JP3190104B2 - 例えば内燃エンジンにおける液体循環用電気ポンプ - Google Patents
例えば内燃エンジンにおける液体循環用電気ポンプInfo
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- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
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- H02K1/2753—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/14—Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃エンジンの
回路における液体循環用電気ポンプに係わる。
回路における液体循環用電気ポンプに係わる。
【０００２】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】通
常、例えばエンジン冷却水のごとき液体を循環させるた
めのポンプは、プーリ及び／又はギヤホイールのごとき
運動伝達手段を介して駆動軸により駆動される。この手
段は回転（ローリング）軸受を必要とし、そのためそれ
ら軸受は潤滑する必要があり、また、それら軸受には液
密回転手段が必要である。その液密回転手段の作業性に
は欠点があり、その欠点のために全体の組立体がしばし
ば作動不能な状態となってしまう。代表的な駆動システ
ムは一定の伝達比を有するベルトあるいは歯車をエンジ
ンと一緒に用いており、その結果、出力即ち吸収される
動力はエンジン速度によって決ってしまって実際の要求
事項では決まらない。従って、多くの作動範囲では、不
要な余分の出力が存在し、エネルギの無駄を伴ってしま
う。
常、例えばエンジン冷却水のごとき液体を循環させるた
めのポンプは、プーリ及び／又はギヤホイールのごとき
運動伝達手段を介して駆動軸により駆動される。この手
段は回転（ローリング）軸受を必要とし、そのためそれ
ら軸受は潤滑する必要があり、また、それら軸受には液
密回転手段が必要である。その液密回転手段の作業性に
は欠点があり、その欠点のために全体の組立体がしばし
ば作動不能な状態となってしまう。代表的な駆動システ
ムは一定の伝達比を有するベルトあるいは歯車をエンジ
ンと一緒に用いており、その結果、出力即ち吸収される
動力はエンジン速度によって決ってしまって実際の要求
事項では決まらない。従って、多くの作動範囲では、不
要な余分の出力が存在し、エネルギの無駄を伴ってしま
う。
【０００３】誘導子（インダクター）及び／又は電機子
（アーマチュア）が静止本体内に及びモータのインペラ
内に組み込まれている上記形式の電気ポンプも既知であ
る。しかし、これら既知のポンプは一般に信頼性に欠
け、また、製造するのに高価である。
（アーマチュア）が静止本体内に及びモータのインペラ
内に組み込まれている上記形式の電気ポンプも既知であ
る。しかし、これら既知のポンプは一般に信頼性に欠
け、また、製造するのに高価である。
【０００４】本発明の目的は、極めて単純であり、ま
た、既知のポンプの上述した欠点を除去する液体循環用
電気ポンプを提供することである。
た、既知のポンプの上述した欠点を除去する液体循環用
電気ポンプを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的は、液体収集室
を画成する静止本体と、前記静止本体に回転するよう装
架され且つ前記室内の液体のためのポンプ部材を備えて
いるインペラ本体と、誘導子及び電機子を有している電
気モータとを有しており、前記誘導子及び電機子の各々
は前記静止本体及びインペラ本体のうちの一方に組み込
まれており、前記静止本体及びインペラ本体はプラスチ
ック材料あるいは非磁性金属材料で作られている電気ポ
ンプにおいて、前記誘導子は電気巻線を含んでおり、該
電気巻線は強磁性材料でなる第１のリングと一体の一群
の極片に巻かれているとともに、前記誘導子は前記静止
本体の材料に埋め込まれたインサートを形成しており、
前記電機子は複数個の永久磁石を有しており、該永久磁
石は強磁性材料の第２のリングに固着されており、前記
電機子は前記インペラ本体の材料に埋め込まれたインサ
ートを形成していることを特徴とする、本発明による電
気ポンプで達成される。
を画成する静止本体と、前記静止本体に回転するよう装
架され且つ前記室内の液体のためのポンプ部材を備えて
いるインペラ本体と、誘導子及び電機子を有している電
気モータとを有しており、前記誘導子及び電機子の各々
は前記静止本体及びインペラ本体のうちの一方に組み込
まれており、前記静止本体及びインペラ本体はプラスチ
ック材料あるいは非磁性金属材料で作られている電気ポ
ンプにおいて、前記誘導子は電気巻線を含んでおり、該
電気巻線は強磁性材料でなる第１のリングと一体の一群
の極片に巻かれているとともに、前記誘導子は前記静止
本体の材料に埋め込まれたインサートを形成しており、
前記電機子は複数個の永久磁石を有しており、該永久磁
石は強磁性材料の第２のリングに固着されており、前記
電機子は前記インペラ本体の材料に埋め込まれたインサ
ートを形成していることを特徴とする、本発明による電
気ポンプで達成される。
【０００６】
【実施例】本発明をより良く理解するために、電気ポン
プの複数の好適実施例を、添付図面を参照して、単なる
例として述べる。
プの複数の好適実施例を、添付図面を参照して、単なる
例として述べる。
【０００７】図１を参照して、番号１０は液体、特に冷
却水を循環するための電気ポンプを全体として示してお
り、その冷却水はシリンダブロック内の適宜の回路内
に、また、内燃エンジンの他の部品内に運ばれるように
なっている。電気ポンプ１０は静止本体１１を有してお
り、該静止本体１１は回転体の形をした室１２を画成し
ている。循環する液体は本体１１に備えられた一対の通
路１５と入口ダクト２０を介して室１２内に運ばれるよ
うになっている。
却水を循環するための電気ポンプを全体として示してお
り、その冷却水はシリンダブロック内の適宜の回路内
に、また、内燃エンジンの他の部品内に運ばれるように
なっている。電気ポンプ１０は静止本体１１を有してお
り、該静止本体１１は回転体の形をした室１２を画成し
ている。循環する液体は本体１１に備えられた一対の通
路１５と入口ダクト２０を介して室１２内に運ばれるよ
うになっている。
【０００８】本体１１はまた、軸線方向孔１３を備えて
おり、その軸線方向孔１３には軸１４が回転するよう装
架されており、その軸１４はインペラ本体１６を一体に
備えており、そのインペラ本体１６は以降簡単にインペ
ラと呼ぶことにする。そのインペラは一連の翼１７（ブ
レード）（図２）を備えており、それら翼１７は静止本
体１１の回転面１８に向かって突出している。図１及び
図２に示された実施例においては、回転面１８は載頭円
錐形をしており、翼１７はスラスト軸受として作用する
インペラ１６のディスク状部分１９に配備されている。
各翼１７は実質上渦巻部の形をしている。従って、イン
ペラ１６の回転時、翼１７は室１２から液体を、図１の
矢印Ｅで示される方向に押し出す。回転面１８の反対側
では、本体１１は複数個のボルト２２を介してダクト２
０のフランジ２１に液密に接続されている。
おり、その軸線方向孔１３には軸１４が回転するよう装
架されており、その軸１４はインペラ本体１６を一体に
備えており、そのインペラ本体１６は以降簡単にインペ
ラと呼ぶことにする。そのインペラは一連の翼１７（ブ
レード）（図２）を備えており、それら翼１７は静止本
体１１の回転面１８に向かって突出している。図１及び
図２に示された実施例においては、回転面１８は載頭円
錐形をしており、翼１７はスラスト軸受として作用する
インペラ１６のディスク状部分１９に配備されている。
各翼１７は実質上渦巻部の形をしている。従って、イン
ペラ１６の回転時、翼１７は室１２から液体を、図１の
矢印Ｅで示される方向に押し出す。回転面１８の反対側
では、本体１１は複数個のボルト２２を介してダクト２
０のフランジ２１に液密に接続されている。
【０００９】ポンプは電気作動装置により駆動され、そ
の電気駆動装置は、それ自身既知のブラッシレス形式の
直流電気モータ２３を有している。本発明によれば、前
記電気モータは誘導子２３と電機子２４とを有してお
り、それら誘導子２３と電機子２４は静止本体１１内
と、インペラ１６内にそれぞれ組み込まれている。本体
１１及びインペラ１６は様々な材料から作ることがで
き、また、適宜の成形用ダイスを用いて製造することが
できる。好ましくは、前述した素子、部材は、成形の容
易性に関する有利な特性、電気絶縁性、特に潤滑性でな
い液体（例えば、水）の存在中で摺動係合する際のスリ
ップする能力、耐腐食性等に鑑み、プラスチック材料か
ら作られている。電気モータの電機子２４及び誘導子２
３は本体１１の材料中に、また、インペラ１６の材料中
に少なくとも部分的に埋め込まれている。
の電気駆動装置は、それ自身既知のブラッシレス形式の
直流電気モータ２３を有している。本発明によれば、前
記電気モータは誘導子２３と電機子２４とを有してお
り、それら誘導子２３と電機子２４は静止本体１１内
と、インペラ１６内にそれぞれ組み込まれている。本体
１１及びインペラ１６は様々な材料から作ることがで
き、また、適宜の成形用ダイスを用いて製造することが
できる。好ましくは、前述した素子、部材は、成形の容
易性に関する有利な特性、電気絶縁性、特に潤滑性でな
い液体（例えば、水）の存在中で摺動係合する際のスリ
ップする能力、耐腐食性等に鑑み、プラスチック材料か
ら作られている。電気モータの電機子２４及び誘導子２
３は本体１１の材料中に、また、インペラ１６の材料中
に少なくとも部分的に埋め込まれている。
【００１０】特に、本体１１及びインペラ１６はプラス
チック材料で作られている。それの一部として、誘導子
２３は強磁性材料のリング２７上に配備された電気巻線
２６により形成されていて、在来の極片２８を形成して
いる。巻線２６は在来のパルス発生用電子回路に接続さ
れており、そのパルス発生用電子回路はそれ自身既知の
ものであり、前記誘導子２３に担持されている。
チック材料で作られている。それの一部として、誘導子
２３は強磁性材料のリング２７上に配備された電気巻線
２６により形成されていて、在来の極片２８を形成して
いる。巻線２６は在来のパルス発生用電子回路に接続さ
れており、そのパルス発生用電子回路はそれ自身既知の
ものであり、前記誘導子２３に担持されている。
【００１１】誘導子２３は、成形作業中、インサート
（挿入子）の形をした、回転面１８に隣接した本体１１
の部分に埋め込まれている。極片２８は回転面１８と同
一（面一）であってもよく、あるいは、また極片２８は
薄いプラスチック材料層２９で覆われており、そのプラ
スチック材料層２９は、汲み上げられるべき液体により
生じせしめられる腐食から極片を保護している。
（挿入子）の形をした、回転面１８に隣接した本体１１
の部分に埋め込まれている。極片２８は回転面１８と同
一（面一）であってもよく、あるいは、また極片２８は
薄いプラスチック材料層２９で覆われており、そのプラ
スチック材料層２９は、汲み上げられるべき液体により
生じせしめられる腐食から極片を保護している。
【００１２】それの一部として、電機子２４は一連の永
久磁石３１により形成されており、それら一連の永久磁
石３１の各々は、成形中に、インサートの形をなして、
インペラ１６の翼１７の端部に埋め込まれている。これ
らの磁石３１は交互に逆向きの方向に磁化されていて−
極及び＋極を交互に誘導子２３に提示している。
久磁石３１により形成されており、それら一連の永久磁
石３１の各々は、成形中に、インサートの形をなして、
インペラ１６の翼１７の端部に埋め込まれている。これ
らの磁石３１は交互に逆向きの方向に磁化されていて−
極及び＋極を交互に誘導子２３に提示している。
【００１３】磁気回路を閉じる目的で、磁石３１は強磁
性材料の相互連結リング３２に固着されており、また、
インペラ１６のディスク状部分１９に埋め込まれてい
る。リング３２はほぼ半径方向の一連の突起３３を備え
ており、それら突起３３の各々の端部には対応する磁石
３１が固着されている。
性材料の相互連結リング３２に固着されており、また、
インペラ１６のディスク状部分１９に埋め込まれてい
る。リング３２はほぼ半径方向の一連の突起３３を備え
ており、それら突起３３の各々の端部には対応する磁石
３１が固着されている。
【００１４】電機子２４はインペラ１６に埋め込まれて
いて各突起３３がそれぞれの翼１７のためのコアを形成
している。対応する磁石３１は翼１７の円錐状外面と面
一に配備されている。しかし、使用時、翼は循環してい
る液体内に沈められるので、好ましくは、磁石３１は薄
いプラスチック材料層３４によって完全に覆われるよう
埋め込まれており、そのプラスチック材料層３４は液体
によって生じせしめられる腐食から磁石３１を保護する
ための保護体を提供している。
いて各突起３３がそれぞれの翼１７のためのコアを形成
している。対応する磁石３１は翼１７の円錐状外面と面
一に配備されている。しかし、使用時、翼は循環してい
る液体内に沈められるので、好ましくは、磁石３１は薄
いプラスチック材料層３４によって完全に覆われるよう
埋め込まれており、そのプラスチック材料層３４は液体
によって生じせしめられる腐食から磁石３１を保護する
ための保護体を提供している。
【００１５】加えて、本体１１用のダイス内にインサー
ト２３を正しく位置決めし、また、インペラ１６用のダ
イス内にインサート２４を正しく位置決めすることに関
して述べる。成形作業の前に、ステンレス鋼でなるタブ
３６及び３７は２つのリング２７及び３２の各々にそれ
ぞれ溶接されている。タブ３６及び３７は、極片２８及
び磁石３１から遠く離れた点で、ダイスからそれぞれ突
出するよう配備されている。成形作業後、タブ３６及び
３７の露出部分即ち尾部は切除され、もっていずれの場
合でも腐食を受けないそれの一部のみが露出された状態
におかれる。
ト２３を正しく位置決めし、また、インペラ１６用のダ
イス内にインサート２４を正しく位置決めすることに関
して述べる。成形作業の前に、ステンレス鋼でなるタブ
３６及び３７は２つのリング２７及び３２の各々にそれ
ぞれ溶接されている。タブ３６及び３７は、極片２８及
び磁石３１から遠く離れた点で、ダイスからそれぞれ突
出するよう配備されている。成形作業後、タブ３６及び
３７の露出部分即ち尾部は切除され、もっていずれの場
合でも腐食を受けないそれの一部のみが露出された状態
におかれる。
【００１６】誘導子２３及び電機子２４の上述した構成
は、巻線２６の励磁によりそれらに発生せしめられる熱
が循環する液体によって連続して消散され、もっていか
なる過熱も除去し、特に、適宜な材料としてプラスチッ
ク材料が選定された場合、いかなる過熱も除去するとい
う効果を奏することができる。
は、巻線２６の励磁によりそれらに発生せしめられる熱
が循環する液体によって連続して消散され、もっていか
なる過熱も除去し、特に、適宜な材料としてプラスチッ
ク材料が選定された場合、いかなる過熱も除去するとい
う効果を奏することができる。
【００１７】翼に組み込まれた磁石を備えている電気ポ
ンプのアキシャル（軸線方向）様式を示しており、ま
た、電磁スラストに抗する液体のスラストに対向して釣
合を改良することができる図４及び図５に示された実施
例によれば、静止本体５１は円筒状内面５８を備えた筒
状形式のものである。インペラ５６も円筒形状のもので
あり、一連の半径方向翼５７を備えており、それら半径
方向翼５７はほぼ螺旋形状となっている。従って、静止
本体５１はインペラ５６と一緒に、汲み上げられるべき
液体を集めるための環状室５２を形成している。
ンプのアキシャル（軸線方向）様式を示しており、ま
た、電磁スラストに抗する液体のスラストに対向して釣
合を改良することができる図４及び図５に示された実施
例によれば、静止本体５１は円筒状内面５８を備えた筒
状形式のものである。インペラ５６も円筒形状のもので
あり、一連の半径方向翼５７を備えており、それら半径
方向翼５７はほぼ螺旋形状となっている。従って、静止
本体５１はインペラ５６と一緒に、汲み上げられるべき
液体を集めるための環状室５２を形成している。
【００１８】静止本体５１の２つの端部には２つの環状
座５９及び６０が備えられており、それら環状座５９及
び６０には２つの対応するリング６１及び６２が嵌合さ
れており、それら対応するリング６１及び６２は、減少
せしめられた径を有するインペラ５６の２つの部分６３
の回転のための２つの軸受を形成している。２つのリン
グ６１及び６２の各々は円周方向に配備された一連の孔
６３を備えており、それら一連の孔６３により、液体は
室５２を通過することができるようになっている。従っ
て、リング６１は室５２内の液体のためのディフューザ
を構成しており、それに対し、リング６２は循環回路に
向かう液体のためのディストリビュータを構成してい
る。
座５９及び６０が備えられており、それら環状座５９及
び６０には２つの対応するリング６１及び６２が嵌合さ
れており、それら対応するリング６１及び６２は、減少
せしめられた径を有するインペラ５６の２つの部分６３
の回転のための２つの軸受を形成している。２つのリン
グ６１及び６２の各々は円周方向に配備された一連の孔
６３を備えており、それら一連の孔６３により、液体は
室５２を通過することができるようになっている。従っ
て、リング６１は室５２内の液体のためのディフューザ
を構成しており、それに対し、リング６２は循環回路に
向かう液体のためのディストリビュータを構成してい
る。
【００１９】誘導子２３は、図１に示された実施例に従
った内面と相似の関係をなしてそれの内面と面一に静止
本体１１内に埋め込まれている。ここで、また、電機子
２４はリング３２を有しており、そのリング３２は磁石
３１を支持するための一連の半径方向突起３３を有して
いる。リング３２はインペラ５６に埋め込まれていて各
突起３３が、図１の場合のごとく、対応する翼５７のた
めのコアを形成している。従って、この実施例でも、作
動中に発生せしめられる熱が、循環する液体を介して消
散させられるという効果が奏される。
った内面と相似の関係をなしてそれの内面と面一に静止
本体１１内に埋め込まれている。ここで、また、電機子
２４はリング３２を有しており、そのリング３２は磁石
３１を支持するための一連の半径方向突起３３を有して
いる。リング３２はインペラ５６に埋め込まれていて各
突起３３が、図１の場合のごとく、対応する翼５７のた
めのコアを形成している。従って、この実施例でも、作
動中に発生せしめられる熱が、循環する液体を介して消
散させられるという効果が奏される。
【００２０】加えて、突起３３は各々多数の孔６４を備
えており、それら孔６４は、成形作業中インペラ５６の
材料の係留を可能ならしめている。この場合も、誘導子
２３及び回転子２４の双方はステンレス鋼でなる突起を
備えていて成形作業中ダイス内での相対位置決めを可能
ならしめている。
えており、それら孔６４は、成形作業中インペラ５６の
材料の係留を可能ならしめている。この場合も、誘導子
２３及び回転子２４の双方はステンレス鋼でなる突起を
備えていて成形作業中ダイス内での相対位置決めを可能
ならしめている。
【００２１】図６に示された電気ポンプ１０はオイルを
汲み上げるよう意図されており、その電気ポンプ１０
は、円筒状内室７２を備えた静止本体７１を有してお
り、その円筒状内室７２内には、自由に回転する態様
で、ディスク７３が収容されており、そのディスク７３
は内歯を備えたリングギヤ７４を画成している。静止本
体７１には巻線２６が収容されており、その巻線２６
は、図４及び図５に示された実施例と相似の態様で、静
止本体７１それ自体に埋め込まれているとともにリング
ギヤ７４に面しており、極片２８及びリング２７は誘導
子２３を形成しており、それに対し、リングギヤ７４
は、それの外周面近くに、複数個の永久磁石３６を収容
しており、それら磁石３６はリング３２によって互いに
連結されていて電機子２４を形成している。リングギヤ
７４の内歯は、リングギヤ７４の内径寸法に関してより
小さな寸法の対応するギヤホイール７６によって係合さ
れており、また、静止本体７１により偏心して且つ回転
可能に支持されている。
汲み上げるよう意図されており、その電気ポンプ１０
は、円筒状内室７２を備えた静止本体７１を有してお
り、その円筒状内室７２内には、自由に回転する態様
で、ディスク７３が収容されており、そのディスク７３
は内歯を備えたリングギヤ７４を画成している。静止本
体７１には巻線２６が収容されており、その巻線２６
は、図４及び図５に示された実施例と相似の態様で、静
止本体７１それ自体に埋め込まれているとともにリング
ギヤ７４に面しており、極片２８及びリング２７は誘導
子２３を形成しており、それに対し、リングギヤ７４
は、それの外周面近くに、複数個の永久磁石３６を収容
しており、それら磁石３６はリング３２によって互いに
連結されていて電機子２４を形成している。リングギヤ
７４の内歯は、リングギヤ７４の内径寸法に関してより
小さな寸法の対応するギヤホイール７６によって係合さ
れており、また、静止本体７１により偏心して且つ回転
可能に支持されている。
【００２２】静止本体７１に固定された分離素子７８は
最大距離にわたって互いに離隔されている区域で、リン
グギヤ７４及びギヤホイール７６間の空間に挿入されて
おり、分離素子７８はこの空間を、静止本体７１に備え
られたオイル入口オリフィス８０に接続された取入れ部
分７９と、オリフィス８０と反対側で、静止本体７１に
備えられている出口オリフィス８２に接続された移送部
分８１とに分割している。
最大距離にわたって互いに離隔されている区域で、リン
グギヤ７４及びギヤホイール７６間の空間に挿入されて
おり、分離素子７８はこの空間を、静止本体７１に備え
られたオイル入口オリフィス８０に接続された取入れ部
分７９と、オリフィス８０と反対側で、静止本体７１に
備えられている出口オリフィス８２に接続された移送部
分８１とに分割している。
【００２３】かくて、誘導子２３へ電流を供給すること
により、リングギヤ７４が回転し、従って、ギヤホイー
ル７６が回転し、その際、既知の態様で、ギヤホイール
７６の歯の間にあるオイル及びリングギヤ７４の歯の間
にあるオイルは取入れ部７９から移送部８１に伝達され
る。
により、リングギヤ７４が回転し、従って、ギヤホイー
ル７６が回転し、その際、既知の態様で、ギヤホイール
７６の歯の間にあるオイル及びリングギヤ７４の歯の間
にあるオイルは取入れ部７９から移送部８１に伝達され
る。
【００２４】既知のポンプに関する本発明の電気ポンプ
１０の利点は前述したことから明らかである。他方、事
実電気ポンプ１０は、エンジンシャフト（軸）とポンプ
との間にいかなる運動伝達機構もないから、製造し且つ
組み立てるのに非常に簡単である。他方、ポンプを駆動
する電気モータの速度は、電子手段により簡単に制御す
ることができ、それにより、エンジンが冷たいときにポ
ンプの出力を低減させることにより、また、エンジンの
温度が通常作動レベルに達する際にその出力を高めるこ
とにより、更に、出力部を実際のエンジン要求事項に概
ね適合させることにより、消費量を低減させることがで
きる。
１０の利点は前述したことから明らかである。他方、事
実電気ポンプ１０は、エンジンシャフト（軸）とポンプ
との間にいかなる運動伝達機構もないから、製造し且つ
組み立てるのに非常に簡単である。他方、ポンプを駆動
する電気モータの速度は、電子手段により簡単に制御す
ることができ、それにより、エンジンが冷たいときにポ
ンプの出力を低減させることにより、また、エンジンの
温度が通常作動レベルに達する際にその出力を高めるこ
とにより、更に、出力部を実際のエンジン要求事項に概
ね適合させることにより、消費量を低減させることがで
きる。
【００２５】明らかなとおり、上述した電気ポンプは、
本願請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、
様々な他の改変及び改良を受けることが可能である。例
えば、静止本体及びインペラの形状は更なる変形を受け
ることができる。特に、図１の変形例において、翼の端
部全てを接合し且つ誘導子２３に面している面よりも下
に永久磁石３１を部分的に埋め込み、かくてスラスト軸
受面としても作用するようインペラと同じ材料でリング
を形成することもできる。また、作動パルスを発生させ
る回路は電気モータと別個であってもよい。最後に、電
気モータは、例えばかご型ロータを備えた交流モータの
ごとき別の形式のものであってもよい。
本願請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、
様々な他の改変及び改良を受けることが可能である。例
えば、静止本体及びインペラの形状は更なる変形を受け
ることができる。特に、図１の変形例において、翼の端
部全てを接合し且つ誘導子２３に面している面よりも下
に永久磁石３１を部分的に埋め込み、かくてスラスト軸
受面としても作用するようインペラと同じ材料でリング
を形成することもできる。また、作動パルスを発生させ
る回路は電気モータと別個であってもよい。最後に、電
気モータは、例えばかご型ロータを備えた交流モータの
ごとき別の形式のものであってもよい。
【発明の効果】本発明によると、静止本体とインペラ本
体に組み込まれた誘導子と電機子によって静止本体に対
してインペラ本体が回転すると共に、該誘導子及び電機
子が給送液体によって冷却されるため、極めて単純な電
気ポンプを得ることができる。
体に組み込まれた誘導子と電機子によって静止本体に対
してインペラ本体が回転すると共に、該誘導子及び電機
子が給送液体によって冷却されるため、極めて単純な電
気ポンプを得ることができる。
【図１】本発明の第１実施例による、内燃エンジンのた
めの冷却液循環用電気ポンプの概略中央断面図。
めの冷却液循環用電気ポンプの概略中央断面図。
【図２】図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った断面図。
【図３】図２の詳細部の円筒状展開図。
【図４】本発明の別の実施例による電気ポンプの中央断
面図。
面図。
【図５】図４の線Ｖ−Ｖに沿った断面図。
【図６】電気ポンプの別の実施例の概略断面図で、オイ
ル循環用電気ポンプの概略断面図。
ル循環用電気ポンプの概略断面図。
１０ 電気ポンプ １１ 静止本体 １２ 室 １３ 軸線方向孔 １４ 軸 １５ 一対の通路 １６ インペラ １７ 翼 １８ 面 １９ ディスク状部分 ２０ ダクト ２１ フランジ ２２ ボルト ２３ 誘導子 ２４ 電機子 ２６ 巻線 ２７ リング ２８ 極片 ２９ プラスチック材料層 ３１ 磁石 ３２ リング ３３ 突起 ３４ プラスチック材料層 ３６ 磁石 ３７ タブ ３８ タブ ５１ 静止本体 ５２ 室 ５６ インペラ ５７ 翼 ５８ 円筒状内面 ５９ 環状座 ６０ 環状座 ６１ リング ６２ リング ６３ 孔 ６４ 孔 ７１ 静止本体 ７２ 円筒状内室 ７４ リングギヤ ７６ ギヤホイール ７８ 分離素子 ７９ 取入れ部 ８０ オリフィス ８１ 移送部 ８２ 出口オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04D 29/22 F04C 2/10 341 F04D 29/00 F04D 29/18 101
Claims (11)
- 【請求項１】 例えば内燃エンジンの回路に液体を循環
させるための電気ポンプにして、液体収集室（１２、５
２、７２）を画成する静止本体（１１、５１、７１）
と、前記静止本体（１１、５１、７１）に回転するよう
装架され且つ前記室（１２、５２、７２）内の液体のた
めのポンプ部材（１７、５７、７４）を備えているイン
ペラ本体（１６、５６、７３）と、誘導子（２３）及び
電機子（２４）を有している電気モータとを有してお
り、前記誘導子（２３）及び電機子（２４）の各々は前
記静止本体及びインペラ本体（１１、５１、７１；１
６、５６、７３）のうちの一方に組み込まれており、前
記静止本体及びインペラ本体（１１、５１、７１；１
６、５６、７３）はプラスチック材料あるいは非磁性金
属材料で作られている前記電気ポンプにおいて、前記誘
導子（２３）は電気巻線（２６）を含んでおり、該電気
巻線（２６）は強磁性材料でなる第１のリング（２７）
と一体の一群の極片（２８）に巻かれているとともに、
前記誘導子（２３）は前記静止本体（１１、５１、７
１）の材料に埋め込まれたインサートを形成しており、
前記電機子（２４）は複数個の永久磁石（３１）を有し
ており、該永久磁石は強磁性材料の第２のリング（３
２）に固着されており、前記電機子（２４）は前記イン
ペラ本体（１６、５６、７３）の材料に埋め込まれたイ
ンサートを形成していることを特徴とする電気ポンプ。 - 【請求項２】 前記静止本体及びインペラ本体（１１、
５１、７１；１６、５６、７３）はプラスチック材料か
ら作られており、前記誘導子（２３）及び前記電機子
（２４）は前記静止本体（１１、５１、７１）のプラス
チック材料及び前記インペラ本体（１６、５６、７３）
のプラスチック材料に、それらの成形時に、それぞれ完
全に埋め込まれており、前記リング（２７、３２）の各
々は少なくとも１つの対応するタブ（３７、３８）に接
続されていて、後に、前記静止本体（１１、５１、７
１）の表面と面一にまた前記インペラ本体（１６、５
６、７３）の表面と面一に切除されていることを特徴と
する請求項１記載の電気ポンプ。 - 【請求項３】 前記インペラ本体はディスク（７３）を
有しており、該ディスクは内方リングギヤ（７４）を有
しているとともにギヤホイール（７６）を備えており、
該ギヤホイールは前記静止本体（７１）により回転可能
に支持されており、前記ギヤホイール（７６）は前記リ
ングギヤ（７４）よりも小さな寸法のものであるととも
に前記リングギヤ（７４）に対し偏心して装架されてお
り、前記第２のリング（３２）によって互いに接続され
ている前記磁石（３１）は前記ディスク（７３）の外面
に埋め込まれており、前記第１のリング（２７）によっ
て互いに接続されている前記極片（２８）は前記静止本
体（７１）の円筒状内面に埋め込まれていて前記磁石
（３１）に面していることを特徴とする請求項１または
請求項２記載の電気ポンプ。 - 【請求項４】 前記ギヤホイール（７６）と前記リング
ギヤ（７４）との間には分離素子（７８）が挿入されて
おり、該分離素子（７８）は前記ギヤホイール（７６）
と前記リングギヤ（７４）との間の空間を取入れ部分
（７９）と移送部分（８１）とに分割しており、前記デ
ィスク（７３）は前記静止本体（７１）に形成された円
筒状室（７２）に収容されていることを特徴とする請求
項３記載の電気ポンプ。 - 【請求項５】 前記モータ（２３、２４）はブラッシレ
ス直流形式のものであり、前記ポンプは前記エンジンの
潤滑オイルを循環するために用いられており、電子手段
が備えられていて、前記エンジンの軸の速度と無関係に
前記電気モータ（２３、２４）の作動速度を制御してい
ることを特徴とする請求項３または請求項４記載の電気
ポンプ。 - 【請求項６】 前記インペラ本体（１６、５６）は一連
の翼（１７−５７）を有しており、該一連の翼は回転面
（１８、５８）を有している前記静止本体（５１、５
１）の部分に向かって突出しており、前記誘導子（２
３）及び前記電機子（２４）は前記回転面（１８、５
８）上に前記翼（１７、５７）に整合してそれぞれ配備
されていることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の電気ポンプ。 - 【請求項７】 前記第２のリングは一連の突起（３３）
を備えており、それら一連の突起の各１つは前記磁石
（３１）のうちの１つに接続されており、前記突起（３
３）の各１つは対応する翼（１７、５７）のコアを形成
しているとともに、対応する磁石（３１）を、前記回転
面（１８、５８）に隣接した前記翼（１５、５７）の部
分に配備していることを特徴とする請求項６記載の電気
ポンプ。 - 【請求項８】 前記回転面（１８）は載頭円錐状であ
り、前記翼（１７）は実質的に螺旋形状をしているとと
もに、前記翼（１７）の部分に前記磁石（３１）を担持
していることを特徴とする請求項６または請求項７記載
の電気ポンプ。 - 【請求項９】 前記回転面（５８）は円筒状であり、前
記翼（５７）は実質上螺旋形状をしているとともに前記
円筒面（５８）に隣接した前記翼（５７）のうちの１つ
の部分上に前記磁石（３１）の各々を担持していること
を特徴とする請求項６または請求項７記載の電気ポン
プ。 - 【請求項１０】 前記永久磁石（３１）は各々前記翼
（５７）のうちの１つのプラスチック材料内に完全に埋
め込まれており、前記突起（３３）の各１つは少なくと
も１つの孔（６４）を備えていてその孔が対応する翼
（５７）のプラスチック材料に係止されるのを可能とし
ていることを特徴とする請求項９記載の電気ポンプ。 - 【請求項１１】 前記モータ（２３、２４）はブラッシ
レス直流形式のものであり、前記ポンプは前記エンジン
の冷却水を循環するために用いられており、電子手段が
備えられていて、前記エンジンの軸の速度と無関係に前
記電気モータ（２３、２４）の作動速度を制御している
ことを特徴とする請求項６乃至請求項１０までのいずれ
か１つに記載の電気ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT091A000197 | 1991-03-19 | ||
| ITTO910197A IT1245466B (it) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | Elettropompa per la circolazione di un liquido, ad esempio in un motore a combustione interna |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173893A JPH06173893A (ja) | 1994-06-21 |
| JP3190104B2 true JP3190104B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=11409100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09246392A Expired - Fee Related JP3190104B2 (ja) | 1991-03-19 | 1992-03-19 | 例えば内燃エンジンにおける液体循環用電気ポンプ |
Country Status (6)
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|---|---|
| US (1) | US5269663A (ja) |
| EP (1) | EP0504863B1 (ja) |
| JP (1) | JP3190104B2 (ja) |
| DE (1) | DE69203258T2 (ja) |
| ES (1) | ES2074752T3 (ja) |
| IT (1) | IT1245466B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2701737B1 (fr) * | 1993-02-19 | 1995-04-14 | Cit Alcatel | Machine volumétrique à guidage magnétique. |
| DE4447284A1 (de) * | 1994-12-30 | 1996-07-04 | Eberspaecher J | Brennstoff-Dosierpumpe eines Fahrzeugheizgeräts oder eines Partikelfilter-Regenerationsbrenners |
| EP0750387A1 (en) * | 1995-06-21 | 1996-12-27 | Chen-Chi Yang | An electricity driven device and method for increasing the rotational inertia of a rotary object or of the blade of a lawn mower |
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| US6132186A (en) * | 1997-08-06 | 2000-10-17 | Shurflo Pump Manufacturing Co. | Impeller pump driven by a dynamo electric machine having a stator comprised of a mass of metal particles |
| JP3644491B2 (ja) | 2000-09-11 | 2005-04-27 | 株式会社ジェイ・エム・エス | ターボ式血液ポンプ |
| JP3582467B2 (ja) | 2000-09-14 | 2004-10-27 | 株式会社ジェイ・エム・エス | ターボ式血液ポンプ |
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