JPH09209969A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

Info

Publication number
JPH09209969A
JPH09209969A JP3534696A JP3534696A JPH09209969A JP H09209969 A JPH09209969 A JP H09209969A JP 3534696 A JP3534696 A JP 3534696A JP 3534696 A JP3534696 A JP 3534696A JP H09209969 A JPH09209969 A JP H09209969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
pump
impeller
permanent magnet
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3534696A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kishimoto
浩一 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP3534696A priority Critical patent/JPH09209969A/ja
Publication of JPH09209969A publication Critical patent/JPH09209969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ポンプの薄型化、軽量化に対応することがで
き、そして、モータの寿命及び信頼性が高まるポンプを
提供することを目的としている。 【構成】本発明のポンプのアキシャル形ブラシレスDC
モータは、鋼帯をその長手方向に沿って必要なピッチで
オープンスロット5部を打ち抜き、この打ち抜かれた鋼
帯を巻回積層した渦巻状の固定子鉄芯6を用い、そし
て、このポンプ1はこのDCモータのアキシャル方向に
羽根車10を配設し、この羽根車10のモータ側の面に
リング形の金属板とリング形の永久磁石8とを取付けて
いる。また、モータ2の固定子部と羽根車10とはケー
シング11の側壁で隔離されている。このような構造に
することにより、ブラシレスDCモータの固定子に発生
した回転磁界の作用によって、永久磁石8と羽根車10
とを回転させて給配水をおこなうポンプ1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のポンプは水や湯などの液
体をケーシング内の羽根車の回転を利用し、給配水をお
こなうものであり、このような非容積形ポンプの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータと羽根車とが一つの軸で連結され
ていない構造の、従来のポンプの一実施例として、図4
のようなポンプ20がある。このポンプ20にはブラシ
レスDCモータを使用しており、以下に、構成及び作用
について簡単に説明をする。
【0003】固定子25の内径側には、固定子25内に
水や湯などの液体が侵入しないように、固定子25部と
回転子21部とを隔離する隔壁部26が設けられてい
る。そして、ケーシング24内に装着されている回転子
21の側面に羽根車22が一体となっている。また、回
転子21の外周にはS極とN極がラジアル方向に交互に
着磁された永久磁石23が取り付けられている。
【0004】このモータに通電することにより固定子2
5に回転磁界が発生し、この回転磁界と回転子21に取
付けられた永久磁石23との吸引力及び反発力により、
回転子21と羽根車22とが一体となって回転する。こ
のように、ケーシング24内で羽根車22が回転するこ
とにより、ケーシング24内の液体が吐出及び吸水され
て給配水される。
【0005】また、もう一つの従来例として、図5のよ
うなポンプ30がある。この図は要部の側断面図であ
り、このポンプ30のモータには誘導電動機が用いられ
ている。このポンプは駆動用マグネット33と従動用マ
グネット34の間に隔壁板37が設けられ、モータ側に
液体が流入しない構成になっている。そして、冷却フア
ン35の側面に駆動用永久磁石33が取り付けられ、さ
らに、このフアン35が固定子の軸A36に固定されて
いる。また、羽根車32の側面に従動用永久磁石34が
取り付けられ、さらに、この羽根車32が軸受39を介
し、回転自在に軸B38に取り付けられている。
【0006】このような構成において、回転子31が回
転することにより駆動用マグネット33が回される。そ
して、このマグネット33と従動用マグネット34との
磁気吸引力により従動用マグネット34が回され、同時
に羽根車32が回されて給配水がおこなわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成の従来のポンプではいずれも軸方向の寸法が
大きくなり、薄型化に対応するのが難しく、そして、ポ
ンプが重くなるという問題があった。さらに、部品点数
が多く組立に時間がかかっており、また、軸受部が多い
ためモータの寿命及び信頼性の点で問題があった。
【0008】本発明は、この様な事情を鑑みてなされた
ものであり、ポンプの薄型化、軽量化に対応することが
でき、そして、モータの寿命及び信頼性が高まるポンプ
を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアキシャル形ブ
ラシレスDCモータは、鋼帯をその長手方向に沿って必
要なピッチでオープンスロット部を打ち抜き、この打ち
抜かれた鋼帯を巻回積層した渦巻状固定子鉄芯を用いて
いる。そして、本発明のポンプはこのDCモータのアキ
シャル方向に羽根車を配設し、この羽根車のモータ側の
面にリング形の金属板とリング形の永久磁石とを取付け
た構成にしている。また、モータの固定子部と羽根車と
はケーシングの側壁で隔離されている。このような構成
において、ブラシレスDCモータの固定子に発生した回
転磁界の作用により、永久磁石と羽根車とを回転させる
ことができ課題を解決している。
【0010】
【作用】通電することにより固定子に磁界が発生する。
スター結線された固定子巻線を電子制御することによ
り、それぞれの巻線への通電時間にずれが生じ回転磁界
が発生する。これにともない、固定子に発生した回転磁
界と回転子である永久磁石の磁界との間で電磁力が作用
しあい永久磁石が回され、同時に羽根車が回される。羽
根車がケーシング内で回転することによりケーシング内
の液体の吐出及び吸水がおこなわれ、給配水される。ま
た、固定子に装着された位置検出素子により、回転子で
ある永久磁石の回転位置が検出され、さらに、この回転
が制御部にフィドバックされて回転数の制御がおこなわ
れ、水量が調節される。
【0011】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は本発明の一実施例によるポンプの要
部の側断面図であり、図2は本発明の一実施例による渦
巻形鉄芯の斜視図であり、図3は本発明の一実施例によ
る打抜鋼帯の平面図である。
【0012】図1において、この実施例は自吸式ポンプ
に使用した場合の例であり、このポンプ1はポンプ3部
とアキシャル形ブラシレスDCモータを使用したモータ
部2との2つの部分から構成されている。
【0013】アキシャル形ブラシレスDCモータとは固
定子と回転子である偏平でリング形をした永久磁石8と
が軸方向に対向して配設されているモータのことをい
う。
【0014】本発明のモータの固定子部は渦巻形をした
固定子鉄芯6とこれに巻き回しされた固定子巻線7によ
り構成されている。この渦巻形をした固定子鉄芯6の製
造方法は、鋼帯をその長手方向に沿って必要なピッチで
スロット部の打ち抜きをおこない、そして、この打ち抜
かれた鋼帯を渦巻状に巻き回しをおこなうことにより図
2のようなドーナツ形の渦巻形鉄芯が製造される。な
お、このスロットは図3のようにオープン形で鋼帯の片
側だけ打ち抜かれており、そして、この渦巻形鉄芯6
は、巻き回し後スロット部が複数個のスロットからなる
ように、スロット部のピッチが調整され、打ち抜かれて
いる。さらに、このスロット部に巻線が施され、固定子
が成形される。また、この固定子には回転子の位置検出
素子15が複数個配設されている。
【0015】次に、ポンプ部3の構成であるが、羽根車
室には固定子の軸方向の中心と同心上に軸14が片持ち
で保持されており、そして、この軸14に軸受17を介
して羽根車10が回転自在に取付けられている。さら
に、この羽根車10のモータ側の側面には、リング形の
バックヨーク9が取り付けられ、さらに、このヨーク9
にN極とS極が放射状に交互に着磁されたリング状の永
久磁石8が固定されている。なお、この回転子である磁
石8と固定子とは樹脂材でできたケーシング11の側壁
で仕切られており、水や湯などの液体が固定子側に漏洩
しない構造になっている。
【0016】このような構成において、通電することに
より固定子に磁界が発生する。固定子巻線7はスター結
線され、そして、IC素子や位置検出素子15による電
子制御がされることにより、それぞれの巻線への通電時
間にずれが生じ回転磁界が発生する。これにともない、
固定子に発生した回転磁界と回転子である永久磁石8の
発する磁界との間で電磁力が作用しあい、吸引力及び反
発力により永久磁石8がまわされる。この磁石が回転す
ることにより、磁石8と一体になっている羽根車10が
同時に回される。このように、羽根車10がケーシング
11内で回転することにより、ケーシング11内で液体
の吐出及び吸水がおこなわれ、給配水される。
【0017】また、固定子に装着された位置検出素子1
5により、回転子である永久磁石8の回転位置が検出さ
れ、この回転が制御部にフィドバックされる。このフィ
ドバックにより回転数の制御がおこなわれ、水量が調節
される。
【0018】なお、アキシャル形ブラシレスDCモータ
の固定子鉄芯6を渦巻状に巻かないで打抜きコアを積層
して鉄芯を製作した場合は、固定子に発生する磁界の向
きが抜板と直角方向になる。その結果、それぞれの抜板
において渦電流が発生し、モータの効率が悪くなり実用
することができない。以上の理由により、ポンプ用モー
タに本発明のような鋼帯を渦巻状に巻き回して製造され
た特殊な鉄芯を使用することが考えだされた。
【0019】ポンプ1にこのようなアキシャル形のブラ
シレスDCモータを使用することによる最も大きな効果
として、このポンプの外形寸法を軸方向に短くすること
ができ、薄形で、かつ、軽量なポンプをつくることがで
きることである。その他の効果として、図4のポンプと
比較した場合、永久磁石を小型化することができ、ま
た、ケーシングの形状を単純にすることができ、さら
に、組立が容易になるなどの効果をあげることができ
る。
【0020】また、図5のポンプと比較した場合の効果
として、ダイカストされた回転子や冷却フアン、コンデ
ンサーなどが不要になり、さらに、永久磁石が1個、軸
受が2個不要になるなど部品点数が大幅に減少し、組立
が容易にできることである。そして、摺動部が減少する
ので軸受けの摩耗などによる故障が少なくなり、さら
に、温度上昇が少なく信頼性の高いモータを提供するこ
とができる。また、本発明のポンプは電子制御によりモ
ータの回転数を変速することが可能であり、給配水の量
を調節することができる。この様に、本発明のポンプは
薄形化や軽量化以外にも数多くの効果がある。
【0021】なお、鉄芯6のスロット数を一実施例では
3個にしているが、本発明は請求項に記載している通り
この数にこだわらない。また、渦巻形鉄芯4の巻端部を
固定する方法は、この端部を溶接などで融着する方法が
一般的であるが、これ以外に、鋼帯の片面全体に接着剤
を塗布した材料を使用し、巻付け時に接着する方法など
も考えられる。
【0022】なお、アキシャル形ブラシレスDCモータ
を使用したポンプは図1の一実施例で説明した自吸式ポ
ンプ以外に井戸ポンプ、非自吸式循環ポンプ、井戸ポン
プなどへの適用が考えられる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、ポンプに本発明のアキシャ
ル形ブラシレスDCモータを使用することにより、薄形
化、かつ、軽量化されたポンプにすることができる。ま
た、永久磁石が小型化し、モータの部品点数が少なく構
造が簡単になり、かつ、組立が容易で信頼性の高いポン
プであり、さらに、モータの変速が可能であり給配水の
量を調節することのできるなど数多くの効果のあるポン
プを提供することができ、その効果は大である。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるポンプの要部の側断面
図である。
【図2】本発明の一実施例による渦巻形鉄芯の斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による打抜鋼帯の平面図であ
る。
【図4】従来例のポンプの要部の側断面図である。
【図5】従来例の他のポンプの要部の側断面図である。
【符号の説明】
1.20.30・・・ポンプ 10、22
・・・羽根車 2・・・・・・モータ部 11・・・
・・・ケーシング 3・・・・・・ポンプ部 13・・・
・・・蓋 4・・・・・・打抜鋼帯 14・・・
・・・軸 5・・・・・・オープンスロット 15・・・
・・・位置検出素子 6・・・・・・渦巻形鉄芯(固定子鉄芯) 16・・・
・・・制御基板 7・・・・・・固定子巻線 21・・・
・・・回転子 8、23・・・永久磁石 24・・・
・・・ケーシング 9・・・・・・バックヨーク 25・・・
・・・固定子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アキシャル形ブラシレスDCモータをもち
    いたポンプにおいて、 このDCモータは鋼帯をその長手方向に沿って必要なピ
    ッチでオープンスロット部を打ち抜き、この打ち抜かれ
    た鋼帯を巻回積層した渦巻状固定子鉄芯を用い、 かつ、このブラシレスDCモータのアキシャル方向に羽
    根車を配設し、 この羽根車のモータ側の面にリング形の金属板とリング
    形の永久磁石とを取付けた構成にすることにより、 前記ブラシレスDCモータの固定子に発生した回転磁界
    の作用によって、 ケーシングの側壁で隔離された前記永久磁石と前記羽根
    車とを回転させることを特徴とするポンプ。
JP3534696A 1996-01-29 1996-01-29 ポンプ Pending JPH09209969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3534696A JPH09209969A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3534696A JPH09209969A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09209969A true JPH09209969A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12439309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3534696A Pending JPH09209969A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09209969A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005074A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自吸式ポンプの制御装置
JP2006118398A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Asmo Co Ltd 流体ポンプ
WO2011065080A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 株式会社富士通ゼネラル アキシャルギャップ型電動機およびポンプ装置
JP2012143078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fujitsu General Ltd アキシャルギャップ型電動機およびそれを用いたポンプ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005074A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自吸式ポンプの制御装置
JP2006118398A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Asmo Co Ltd 流体ポンプ
JP4524169B2 (ja) * 2004-10-20 2010-08-11 アスモ株式会社 流体ポンプ
WO2011065080A1 (ja) 2009-11-30 2011-06-03 株式会社富士通ゼネラル アキシャルギャップ型電動機およびポンプ装置
CN102656772A (zh) * 2009-11-30 2012-09-05 富士通将军股份有限公司 轴向间隙型电动机及泵装置
US8917007B2 (en) 2009-11-30 2014-12-23 Fujitsu General Limited Axial gap motor with magnetically securely coupled stator cores and pump device
JP2012143078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fujitsu General Ltd アキシャルギャップ型電動機およびそれを用いたポンプ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3400924B2 (ja) 電動ポンプ
US20100119389A1 (en) Modular, brushless motors and applications thereof
KR890013869A (ko) 전자 정류모터 구동장치
JP3190104B2 (ja) 例えば内燃エンジンにおける液体循環用電気ポンプ
US9729037B2 (en) Brushless motor
JP2001050161A (ja) 気体移送機
JP2003505648A (ja) 液体ポンプ
US5591017A (en) Motorized impeller assembly
JP2006230176A (ja) モーターの構造
EP1803208A2 (en) Motor rotor
JP2010515410A (ja) 永久磁石同期機
JP2955221B2 (ja) 回転アセンブリ
EP1317051B1 (en) Assembly of rotatable members
US5763975A (en) Axial-flow induction motor
JP3530910B2 (ja) 遠心モータポンプ
US7116024B2 (en) Electric motor and method for its production
JPH09209969A (ja) ポンプ
JPH09215269A (ja) ポンプ
US10626871B2 (en) Centrifugal pump with integrated axial flux permanent magnet motor
JP2000032689A (ja) 電動機の固定子及びその製造方法
JP2000125488A (ja) 電動機の回転子
JPH09200987A (ja) モータ
JP3311065B2 (ja) ポンプ
JPH0734230Y2 (ja) マグネットポンプの冷却装置
JP2001258208A (ja) 電気機械