JP2794910B2 - Pll周波数シンセサイザ - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ

Info

Publication number
JP2794910B2
JP2794910B2 JP2173034A JP17303490A JP2794910B2 JP 2794910 B2 JP2794910 B2 JP 2794910B2 JP 2173034 A JP2173034 A JP 2173034A JP 17303490 A JP17303490 A JP 17303490A JP 2794910 B2 JP2794910 B2 JP 2794910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
output
voltage
converter
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2173034A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0463022A (ja
Inventor
秀彦 乘松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP2173034A priority Critical patent/JP2794910B2/ja
Publication of JPH0463022A publication Critical patent/JPH0463022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2794910B2 publication Critical patent/JP2794910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はPLL周波数シンセサイザに関し、特に周波数
の切り換えの高速化を図ったPLL周波数シンセサイザに
関する。
〔従来の技術〕
従来、周波数の切り換えの高速化を図ったPLL周波数
シンセサイザとして、1989年電子情報通信学会秋季全国
大会にて発表されたB−545DLP高速周波数シンセサイザ
がある。
第2図はそのブロック図であり、基準周波数発振器1,
位相周波数比較器2,ループフィルタ4,電圧制御発振器5,
可変周波数分周器6でPLLループを構成する。そして、
位相周波数比較器2の後段にループスイッチ13を介挿す
るとともに、ループフィルタ4の後段にD/A変換器15の
出力が入力される加算器14を介挿し、さらにこの加算器
14の出力側にA/D変換器16を接続している。また、分周
数入力端12から入力される分周数データによって前記可
変周波数分周器6,ループスイッチ13,D/A変換器15,A/D変
換器16を制御するコントロール回路17を設けている。
この周波数シンセサイザでは、定常状態においては、
加算器14からの出力をA/D変換器16でAD変換し、これを
コントロール回路17に蓄えておく。ループスイッチ13は
この時閉じている。
そして、分周数入力端12から希望する周波数データが
入力されると、コントロール回路17はループスイッチ13
を開いてループをオープン状態にするとともに、その代
わりにD/A変換器15にデータを出力し、加算器14を介し
て電圧制御発振器5に電圧を伝える。さらに、可変周波
数分周器6に分周数を与えて、基準周波数発振器1の出
力と可変周波数分周器6の出力の位相が一致するように
可変周波数分周器6をセットし、その上でD/A変換器15
の出力を0にし、かつループスイッチ13を閉じてループ
を動作させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のPLL周波数シンセサイザは、加算器14
からの出力をA/D変換器16で変換した上で、これをコン
トロール回路17に常時入力させ、その上で希望周波数デ
ータに対応する電圧を求めて蓄えておく必要がある。こ
のため、コントロール回路17における制御のアルゴリズ
ムが複雑なものとなり、かつ制御回路における記憶容量
も膨大なものが必要になるという問題がある。
本発明の目的は、制御を簡略化し、かつ記憶回路を不
要とした周波数シンセサイザを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の周波数シンセサイザは、周波数の切換時に電
圧制御発振器の上流位置においてPLLループをオープン
状態にし、その後に復旧されるスイッチと、周波数切換
時に位相周波数比較器の出力に基づいて周波数に対応す
る制御電圧を決定しかつそのデータを出力するコントロ
ール回路と、このコントロール回路の出力データに対応
する制御電圧を電圧制御発振器に入力させる第1のD/A
変換器と、前記制御電圧と同一の電圧を前記スイッチの
上流側に設けたループフィルタのコンデンサにチャージ
させる第2のD/A変換器とを備えている。
この場合、コントロール回路は、位相周波数比較器の
出力を監視し、この出力に基づいて目的とする電圧デー
タをバイナリサーチ(位相周波数比較器の出力を2分し
たときに、目的とする電圧データがいずれのグループに
属するのかを判定し、属するグループに対して同様の判
定を繰り返しながら目的とする電圧データを求める)し
て第1および第2の各D/A変換器に出力する電圧を決定
するように構成する。
〔作用〕
本発明によれば、コントロール回路は、周波数切換時
にPLLループを一旦オープンにするとともに、同時に切
換周波数に対応する制御電圧を決定してそのデータを第
1および第2の各D/A変換器に出力し、これらの変換器
では該データに対応する電圧を発生させ、この電圧で電
圧制御発振器を制御して周波数の切換えを実行し、さら
にその後においては第2のD/A変換器の出力でチャージ
したコンデンサの電圧によりループを復旧させる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。同図
において、1は基準周波数信号を発振する基準周波数発
振器、2は基準周波数発振器1の出力信号と、可変周波
数分周器6によって分周された電圧制御発振器5の出力
信号とを位相,周波数比較する位相周波数比較器であ
る。3は位相周波数比較器2の出力を電流情報に変換で
き、かつ制御信号により出力がオープンにされるチャー
ジポンプ、4はこのチャージポンプ3の出力を平滑化し
て電圧情報とする積分回路構成のループフィルタであ
り、抵抗R1,R2とコンデンサCとで構成される。
また、前記基準周波数発振器1の後段には、基準周波
数発振器1の出力信号を制御信号のタイミングに一致さ
せるリセット回路11を接続し、また、前記ループフィル
タ4の後段には、電圧制御発振器5との間を開閉するス
イッチ10を設けている。
さらに、第1のD/A変換器8と第2のD/A変換器9とを
設け、第1のD/A変換器8の出力は前記スイッチ10の下
流側に接続し、第2のD/A変換器9の出力は前記ループ
フィルタ4のコンデンサCに接続している。
そして、前記チャージポンプ3,リセット回路11,スイ
ッチ10,第1のD/A変換器8,第2のD/A変換器9にそれぞ
れ制御信号を送出するコントロール回路7を設け、この
コントロール回路7は前記位相周波数比較器2の出力,
分周数入力端12に入力される周波数データによって動作
されるように構成している。
この構成によれば、定常状態においては、コントロー
ル回路7からの制御信号によってスイッチ10は閉じら
れ、かつ第1のD/A変換器8および第2のD/A変換器9は
開かれた状態にあり、チャージポンプ3は動作していて
PLLループは通常の動作をしている。すなわち、電圧制
御発振器5の出力を可変周波数分周器6で分周し、これ
を位相周波数比較器2において基準周波数発振器1の出
力と比較する。そして、位相周波数比較器2は両者の位
相または周波数差に基づく信号を出力し、これをチャー
ジポンプ3およびループフィルタ4を通して電圧制御発
振器5の制御電圧として帰還させることで、所要の周波
数出力を得ることができる。
周波数切換え時においては、分周数入力端12に入力さ
れる周波数データに基づいて、コントロール回路7は制
御信号によりスイッチ10を開き、同時にチャージポンプ
3をオープン状態とする。そして、位相周波数比較器2
の出力を取り込み、その値に基づいて切換える周波数に
対応する電圧制御発振器5の制御電圧を決定し、この制
御電圧に基づくデータを第1のD/A変換器8および第2
のD/A変換器9へ出力する。前記コントロール回路7に
おける前記データの決定に際しては、位相周波数比較器
2では、分周数入力端12によって変化された可変周波数
分周器6によって分周された電圧制御発振器5の出力の
位相、周波数を基準周波数発振器1からの出力と比較
し、位相が進み側あるいは遅れ側のいずれであるかを判
定し、この判定に基づいて位相の進みあるいは遅れが少
なくなる方向にバイナリサーチを行い、その結果から切
換える周波数に対応する制御電圧のデータを決定する方
法がとられている。このサーチにより、第1のD/A変換
器8と第2のD/A変換器9ではそれぞれ同一の電圧が出
力され、第1のD/A変換器8の出力は電圧制御発振器5
の制御電圧として出力され、電圧制御発振器5の発振周
波数を短時間で制御し、出力が所要周波数となるような
制御を行う。これと同時に、第2のD/A変換器9の出力
はループフィルタ4のコンデンサCを充電する。
その後、コントロール回路7はチャージポンプ3を動
作させ、かつスイッチ10を再び閉じてループを復旧させ
るが、このとき、電圧制御発振器5の制御電圧はコンデ
ンサCにチャージされた電圧、すなわち第1のD/A変換
器8の出力と等しい第2のD/A変換器9の電圧となるた
め、スイッチ10を閉じた瞬間における電圧制御発振器5
における出力の変動は生じない。
しかる後、可変周波数分周器6の出力の位相とリセッ
ト回路11の出力の位相が一致するように、コントロール
回路7はリセット回路11を制御し、かつ第1のD/A変換
器8と第2のD/A変換器9の出力をオープンにし上述し
た定常動作となる。
したがって、この周波数シンセサイザでは、コントロ
ール回路7におけるバイナリサーチによって第1および
第2のD/A変換器8,9の出力を制御し、この出力を利用し
て電圧制御発振器5を制御することで希望の周波数に切
り換えているため、周波数を高速で切り換えることが可
能となる。
また、このときコントロール回路7ではデータを記憶
する必要がないため、記憶回路が不要となり、回路の簡
略他および小型化が実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、周波数切換時にPLLル
ープを一旦オープンにし、同時にコントロール回路では
切換周波数に対応する電圧を決定して第1および第2の
各D/A変換器で該電圧を出力させ、この電圧で電圧制御
発振器を制御して周波数の切換えを実行するとともに、
出力された電圧をチャージしたコンデンサの電圧により
ループを復旧させるので、周波数切換えの高速化を実現
するとともに、コントロール回路における記憶回路を不
要にして構成の簡略化,小型化が実現できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のPLL周波数シンセサイザの一実施例の
ブロック構成図、第2図は従来の周波数シンセサイザの
ブロック構成図である。 1……基準周波数発振器、2……位相周波数比較器、3
……チャージポンプ、4……ループフィルタ、5……電
圧制御発振器、6……可変周波数分周器、7……コント
ロール回路、8……第1D/A変換器、9……第2D/A変換
器、10……スイッチ、11……リセット回路、12……分周
数入力端、13……ループスイッチ、14……加算器、15…
…D/A変換器、16……A/D変換器、17……コントロール回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準周波数発振器の出力と、可変周波数分
    周器を通した電圧制御発振器の出力を位相周波数比較器
    で比較し、この比較結果から前記電圧制御発振器の制御
    電圧を得るようにしたPLLループを有する周波数シンセ
    サイザにおいて、周波数の切換時に前記電圧制御発振器
    の上流位置において前記PLLループをオープン状態に
    し、その後に復旧されるスイッチと、周波数切換時に前
    記位相周波数比較器の出力に基づいて該周波数に対応す
    る制御電圧を決定しかつそのデータを出力するコントロ
    ール回路と、このコントロール回路の出力データに対応
    する制御電圧を前記電圧制御発振器に入力させる第1の
    D/A変換器と、この制御電圧と同一の電圧を前記スイッ
    チの上流側に設けたループフィルタのコンデンサにチャ
    ージさせる第2のD/A変換器とを備え、前記コントロー
    ル回路は、前記位相周波数比較器の出力を監視し、この
    出力に基づいて目的とする電圧データをバイナリサーチ
    して第1および第2の各D/A変換器に出力する電圧を決
    定することを特徴とするPLL周波数シンセサイザ。
JP2173034A 1990-06-30 1990-06-30 Pll周波数シンセサイザ Expired - Lifetime JP2794910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2173034A JP2794910B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 Pll周波数シンセサイザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2173034A JP2794910B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 Pll周波数シンセサイザ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0463022A JPH0463022A (ja) 1992-02-28
JP2794910B2 true JP2794910B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=15952974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2173034A Expired - Lifetime JP2794910B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 Pll周波数シンセサイザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2794910B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2765443B2 (ja) * 1993-08-05 1998-06-18 日本電気株式会社 位相同期ループ回路
JPH0846511A (ja) * 1994-05-24 1996-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロック発生装置及びクロック発生方法
JP6158618B2 (ja) 2013-07-16 2017-07-05 三菱日立パワーシステムズ株式会社 環状組立体の測定装置、環状組立体の測定方法、及び回転機械の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650451A (en) * 1979-10-02 1981-05-07 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Multiaccess system of multimicrocomputer
JPS6248809A (ja) * 1985-08-28 1987-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pll回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0463022A (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6226339B1 (en) Method and system for detecting phase lock in a phase-locked loop
JP2748676B2 (ja) Pll回路
US5461344A (en) Phase lock loop frequency synthesizer
US5534823A (en) Phase locked loop (PLL) circuit having variable loop filter for shortened locking time
JPH042218A (ja) Pll周波数シンセサイザ
US4559505A (en) Frequency synthesizer with improved priority channel switching
JP2794910B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH0946226A (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH10308667A (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH0590962A (ja) 周波数シンセサイザ
JP3102373B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JPH0793577B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JP2738103B2 (ja) Pllシンセサイザー
JP2885662B2 (ja) Pll回路
JP2921260B2 (ja) 周波数シンセサイザ
EP0346623A2 (en) A circuit for high-efficiency tuning video frequencies
JPH0774626A (ja) Pll回路
JP2790152B2 (ja) 位相同期発振回路
JP2876797B2 (ja) 位相同期回路
JP3363867B2 (ja) Pll回路
JP3336924B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JP2745787B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ
JPH02272914A (ja) Pll周波数シンセサイザの引き込み方法
JPH02174421A (ja) Pll回路
JPS63304720A (ja) 位相同期化ル−プ回路