JP2010007642A - ポンプ装置 - Google Patents

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真 藤嶋
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Abstract

【課題】軸受部分の摺動面での磨耗を防止することのできるポンプ装置を提供すること。
【解決手段】ポンプ装置100において、スラスト軸受部材38の固定側摺動面381では、ポンプ室6内の流体通路57に接続する溝や貫通穴からなる連通路が開口しているため、流体通路57を通る液体が連通路を通って、固定側摺動面381とスリーブ41の回転側摺動面417との間に引き込まれる。このため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在することになるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高い。また、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に発生した磨耗粉を流体通路57を介して排出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体の吸入および吐出が行なわれるポンプ室内に、インペラおよび回転側軸受部材を備えたロータが回転可能に支持したポンプ装置に関するものである。
ポンプ装置において、液体の吸入および吐出が行なわれるポンプ室内に、インペラを備えたロータをポンプ室内で支持するにあたっては、ロータにスリーブを設ける一方、ポンプ室内に円盤状のスラスト軸受部材を設けた構造が採用されることがある(特許文献1参照)。
このような軸受構造を採用する場合、通常は、スリーブおよびスラスト軸受部材として硬度の異なる材質のものを用い、摺動性を高めるのが一般的である。例えば、スリーブにカーボン材を用い、スラスト軸受部材にセラミックス材を用いる。
特開2008−8222号公報
しかしながら、硬度の異なる部材で軸受を構成した場合、硬度の低い方が磨耗し、ポンプ性能が低下するという問題点がある。特に、スラスト軸受部分は、スラスト方向に大きな力を受けるため、かかる磨耗が顕著となる。また、ロータにインペラが保持されている場合、磨耗によってインペラの位置がずれると、その分、吐出性能が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、軸受部分の摺動面での磨耗を防止することのできるポンプ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、液体の吸入および吐出が行なわれるポンプ室内に、インペラおよび回転側軸受部材を備えたロータと、前記回転側軸受部材の軸線方向の一方側端面を回転可能に支持する固定側スラスト軸受部材と、を有するポンプ装置において、前記固定側スラスト軸受部材において前記回転側軸受部材と接する固定側摺動面、および前記回転側軸受部材において前記固定側摺動面と接する回転側摺動面のうちのいずれか一方では、前記ポンプ室内の流体通路に接続する連通路が開口していることを特徴とする。
本発明において、固定側スラスト軸受部材の固定側摺動面、および回転側軸受部材の回転側摺動面のうちのいずれか一方では、ポンプ室内の流体通路に接続する連通路が開口しているため、流体通路を通る液体が連通路を通って、固定側摺動面と回転側摺動面との間に引き込まれる。このため、固定側摺動面と回転側摺動面との間には、流体通路を通る液体が常に介在し、かかる液体は潤滑剤として機能するため、固定側摺動面と回転側摺動面との間の摺動性が高い。それ故、固定側摺動面および回転側摺動面での磨耗を防止することができる。また、スラスト軸受部分では、固定側摺動面と回転側摺動面との間にスラスト方向の力が作用するため、特に磨耗が発生しやすいので、かかるスラスト軸受部分に本発明を適用すれば、固定側摺動面および回転側摺動面の磨耗を効果的に防止することができる。
また、本発明は、前記固定側スラスト軸受部材は、前記回転側軸受部材の軸線方向の両端面のうち、前記インペラが位置する側の端面を支持している場合に適用すると特に効果的である。ロータにインペラが保持されている場合、ロータが回転した際、ロータは、負圧によってインペラが配置されている側に付勢され、スラスト軸受部分では、固定側摺動面と回転側摺動面との間に大きなスラスト方向の力が作用するため、特に磨耗が発生しやすいので、かかるスラスト軸受部分に本発明を適用すれば、固定側摺動面および回転側摺動面の磨耗を効果的に防止することができる。
本発明において、前記固定側摺動面と前記回転側摺動面は、同一のセラミックス材料からなることが好ましい。固定側摺動面と回転側摺動面が同一の材料からなる場合には特に摺動性が低くなりがちであるが、本発明では、流体通路を通る液体が連通路を通って、固定側摺動面と回転側摺動面との間に引き込まれ、固定側摺動面と回転側摺動面との間には常に液体が介在するため、固定側摺動面と回転側摺動面が同一の材料からなる場合でも固定側摺動面と回転側摺動面との間の摺動性が高く、固定側摺動面および回転側摺動面での磨耗を防止することができる。また、固定側摺動面と回転側摺動面がセラミックス材料からなる場合、磨耗粉が発生すると、研磨剤として作用してしまうが、本発明によれば、磨耗粉の発生が少ないとともに、磨耗粉が発生しても連通路を介して排出されるので、固定側摺動面および回転側摺動面の磨耗を効果的に防止することができる。
本発明において、前記連通路は、前記固定側摺動面および前記回転側摺動面のうちの一方の摺動面に形成された溝であることが好ましい。この場合、前記連通路は、前記一方の摺動面に形成された固定軸挿入穴と、当該一方の摺動面の外周縁とを繋ぐように形成された溝であることが特に好ましい。かかる構成であれば、連通路を容易に形成することができる。また、固定側摺動面と回転側摺動面の隅々まで液体を引き込むことができるとともに、固定側摺動面と回転側摺動面の間に発生した異物を効率よく排出することができる。
本発明において、前記連通路が、前記固定側軸受部材を貫通して前記固定側摺動面で開口する貫通穴である構成を採用することができる。かかる構成であれば、連通路を流体通路に容易に接続することができる。
本発明において、前記連通路が、前記固定側摺動面に形成された溝と、前記固定側スラスト軸受部材を貫通して前記溝に接続する貫通穴と、を備えている構成を採用ことができる。かかる構成であれば、溝によって、固定側摺動面と回転側摺動面の隅々まで液体を引き込むことができるとともに、固定側摺動面と回転側摺動面の間に発生した異物を効率よく排出することができる。また、貫通穴によって、連通路を流体通路に容易に接続することができる。
本発明において、固定側スラスト軸受部材の固定側摺動面、および回転側軸受部材の回転側摺動面のうちのいずれか一方では、ポンプ室内の流体通路に接続する連通路が開口しているため、流体通路を通る液体が連通路を通って、固定側摺動面と回転側摺動面との間に引き込まれる。このため、固定側摺動面と回転側摺動面との間には、流体通路を通る液体が常に介在し、かかる液体は潤滑剤として機能するため、固定側摺動面と回転側摺動面との間の摺動性が高い。それ故、固定側摺動面および回転側摺動面での磨耗を防止することができる。また、スラスト軸受部分では、固定側摺動面と回転側摺動面との間にスラスト方向の力が作用するため、特に磨耗が発生しやすいので、かかるスラスト軸受部分に本発明を適用すれば、固定側摺動面および回転側摺動面の磨耗を効果的に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態として、本発明に係るポンプ装置を説明する。
[実施の形態1]
(ポンプ装置の全体構成)
図1および図2は各々、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置(モータ装置)の断面構成を示す説明図、およびその分解図である。
図1および図2に示すポンプ装置100は、一般にキャンドポンプと呼ばれるタイプのポンプ装置であり、給電用基板内蔵型ブラシレスモータ(以降、モータ1という)を備えている。本形態に係るポンプ装置100の外郭は、後述するステータ3を覆うカップ状のハウジング51と、ハウジング51の上部を覆うケース53とによって形成されている。ハウジング51は、樹脂ケース51aと、この樹脂ケース51aにモールドされたモールド樹脂体51bとから構成されている。ハウジング51およびケース53には各々、穴511、531が形成されており、これらの穴511、531を利用して共通のボルト15を止めることにより、ハウジング51およびケース53が一体化されている。
ハウジング51とケース53との間には、液体が通るポンプ室6が区画形成されている。すなわち、本形態では、ハウジング51に用いた樹脂ケース51aの壁面自身が、ケース53との間にポンプ室6を区画形成する隔壁面52を構成している。ハウジング51には、その隔壁面52の中央部に、ポンプ室6とは反対側に凹む凹部52eが形成されており、ハウジング51において凹部52eを囲む上端面52gには、凹部52eに対して同心状に溝部52hが形成されている。溝部52hの内部にはOリング12が配置されており、このOリング12によって、ケース53とハウジング51との間の密閉性、すなわちポンプ室6の密閉性が確保されている。
ケース53は、下面が開口するカップ状であり、上方に開口する導入口部55、および側方に開口する排出口部56が形成されている。従って、ポンプ室6内には、熱水などの液体が導入口部55から排出口部56へと到る流体通路57が形成されており、流体通路57には、樹脂製の羽根部48aが配置されている。この羽根部48aを高速回転させることによりポンプ室6内は負圧となり、これにより、導入口部55からポンプ室6内へと温水などの液体を吸引し、その液体を流体通路57を介して排出口部56から吐出することができる。
(モータの構成)
本形態のモータ1は、ステータ3とロータ4と給電用基板2a、2bとを備えている。このモータ1では、ハウジング51の凹部52eの底面52aに形成された第1の軸穴52bと、ケース53において第1の軸穴52bに対向する支持部分53sに形成された第2の軸穴53aとによって固定軸35の両軸端が支持され、固定軸35は、導入口部55に対して同軸状に配置されている。ロータ4は、固定軸35に対して回転可能に支持されており、固定軸35の一方側端部には、ロータ4に対するスラスト軸受部材37が固定され、他方側端部にスラスト軸受部材38が保持されている。
ここで、スラスト軸受部材37はSUS製であり、スラスト軸受部材38は、セラミックス製である。かかるスラスト軸受部材37、38の中央部分には、固定軸35において横断面D字形状の加工された軸端部が嵌る固定軸挿入穴370、380が形成されており、スラスト軸受部材37、38は回転が阻止された状態にある。但し、スラスト軸受部材37、38は固定軸35上を軸線方向に移動可能であり、スラスト軸受部材38とロータ4との間にはクリアランスが存在する。
かかるスラスト軸受部材37、38のうち、スラスト軸受部材38は本発明が適用される固定側スラスト軸受部材であり、その詳細な構成については、図4を参照して後述する。
ステータ3は、環状の積層コアからなるステータコア30と、ステータコア30に巻回された駆動コイル33とを備えている。駆動コイル33は、コイル巻線31を樹脂製のコイルボビン32に巻回することにより構成されている。コイルボビン32からモータ軸線方向Lに向けては複数本の端子ピン34が突出しており、駆動コイル33の巻始めおよび巻き終わりの各巻線端部(コイル巻線31の端部)が接続されている。なお、ステータ3の近傍には、駆動コイル33の内側に複数の磁気検出素子95が30°間隔で配置され、これらの磁気検出素子95は、駆動マグネット42の回転位置を検知する。
給電用基板2aには、端子ピン34を貫通させる穴あるいはスリットからなる貫通部が形成されているとともに、複数の配線パターンおよびランド部が形成されている。従って、給電用基板2aをコイルボビン32に対向配置した際、端子ピン34は、給電用基板2aを貫通するので、端子ピン34とランド部とを接続することができる。また、給電用基板2aには、磁気検出素子95から延びたリード線2cを通すための貫通穴や、リード線2cに対するランド部や配線パターンが形成されている。さらに、給電用基板2a上には、ステータ3を駆動制御する駆動回路(図示せず)が実装されているとともに、電源(図示せず)からの電力を受ける電源コネクタ72が実装されている。
このように構成したステータ3および給電用基板2a、2bは、インサート成形により樹脂モールドされてモールド樹脂体51bの内部に封止されており、この状態で、ステータ3は、ハウジング51の凹部52eの周りを囲むように配置される。ここで、ステータ3の内周側には、凹部52eの側面壁52fが位置しているが、かかる側面壁52fは極めて薄い。
ロータ4は、ポンプ室6内に配置されており、固定軸35に対して回転可能に支持された円筒状のスリーブ41と、ステータコア30と対向配置された円筒状の駆動マグネット42とを有しており、スリーブ41および駆動マグネット42は、ガラス繊維入りの変性ポリフェニレンエーテルなどといった熱可塑性樹脂からなるロータ部材40に保持されている。
スリーブ41は回転側ラジアル軸受部材として機能するとともに、その両端面がスラスト軸受部材37、38に支持され、回転側スラスト軸受部材としても機能する。ここで、ロータ4は、回転していない時は浮上せず、スリーブ41は固定軸35に固定されたスラスト軸受部材37と接触している。これに対して、ロータ4が回転するとロータ自体が浮上するため、スリーブ41はスラスト軸受部材37に非接触状態となる。また、ロータ4が回転して浮上すると、スラスト軸受部材38も浮上し、スラスト軸受部材38と支持部分53sとが接触するとともに、スリーブ41はスラスト軸受部材38に接しながら回転することになる。
駆動マグネット42は、N極およびS極が円周方向で交互に着磁された円筒状の永久磁石であり、ハウジング51の凹部52eの内側において、ステータ3に対して半径方向内側でハウジング51の側面壁52fを介して対向している。駆動マグネット42としては、圧縮成形、樹脂成形、焼結により形成されたマグネットを用いることができ、本形態では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂ベースの樹脂成形マグネットが用いられている。
ロータ部材40において、スリーブ41および駆動マグネット42が位置する側とは反対側には羽根部48aが構成されている。本形態において、羽根部48aは円盤状のインペラ体48に形成されており、インペラ体48がロータ部材40に連結されることにより、ロータ4において、羽根部48aはロータ部材40と一体に回転する。
(ロータ4の構成)
図3(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置に用いたロータからインペラ体を取り外した状態の底面図、平面図、E1−E1′断面図、およびE2−E2′断面図である。なお、図3では、各部材の上下位置が図1および図2とは反対になっている。すなわち、図1および図2では、インペラ体48を上に表してあったが、図3では、インペラ体48が下方に位置するように表してある。
図3(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、本発明を適用したポンプ装置100に用いたロータ4では、円筒状の駆動マグネット42が、円筒状のロータ部材40に固定された構造になっており、ロータ部材40上端部には、図1および図2に示すインペラ体48が連結される大径のインペラ連結部47が円盤状に形成されている。インペラ連結部47の上端面には、インペラ体48に形成された小突起が嵌る小穴47bが形成されている。図3(b)には、羽根部48aが位置する部分を一点鎖線で示してあり、小穴47bは、羽根部48aと重なる位置に形成されている。
ロータ部材40において、インペラ連結部47に対して下側で隣接する円筒状胴部46には、相対向する2箇所に空気抜き用の穴46aが形成されている。
ロータ部材40において、円筒状胴部46に対して下側で隣接する位置には、円盤状の座部45が形成されている。座部45において対向する2箇所には半径方向に延びた凸部(図示せず)が形成されており、かかる2つの凸部は、駆動マグネット42の一方の上端面421に形成された4つの凹部(図示せず)のうちのいずれかに嵌って駆動マグネット42が、軸線周りに回転することを防止する。
ロータ部材40において、座部45からは他方側に向けて円筒状のマグネット装着部44が起立しており、その内側にスリーブ41が一体成形されている。マグネット装着部44においてスリーブ41を保持している部分は肉厚になっている。また、ロータ部材40において、スリーブ41の両端側では、マグネット装着部44の内周面から半径方向内側に環状の突部448、449が形成されており、かかる突起は、スリーブ41の両端面に形成された段部411、412に被さった状態にある。従って、スリーブ41は、ロータ部材40に強固に固定されている。なお、マグネット装着部44の長さ寸法は、スリーブ41の長さ寸法よりも大きいため、マグネット装着部44の下端部の内側にはスリーブ41が存在していない。
マグネット装着部44は、駆動マグネット42をロータ部材40上に固定する際に外周側に駆動マグネット42が挿着される箇所であり、マグネット装着部44に駆動マグネット42を挿入すると、駆動マグネット42の上端面421が座部45で受けられる。この状態で、マグネット装着部44の外周面と駆動マグネット42の内周面とは隙間なく接することになるとともに、マグネット装着部44の端部440は、駆動マグネット42よりわずかに突出した状態になる。従って、マグネット装着部44の端部440に対して加熱および加圧を行なう、あるいは、超音波振動を与えながら加圧すれば、マグネット装着部44の端部440には、駆動マグネット42の下端面422に被さるように変形した係合部445が形成され、かかる係合部445は、駆動マグネット42を座部45との間で保持する。
なお、ロータ部材40では、互いに対向する2箇所においてマグネット装着部44の先端部440の内周縁から、マグネット装着部44の内周面に沿って軸線方向に空気抜きの溝44eが延びており、かかる溝44eは、座部45の内径側に形成されているテーパ面465で開口している。
(軸受構造)
図4(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材38の底面図、側面図、A1−A1′断面図、およびB1−B1′断面図である。
本形態では、ロータ4の軸線方向のうち、インペラ体48が配置されている側をスラスト方向で支持するにあたって、スリーブ41の両端面のうち、インペラ体48が配置されている側の端面をスラスト軸受部材38で支持する。このため、図1および図2において、スリーブ41の上端面が回転側摺動面417として機能し、スラスト軸受部材38の下端面が固定側摺動面381として機能する。
ここで、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれも同一材料からなる。本形態において、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれもセラミックス材料からなる。このため、回転側摺動面417および固定側摺動面381は同一材料(セラミックス材料)からなる。このような構成の軸受部分において、スリーブ41の両端面は平坦面であり、回転側摺動面417は平坦面である。
スラスト軸受部材38は、図4(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、下端面(固定側摺動面381)は、回転側摺動面417と同様、平坦面であるが、固定側摺動面381には、中央のD字形状の固定軸挿入穴380から外周縁388に届くように溝382が形成されている。本形態において、溝382は、固定軸挿入穴380を通る直線上に2本形成されており、2本の溝382は、固定軸挿入穴380を中心に対称に形成されている。ここで、スラスト軸受部材38は、スリーブ41よりも外径寸法が大きいため、2本の溝382は、スリーブ41の外周縁より外周側まで延びている。
かかるスラスト軸受部材38を用いて図1に示すポンプ装置100を構成すると、溝382は、ポンプ室6内の流体通路57に接続する連通路570を構成し、かかる連通路570は、固定軸挿入穴380と回転側摺動面417との間において固定側摺動面381で開口している構造となる。
(本形態の主な効果)
このように構成したポンプ装置100では、スラスト軸受部材38の固定側摺動面381では、ポンプ室6内の流体通路57に接続する連通路570が開口しているため、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれる。このため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在し、かかる液体は潤滑剤として機能することになるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高い。それ故、固定側摺動面381および回転側摺動面417での磨耗を防止することができる。
また、本形態において、上記構造のスラスト軸受部材38は、スリーブ41の軸線方向の両端面のうち、インペラ体48が位置する側の端面を支持している。このため、ロータ4が回転した際、ロータ4は、負圧によってインペラ体48が配置されている側に付勢され、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に大きなスラスト方向の力が作用するが、本形態によれば、かかるスラスト軸受部分においても固定側摺動面381および回転側摺動面417の磨耗を効果的に防止することができる。
また、固定側摺動面381と回転側摺動面417は、同一のセラミックス材料からなるため、耐摩耗性に優れている。ここで、固定側摺動面381と回転側摺動面417を同一材料で構成すると、一般的には摺動性が低くなりがちであるが、本形態では、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれ、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には常に液体が介在するため、固定側摺動面381と回転側摺動面417が同一の材料からなる場合でも固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高く、固定側摺動面381および回転側摺動面417での磨耗を防止することができる。
また、固定側摺動面381と回転側摺動面417がセラミックス材料からなるため、磨耗粉が発生すると、研磨剤として作用してしまうが、本形態によれば、磨耗粉の発生が少ないとともに、磨耗粉が発生しても連通路570を介して排出されるので、固定側摺動面381および回転側摺動面417の磨耗を効果的に防止することができる。
さらに、連通路570は、固定側摺動面381で開口しているため、ロータ4が回転した際の遠心力が連通路570内の液体や異物に効果的に作用するため、連通路570が回転側摺動面417で開口している場合と比較して、連通路570での液体の出入りや異物の排出が効果的に行なわれる。
さらにまた、本形態において、連通路570は、固定側摺動面381に形成された溝382からなるため、連通路570を容易に形成することができる。また、連通路570は、固定側摺動面381において固定軸挿入穴380と外周縁388とを繋ぐように形成された溝382からなるため、回転側摺動面417が回転した際、回転側摺動面417の全体が、溝382(連通路570)が形成されている領域を通る。従って、固定側摺動面381と回転側摺動面417の隅々まで液体を引き込むことができるとともに、固定側摺動面381と回転側摺動面417の間に発生した異物を効率よく排出することができる。
[実施の形態1の変形例]
図5(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1の変形例に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材38の底面図、側面図およびA2−A2′断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1および図2に示すスリーブ41の上端面が回転側摺動面417として機能し、スラスト軸受部材38の下端面が固定側摺動面381として機能する。ここで、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれもセラミックス製である。このような構成の軸受部分において、スリーブ41の両端面は平坦面であり、回転側摺動面417は平坦面である。
スラスト軸受部材38は、図5(a)、(b)、(c)に示すように、下端面(固定側摺動面381)は、回転側摺動面417と同様、平坦面であるが、固定側摺動面381には、中央のD字形状の固定軸挿入穴380から四方に向かって外周縁388に届くように4本の溝382が形成されている。本形態において、4本の溝382は、90°間隔で形成されている。
このように構成したスラスト軸受部材38を用いて図1に示すポンプ装置100を構成すると、4本の溝382は、ポンプ室内の流体通路57に接続する連通路570を構成し、かかる連通路570は、固定軸挿入穴380と回転側摺動面417との間において固定側摺動面381で開口している構造となる。従って、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれる。このため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在することになるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高く、かつ、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間から磨耗粉を排出することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
ここで、溝382の数は多い方が固定側摺動面381と回転側摺動面417との間への液体の引き込み、および固定側摺動面381と回転側摺動面417との間からの磨耗粉の排出をスムーズに行なえる一方、接触面積が相対的に減少するので、単位面積あたりのスラスト荷重が増えて摩耗しやすくなる。従って、溝382の数は、1本から5本程度、好ましくは2本から4本程度が好ましい。また、溝382の形成位置については、周方向での負荷のバランスを良好に保つという観点からすると、全周を等分割するように複数、配置することが好ましい。
[実施の形態2]
図6(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態2に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材38の底面図、側面図およびA3−A3′断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1および図2に示すスリーブ41の上端面が回転側摺動面417として機能し、スラスト軸受部材38の下端面が固定側摺動面381として機能する。ここで、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれもセラミックス製である。このような構成の軸受部分において、スリーブ41の両端面は平坦面であり、回転側摺動面417は平坦面である。
スラスト軸受部材38は、図6(a)、(b)、(c)に示すように、下端面(固定側摺動面381)は、回転側摺動面417と同様、平坦面であるが、スラスト軸受部材38には、スラスト軸受部材38を貫通するように2つの貫通穴384が形成されている。本形態において、2本の貫通穴384は、固定軸挿入穴380を挟む対称位置に形成されている。ここで、図6(a)には、スラスト軸受部材38に対してケース53の支持部分53sが当接する部分の外周縁を一点鎖線で示し、スラスト軸受部材38に対してスリーブ41が当接する部分の外周縁を二点鎖線で示すように、2つの貫通穴384は、スラスト軸受部材38の固定側摺動面381ではスリーブ41が当接する領域内で開口し、スラスト軸受部材38の裏面側389(固定側摺動面381とは反対側の面)では、ケース53の支持部分53sが当接する領域より外側で開口している。
このように構成したスラスト軸受部材38を用いて図1に示すポンプ装置100を構成すると、2つの貫通穴384は、ポンプ室6内の流体通路57に接続する連通路570を構成し、かかる連通路570は、固定軸挿入穴380と回転側摺動面417との間において固定側摺動面381で開口している構造となる。
従って、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在することになる。従って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高く、かつ、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間から磨耗紛などを排出できるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図7(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態3に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材38の底面図、側面図、A4−A4′断面図、およびC4−C4′断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1および図2に示すスリーブ41の上端面が回転側摺動面417として機能し、スラスト軸受部材38の下端面が固定側摺動面381として機能する。ここで、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれもセラミックス製である。このような構成の軸受部分において、スリーブ41の両端面は平坦面であり、回転側摺動面417は平坦面である。
スラスト軸受部材38は、図7(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、下端面(固定側摺動面381)は、回転側摺動面417と同様、平坦面であるが、固定側摺動面381には、中央のD字形状の固定軸挿入穴380から半径方向の途中位置まで2本の溝382が形成されている。
また、スラスト軸受部材38には、固定側摺動面381において溝382の外側端部から、スラスト軸受部材38の裏面側389(固定側摺動面381とは反対側の面)に届く2つの貫通穴384が形成されている。本形態において、2本の貫通穴384および2本の溝382は、固定軸挿入穴380を挟む対称位置に形成されている。ここで、図7(a)には、スラスト軸受部材38に対してケース53の支持部分53sが当接する部分の外周縁を一点鎖線で示し、スラスト軸受部材38に対してスリーブ41が当接する部分の外周縁を二点鎖線で示すように、2つの貫通穴384および2本の溝382はいずれも、スラスト軸受部材38の固定側摺動面381においてスリーブ41が当接する領域内に形成されている。また、2つの貫通穴384は、スラスト軸受部材38の裏面側389においてはケース53の支持部分53sが当接する領域より外側で開口している。
このように構成したスラスト軸受部材38を用いて図1に示すポンプ装置100を構成すると、貫通穴384および溝382は、ポンプ室6内の流体通路57に接続する連通路570を構成し、かかる連通路570は、固定軸挿入穴380と回転側摺動面417との間において固定側摺動面381で開口している構造となる。
従って、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在することになる。従って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高く、かつ、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間から磨耗紛などを排出できるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3の変形例]
図8(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態3の変形例に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材38の底面図、側面図、A5−A5′断面図、およびC5−C5′断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1および図2に示すスリーブ41の上端面が回転側摺動面417として機能し、スラスト軸受部材38の下端面が固定側摺動面381として機能する。ここで、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はいずれもセラミックス製である。このような構成の軸受部分において、スリーブ41の両端面は平坦面であり、回転側摺動面417は平坦面である。
スラスト軸受部材38は、図8(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、下端面(固定側摺動面381)は、回転側摺動面417と同様、平坦面であるが、固定側摺動面381には、中央のD字形状の固定軸挿入穴380から外周縁389まで届く2本の溝382が形成されている。
また、スラスト軸受部材38には、固定側摺動面381において溝382の長手方向の途中位置からスラスト軸受部材38の裏面側389に届く2つの貫通穴384が形成されている。本形態において、2本の貫通穴384および2本の溝382は、固定軸挿入穴380を挟む対称位置に形成されている。ここで、図8(a)には、スラスト軸受部材38に対してケース53の支持部分53sが当接する部分の外周縁を一点鎖線で示し、スラスト軸受部材38に対してスリーブ41が当接する部分の外周縁を二点鎖線で示すように、2本の溝382は、中央のD字形状の固定軸挿入穴380から外周縁388に届くように溝382が形成されており、貫通穴384は、スラスト軸受部材38の固定側摺動面381に対してスリーブ41が当接する領域内で開口している。また、2つの貫通穴384は、スラスト軸受部材38の裏面側389ではケース53の支持部分53sが当接する領域より外側で開口している。
このように構成したスラスト軸受部材38を用いて図1に示すポンプ装置100を構成すると、貫通穴384および溝382は、ポンプ室6内の流体通路57に接続する連通路570を構成し、かかる連通路570は、固定軸挿入穴380と回転側摺動面417との間において固定側摺動面381で開口している構造となる。
従って、流体通路57を通る液体が連通路570を通って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間に引き込まれるため、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間には、流体通路57を通る液体が常に介在することになる。従って、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間の摺動性が高く、かつ、固定側摺動面381と回転側摺動面417との間から磨耗紛などを排出できるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、本形態において、連通路570は、固定側摺動面381において固定軸挿入穴380と外周縁389とを繋ぐように形成された溝382を備えているため、連通路570を容易に形成することができる。また、回転側摺動面417が回転した際、回転側摺動面417の全体が、溝382(連通路570)が形成されている領域を通るので、固定側摺動面381と回転側摺動面417の隅々まで液体を引き込むことができるとともに、固定側摺動面381と回転側摺動面417の間に発生した異物を効率よく排出することができる。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態では、連通路570が固定側摺動面381で開口する構成を採用したが、スリーブ41の固定側摺動面381で開口する構成を採用してもよい。
上記実施の形態では、スリーブ41およびスラスト軸受部材38はともにセラミックス製であったが、スリーブ41およびスラスト軸受部材38については金属製や樹脂製であってもよく、スリーブ41とスラスト軸受部材38が各々、異なる材料からなる構成であってもよい。
上記実施の形態では、ロータ4においてインペラ体48が配置されている側のスラスト軸受部分に本発明を適用したが、ロータ4においてインペラ体48が配置されている側とは反対側のスラスト軸受部分に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、スラスト軸受部分に本発明を適用したが、スラスト軸受とラジアル軸受とを兼用している部分に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、ステータに対して駆動マグネット42が半径方向内側にあるインナーロータ型のモータ装置に本発明を適用した例を説明したが、ステータに対して駆動マグネット42が半径方向外側にあるアウターロータ型のモータ装置に本発明を適用してもよい。
本発明の実施の形態1に係るポンプ装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るポンプ装置の断面構成を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、発明の実施の形態1に係るポンプ装置に用いたロータからインペラ体を取り外した状態の底面図、平面図、E1−E1′断面図、E2−E2′断面図および駆動マグネットの端部付近の拡大断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態1に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材の底面図、側面図、A1−A1′断面図、およびB1−B1′断面図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1の変形例に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材の底面図、側面図およびA2−A2′断面図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態2に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材の底面図、側面図およびA3−A3′断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態3に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材の底面図、側面図、A4−A4′断面図、およびC4−C4′断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態3の変形例に係るポンプ装置に用いたスラスト軸受部材の底面図、側面図、A5−A5′断面図、およびC5−C5′断面図である。
符号の説明
1 モータ
3 ステータ
4 ロータ
6 ポンプ室
100 ポンプ装置
35 固定軸
38 スラスト軸受部材(固定側軸受部材)
40 ロータ部材
41 スリーブ(回転側軸受部材)
42 駆動マグネット
57 流体通路
381 固定側摺動面
382 溝
384 貫通穴
417 回転側摺動面
570 連通路

Claims (7)

  1. 液体の吸入および吐出が行なわれるポンプ室内に、インペラおよび回転側軸受部材を備えたロータと、前記回転側軸受部材の軸線方向の一方側端面を回転可能に支持する固定側スラスト軸受部材と、を有するポンプ装置において、
    前記固定側スラスト軸受部材において前記回転側軸受部材と接する固定側摺動面、および前記回転側軸受部材において前記固定側摺動面と接する回転側摺動面のうちのいずれか一方では、前記ポンプ室内の流体通路に接続する連通路が開口していることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記固定側スラスト軸受部材は、前記回転側軸受部材の軸線方向の両端面のうち、前記インペラが位置する側の端面を支持していることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記固定側摺動面と前記回転側摺動面は、同一のセラミックス材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載のポンプ装置。
  4. 前記連通路は、前記固定側摺動面および前記回転側摺動面のうちの一方の摺動面に形成された溝であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のポンプ装置。
  5. 前記連通路は、前記一方の摺動面に形成された固定軸挿入穴と、当該一方の摺動面の外周縁とを繋ぐように形成された溝であることを特徴とする請求項4に記載のポンプ装置。
  6. 前記連通路は、前記固定側軸受部材を貫通して前記固定側摺動面で開口する貫通穴であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のポンプ装置。
  7. 前記連通路は、前記固定側摺動面に形成された溝と、前記固定側軸受部材を貫通して前記溝に接続する貫通穴と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のポンプ装置。
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