JP5229981B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクや磁気ディスクなどのディスク駆動に使用されるアウターロータタイプのブラシレスモータに関する。
例えば、光ディスク装置のミニディスク(MD)に用いられているディスク回転用のブラシレスモータとして、特許文献1に記載のものがある。
この特許文献1に記載のブラシレスモータは、図6に示すように、カップ状をしたロータケース111の中央部に回転軸112、及びその内周面にマグネット113が固着され、軸受ホルダ124の外周側には、コイル126が巻かれたステータコア127が固定され、コイル126の端末はステータベース121の上面に設けられた印刷配線板122の接続パターンへ、はんだ付け等で接続される。
軸受ホルダ124の内部には、ラジアル軸受123とスラスト軸受123aが保持され、この軸受ホルダ124はステータベース121に固着されている。
なお、130は情報記録ディスクを載置するターンテーブルであり、回転軸112の出力側端部に挿着されている。
このような特許文献1に記載のアウターロータ型のブラシレスモータは、軸受ホルダ124内のラジアル軸受123によって回転軸112を支持する構造になっているため、回転軸112が軸受ホルダ124から抜け出ることがないようにロータの抜け止め機構を必要とする。
このロータの抜け止め機構として、回転軸112には下端近くに軸溝112aを設け、リング状の抜け止め部材140が軸受ホルダ124の内周部下端に配置されている。この抜け止め部材140が回転軸112に形成された軸溝112aにはめ込まれると、ロータは軸方向の移動に対して抜け止めできるようになっている。
特開2007−185068号公報
近年、ディスク回転用のブラシレスモータに対する薄型化(低背化)の要求は益々高まっている。しかしながら、片持ち支持の軸受構造において薄型化に対応するためにラジアル軸受の高さを抑えようとすると、軸の垂直度が悪化する問題がある。
一方、図6に示したブラシレスモータでは、軸受ホルダ124内のラジアル軸受123の軸方向下方部分において、回転軸112に軸溝112aを形成すると共に、リング状の抜け止め部材140を配置しているため、抜け止め機構のためにラジアル軸受123の高さが犠牲にされている。
このため、図6に示した抜け止め機構は構造的には単純であるものの、軸の垂直度を維持しつつ薄型化するには限界があった。
また従来のロータの抜け止め機構では、リング状の抜け止め部材140を軸受ホルダ124内に配置し、この上部にラジアル軸受123を圧入した後、ロータを装着しているため、回転軸112の軸溝112aと抜け止め部材140のクリアランスを調整できない。このため、各部材の加工精度や組立精度が要求され、加工費や組立費のコストアップに繋がる問題があった。
さらに、軸受ホルダ124に一度圧入されたラジアル軸受123は破損せずに分離することは困難であり、仮に抜け止め機構にクリアランスの過不足等の問題が生じた場合、分解して修理したり再利用したりするのが実質的に不可能である。
そこで、本発明は、ロータの抜け止め機能を備えながら薄型化ができると共に、モータの組み立て後にも容易に分解し得るブラシレスモータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく成された本発明のブラシレスモータは、ロータケースと、前記ロータケースに固定された軸と、前記ロータケースの内周面に固定されたマグネットとを有するロータと、前記軸を回転自在に支承するラジアル軸受と、前記ラジアル軸受を保持する軸受ホルダと、前記マグネットに対向配置されコイルが巻回されたステータコアと、前記コイルの端末が接続される印刷配線板を設けたステータベースを有するステータとを備えるブラシレスモータであって、前記軸は前記ラジアル軸受よりも上の部分に被係止部を有し、前記ロータが軸方向に移動するときに前記被係止部と当接する係止部を備えると共に前記ステータコアに載置された状態で前記ステータ側にネジ止めされた抜け止め部材を有し、前記抜け止め部材には、該抜け止め部材を前記ステータ側にネジ止めする際に、径方向の位置を調整できるネジ挿入孔が形成されており、前記ロータケースには、前記抜け止め部材を前記ステータ側にネジ止めする際に、ドライバーを差し込むための透孔が設けられていることを特徴としているものである。
本発明のブラシレスモータは、さらなる好ましい特徴として、
前記軸受ホルダは、前記ステータベースに載置されるフランジ部を有し、該フランジ部に透孔が設けられており、前記ステータベースは、内側にネジ切り加工が施されているバーリング部を有し、前記軸受ホルダの前記透孔に、前記ステータベースの前記バーリング部が嵌め込むまれており、前記バーリング部において、前記抜け止め部材と前記ステータコアと前記軸受ホルダと前記ステータベースがネジ止めされていること」、
「前記抜け止め部材は、前記軸受ホルダの開放端を覆うように取り付けられ、前記軸受の含油の飛散防止手段として機能すること」、
「前記ロータを一径方向に傾かせるリング状の付勢用マグネットが前記ステータコア上に設けられ、前記抜け止め部材が前記付勢用マグネットの内側に設けられたこと」、
を含むものである。
本発明のブラシレスモータによれば、ラジアル軸受の高さが犠牲になるのを抑制しつつ抜け止め機能を付加できるため、より薄型のブラシレスモータを実現できる。また、抜け止め部材をネジで固着しているため組み立てが容易であると共に、仮に抜け止め機構の係止部と被係止部のクリアランスの過不足の問題が生じた場合でも、ドライバーだけで簡単に分解することができるため、修理や再利用が可能となって安価にモータを提供できる。
また、ステータ側にネジ止めする際に径方向の位置を調整できるようなネジ挿入孔が形成されている抜け止め部材を用いたものにあっては、抜け止め機構の係止部と被係止部の径方向のクリアランスを調整できるため、特別な加工を必要とせずに簡単な部品形状で抜け止め手段として確実に機能することができると共にロータの抜け強度を簡単に調整できる。
また、抜け止め部材が軸受ホルダの開放端を覆うように取り付けられ、軸受の含油の飛散防止手段として機能するものにあっては、含油の飛散防止手段を簡単に組み付けることができ、さらに一つの部材に複数の機能を持たせることができるので部材および組立工数の削減が可能となる。
また、ロータを一径方向に傾かせる付勢用マグネットがステータコア上に設けられ、抜け止め部材が付勢用マグネットの軸方向の空間内に設けられたものにあっては、ロータを一径方向に傾かせることができるため安定したモータの回転性能を実現することができると共に、モータの軸方向の空いた空間を有効に利用して抜け止め部材を配置できるのでより薄型のブラシレスモータを提供できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態にかかるブラシレスモータを示しており、中心線より右側は断面を示している。図2は同モータの組立斜視図である。
このブラシレスモータは、ロータ10と、このロータ10を回転支持するステータ20とから構成されている。
ロータ10は、磁性を有する金属材料で有底円筒状に形成されたロータケース11と、このロータケース11の中心に圧入固定された軸12と、ロータケース11の内周面に固定された円筒状のマグネット13を備え、ターンテーブルとして機能するようにロータケース11の上面にはディスクガイド14と摩擦シート15が固着されている。
軸12の略中央全周には溝12aが設けられ、この溝12aの下壁面12bはロータ10が軸方向上方に移動したときに後述の抜け止め部材25の係止部25aと当接する被係止部となって抜け止め機構として機能する。
またロータ10に設けられているターンテーブルには不図示のディスクが載置され、このディスクはディスクガイド14により心出しされる。
ステータ20は、不図示のホール素子や駆動部材を配置したフレキシブルの印刷配線板22が載置固定されるステータベース21と、軸12を回転自在に支承するラジアル軸受23aおよびスラスト軸受23bと、このラジアル軸受23aの外周を保持する軸受ホルダ24と、抜け止め部材25と、マグネット13に対向配置されコイル26が巻回されたステータコア27とを備えている。
ステータベース21には、スラスト軸受23bを収容する凹部21bと、2箇所のバーリング部21aが設けられており、このバーリング部21aの内側にはネジ切り加工が施されている。
軸受ホルダ24は、円筒部24aとフランジ部24bを有する金属製であって、フランジ部24bがステータベース21に載置され、フランジ部24bに設けた透孔24cに、ステータベース21のバーリング部21aが嵌め込まれている。
ステータベース21の凹部21bにはスラスト軸受23bが収容され、軸受ホルダ24の円筒部24a内には、筒状の焼結メタルに潤滑油を含浸させたラジアル軸受23aが圧入され、軸12がこれらの軸受に支持されてロータ10は自在に回転できるようになっている。
ステータコア27は、透孔27cが設けられた内周側の環状部27aと、この環状部27aの外周に連結された複数の突極27bが形成された板状コアの積層板からなり、各突極には絶縁シート28を挿んでコイル26が巻回されている。
コイル26の下部26aに対向する印刷配線板22とステータベース21には、コイル26との干渉を避ける収納穴21cを設けている。よって、コイル26の下部26aの高さ分だけステータコア27の高さを低くすることができモータを薄型化できる。
このステータコア27は、環状部27aを軸受ホルダ24のフランジ部24bに載置した状態で、環状部27aが軸受ホルダ24の円筒部24aの外周を囲うように配置され、複数の突極27bはマグネット13の内周に空間を介して対向配置される。
このステータコア27の上には、磁性材のロータケース11の天面11bに対向するように、平面から見て180度開角以内に着磁されたリング状の付勢用マグネットMがその中心と軸12の中心が一致するように配置され、軸受ホルダ24のロータ側の端部に設けた抜け止め部材25が付勢用マグネットMの軸方向の空間内に設けられている。そのため付勢用マグネットMは、ロータ10を一径方向に傾かせることができるため安定したモータの回転性能を実現することができると共に、モータの軸方向の空いた空間を有効に利用して抜け止め部材25を配置できるのでより薄型のブラシレスモータを提供できる。
このような構成によって、ブラシレスモータは、不図示の駆動部材からコイル26に通電することにより、ロータ10はステータ20に対して回転することができる。
図3は、本例のブラシレスモータの抜け止め機構の要部斜視図である。図3に示すように、本例のブラシレスモータは、軸12の略中央全周に溝12aを設けると共に、軸受ホルダ24の開放端に抜け止め部材25を設けている。
抜け止め部材25は樹脂製もしくは金属製で、軸側に向けられる係止部25aと外側の固定部25bとからなり、係止部25aと固定部25bの間に段差部25dを有している。
係止部25aは溝12aが形成された部分の軸の径より若干大きい半円状を呈しており、固定部25bにはロータの径方向に延びたネジ挿入用の長穴25cを有している。
この抜け止め部材25は、係止部25aが軸に設けた溝12aとわずかな隙間を保ちながら当接しないようにロータの径方向に位置を調整しながらスタータコア27に長穴25cを介してネジ締めされる。そしてロータが軸方向上方に移動するときに係止部25aが溝12aの下壁面12bに当接することで、ロータの抜け止め手段として機能する。
本例のブラシレスモータを組み立てるときは、先ず、ステータベース21の上に、ホール素子や駆動部材を配置した印刷配線板22を固定した後、軸受ホルダ24を載せ、フランジ部24bに設けた透孔24cに、ステータベース21のバーリング部21aを嵌め込む。これにより、軸受ホルダ24がステータベース21に自動的に位置決めされる。
次に、ステータベース21の凹部21bにスラスト軸受23bを配し、軸受ホルダ24の円筒部24a内にラジアル軸受23aを圧入した後、軸受ホルダ24の円筒部24aの外周にステータコア27を配置し、さらにステータコア27上に抜け止め部材25を配置する。
次に、ネジ切り加工が施されたバーリング部21aを利用し、抜け止め部材25側からネジ材29によって抜け止め部材25とステータコア27と軸受ホルダ24とステータベース21を一度にネジ材29で仮締めする。この時、後にロータ10を組み付ける際に軸12が抜け止め部材25の係止部25aに当たらない程度まで抜け止め部材25を外側に退避させておく。なお、ロータ10を組み付ける際に支障が無い程度に係止部25aが弾性変形可能ならば、完全に退避させておく必要はない。
次に、ロータ10をステータ20に対して上方から挿入する。
最後に、ロータケース11に設けた透孔11aからドライバーを差込み、係止部25aが軸12の溝12aの壁面に当接せず且つ溝12aの内部への係止部25aの挿入量を調整してから2つのネジ材29で本締めする。
なお、本例では、抜け止め部材25の段差部25dが軸受ホルダの円筒部24の外周に当接した状態で所定の抜け止め強度が得られるように設計されているため、組立が極めて容易である。
本例のブラシレスモータによれば、軸12のラジアル軸受23aよりも上の部分に溝12aを形成して被係止部(下壁面12b)を設け、ロータ10が軸方向上方に移動するときにこの被係止部と当接する係止部25aを備える抜け止め部材25を設けたことにより、ラジアル軸受23aの高さが犠牲になるのを最小限に抑えつつ抜け止め機能を付加できるため、より薄型のブラシレスモータを実現できる。
また、図1に示すようにネジ材29がステータベース21の裏面から突出しないようにすれば、ステータベースの下面をフラットにできるため、より一層、モータの薄型化が図れると共に、モータを取り付ける際に取り付け面が制限されず汎用性が高いものとなる。
また、抜け止め部材をネジで固着しているため組み立てが容易である。さらに、ドライバーだけで簡単に分解することができるため、抜け止め機構の係止部25aと被係止部(下壁面12b)のクリアランスの過不足の問題が生じた場合でも、修理や再利用が可能となる。
また、抜け止め部材25としてロータの径方向に延びたネジ挿入用の長穴25cを有するものを用いているため、抜け止め機構の係止部と被係止部の径方向のクリアランスを調整でき、特別な加工を必要とせずに簡単な部品形状で抜け止め手段として確実に機能することができると共にロータの抜け強度を簡単に調整することができる。なお、ネジ挿入孔は、抜け止め部材25をネジ止めする際に径方向の位置を調整できる形態であれば、長穴に限らず、例えばネジ材の径よりも大きな円形であってもかまわない。
また、軸受ホルダ24のフランジ部24bに設けた透孔24cに、ステータベース21に設けたバーリング部21aを嵌合せしめることにより、軸受ホルダ24の位置決めを自動的に行うことができるため、組立が容易であると共に、バーリング部21aにネジ切り加工を施しているため、薄手のステータベースであっても十分な数のネジ山を形成でき、ネジ止めの強度を高めることができる。
なお、本例では係止部25aを半円状に形成しているが、この係止部25aは軸側に突出した爪部を複数設けるようにしてもよい。この場合、軸方向にロータが移動するときに少なくとも1つ以上の爪部の先端が被係止部(下壁面12b)に引っ掛かるようにされる。
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態にかかるブラシレスモータの抜け止め手段の要部斜視図を示しており、図4において第1の実施形態のものと同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、抜け止め部材25を軸受ホルダ24の開放端を覆うように取り付け、軸受の含油の飛散防止手段として機能させた点である。
そのため本実施例では、軸受ホルダ24の開放端を覆うように抜け止め部材25を軸12を挟んで係止部25aが対面するようにネジ締めし、軸12の溝12aが係止部25aとわずかな隙間を保ちながら接触しないで回転でき、ロータが軸方向上向きに移動するときにロータの抜け止め手段として機能する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、軸受の含浸油のオイル漏れ防止機能を持たせることができ、部材および組立工数の削減が可能となる。
なお、第2の実施形態では、図4に示すように、抜け止め部材25を軸12を挟んで係止部25aが対面するように設けたが、図5に示すような抜け止め部材35であってもよい。
抜け止め部材35は樹脂製もしくは金属製で、軸側に向けられる係止部35aと外側の固定部35bとからなり、係止部35aと固定部35bの間に段差部35dを有している。係止部35aには軸12の直径より若干大きい貫通孔があり、固定部35bにはロータの径方向に延びたネジ挿入用の長穴35cを有している。
モータの組み立て時には、ロータ10をステータ20に挿入後、抜け止め部材35の係止部35aが軸12の溝12aに接触せず且つ溝12aの内部に係止部35aの一側が挿入されるように位置を調節しネジ締めされる。よって図5に示す形態でも第2の実施形態と同等の効果を得られる。
以上説明した実施形態では、軸12の被係止部を軸12の全周に溝12aを設けて形成したが、この被係止部をラジアル軸受23aより上方の軸12の外周全周に固着したリング形状のストッパとしてもよい。このストッパは抜け止め部材(25、35)よりロータ軸方向下側に接触しないように配置され、ロータが軸方向上側に移動するときにストッパが抜け止め部材25に当接することで、ロータの抜け止め手段として機能する。
また、従来の抜け止め機構では弾性変形可能な抜け止め部材を用いているものの、ロータをステータに組み込む際にこの抜け止め部材が僅かながらでも変形してしまい、クリアランスの過不足が生じてしまう危険性があるが、本発明の実施形態のように抜け止め部材に径方向の位置を調整できるネジ挿入孔(長穴)を形成することにより、ロータをステータに組み込む際に抜け止め部材が軸と当たらないように退避させておくことができるため、弾性変形しないものでも使用できると共に、抜け止め部材の変形によるクリアランスの過不足の発生を確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるブラシレスモータであり、中心線より右側は断面を示している。 本発明の第1の実施形態にかかるブラシレスモータの組立斜視図である。 本発明の第1の実施形態にかかるブラシレスモータの抜け止め手段の要部斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるブラシレスモータの抜け止め手段の要部斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるブラシレスモータの抜け止め手段の変形例である。 従来のブラシレスモータの断面図である。
符号の説明
10 ロータ
11 ロータケース
11a 透孔
11b 天面
12 軸
12a 溝
12b 下壁面
13 マグネット
14 ディスクガイド
15 摩擦シート
20 ステータ
21 ステータベース
21a バーリング部
21b 凹部
21c 収納穴
22 印刷配線板
23a ラジアル軸受
23b スラスト軸受
24 軸受ホルダ
24a 円筒部
24b フランジ部
24c 透孔
25 抜け止め部材
25a 係止部
25b 固定部
25c 長孔
25d 段差部
26 コイル
26a 下部
27 ステータコア
27a 環状部
27b 突極
27c 透孔
28 絶縁シート
29 ネジ材
35 抜け止め部材
35a 係止部
35b 固定部
35c 長孔
35d 段差部
111 ロータケース
111a 周面部
112 回転軸
112a 軸溝
113 マグネット
114 予圧用マグネット
121 ステータベース
122 印刷配線板
123 ラジアル軸受
123a スラスト軸受
124 軸受ホルダ
126 コイル
127 ステータコア
130 ターンテーブル
140 抜け止め部材
M 付勢用マグネット

Claims (4)

  1. ロータケースと、前記ロータケースに固定された軸と、前記ロータケースの内周面に固定されたマグネットとを有するロータと、
    前記軸を回転自在に支承するラジアル軸受と、前記ラジアル軸受を保持する軸受ホルダと、前記マグネットに対向配置されコイルが巻回されたステータコアと、前記コイルの端末が接続される印刷配線板を設けたステータベースを有するステータと、を備えるブラシレスモータであって、
    前記軸は前記ラジアル軸受よりも上の部分に被係止部を有し、
    前記ロータが軸方向に移動するときに前記被係止部と当接する係止部を備えると共に前記ステータコアに載置された状態で前記ステータ側にネジ止めされた抜け止め部材を有し、
    前記抜け止め部材には、該抜け止め部材を前記ステータ側にネジ止めする際に、径方向の位置を調整できるネジ挿入孔が形成されており、
    前記ロータケースには、前記抜け止め部材を前記ステータ側にネジ止めする際に、ドライバーを差し込むための透孔が設けられていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記軸受ホルダは、前記ステータベースに載置されるフランジ部を有し、該フランジ部に透孔が設けられており、
    前記ステータベースは、内側にネジ切り加工が施されているバーリング部を有し、
    前記軸受ホルダの前記透孔に、前記ステータベースの前記バーリング部が嵌め込むまれており、
    前記バーリング部において、前記抜け止め部材と前記ステータコアと前記軸受ホルダと前記ステータベースがネジ止めされていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記抜け止め部材は、前記軸受ホルダの開放端を覆うように取り付けられ、前記軸受の含油の飛散防止手段として機能することを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ロータを一径方向に傾かせるリング状の付勢用マグネットが前記ステータコア上に設けられ、前記抜け止め部材が前記付勢用マグネットの内側に設けられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。
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