JP2793885B2 - ビル巡回保守作業表作成装置 - Google Patents

ビル巡回保守作業表作成装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビル巡回保守作業表作成装置、特に顧客ビル
の点検等のための作業員の巡回の作業表を予め作成する
ために用いられるビル巡回保守作業表作成装置に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、ビル(建造物)内にはエレベータ、エスカレー
タをはじめとする多種多様な設備が備えられている。こ
れらの設備に故障が生じると、ビルの居住者やビル内に
出入りする人に多くの支障を生じる。このため、これら
の設備は相当程度厳格な保守が必要となる。ところが、
これらビル設備の保守は専門的な知識をもつ人でなけれ
ば行うことはできない。
そこで、各ビルではこれら設備の保守を専門とする保
守会社と契約し、設備の保守を委託している。当該保守
会社では顧客の要望に応えるため、専門の作業員を顧客
ビルに定期的に巡回させ、設備の点検、修理、整備等の
サービスを提供している。このような定期的巡回を行う
ためには、予め巡回すべきビル及び巡回日を各作業員に
割り当てねばならない。
従来、この割り当ては、営業所の壁面に掲げられたボ
ードに表示することにより行われていた。
第4図は従来の割り当てボードの平面図であり、同図
において1は磁性体よりなるボード、2はボード1上の
「月」表示部、3は「日」表示部、4は「曜日」表示部
であり、これらはボード1に横列に配置されている。ま
た、5は巡回作業員の氏名を表示する氏名表示部で、ボ
ード1に縦列に配置され、7は「日」表示部と氏名表示
部5とで特定されるビル名表示部である。
このようなボード1に、内部に磁石を有し表面にビル
名が表示されているビル銘板8、内部に磁石を有し表面
に「休暇」が表示されている休暇銘板9、内部に磁石を
有し表面に「会議」が表示されている会議銘板10が、着
脱自在にそれぞれ割り当てられた位置に取り付けられて
いる。
このようにして、日付と作業員名が特定されたビル名
表示部7の各銘板を見ることにより、各作業員の巡回保
守作業の予定を知ることができる。例えば、巡回作業員
aは3月1日にはビルB1〜B7を巡回保守すればよいこと
が判り、また3月31日には午前中会議(会議銘板10が上
部に付着されている)であり、午後にビルB1〜B4を巡回
保守すればよいことが判る。この場合、ビルB1〜B4の巡
回保守は同一日に同一ビルB1〜B4の銘板が付着している
巡回作業員bと共に行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の従来のボード1を用いた巡回の割り付けは、ボ
ード1自体が壁から外れたり、外部振動によつて各銘板
8、9、10がボード1から外れて落下したり、ボード1
の近くを通る人の身体に触れて各銘板8、9、10がボー
ド1から落下することがあつて、信頼性に欠けるという
問題があつた。
また、巡回の割り付け自体が、顧客との関係を考慮し
て経験豊富な職員が行う必要があり、比較的長時間を要
するという問題があつた。
この問題が生じる理由を逐次説明する。
第1に、巡回保守作業の作業内容によつては、高度な
技術力を必要とする作業もあり、その作業の場合は必ず
その資格、経験を有する巡回作業員を割り付けなければ
ならない。第2に、巡回保守作業は同一地域毎に巡回し
た方が作業効率がよいため、できる限り同一地域のビル
を巡回出来るように考慮して割り付けを行わねばならな
い。第3に、前回の作業日との間隔を取り過ぎたり、詰
め過ぎたりしないように考慮して作業日を決定し、前月
の作業に関してはその作業日を台帳に記入しておかねば
ならない。
第4に、エレベータの修理など二人で行わねばならぬ
作業については、二名の作業員を選んで同一日に同一ビ
ルに割り付けねばならない。第5に巡回作業員の勤務計
画(休暇、出張、会議等)を事前に把握し、その計画に
沿つて巡回保守が可能な日を割り付けねばならない。第
6に、顧客より巡回保守作業日を指定された場合は、優
先的に当該ビル銘板をその指定日に割り付けねばならな
い。
第7に、ビル管理契約は一般には月二回の保守が標準
であるが、二ケ月に1回、三ケ月に1回の巡回保守契約
の場合もあるので、個別管理して巡回保守を漏らして契
約不履行とならぬように注意しなくてはならない。第8
に、前回の巡回保守が予定通りできなかつたビル、翌月
の巡回保守を都合により前倒しで実施しなければならな
いビルを、これらの事情に応じて優先的に割り付けなけ
ればならない。第9に、修理、対策作業を行う場合に
は、そのためのみに単独でビルを巡回するのは作業効率
が悪いため、他の巡回保守作業日に合せてこれを実施し
ている。そのため、修理、対策各々の台帳から当該ビル
の巡回保守作業日にこれを割り付けねばならない。
第11に、ビル設備は年一回の法定検査が定められてお
り、期限内に実施されるように検査台帳と突き合わせな
がら法定検査を割り付けねばならない。第12に、巡回保
守作業の作業時間は個々のビルのビル設備、機種等によ
り異なるため、巡回作業員の一日の許容労働時間内に収
まるよう勘案しながら割り付けねばならない。
本発明は、このようなビル巡回保守作業表作成の現状
に鑑みてなされたものであり、その目的は前述した従来
技術での問題を解決し、ボードや銘板を使用することな
く、且つビル巡回保守作業表作成のための割り付け作業
を容易に行うことができるビル巡回保守作業表作成装置
を提供することにする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、日単位に大分類
され、さらに所在地域毎に小分類された複数の顧客ビル
名の情報を記憶する第1の記憶手段と、該第2の記憶手
段から読み出された顧客ビル名の情報に従って、その顧
客ビル名が前記大分類および前記小分類によって順次表
示される第1の表示領域と作業表が表示される第2の表
示領域とを具えた表示手段と、前記第1の表示領域に表
示された顧客ビル名が選択され、作業表の所望欄に表示
させる指示が為された時に、当該顧客ビル名を前記第1
の表示領域の表示から削除すると共に当該顧客ビル名に
続いて表示されていた顧客ビル名を順次繰上げ表示さ
せ、前記第2の表示領域に表示された作業表の該当欄に
当該顧客ビル名を表示させる巡回顧客ビル割付手段と、
顧客ビル名がそれぞれ作業員に割り付けられた作業表の
情報を記憶する第3の記憶手段とを有したものである。
好ましくは、第1の記憶手段から読み出された顧客ビ
ル名の情報と共に当該顧客ビルで行われる保守作業の作
業難易度の情報を記憶する第2の記憶手段と、顧客ビル
名が割り付けられた作業員の作業資格の情報を記憶する
第4の記憶手段と、作業表に割り付けられた顧客ビル名
から当該顧客ビルで行われる保守作業の作業難易度の情
報を第2の記憶手段から読み出すと共に当該顧客ビル名
が割り付けられた作業員の作業資格の情報を第4の記憶
手段から読み出して、当該作業員の作業資格と当該保守
作業の作業難易度を比較し、当該作業員の作業資格は当
該保守作業の作業難易度に対応可能か否かを判断する判
断手段とを有し、表示手段の第1の表示領域に表示され
る顧客ビル名は日単位の大分類および所在地域毎の小分
類によると共に、当該顧客ビルで行われる保守作業に必
要な作業員数等の作業に要求されるサービスの内容によ
って順次表示されるようにしたものである。
〔作用〕
第1の記憶手段は日単位に大分類され、さらに所在地
域毎に小分類された複数の顧客ビル名の情報を記憶して
いる。表示手段の第1の表示領域には第2の記憶手段か
ら読み出された顧客ビル名の情報に従って、その顧客ビ
ル名が前記大分類および前記小分類によって順次表示さ
れ、第2の表示領域には作業表が表示される。作業表作
成者により第1の表示領域に表示された顧客ビル名が選
択され、作業表の所望欄に表示させる指示が為された時
は、巡回顧客ビル割付手段は当該顧客ビル名を第1の表
示領域の表示から削除すると共に当該顧客ビル名に続い
て表示されていた顧客ビル名を順次繰上げ表示させ、第
2の表示領域に表示された作業表の該当欄に当該顧客ビ
ル名を表示させる。そして、第3の記憶手段は顧客ビル
名がそれぞれ作業員に割り付けられた作業表の情報を記
憶する。
好ましい手段においては、第2の記憶手段は第1の記
憶手段から読み出された顧客ビル名の情報と共に当該顧
客ビルで行われる保守作業の作業難易度の情報を記憶
し、第4の記憶手段は顧客ビル名が割り付けられた作業
員の作業資格の情報を記憶する。表示手段の第1の表示
領域には日単位の大分類および所在地域毎の小分類によ
り、また、当該顧客ビルで行われる保守作業に必要な作
業員数等の作業に要求されるサービスの内容によって顧
客ビル名が順次表示され、その後、顧客ビル名が作業表
に割り付けられたら、判断手段は当該顧客ビルで行われ
る保守作業の作業難易度の情報を第2の記憶手段から読
み出すと共に当該顧客ビル名が割り付けられた作業員の
作業資格の情報を第4の記憶手段から読み出して、当該
作業員の作業資格と当該保守作業の作業難易度を比較
し、当該作業員の作業資格は当該保守作業の作業難易度
に対応可能か否かを判断する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロツク図で
あり、契約されたビルのデータ処理を統括して行うセン
タ15には、第1の記憶部15aとこの第1の記憶部15aに接
続される送受信装置15bが設けられている。センタ15に
はさらに他の諸装置が設置されているが、簡単のために
これらの諸装置の図示は省略する。
このセンタ15に多数の営業所が所属しているが、第1
図では営業所16のみが示されている。各営業所には必要
数の巡回作業員が配置され、これらの巡回作業員により
その営業所が担当するビルの保守・管理が行われる。営
業所16に設置されてセンタ15との通信を行う送受信装置
16aとセンタ15の送受信装置15bとは、互いに通信回線17
で接続されている。
この送受信装置16aには制御部16gが接続され、制御部
16gには巡回作業員の割り付けを行うのに用いられる表
示部16bと表示部16bの操作を行うキーボードを備えた入
力部16cが接続され、入力部16cには表示部16bに表示さ
れた事項を処理するマウス16dが設けられている。さら
に制御部16gには、センタ15の第1の記憶部15aの情報が
営業所16に取り出された時、当該情報を記憶する第2の
記憶部16eと作業員の作業資格データを含む割り付けの
情報を記憶する第3の記憶部16fとが接続されている。
この制御部16gは、送受信装置16a、表示部16b、入力部1
6c、第2の記憶部16e及び第3の記憶部16fを制御するよ
うに構成されている。
この実施例における第3の記憶部16fは本発明におけ
る第3の記憶手段および第4の記憶手段に相当し、制御
部16gは本発明における巡回顧客ビル割付手段および判
断手段に相当する。
第2図は第1図の表示部の表示内容を示す平面図であ
り、第2図を参照して実施例の動作を説明する。
同図において、表示部16bには第1の表示領域18と第
2の表示領域20とが設けられているが、第1の表示領域
18には営業所16が担当するビルB1、B2……BNが順次表示
される。これらのビル名やその配列については後述す
る。第2の表示領域20には各月毎に、横方向に日(及び
曜日)が配置され、縦方向に当営業所に所属する巡回作
業員名a、b、c……が表示されている。営業所の作業
表作成者は、第1の表示領域18に表示されたビル名を見
ながら、且つ前述の諸条件を勘案しながらビル名を各巡
回作業員に割り付けて行くことになる。この作成作業に
ついては後述する。
先ず、営業所16が担当するビルB1、B2……BNの第1の
表示領域18への表示について説明する。
最初センタ15では、予め与えられているビル巡回作業
表作成月に巡回する顧客データに基づいて、ビル名をビ
ルが存在する地域毎及び巡回作業員を二人必要とするビ
ル、一人必要とするビル毎に分類する。そして、このよ
うに分類されたビル名と各ビルの作業難易度(例えば整
備作業であれば10、点検作業であれば5となる)のデー
タを第1の記憶部15aに記憶する。
次いで、営業所16は通信回線17を介して、センタ15の
第1の記憶部15aに記憶されたビル名と作業難易度のデ
ータを第2の記憶部16eに記憶し、さらにビル名を表示
部16bの第1の表示領域18に表示する。
作業表作成者によるビル名の第2の表示領域20への、
巡回日及び巡回作業員に対応した割り付けについて説明
する。
この割り付けはマウス16dを用いて行われ、例えばビ
ルB1を巡回作業員aの1日の巡回作業に割り付ける場合
には、第1の表示領域18に表示されていたビルB1をマウ
ス16dで指示し、次に、巡回作業員aと日付「一日」と
で特定された領域をマウス16dで指定する。これによ
り、ビルB1は第1の表示領域18から第2の表示領域20の
特定個所へ移動する。
同時に、第3の記憶部16fの所定アドレスにも、この
状態、即に「3月1日、作業員aがビルB1を巡回保守す
ること」が記憶される。さらに制御部16gは今回指示さ
れたビルB1の作業難易度を第2の記憶部16eから読み出
し、今回特定した巡回作業員aの作業資格を第3の記憶
部16fから読み出して比較する。この比較によつて、今
回特定した作業員の資格で今回指示されたビルの作業が
できないと判断すると、特定した巡回作業員が誤つてい
ることをビルB1を通常の表示色とは異なつた表示色とす
ることにより警告する。
第3図は実施例の動作を説明するフローチヤートであ
り、このフローチヤートに従つて動作の説明をする。
例えば、第2の表示領域20の3月1日の巡回作業員a
の欄に割り付けられるビルB1の作業が整備作業で、第2
の記憶部16eに記憶されている難易度の値が10であり、
第3の記憶部16fに記憶されている巡回作業員aの資格
が点検資格で、その点検資格値は5であるものとする。
一方、第2の表示領域20の3月1日の巡回作業員bの
欄に割り付けられるビルB10の作業が点検作業で、第2
の記憶部16eに記憶されている難易度の値が5であり、
第3の記憶部16fに記憶されている巡回作業員bの資格
が整備資格で、その整備資格値は10であるものとする。
この場合、第1の表示領域18に表示されているビルB1
をマウスで指定し、次いで割り付け欄を3月1日の作業
者aと指定する(手順S1)。手順S1によつて前述のよう
に、ビルB1が第2の表示領域20の特定個所に移動し、第
3の記憶部16fの所定アドレスに「3月1日、作業員a
がビルB1を巡回保守すること」が記憶される。
次いで、第2の記憶部16eからビルB1の作業難易度10
が読み出され(手順S2)、さらに第3の記憶部16fから
作業員aの資格値5が読み出される(手順S3)。そして
手順S4に進んで、第2の記憶部16eから読み出されたビ
ルB1の作業の難易度10と、第3の記憶部16fから読み出
された巡回作業員aの資格値5とが比較される。
この比較で巡回作業員aの資格値がビルB1の作業の難
易度よりも小さいことがわかるので、ビルB1を巡回作業
員aに割り付けることが誤りであると判定され、警告を
示す表示色である赤色でビルB1が第2の表示領域20に表
示される(手順S6)。
一方、ビルB10の場合も同様にして、第1の表示領域1
8に表示されているビルB10をマウスで指定し、割り付け
欄を3月1日の作業者bと指定する(手順S1)ことによ
り第3図のフローチヤートに沿つた処理が行われる。
この場合、手順S3まではビルB1の場合と同様の処理が
進められるが、巡回作業員bの資格値がビルB10の作業
の難易度よりも大きいので、手順S5に進んでB10のビル
名は通常の表示色である黒色で表示される。
このようになるので、作業表作成者はビルB1のように
巡回作業員の資格が、割り付けたビルの作業の難易度に
達しないビルについて、資格の値が難易度以上となる巡
回作業員に再度割り付けを行う。
このようにして、作業表作成者は前述の諸条件を考慮
しながら今月分の作業表を作成して行く。作業表が完成
すると、営業所16は完成した作業表の内巡回作業員を除
くデータを、通信回線17を介してセンタ15へ送り、セン
タ15は第1の記憶部15aに先に記憶したビル名に代えて
これを記憶する。これにより第1の記憶部15aには1ケ
月間の巡回作業に関するビル名が、日付、地域毎に分類
して記憶されることになる。
次に、実施例の次の月(来月)の作業表の作成動作に
ついて説明する。
センタ15では前述のように、今月の作業表に基づき第
1の記憶部15aに日付、地域毎にビル名を記憶するが、
この記憶内容は来月の作業表作成前に、予めセンタ15の
他の記憶部に記憶されているデータに基づいて、来月巡
回するビル名(例えば二ケ月1回のビル名、三ケ月1回
のビル名)を取り替え、さらに二人作業、一人作業に細
分類される。
この状態で、営業所16の作業表作成者が今月の作業表
を作成するため、センタ15の第1の記憶部15aに記憶さ
れているデータを営業所16の第2の記憶部16eに通信回
線17を介して記憶させる。そして記憶したビル名の配列
を呼び出すと、それらビル名が表示部16bの第1の表示
領域18に表示される。第2図では、地域が二重線で分類
され、二人作業と一人作業とが太線で分類されている。
第2図において、ビルB16〜B27は同一地域に分類さ
れ、その内ビルB16〜B22は二人作業、ビルB23〜B27は一
人作業である。なお、この配列は実際には日付順に配列
されている。
作業表の作成者は、第1の表示領域18に表示されたビ
ル名を見ながら、且つ前述の諸条件を勘案しながらマウ
ス16dを用いて順次ビル名を、日付別、巡回作業員に割
り付け行く。順次割り付けられたビルは第1の表示領域
18から消え、第1の表示領域18のビルは並び替えられ
る。
例えば、第2図ではビルB1〜B9の巡回保守が3月1日
の巡回作業員aに割り当てられ、ビルB10〜B15の巡回保
守が3月1日の巡回作業員bに割り当てられている。ビ
ルB1〜B15は第1の表示領域18から第2の表示領域20に
は割り付けられたので、第1の表示領域18は並び替えら
れてビルB16〜BNを表示する。
このようにして完成した作業表はセンタ15に送られ、
この作業表に基づいて第1の記憶部15aのデータが書き
替えられる。そして書き替えられたデータは、次の月の
第1の表示領域18に表示されるべきデータとなる。
なお、このような割り付け作業において、新しく顧客
となつたビルは第1の表示領域18の先頭に表示され、新
しい顧客の意識付けが行われる。また、前述の二ケ月に
1回、三ケ月に1回の巡回保守を行うビルについては、
巡回保守を行わない月は第1の表示領域に表示せず、セ
ンタ15の第1の記憶部15aに格納しておく。さらに、第
2の表示領域20は、入力部16cのキーを用いて周知の技
術により自由にスクロールさせることができる。
このように、実施例によると第1の表示領域18に今月
巡回保守を行うビル名が、日付毎、地域毎、二人作業一
人作業毎に配列され、これに基づいてマウス16dを用い
て電気的に割り付けが行われる。このため、割り付け作
業は手間と時間を大幅に削減して確実に行われ、割り付
けられたビル名は順次第1の表示領域18から消されるの
で、割り付け漏れを完全に防止することができる。
また、実施例では特定された巡回作業員の資格が、割
り付けられたビルの作業の難易度と判断手段によつて比
較され、その作業員への割り付けが不可能と判断される
と報知手段によつて報知が行われるので、巡回作業員の
資格に対応したビルの割り付けが容易に行われる。さら
に、従来のものに比してボードのように広い場所をとら
ず、銘板の落下や紛失の恐れもない。
なお、本発明は実施例に限定されるものでなく、二人
作業一人作業毎にビル名を分類して表示することは必ず
しも必要でなく、作業表作成者が他のデータに基づいて
分類を変更することができる。
また、ビルが割り付けられる作業員の資格が充分でな
い時に、警告色でなく警報音で報知したり、警報色と警
報音の両方で報知することもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、表示
手段の第1の表示領域に日単位の大分類および所在地域
毎の小分類によって顧客ビル名が順次表示されると共に
第2の表示領域に作業表が表示され、第1の表示領域に
表示された所定の顧客ビル名が選択され、作業表の所望
欄に表示させる指示が為された時は、当該顧客ビル名を
第1の表示領域の表示から削除すると共に後続の顧客ビ
ル名を順次繰上げ表示させ、第2の表示領域に表示され
た作業表の該当欄に当該顧客ビル名を表示させるように
したので、単に表示手段の第1の表示領域に表示された
顧客ビル名を選択して第2の表示領域に表示された作業
表の該当欄に表示させる指示を第1の表示領域の上位に
表示された顧客ビル名から順次繰り返すだけで、同一所
在地の顧客ビルを優先して作業表に割り付けることがで
きるから、割り付け作業の手間と時間を大幅に低減で
き、第1の表示領域に表示された顧客ビル名が全て無く
なったことを視認することにより、直ちに作業表の完成
を認識することができるから、同一所在地域を優先した
作業員の作業表への割り付けを漏れ無く、確実に行うこ
とができる。
請求項2記載の発明によれば、作業表に割り付けられ
た顧客ビル名から当該顧客ビルで行われる保守作業の作
業難易度の情報を得ると共に当該顧客ビル名が割り付け
られた作業員の作業資格の情報を読み出して、当該作業
員の作業資格と当該保守作業の作業難易度を比較し、当
該作業員の作業資格は当該保守作業の作業難易度に対応
可能か否かを判断するようにしたので、作業資格が不適
格な作業員が作業表に割り付けられるのを防止して、失
敗なく能率的に作業表を作成することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1の表示領域に表示
される顧客ビル名は日単位の大分類および所在地域毎の
小分類によると共に、当該顧客ビルで行われる保守作業
に必要な作業員数等の作業に要求されるサービスの内容
によって順次表示されるようにしたので、要求されるサ
ービスの内容を優先した作業員の割り付けを漏れ無く、
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロツク図、第
2図は第1図の表示部の表示内容を示す平面図、第3図
は本発明の実施例の動作を示すフローチヤート、第4図
は従来の割り当てボードの平面図である。 15……センタ、15a……第1の記憶部、15b……送受信装
置、16……営業所、16a……送受信装置、16b……表示
部、16c……入力部、16d……マウス、16e……第2の記
憶部、16f……第3の記憶部、16g……制御部、17……通
信回線、18……第1の表示部、20……第2の表示部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業現場を巡回して保守作業に当たる複数
    の作業員の名称と所定期間内の作業日とが縦横に配列さ
    れ、それぞれの交差箇所に当該作業員が保守作業に当た
    る作業現場の顧客ビル名が表示される作業表を作成する
    ビル巡回保守作業表作成装置において、 日単位に大分類され、さらに所在地域毎に小分類された
    複数の顧客ビル名の情報を記憶する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段から読み出された顧客ビル名の情報に
    従って、その顧客ビル名が前記大分類および前記小分類
    によって順次表示される第1の表示領域と前記作業表が
    表示される第2の表示領域とを具えた表示手段と、 前記第1の表示領域に表示された前記顧客ビル名が選択
    され、前記作業表の所望欄に表示させる指示が為された
    時に、当該顧客ビル名を前記第1の表示領域の表示から
    削除すると共に当該顧客ビル名に続いて表示されていた
    顧客ビル名を順次繰上げ表示させ、前記第2の表示領域
    に表示された前記作業表の該当欄に当該顧客ビル名を表
    示させる巡回顧客ビル割付手段と、 顧客ビル名がそれぞれ作業員に割り付けられた前記作業
    表の情報を記憶する第3の記憶手段と を有したことを特徴とするビル巡回保守作業表作成装
    置。
  2. 【請求項2】第1の記憶手段から読み出された顧客ビル
    名の情報と共に当該顧客ビルで行われる保守作業の作業
    難易度の情報を記憶する第2の記憶手段と、 顧客ビル名が割り付けられた作業員の作業資格の情報を
    記憶する第4の記憶手段と、 作業表に割り付けられた顧客ビル名から当該顧客ビルで
    行われる保守作業の作業難易度の情報を前記第2の記憶
    手段から読み出すと共に当該顧客ビル名が割り付けられ
    た作業員の作業資格の情報を前記第4の記憶手段から読
    み出して、当該作業員の作業資格と当該保守作業の作業
    難易度を比較し、当該作業員と作業資格は当該保守作業
    の作業難易度に対応可能か否かを判断する判断手段と を有したことを特徴とする請求項1記載のビル巡回保守
    作業表作成装置。
  3. 【請求項3】表示手段の第1の表示領域に表示される顧
    客ビル名は日単位の大分類および所在地域毎の小分類に
    よると共に、当該顧客ビルで行われる保守作業に必要な
    作業員数等の作業に要求されるサービスの内容によって
    順次表示されるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のビル巡回保守作業表作成装置。
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