JP2787442B2 - パチンコ玉の払出装置 - Google Patents

パチンコ玉の払出装置

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JP2787442B2 JP27040097A JP27040097A JP2787442B2 JP 2787442 B2 JP2787442 B2 JP 2787442B2 JP 27040097 A JP27040097 A JP 27040097A JP 27040097 A JP27040097 A JP 27040097A JP 2787442 B2 JP2787442 B2 JP 2787442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め定められた
数のパチンコ玉を払い出す払出装置に関するものであ
る。パチンコ玉の払出装置としては、パチンコ玉を弾発
して遊技する弾球遊技機における景品玉払出装置や、あ
るいは弾球遊技機において使用する遊技玉を貸し出す貸
玉払出装置等が考えられる。
【0002】
【従来の技術】従来、景品玉払出装置や貸玉払出装置等
のパチンコ玉の払出装置として、例えば、特開昭62−
102783号に示される球排出装置のように、球が流
下する流下通路を構成する樋部材と、各流下通路に対応
した流下阻止部材と、該流下阻止部材を駆動する駆動手
段たるソレノイドと、をそれらの部材と別体の一対の平
行プレートに挟持し、その2組の平行プレートを連結杆
によって一体的に結合して2列の流下通路を有する球排
出装置を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような球排出装
置は、球が流下する樋部材を平行プレートで挟持し、そ
の後、連結杆で連結する作業によって2列の流下通路を
有する球排出装置を構成していたので、その製作に手間
がかかるという欠点があった。本発明は、上記した欠点
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、製作が容易な2列の玉通路を有するパチンコ玉の
払出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明に係るパチンコ玉の払出装置は、パチ
ンコ玉の直径よりも僅かに大きい間隔を持って平行状に
組み付けられる3つの板状部材の各間隔内に、パチンコ
玉を一列に整列せしめて流下させる玉通路を形成すると
共に、各玉通路に臨んで玉の払出動作と停止動作とを電
気的駆動源によって行う作動部材を配置することにより
構成される一方、前記3つの板状部材の組付けの際に
は、相互に設けられる位置決め部材を係合させることに
より相互に位置決めした後にビスで一体的に固定したこ
とを特徴とするものである。
【0005】上記のように構成することにより板状部材
を位置決め部材で位置決めしながら平行状に組み付ける
だけで2列の玉通路を備えた払出装置を構成することが
できるので、その製作が極めて容易であり、製造コスト
を低減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、実施形態に係るパ
チンコ玉の払出装置が適用されるパチンコ遊技機につい
て図4を参照して説明する。この場合のパチンコ玉の払
出装置は、景品玉払出装置として使用される。
【0007】図において、パチンコ遊技機1の遊技盤2
には、打玉を誘導する誘導レール3が植立され、該誘導
レール3によって囲まれる範囲が遊技領域4を構成して
いる。遊技領域4のほぼ中央には、回転ドラムを有する
可変表示装置5が設けられ、その下方には、開閉扉7を
有する可変入賞球装置6が設けられている。また、可変
表示装置5の左右両側及び可変入賞球装置6の上部に
は、始動入賞口8a〜8cが配設されている。更に、可
変入賞球装置6の左右両側及び下方部分には、打玉を通
常の入賞とする通常入賞口9a,9b,10a,10b
が配置されている。しかして、打玉が始動入賞口8a〜
8cに入賞することにより可変表示装置5の回転ドラム
が回転開始し、所定時間経過後、あるいは遊技者による
ストップスイッチの操作により、その回転を停止し、そ
の停止時の表示態様が予め定められた組み合せであると
きに可変入賞球装置6の開閉扉7が一定時間(例えば、
30秒)あるいは所定個数(例えば、10個)入賞する
まで開放状態を続け、開閉扉7内に設けられたV入賞口
に入賞すると再度上記した開放状態を繰り返すようにな
っている。
【0008】なお、上記した各入賞口や入賞球装置に入
賞した入賞玉によって払出される景品玉数は、すべて同
一(例えば、13個)であってもよいし、特定の入賞口
への入賞によるものだけ異なるように設定しても良い。
例えば、上記始動入賞口8a〜8cに入賞した入賞玉に
よって払い出される景品玉数を7個と設定し、他の入賞
口への入賞玉によって払い出される景品玉数を13個と
設定し、始動入賞口8a〜8cに多数の入賞玉が入賞す
るように釘調節することにより可変表示装置5の動作回
数を多くして遊技の興趣を盛り上げるようにすることが
できる。
【0009】また、遊技盤2の裏面には、図5に示すよ
うな入賞玉集合カバー体11が取り付けられている。こ
の入賞玉集合カバー体11は、前記入賞口や入賞球装置
に入賞した入賞玉を振分けて下方に誘導する誘導通路が
形成されている。特に前記始動入賞口8a〜8cに入賞
した入賞玉を誘導する誘導通路には、始動入賞玉検出器
13a〜13cが配設されており、この始動入賞玉検出
器13a〜13cがONすることにより前記可変表示装
置5が回転動作するようになっている。また、前記した
ように始動入賞口8a〜8cへの入賞玉による景品玉数
を少なく設定した場合には、始動入賞玉検出器13a〜
13cからの信号が後述する景品玉払出装置29の払出
動作を制御する払出制御回路(図示しない)に送られる
ようになっている。また、入賞玉集合カバー体11に
は、前記開閉扉7の開閉を制御するソレノイド12も取
り付けられている。
【0010】図4に戻って、前記遊技盤2の遊技領域4
の下方には、前記したいずれの入賞口、あるいは入賞球
装置に入賞しなかった打玉を取り入れるアウト口14が
形成されている。また、遊技領域4の外側であって、遊
技盤2の上部には、入賞個数、あるいは未払いの景品玉
数を表示する玉記憶表示器59が設けられている。更
に、パチンコ遊技機1の正面には、後述する景品玉払出
装置29から払い出された景品玉を貯留し、かつ発射位
置に打玉を誘導する打球供給皿15や、該打球供給皿1
5に貯留しきれない余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿
16や、打玉の弾発力を調節する操作ハンドル17等の
周知の構成を有する。
【0011】次に、図6を参照してパチンコ遊技機1の
背面構造について説明する。図において、パチンコ遊技
機1の裏面には、前記遊技盤2の裏面全体を覆うように
機構板18が配設されている。この機構板18は、周知
のように、入賞玉を1個づつ処理し、その入賞玉に対応
して所定個数の景品玉を払い出すための各種の機構が設
けられるものである。しかして、図示の機構板18にお
いては、その前面側に前記入賞玉集合カバー体11から
落下する入賞玉を受け止めて一側に集合せしめる入賞玉
集合樋19が形成されている。この入賞玉集合樋19
は、入賞玉を一列に整列して流下させるようになってい
るが、その流下通路の途中には、通過する入賞玉を検出
する入賞玉検出器20が設けられている。入賞玉検出器
20からの信号は、図示しない払出制御回路に送られ
て、後述する景品玉払出装置29の動作を制御する。
【0012】一方、機構板18の後面側には、その上部
に図示しない補給機構から補給される景品玉を貯留する
景品玉タンク21が設けられ、該景品玉タンクの下方に
景品玉を整列させて流下させる景品玉誘導樋22が設け
られている。景品玉誘導樋22の上流側には、貯留され
ている景品玉が少なくなると揺動する景品玉不足感知板
23が設けられ、この景品玉不足感知板23の揺動動作
により、その下方に位置する景品玉不足検出器24がO
Nして図示しない管理コンピュータに補給指令信号を送
り、景品玉タンク21に景品玉が補給されるようになっ
ている。景品玉誘導樋22の下流には、景品玉の流下方
向を180度変更すると共に、その玉圧を弱めるカーブ
樋25が接続されている。カーブ樋25には、景品玉欠
乏感知板26が配置されている。この景品玉欠乏感知板
26は、前記景品玉不足感知板23が作動したにも拘ら
ず景品玉が補給されない状態で景品玉が払い出されたと
きに動作して、その下方に配置された景品玉欠乏検出器
27をOFFさせることにより後述する景品玉払出装置
29の駆動源であるステッピングモータ41の動作を停
止させ、以って遊技を中断させるようにしたものであ
る。
【0013】カーブ樋25の下流側は、垂直状の供給樋
28を構成し、この供給樋28には、1回の払出動作に
よって払い出される景品玉数よりもやや多い数の景品玉
が貯留されるようになっている。また、供給樋28の流
下端には、この実施形態の要部である景品玉払出装置2
9が接続されている。なお、供給樋28は、景品玉払出
装置29の供給通路の一部を構成している。
【0014】景品玉払出装置29は、主として玉通路と
しての供給通路34a,34b及び排出通路36a,3
6bと、電気的駆動源としてのステッピングモータ41
と、作動部材としてのスプロケット43a,43bとか
ら構成されており、ステッピングモータ41の回転によ
り所定個数の景品玉を払い出すようになっている。その
構成については、後に詳述する。
【0015】景品玉払出装置29の下方には、該装置2
9から払い出された景品玉を誘導する景品玉排出樋52
が設けられ、該景品玉排出樋52の下端には、誘導開口
53が開設されて前記打球供給皿15と連通するように
なっている。更に、誘導開口53の一側から景品玉が溢
れるように構成され、その溢れた余剰の景品玉を前記余
剰玉受皿16に誘導する余剰玉排出樋54が設けられて
いる。この余剰玉排出樋54の一側には、満タン検知板
55が揺動自在に設けられており、これが余剰玉排出樋
54の貯留された余剰玉によって押圧されたときには、
図示しない玉送り供給装置の玉送り動作が停止されて、
遊技が中断されるようになっている。更に、前記誘導開
口53の溢れ口部分には、充満検知板56が揺動自在に
設けられ、前記満タン検知板55が作動した後も前記払
出制御回路のカウンタ内に記憶された数値に基いて景品
玉払出装置29が動作し続けて景品玉が貯留された場合
に動作するようになっている。この充満検知板56の後
方には、充満検出器57が配置され、これが作動するこ
とにより景品玉払出装置29のステッピングモータ41
の動作が停止され、それ以上の景品玉の払出を停止する
ようになっている。また、パチンコ遊技機1の裏面に
は、前記操作ハンドル17に対応するように打玉を弾発
するための打球発射駆動部58が設けられている。
【0016】次に、図1ないし図3を参照して、この実
施形態の要部である景品玉払出装置29の構成について
詳細に説明する。景品玉払出装置29は、図2に示すよ
うに、前記機構板18に取り付ける取付板30と、該取
付板30と所定間隔置いて配置される通路区画板31
と、該通路区画板31と所定間隔置いて配置される通路
カバー板32とから構成される。すなわち、取付板30
に突設された取付用ボス49a〜49gに通路区画板3
1に穿設された貫通穴50a〜50gを嵌入固定し、そ
の後、通路カバー板32に突設された取付部51a〜5
1gを対応させて図示しないビスで螺着することにより
一体的に固定される。したがって、上記した取付板3
0、通路区画板31、及び通路カバー板32は、板状部
材を構成するものであり、そのうち取付板30及び通路
カバー板32が外側板状部材を、通路区画板31が中央
板状部材をそれぞれ構成するものである。
【0017】前記取付板30と通路カバー板32には、
供給通路34a,34bを構成する供給通路構成壁33
a〜33dが垂直状に突設されている。また、供給通路
構成壁33a〜33dに連続して「J」字状の排出通路
構成壁35a〜35dも突設されて排出通路36a,3
6bも構成されている。ただし、排出通路構成壁35a
〜35dのうち内側に位置する排出通路構成壁35b,
35dは、排出通路36a,36bの末端部に対応する
部分にだけ突設されている。なお、供給通路構成壁33
a〜33d、排出通路構成壁35a〜35d、及び後述
する玉誘導レール39a,39dは、内向き通路構成壁
を構成するものである。
【0018】前記供給通路構成壁33a〜33dのうち
外側に位置する供給通路構成壁33a,33cの下端に
は、内側に向って逆転防止部37a,37bが形成され
ている。この逆転防止部37a,37bは、後述するよ
うにスプロケット43a,43bの爪部44に係合して
いるパチンコ玉と当接するようになっている。また、前
記排出通路構成壁35a〜35dのうち外側に位置する
排出通路構成壁35a,35cの途中には、僅かに外側
に膨らんだ排出玉開放部38a,38bが形成されてい
る。この排出玉開放部38a,38bは、後述するよう
にスプロケット43a,43bで移送されてきたパチン
コ玉がスプロケット43a,43bから離れて排出通路
36a,36bに放出される箇所である。
【0019】また、排出通路構成壁35a〜35dのう
ち内側に位置する排出通路構成壁35b,35dは、前
記したように排出通路36a,36bの末端部分だけに
突設されるが、これに連続するように低い玉誘導レール
39a〜39dが外側の排出通路構成壁35a,35c
に沿って前記供給通路34a,34bの終端まで突設さ
れている。なお、玉誘導レール39a〜39dのうち中
央の玉誘導レール39b,39cは、前記通路区画板3
1に突設されており、外向き通路構成壁を構成するもの
である。更に、前記取付板30の玉誘導レール39aの
内側には、後述する作動部材としてのスプロケット43
aに一体的に突設された軸支部45を受け止める軸受部
40が穿設されている。
【0020】上記のように玉が通過する供給通路34
a,34b及び排出通路36a,36bが垂直状ではな
く玉圧を弱めるために曲面状に構成される場合には、合
成樹脂で成形する場合に通路を一体的に成型することは
できず、本実施形態のように、3つの板状部材としての
取付板30、通路区画板31、及び通路カバー板32の
ように分割成型することにより曲面通路を有する払出装
置を簡単に構成することができる。
【0021】一方、前記通路カバー板32の後面側に
は、駆動モータとしてのステッピングモータ41がモー
タ取付板46を介して取り付けられている。すなわち、
モータ取付板46の上下に穿設された取付長穴47a,
47b(47bは、図示せず)を通路カバー板32に形
成したモータ用取付穴48a,48bに対応させて図示
しないビスで螺着することにより取り付けられる。この
場合、取付長穴47a,47bが移動可能であるため、
供給通路34a,34b及び排出通路36a,36bに
対するスプロケット43a,43bの好ましい位置調節
が容易にできるようになっている。また、ステッピング
モータ41の回転軸42(図1参照)には、所定間隔離
れて2つのスプロケット43a,43bが固着されてい
る。このスプロケット43a,43bの外周には、パチ
ンコ玉の外周面と係合する凹状の爪部44が複数個形成
されている。そして、スプロケット43a,43bは、
図3に示すように前記した玉誘導レール39a〜39d
に挟まれるように配置され、供給通路34a,34bか
ら供給されたパチンコ玉を排出通路36a,36bに沿
って移送するようになっている。つまり、通路構成壁と
して構成される玉誘導 レール39a〜39dによって形
成される細溝状の切欠部からスプロケット43a,43
bの爪部が通路内に侵入するように配置されるものであ
る。また、スプロケット43a,43bは、図1に示さ
れるように、その回転軸42の一側上部に前記供給通路
34a,34bが位置し、且つ回転軸42に対して反対
側に前記排出通路36a,36bの末端が位置する箇所
に配置されている。
【0022】しかして、スプロケット43a,43bに
は、常に供給通路34a,34bに待機しているパチン
コ玉の玉圧が掛かっており、この玉圧によってステッピ
ングモータ41の回転方向(図1の矢印方向)と逆向き
の回転付勢力が掛かっていることになる。なお、2つの
スプロケット43a,43bの爪部44は、図1に示さ
れるように、その位相が異なるように回転軸42に固着
されている。このため、前記供給通路34a,34bか
ら爪部44へのパチンコ玉の供給は、同時に行われるこ
とがなく、交互に供給され、且つ前記排出玉開放部38
a,38bでのパチンコ玉の開放は、同時に行われるこ
とがなく、交互に開放される。
【0023】なお、スプロケット43a,43bのうち
奥側のスプロケット43aの中央には、前記軸受部40
に遊嵌される軸支部45が突設され、2つのスプロケッ
ト43a,43bを安定的に軸支している。
【0024】以上、説明した実施形態に係る景品玉払出
装置29の動作について説明すると、遊技者が操作ハン
ドル17を操作させて打玉を遊技領域4に弾発し、その
打玉が始動入賞口8a〜8c以外の入賞口に入賞した場
合には、該入賞玉は、入賞玉集合カバー体11に誘導さ
れて入賞玉集合樋19に落下し、その後、入賞玉検出器
20をONさせる。入賞玉検出器20の検出信号は図示
しない払出制御回路に送られ、その制御回路内に含まれ
るカウンタに「+13」の値が加算される。また、始動
入賞口8a〜8cに入賞した入賞玉によって始動入賞玉
検出器13a〜13cがONすると、その検出信号が払
出制御回路に送られるようになっている。そして、この
検出信号があると、カウンタの値から「−6」という減
算処理がなされる。しかし、始動入賞口8a〜8cに入
賞した入賞玉は、始動入賞玉検出器13a〜13cをO
Nした後、入賞玉集合樋19に落下して入賞玉検出器2
0もONさせるので、結局「−6+13」という計算が
なされて、始動入賞口8a〜8cへの入賞玉によるカウ
ンタ内の値は「+7」ということになる。
【0025】なお、カウンタに記憶されている数値は、
遊技盤2に設けられる玉記憶表示器59に表示される。
また、玉記憶表示器59に表示される数は、入賞玉検出
器20によって計数された入賞玉数であってもよい。こ
の場合には、全ての入賞口で均一の景品玉数が払い出さ
れる形式のほうが好ましい。また、上記した制御回路
は、カウンタの値が「0」になるまで景品玉払出装置2
9のステッピングモータ41にパルス信号を送り続け
る。ステッピングモータ41は、パルス信号がある毎に
所定角度、この場合、パチンコ玉を1個払い出すに必要
な角度(この実施形態の場合には、爪部44の位相を異
ならせたスプロケット43a,43bが2つあるので、
爪部44の間隔の1/2の角度)だけ回転し、払出制御
回路から送られるパルス信号がなくなるまで回転し続け
る。
【0026】しかして、このような状態でステッピング
モータ41の通電状態が停止した場合には、スプロケッ
ト43a,43bの爪部44に供給通路34a,34b
で待機しているパチンコ玉の玉圧が掛かり、スプロケッ
ト43a,43bをステッピングモータ41の回転方向
と逆方向へ回転する力が働く。しかしながら、このとき
図1に示されるように、いずれかの供給通路34a又は
34bの最先端であって、2つの爪部44a,44bと
係合しているパチンコ玉P1 が逆転防止部37a又は3
7bと当接するので、パチンコ玉P1 が爪部44aと逆
転防止部37a又は37bとの間で玉噛み状態となり、
スプロケット43a又は43bの逆方向の回転を抑制す
る。このため、供給通路34a,34bによって連続的
に供給される後続のパチンコ玉が、そのままの待機状態
を維持し、払い出されることがない。
【0027】以上のように、実施形態に係る景品玉払出
装置29は、通路構成壁33a〜33d、35a〜35
d、39a〜39dが一体的に形成される板状部材とし
ての取付板30、通路区画板31、及び通路カバー板3
2を平行状に組み付けるだけで2列の玉通路34a,3
4b、36a,36bを備えた景品玉払出装置29を構
成することができるので、その製作が極めて容易であ
り、製造コストを低減することができる。なお、本実施
形態では、スプロケット43a,43bの回転軸42に
対して一方側に供給通路34a,34bを設け、他方側
に排出通路36a,36bを設けたが、供給通路34
a,34bに供給されるパチンコ玉の玉圧方向が前記ス
プロケット43a,43bの回転方向と逆方向となる構
成であれば、前記供給通路34a,34b及び排出通路
36a,36bを同方向側に設けてもよい。
【0028】なお、上記した実施形態においては、パチ
ンコ玉の払出装置として景品玉払出装置を例示したが、
玉貸装置の貸玉払出装置であってもよく、また、スプロ
ケットも2つのものを例示したが、1つでもよく、ある
いは、3つ以上であってもよい。スプロケットが複数の
場合であっても、そのスプロケットが回転軸に対して一
体的に回転する限りは、逆転防止部を1つだけ形成すれ
ばよい。また、駆動モータとしてステッピングモータを
例示したが、これも通常のモータであってもよい。この
場合には、払い出されるパチンコ玉を計数する手段、あ
るいは計時手段が付加される。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、この発明に係るパチンコ玉の払出装置は、板状部材
を位置決め部材で位置決めしながら平行状に組み付ける
だけで2列の玉通路を備えた払出装置を構成することが
できるので、その製作が極めて容易であり、製造コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る景品玉払出装置の背面から見た
断面図である。
【図2】景品玉払出装置の分解斜視図である。
【図3】景品玉払出装置の縦断面図である。
【図4】実施形態に係る景品玉払出装置が適用されるパ
チンコ遊技機の正面図である。
【図5】パチンコ遊技機の遊技盤裏面に固定される入賞
玉集合カバー体の背面図である。
【図6】パチンコ遊技機の背面図である。
【符号の説明】
28 供給樋 29 景品玉払出装置(払出装置) 30 取付板(外側板状部材) 31 通路区画板(中央板状部材) 32 通路カバー板(外側板状部材) 33a〜33d 供給通路構成壁(内向き通路構成壁) 34a,34b 供給通路(玉通路) 35a〜35d 排出通路構成壁(内向き通路構成壁) 36a,36b 排出通路(玉通路) 37a,37b 逆転防止部39a,39d 玉誘導レール(内向き通路構成壁) 39b,39c 玉誘導レール(外向き通路構成壁) 41 ステッピングモータ(電気的駆動源) 42 回転軸 43a,43b スプロケット(作動部材) 44 爪部 49a〜49g 取付用ボス(位置決め部材) 50a〜50g 貫通穴(位置決め部材) 51a〜51g 取付部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた数のパチンコ玉を払い出
    す払出装置において、該払出装置は、パチンコ玉の直径
    よりも僅かに大きい間隔を持って平行状に組み付けられ
    る3つの板状部材の各間隔内に、パチンコ玉を一列に整
    列せしめて流下させる玉通路を形成すると共に、各玉通
    路に臨んで玉の払出動作と停止動作とを電気的駆動源に
    よって行う作動部材を配置することにより構成される一
    方、前記3つの板状部材の組付けの際には、相互に設け
    られる位置決め部材を係合させることにより相互に位置
    決めした後にビスで一体的に固定したことを特徴とする
    パチンコ玉の払出装置。
  2. 【請求項2】 前記3つの板状部材は、1つの中央板状
    部材と2つの外側板状部材とで構成され、前記中央板状
    部材には、前記外側板状部材に向けて外向き通路構成壁
    が一体的に突設され、前記外側板状部材には、前記中央
    板状部材に向けて内向き通路構成壁が一体的に突設さ
    れ、前記外向き通路構成壁と内向き通路構成壁とで前記
    玉通路を形成していることを特徴とする請求項1記載の
    パチンコ玉の払出装置。
  3. 【請求項3】 前記玉通路を形成する一側の外向き通路
    構成壁と内側通路構成壁との間に細溝状の切欠部を形成
    すると共に、該切欠部から前記作動部材を前記玉通路内
    に臨ませたことを特徴とする請求項2記載のパチンコ玉
    の払出装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め部材は、3つの板状部材に
    おいて、一方の外側板状部材に突設された段差状の取付
    用ボスと、中央板状部材に形成され且つ前記取付用ボス
    の先端が嵌入される貫通穴と、他方の外側板状部材に突
    設され且つ前記貫通穴を貫通した前記取付用ボスに対応
    して設けられる取付部と、からなり、前記取付用ボスを
    前記貫通穴に嵌入固定した後前記取付部を対応させて該
    取付部の外側からビスを螺着することにより3つの板状
    部材を一体的に固定したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のパチンコ玉の払出装置。
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