JP2790206B2 - フイルム画像入力装置 - Google Patents

フイルム画像入力装置

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    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルム画像入力装置に
係り、特に現像済みスチル写真フイルムの画像を撮影レ
ンズを介して撮像素子の受光面に結像させ、該撮像素子
によって光電変換された画像信号をモニタTVに出力す
ることによってフイルム画像をモニタTVの画面に再生
させるフイルム画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現像済みスチル写真フイルムをCCD等
の撮像素子で撮像し、写真フイルムの画像を画像信号に
変換し、これをモニタTVに出力してフイルム画像を表
示するフイルム画像入力装置は知られている。即ち、図
42に示すようにフイルム画像入力装置1には現像済み
スチル写真フイルム2に向けて投光する照明ユニット4
と、撮影レンズ6及び撮像素子(CCD)8とが同軸上
に設けられている。そして、フイルム2は照明ユニット
4と撮影レンズ6との光軸上間に配置され、照明ユニッ
ト4から投光された光はフイルム12に記録されている
画像を照明する。フイルム12を透過した光は撮影レン
ズ6で集光されてCCD8上に結像され、ここでフイル
ム2に記録された画像が画像信号に変換されて出力され
る。これにより、フイルム画像入力装置1に接続されて
いるモニタTV上にフイルム画像を再生することができ
る。
【0003】また、前記フイルム画像入力装置には、撮
影倍率を変えるズーム機構、フイルムのスキャン機構
(X−Y移動機構)、イメージセンサ回転機構等を備え
ているものもある(USP.4,482,924 、USP.4,485,406 、
USP.4,506,300 等)。また、USP.4,920,419 号公報に
は、撮影レンズとして単焦点レンズを利用し、この単焦
点レンズを移動させて撮影倍率を変えるとともに、CC
Dを移動させてピント合わせを行うフイルム画像入力装
置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このフイル
ム画像入力装置1は、照明ユニット4、撮影レンズ6、
及びCCD8が一列に配置されているため、装置全体が
大きく且つ細長いものになりデザインの自由度がないと
いう問題がある。また、単焦点レンズ、CCDを移動さ
せて撮影倍率を可変できるように構成すると、更に装置
が大きくなる欠点がある。更に、CCDを移動させる場
合には、CCDからの信号は微弱なため増幅等の信号処
理を行なわずに装置内に結線を引き回すことは困難であ
り、その結果、CCDとともに信号処理回路も移動させ
なけらばならない欠点がある。
【0005】また、フイルムの1コマ内から必要な範囲
の画像のみを取り出し、その画像をモニタTVの画面の
全体に表示する(トリミングを行う)場合には、撮影倍
率を適宜選択するとともに、フイルム2又は撮影レンズ
6をX−Y移動機構9で縦方向と横方向とに移動(スキ
ャンニング)させる必要がある。従って、フイルム2と
撮影レンズ6とをフイルム画像の1コマの範囲内で相対
的に移動させるスペースを確保する必要があり、フイル
ム画像入力装置が大型化するという問題があった。
【0006】更に、この種のフイルム画像入力装置にお
いて、トリミングを行う場合には、撮影レンズのズーミ
ング及びフイルムのスキャンニングを行う必要がある
が、一旦ズーミングを行うと、フイルムのモニタTVに
映っていない部分がわからないため、見たい部分を探し
たり、フレーミングするときの微調整時に、ズーミング
とスキャンニングを頻繁に行わなければならず、操作が
煩雑であるという問題があった。また、多数のコマを有
するフイルムから見たいコマを探し出すには、フイルム
を1コマずつコマ送りしながら探さなければならず、時
間がかかり面倒であった。
【0007】本発明の目的は、デザインの自由度が大き
く、且つ小型化、低価格化を図ることができるフイルム
画像入力装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、現在モニタTV上に表示されている画像がフイルム
の1コマ内のいずれの範囲かを表示することができ、ズ
ーミングおよびスキャンニング時の操作性の向上を図る
ことができ、更に多数のコマを有するフイルムからモニ
タTVで見たいコマを容易に且つ素早く検索することが
できるフイルム画像入力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、現像済みスチル写真フイルムの画像をミラ
ー及び単焦点レンズを介して撮像素子の受光面に結像さ
せ、該撮像素子によって光電変換された画像信号をモニ
タTVに出力することによってフイルム画像をモニタT
Vの画面に再生させるフイルム画像入力装置において、
前記ミラー、単焦点レンズ及び撮像素子がそれぞれ配設
され、回動することにより前記写真フイルムから撮像素
子までの光路長を可変にする回動機構と、前記回動機構
上で前記ミラーを回動させるとともに該ミラーを前記単
焦点レンズの光軸方向に移動させるミラー駆動手段と、
前記回動機構上で前記単焦点レンズをその光軸方向に移
動させるレンズ駆動手段と、前記回動機構の回動角度を
検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて前
記写真フイルムの画像光が前記撮像素子に垂直に入射す
るように前記ミラー駆動手段を制御するとともに、前記
単焦点レンズが合焦位置に移動するように前記レンズ駆
動手段を制御する制御手段と、を備え、前記回動機構の
回動によって前記フイルム画像のズーミングを行うこと
を特徴としている。
【0009】また、本発明は現像済みスチル写真フイル
ムの画像をズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素
子の受光面に結像させ、該撮像素子によって光電変換さ
れた画像信号をモニタTVに出力することによってフイ
ルム画像をモニタTVの画面に再生させるフイルム画像
入力装置において、前記写真フイルムと撮影レンズとの
間に配設され、前記撮影レンズの光軸を折り曲げる少な
くとも1枚のミラーと、前記ミラーを全方向に傾動させ
るミラー駆動手段と、所望のスキャンニングを行うべく
前記ミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、を備えた
ことを特徴としている。また、前記ミラーが2枚の場合
には、前記撮影レンズの光軸が写真フイルムの面に直交
するように2枚のミラーが一定の関係をもって傾動する
ように前記ミラー駆動手段を駆動制御する手段を有して
いる。更に、前記ミラーが1枚の場合には、前記写真フ
イルムが載置され該写真フイルムを全方向に傾動させる
フイルム駆動手段と、前記撮影レンズの光軸が写真フイ
ルムの面に直交するように前記ミラー及び写真フイルム
が一定の関係をもって傾動するように前記ミラー駆動手
段及びフイルム駆動手段を駆動制御する手段とを有して
いる。
【0010】更に、本発明は現像済みスチル写真フイル
ムの画像をミラー及びズーミング可能な撮影レンズを介
して撮像素子の受光面に結像させ、該撮像素子によって
光電変換された画像信号をモニタTVに出力することに
よってフイルム画像をモニタTVの画面に再生させるフ
イルム画像入力装置において、前記写真フイルムを給送
することによりコマ送りを行うとともに前記フイルム画
像のフイルム送り方向におけるスキャンニングを行わせ
るフイルム給送手段と、前記ミラーを一方向にのみ傾動
させ前記フイルム画像の前記フイルム送り方向と直交す
る方向のスキャンニングを行わせるミラー駆動手段と、
所望のスキャンニングを行うべく前記フイルム給送手段
及びミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0011】更にまた、本発明は現像済みスチル写真フ
イルムの画像をズーミング可能な撮影レンズを介して撮
像素子の受光面に結像させ、該撮像素子によって光電変
換された第1の画像信号をモニタTVに出力することに
よってフイルム画像をモニタTVの画面に再生させるフ
イルム画像入力装置において、前記撮影レンズの撮影倍
率を変更するズーム機構と、前記写真フイルムと撮影レ
ンズの光軸とを相対的に移動させるスキャン機構と、ズ
ーム情報及びスキャン情報をそれぞれ出力する操作手段
と、前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャ
ン情報に基づいて前記ズーム機構及びスキャン機構を制
御する制御手段と、前記写真フイルムの1コマ全体の画
像を示す第2の画像信号を記憶する画像メモリと、前記
操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情報に
基づいて該ズーム情報及びスキャン情報に対応した大き
さ及び位置のトリミング枠を示す枠信号を発生する枠発
生手段と、前記第1の画像信号、第2の画像信号及び枠
信号に基づいて1コマ全体の画像に前記トリミング枠を
合成して表示する画面とトリミング枠内の画像のみを表
示する画面とを1画面内に合成表示するための第3の画
像信号を生成し、該第3の画像信号を前記モニタTVに
出力する画像合成手段と、を備えたことを特徴としてい
る。また、前記第2の画像信号及び枠信号に基づいて1
コマ全体の画像にトリミング枠を合成した合成画像を表
示するための第3の画像信号を生成する画像合成手段
と、前記第1の画像信号及び第3の画像信号のうちいず
れか一方を前記モニタTVに出力する画面切換手段とを
有している。更に、前記操作手段から出力されるズーム
情報及びスキャン情報を記憶する第1の記憶手段と、1
コマ全体の画像を表示させるためのズーム情報及びスキ
ャン情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶
手段又は第2の記憶手段から出力されるズーム情報及び
スキャン情報に基づいて前記ズーム機構及びスキャン機
構を制御する制御手段と、前記第1の画像信号及び枠信
号に基づいて撮影した画像にトリミング枠を合成した合
成画像を示す第2の画像信号を生成する画像合成手段
と、トリミング操作時に前記第2の記憶手段に記憶され
ているズーム情報及びスキャン情報を前記制御手段に出
力するとともに前記第2の画像信号を前記モニタTVに
出力し、トリミング完了時に前記第1の記憶手段に記憶
されているズーム情報及びスキャン情報を前記制御手段
に出力するとともに前記第1の画像信号を前記モニタT
Vに出力する画面切換手段とを有している。
【0012】また、本発明は現像済みスチル写真フイル
ムの画像をズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素
子の受光面に結像させ、該撮像素子によって光電変換さ
れた画像信号をモニタTVに出力することによってフイ
ルム画像をモニタTVの画面に再生させるフイルム画像
入力装置において、フイルムを1コマずつ巻き取り又は
巻き戻すフイルム送り手段と、マルチ画面の作成を指示
する指示手段と、n個の記憶部によって1画面分の画像
信号を記憶する画像メモリと、前記指示手段によってマ
ルチ画面の作成が指示されると動作可能になり、前記撮
像素子から出力されるn個のコマの画像信号をそれぞれ
圧縮して前記画像メモリのn個の記憶部に記憶させる画
像処理手段と、前記撮像素子からの画像信号及び画像メ
モリに記憶された画像信号のうちいずれか一方を前記モ
ニタTVに出力する画面切換手段と、前記画像メモリに
記憶された画像信号に基づいて前記モニタTVに表示さ
れるn個の小画面からなるマルチ画面のうちいずれか1
つの小画面を選択する選択手段と、前記指示手段によっ
てマルチ画面の作成が指示されると、n個のコマを撮影
すべく前記フイルム送り手段を制御するとともに前記画
像メモリからの画像信号が前記モニタTVに出力される
ように画面切換手段を制御し、前記選択手段によって1
つの小画面が選択されると、その選択した小画面のコマ
を撮影すべく前記フイルム送り手段を制御するとともに
前記撮像素子からの画像信号が前記モニタTVに出力さ
れるように画面切換手段を制御する制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、高価なズームレンズの代わり
に単焦点レンズを使用し、回動機構の回動によってフイ
ルム画像のズーミングを行うようにしている。即ち、回
動機構を回動させると、写真フイルムから撮像素子まで
の光路長が変化し、また回動機構上のミラーは写真フイ
ルムの画像光が前記撮像素子に垂直に入射するようにそ
の回動及び位置が制御され、単焦点レンズは合焦位置に
移動させられる。これによりズーミングが行われる。
尚、ミラーで単焦点レンズの光軸を折り曲げているの
で、装置はコンパクトになり、また撮像素子は、ミラー
の動きに合わせて回動機構と共に回動するため、CCD
の取付けや配線等において不都合も起きない。
【0014】本発明の他の態様によれば、少なくとも1
枚のミラーによって撮影レンズの光軸を折り曲げるよう
にしたため、装置全体がコンパクトになりデザインの自
由度も増し、また、ミラーを傾動させてスキャンニング
を行わせるようにしたため、スキャンニングに必要なス
ペースを最小限に抑えることができる。また、撮影レン
ズの光軸が写真フイルムの面に直交するように2枚のミ
ラー、またはミラーとフイルムを一定の関係をもって傾
動させることにより、撮影倍率が大きくなった場合でも
フイルム面全体にわたってピントを合わせることができ
ようにしている。更に、写真フイルムを給送することに
よりコマ送りを行うとともにフイルム画像のフイルム送
り方向におけるスキャンニングを行わせ、ミラーを一方
向にのみ傾動させ前記フイルム画像の前記フイルム送り
方向と直交する方向のスキャンニングを行わせるように
している。これにより、スキャンニングにおけるミラー
の制御は一方向のみになり、制御が容易になる。
【0015】本発明の更に他の態様によれば、画像合成
手段は1コマ全体の画像にトリミング枠を合成して表示
する画面とトリミング枠内の現在撮影中の画像の画面と
の2画面をモニタTVの1画面内に合成表示するための
第3の画像信号を生成する。フイルムの1コマ内から必
要な範囲の画像のみを取り出し、その画像をモニタTV
の画面の全体に表示するトリミング操作を行う場合に
は、前記第3の画像信号をモニタTVに出力することに
より、1コマ全体の画像にトリミング枠が合成表示され
た画面とトリミング枠内の現在撮影中の画像の画面との
2画面がモニタTVの1画面内に合成表示される。尚、
上記トリミング枠が合成された画面の画像信号は、操作
手段から出力されるズーム情報及びスキャン情報に基づ
いて枠発生手段から発生される枠信号と前記第2の画像
信号とに基づいて生成される。
【0016】したがって、トリミング操作(操作手段か
ら出力されるズーム情報及びスキャン情報)に応じてト
リミング枠は1コマ全体の画面内で移動し、また枠の大
きさが変化する。これにより、1コマ全体の画面内のト
リミング枠を見ながら所望のトリミング操作を行うこと
ができる。また、トリミング完了後は、画面切換手段に
よって現在撮影しているトリミング画像のみを表示する
こともできる。
【0017】また、本発明の更にまた他の態様によれ
ば、モニタTVの1画面に複数コマの画像を同時に表示
し、その画面を見ながら見たいコマを選択できるように
している。即ち、指示手段によってマルチ画面の作成が
指示されると、フイルム送り手段をコマ送り制御しなが
ら撮影レンズでn個のコマを撮影する。撮像素子から出
力されるn個の各コマの画像信号は画像処理手段で圧縮
され、n個の記憶部を有する画像メモリに1画面分の画
像信号として記憶される。そして、画像メモリに記憶さ
れた画像信号をモニタTVに出力することによって、n
個のコマの画像がn個の小画面からなるマルチ画面とし
て表示される。このマルチ画面を見ながら選択手段で1
つの小画面を選択すると、前記フイルム送り手段が制御
され前記選択した小画面のコマが撮影レンズを介して撮
像素子に結像される。この撮像素子からの画像信号が前
記モニタTVに出力され、前記選択した小画面がモニタ
TVの画面一杯に表示される。
【0018】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフイルム
画像入力装置の好ましい実施例を詳述する。 〔第1実施例〕図1は本発明に係るフイルム画像入力装
置の第1実施例を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、このフイルム画像入力装置10は、回動板22、
サーボモータ23を含む回動機構、サーボモータ26、
32を含むミラー駆動機構、サーボモータ48を含むレ
ンズ駆動機構及び制御回路20、光源56及び拡散板5
8からなる照明ユニット等から構成されている。
【0019】前記回動機構を構成する回動板22は、回
動中心Oを基準にして図1上で矢印A−B方向に回動可
能に設けられており、回動中心O付近に設けられたサー
ボモータ23によって矢印A−B方向に回動できるよう
になっている。この回動板22の回動中心OにはCCD
38が固定されており、サーボモータ23によって回動
板22が回動すると、CCD38は回動板22と共に矢
印A−B方向に回動する。尚、このCCD38にはCC
D38から出力される電気信号を処理する画像処理回路
40が接続されている。
【0020】また、回動板22にはミラー駆動機構を構
成するサーボモータ26が矢印C−D方向に移動自在に
配設されるとともに、サーボモータ32が固定されてい
る。サーボモータ26の出力軸にはミラー24が配設さ
れ、サーボモータ26はミラー24をP点を中心にして
矢印E−F方向に回動させることができるようになって
いる。また、このサーボモータ26にはシャフト28を
介してボールナット30が固定されており、このボール
ナット30はサーボモータ32の出力軸と連結している
ボールスクリュー34と螺合している。従って、サーボ
モータ32が駆動すると、サーボモータ26とともにミ
ラー24は矢印C−D方向に移動する。
【0021】更に、回転板22には単焦点レンズ42が
矢印C−D方向に移動自在に設けられている。単焦点レ
ンズ42にはシャフト44を介してボールナット46が
固定されており、このボールナット46はサーボモータ
48の出力軸と連結しているボールスクリュー50と螺
合している。従って、サーボモータ48が駆動すると、
単焦点レンズ42は矢印C−D方向に移動する。
【0022】制御回路20はズームスイッチ(図示せ
ず)からのズーム信号に基づいて、サーボモータ23、
26、32及び48を駆動制御する。即ち、制御回路2
0は、回動板22を回動させた場合に、現像済みスチル
写真フイルム54の画像光がミラー24、単焦点レンズ
42を介してCCD38の受光面に垂直に入射するよう
にミラー24の矢印C−D方向の移動位置及び矢印E−
F方向の回動位置を制御するとともに、単焦点レンズ4
2が合焦位置に移動するように制御する。
【0023】具体的には、フイルム54の画像中心を通
り、且つフイルム面に垂直な光線をL1とし、単焦点レ
ンズ42の光軸(単焦点レンズ42、CCD38の中心
を通る光線)をL2とすると、ミラー24の回動中心P
が光線L1と光線L2との交点位置にくるようにミラー
24の位置を制御するとともに、ミラー24への入射角
と反射角とが等しくなるようにミラー24の角度を制御
する。また、単焦点レンズ42の位置は、フイルム58
から単焦点レンズ42までの距離をa、単焦点レンズ4
2からCCD38までの距離をb、単焦点レンズ42の
焦点距離をfとすると、次式、 の関係を満たすように移動させる。
【0024】尚、回転板22、ミラー24、単焦点レン
ズ42の移動位置と回転角は検出器で検出され、その検
出信号は制御回路20に入力される。制御回路20は入
力する位置、角度情報に基づいてミラー24、単焦点レ
ンズ42が所定位置、角度になるように制御する。ま
た、ミラー24が上記条件を満足するように移動する
と、ミラー24の回動角は回動板22の回動角の1/2
となるので、ギヤ列等の減速機構で回転を伝達すればミ
ラー24の回動角を制御する必要はなくなる。
【0025】次に、前記の如く構成された本発明に係る
フイルム画像入力装置の作用について説明する。先ず、
操作パネルのズームスイッチを操作してズームイン又は
ズームアウトするズーム信号を制御回路20に入力す
る。制御回路20は入力されたズーム信号に基づいて回
動機構のサーボモータ23を駆動し、回動板22を回動
させる。
【0026】回動板22の任意の回動角に対して、ミラ
ー24の回動角及び位置、単焦点レンズ42の位置は一
義的に決まっており、制御回路20は回動板22の回動
角に対応したミラー24の回動角及び位置、単焦点レン
ズ42の位置を示すデータが予め記憶されているテーブ
ルを有しいる。そして、制御回路20は回動板22の回
動角に応じて前記テーブルから各データを読み出し、こ
の読み出したデータに基づいてミラー24の回動角及び
位置、単焦点レンズ42の位置が回動板22の回動角に
対応する角度、位置になるようにサーボモータ26、3
2及び48に駆動信号を加える。
【0027】これにより、例えば回転板22が矢印B方
向に回動すると、ミラー24、単焦点レンズ42、CC
D38は破線で示した位置に移動し、撮影倍率は小さく
なる。尚、前記実施例ではミラー24をサーボモータ3
2によって矢印C−D方向の移動したが、図2に示すよ
うにフイルム画像入力装置10にガイド溝70を形成
し、回転板22のガイド溝72とガイド溝70とにミラ
ー24の軸74を挿入するようにしてもよい。これによ
れば、ミラー24は回転板22が図2上で矢印A方向に
回動すると、ガイド溝70に沿って移動する。 〔第2実施例〕図3は本発明に係るフイルム画像入力装
置の第2実施例を示す斜視図である。同図に示すよう
に、このフイルム画像入力装置130は現像済のフイル
ム134を照明ユニット136によって照明し、画像光
を後述するミラー137で反射させて撮影レンズ138
及びCCD140を含む撮像装置によって撮像する。こ
のようにミラー137を設けることにより撮影レンズ1
38の光軸139Aを略直角に折り曲げることができる
ので、デザインの自由度が増大する。
【0028】CCD140は鏡像用のCCDが使用され
ており、CCD140によって光電変換された画像信号
を図示しないモニタTVに出力することによってフイル
ム画像をモニタTVの画面に再生させるようにしてい
る。また、フイルム134は現像済のネガフイルム又は
ポジフイルムで、2軸のフイルムカートリッジ142に
収納されており、このフイルムカートリッジ142はカ
ートリッジ収納部144にセットされる。
【0029】照明ユニット136はカートリッジ収納部
144の蓋を兼ねており、矢印A−B方向に開閉する。
この照明ユニット136は光源、反射板及び拡散板を有
し、反射板は光源から投光された光を効率よく拡散板に
反射し、拡散板は投光された光を拡散光とすることがで
きる。この拡散光がフイルム134の画像を照射して撮
影レンズ138に導かれる。
【0030】前述したミラー137は図4に示すように
撮影レンズ138及びCCD140の光軸139A上に
傾斜して配置されると共に、ミラー137と同一平面上
のX軸、Y軸を中心にして回動可能に設けられている。
このX軸、Y軸は互いに直交する2軸である。即ち、ミ
ラー137は図5に示すようにフイルム画像入力装置1
30の本体130Aにボール146を介して全方向の傾
動自在に配設され、ミラー137はバネ148、148
によって本体130Aに押し付けられるように付勢され
るとともに、バネ150によって図5上で反時計回り方
向に付勢されている。また、X軸上のミラー137上に
はX軸用カム152のカム面が当接し、カム152はピ
ン154を介して回動自在に設けられている。ピン15
4にはギア156が固着され、ギア156はギア15
8、160、162、164を介してX軸用モータ16
6に連結されている。
【0031】尚、図5では上述したようにミラー137
をX軸を中心にして回動させるミラー駆動機構について
説明したが、Y軸を中心にして回動させるミラー駆動機
構についても同様に構成されている。即ち、図4に示す
ミラー駆動機構168はX軸用カム152、X軸用モー
タ166及びY軸用カム、Y軸用モータ等で構成されて
おり、X軸用モータ166又はY軸用モータが駆動する
と、X軸用カム152又はY軸用カムが回動してミラー
137をX軸又はY軸を中心にして回動させる。
【0032】従って、例えばミラー137をX軸を中心
にして回動させる場合には、操作部170(図4参照)
を操作してミラー駆動機構168のX軸用モータ166
を駆動させる。これにより、X軸用モータ166の回転
力はギア164、162、160、158、156を介
してX軸用カム152に伝達される。X軸用カム152
が回動するとミラー137がX軸を中心にして回動す
る。同様にして、ミラー137をY軸を中心にして回動
する場合には、操作部170を操作してミラー駆動機構
168のY軸用モータを駆動させる。
【0033】このようにミラー137をX軸、Y軸を中
心にして回動させることにより、図4に示す光軸139
Bがミラー137を中心にして振れるので、光軸139
Bはフイルム134上を移動する。これにより、フイル
ム画像のスキャンニングを行うことができる。尚、操作
部170を操作してズーム機構172を駆動することに
より、撮影倍率を変更することができる。また、フォー
カス機構46はズームレンズ12のピント合わせを行な
う。
【0034】従って、ズーム機構172を駆動して撮影
倍率を適宜選択するとともに、ミラー駆動機構168を
駆動してスキャンニングを行うことにより、フイルムの
1コマ内から必要な範囲の画像のみを取り出し、その画
像をモニタTVの画面の全体に表示する(トリミングを
行う)ことができる。尚、前記実施例ではCCD140
として鏡像用のCCDを使用したが、これに限らず、フ
イルム134を裏返しにセットすることにより鏡像用以
外のCCDを使用することもできる。 〔第3実施例〕図6は本発明に係るフイルム画像入力装
置の第3実施例を示すブロック図である。尚、図4に示
した第2実施例と共通する部分には同符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0035】第3実施例のフイルム画像入力装置は、主
にフイルム134も傾動させるようにした点で、第2実
施例のフイルム画像入力装置と相違する。即ち、第2実
施例のフイルム画像入力装置はスキャンニングにともな
って光軸139Bが振れるため、光軸139Bがフイル
ム面に直交しなくなり、特に被写界深度が浅くなる撮影
倍率が大きい場合にはトリミング画像の画角の大きい所
でピントが合わなくなるという問題が発生する。そこ
で、第3実施例のフイルム画像入力装置は、光軸139
Bがフイルム面に直交するようにスキャンニングに合わ
せてフイルム134を傾動させ、上記問題を解決するよ
うにしている。
【0036】図6に示すように、ミラー駆動機構168
はミラー137をX1軸及びY1軸の回りに回動させる
ことにより光軸139Bを振り、スキャンニングを行わ
せる。一方、フイルム134はフイルム保持手段(図示
せず)に載置されており、このフイルム保持手段はフイ
ルム134と同一平面上における互いに直交するX2
軸、Y2軸を中心にして回動できるように構成されてお
り、フイルム駆動機構178はミラー駆動機構168と
同様に構成されている(図5参照)。従って、フイルム
駆動機構178のX2軸用モータ又はY2軸用モータが
駆動すると、X2軸用カム又はY2軸用カムが回動して
フイルム保持手段が回動し、フイルム134がX2軸ま
たはY2軸を中心にして回動する。
【0037】また、操作部170はミラー137の回動
角を指令する信号をミラー駆動機構168に出力すると
ともに、その信号を制御回路175に出力する。制御回
路175は、前記指令された回動角にミラー137が駆
動されたときに、そのミラー137によって折り曲げら
れる光軸139Bがフイルム面と直交するようにフイル
ム駆動機構178を介してフイルム134の傾きを制御
する。
【0038】このようの構成されたフイルム画像入力装
置の作用のついて説明する。先ず画像を横方向にスキャ
ンニングする場合には、例えば操作部170でミラー1
37がY1軸を中心にして時計回り方向にθ°回動する
ように操作すると(図7参照)、制御回路175はフイ
ルム134がY2軸を中心にして時計回り方向に2θ°
回動するように制御する。即ち、操作部170から時計
回り方向にθ°回動させる信号がミラー駆動機構168
に加えられ、ミラー駆動機構168が作動してミラー1
37がY1軸を中心にして時計回り方向にθ°回動させ
られると、図7に示すようにミラー137で折り曲げら
れた光軸139Bは時計回り方向に2θ°回動すること
になる。
【0039】一方、制御回路175には操作部170か
らミラー駆動機構168に加えられた回動指令と同じ指
令が加えられ、制御回路175はフイルム134がY2
軸を中心にして時計回り方向に2θ°回動する指令に変
換し、この指令に基づいてフイルム駆動機構178を制
御する。これによりフイルム134はY2軸を中心にし
て時計回り方向に2θ°回動し、ミラー137で2θ°
回動した光軸139Bはフイルム134の面と直交する
ようになる。
【0040】また、縦方向のスキャンニングも横方向の
スキャンニングと略同様に作動するが、縦方向のスキャ
ンニングと横方向のスキャンニングとの相違点は、横方
向のスキャンニングの場合にはミラー137をY1軸を
中心にして時計回り方向にθ°回動させると共にフイル
ム134をY2軸を中心にして時計回り方向に2θ°回
動させたが、縦方向のスキャンニングの場合、ミラー1
37をX1軸を中心にして、時計回り方向にθX °、Y
1軸を中心にして時計回り方向にθY °回転させると共
にフイルム34をX2軸を中心にして反時計回り方向に
θ°回転させる点である。
【0041】ただし、
【0042】
【数1】
【0043】である。ここで、上述した数式の求め方に
ついて説明する。まずフイルムのY2軸方向にスキャン
ニングする時のミラー、フイルムの回転方法について説
明する。図8、図9の状態から、ミラーをX1軸右回り
にθX °回転させると、レンズに入る光は、フイルム−
ミラー間で、図10に示すように光軸が移動する。ここ
で、レンズ−ミラー間の光軸上に任意の点Aをとり、A
を通り、X1、Y1平面に平行な面と、フイルム−ミラ
ー間の光軸のX1、Z1平面上の正射影との交点をB、
フイルム−ミラー間の光軸との交点をC、Z1軸との交
点をD、ミラーの法線との交点をEとすると、三角錐O
−ABCができる。図11はこの三角錐O−ABCの展
開図である。同図において、 ∠DOA=∠OAD=45°、 ∠OAD=∠ODB=∠ODE=∠ADE=∠ABC=∠OBC=90°、 ∠DOE=θX であり、∠BOD=α、DO=DA=Lとして、α(即
ち、ミラーをX軸右回りにθX 回転した時の光線のY軸
回りの角度α)を求めると、
【0044】
【数2】
【0045】となる。即ち、
【0046】
【数3】
【0047】余弦定理より、
【0048】
【数4】
【0049】正弦定理より
【0050】
【数5】
【0051】次に、図12に示すようにフイルム−ミラ
ー間の光軸のX1、Z1平面上の正射影とZ1軸とのな
す角を45°にするためにY1軸右まわりにθY /2回
転するとすると、 θY =α−45° である。またこの時レンズ−ミラー間の光軸上に任意の
点A´を通りX1、Y1平面に平行な面と、フイルム−
ミラー間の光軸のX1、Z1平面上の正射影との交点B
´、フイルム−ミラー間の光軸との交点をC´、ミラー
の法線との交点をE´、そのX1、Z1平面上の正射影
との交点をD´とすると三角錐O−A´B´C´ができ
る。図13はこの三角錐O−A´B´C´の展開図であ
る。同図において、A´B´とZ1軸との交点をF´と
し、更に∠B´OC´=θ°(すなわちミラーθX 回転
した後、光線のY1軸まわりの角度を45°にした時の
X1、Z1平面と光軸との角度θ)として、θを求める
と、
【0052】
【数6】
【0053】となる。よって、フイルム面を光軸に対し
て垂直にするには、フイルム面をX2軸左まわりにθ°
回転してやればよい。尚、図14は上記ミラー及びフイ
ルムの回動の様子を示す斜視図であり、図15は図14
を矢印方向から見た矢視図である。このようにして、フ
イルムの縦方向のスキャンニングが可能となる。尚、数
式6のθは、以下に示す数式7によって求めることがで
きる。即ち、
【0054】
【数7】
【0055】このようにミラー137、フイルム134
を一定の関係で回動することにより光軸139Bをフイ
ルム134に直交させることができ、これにより撮影倍
率が大きい場合でもトリミング画像の全体にわたってピ
ントが合うようになる。図16は図6に示したフイルム
画像入力装置の変形例を示すブロック図である。尚、図
6と共通する部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0056】図6に示したフイルム画像入力装置では、
操作部170からミラー137の回動角を示す信号を制
御回路175に入力するようにしているが、図16に示
すフイルム画像入力装置は、回転角検出器179を有し
ており、この回転角検出器179によってミラー137
の回動角を検出し、その回動角を示す信号を制御回路1
76に加えようにした点で、図6の示したフイルム画像
入力装置と相違する。 〔第4実施例〕図17は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第4実施例を示す斜視図である。尚、図3に示し
たフイルム画像入力装置と共通する部分には同符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0057】図17のフイルム画像入力装置130´
は、2枚のミラー137A、137Bを使用して撮影レ
ンズ138の光軸を折り曲げるようにした点で、図3の
フイルム画像入力装置と相違する。即ち、照明ユニット
136と撮影レンズ138との間に2枚のミラー137
A、137Bを設けることにより撮影レンズ138の光
軸139Aを略U字状に折り曲げることができるので、
デザインの自由度が増大する。
【0058】図18は図17の内部構成を示すブロック
図である。尚、図6のフイルム画像入力装置と共通する
部分には同符号を付し、その詳細な説明は省略する。ミ
ラー37Bは図18に示すように撮影レンズ138及び
CCD140の光軸139A上に傾斜して配置されると
共に、ミラー137Bと同一平面上のX2軸、Y2軸を
中心にして回動可能に設けられている。また、ミラー1
37Aは図18に示すようにミラー137Bで反射され
て略直角に折り曲げられた光軸139B上に傾斜して配
置されると共に、ミラー137Aと同一平面上のX1
軸、Y1軸を中心にして回動可能に設けられている。そ
して、ミラー137Aはミラー駆動機構168Aによっ
てX1軸及びY1軸を中心にして傾動させられ、ミラー
137Bはミラー駆動機構168BによってX2軸及び
Y2軸を中心にして傾動させられる。
【0059】操作部170はスキャンニングを指令する
信号をミラー駆動機構168Aに出力してミラー駆動機
構168Aを駆動することができる。回転角検出器17
9A、179Bはそれぞれミラー137A、137Bの
回動角を検出し、その検出角を示す信号を制御回路17
7に出力する。そして、制御回路177は回転角検出器
179A、179Bからの検出角に基づいてミラー13
7Aによって折り曲げられた光軸139Cがフイルム面
と直交するようにミラー駆動機構168Bを制御する。
【0060】このように構成されたフイルム画像入力装
置の作用について説明する。最初に画像を横方向にスキ
ャンニングする場合について説明する。この場合、まず
操作部170からの指令によってミラー137AがY1
軸を中心に回動するようにミラー駆動機構168Aを駆
動し、例えば図19に示すようにミラー137AをY1
軸を中心に時計回り方向にθ°回動させる。この回動角
θは回転角検出器179Aで検出されて制御回路177
に加えられる。制御回路177は回転角検出器179A
から加えられた信号に基づいてミラー137BがY2軸
を中心にして時計回り方向にθ°回動するようにミラー
駆動機構168Bを制御する。
【0061】これにより、光軸139Bがミラー137
Bを中心に図19上で時計回り方向に回動し、この光軸
139Bはミラー137Aで折り曲げられて光軸139
Cとなり、フイルム134の面と直交する。従ってモニ
タ画面はフイルム134の画面134Aから画面134
Bに移動するので横方向のスキャンニングが可能とな
る。尚、回転角検出器179Bはミラー137Bの回動
角を示す信号を制御回路177にフィードバックする。
【0062】次に、画像を縦方向にスキャンニングする
場合について説明する。この場合、先ず操作部170か
らの指令によってミラー137AがX1軸を中心に回動
するようにミラー駆動機構168Aを駆動し、例えば図
20に示すようにミラー137AがX1軸を中心に時計
回り方向にθ°回動させる。この回動角θは回転角検出
器179Aで検出されて制御回路177に加えられる。
制御回路177は回転角検出器179Aから加えられた
信号に基づいてミラー137BがX2軸を中心に反時計
回り方向(即ちミラー137Aと逆回り方向)にθ°回
動するようにミラー駆動機構168Bを制御する。これ
により、光軸139Bがミラー137Bを中心にして図
20上で下方向、即ちY1軸に沿って下方向に回動す
る。この光軸139Bはミラー137Aで折り曲げられ
て光軸139Cとなり、フイルム134の面と直交す
る。従ってモニタ画面はフイルム134の画面134C
から画面134Dに移動するので縦方向のスキャンニン
グが可能となる。
【0063】このようにミラー137A、137Bを一
定の関係で回動することにより光軸139Cをフイルム
134の面に直交させることができ、これにより撮影倍
率が大きい場合でもトリミング画像の全体にわたってピ
ントが合うようになる。前記実施例では撮影レンズ13
8の光軸を略U字状に折り曲げるようにミラー137
A、137Bを配置したが、これに限らず、ミラー13
7A、137Bを図21に示すように撮影レンズ138
の光軸を略Z字又はS字状に折り曲げるように配置して
もよい。これにより設計の自由度がさらに向上する。
尚、図21上で二点鎖線で描かれた図は、ミラーの表側
から見た矢視図である。また、この場合でも各ミラーの
制御を前述したミラーの制御と同様に行うことにより、
光軸139Cをフイルム134の面に直交させることが
できる。 〔第5実施例〕図22は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第5実施例を示すブロック図である。尚、図4に
示した第2実施例と共通する部分には同符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0064】前述したフイルム画像入力装置は1枚又は
2枚のミラーをX軸及びY軸を中心にして回動させるこ
とによりスキャンニングを行うようにしているが、第5
実施例のフイルム画像入力装置は、ミラー180の回動
とフイルム134のフイルム送りとによってスキャンニ
ングを行うようにした点で、第2実施例のフイルム画像
入力装置と相違する。
【0065】即ち、ミラー180は1つの軸(X軸)の
みを中心にして回動することができるように構成され、
操作部186はフイルム134の上下方向のスキャンニ
ングを指令する信号をミラー駆動機構182に出力し、
フイルム134の左右方向のスキャンニングを指令する
信号をフイルム送り機構184に出力する。ミラー駆動
機構182は操作部186から加えられる信号に基づい
てミラー180をX軸を中心にして回動させ、これによ
りミラー180によって反射された光軸139Bをフイ
ルム134の上下方向に振らせることができる。
【0066】一方、フイルム送り機構184はフイルム
134のコマ送り、巻取り、巻戻し等を行うことができ
るが、フイルム134を低速で送ることにより、フイル
ム134の左右方向におけるスキャンニングも行うこと
ができる。このように、ミラー180の回動とフイルム
134のフイルム送りとによってフイルム134の上下
左右方向のスキャンニングを行うことができる。これに
よれば、ミラー180の支持機構及び駆動機構の構成が
簡単になるという利点がある。
【0067】尚、ミラーは1枚に限らず、図23に示す
ように2枚のミラー180A、180Bを用いるように
してもよい。また、図23における撮影光学系は、ミラ
ー180及び単焦点レンズ188を移動させることによ
り、ズーミングができるように構成されている。即ち、
単焦点レンズ188の光軸は2枚のミラー180A、1
80Bによって略Z字状に折り曲げられている。ミラー
180Aは回動自在に配設され、ミラー180Bは回動
自在に配設されるとともに、移動自在に配設されてい
る。また、単焦点レンズ188は光軸方向に移動自在に
配設されている。
【0068】そして、ミラー180Aを移動させること
により、フイルム134からCCD140までの光路長
を可変にし、光路長に対応して図示しないミラー駆動機
構によって2枚のミラー180A、180Bを一定の関
係で回動させることにより、画像光を単焦点レンズ18
8に導くようにしている。また、単焦点レンズ188は
光路長に対応して図示しないレンズ駆動機構によって合
焦位置に移動させられる。
【0069】尚、2枚のミラー180A、180B及び
単焦点レンズ188が実線で示されている位置に移動し
た場合には、撮影倍率は標準倍率(例えばフイルム13
4の1コマ全体がモニタTVに再生される倍率)とな
り、破線で示されている位置に移動した場合には、撮影
倍率は前記標準倍率の6倍にズーミングすることができ
る。また、上記実施例では単焦点レンズ188の光軸を
2枚のミラー180A、180Bによって略Z字状に折
り曲げるように構成したが、略U字状に折り曲げるよう
に構成してもよい。但し、単焦点レンズ188の光軸を
2枚のミラー180A、180Bによって略Z字状に折
り曲げる構成の場合は、1枚のミラーを移動させてズー
ミングを行うのに有利であり、スペースも小さくて済
む。また、略U字状に折り曲げる構成の場合には、略Z
字状に折り曲げる構成では得られないフイルム、CCD
等の配置が可能である。 〔第6実施例〕図24は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第6実施例を示すブロック図である。同図に示す
ように、このフイルム画像入力装置は、現像済のフイル
ム210を撮影レンズ212、CCD214を含む撮像
装置によって撮像し、その撮像した画像を示す画像信号
をフレームメモリ216及び画像処理回路220に出力
する。画像処理回路220は後述する画像処理を実行し
て所定の画像信号を生成し、これをモニタTV240に
出力する。これにより、モニタTV240にはフイルム
210の画像が表示される。尚、フイルム210がネガ
フイルムの場合には、前記画像処理回路220ではネガ
/ポジ反転を行う画像処理も実行される。
【0070】操作部230は図25に示すようにズーム
スイッチ232、スキャンスイッチ234及び画面切換
スイッチ236が設けられている。そして、ズームスイ
ッチ232及びスキャンスイッチ234のスイッチ操作
に応じてズーム信号及びスキャン信号がそれぞれ制御回
路242及び画像処理回路220内の枠発生回路222
に加えられ、また画面切換スイッチ236をONする
と、画像処理回路220内の画像合成回路224にイネ
ーブル信号が加えられる。
【0071】制御回路242は操作部230からズーム
信号を入力すると、そのズーム信号に応じてズーム機構
244を制御し、これにより撮影レンズ212のズーミ
ングを行い、フイルム画像のズームイン、ズームアウト
を行なう。また、フォーカス機構246は撮影レンズ2
12のピント合わせを行なう。また、制御回路242は
操作部230からスキャン信号を入力すると、そのスキ
ャン信号に応じてスキャン機構248を制御し、これに
よりフイルム画像の上下左右方向のスキャンニングが行
われる。
【0072】尚、フイルム210の左右方向(X方向)
の移動は、フイルム210の巻取り又は巻戻しによって
行われ、コマ送りはフイルム210を所定量ずつX方向
に送ることによって行われる。また、フイルム210の
上下左右方向のスキャンニングは、撮影レンズ212側
を移動することによって行うこともできる。更に、CC
D214は図示しないCCD回転機構によって±90°
回転することができ、これによりフイルム画像がフイル
ム210に縦に写し込まれている場合に対応できるよう
になっている。
【0073】フレームメモリ216は1コマ分の画像信
号を記憶し、これを画像合成回路224に出力するもの
で、フイルム210が1コマ送りされる毎に、その記憶
内容を更新する。尚、フイルム210の1コマ送り時に
は、撮影レンズ212は予め設定された標準倍率(例え
ば、1コマ全体のフイルム画像がモニタTV240の画
面一杯に入る倍率)に制御されており、従ってフレーム
メモリ216から出力される画像信号は、1コマ全体の
フイルム画像を示す画像信号となる。
【0074】枠発生回路222は前記操作部230から
入力するズーム信号及びスキャン信号に基づいてそのズ
ーム信号及びスキャン信号に対応した大きさ及び位置の
トリミング枠241(図26参照)を示す枠信号を発生
し、これを画像合成回路224に加える。画像合成回路
224は操作部230の画面切換スイッチ236がOF
Fにされているときには動作不能になり、CCD214
から逐次入力する画像信号をそのままモニタTV240
に出力する。これにより、モニタTV240は現在撮影
中のフイルム画像がモニタTVの画面一杯に表示され
る。一方、画像合成回路224は画面切換スイッチ23
6がONにされ、イネーブル信号が加えられると動作可
能になり、以下の画像処理を行う。
【0075】即ち、図26に示すようにモニタTV24
0の画面240A内に小画面240Bを合成した画像を
表示させるべく画像信号を生成する。ここで、上記小画
面240B内の画像の画像信号は、フレームメモリ21
6から加えられる画像信号及び枠発生回路222から加
えられる枠信号に基づいて1コマ全体の画像にトリミン
グ枠241を合成した画像信号を生成し、この画像信号
を圧縮することによって生成する。そして、上記小画面
240Bの画像信号と、CCD214から逐次入力する
現在の画像信号とをスイッチングして画面240Aの所
定位置に小画面240Bを組み込んだ画像の画像信号を
生成する。
【0076】枠発生回路222は操作部230でのトリ
ミング操作(ズームスイッチ232から出力されるズー
ム信号及びスキャンスイッチ234から出力されるスキ
ャン信号)に応じた枠信号を画像合成回路224に出力
するため、トリミング枠241はズームスイッチ232
が操作されると小画面240B内でその大きさが変化
し、スキャンスイッチ234が操作されると小画面24
0B内で移動する。これにより、小画面240B内のト
リミング枠241を見ながら所望のトリミング操作を行
うことができる。
【0077】次に、上記フイルム画像入力装置の作用を
図27のフローチャートを参照しながら説明する。先
ず、操作部230のコマ送りボタン(図示せず)からコ
マ送り指令が出力されると(ステップ300)、フイル
ム210のコマ送り制御が行われる(ステップ30
2)。このコマ送り時には、撮影レンズ212は予め設
定された標準倍率でフイルム画像を撮影し、これにより
フレームメモリ216は1コマ分の画像信号を記憶する
(ステップ304)。
【0078】次に、画面切換スイッチ236がONにさ
れているか否かを判別する(ステップ306)。画面切
換スイッチ236がOFFにされている場合には、ステ
ップ308に進み、現在撮影中のフイルム画像のみをモ
ニタTV240の画面全体に表示し、ステップ300に
戻る。一方、画面切換スイッチ236がONにされてい
る場合には、ステップ310、ステップ312に進む。
そして、ズームスイッチ232及びスキャンスイッチ2
34を用いたトリミング操作が行われると(ステップ3
10)、そのトリミング操作に対応したトリミング枠を
合成し、これを小画面240Bとして画面240A内に
組み込み、ステップ300に戻る(ステップ312)。
これにより、画面240Aにはトリミング枠内の現在撮
影中の画像が表示され、小画面240Bには1コマ全体
の画像とトリミング枠241が表示される(図26及び
図28参照)。
【0079】そして、コマ送り指令がなく(ステップ3
00)、且つ画面切換スイッチ236がONにされてい
る場合には、トリミング操作に応じたモニタ表示が行わ
れる。また、コマ送り指令によってコマ送りがされる
と、フレームメモリ216の記憶内容が新たなフイルム
画像の画像信号に更新され、これにより上記と同様にし
て新たなフイルム画像のトリミング操作を行うことがで
きる。
【0080】尚、本実施例では図28に示すように小画
面に1コマ全体の画像とトリミング枠を表示し、小画面
を除く画面にトリミング枠内の現在撮影中の画像を表示
するようにしたが、これに限らず、図29に示すように
小画面を除く画面に1コマ全体の画像とトリミング枠を
表示し、小画面にトリミング枠内の現在撮影中の画像を
表示するようにしてもよい。また、図28に示す画面と
図29に示す画面とを切り換える画面切換手段を設ける
ようにしてもよい。 〔第7実施例〕図30は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第7実施例を示すブロック図である。尚、図24
のフイルム画像入力装置と共通する部分には同符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0081】枠発生回路252は操作部230から入力
するズーム信号及びスキャン信号に基づいてそのズーム
信号及びスキャン信号に対応した大きさ及び位置のトリ
ミング枠241(図31(A)参照)を示す枠信号を発
生し、これを画像合成回路254に加える。画像合成回
路254はフレームメモリ216から加えられる画像信
号及び枠発生回路252から加えられる枠信号に基づい
て、図31(A)に示すように1コマ全体の画像にトリ
ミング枠241を合成した画像信号を生成し、この画像
信号を切換スイッチ256の接点256Bに出力する。
尚、切換スイッチ256の接点256AにはCCD21
4から現在撮影中のフイルム画像を示す画像信号が加え
られている。
【0082】さて、画面切換スイッチ236がOFFに
され、切換スイッチ256の可動接片256Cが接点2
56Bに接続されていると、前記画像合成回路254に
よって生成された画像信号がモニタTV240に加えら
れ、図31(A)に示すように1コマ全体の画像にトリ
ミング枠241を合成した画像が表示される。尚、枠発
生回路252は操作部230でのトリミング操作(ズー
ムスイッチ232から出力されるズーム信号及びスキャ
ンスイッチ234から出力されるスキャン信号)に応じ
た枠信号を画像合成回路254に出力するため、トリミ
ング枠241はズームスイッチ232が操作されるとモ
ニタTV240の画面内でその大きさが変化し、スキャ
ンスイッチ234が操作されると画面内で移動する。こ
れにより、モニタTV240の画面内のトリミング枠2
41を見ながら所望のトリミング操作を行うことができ
る。
【0083】一方、上記表示状態で画面切換スイッチ2
36がONにされ、切換スイッチ256の可動接片25
6Cが接点256Aに接続されると、CCD214から
の画像信号がモニタTV240に加えられ、図31
(B)に示すようにトリミング枠241内の現在撮影中
の画像が表示される。 〔第8実施例〕図32は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第8実施例を示すブロック図である。尚、図30
に示した第7実施例と共通する部分に関しては同一の符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0084】図32に示すフイルム画像入力装置は、図
30のフレームメモリ216、切換スイッチ256の代
わりに、ROM262、RAM264及び切換スイッチ
266が設けられている点で相違する。ROM262に
は予め標準倍率を示すズーム信号及び標準位置を示すス
キャン信号が記憶されている。一方、RAM264には
操作部230から加えられる最新のズーム信号及びスキ
ャン信号が記憶される。また、切換スイッチ266は操
作部230の画面切換スイッチ236をON/OFFす
ると、その可動接片266Cが接点266A又は266
Bに切り換えられ、更に画像合成回路254は切換スイ
ッチ266がOFFにされているときのみ動作可能にな
る。
【0085】次に、このフイルム画像入力装置の作用に
ついて説明する。先ず、画面切換スイッチ236をOF
Fにすると、切換スイッチ266の可動接片266Cが
接点266Bに切り換えられ、ROM262に記憶され
た標準倍率を示すズーム信号及び標準位置を示すスキャ
ン信号が制御回路242に加えられるとともに、画像合
成回路254にイネーブル信号が加えられ画像合成回路
254が動作可能になる。これにより、制御回路242
はズーム機構244を介して撮影レンズ212が標準倍
率になるようにズーミングを行い、またスキャン機構2
48を介してスキャン位置が標準位置になるようにフイ
ルム画像の上下左右方向のスキャンニングを行う。その
結果、CCD214からは1コマ全体のフイルム画像を
示す画像信号が画像合成回路254に加えられるように
なる。
【0086】ここで、操作部230のズームスイッチ2
32及びスキャンスイッチ234を操作すると、その操
作に応じたズーム信号及びスキャン信号がRAM264
に記憶されるとともに、その操作に応じた枠信号が枠発
生回路252から画像合成回路254に加えられ、画像
合成回路254で前記1コマ全体の画像信号と枠信号と
が合成される。これにより、モニタTV240の画面に
は図31(A)に示すように1コマ全体の画像にトリミ
ング枠41を合成した画像が表示される。
【0087】一方、上記のようにしてトリミングしたト
リミング枠内の画像のみをモニタTV240に表示させ
る場合には、画面切換スイッチ236をONにし、切換
スイッチ266の可動接片266Cを接点266Aに切
り換えるとともに、画像合成回路254を動作不能にす
る。これにより、RAM264から前記トリミング枠に
対応したズーム信号及びスキャン信号が制御回路242
に加えられ、これらのズーム信号及びスキャン信号に基
づいてズーム機構244及びスキャン機構248が制御
される。その結果、前記トリミング枠内のフイルム画像
のみが撮影され、その画像を示す画像信号が画像合成回
路254を介してモニタTV240に出力される。 〔第9実施例〕図33は本発明に係るフイルム画像入力
装置の第9実施例を示すブロック図である。尚、図24
に示したフイルム画像入力装置と共通する部分に関して
は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0088】このフイルム画像入力装置は、現像済のフ
イルム210を撮影して画像信号を出力する撮影レンズ
212、CCD214を含む撮像装置と、コマ検出器2
70と、制御回路272と、操作部274と、フイルム
送り機構276と、画像処理回路278と、フレームメ
モリ280と、切換スイッチ284とから構成されてい
る。
【0089】コマ検出器270はフイルム210が1コ
マ送りされる毎にコマ検出信号を制御回路272に出力
する。このコマ検出器270は、図34に示すようにフ
イルム210のパーフォレーション210Aに噛み合う
スプロケット270Aと、このスプロケット270Aの
歯数と同数の羽根を有しスプロケット270Aとともに
回転する円板270Bと、この円板270Bの羽根を検
出するフォトインタラプタ270Cと、フォトインタラ
プタ270Cから加えられる検出信号(パルス信号)を
計数するカウンタ270Dとから構成されており、カウ
ンタ270Dはその計数値がフイルム210の1コマ分
のパーフォレーション数に達する毎にコマ検出信号を制
御回路272に出力する。
【0090】操作部274には、図36に示すようにフ
イルム210を順方向及び逆方向に1コマずつコマ送り
するためのコマ送りボタン274A及び274B、マル
チ画面作成ボタン274C、マルチ画面表示ボタン27
4D、選択マーク移動ボタン274Eおよび選択ボタン
274Fが設けられており、操作部274はこれらのボ
タンのボタン操作に応じた信号を制御回路272に出力
する。
【0091】制御回路272は操作部274から加えら
れる各種信号に応じて後述するようにフイルム送り機構
276、画像処理回路278、キャラクタジェネレータ
282及び切換スイッチ284を制御する。また、制御
回路272はコマ検出器270から加えられるコマ検出
信号を計数し、現在撮影されているコマのコマ番号を検
知する機能を有している。
【0092】画像処理回路278は制御回路272から
マルチ画面の作成を指示する信号が加えられると動作可
能となり、図35に示すよに16個の小画面からなるマ
ルチ画面の1つの小画面を作成すべくCCD214から
入力する画像信号を圧縮し、これを現在のコマ番号に対
応したフレームメモリ280の所定の記憶部に記憶させ
る。フレームメモリ280は16個の記憶部を有し、上
記のようにして各記憶部に圧縮された各コマの画像信号
を記憶する。即ち、フレームメモリ280にはマルチ画
面の画像信号が記憶されることになる。
【0093】キャラクタジェネレータ282は、図35
に示すようにマルチ画面に選択マーク282Aをスーパ
ーインポーズすべくその選択マーク282Aを示すキャ
ラクタ信号を加算点286に出力するもので、制御回路
272からは選択マーク移動ボタン274Eの操作に応
じて選択されたコマのコマ番号を示す信号が加えられて
いる。そして、キャラクタジェネレータ282は上記入
力するコマ番号を示す信号に基づいてその選択したコマ
の位置に対応したタイミングでキャラクタ信号を加算点
286に出力する。
【0094】切換スイッチ284はその可動接片284
Cが接点284Aに切り換えられると、前記フレームメ
モリ280から加えられるマルチ画面の画像信号とキャ
ラクタジェネレータ282から加えられるキャラクタ信
号をモニタTV240に出力し、可動接片284Cが接
点284Bに切り換えられると、前記CCD214から
加えられる画像信号をモニタTV240に出力する。
【0095】次に、上記構成のフイルム画像入力装置の
作用について図37のフローチャートを参照しながら説
明する。先ず、制御回路272ではマルチ画面作成ボタ
ン274Cの操作状態からマルチ画面を作成するモード
になっているか否かを判別する(ステップ320)。こ
こで、マルチ画面作成ボタン274Cがワンプッシュさ
れ、マルチ画面作成モードになると、制御回路272は
コマ番号nを1にセットし(ステップ322)、現在撮
影中のフイルム画像の画像信号を画像処理回路278を
介して圧縮させ、これをフレームメモリ280の記憶部
n (n=1)に記憶させる(ステップ324)。
【0096】次に、コマ番号nが16に達したか否かを
判別し(ステップ326)、16未満の場合にはコマ検
出器270からコマ検出信号が加えられるまでフイルム
送り機構276を制御してフイルム210を移動させる
ことにより1コマ送りを行い(ステップ328)、コマ
番号nを1だけインクリメントしたのち(ステップ33
0)、ステップ324に戻る。そして、コマ番号nが1
6になるまで、即ち、フレームメモリ280の全ての記
憶部An に画像信号が格納されるまで、ステップ324
からステップ330までの処理が繰り返し実行される。
【0097】上記のようにしてマルチ画面に対応した画
像信号がフレームメモリ280に格納されると、その画
像信号とキャラクタジェネレータ282から加えられる
キャラクタ信号とを切換スイッチ284を介してモニタ
TV240に出力し、図35に示すようにマルチ画面に
選択マーク282Aをスーパーインポーズして表示する
(ステップ332)。この状態で選択マーク移動ボタン
274Eが操作されると、その操作に応じて選択マーク
282Aがマルチ画面上で移動させられるとともに、制
御回路272には選択マーク282Aが表示されている
コマのコマ番号が記憶される。
【0098】ここで、選択ボタン274FをONすると
(ステップ334)、現在選択マーク282Aが表示さ
れているコマが選択され、制御回路272はその選択さ
れたコマを撮影すべくフイルム送り機構276を制御し
(ステップ336)、且つ切換スイッチ284の可動接
片284Cを接点284B側に切り換えてその選択され
たコマの画像信号をモニタTV240に出力して、その
コマを画面一杯に表示させる(ステップ338)。
【0099】一方、ステップ320においてマルチ画面
作成ボタン274Cがワンプッシュされていない場合に
は、ステップ340に進み、ここでマルチ画面を表示す
るか否かが判別される。即ち、マルチ画面表示ボタン2
74Dがワンプッシュされると、ステップ332に進
み、切換スイッチ284の可動接片284Cが接点28
4A側に切り換えられて再びマルチ画面が表示され、上
記と同様にしてコマの選択が行われる。また、マルチ画
面表示ボタン274Dがワンプッシュされない場合に
は、ステップ336に進み、引き続き選択したコマが画
面一杯に表示されるが、ここでコマ送りボタン274A
又は274Bを操作することにより、フイルム210が
順方向又は逆方向に1コマずつコマ送りされ、これによ
って画面一杯に表示するコマを選択することもできる。 〔第10実施例〕図38は本発明に係るフイルム画像入
力装置の第10実施例を示すブロック図であり、第9実
施例と共通する部分に同一の符号が付されている。
【0100】同図に示すように、このフイルム画像入力
装置は、撮影レンズ212、CCD214を含む撮像装
置と、コマ検出器270と、フイルム送り機構276
と、制御回路288と、操作部290と、ズーム機構2
44と、画像処理回路292とから構成されている。操
作部290には、図40に示すように検索画面移動ボタ
ン290A及び290B、検索モードボタン290C及
び選択ボタン290D,290E,290Fが設けられ
ており、操作部290はこれらのボタンのボタン操作に
応じた信号を制御回路288に出力する。
【0101】制御回路288は操作部290から加えら
れる各種信号に応じて後述するようにフイルム送り機構
276、ズーム機構244及び画像処理回路292を制
御する。さて、上記操作部290において、検索モード
ボタン290Cがワンプッシュされると、制御回路28
8はズーム機構244にズーム信号を出力し、撮影レン
ズ212が3コマ分のフイルム画像を同時に撮影する画
角になるように撮影レンズ212をズーミングさせる。
これにより、モニタTV240には図39に示すように
3コマ分のフイルム画像が同時に表示される。また、制
御回路288はこれと同時に画像処理回路292にイネ
ーブル信号を出力して画像処理回路292を動作可能に
し、画像処理回路292は3コマ分のフイルム画像以外
の画像がモニタTV240に表示されないようにマスク
処理等を行う。
【0102】ここで、上記表示画面中に見たいコマが無
い場合には、検索画面移動ボタン290A又は290B
をワンプッシュする。この検索画面移動ボタン290A
又は290Bがワンプッシュされると、制御回路288
はフイルム送り機構276にコマ送り信号を出力し、フ
イルム送り機構276を介して3コマ分だけフイルム2
10を順送り方向又は逆送り方向に移動させる。
【0103】一方、上記表示画面中に見たいコマが有る
場合には、そのコマに対応した選択ボタン290D,2
90E,290Fのうちのいずれかをワンプッシュす
る。選択ボタン290D,290E,290Fのいずれ
かがワンプッシュされると、制御回路288はズーム機
構244にズーム信号を出力し、撮影レンズ212が1
コマ分のフイルム画像を画面一杯に表示する画角になる
ように撮影レンズ212をズーミングさせる。また、制
御回路288はこれと同時に画像処理回路292にディ
スイネーブル信号を出力して画像処理回路292を動作
不能にし、画像処理回路292によるマスク処理を禁止
する。
【0104】更に、選択ボタン290D又は290Fが
ワンプッシュされた場合には、制御回路288はフイル
ム送り機構276にコマ送り信号を出力し、フイルム送
り機構276を介して1コマ分だけフイルム210を順
送り方向又は逆送り方向に移動させる。これにより、画
面一杯に表示するコマを素早く選択することができる。 〔第11実施例〕図41は本発明に係るフイルム画像入
力装置の第11実施例を示すブロック図であり、第9実
施例と共通する部分に同一の符号が付されている。
【0105】同図に示すように、このフイルム画像入力
装置は、撮影レンズ212、CCD214を含む撮像装
置と、コマ検出器276と、操作部274と、フイルム
送り機構276と、制御回路294と、画像処理回路2
96と、フレームメモリ298とから構成されている。
第9実施例と第11実施例とを比較すると、主に第11
実施例のフレームメモリ298が複数コマ分の記憶部を
有している点で相違する。即ち、操作部274におい
て、マルチ画面作成ボタン274Cがワンプッシュされ
マルチ画面作成モードになると、制御回路294はフイ
ルム送り機構276を介してフイルム210を所定のコ
マ数(例えば4コマ)だけ順次コマ送りさせるととも
に、これらのコマの画像信号を画像処理回路296を介
してフレームメモリ298に順次記憶させる。
【0106】上記のようにして所定のコマ数の画像信号
がフレームメモリ298に格納されると、画像処理回路
296はフレームメモリ298から全コマの画像信号を
読み出し、これらの画像信号をそれぞれ圧縮して所定の
コマ数からなるマルチ画面に対応した画像信号を生成
し、この画像信号をモニタTV240に出力する。これ
により、モニタTV240には所定のコマ数からなるマ
ルチ画面が表示される。
【0107】そして、操作部274でマルチ画面中から
1つのコマを選択すると、画像処理回路296はその選
択したコマの画像信号をフレームメモリ298から読み
出し、これをモニタTV240に出力する。これによ
り、モニタTV240には選択されたコマのみが画面一
杯に表示される。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ム画像入力装置によれば、ミラーによって撮影レンズの
光軸を折り曲げるようにしたため、装置がコンパクトに
なり、また、安価な単焦点レンズを用いて撮影倍率が可
変な撮影レンズを提供することができ、更に撮像素子を
単独で移動させる必要がなく、撮像素子を移動させるこ
とによって生ずる不都合が解消できる。
【0109】また、本発明によれば、ミラーの傾斜角を
調整することによりフイルム画像をスキャンニングする
ようにしたため、スキャン機構の小型化を図ることがで
きるとともに、ミラーによって撮影レンズの光軸を折り
曲げるようにしたため、装置がコンパクトになり、且つ
デザインの自由度が大きくなる。更に、ミラーとフイル
ムとを一定の関係をもって、または2枚のミラー同士を
一定の関係をもって回動させ、スキャン位置にかかわら
ず常にフイルム面に撮影レンズの光軸が直交するように
したため、撮影倍率が大きくなり被写界深度が浅くなっ
ても画像全体にピントを合わせることができる。
【0110】更に、本発明によれば、トリミング操作を
行う場合に、1コマ全体の画像にトリミング枠を合成し
て表示する画面とトリミング枠内の現在撮影中の画像の
画面とを1画面内に合成表示するようにしたため、トリ
ミング枠を見ながら所望のトリミング操作を行うことが
できる。また、トリミングしている画像と1コマ全体の
画像を同時に把握することができ、更にトリミング完了
後にトリミング画像のみを表示することができる。更に
また、複数のコマをモニタTVに同時に表示するように
し、その表示画面を見ながら所望のコマを選択できるよ
うにしたため、多数のコマを有するフイルムから見たい
コマの検索を容易に且つ素早くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るフイルム画像入力装置の第
1実施例を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示したフイルム画像入力装置の変
形例を示す図である。
【図3】図3は本発明に係るフイルム画像入力装置の第
2実施例を示す斜視図である。
【図4】図4は図3の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図5は図4のミラー及びミラー駆動機構の詳細
を示す図である。
【図6】図6は本発明に係るフイルム画像入力装置の第
3実施例を示すブロック図である。
【図7】図7は図6のフイルム画像入力装置によって横
方向のスキャンニングを行う場合のミラー制御を説明す
るために用いた図である。
【図8】図8は図6のフイルム画像入力装置によるスキ
ャンニングの開始前の標準状態を示す要部斜視図であ
る。
【図9】図9は図8の平面図である。
【図10】図10は図6のミラーをX1軸右回りにθX
°回転させた場合の光軸の移動を示す図である。
【図11】図11は図10に示した三角錐O−ABCの
展開図である。
【図12】図12は図6のフイルム画像入力装置によっ
て縦方向のスキャンニングを行う場合のミラー制御を説
明するために用いた図である。
【図13】図13は図12に示した三角錐O−A´B´
C´の展開図である。
【図14】図14は図6のフイルム画像入力装置によっ
て縦方向のスキャンニングを行う場合のミラー及びフイ
ルムの回動の様子を示す斜視図である。
【図15】図15は図14の矢視図である。
【図16】図16は図6に示したフイルム画像入力装置
の変形例を示すブロック図である。
【図17】図17は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第4実施例を示す斜視図である。
【図18】図18は図17の内部構成を示すブロック図
である。
【図19】図19は図17のフイルム画像入力装置によ
って横方向のスキャンニングを行う場合のミラー制御を
説明するために用いた図である。
【図20】図20は図17のフイルム画像入力装置によ
って縦方向のスキャンニングを行う場合のミラー制御を
説明するために用いた図である。
【図21】図21は図17のフイルム画像入力装置の他
のミラーの配置例を示す平面図である。
【図22】図22は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第5実施例を示すブロック図である。
【図23】図23は図22のフイルム画像入力装置の他
のミラーの配置例を示す平面図である。
【図24】図24は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第6実施例を示すブロック図である。
【図25】図25は図24中の操作部の詳細を示す斜視
図である。
【図26】図26は図24中のモニタTVにおける表示
例を示す図である。
【図27】図27は図24に示したフイルム画像入力装
置の作用を説明するために用いたフローチャートであ
る。
【図28】図28は図24中のモニタTVにおける表示
例を示す図である。
【図29】図29は図24中のモニタTVにおける他の
表示例を示す図である。
【図30】図30は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第7実施例を示すブロック図である。
【図31】図31(A)及び(B)はそれぞれ図30中
のモニタTVにおける表示例を示す図である。
【図32】図32は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第8実施例を示すブロック図である。
【図33】図33は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第9実施例を示すブロック図である。
【図34】図34は図33のコマ検出器の詳細を示す図
である。
【図35】図35は図33のモニタTVによって表示さ
れるマルチ画面の一例を示す図である。
【図36】図36は図33の操作部の詳細を示す図であ
る。
【図37】図37は図33に示したフイルム画像入力装
置の作用を説明するために用いたフローチャートであ
る。
【図38】図38は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第10実施例を示すブロック図である。
【図39】図39は図38のモニタTVによって表示さ
れるマルチ画面の一例を示す図である。
【図40】図40は図38の操作部の詳細を示す図であ
る。
【図41】図41は本発明に係るフイルム画像入力装置
の第11実施例を示すブロック図である。
【図42】図42は従来のフイルム画像入力装置の一例
を示す概略図である。
【符号の説明】 10、130、130´…フイルム画像入力装置 20、175、176、177、242、272、28
8、294…制御回路 22…回転板 23、26、32、48…サーボモータ 24、137、137A、137B、180、180
A、180B…ミラー 38、140、214…撮像素子(CCD) 42、188…単焦点レンズ 54、134、210…フイルム 136…照明ユニット 138、212…撮影レンズ 168、168A、168B…ミラー駆動機構 170、186、230、274、290…操作部 172、244…ズーム機構 178…フイルム駆動機構 179、179A、179B…回転角検出器 184、276…フイルム送り機構 216、280、298…フレームメモリ 220、250、278、292、296…画像処理回
路 222、252…枠発生回路 224、254…画像合成回路 240…モニタTV 248…スキャン機構 262…ROM 264…RAM 266…切換スイッチ 270…コマ検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−4638 (32)優先日 平3(1991)1月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−4639 (32)優先日 平3(1991)1月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−43780 (32)優先日 平3(1991)3月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−44920 (32)優先日 平3(1991)3月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/225 - 5/253

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像済みスチル写真フイルムの画像をミ
    ラー及び単焦点レンズを介して撮像素子の受光面に結像
    させ、該撮像素子によって光電変換された画像信号をモ
    ニタTVに出力することによってフイルム画像をモニタ
    TVの画面に再生させるフイルム画像入力装置におい
    て、 前記ミラー、単焦点レンズ及び撮像素子がそれぞれ配設
    され、回動することにより前記写真フイルムから撮像素
    子までの光路長を可変にする回動機構と、 前記回動機構上で前記ミラーを回動させるとともに該ミ
    ラーを前記単焦点レンズの光軸方向に移動させるミラー
    駆動手段と、 前記回動機構上で前記単焦点レンズをその光軸方向に移
    動させるレンズ駆動手段と、 前記回動機構の回動角度を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力に基づいて前記写真フイルムの画像
    光が前記撮像素子に垂直に入射するように前記ミラー駆
    動手段を制御するとともに、前記単焦点レンズが合焦位
    置に移動するように前記レンズ駆動手段を制御する制御
    手段と、 を備え、前記回動機構の回動によって前記フイルム画像
    のズーミングを行うことを特徴とするフイルム画像入力
    装置。
  2. 【請求項2】 現像済みスチル写真フイルムの画像をズ
    ーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面に
    結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信号
    をモニタTVに出力することによってフイルム画像をモ
    ニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置にお
    いて、 前記写真フイルムと撮影レンズとの間に配設され、前記
    撮影レンズの光軸を折り曲げるミラーと、 前記ミラーを全方向に傾動させるミラー駆動手段と、 所望のスキャンニングを行うべく前記ミラー駆動手段を
    駆動させる操作手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  3. 【請求項3】 現像済みスチル写真フイルムの画像をズ
    ーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面に
    結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信号
    をモニタTVに出力することによってフイルム画像をモ
    ニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置にお
    いて、 前記写真フイルムと撮影レンズとの間にそれぞれに配設
    され、前記撮影レンズの光軸を折り曲げる第1及び第2
    のミラーと、 前記第1のミラーを全方向に傾動させる第1のミラー駆
    動手段と、 前記第2のミラーを全方向に傾動させる第2のミラー駆
    動手段と、 所望のスキャンニングを行うべく前記第1及び第2のミ
    ラー駆動手段を駆動させる手段であって、前記撮影レン
    ズの光軸が写真フイルムの面に直交するように前記第1
    及び第2のミラーが一定の関係をもって傾動するように
    前記第1及び第2のミラー駆動手段を駆動制御する手段
    と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記写真フイルム、第1及び第2のミラ
    ー、撮影レンズ、及び撮像素子は同一平面上に配設さ
    れ、前記第1及び第2のミラーは前記撮影レンズの光軸
    を略S又はZ字状に折り曲げることを特徴とする請求項
    3のフイルム画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記写真フイルム、第1及び第2のミラ
    ー、撮影レンズ、及び撮像素子は同一平面上に配設さ
    れ、前記第1及び第2のミラーは前記撮影レンズの光軸
    を略U字状に折り曲げることを特徴とする請求項3のフ
    イルム画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のミラー駆動手段を駆
    動制御する手段は、所望のスキャンニングを行うべく前
    記第1のミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、前記
    第1のミラー駆動手段によって傾動した第1のミラーの
    角度と同じ角度だけ前記第2のミラーを傾動させるべく
    前記第2のミラー駆動手段を制御する制御手段と、から
    成ることを特徴とする請求項3のフイルム画像入力装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のミラー駆動手段を駆
    動制御する手段は、所望のスキャンニングを行うべくス
    キャン指令を出力する操作手段と、前記操作手段から出
    力されるスキャン指令に基づいて前記第1及び第2のミ
    ラーが同方向に同じ角度だけ傾動するように前記第1及
    び第2のミラー駆動手段を同時に制御する制御手段と、
    から成ることを特徴とする請求項3のフイルム画像入力
    装置。
  8. 【請求項8】 現像済みスチル写真フイルムの画像をズ
    ーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面に
    結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信号
    をモニタTVに出力することによってフイルム画像をモ
    ニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置にお
    いて、 前記写真フイルムと撮影レンズとの間に配設され、前記
    撮影レンズの光軸を折り曲げるミラーと、 前記ミラーを全方向に傾動させるミラー駆動手段と、 前記写真フイルムが載置され該写真フイルムを全方向に
    傾動させるフイルム駆動手段と、 所望のスキャンニングを行うべく前記ミラー駆動手段及
    びフイルム駆動手段を駆動させる手段であって、前記撮
    影レンズの光軸が写真フイルムの面に直交するように前
    記ミラー及び写真フイルムが一定の関係をもって傾動す
    るように前記ミラー駆動手段及びフイルム駆動手段を駆
    動制御する手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記ミラー駆動手段及びフイルム駆動手
    段を駆動制御する手段は、所望のスキャンニングを行う
    べく前記ミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、前記
    ミラー駆動手段によって傾動したミラーの角度に基づい
    て前記撮影レンズの光軸が写真フイルムの面に直交する
    ように前記フイルム駆動手段を制御する制御手段と、か
    ら成ることを特徴とする請求項8のフイルム画像入力装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ミラー駆動手段及びフイルム駆動
    手段を駆動制御する手段は、所望のスキャンニングを行
    うべくスキャン指令を出力する操作手段と、前記操作手
    段から出力されるスキャン指令に基づいて前記撮影レン
    ズの光軸が写真フイルムの面に直交するように前記ミラ
    ー駆動手段及びフイルム駆動手段を同時に制御する制御
    手段と、から成ることを特徴とする請求項8のフイルム
    画像入力装置。
  11. 【請求項11】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された第1の
    画像信号をモニタTVに出力することによってフイルム
    画像をモニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力
    装置において、 前記撮影レンズの撮影倍率を変更するズーム機構と、 前記写真フイルムと撮影レンズの光軸とを相対的に移動
    させるスキャン機構と、 ズーム情報及びスキャン情報をそれぞれ出力する操作手
    段と、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報に基づいて前記ズーム機構及びスキャン機構を制御す
    る制御手段と、 前記写真フイルムの1コマ全体の画像を示す第2の画像
    信号を記憶する画像メモリと、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報に基づいて該ズーム情報及びスキャン情報に対応した
    大きさ及び位置のトリミング枠を示す枠信号を発生する
    枠発生手段と、 前記第1の画像信号、第2の画像信号及び枠信号に基づ
    いて1コマ全体の画像に前記トリミング枠を合成して表
    示する画面とトリミング枠内の画像のみを表示する画面
    とを1画面内に合成表示するための第3の画像信号を生
    成し、該第3の画像信号を前記モニタTVに出力する画
    像合成手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の画像信号と第3の画像信号
    のうちいずれか一方の画像信号を前記モニタTVに切換
    出力する第1の画面切換手段を備えたことを特徴とする
    請求項11のフイルム画像入力装置。
  13. 【請求項13】 前記画像合成手段は、前記第2の画像
    信号及び枠信号に基づいて1コマ全体の画像にトリミン
    グ枠を合成し、この合成画像を前記第1の画像信号の画
    面内に小画面として表示するための画像信号及び前記合
    成画像の画面内に前記第1の画像信号の画面を小画面と
    して表示するための画像信号の2種類の画像信号を生成
    し、前記2種類の画像信号のうちいずれか一方の画像信
    号を前記モニタTVに切換出力する第2の画面切換手段
    を備えたことを特徴とする請求項11のフイルム画像入
    力装置。
  14. 【請求項14】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された第1の
    画像信号をモニタTVに出力することによってフイルム
    画像をモニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力
    装置において、 前記撮影レンズの撮影倍率を変更するズーム機構と、 前記写真フイルムと撮影レンズの光軸とを相対的に移動
    させるスキャン機構と、 ズーム情報及びスキャン情報をそれぞれ出力する操作手
    段と、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報に基づいて前記ズーム機構及びスキャン機構を制御す
    る制御手段と、 フイルムの1コマ全体の画像を示す第2の画像信号を記
    憶する画像メモリと、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報に基づいて該ズーム情報及びスキャン情報に対応した
    大きさ及び位置のトリミング枠を示す枠信号を発生する
    枠発生手段と、 前記第2の画像信号及び枠信号に基づいて1コマ全体の
    画像にトリミング枠を合成した合成画像を表示するため
    の第3の画像信号を生成する画像合成手段と、 前記第1の画像信号及び第3の画像信号のうちいずれか
    一方を前記モニタTVに出力する画面切換手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  15. 【請求項15】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された第1の
    画像信号をモニタTVに出力することによってフイルム
    画像をモニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力
    装置において、 前記撮影レンズの撮影倍率を変更するズーム機構と、 前記写真フイルムと撮影レンズの光軸とを相対的に移動
    させるスキャン機構と、 ズーム情報及びスキャン情報をそれぞれ出力する操作手
    段と、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報を記憶する第1の記憶手段と、 1コマ全体の画像を表示させるためのズーム情報及びス
    キャン情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段又は第2の記憶手段から出力される
    ズーム情報及びスキャン情報に基づいて前記ズーム機構
    及びスキャン機構を制御する制御手段と、 前記操作手段から出力されるズーム情報及びスキャン情
    報に基づいて該ズーム情報及びスキャン情報に対応した
    大きさ及び位置のトリミング枠を示す枠信号を発生する
    枠発生手段と、 前記第1の画像信号及び枠信号に基づいて撮影した画像
    にトリミング枠を合成した合成画像を示す第2の画像信
    号を生成する画像合成手段と、 トリミング操作時に前記第2の記憶手段に記憶されてい
    るズーム情報及びスキャン情報を前記制御手段に出力す
    るとともに前記第2の画像信号を前記モニタTVに出力
    し、トリミング完了時に前記第1の記憶手段に記憶され
    ているズーム情報及びスキャン情報を前記制御手段に出
    力するとともに前記第1の画像信号を前記モニタTVに
    出力する画面切換手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  16. 【請求項16】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信
    号をモニタTVに出力することによってフイルム画像を
    モニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置に
    おいて、 フイルムを1コマずつ巻き取り又は巻き戻すフイルム送
    り手段と、 マルチ画面の作成を指示する指示手段と、 n個の記憶部によって1画面分の画像信号を記憶する画
    像メモリと、 前記指示手段によってマルチ画面の作成が指示されると
    動作可能になり、前記撮像素子から出力されるn個のコ
    マの画像信号をそれぞれ圧縮して前記画像メモリのn個
    の記憶部に記憶させる画像処理手段と、 前記撮像素子からの画像信号及び画像メモリに記憶され
    た画像信号のうちいずれか一方を前記モニタTVに出力
    する画面切換手段と、 前記画像メモリに記憶された画像信号に基づいて前記モ
    ニタTVに表示されるn個の小画面からなるマルチ画面
    のうちいずれか1つの小画面を選択する選択手段と、 前記指示手段によってマルチ画面の作成が指示される
    と、n個のコマを撮影すべく前記フイルム送り手段を制
    御するとともに前記画像メモリからの画像信号が前記モ
    ニタTVに出力されるように画面切換手段を制御し、前
    記選択手段によって1つの小画面が選択されると、その
    選択した小画面のコマを撮影すべく前記フイルム送り手
    段を制御するとともに前記撮像素子からの画像信号が前
    記モニタTVに出力されるように画面切換手段を制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  17. 【請求項17】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信
    号をモニタTVに出力することによってフイルム画像を
    モニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置に
    おいて、 前記撮影レンズの撮影倍率を変更するズーム機構と、 フイルムを1コマずつ巻き取り又は巻き戻すフイルム送
    り手段と、 複数コマの撮影を指示する指示手段と、 前記複数コマから1つのコマを選択する選択手段と、 前記指示手段によって複数コマの撮影が指示されると前
    記撮影レンズが複数コマを撮影するように前記ズーム機
    構を制御し、前記選択手段によって1つの画面が選択さ
    れるとその選択した画面のコマのみを撮影すべく前記ズ
    ーム機構及びフイルム送り手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  18. 【請求項18】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    ズーミング可能な撮影レンズを介して撮像素子の受光面
    に結像させ、該撮像素子によって光電変換された画像信
    号をモニタTVに出力することによってフイルム画像を
    モニタTVの画面に再生させるフイルム画像入力装置に
    おいて、 前記モニタTVに表示するn個の小画面からなるマルチ
    画面の作成を指示する指示手段と、 前記マルチ画面からいずれか1つの小画面を選択する選
    択手段と、 前記指示手段によってマルチ画面の作成が指示される
    と、フイルムを1コマずつ巻き取り又は巻き戻すフイル
    ム送り手段と、 前記フイルム送り手段によるフイルム送りに伴って前記
    撮像素子から順次加えられるn個のコマの画像信号を記
    憶する画像メモリと、 前記指示手段によってマルチ画面の作成が指示される
    と、前記画像メモリからn個のコマの画像信号を読み出
    すとともにこれらの画像信号をそれぞれ圧縮して前記マ
    ルチ画面に対応する画像信号を生成して前記モニタTV
    に出力し、前記選択手段によって1つの小画面が選択さ
    れると、前記画像メモリからその選択した小画面に対応
    する画像信号を読み出して前記モニタTVに出力する画
    像処理手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  19. 【請求項19】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    1枚のミラー及びズーミング可能な撮影レンズを介して
    撮像素子の受光面に結像させ、該撮像素子によって光電
    変換された画像信号をモニタTVに出力することによっ
    てフイルム画像をモニタTVの画面に再生させるフイル
    ム画像入力装置において、 前記写真フイルムを給送することによりコマ送りを行う
    とともに前記フイルム画像のフイルム送り方向における
    スキャンニングを行わせるフイルム給送手段と、 前記ミラーを一方向にのみ傾動させ前記フイルム画像の
    前記フイルム送り方向と直交する方向のスキャンニング
    を行わせるミラー駆動手段と、 所望のスキャンニングを行うべく前記フイルム給送手段
    及びミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  20. 【請求項20】 現像済みスチル写真フイルムの画像を
    2枚のミラー及びズーミング可能な撮影レンズを介して
    撮像素子の受光面に結像させ、該撮像素子によって光電
    変換された画像信号をモニタTVに出力することによっ
    てフイルム画像をモニタTVの画面に再生させるフイル
    ム画像入力装置において、 前記写真フイルムを給送することによりコマ送りを行う
    とともに前記フイルム画像のフイルム送り方向における
    スキャンニングを行わせるフイルム給送手段と、 前記2枚のミラーのうちの少なくとも一方を一方向にの
    み傾動させ前記フイルム画像の前記フイルム送り方向と
    直交する方向のスキャンニングを行わせるミラー駆動手
    段と、 所望のスキャンニングを行うべく前記フイルム給送手段
    及びミラー駆動手段を駆動させる操作手段と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像入力装置。
  21. 【請求項21】 前記写真フイルム、2枚のミラー、撮
    影レンズ、及び撮像素子は同一平面上に配設され、前記
    2枚のミラーは前記撮影レンズの光軸を略S又はZ字状
    に折り曲げることを特徴とする請求項20のフイルム画
    像入力装置。
  22. 【請求項22】 前記写真フイルム、2枚のミラー、撮
    影レンズ、及び撮像素子は同一平面上に配設され、前記
    2枚のミラーは前記撮影レンズの光軸を略U字状に折り
    曲げることを特徴とする請求項20のフイルム画像入力
    装置。
  23. 【請求項23】 前記ズーミング可能な撮影レンズは、
    単焦点レンズと、前記2枚のミラーのうち少なくとも一
    方を移動させるとともに、前記写真フイルムの画像光が
    前記単焦点レンズに入射するように前記2枚のミラーの
    回動角度を調節して前記写真フイルムから撮像素子まで
    の光路長を可変にする手段と、前記単焦点レンズをその
    光軸方向に移動させるレンズ駆動手段と、前記単焦点レ
    ンズが合焦位置に移動するように前記レンズ駆動手段を
    制御する制御手段と、から成ることを特徴とする請求項
    20のフイルム画像入力装置。
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