JP3530910B2 - 遠心モータポンプ - Google Patents

遠心モータポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遠心ポンプに係り、特
に内部の流体が外部に漏れることが好ましくない、たと
えば化学プラントなどにおいて用いて好適な、モータ一
体型の遠心モータポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば化学プラントのような内部
の移送流体が外部に漏れることが好ましくない用途に用
いられる遠心ポンプにおいては、羽根車と駆動源である
モータとの間にメカニカルシールを入れて内部流体の漏
出を防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、メカニカルシール部分にお
ける故障の頻度が高く、その修理や保守、点検のために
多くの時間とコストが必要であった。
【0004】この発明は、上記のような遠心ポンプのメ
カニカルシールが、ポンプとその駆動源であるモータを
別体に製作しているために必要となるものである点に着
目してなされたもので、モータとポンプを一体に製作し
て上記のようなシール構造を不要とし、移送流体の漏洩
を防ぎかつメカニカルシールに伴う上記のようなコスト
を低減することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解
決するためになされたもので、以下のような構成を有す
る。すなわち、発明は、ケーシング内に羽根車をその
軸線に沿って回転自在に設け、上記羽根車の主板あるい
は側板を磁性材で形成し、この主板または側板の表面に
半径方向に延びる溝を形成し、上記ケーシングの内面に
放射状のスロットを設け、このスロットに、回転トルク
と軸方向磁気吸引力を同時に発生する固定子・ディスク
形スラスト軸受制御磁極兼用の励磁巻線を収容し、これ
により、ケーシングと羽根車の間にディスク形ベアリン
グレスリラクタンスモータを構成したものである。
【0006】また、上記遠心モータポンプにおいて、上
記溝に非磁性かつ非導電性の材料を充填して羽根車の表
面を平滑化したものである。また、本発明は、ケーシン
グ内に羽根車をその軸線に沿って回転自在に設け、上記
羽根車の主板あるいは側板を磁性材で形成し、この主板
または側板の表面に軸方向に磁化した永久磁石を周方向
に沿って配置し、上記ケーシングの内面に放射状のスロ
ットを形成し、このスロットに、同期モータの固定子と
ディスク形スラスト磁気軸受を兼用する励磁巻線を収容
し、これにより、ケーシングと羽根車の間にディスク形
ベアリングレス同期モータを構成したものである。
上記遠心モータポンプにおいて、上記永久磁石どう
しの隙間に非磁性かつ非導電性の材料を充填して表面を
平滑化したものである。
【0007】また、本発明は、ケーシング内に羽根車を
その軸線に沿って回転自在に設け、上記羽根車の主板ま
たは側板の表面に周方向に延びる溝を形成し、この溝に
周方向に多重に巻いた磁性薄板で形成された回転子継鉄
を収容し、この継鉄の表面に径方向に延びる溝を形成
し、この溝に径方向に延びる導電部材を収容し、上記ケ
ーシングの内面に放射状のスロットを形成し、このスロ
ットに誘導モータの固定子とディスク形スラスト磁気軸
受を兼用する励磁巻線を収容し、これにより、ケーシン
グと羽根車の間にディスク形ベアリングレス誘導モータ
を構成したものである。また上記遠心モータポンプに
おいて、上記羽根車の表面の回転子継鉄及び導電部材の
表面に非磁性かつ非導電性の材料を充填して表面を平滑
化したものである。また、上記遠心モータポンプにおい
て、上記ケーシングの内面及び励磁巻線の表面を平滑化
したものである。
【0008】らに、発明は、ケーシング内に羽根車
をその軸線に沿って回転自在に設け、上記羽根車に磁気
反応部を形成し、上記ケーシングに、該磁気反応部に磁
界を及ぼして、上記羽根車に回転力を付与するととも
に、上記羽根車の軸方向位置を制御する軸受・駆動兼用
励磁巻線を設けたものである。磁気反応部は、リラクタ
ンスモータにおいては凹凸を有する磁性材、同期モータ
では永久磁石と磁性材、誘導モータでは導電材と磁性材
の組み合わせが採用される。なお、遠心ポンプの形式と
しては、片吸込型、両吸込型のいずれの形式にも用いる
ことができる。
【0009】
【作用】上記本発明によれば、磁性材で形成され、表面
に半径方向に延びる溝が形成された主板または側板がリ
ラクタンスモータの回転子を構成し、この回転子がケー
シングのスロットに収容された固定子・ディスク形スラ
スト軸受制御磁極兼用の励磁巻線によって発生する磁界
によって回転駆動され、遠心ポンプが構成されると同時
に、この磁界によって羽根車に掛かるスラスト方向の力
が負荷されてその位置が一定に保たれる。また、上記溝
に充填した非磁性かつ非導電性の材料により羽根車の表
面が平滑化され、羽根車の表面での流体抵抗が軽減され
る。
【0010】また、発明によれば、軸方向に磁化した
永久磁石を表面に有する磁性材で形成された主板または
側板が回転子を構成し、この回転子がケーシングのスロ
ットに収容された同期モータの固定子とディスク形スラ
スト磁気軸受を兼用する励磁巻線によって発生する磁界
によって回転駆動され、遠心ポンプが構成されると同時
に、この磁界によって羽根車に掛かるスラスト方向の力
が負荷されてその位置が一定に保たれる
【0011】また、本発明によれば、羽根車に設けた径
方向に延びる導電部材に誘導電流が流れるので、ケーシ
ングの励磁巻線から発生する磁界を回転させることによ
り羽根車が回転し、遠心ポンプが構成される。また、羽
根車の磁性薄板には励磁巻線から発生する磁界によりス
ラスト力が負荷され、これにより軸方向位置が制御され
【0012】また、本発明によれば、ケーシングの内面
及び励磁巻線の表面が平滑化されているので、ケーシン
グ内面と流体との間の抵抗が軽減される。さらに、
明によれば、羽根車の磁気反応部に軸受・駆動兼用励磁
巻線から磁界が及び、羽根車が回転力を付与されて遠心
ポンプが構成され、さらにこの磁界により羽根車の軸方
向位置が制御される。いずれの場合においても、羽根車
と回転子が一体化され、ケーシングにはこれを回転駆動
し、かつ軸受作用を行う固定子・軸受兼用励磁巻線が設
けられているので、ケーシング内にモータと非接触軸受
の両方が組み込まれ、従って、移送流体が外部に漏れる
可能性が非常に少ない。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照しつつこの発明の実施例に
ついて説明する。図1ないし図3はこの発明を両吸込型
の遠心ポンプに応用した実施例を示すものである。ポン
プの本体Aと軸受兼用モータBはほぼ円板状をなす中空
のケーシング1の中に組み込まれており、2はこのポン
プ本体Aに移送流体を供給するための流入管、3はこの
ポンプから吐出される流体を排出するための排出管であ
る。
【0014】流入管2は、図に示すように下側のフラン
ジ部2aから上方に向けてケーシング1の両側に分岐
し、ポンプ本体Aの中心においてポンプ本体Aの流入口
4に連絡されている。ケーシング1の内側の空間には、
中央部にボス部6を有するほぼ円板形状を持つ羽根車5
が収容されている。この羽根車5は全体として磁性材か
ら形成され、その内側には上記ボス部6の両側端面と羽
根車5の外周部とにおいて開口する空間が形成されてお
り、中央にこの空間を軸方向に左右に区画する隔壁7が
形成されている。
【0015】この隔壁7の軸心部には、図に示すように
軸方向両側に向かって突出する盛り上がり部8が形成さ
れており、またこの隔壁7によって区画された左右それ
ぞれの空間には、半径方向に対して所定の角度で傾斜し
た弁体(図示略)が複数設けられており、これによって
流入口4から羽根車5の内部を弁体に沿って外周に向か
う流体流路9が形成されている。一方、ケーシング1の
周縁部の内側には羽根車5の外周面に対向する位置に環
状溝10が形成されており、この環状溝は10は所定の
位置において上記排出管3と連通している。
【0016】上記羽根車5の側板12の外面には、図2
に示すように周方向に等間隔に所定の形状の凹所13a
と突極部13bが交互に形成されている。そしてこの凹
所13aには非磁性の樹脂11が充填され、羽根車5の
表面は全体として平坦になっている。
【0017】一方、ケーシング1の内壁の側板12に対
向する部分には、図3に示すように、放射状に複数のス
ロット14が形成され、ここに励磁部15が収容されて
いる。この励磁部15は、スロットの形状に合わせて径
方向に延びて形成されたコア16とこれに巻き付けられ
たコイル17から構成され、このコイルは羽根車5の突
極部13bに磁界を作用させてモータ駆動する固定子コ
イル17aと、側板12全体に磁界を作用させてスラス
ト方向の位置を一定に制御するスラスト軸受用コイル1
7bとから成っている。この例のコイル17は、図3に
示すように固定子コイル17aが4極巻線、スラスト軸
受用コイル17bが2極巻線になっているが、逆にして
も良い。
【0018】羽根車5のボス部6の軸方向端面と外周面
の角部に対向する位置には、耐摩耗性を持つ材料で形成
された耐摩耗リング18がケーシング1に固定されて取
り付けられている。一方、上記励磁部15と羽根車5の
側板12との間には遮蔽板19が取り付けられ、この遮
蔽板19と上記耐用摩耗リング18によって上記スロッ
ト14の中に励磁部15を収容する密閉空間が形成され
ている。
【0019】耐摩耗リング18とボス部6の端面との隙
間は遮蔽板19と側板12の間の隙間の約2分の1程度
に設定されており、従って羽根車5が軸方向に移動した
場合にはボス部6の端面と耐摩耗リングが接触するよう
になっている。耐摩耗リング18と遮蔽板19によって
形成される空間の内側の角部には、羽根車5との隙間の
大きさを非接触で検知する隙間センサ20が設けられて
いる。上記励磁部15のコイル17は図示しない制御装
置と接続されており、この制御装置から駆動用コイル1
7aに電流が供給されることによって、羽根車5の磁性
体14に変動磁界を及ぼし、羽根車5をその軸線まわり
に回転駆動するようになっている。
【0020】さらにこの制御装置には、非接触隙間セン
サ20によって得られた軸方向の隙間の計測値信号が入
力されるようになっている。制御装置はこの入力信号に
基づいて軸受用コイル17bに制御電流を供給し、これ
によって軸受用コイル17bは、羽根車5をケーシング
1に対して軸方向に一定の位置に維持するために必要な
磁界を発生させる。
【0021】この例は、いわゆるリラクタンスモータが
組み込まれた実施例を示したが、同じ図面によっていわ
ゆる同期モータを組み込んだ実施例を説明することがで
きる。すなわち、リラクタンスモータにおいては、突極
部13bが羽根車5の側板12と一体に形成されていた
が、同期モータでは側板12の外面を平坦に形成し、突
極部の位置に永久磁石13cが貼付されている。
【0022】次に、上記のように構成された両吸込型遠
心ポンプの作用について述べる。ケーシング1の中に組
み込まれた軸受兼用モータBに制御装置から所定の電流
を供給してこれを作動させることにより、羽根車5が軸
方向に位置決めされた状態で回転駆動させられる。これ
によって、羽根車5の空間の中にある流体が遠心力を受
けて流路9に沿って径方向外方に流れ、ケーシング1の
周方向溝10に流出させられる。これに伴って流入管2
の中の流体が流入口4を通って羽根車5のボス部6の開
口部から流路9に流入する。このようにして流体は流入
管2から羽根車5の内部の流路9を経て、周方向溝10
を通り排出管3から排出される。
【0023】なお、遠心ポンプでは、羽根車4に作用す
る力としては、移送流体の圧力による軸方向の力は大き
いが、ラジアル方向の力はほぼ釣り合っている。この例
における両吸込型遠心ポンプにおいては、流体が左右の
流入口4から流入するので、羽根車5に流体が与える軸
方向の力は片吸込ポンプに比較して均衡している。羽根
車5は流体で満たされた空間の中にケーシング1の内壁
とは非接触な状態で浮動しているので、摺動抵抗がなく
円滑に回転するとともに、内壁との摩擦による摩耗によ
って部材が摺り減ったり、それに伴って流体が汚染され
るという事態の発生が防止される。
【0024】制御電源を落としたりあるいは過負荷がか
かるなどしてモータBが緊急停止した場合などにおいて
は、羽根車5は自重で降下するが、ボス部が耐摩耗リン
グ18と接触することによってその荷重が支えられるの
で、羽根車5の側板12やケーシング1の遮蔽板17が
損傷することがない。
【0025】このポンプにおいては、モータBは一つの
ケーシング1の内部に組み込まれているので、被駆動軸
がポンプケーシング1を貫通することがなく、従って移
送流体が外部に漏れるような部分または外部からの汚染
物質がケーシング1の中に流入するような箇所がない。
また、メカニカルシールの部分もないのでそれに起因す
る故障もなく、その保守点検や修理のためにかけていた
時間やコストを低減することができる。
【0026】図4は、この発明を片吸込型ポンプに応用
したものである。この実施例においては、羽根車5は左
右面対称ではなく、一方の外壁は軸に直交する主板21
となっている。そしてこの主板21の中心軸の後ろ側の
部分には、ケーシング1との間に流体溜まりのための空
間22が設けられており、主板21にはこの主板内部の
流路9と流体溜まり空間22を連通させる流通孔23が
形成されている。この流通孔23は、羽根車5の軸方向
への移動に対する流体の抵抗を低減して制御特性を改善
するためのものである。
【0027】この実施例に組み込まれるモータの種類や
その他の構成及び作用は、前述した実施例と基本的に同
じものなので、対応する箇所には同一符号を付し、詳し
い説明は省略する。
【0028】図5及び図6は、この発明の他の実施例を
示すもので、片吸込型ポンプに誘導型モータを組み込ん
だものの羽根車の部分のみを示している。ここでは、羽
根車5の側板12及び主板21の表面に周方向に延びる
溝24が形成され、この溝24には周方向に絶縁材25
を介在させて多重に巻いた磁性薄板(例えば珪素鋼板)
26で形成された回転子継鉄27が収容されている。そ
してこの継鉄27の表面にさらに径方向に延びる溝28
が形成され、この溝28には導電部材(銅バー)29が
収容されている。
【0029】一方、ケーシング1には、先の実施例と同
様に、図3に示すようにスロット14が形成され、励磁
部15が収容されている。励磁部15のコイル17は、
羽根車5の導電部材24に磁界を作用させてモータを駆
動する固定子コイル17aと、継鉄22に磁界を作用さ
せてスラスト方向の位置を一定に制御するスラスト軸受
用コイル17bとから成っている。これによってケーシ
ングと羽根車の間にディスク形ベアリングレス誘導モー
タが構成されている。
【0030】この実施例と先の実施例の相違点は、モー
タとして誘導モータを採用した点であって、他の点は基
本的に上述した実施例と同じである。上記のようなモー
タの種類は、それぞれのポンプの用途や流量、大きさな
どに応じて適宜のものが選択される。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
モータがケーシングの内部に組み込まれているので、移
送流体が外部に漏れるような部分または外部からの汚染
物質がケーシングの中に流入するような箇所がなく、こ
のような漏れや汚染が防止され、また、メカニカルシー
ルの部分もないのでそれに起因する故障もなく、その保
守点検や修理のためにかけていた時間やコストを大幅に
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の遠心ポンプを示す断面図で
ある。
【図2】この発明の実施例の遠心ポンプの羽根車の表面
の構造を示す図である。
【図3】この発明の実施例の遠心ポンプのケーシングに
組み込まれた固定子を示す図である。
【図4】この発明の他の実施例の遠心ポンプの羽根車の
表面の構造を示す図である。
【図5】図4の羽根車の側面断面図である。
【図6】この発明の他の実施例の遠心ポンプを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 5 羽根車 12 側板 13a 溝 13c 永久磁石 14 スロット 17 励磁巻線 24 溝 27 回転子継鉄 28 溝 29 導電部材 A ポンプ本体 B 軸受兼用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 忠 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株式会社 荏原総合研究所内 (56)参考文献 特表 平6−502470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/02 F04D 13/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に羽根車がその軸線に沿っ
    て回転自在に設けられ、 上記羽根車の主板あるいは側板が磁性材でできており、 この主板または側板の表面には半径方向に延びる溝が形
    成され、 上記ケーシングには、回転トルクと軸方向磁気吸引力を
    同時に発生する固定子・ディスク形スラスト軸受制御磁
    極兼用の励磁巻線を収容する放射状のスロットが形成さ
    れ、 これにより、ケーシングと羽根車の間にディスク形ベア
    リングレスリラクタンスモータが構成されていることを
    特徴とする遠心モータポンプ。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に羽根車がその軸線に沿っ
    て回転自在に設けられ、 上記羽根車の主板あるいは側板が磁性材でできており、 この主板または側板の表面には軸方向に磁化した永久磁
    石が周方向に沿って配置され、 上記ケーシングには、同期モータの固定子とディスク形
    スラスト磁気軸受を兼用する励磁巻線を収容する放射状
    のスロットが形成され、 これにより、ケーシングと羽根車の間にディスク形ベア
    リングレス同期モータが構成されていることを特徴とす
    る遠心モータポンプ。
  3. 【請求項3】 ケーシング内に羽根車がその軸線に沿っ
    て回転自在に設けられ、 上記羽根車の主板または側板の表面には、周方向に多重
    に巻いた磁性薄板で形成された回転子継鉄を収容する周
    方向に延びる溝が形成され、 この継鉄の表面には、径方向に延びる導電部材を収容す
    る溝が形成され、 上記ケーシングには、誘導モータの固定子とディスク形
    スラスト磁気軸受を兼用する励磁巻線を収容する放射状
    のスロットが形成され、 これにより、ケーシングと羽根車の間にディスク形ベア
    リングレス誘導モータが構成されていることを特徴とす
    る遠心モータポンプ。
  4. 【請求項4】 ケーシング内に羽根車がその軸線に沿っ
    て回転自在に設けられ、 上記羽根車には磁気反応部が形成され、 上記ケーシングには、該磁気反応部に磁界を及ぼして、
    上記羽根車に回転力を付与するとともに、上記羽根車の
    軸方向位置を制御する軸受・駆動兼用励磁巻線を設けた
    ことを特徴とする遠心モータポンプ。
  5. 【請求項5】 羽根車を回転駆動すると共に軸受で支持
    するモータポンプにおいて、上記羽根車を回転駆動する
    と共に軸受で支持する軸受・駆動兼用励磁巻線を有する
    励磁部を備え、上記羽根車とケーシングの上記羽根車に
    対向する部分に配置された励磁部とはベアリングレスモ
    ータを形成しており、上記ケーシングの羽根車に対向す
    る部分は上記軸受・駆動兼用励磁巻線により形成した磁
    力を使用することによって、上記羽根車を非接触で支持
    し、且つ回転トルクを上記羽根車に形成することを特徴
    とする遠心モータポンプ。
  6. 【請求項6】 上記励磁部は、コアとこれに巻回された
    コイルとからなり、上記コイルは羽根車に磁界を作用さ
    せてモータ駆動する固定子コイルと、羽根車を一定位置
    に制御する軸受用コイルとからなることを特徴とする請
    求項5記載の遠心モータポンプ。
  7. 【請求項7】 上記モータの固定子コイルが4極巻線で
    あり、軸受用コイルが2極巻線であることを特徴とする
    請求項6記載の遠心モータポンプ。
  8. 【請求項8】 上記モータの固定子コイルが2極巻線で
    あり、軸受用コイルが4極巻線であることを特徴とする
    請求項6記載の遠心モータポンプ。
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