JP2009232658A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、部品点数を増加させることなく、強度を有する支持部を形成することによりステータが発生する振動を確実に抑制することが可能な回転電機を提供することにある。
【解決手段】ステータ部1Aと、ロータ2と、回転軸3と、ハウジング4と、エンドフレーム5と、を備えた電磁加振力が楕円モードとなる回転電機Mに関する。
ハウジング4内壁面にはステータ部1Aが固定されるとともに、ステータ部1Aが固定されたハウジング4及びステータ部1Aを一体的にモールド成型することによりモールド部1Bが形成されており、モールド部1Bの外壁面には、外側方向に突出した複数の支持部1cが、モールド成型により奇数個一体的に形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ステータ部1Aと、ロータ2と、回転軸3と、ハウジング4と、エンドフレーム5と、を備えた電磁加振力が楕円モードとなる回転電機Mに関する。
ハウジング4内壁面にはステータ部1Aが固定されるとともに、ステータ部1Aが固定されたハウジング4及びステータ部1Aを一体的にモールド成型することによりモールド部1Bが形成されており、モールド部1Bの外壁面には、外側方向に突出した複数の支持部1cが、モールド成型により奇数個一体的に形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は回転電機に係り、特にステータが発生する振動を確実に抑制することが可能な回転電機に関する。
従来より、回転電機において、駆動時の振動を抑制することは重要な課題であった。
このように回転電機の振動を抑制することにより、駆動時に発生する騒音を抑制することができる。
回転電機の振動を抑制するための方法として、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように回転電機の振動を抑制することにより、駆動時に発生する騒音を抑制することができる。
回転電機の振動を抑制するための方法として、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術では、フレーム本体の内側にフレーム骨(リブ)が形成されており、このフレーム骨により、固定子鉄心を支持するように構成されている。
このフレーム骨は偶数個(6個)形成されているが、これらは不等間隔に配置されている。
また、第2の実施例では、フレーム骨は奇数個(5個)等間隔配置されている。
このように、構成されているため、フレーム骨の配置が偶数均等配置ではなくなり、電磁加振力の加振モードとフレームの固有振動モードが一致することがなくなる。
よって、共振の発生を有効に防止することができる。
つまり、固定子鉄心をフレーム骨部分で支持することにより、共振の発生を有効に防止することができる。
このフレーム骨は偶数個(6個)形成されているが、これらは不等間隔に配置されている。
また、第2の実施例では、フレーム骨は奇数個(5個)等間隔配置されている。
このように、構成されているため、フレーム骨の配置が偶数均等配置ではなくなり、電磁加振力の加振モードとフレームの固有振動モードが一致することがなくなる。
よって、共振の発生を有効に防止することができる。
つまり、固定子鉄心をフレーム骨部分で支持することにより、共振の発生を有効に防止することができる。
しかし、特許文献1に開示された技術では、モータ構造(ステータ部分)が、軸方向に長い場合には、強度が不十分となり、ステータが発生する振動に耐えられず、共振が発生してしまうとういう問題点があった。
また、モータケースを鉄等の材質で製作した場合には、支持部分を形成するために加工コストが上昇するという問題点がある。
また、モータケースを鉄等の材質で製作した場合には、支持部分を形成するために加工コストが上昇するという問題点がある。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、部品点数を増加させることなく、強度を有する支持部を形成することによりステータが発生する振動を確実に抑制することが可能な回転電機に関する。
上記課題は、本発明に係る回転電機によれば、コイルが巻装されたステータ部と、該ステータ部内壁面と対向するように配設されたロータと、該ロータを軸方向に貫通するとともに前記ロータの回転力を伝達する回転軸と、前記ステータ部及び前記ロータを被覆するハウジングと、前記回転軸を突出させた状態で前記ハウジングの開口部を被覆するエンドフレームと、を備えた電磁加振力が楕円モードとなる回転電機であって、前記ハウジング内壁面には前記ステータ部が固定されるとともに、該ステータ部が固定された前記ハウジング及び前記ステータ部を一体的にモールド成型することによりモールド部が形成されており、前記モールド部の外壁面には、外側方向に突出した複数の支持部が、前記モールド成型により奇数個一体的に形成されていることにより解決される。
このように、本発明においては、ステータ部とハウジングを一体的にモールド成型することにより形成されたモールド部の外壁面に、外側に突出した複数の支持部を成型する。
この支持部は、補強部材となり、電磁加振力を抑制することができる。
また、この支持部は奇数個形成されており、これにより、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
つまり、例えば、10極12スロットのインナーロータ型モータや14極12スロットのインナーロータ型モータに有効に適用される。
更に、モールド成型により支持部が一体形成されるため、低コストでモータ製作が可能になる。
この支持部は、補強部材となり、電磁加振力を抑制することができる。
また、この支持部は奇数個形成されており、これにより、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
つまり、例えば、10極12スロットのインナーロータ型モータや14極12スロットのインナーロータ型モータに有効に適用される。
更に、モールド成型により支持部が一体形成されるため、低コストでモータ製作が可能になる。
また、このとき、前記奇数個の支持部は、等間隔に形成されていると、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を、更に有効に抑制することができるため好適である。
更に、このとき、前記ハウジングは、有底略筒状の部材であり、前記支持部は、前記ハウジングの外壁面を被覆するように、前記ハウジングの開口端部から前記ハウジングの底面部に向かって、突縁状のリブとして、奇数個等間隔に形成されていると好適である。
このように、構成されていると、支持部である複数の突縁状のリブでハウジングの側面部を確実にホールドすることができるため、回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
このように、構成されていると、支持部である複数の突縁状のリブでハウジングの側面部を確実にホールドすることができるため、回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
また、このとき、前記ハウジングは、有底略筒状の部材であり、前記ハウジングの開口側端部と前記エンドフレームとの間には、前記モールド部の一部が介在していると好適である。
このように構成されているため、エンドフレームとハウジング間にモールド材が緩衝材として介在することとなり、軸方向の振動を有効に抑制することができる。
また、エンドフレームとハウジングとの間に介在するモールド材により、ハウジングの内部と外部が連通するため、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に効率良く放熱することができる。
このように構成されているため、エンドフレームとハウジング間にモールド材が緩衝材として介在することとなり、軸方向の振動を有効に抑制することができる。
また、エンドフレームとハウジングとの間に介在するモールド材により、ハウジングの内部と外部が連通するため、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に効率良く放熱することができる。
更に、このとき、前記支持部は、偶数個の突起部と、一個のコネクタとで構成されていると、コネクタが支持部としても機能するため好適である。
また、このとき、前記偶数個の突起部のうち隣接する前記突起部の幅方向各中心点間の距離と、前記コネクタの幅方向の中心と、前記コネクタと隣接する前記突起部の幅方向の中心点との距離は、いずれも等しいように構成されていると、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を、更に有効に抑制することができるため好適である。
また、このとき、前記偶数個の突起部のうち隣接する前記突起部の幅方向各中心点間の距離と、前記コネクタの幅方向の中心と、前記コネクタと隣接する前記突起部の幅方向の中心点との距離は、いずれも等しいように構成されていると、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を、更に有効に抑制することができるため好適である。
本発明によれば、ステータ部をモールド加工し、このモールド時にハウジングを支持するための支持部をモールド材により複数形成する。
この支持部により、ステータ部が保持されたハウジングが確実にホールドされるため、ステータ部が発生する振動(電磁加振力)を確実に抑制することができる。
また、この支持部は奇数個形成されており、これにより、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
つまり、本発明は、例えば、10極12スロットのインナーロータ型モータや14極12スロットのインナーロータ型モータに有効に適用される。
更に、エンドフレームとハウジングとの間にもまたモールド材が介在するため、このエンドフレームとハウジングとの間のモールド材が緩衝材となり、軸方向の振動を有効に抑制することができる。
この支持部により、ステータ部が保持されたハウジングが確実にホールドされるため、ステータ部が発生する振動(電磁加振力)を確実に抑制することができる。
また、この支持部は奇数個形成されており、これにより、電磁加振力が楕円モードとなる回転電機の電磁加振力を有効に抑制することができる。
つまり、本発明は、例えば、10極12スロットのインナーロータ型モータや14極12スロットのインナーロータ型モータに有効に適用される。
更に、エンドフレームとハウジングとの間にもまたモールド材が介在するため、このエンドフレームとハウジングとの間のモールド材が緩衝材となり、軸方向の振動を有効に抑制することができる。
また、エンドフレームとハウジングとの間にモールド材が介在することにより、モータの温度上昇を抑制することができる。
これは、ハウジングの内部と外部がモールド材により連続していることにより(エンドフレームとハウジングとの間に介在するモールド材が境界の連続部になる)、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に放熱することができるためである。
更に、モータケースを支持するための支持部は、モールドで一体形成できるため、部品点数が増加することがなく、モータの製造コストが上昇することを、有効に防止することができる。
これは、ハウジングの内部と外部がモールド材により連続していることにより(エンドフレームとハウジングとの間に介在するモールド材が境界の連続部になる)、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に放熱することができるためである。
更に、モータケースを支持するための支持部は、モールドで一体形成できるため、部品点数が増加することがなく、モータの製造コストが上昇することを、有効に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、部品点数を増加させることなく、強度を有する支持部を形成することによりステータ部が発生する振動を確実に抑制することが可能な回転電機に関するものである。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、部品点数を増加させることなく、強度を有する支持部を形成することによりステータ部が発生する振動を確実に抑制することが可能な回転電機に関するものである。
図1乃至図8は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1はモータの断面図、図2はハウジング及びモールド部を示す斜視図、図3は図1をA方向から見た平面図、図4はハウジングとステータの分解図、図5はモールドフランジ部へのハウジングフランジ部配設状態を示す説明図、図6はリブへの差込部の配設状態を示す説明図、図7はモールド材の放熱作用を示す説明図、図8はリブ及びコネクタの形成位置を示す説明図である。
図1に本実施形態に係る回転電機としてのモータMの構成を説明する。
本実施形態に係るモータMは、電磁加振力が楕円モードとなるインナーロータ型のブラシレスモータである。
電磁加振力が楕円モードとなるモータとしては、例えば、10極12スロットのモータや14極12スロットのモータが挙げられる。
本実施形態に係るモータMは、電磁加振力が楕円モードとなるインナーロータ型のブラシレスモータである。
電磁加振力が楕円モードとなるモータとしては、例えば、10極12スロットのモータや14極12スロットのモータが挙げられる。
本実施形態に係るモータMは、ステータ1、ロータ2、回転軸3、ハウジング4、エンドフレーム5、を主要構成要素としている。
本実施形態に係るステータ1は、ステータ部1Aと、モールド部1Bとで構成されている。
本実施形態に係るステータ部1Aは、円環部から中心方向へ向けて突出した複数のティースを含む所定形状に打ち抜かれた薄板を複数毎積層することにより形成されている。
このステータ1のティース部Tには、ホルダ11を介してコイルとしての巻線12が巻回されている。
本実施形態に係るステータ1は、ステータ部1Aと、モールド部1Bとで構成されている。
本実施形態に係るステータ部1Aは、円環部から中心方向へ向けて突出した複数のティースを含む所定形状に打ち抜かれた薄板を複数毎積層することにより形成されている。
このステータ1のティース部Tには、ホルダ11を介してコイルとしての巻線12が巻回されている。
本実施形態に係るモールド部1Bは、樹脂で構成されており、ステータ部1A及び後述するハウジング4の一部を被覆するように形成される。
このモールド部1Bの形状は、略円筒形状であり、その側壁部分には、ステータ部1Aのティース部Tに嵌入されたホルダ11の立ち上がり部内周面11a(ホルダ11のうちで、ティース部Tに巻き付く部分から起立している壁のロータ2対向側の面)及び、ステータ部1Aの内周壁面(ロータ2と対向する面)を露出させた状態で埋設されている。
以下、ステータ部1Aが埋設されている部分を「ステータ埋設部1a」と記す。
このモールド部1Bの形状は、略円筒形状であり、その側壁部分には、ステータ部1Aのティース部Tに嵌入されたホルダ11の立ち上がり部内周面11a(ホルダ11のうちで、ティース部Tに巻き付く部分から起立している壁のロータ2対向側の面)及び、ステータ部1Aの内周壁面(ロータ2と対向する面)を露出させた状態で埋設されている。
以下、ステータ部1Aが埋設されている部分を「ステータ埋設部1a」と記す。
また、自由端周縁部(ハウジング4の開口部が配設される側の周縁部)にはフランジ状のモールドフランジ部1bが形成されるとともに、外壁部分には、複数のリブ1c、及びコネクタ1dが一体的に形成されている。
このリブ1cが、支持部に相当する。
この複数のリブ1c、モールドフランジ部1b、及びコネクタ1dの詳細な形成箇所等に関しては、後述する。
このリブ1cが、支持部に相当する。
この複数のリブ1c、モールドフランジ部1b、及びコネクタ1dの詳細な形成箇所等に関しては、後述する。
本実施形態に係るロータ2は、略円筒状部材で、ステータ1のティース部T自由端面側と対向するようにマグネット22が埋設されている。
また、ロータ2の中央部には、回転軸3が貫通している。
この回転軸3は、出力軸側ベアリング6及び対向側ベアリング7に支承されている。
この出力軸側ベアリング6及び対向側ベアリング7は公知のボールベアリングであり、出力軸側ベアリング6は回転軸3の出力軸側端部に配設されるとともに、対向側ベアリング7は回転軸3の他端部側に配設され、回転軸3を回転自在に支承している。
また、ロータ2の中央部には、回転軸3が貫通している。
この回転軸3は、出力軸側ベアリング6及び対向側ベアリング7に支承されている。
この出力軸側ベアリング6及び対向側ベアリング7は公知のボールベアリングであり、出力軸側ベアリング6は回転軸3の出力軸側端部に配設されるとともに、対向側ベアリング7は回転軸3の他端部側に配設され、回転軸3を回転自在に支承している。
本実施形態に係るハウジング4は、ステータ1及びロータ2等を被覆するための有底略筒形状の部材であり、その内周面には、ステータ1が固定されている。
ハウジング4の底面には、筒状の開口部41が形成されており、この開口部41に対向側ベアリング7が配設される。
なお、対向側ベアリング7は、その上面側にはウエーブワッシヤWが配設されており、この対向側ベアリング7を押圧固定している。
ハウジング4の底面には、筒状の開口部41が形成されており、この開口部41に対向側ベアリング7が配設される。
なお、対向側ベアリング7は、その上面側にはウエーブワッシヤWが配設されており、この対向側ベアリング7を押圧固定している。
また、後述するが、ハウジング4の自由端部周縁部には、フランジ状のハウジングフランジ部4aが、折り曲げ加工により5箇所形成されている。
このハウジング4は、ステータ1のモールド部1Bと一体的にモールドされるが、このとき、モールド部1Bに形成されたリブ1cに整合する位置には、ハウジングフランジ部4aは形成されていない(以下、この部分を「差込部4b」と記す)。
このハウジング4は、ステータ1のモールド部1Bと一体的にモールドされるが、このとき、モールド部1Bに形成されたリブ1cに整合する位置には、ハウジングフランジ部4aは形成されていない(以下、この部分を「差込部4b」と記す)。
本実施形態に係るエンドフレーム5は、平板状の部材であり、ハウジング4の出力軸側の開口部を被覆するように配設される。
このエンドフレーム5の中央部には、筒状の出力軸側開口部51が形成されており、この出力軸側開口部51に出力軸側ベアリング6が配設される。
このエンドフレーム5の中央部には、筒状の出力軸側開口部51が形成されており、この出力軸側開口部51に出力軸側ベアリング6が配設される。
このように、本実施形態に係るモータMは、ハウジング4内壁面にステータ1を支持した状態で、そのステータ1の内部中央部にロータ2が配設されて形成される。
ステータ1のステータ部1Aは、ハウジング4の内壁面に焼き嵌め(圧入、接着でも可)られる。この後、モールド成型を行うことよりモールド部1Bが形成され、ステータ1とハウジング4が一体化する。
ステータ1のステータ部1Aは、ハウジング4の内壁面に焼き嵌め(圧入、接着でも可)られる。この後、モールド成型を行うことよりモールド部1Bが形成され、ステータ1とハウジング4が一体化する。
このモールド部1Bには、ステータ部1Aが、ホルダ11の立ち上がり部内周面11a(ホルダ11のうちで、ティース部Tに巻き付く部分から起立している壁のロータ2対向側の面)及び、ステータ部1Aの内周壁面(ロータ2と対向する面)を露出させた状態で埋設されている。
このとき、モールド部1Bに形成されたリブ1cは、ハウジング4の外壁面に沿って延びており、ハウジング4をホールドしている。
この状態で、エンドプレート5を組み付けて、出力軸3側の開口部を閉塞することにより、モータMが形成される。
このとき、モールド部1Bに形成されたリブ1cは、ハウジング4の外壁面に沿って延びており、ハウジング4をホールドしている。
この状態で、エンドプレート5を組み付けて、出力軸3側の開口部を閉塞することにより、モータMが形成される。
また、このとき回転軸3はロータ2の中心部を軸方向に貫通している。
なお、この回転軸3は、その一端側が、ハウジング4の開口部41に配設された対向側ベアリング7に支承されるとともに、その出力軸側が、エンドフレーム5の出力軸側開口部51に配設された出力軸側ベアリング6に支承される。
そして、エンドフレーム5は、ハウジング4の出力軸側の開口部を被覆する。
また、ウエーブワッシャWの介在により、対向側ベアリング7とハウジング4間の振動を抑制している。
なお、この回転軸3は、その一端側が、ハウジング4の開口部41に配設された対向側ベアリング7に支承されるとともに、その出力軸側が、エンドフレーム5の出力軸側開口部51に配設された出力軸側ベアリング6に支承される。
そして、エンドフレーム5は、ハウジング4の出力軸側の開口部を被覆する。
また、ウエーブワッシャWの介在により、対向側ベアリング7とハウジング4間の振動を抑制している。
図2乃至図7より、ステータ1のモールド部1B及びハウジング4を説明する。
図2はモールド部1B及びハウジング4を示す斜視図であり、図3は図1をA方向から見た平面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係るモールド部1Bには、4個のリブ1c、5個のモールドフランジ部1b、コネクタ1dが形成されている。
このリブ1cは、軸方向断面が略直角三角形状を呈する略三角錐形状の突起部であり、所定の法則をもって配設されている。
この配置に関しては、後述する。
図2はモールド部1B及びハウジング4を示す斜視図であり、図3は図1をA方向から見た平面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係るモールド部1Bには、4個のリブ1c、5個のモールドフランジ部1b、コネクタ1dが形成されている。
このリブ1cは、軸方向断面が略直角三角形状を呈する略三角錐形状の突起部であり、所定の法則をもって配設されている。
この配置に関しては、後述する。
モールドフランジ部1bは、ステータ部1Aが埋設されているステータ埋設部1aの端部(ハウジング4の開口部が配設される側端部)周縁部に、フランジ状に5個形成されている。
また、コネクタ1dは、2個のリブ1c,1c間に形成されている。
モールドフランジ部1bは、リブ1c及びコネクタ1dが形成されていない場所、つまり隣接するリブ1c,1cの間若しくはリブ1cと隣接するコネクタ1dとの間を架橋するように形成される。
また、コネクタ1dは、2個のリブ1c,1c間に形成されている。
モールドフランジ部1bは、リブ1c及びコネクタ1dが形成されていない場所、つまり隣接するリブ1c,1cの間若しくはリブ1cと隣接するコネクタ1dとの間を架橋するように形成される。
ハウジング4に、ステータ部1Aが焼き嵌められた後(圧入、接着でも可)、ステータ部1Aを埋設するようにモールド部1Bを形成することによって、ステータ1とハウジング4は一体的に組み付けられる。
図4は、モールド部1Bとハウジング4の分解図である。
この図4に示すように、ハウジング4の差込部4bは、モールド部1Bのリブ1c部分に配設されるとともに、ハウジング4のハウジングフランジ部4aは、モールド部1Bのモールドフランジ部1b部分に配設される。
図4は、モールド部1Bとハウジング4の分解図である。
この図4に示すように、ハウジング4の差込部4bは、モールド部1Bのリブ1c部分に配設されるとともに、ハウジング4のハウジングフランジ部4aは、モールド部1Bのモールドフランジ部1b部分に配設される。
図5に示すように、このモールド部1Bに形成されたモールドフランジ部1bは、エンドプレート5と、ハウジング4に形成されたハウジングフランジ部4aに挟持される。
つまり、このモールドフランジ部1bは、エンドプレート5とハウジング4のハウジングフランジ部4aとの間に介在して緩衝材としての役割を果たす。
このため、軸方向の振動を抑制することができる。
つまり、このモールドフランジ部1bは、エンドプレート5とハウジング4のハウジングフランジ部4aとの間に介在して緩衝材としての役割を果たす。
このため、軸方向の振動を抑制することができる。
また、図6に示すように、モールド部1Bに形成されたリブ1cには、ハウジング4に形成された差込部4bが配設される。
このリブ1cと、ステータ埋設部1aとの間には、ハウジング4の側壁面の肉厚とほぼ同一の幅のスリットSが形成されている。
このスリットSには、ハウジング4の差込部4bが挿入されている。
このため、このリブ1c部分で、ハウジング4を確実にホールドすることができる。
このリブ1cと、ステータ埋設部1aとの間には、ハウジング4の側壁面の肉厚とほぼ同一の幅のスリットSが形成されている。
このスリットSには、ハウジング4の差込部4bが挿入されている。
このため、このリブ1c部分で、ハウジング4を確実にホールドすることができる。
更に、本実施形態に係るスリットSは、ステータ埋設部1aの外側面111とリブ1cの内側面112、及びステータ埋設部1aとリブ1cの連結部のスリットS側の面であるスリット底面部113に囲まれた空間である。
このスリット底面部113部分には、モールド肉厚分の幅があるため(以下、「クッション部113a」と記す)、このクッション部113aは差込部4bの先端部分とエンドプレート5に挟持されることとなる。
このため、このクッション部113aは、差込部4bの先端部分とエンドプレート5との間に介在して緩衝材としての役割を果たす。
このため、軸方向の振動を抑制することができる。
このスリット底面部113部分には、モールド肉厚分の幅があるため(以下、「クッション部113a」と記す)、このクッション部113aは差込部4bの先端部分とエンドプレート5に挟持されることとなる。
このため、このクッション部113aは、差込部4bの先端部分とエンドプレート5との間に介在して緩衝材としての役割を果たす。
このため、軸方向の振動を抑制することができる。
また、図5及び図6に示すように、エンドフレーム5とハウジング4との間にモールド材が介在することとなる。
このため、ハウジング4の内部と外部がこの介在するモールド材により連通することとなる。
このように構成されるため、図7に示すようにハウジング4内部の熱を放熱することができる。
つまり、図7の矢印に示すように、エンドフレーム5とハウジング4との間に介在するモールド材が、ハウジング4内外の境界となり、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に放熱することができる。
よって、このようにエンドフレーム5とハウジング4との間にモールド材が介在することにより、モータMの温度上昇を有効に抑制することができる。
このため、ハウジング4の内部と外部がこの介在するモールド材により連通することとなる。
このように構成されるため、図7に示すようにハウジング4内部の熱を放熱することができる。
つまり、図7の矢印に示すように、エンドフレーム5とハウジング4との間に介在するモールド材が、ハウジング4内外の境界となり、ハウジング内部で発生した熱をハウジング外部に放熱することができる。
よって、このようにエンドフレーム5とハウジング4との間にモールド材が介在することにより、モータMの温度上昇を有効に抑制することができる。
次いで、図8により、リブ1c及びコネクタ1bの形成位置について説明する。
リブ1c,1c,1c,1cと、コネクタ1dの位置(中心点)をそれぞれ、時計回りに隣接する順にX1,X2,X3,X4,X5とすると、距離X1〜X2、距離X2〜X3、距離X3〜X4、距離X4〜X5、距離X5〜X1が全て等しくなるように構成されている。
つまり、X1,X2,X3,X4,X5の隣接する点同士を結ぶと、正5角形となるように構成されている。
このように構成されているため、奇数点で等間隔にハウジング4を固定することができ、電磁加振力を効率良く抑制することができる。
リブ1c,1c,1c,1cと、コネクタ1dの位置(中心点)をそれぞれ、時計回りに隣接する順にX1,X2,X3,X4,X5とすると、距離X1〜X2、距離X2〜X3、距離X3〜X4、距離X4〜X5、距離X5〜X1が全て等しくなるように構成されている。
つまり、X1,X2,X3,X4,X5の隣接する点同士を結ぶと、正5角形となるように構成されている。
このように構成されているため、奇数点で等間隔にハウジング4を固定することができ、電磁加振力を効率良く抑制することができる。
1‥ステータ、1A‥ステータ部、1B‥モールド部、
1a‥ステータ埋設部、1b‥モールドフランジ部、1c‥リブ、1d‥コネクタ、
11‥ホルダ、11a‥立ち上がり部内周面、
12‥巻線、
2‥ロータ、22‥マグネット、
3‥回転軸、
4‥ハウジング、4a‥ハウジングフランジ部、4b‥差込部、
41‥開口部、
5‥エンドフレーム、51‥出力軸側開口部、
6‥出力軸側ベアリング、
7‥対向側ベアリング、
111‥外側面、112‥内側面、113‥スリット底面部、113a‥クッション部、
M‥モータ、S‥スリット、T‥ティース部、W‥ウエーブワッシャ
1a‥ステータ埋設部、1b‥モールドフランジ部、1c‥リブ、1d‥コネクタ、
11‥ホルダ、11a‥立ち上がり部内周面、
12‥巻線、
2‥ロータ、22‥マグネット、
3‥回転軸、
4‥ハウジング、4a‥ハウジングフランジ部、4b‥差込部、
41‥開口部、
5‥エンドフレーム、51‥出力軸側開口部、
6‥出力軸側ベアリング、
7‥対向側ベアリング、
111‥外側面、112‥内側面、113‥スリット底面部、113a‥クッション部、
M‥モータ、S‥スリット、T‥ティース部、W‥ウエーブワッシャ
Claims (6)
- コイルが巻装されたステータ部と、該ステータ部内壁面と対向するように配設されたロータと、該ロータを軸方向に貫通するとともに前記ロータの回転力を伝達する回転軸と、前記ステータ部及び前記ロータを被覆するハウジングと、前記回転軸を突出させた状態で前記ハウジングの開口部を被覆するエンドフレームと、を備えた電磁加振力が楕円モードとなる回転電機であって、
前記ハウジング内壁面には前記ステータ部が固定されるとともに、該ステータ部が固定された前記ハウジング及び前記ステータ部を一体的にモールド成型することによりモールド部が形成されており、
前記モールド部の外壁面には、外側方向に突出した複数の支持部が、前記モールド成型により奇数個一体的に形成されていることを特徴とする回転電機。 - 前記奇数個の支持部は、等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記ハウジングは、有底略筒状の部材であり、
前記支持部は、前記ハウジングの外壁面を被覆するように、前記ハウジングの開口端部から前記ハウジングの底面部に向かって、突縁状のリブとして、奇数個等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。 - 前記ハウジングは、有底略筒状の部材であり、
前記ハウジングの開口側端部と前記エンドフレームとの間には、前記モールド部の一部が介在していることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。 - 前記支持部は、偶数個の突起部と、一個のコネクタとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記偶数個の突起部のうち隣接する前記突起部の幅方向各中心点間の距離と、
前記コネクタの幅方向の中心と、前記コネクタと隣接する前記突起部の幅方向の中心点との距離は、
いずれも等しいことを特徴とする請求項5に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008078455A JP2009232658A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008078455A JP2009232658A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009232658A true JP2009232658A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41247426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008078455A Withdrawn JP2009232658A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009232658A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014003885A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Lg Innotek Co Ltd | モーター |
JP2017184454A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及び電動パワーステアリング装置 |
JP2017225217A (ja) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 本田技研工業株式会社 | 回転電機のステータ |
WO2020145034A1 (ja) * | 2019-01-08 | 2020-07-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | モーターケース |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008078455A patent/JP2009232658A/ja not_active Withdrawn
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