JP2793861B2 - 感熱記録用インキ - Google Patents
感熱記録用インキInfo
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- JP2793861B2 JP2793861B2 JP28082589A JP28082589A JP2793861B2 JP 2793861 B2 JP2793861 B2 JP 2793861B2 JP 28082589 A JP28082589 A JP 28082589A JP 28082589 A JP28082589 A JP 28082589A JP 2793861 B2 JP2793861 B2 JP 2793861B2
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- Japan
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- recording ink
- thermal recording
- methyl
- parts
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録用インキに関し、特にカブリの無い
感熱記録用インキに関するものである。
感熱記録用インキに関するものである。
「従来の技術」 従来感熱ヘッドからの熱エネルギーを利用して発色せ
しめる感熱記録体はよく知られている。かかる感熱記録
体は比較的安価であり、また記録機器がコンパクトでか
つその保守も比較的容易であるためファクシミリや各種
計算機等の記録媒体としてのみならず感熱ラベル等巾広
い分野において使用されている。
しめる感熱記録体はよく知られている。かかる感熱記録
体は比較的安価であり、また記録機器がコンパクトでか
つその保守も比較的容易であるためファクシミリや各種
計算機等の記録媒体としてのみならず感熱ラベル等巾広
い分野において使用されている。
また最近ではその特徴を活かし、定期券、回数券、そ
の他種々のプリペイドカード等に利用され、その用途の
拡大と共にグラビア印刷によるパターン印刷可能な感熱
記録用インキの開発が望まれている。
の他種々のプリペイドカード等に利用され、その用途の
拡大と共にグラビア印刷によるパターン印刷可能な感熱
記録用インキの開発が望まれている。
かかる感熱記録用インキには、インキ自体に不要な発
色(カブリ)の無いことが要求され、例えば、特開昭56
−32563号、特開平1−96271号には、塩基性染料(ロイ
コ染料)および顕色剤に対し不活性な溶剤としてナフテ
ン系炭化水素や芳香族炭化水素の使用が提案されてい
る。しかしながら、これらの有機溶媒もロイコ染料およ
び顕色剤の双方に対して十分に不活性ではないためイン
キ自体にカブリを生じ、結果としてグラビア印刷した印
刷面にもカブリを来すという欠点があった。
色(カブリ)の無いことが要求され、例えば、特開昭56
−32563号、特開平1−96271号には、塩基性染料(ロイ
コ染料)および顕色剤に対し不活性な溶剤としてナフテ
ン系炭化水素や芳香族炭化水素の使用が提案されてい
る。しかしながら、これらの有機溶媒もロイコ染料およ
び顕色剤の双方に対して十分に不活性ではないためイン
キ自体にカブリを生じ、結果としてグラビア印刷した印
刷面にもカブリを来すという欠点があった。
「発明が解決しようとする課題」 上記の如き現状に鑑み本発明者らは、カブリの無い感
熱記録用インキを得るべく、側に顕色剤について幅広い
検討を重ねた。
熱記録用インキを得るべく、側に顕色剤について幅広い
検討を重ねた。
その結果、特定の顕色剤を感熱記録用インキに用いる
と、ロイコ染料または特定の顕色剤に対して活性(溶解
する)な有価溶剤を用いてもカブリの無い感熱記録用イ
ンキが得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
と、ロイコ染料または特定の顕色剤に対して活性(溶解
する)な有価溶剤を用いてもカブリの無い感熱記録用イ
ンキが得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
「課題を解決するための手段」 本発明は、無色の塩基性染料、及び該染料を熱時発色
せしめる顕色剤を有機溶剤中に溶解又は分解せしめた感
熱記録用インキにおいて、有機溶剤が少なくとも炭素数
4以下のアルコールであり、顕色剤として1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを用いるこ
とを特徴とする感熱記録用インキである。
せしめる顕色剤を有機溶剤中に溶解又は分解せしめた感
熱記録用インキにおいて、有機溶剤が少なくとも炭素数
4以下のアルコールであり、顕色剤として1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを用いるこ
とを特徴とする感熱記録用インキである。
「作用」 本発明は上記の如く、顕色剤として1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを選択的に使用す
るところに重大な特徴を有するものである。
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを選択的に使用す
るところに重大な特徴を有するものである。
本発明において無色の塩基系性染料としては各種のも
のが公知であり、例えば下記が例示される。
のが公知であり、例えば下記が例示される。
3,3−ビス(p−ジメシルアミノフェニル)−6−ジメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−
ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルイン
ドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,
3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−6−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピ
ロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等の
トリアリルメタン系染料、4,4′−ビス−ジメチルアミ
ノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニル
−ロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニル
ロイコオーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾ
イルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイ
コメチレンブルー等のチアジン系染料、3−メチル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフト
ピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−
ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフ
ト(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピ
ル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダ
ミン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロ
アニリノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリ
ノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ
−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル
−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジ
エチルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p−トル
イジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル
−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメト
キシ−フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル
−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メ
チルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ
ブチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチル
フェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等。勿
論、これらの塩基性染料は必要に応じて2種類以上を併
用することもできる。
チルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3−
ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルイン
ドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,
3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−6−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルイ
ンドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピ
ロール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等の
トリアリルメタン系染料、4,4′−ビス−ジメチルアミ
ノベンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニル
−ロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニル
ロイコオーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾ
イルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイ
コメチレンブルー等のチアジン系染料、3−メチル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフト
ピラン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−
ベンジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフ
ト(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピ
ル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダ
ミン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロ
アニリノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリ
ノ)ラクタム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ
−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メトキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル
−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジ
エチルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p−トル
イジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル
−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメト
キシ−フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル
−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メ
チルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ
ブチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチル
フェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等。勿
論、これらの塩基性染料は必要に応じて2種類以上を併
用することもできる。
上記各種の塩基性染料のうちでも、特にフルオラン系
染料が好ましい。
染料が好ましい。
本発明における有機溶剤としてはアルコール類、芳香
族炭化水素類、ナフテン系炭化水素類、及びパラフィン
系炭化水素類を単独又は混合して使用できる。具体的に
は、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素類、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン等のナフテン系炭
化水素類、n−ヘキサン、n−ブタン、n−オクタン等
のパラフィン系炭化水素類が挙げられる。
族炭化水素類、ナフテン系炭化水素類、及びパラフィン
系炭化水素類を単独又は混合して使用できる。具体的に
は、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素類、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン等のナフテン系炭
化水素類、n−ヘキサン、n−ブタン、n−オクタン等
のパラフィン系炭化水素類が挙げられる。
また主成分となる溶剤は沸点が70〜140℃の範囲のも
のが好ましい。因みに、溶剤の沸点が70℃以下では溶剤
の蒸発が早いためにグラビヤ印刷の版づまりなどが生じ
やすくなる傾向があり、沸点が150℃以上になると印刷
ムラが生じやすくなったり、印刷スピードが遅くなる傾
向がある。
のが好ましい。因みに、溶剤の沸点が70℃以下では溶剤
の蒸発が早いためにグラビヤ印刷の版づまりなどが生じ
やすくなる傾向があり、沸点が150℃以上になると印刷
ムラが生じやすくなったり、印刷スピードが遅くなる傾
向がある。
上記有機溶媒の中でも特に炭素数4以下のアルコール
は、本発明で用いる特定の顕色剤に対する溶解性に優れ
ているため、接着剤を使用しなくても接着性の良好なイ
ンキが得られるのでより好ましい。勿論、より一層接着
性を向上させる目的で、スチレン、アクリル系、酢酸ビ
ニル等の樹脂、及びこれらの共重合物、ブチラール樹
脂、エチルセルロース等の接着剤を併用することもでき
る。
は、本発明で用いる特定の顕色剤に対する溶解性に優れ
ているため、接着剤を使用しなくても接着性の良好なイ
ンキが得られるのでより好ましい。勿論、より一層接着
性を向上させる目的で、スチレン、アクリル系、酢酸ビ
ニル等の樹脂、及びこれらの共重合物、ブチラール樹
脂、エチルセルロース等の接着剤を併用することもでき
る。
本発明の感熱記録用インキは、上記の如き塩基性染
料、特定の顕色剤、多び有機溶剤の他に必要に応じて上
記接着剤、さらには炭酸マグネシウム、酸性白土、酸化
ケイ素等の無機顔料、融点が60〜150℃の範囲にある熱
溶解性有機化合物、界面活性剤等を任意に添加してボー
ルミル、サンドミル等の分散機により混練して調製され
る。
料、特定の顕色剤、多び有機溶剤の他に必要に応じて上
記接着剤、さらには炭酸マグネシウム、酸性白土、酸化
ケイ素等の無機顔料、融点が60〜150℃の範囲にある熱
溶解性有機化合物、界面活性剤等を任意に添加してボー
ルミル、サンドミル等の分散機により混練して調製され
る。
感熱記録用インキは、紙、フィルム、合成紙、アルミ
箔等に印刷又は塗布されて感熱記録体とされるが、イン
キ層の形成方法については、グラビヤ印刷等の印刷方
式、又はロールコーター、リバースコーター、ドクター
コーター等の塗工機による塗工方式から適宜選択するこ
とが可能である。
箔等に印刷又は塗布されて感熱記録体とされるが、イン
キ層の形成方法については、グラビヤ印刷等の印刷方
式、又はロールコーター、リバースコーター、ドクター
コーター等の塗工機による塗工方式から適宜選択するこ
とが可能である。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、特に
断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量部および
重量%を示す。
が、勿論これらに限定されるものではない。なお、特に
断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量部および
重量%を示す。
実施例1 イソプロピルアルコール 100部 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン 30部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 この組成物をボールミルで24時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
ン 30部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 この組成物をボールミルで24時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
比較例1 実施例1においてイソプロピルアルコール代わりにn
−ヘキサンを用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録用インキを得た。
−ヘキサンを用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録用インキを得た。
実施例2 エチルアルコール 100部 トルエン 100部 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン 30部 エチレンビスアミド 30部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 イソブチルアクリレート樹脂 10部 この組成物をサンドミルで2時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
ン 30部 エチレンビスアミド 30部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 イソブチルアクリレート樹脂 10部 この組成物をサンドミルで2時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
実施例3 イソプロピルアルコール 300部 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン 20部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 エチレングリコールジフェニルエーテル 30部 エチルセルロース 10部 炭酸カルシウム 30部 この組成物をサンドミルで2時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
ン 20部 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン 10部 エチレングリコールジフェニルエーテル 30部 エチルセルロース 10部 炭酸カルシウム 30部 この組成物をサンドミルで2時間混練し、感熱記録用
インキを得た。
実施例4 実施例1においてブチラール樹脂を10部添加した以外
は実施例1と同様にして感熱記録用インキを得た。
は実施例1と同様にして感熱記録用インキを得た。
比較例2 実施例3において、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサンの代わりにビスフェノールAを用
いた以外は実施例3と同様にして感熱記録用インキを得
た。
ニル)シクロヘキサンの代わりにビスフェノールAを用
いた以外は実施例3と同様にして感熱記録用インキを得
た。
比較例3 実施例3において1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサンの代わりに没食子酸ラウリルを用い
た以外は実施例3と同様にして感熱記録用インキを得
た。
ル)シクロヘキサンの代わりに没食子酸ラウリルを用い
た以外は実施例3と同様にして感熱記録用インキを得
た。
かくして得られた8種類の感熱記録用インキをグラビ
ア印刷方式で70g/m2の上質紙上に乾燥塗布量が3g/m2と
なるようにパターン印刷し、感熱記録体を得た。
ア印刷方式で70g/m2の上質紙上に乾燥塗布量が3g/m2と
なるようにパターン印刷し、感熱記録体を得た。
得られた感熱記録体の地肌カブリ、発色性、及びイン
キの支持体への接着性を以下の方法で評価し、その結果
を第1表に示した。
キの支持体への接着性を以下の方法で評価し、その結果
を第1表に示した。
(1) 地肌カブリ マクベス反射濃度計(RD−914型、マスクベス社製)
にて濃度を測定した。
にて濃度を測定した。
(2) 感熱発色性 150℃の熱板に10秒間押しあてた後、マクベス反射濃
度計(RD−914型、マクベス社製)にて記録濃度を測定
した。
度計(RD−914型、マクベス社製)にて記録濃度を測定
した。
なお比較例2及び比較例3は地肌ガブリがひどいため測
定しなかった。
定しなかった。
(3) 接着性 インク層の支持体への接着性を、セロハンテープによ
る剥離の程度で評価した。
る剥離の程度で評価した。
◎:非常に接着性がよい ○:接着性がよい ×:接着性が悪い 「効果」 第1表の結果から明らかな様に、本発明の感熱記録用
インキは地肌カブリが極めて少なく、しかも感熱発色性
や接着性にも優れたものであった。
インキは地肌カブリが極めて少なく、しかも感熱発色性
や接着性にも優れたものであった。
Claims (1)
- 【請求項1】無色の塩基性染料、及び該染料を熱時発色
せしめる顕色剤を有機溶剤中に溶解又は分散せしめた感
熱記録用インキにおいて、有機溶剤が少なくとも炭素数
4以下のアルコールであり、顕色剤として1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを用いるこ
とを特徴とする感熱記録用インキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28082589A JP2793861B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 感熱記録用インキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28082589A JP2793861B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 感熱記録用インキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03143968A JPH03143968A (ja) | 1991-06-19 |
JP2793861B2 true JP2793861B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=17630510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28082589A Expired - Fee Related JP2793861B2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 感熱記録用インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793861B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01221277A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-04 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 感熱記録体 |
JPH083067B2 (ja) * | 1988-05-31 | 1996-01-17 | 大日精化工業株式会社 | 感熱発色インキ及びそのインキを塗布した感熱発色プラスチックカード |
-
1989
- 1989-10-28 JP JP28082589A patent/JP2793861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03143968A (ja) | 1991-06-19 |
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