JP3311065B2 - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JP3311065B2
JP3311065B2 JP05307593A JP5307593A JP3311065B2 JP 3311065 B2 JP3311065 B2 JP 3311065B2 JP 05307593 A JP05307593 A JP 05307593A JP 5307593 A JP5307593 A JP 5307593A JP 3311065 B2 JP3311065 B2 JP 3311065B2
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Inventor
淳一 坂間
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大裕工業株式会社
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出し量を随時に所望
の量に変化させることができるポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプにおいては、回転数を変化
させることができないモータを駆動源としていたため、
吐出し量を変化させたい場合には、オリフィス弁のよう
な弁により変化させていた。
【0003】また、従来より、流体を駆動する羽根車等
の流体駆動部材と駆動源となるモータとの間に仕切壁を
設けて両者間を完全に遮断し、モータから前記流体駆動
部材への動力伝達は、モータ側に設けたモータ側カップ
リング永久磁石と流体駆動部材側に設けた流体駆動部材
側カップリング永久磁石とのマグネットカップリングに
より行うポンプが知られている。この種のポンプは、モ
ータと流体との間を完全に遮断することができるという
利点が得られるが、従来のこの種のポンプにおいては、
インナーロータ型のモータを用い、このモータの軸にホ
ルダを取り付け、このホルダにモータ側カップリング永
久磁石を固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のポンプにおいて
は、前記のようにオリフィス弁のような弁により吐出量
を変化させていたので、吐出し量を随時に所望の量に変
化させることはできないという問題があった。
【0005】また、前記従来のマグネットカップリング
を用いるポンプにおいては、前述のようなモータ側カッ
プリング永久磁石の支持構造等のために、部品点数が多
くなるとともに製造コストが高くなったり、回転バラン
スが悪くなるという問題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、本発明の1つの目的は、吐出し量を随時に所望
の量に変化させることができるポンプを提供することに
ある。
【0007】また、本発明の他の目的は、マグネットカ
ップリングを用い、なおかつ製造コストを安価にするこ
とができるとともに回転バランスのよいポンプを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるポンプは、
永久磁石を備えた回転子と、回転磁界を発生させる固定
子とを有してなる直流ブラシレスモータと、前記直流ブ
ラシレスモータによって駆動されることにより流体を駆
動する、羽根車等の流体駆動部材とを有してなるもので
ある。
【0009】さらに詳しく言うと、本発明のポンプに
いては、一端側に底部を備えるとともに他端側を開放さ
れた円筒状をなす回転子本体およびこの回転子本体の内
周に固定された回転子永久磁石を備えた回転子と、前記
回転子内に収容されており、回転磁界を発生させる固定
子とを有してなる直流ブラシレスモータと、前記回転子
本体と実質的に同一構成の部材から構成された磁石支持
材と、前記回転子永久磁石と実質的に同一構成の磁石か
ら構成されており、前記磁石支持材の内周に固定された
モータ側カップリング永久磁石とを備えており、前記磁
石支持材を前記回転子本体に互いの底部を向き合わせて
互いに同軸に固定されたモータ側カップラーと、流体に
接して該流体を駆動する回転可能な流体駆動部材と、前
記流体駆動部材またはこの流体駆動部材とともに回転す
る部材に対して固定され、かつ前記モータ側カップラー
の内部に収容された流体駆動部材側カップリング永久磁
石と、前記直流ブラシレスモータおよび前記モータ側カ
ップラーを前記流体から仕切る仕切壁とが備えられる。
【0010】
【作用】本発明のポンプにおいては、直流ブラシレスモ
ータを駆動源としているので、該モータに印加する電圧
を変化して該モータの回転数を変化させることにより、
吐出し量を随時に所望の量に変化させることができる。
【0011】また、直流ブラシレスモータの回転子が回
転されると、これと一体にモータ側カップラーが回転す
る。すると、モータ側カップリング永久磁石に対しマグ
ネットカップリングされているポンプ側カップリング永
久磁石、ひいては羽根車等の流体駆動部材が回転し、流
体が駆動される。そしてこの場合、アウターロータ型の
回転子とモータ側カップラーとを同一構成の部品で構成
できるので、製造コストを安価にすることができるとと
もに回転バランスをよくすることができる。また、アウ
ターロータ型の回転子本体とモータ側カップラーの磁石
支持材とを底部同士を対向させて互いに固定しているの
で、部品点数を減少することができるため、これによっ
ても製造コストを安価にすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1および2は本発明の一実施例を示す。本
実施例において、ハウジング1は耐蝕性の優れたプラス
チックからなり、一端側に底部1aを備えるとともに他
端側を開放された円筒状をなしている。カバー2はハウ
ジング1と同一のプラスチックからなり、ハウジング1
の開放端にねじ3により固定されている。なお、前記ハ
ウジング1とカバー2との間にはシールリング4が介装
されている。前記カバー2内には、羽根車室5が形成さ
れている。また、前記カバー2には、ハウジング1の軸
線方向に沿って延びる吸込口6と、羽根車室5の外周部
から大略該外周部の接線方向に延びる吐出口7とが設け
られている。
【0013】前記ハウジング1の底部には金属からなる
スリーブ8が固定されており、このスリーブ8はハウジ
ング1内において該ハウジング1の軸線に沿って延びて
いる。このスリーブ8にはハウジング1の底部付近にお
いて基板9が固定されており、この基板9上には、後述
するアウターロータ型直流ブラシレスモータ10の固定
子11のコイル12に回転磁界を発生させるための電流
を供給する電子回路(図示せず)が搭載されている。前
記スリーブ8の外周には電気絶縁性のプラスチックから
なる固定子本体13が嵌着されて固定されている。前記
固定子本体13には鉄心を構成する鋼板14が積層され
て装着されるとともに複数のコイル12が巻回されてい
る。ここにおいて、前記固定子本体13、鋼板14およ
びびコイル12はアウターロータ型直流ブラシレスモー
タ10の固定子11を構成している。なお、固定子本体
13がハウジング1に安定に支持されるようにするた
め、固定子本体13の一部13aが基板9に嵌合されて
いる。
【0014】前記スリーブ8内には軸受メタル15,1
6装着されており、これらの軸受メタル15,16には
モータ軸17が回転可能に支持されている。このモータ
軸17のハウジング1の底部1aと反対側の端部には、
回転子本体18および磁石支持材19が同軸に固定され
ている。前記回転子本体18は、非磁性体の金属からな
り、一端側に底部18aを備えるとともに他端側を開放
された円筒状をなしている。この回転子本体18の内周
には筒状の回転子永久磁石20が固定されており、この
回転子永久磁石20は適当数のN極およびS極を有して
いる。ここにおいて、前記回転子本体18および回転子
永久磁石20は、アウターロータ型直流ブラシレスモー
タ10の回転子23を構成している。前記磁石支持材1
9は、回転子本体18と実質的に同一構成の金属部材か
ら構成されており、したがって、一端側に底部19aを
備えるとともに他端側を開放された円筒状をなしてい
る。この磁石支持材19の内周には、回転子永久磁石2
0と実質的に同一構成の磁石からなるモータ側カップリ
ング永久磁石21が固定されている。ここにおいて、前
記磁石支持材19およびモータ側カップリング永久磁石
21はモータ側カップラー22を構成しており、このモ
ータ側カップラー22は回転子23と実質的に同一構成
となっている。前記回転子本体18と磁石支持材19と
は底部18a,19a同士を接触させた状態で、結合金
具30にかしめられて互いに固定されており、この結合
金具30はさらに回転子本体18および磁石支持材19
をモータ軸17に固定している。前記回転子本体18の
開放端はハウジング1の底部1a側に向けられており、
回転子23内には固定子11が収容されている。
【0015】前記ハウジング1には、該ハウジング1内
部の空間のうちのモータ10およびモータ側カップラー
22が収容されている部分と羽根車室5に連続する部分
とを仕切る仕切壁部材24が固定されており、この仕切
壁部材24も耐蝕性に優れたプラスチックから構成され
ている。前記仕切壁部材24に設けられた軸支持部24
aおよびカバー2に設けられた軸支持部2aには、羽根
車軸25が回転可能に支持されている。前記羽根車軸2
5はハウジング1の軸線に沿って延びており、この羽根
車軸25には耐蝕性に優れたプラスチックからなる羽根
車26(本実施例における流体駆動部材)が固定されて
いる。この羽根車26に一体的に設けられた羽根27は
羽根車室5に収容されている。また、前記羽根車26に
一体的に設けられたボス部26a内には、筒状の流体駆
動部材側カップリング永久磁石28が羽根車26と同軸
に埋め込まれており、この流体駆動部材側カップリング
永久磁石28はモータ側カップラー22内に収容される
ことにより、仕切壁部材24を介してモータ側カップリ
ング永久磁石21の内周に対向されている。
【0016】次に、本実施例の作動を説明する。前記電
子回路からコイル12に電流が供給され、固定子11が
回転磁界を発生すると、回転子23がモータ軸17およ
びモータ側カップラー22と一体的に回転する。する
と、モータ側カップリング永久磁石21と流体駆動部材
側カップリング永久磁石28とのマグネットカップリン
グにより羽根車26も回転する。これにより、矢印Aで
示すように吸込口6から流体が吸い込まれ、吐出口7か
ら吐出される。
【0017】このポンプにおいては、直流ブラシレスモ
ータ10を駆動源とするので、該モータ10に印加する
電圧を変化して該モータ10の回転数を変化させること
により、ポンプの吐出し量を随時に所望の量に変化させ
ることができる。
【0018】また、アウターロータ型の回転子23とモ
ータ側カップラー22とを同一構成の部品で構成できる
ので、製造コストを安価にすることができるとともに回
転バランスをよくすることができる。また、回転子本体
18と磁石支持材19とを互いの底部18a,19a同
士を接触させて互いに固定することにより、部品点数を
減少することができるため、これによっても製造コスト
を安価にすることができる。
【0019】なお、本実施例はうず巻きポンプとされて
いるが、本発明のポンプは軸流ポンプ等の他の形式のポ
ンプとすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吐出し量
を随時に所望の量に変化させることができる等の優れた
効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポンプの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】前記実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 直流ブラシレスモータ 11 固定子 12 コイル 18 回転子本体 18a 回転子本体の底部 19 磁石支持材 19a 磁石支持材の底部 20 回転子永久磁石 21 モータ側カップリング永久磁石 22 モータ側カップラー 23 回転子 26 羽根車(流体駆動部材) 28 流体駆動部材側カップリング永久磁石

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に底部を備えるとともに他端側を
    開放された円筒状をなす回転子本体およびこの回転子本
    体の内周に固定された回転子永久磁石を備えた回転子
    と、前記回転子内に収容されており、回転磁界を発生さ
    せる固定子とを有してなる直流ブラシレスモータと、 前記回転子本体と実質的に同一構成の部材から構成され
    た磁石支持材と、前記回転子永久磁石と実質的に同一構
    成の磁石から構成されており、前記磁石支持材の内周に
    固定されたモータ側カップリング永久磁石とを備えてお
    り、前記磁石支持材を前記回転子本体に互いの底部を向
    き合わせて互いに同軸に固定されたモータ側カップラー
    と、 流体に接して該流体を駆動する回転可能な流体駆動部材
    と、 前記流体駆動部材またはこの流体駆動部材とともに回転
    する部材に対して固定され、かつ前記モータ側カップラ
    ーの内部に収容された流体駆動部材側カップリング永久
    磁石と、 前記直流ブラシレスモータおよび前記モータ側カップラ
    ーを前記流体から仕切る仕切壁とを有してなるポンプ。
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ATE411473T1 (de) * 2004-03-16 2008-10-15 Ebm Papst St Georgen Gmbh & Co Anordnung mit einem elektronisch kommutierten aussenläufermotor
DE502005006436D1 (de) * 2004-10-06 2009-02-26 Ebm Papst St Georgen Gmbh & Co Anordnung zur förderung von fluiden
WO2006039965A1 (de) * 2004-10-07 2006-04-20 Ebm-Papst St. Georgen Gmbh & Co. Kg Anordnung zur förderung von fluiden

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