を回転させるための磁界を発生するコイルが巻装されたコア鉄心と前記コア鉄心の軸線方向一端面に当接された状態で設けられ前記コイルの端末を保持固定する樹脂製のターミナルホルダとから成り、前記回転子の外方に配置された固定子と、樹脂材から成り、軸線方向一端側が開放し、内周側に前記固定子を収容するハウジングケースと、前記ハウジングケースの開放側と反対側に位置し、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、樹脂材から成り、前記ハウジングケースの開放側と反対側に連続して設けられると共に前記固定子と回転子との間に配置され、前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、を備えたキャンドモータポンプであって、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの外周面が前記ハウジングケースの内周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの内周面が前記キャンの外周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心の軸線方向他端面が前記キャンの底面と当接する状態で、前記固定子のターミナルホルダと前記ハウジングケースとを接着剤によって固着して前記固定子を前記ハウジングケースに固定した、ことを特徴としている。
請求項1記載のキャンドモータポンプでは、ハウジングケースとキャンは共に樹脂製でしかも連続して一体に形成されており、両者の間が固定子の収容部分として構成されている。換言すれば、ハウジングケース及びキャンが、固定子の所謂収容枠として機能する構成となっている。
さらに、固定子は、コア鉄心及びターミナルホルダの外周面がハウジングケースの内周面と僅かに離間し、コア鉄心及びターミナルホルダの内周面がキャンの外周面と僅かに離間し、しかも、コア鉄心の軸線方向他端面がキャンの底面と当接する状態で、ターミナルホルダとハウジングケースとが接着剤によって固着されてハウジングケースに固定されている。
このように、固定子のハウジングケース及びキャンに対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。
またしかも、金属(固定子のコア鉄心)と樹脂(ハウジングケース及びキャン)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、すなわち例えば高温雰囲気で使用されても、当該固定子のハウジングケース及びキャンに対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
さらに、固定子とハウジングケース及びキャンとの間には、接着剤による固着前においては僅かな隙間があるため、固定子をハウジングケースとキャンとの間の収容部分に嵌め込み易く、組付け作業性も向上する。
請求項2に係る発明のキャンドモータポンプは、マグネットを備えた回転子と、前記回転子を回転させるための磁界を発生するコイルが巻装されたコア鉄心と前記コア鉄心の軸線方向一端面に当接された状態で設けられ前記コイルの端末を保持固定する樹脂製のターミナルホルダとから成り、前記回転子の外方に配置された固定子と、樹脂材から成り、軸線方向一端側が開放し、内周側に前記固定子を収容するハウジングケースと、前記ハウジングケースの開放側と反対側に位置し、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、樹脂材から成り、前記ハウジングケースの開放側と反対側に連続して設けられると共に前記固定子と回転子との間に配置され、前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、を備えたキャンドモータポンプであって、前記ハウジングケースの内周壁に突起を設け、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの外周面が前記ハウジングケースの内周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの内周面が前記キャンの外周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心の軸線方向他端面が前記キャンの底面と当接する状態で、前記突起を前記ターミナルホルダにカシメて前記固定子を前記ハウジングケースに固定した、ことを特徴としている。
請求項2記載のキャンドモータポンプでは、ハウジングケースとキャンは共に樹脂製でしかも連続して一体に形成されており、両者の間が固定子の収容部分として構成されている。換言すれば、ハウジングケース及びキャンが、固定子の所謂収容枠として機能する構成となっている。
さらに、固定子は、コア鉄心及びターミナルホルダの外周面がハウジングケースの内周面と僅かに離間し、コア鉄心及びターミナルホルダの内周面がキャンの外周面と僅かに離間し、しかも、コア鉄心の軸線方向他端面がキャンの底面と当接する状態で、ハウジングケースの内周壁に設けられた突起がターミナルホルダにカシメられて固定子がハウジングケースに固定されている。
このように、固定子のハウジングケース及びキャンに対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。
またしかも、金属(固定子のコア鉄心)と樹脂(ハウジングケース及びキャン)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、すなわち例えば高温雰囲気で使用されても、当該固定子のハウジングケース及びキャンに対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
さらに、固定子とハウジングケース及びキャンとの間には僅かな隙間があるため、固定子をハウジングケースとキャンとの間の収容部分に嵌め込み易く、組付け作業性も向上する。
請求項3に係る発明のキャンドモータポンプは、請求項1または請求項2記載のキャンドモータポンプにおいて、前記固定子のコア鉄心の外周面及び前記ハウジングケースの内周面のうち何れか一方に設けられた凹部と、何れか他方に設けられ前記凹部に嵌合する凸部と、を備え、かつ、前記凹部及び凸部は、前記コア鉄心及びハウジングケースの軸方向に沿って相対移動可能でかつ周方向に移動不能に設定されている、ことを特徴としている。
請求項3記載のキャンドモータポンプでは、凹部及び凸部が互いに嵌合することで固定子のコア鉄心はハウジングケースに対し周方向に移動不能、すなわち回り止め状態とされる。したがって、固定子のハウジングケース及びキャンに対する保持固定が一層確実なものとなる。
さらに、凹部及び凸部は互いに嵌合状態であってもコア鉄心及びハウジングケースの軸方向に沿って相対移動可能であるため、固定子をハウジングケースとキャンとの間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込みが可能であり、組付けが阻害されることはない。
請求項4に係る発明のキャンドモータポンプは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のキャンドモータポンプにおいて、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの前記軸線方向一端当接面のうち何れか一方に設けられた凹部と、何れか他方に設けられ前記凹部に嵌合する凸部と、を備え、かつ、前記凹部及び凸部は、前記コア鉄心及びターミナルホルダの周方向に移動不能に設定されている、ことを特徴としている。
請求項4記載のキャンドモータポンプでは、凹部及び凸部が互いに嵌合することで固定子のコア鉄心はターミナルホルダに対し周方向に移動不能、すなわち回り止め状態とされる。したがって、固定子のコア鉄心の保持固定が一層確実なものとなる。
図1には本発明の第1の実施の形態に係るキャンドモータポンプ10の全体構成が断面図にて示されている。
キャンドモータポンプ10は、ハウジングケースとしてのモータハウジング12及びポンプハウジング16を備えており、モータ部18及びポンプ部20によって構成されている。
モータ部18を構成するモータハウジング12は、樹脂材によって全体として略円筒形で、軸線方向一端側(図1左方側)が開放して形成されている。また、このモータハウジング12には、キャン44が一体に連続して形成されている。キャン44は、モータハウジング12と同様に、樹脂材から成っており、その一端部(底壁45)がモータハウジング12の側にも延出されてモータハウジング12に連続して一体化された構成となっており、これにより、モータハウジング12及びキャン44は、両者の間が後述する固定子22の収容部分として構成されている。換言すれば、モータハウジング12及びキャン44が、固定子22の所謂収容枠として機能する構成となっている。
このモータ部18は、固定子22(電機子ステータ)と回転子24(マグネットロータ)とを有している。図2乃至図4に詳細に示す如く、固定子22は、磁界を発生するための巻線58(コイル)が周囲に巻装されたコア鉄心60(ステータコア)と、このコア鉄心60の軸線方向一端面に当接された状態で設けられ巻線58の端末を保持固定する樹脂製のターミナルホルダ62とによって構成されている。コア鉄心60の周囲壁には、軸線方向に沿い前記一端当接面に開放する凹部64が設けられており、また、ターミナルホルダ62の前記軸線方向一端当接面周縁には、凹部64に嵌合する凸部66が設けられている。コア鉄心60とターミナルホルダ62とは、凸部66が凹部64に嵌合した状態で互いに当接し合っており、これにより、コア鉄心60とターミナルホルダ62とは互いに周方向には相対移動ができないように構成されている。
なお、前記凹部64をターミナルホルダ62に設けると共に凸部66をコア鉄心60に設ける構成としてもよい。
またさらに、コア鉄心60の周囲壁には、前記軸線方向に沿って凹部68が設けられており、また、モータハウジング12の内周面には、凹部68に嵌合する凸部70が設けられている。凹部68と凸部70が嵌合した状態では、コア鉄心60はモータハウジング12の軸方向に沿って相対移動可能でかつ周方向には移動できないように構成されている。
なお、前記凹部68をターミナルホルダ62に設けると共に凸部70をコア鉄心60に設ける構成としてもよい。
さらに、ターミナルホルダ62の周囲壁には、複数箇所(本第1の実施の形態においては、3カ所)に、軸線方向に沿い前記一端当接面に開放する凹部72が設けられている。この凹部72は、後に詳述する如く固定子22をモータハウジング12内に収容配置する際に利用される。
以上の構成の固定子22は、モータハウジング12の内周側のキャン44との間に収容配置されている。この場合、コア鉄心60の凹部68がモータハウジング12の凸部70に嵌合することで、モータハウジング12の軸方向に沿って相対移動可能でかつ周方向には移動不能に収容されており、またしかも、固定子22は、キャン44によって、キャン44の内方及びポンプ部20から隔離密閉されている。
ここで、固定子22(コア鉄心60及びターミナルホルダ62)は、モータハウジング12とキャン44との間の収容部分に保持固定された構成となっているが、図5に概略的に示す如く(なお、図5においては、各部の詳細を省略しかつ主要部を誇張して描いている)、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の外周面がモータハウジング12の内周面と僅かに離間し、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の内周面がキャン44の外周面と僅かに離間し、さらに、コア鉄心60の軸線方向他端面がキャン44の底壁45と当接する状態で、しかも、ターミナルホルダ62とモータハウジング12とを接着剤Sによって固着することで、この固定子22をモータハウジング12に固定した構成となっている。
一方、モータ部18の回転子24は、固定子22の内方側に位置し、ポンプハウジング16に取り付けられた支軸26に軸受28を介して回転可能に支持されており、この支軸26周りに回転する。
ここで、図6には、回転子24(マグネットロータ)単体の構成が断面図にて示されている。回転子24は、樹脂製のロータ本体30と、このロータ本体30の周囲に一体にモールド成形により設けられたバックヨーク32及び希土類永久磁石34と、モールド樹脂部36と、によって構成されている。
ロータ本体30は、全体として略円筒形に構成されており、磁石嵌合部38が形成されている。この磁石嵌合部38に、バックヨーク32及び希土類永久磁石34が一体に設けられている。バックヨーク32は、磁性体によって全体としてリング状に形成されている。また、希土類永久磁石34は、リング状に形成されており、バックヨーク32の外周に一体に設けられている。
また、磁石嵌合部38の軸方向前方側(図6右方側)には、2つのリブ40が一体に形成されている。これらのリブ40は、径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続して形成されており、軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられている。またさらに、磁石嵌合部38の軸方向後方側(図6左方側)には、2つのリブ42が一体に形成されている。これらのリブ42も、外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続して形成されており、互いに隣接して二重に設けられている。
一方、モールド樹脂部36は、図6に示す如く、バックヨーク32及び希土類永久磁石34並びにリブ40及びリブ42を外方から被覆するように、ロータ本体30に一体にモールド成形されている。
このように、回転子24は、ロータ本体30及びモールド樹脂部36の内部にバックヨーク32及び希土類永久磁石34が一体にモールド成形された構成となっている。
また、キャン44の後端側(図1左方側)には、Oリング46を介して放熱板48が接続されており、キャン44の内方側(回転子24の側)を密閉封止している。さらに、放熱板48の裏面側には、回路素子50が設けられている。
一方、モータ部18の側方(モータハウジング12の開放側と反対側)にはポンプ部20が配置されている。ポンプ部20を構成するポンプハウジング16は、樹脂製で、モータハウジング12にOリング14を介して接続されている。また、ポンプ部20は、モータ部18の回転子24(ロータ本体30)に連結されたインペラ52を有しており、回転子24と共にインペラ52が回転することで、吸入孔54から揚液を吸い込み、吐出孔56から吐出する構成となっている。
次に本第1の実施の形態の作用を説明する。
上記構成のキャンドモータポンプ10では、モータハウジング12とキャン44は共に樹脂製でしかも連続して一体に形成されており、両者の間が固定子22の収容部分として構成されている。換言すれば、モータハウジング12及びキャン44が、固定子22の所謂収容枠として機能する構成となっている。
ここで、固定子22を当該収容部分に挿入し保持固定する際には、図3に示す如く、コア鉄心60の凹部68をモータハウジング12の凸部70に嵌合させながら、ターミナルホルダ62の周囲壁に設けられた凹部72を所謂「へら」等の工具によって押し込んでモータハウジング12の軸方向に沿って移動させる。これにより、固定子22は、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の外周面がモータハウジング12の内周面と僅かに離間し、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の内周面がキャン44の外周面と僅かに離間し、しかも、コア鉄心60の軸線方向他端面がキャン44の底壁45と当接する状態とする。さらにこの状態で、ターミナルホルダ62とモータハウジング12との間に接着剤Sを挿入して固着することで、固定子22がモータハウジング12に固定される。
なおこの場合、ターミナルホルダ62の周囲壁に設けられた凹部72を介して接着剤を挿入すると好適であるが、これに限らず、ターミナルホルダ62の全周囲に亘って接着剤を行き渡らせると一層効果的である。
このように、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子22が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。
またしかも、金属(固定子22のコア鉄心60)と樹脂(モータハウジング12及びキャン44)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、すなわち例えば高温雰囲気で使用されても、当該固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
さらに、固定子22とモータハウジング12及びキャン44との間には、接着剤による固着前においては僅かな隙間があるため、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に嵌め込み易く、組付け作業性も向上する。
また、このキャンドモータポンプ10では、凹部68及び凸部70が互いに嵌合することで固定子22のコア鉄心60はモータハウジング12に対し周方向に移動不能、すなわち回り止め状態とされる。したがって、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定が一層確実なものとなる。
さらに、凹部68及び凸部70は互いに嵌合状態であってもコア鉄心60及びモータハウジング12の軸方向に沿って相対移動可能であるため、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込みが可能であり、組付けが阻害されることはない。
またさらに、このキャンドモータポンプ10では、凹部64及び凸部66が互いに嵌合することで固定子22のコア鉄心60はターミナルホルダ62に対し周方向に移動不能、すなわち回り止め状態とされる。したがって、固定子22のコア鉄心60の保持固定が一層確実なものとなる。
このように、本第1の実施の形態に係るキャンドモータポンプ10では、固定子22を樹脂製のモータハウジング12及びキャン44に対して不要な圧力を受けることなく確実に保持固定することができ、固定子22の鉄損が生じ難くモータの効率が低下することがなく、しかも、高温雰囲気で使用されても(雰囲気条件に拘わらず)保持固定力が低下(変化)することがない。
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。
なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
図7には、第2の実施の形態に係るキャンドモータポンプ80の固定子22及びモータハウジング12の構成が概略的な断面図にて示されている(なお、図7においては、図5と同様に、各部の詳細を省略しかつ主要部を誇張して描いている)。
このキャンドモータポンプ80では、ハウジングケースとしてのモータハウジング12の内周壁には、楔形状の突起82が突出して設けられている。この突起82は、固定子22のターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分に対応しており、若干の撓み変形可能でありターミナルホルダ62に係合することで抜け止め機能を発揮する構成となっている。
このキャンドモータポンプ80では、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に挿入し保持固定する際には、突起82が若干の撓み変形することで、固定子22がモータハウジング12の軸方向に沿って移動される。これにより、固定子22は、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の外周面がモータハウジング12の内周面と僅かに離間し、コア鉄心60及びターミナルホルダ62の内周面がキャン44の外周面と僅かに離間し、しかも、コア鉄心60の軸線方向他端面がキャン44の底壁45と当接する状態とする。この状態では、突起82が、ターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分に係合して、当該固定子22の抜け止めが成されて、固定子22がモータハウジング12に固定される。
このように、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子22が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。
またしかも、金属(固定子22のコア鉄心60)と樹脂(モータハウジング12及びキャン44)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、当該固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
さらに、固定子22とモータハウジング12及びキャン44との間には僅かな隙間があるため、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に嵌め込み易く、組付け作業性も向上する。
また、このキャンドモータポンプ80においても、凹部68及び凸部70が互いに嵌合することで固定子22のコア鉄心60はモータハウジング12に対し周方向に移動不能、すなわち回り止め状態とされる。したがって、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定が一層確実なものとなる。
さらに、凹部68及び凸部70は互いに嵌合状態であってもコア鉄心60及びモータハウジング12の軸方向に沿って相対移動可能であるため、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込みが可能であり、組付けが阻害されることはない。
このように、本第2の実施の形態に係るキャンドモータポンプ80では、固定子22を樹脂製のモータハウジング12及びキャン44に対して不要な圧力を受けることなく確実に保持固定することができ、固定子22の鉄損が生じ難くモータの効率が低下することがなく、しかも、高温雰囲気で使用されても(雰囲気条件に拘わらず)保持固定力が低下(変化)することがない。
なお、前述した第2の実施の形態において、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込んだ状態で更に、ターミナルホルダ62とモータハウジング12との間に接着剤Sを挿入することによって固着する構成とすれば、固定子22の固定が一層強固に成される。
次に、図8には、第3の実施の形態に係るキャンドモータポンプ90の固定子22及びモータハウジング12の構成が概略的な断面図にて示されている(なお、図8においては、図5及び図7と同様に、各部の詳細を省略しかつ主要部を誇張して描いている)。
このキャンドモータポンプ90は、基本的には前述した第2の実施の形態に係るキャンドモータポンプ80と基本的に同様の構成であるが、モータハウジング12の内周壁に形成された突起92が、ターミナルホルダ62に溶着または熱カシメされることで、固定子22がモータハウジング12に固定された構成となっている。
したがって、このキャンドモータポンプ90においても、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子22が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。またしかも、金属(固定子22のコア鉄心60)と樹脂(モータハウジング12及びキャン44)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、当該固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
なお、前述した第3の実施の形態においても、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込んだ状態で更に、ターミナルホルダ62とモータハウジング12との間に接着剤Sを挿入することによって固着する構成とすれば、固定子22の固定が一層強固に成される。
次に、図9(A)及び図9(B)には、第4の実施の形態に係るキャンドモータポンプ100の固定子22及びモータハウジング12の構成が概略的な断面図にて示されている(なお、図9(A)及び図9(B)においては、図5及び図7、図8と同様に、各部の詳細を省略しかつ主要部を誇張して描いている)。
このキャンドモータポンプ100は、基本的には前述した第2の実施の形態に係るキャンドモータポンプ80と基本的に同様の構成であるが、前述した各実施の形態におけるモータハウジング12の凸部70は省略された構成となっており、固定子22はモータハウジング12に対し周方向に沿って若干の相対移動が可能となっている。またしかも、コア鉄心60の周囲壁に設けられた凹部68及びターミナルホルダ62の周囲壁に設けられた凹部72とは、軸緯線方向に沿って連続して形成された構成となっている。
また、このキャンドモータポンプ100では、モータハウジング12の内周壁に、箱形状の突起102が突出して設けられている。この突起102は、固定子22のコア鉄心60の凹部68及びターミナルホルダ62の凹部72に対応しておりこれらの凹部68及び凹部72内に相対移動可能に嵌入することができ、しかも、ターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分にも対応しており、ターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分に係合することで抜け止め機能を発揮する構成となっている。
このキャンドモータポンプ100では、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に挿入し保持固定する際には、突起102を固定子22の凹部68及び凹部72内に嵌入し、この状態で固定子22がモータハウジング12の軸方向に沿って移動され、コア鉄心60の軸線方向他端面がキャン44の底壁45と当接する状態とする。さらに、この状態で、固定子22をモータハウジング12に対し周方向に沿って若干量だけ相対移動させる。これにより、突起102が、ターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分に係合して、当該固定子22の抜け止めが成されて、固定子22がモータハウジング12に固定される。
このように、固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定(抜止め及び回止め)のための構造において当該固定子22が圧力を不要に受けることがないので、鉄損が生じ難い。したがって、モータ効率の低下を防止することができる。またしかも、金属(固定子22のコア鉄心60)と樹脂(モータハウジング12及びキャン44)との線(熱)膨張係数に違い(差)があっても、当該固定子22のモータハウジング12及びキャン44に対する保持固定力(抜止め及び回止め力)が低下(変化)し難い。
なお、前述した第4の実施の形態においても、固定子22をモータハウジング12とキャン44との間の収容部分に軸方向に沿って嵌め込んだ状態で更に、ターミナルホルダ62とモータハウジング12との間に接着剤Sを挿入することによって固着する構成とすれば、固定子22の固定が一層強固に成される。
またしかも、突起102がターミナルホルダ62の軸線方向一端周縁部分に係合する状態とした後に、更に当該突起102をターミナルホルダ62に溶着または熱カシメして固定する構成とすれば、固定子22の固定が更により一層強固に成される。
10・・キャンドモータポンプ、12・・モータハウジング(ハウジングケース)、16・・ポンプハウジング、18・・モータ部、20・・ポンプ部、22・・固定子、24・・回転子、34・・希土類永久磁石(マグネット)、44・・キャン、52・・インペラ、58・・巻線、60・・コア鉄心、62・・ターミナルホルダ、64・・凹部、66・・凸部、68・・凹部、70・・凸部、72・・凹部、S・・接着剤
Claims (4)
- マグネットを備えた回転子と、
前記回転子を回転させるための磁界を発生するコイルが巻装されたコア鉄心と前記コア鉄心の軸線方向一端面に当接された状態で設けられ前記コイルの端末を保持固定する樹脂製のターミナルホルダとから成り、前記回転子の外方に配置された固定子と、
樹脂材から成り、軸線方向一端側が開放し、内周側に前記固定子を収容するハウジングケースと、
前記ハウジングケースの開放側と反対側に位置し、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、
樹脂材から成り、前記ハウジングケースの開放側と反対側に連続して設けられると共に前記固定子と回転子との間に配置され、前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、
を備えたキャンドモータポンプであって、
前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの外周面が前記ハウジングケースの内周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの内周面が前記キャンの外周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心の軸線方向他端面が前記キャンの底面と当接する状態で、前記固定子のターミナルホルダと前記ハウジングケースとを接着剤によって固着して前記固定子を前記ハウジングケースに固定した、
ことを特徴とするキャンドモータポンプ。 - マグネットを備えた回転子と、
前記回転子を回転させるための磁界を発生するコイルが巻装されたコア鉄心と前記コア鉄心の軸線方向一端面に当接された状態で設けられ前記コイルの端末を保持固定する樹脂製のターミナルホルダとから成り、前記回転子の外方に配置された固定子と、
樹脂材から成り、軸線方向一端側が開放し、内周側に前記固定子を収容するハウジングケースと、
前記ハウジングケースの開放側と反対側に位置し、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、
樹脂材から成り、前記ハウジングケースの開放側と反対側に連続して設けられると共に前記固定子と回転子との間に配置され、前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、
を備えたキャンドモータポンプであって、
前記ハウジングケースの内周壁に突起を設け、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの外周面が前記ハウジングケースの内周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの内周面が前記キャンの外周面と僅かに離間し、前記固定子のコア鉄心の軸線方向他端面が前記キャンの底面と当接する状態で、前記突起を前記ターミナルホルダにカシメて前記固定子を前記ハウジングケースに固定した、
ことを特徴とするキャンドモータポンプ。 - 前記固定子のコア鉄心の外周面及び前記ハウジングケースの内周面のうち何れか一方に設けられた凹部と、何れか他方に設けられ前記凹部に嵌合する凸部と、を備え、かつ、
前記凹部及び凸部は、前記コア鉄心及びハウジングケースの軸方向に沿って相対移動可能でかつ周方向に移動不能に設定されている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のキャンドモータポンプ。 - 前記固定子のコア鉄心及びターミナルホルダの前記軸線方向一端当接面のうち何れか一方に設けられた凹部と、何れか他方に設けられ前記凹部に嵌合する凸部と、を備え、かつ、
前記凹部及び凸部は、前記コア鉄心及びターミナルホルダの周方向に移動不能に設定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のキャンドモータポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004134554A JP2005315184A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | キャンドモータポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004134554A JP2005315184A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | キャンドモータポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2004134554A Abandoned JP2005315184A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | キャンドモータポンプ |
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---|---|
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Cited By (4)
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KR101543075B1 (ko) | 2013-07-18 | 2015-08-10 | 현대자동차주식회사 | 캔드 모터 펌프 |
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-
2004
- 2004-04-28 JP JP2004134554A patent/JP2005315184A/ja not_active Abandoned
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