JP2002331124A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2002331124A
JP2002331124A JP2001139303A JP2001139303A JP2002331124A JP 2002331124 A JP2002331124 A JP 2002331124A JP 2001139303 A JP2001139303 A JP 2001139303A JP 2001139303 A JP2001139303 A JP 2001139303A JP 2002331124 A JP2002331124 A JP 2002331124A
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JP2001139303A
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Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Katsuo Motomura
勝雄 本村
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Adachi Light Inc
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通機とカード対応型のパチンコ遊技機とに
容易に対応することができるパチンコ遊技機を提供す
る。 【解決手段】 前面枠2の前面に打球供給皿4が設けら
れ、前面枠2の裏面側に球タンク9のパチンコ球を球払
出手段28,29に導く供給通路10a,10bを備え
た球誘導樋11を設けてなるパチンコ遊技機において、
前記球誘導樋11に連設して球払出手段28,29の設
置スペース26を設け、該設置スペース26に前記供給
通路10a,10bのパチンコ球を受け入れ電気的駆動
源32により払出される第1球払出手段28と、または
第1球払出手段28と互換性を有し、かつ前記供給通路
10a,10bに連通し電気的駆動源48により払出さ
れる複数の球払出機構29a,29bを備えた第2球払
出手段29のいずれか一方を取付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球タンクや球払出
装置等の各種裏機構が設けられたパチンコ遊技機に関
し、特に球払出手段を交換するだけで異なったパチンコ
遊技機に変更できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機の前面枠の前面に
は周知のように打球供給皿と下部貯留皿が設けられ、前
面枠の裏面には遊技盤取付枠を介して遊技盤が着脱可能
に取付けられ、該遊技盤の裏面には合成樹脂製の機構板
が設けられている。そして、機構板の後面側には、球タ
ンクおよび球誘導樋を介してパチンコ球を払出す球払出
装置が設けられ、さらに球払出装置の下方には払い出さ
れたパチンコ球を打球供給皿に導く排出通路及び該打球
供給皿から溢出する余剰球を下球皿に導く余剰球通路や
球タンクのパチンコ球を球抜きする球抜き通路等が設け
られている。
【0003】一般に普通機と称されているパチンコ遊技
機の場合、入賞球検出信号に基づいて電気的駆動源を備
えた球払出装置により所定個数の賞球を打球供給皿に払
出すようにしている。
【0004】ところで、近年、所謂CR機と称されるカ
ード対応型のパチンコ遊技機の出現に伴って上記賞球の
球払出装置に加えて貸球の球払出装置を備え、貸球要求
信号に基づいて貸球を打球供給皿に払出すようにしてい
る。
【0005】すなわち、上記したカード対応型のパチン
コ遊技機の場合、その一側部にカード装置が隣接されて
おり、予め金額情報が記録されたプリペイドカードまた
は現金を投入口に挿入して球貸スイッチボタンを操作す
ることにより球払出装置から所定個数の貸球が打球供給
皿に払い出されるようになっている。具体的には、この
カード対応型のパチンコ遊技機では、入賞球検出信号が
発信された場合に球払出制御回路からの指令信号に従っ
て賞球用球払出装置を作動させ球計数用センサから例え
ば15回パルス信号を受けると該球払出装置の作動を停
止させることによって15個の賞球が払出され、また、
カード装置より貸球要求信号があった場合は、球払出制
御回路からの指令信号に従って貸球用球払出装置を作動
させ、球計数用センサから例えば25回パルス信号を受
けると該球払出装置を停止させることによって25個の
貸球が払い出されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように普通機とカード対応型のパチンコ遊技機の球払出
装置が異なり、それに伴い機構板も異なるためそれぞれ
別々に形成しなければならず金型費が嵩んで製造コスト
が高くなり、在庫管理が容易でないとう問題がある。
【0007】そこで、本発明は上記した課題を解決すべ
くなされたもので、その目的とするところは、普通機と
称されるパチンコ遊技機とカード対応型のパチンコ遊技
機とのいずれにも容易に対応することができるパチンコ
遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために提案されたもので、請求項1記載の発明
は、前面枠の前面に打球供給皿が設けられ、前面枠の裏
面側に球タンクのパチンコ球を球払出手段に導く供給通
路を備えた球誘導樋を設けてなるパチンコ遊技機におい
て、前記球誘導樋に連設して球払出手段の設置スペース
を設け、該設置スペースに前記供給通路のパチンコ球を
受け入れ電気的駆動源により払出される第1球払出手段
と、または第1球払出手段と互換性を有し、かつ前記供
給通路に連通し電気的駆動源により払出される複数の球
払出機構を備えた第2球払出手段のいずれか一方を取付
けるようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1球払出装置および第2球払出装置
またはパチンコ遊技機側に設けた取付手段の少なくとも
一方を共有したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1球払出装置および第2球払出装置
の流入口を供給通路の終端と合致するようにしたことを
特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2球払出手段の複数の球払出機構を
ユニット化したことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記供給通路に接続する第1球払出手段の
球通路をパチンコ球がランダムに流下する幅広とした。
【0013】また、前記第1球払出手段および第2球払
出手段は球誘導樋の下方に通路部を介して接続するよう
にしてもよい。
【0014】上記構成することにより、普通機としての
パチンコ遊技機として使用する場合には、第1球払出手
段を球誘導樋に連設する設置スペースに取付ければよ
く、一方、カード対応型のパチンコ遊技機として使用す
る場合には、複数の球払出機構を備えた第2球払出手段
を球誘導樋に連設する設置スペースに取付ければよい。
このため、第1球払出手段と第2球払出手段とを交換す
るのみで機構板を普通機とカード対応型のパチンコ遊技
機のいずれにも共通して使用することが可能となり、製
造コストを下げることができる。
【0015】また、払出手段の球通路をパチンコ球が一
方向のみでなくランダムに位置する幅広とすることによ
り、制御体および電気的駆動源への負荷を軽減すること
ができ、しかも供給通路を流下するパチンコ球の流下が
一定でないため振動によってバイブ効果が発生し、球詰
りを解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明が適用されるパチ
ンコ遊技機の正面図、図2はその裏面図である。図にお
いて、1はパチンコ遊技機の外枠、2は外枠1の前面に
開閉自在に設けられた前面枠、3は前面枠2の裏面に着
脱自在に取着された遊技盤、4は打球供給皿、5は打球
供給皿4の余剰球が貯留される下部貯留皿である。6は
該遊技盤3の裏面に開閉自在に設けられた合成樹脂製の
機構板、7は遊技盤3の前面に設けられる可変表示装置
等の中央役物の後面を囲う箱状カバーである。
【0017】前記機構板6は、図2および図3に示すよ
うに遊技盤3の裏面に相対する前面側にパチンコ球の直
径よりもやや大きい奥行幅を有する入賞球集合空間が形
成され、そのほぼ中央部に前記箱状カバー7を突出させ
るための開口窓8が形成されている。また、機構板6の
後面側であり、開口窓8の上部位置にはパチンコ球を貯
留する球タンク9と、該球タンク9の開口から導出され
たパチンコ球を整列して平行した状態で流下させる複数
の供給通路10a,10bを有する球誘導樋11が設け
られ、後述する球払出手段が接続される。また該球誘導
樋11は、タンクレール11aと開口窓8の側方に位置
するカーブレール11bとで構成している。
【0018】タンクレール11aは、図9に示すように
底壁12とほぼ平行に立設した仕切壁13により形成さ
れた二条の供給通路10a,10bの上流部に該供給通
路10a,10bと傾斜方向を異ならせると共に夫々の
供給通路10a,10b側に緩やかに傾斜し、終端部で
供給通路10a,10bに合流するようにした補助通路
14a,14bが設けられている。さらに、球タンク9
の開口下方位置であり供給通路10a,10bと補助通
路14a,14bの上流部15を同一面の急傾斜面(供
給通路10a,10bに対して約20°の傾斜)とし
て、球通路10a,10bが段差を介して設けられてい
る。
【0019】また、カーブレール11bの下方に位置し
て球払出手段から払出されたパチンコ球を前面枠2の前
面の打球供給皿4に導く球排出樋16と、該打球供給皿
4にパチンコ球が充満したとき、その余剰球を下部貯留
皿5に導く余剰球通路17が後面が開口した樋状として
形成されており、その後面開口がカバー板18によって
覆われている。19は球抜装置であり、球抜きレバー2
0を操作することによって球タンク9に貯留されるパチ
ンコ球が球抜通路27を介して機外に球抜きされるよう
になっている。
【0020】一方、機構板6の開口窓8より下方部分
は、樋状の入賞球集合通路21と上流側が遊技盤3の下
部に設けられたアウト口22と連通するアウト球排出通
路23が設けられており、入賞球集合通路21の流下端
に入賞球を検出して1個ずつ機外に排出する入賞球処理
装置24が設けられている。
【0021】また、前記開口窓8より下方であり、かつ
平坦面として形成された板状部6aには、遊技機全体の
遊技動作を制御する遊技制御基板が収納された大型の基
板ボックス25が設置されている。
【0022】しかして、図4に示すように前記機構板6
の後面側であり、カーブレール11bの下方部分は、平
らな球払出手段の設置スペース26として形成され、該
設置スペース26に球払出手段として第1球払出手段2
8または第2球払出手段29が配置されるようになって
いる。前記第1球払出手段28および第2球払出手段2
9は、互換性を有するようにその外形形状が同じように
形成される。前記設置スペース26の上部および設置ス
ペース26の側方に位置する球抜通路27の上面位置に
は、第1球払出手段28または第2球払出手段29を取
り付けるための取着手段としての筒部30が形成されて
いる。
【0023】前記第1球払出手段28は、複数の供給通
路10a,10bのパチンコ球を受け入れて1個の制御
体により払出す球払出装置であり、図5および図7に示
すように、本体ベース31と電気的駆動源としてのモー
タ32と制御体としてのリードスクリュー33によって
大略構成されている。本体ベース31にはカーブレール
11bの供給通路10a,10bに接続する流入通路3
4a,34bと、前記リードスクリュー33の外周に沿
い軸方向に流下する複数の移送路35a,35bと、排
出通路36とを備え、本体ベース31外側には前記取着
用筒部30に合致する取着手段としての取付片37,3
7が設けられている。また、前記モータ32の出力軸3
8に前記リードスクリュー33が固着され、該リードス
クリュー33に螺旋状に設けられた突条39により、リ
ードスクリュー33が1回転するごとに流入通路34
a,34bの最先端のパチンコ球を払出すようになって
いる。40は、リードスクリュー33の回転によって払
出されるパチンコ球を検出する球計数用センサである。
【0024】上記のように構成される第1球払出手段2
8は、その設置スペース26に設けられた筒部30に取
付片37,37の取付孔41,41を設置スペース26
の筒部30,30のねじ孔にそれぞれ合致させてビス4
2,42で螺着することにより図7に示すように設置ス
ペース26に着脱自在に取り付けられる。
【0025】上記した第1球払出手段28を装着した機
構板6を使用したパチンコ遊技機について説明すると、
入賞球に基づく入賞球信号があると第1球払出手段28
のモータ32を駆動する。これによってリードスクリュ
ー33が回転し、流入通路34a,34bに連続状態で
並ぶパチンコ球を排出通路36に払い出す。そして、所
定個数の賞球を球計数用センサ40が確認したとき駆動
モータ32が停止される。一方、排出通路36に払出さ
れた賞球は球排出樋16から前面枠2の前面の打球供給
皿4に貯留され、その貯留球が打球供給皿4に充満し、
さらに球排出樋14に充満すると、以後に払出される賞
球は余剰球通路17に排出されて前面枠2の前面の下部
貯留皿5に留められるようになっている。
【0026】上記に説明した第1球払出手段28を装着
した機構板6は、普通機として使用されるものである
が、カード対応型のパチンコ遊技機に使用する場合には
第1球払出手段28に代えて第2球払出手段29を設置
スペース26に装着すればよく、次に第2球払出手段2
9の構成について説明する。
【0027】これについて説明すると、この第2球払出
手段29は、供給通路10a,10bのパチンコ球を払
出す複数の球払出機構29a,29bを供給通路10
a,10bのそれぞれに対応して備えた球払出装置であ
り、ケース体43に供給通路10a,10bに対応する
複数の制御体と電気的駆動源を備えユニット化してい
る。第2球払出手段29は、図6および図8に示すよう
に第1球払出手段28と外形形状が同じであり同一箇所
に取着手段としての取付片44が設けられており、流入
通路45a,45bの流入口を前記第1球払出手段28
と同一位置としている。ケース体43はケース枠体43
aとその前後面を覆うカバー体43bとで構成され、前
記供給通路10a,10bに連通する流入通路45a,
45bに最先のパチンコ球を停留する制御体46を設け
ている。なお、本実施の形態において複数の払出機構2
9a,29bは同一であるため一方の払出機構について
説明する。
【0028】前記制御体46はリンク部材47を介して
電気的駆動源としてのソレノイド48と連繋している。
前記制御体46は、流入通路45a,45bの内周側に
支軸49により揺動自在に軸支され、流入通路45a,
45bの内周壁に開設された窓孔50から流入通路45
a,45bに進退する支持部51が嘴状に尖っており、
該支持部51の上面が支軸49を中心とする円弧面状に
形成されている。そして該制御体46の基部に連繋腕5
2を設け、該連繋腕52をリンク部材47の係合片53
に係合させている。リンク部材47は、全体形状をく字
状に形成し、制御体46の下方に位置して軸55により
回動自在に軸着され、後端に二股状の係合部56が形成
されており、ソレノイド48のプランジャー57に固着
された操作体58の突片59を係合させている。そし
て、ソレノイド48が励磁作動するとリンク部材47を
介して制御体46が支軸49を支点として反復回転し、
先端支持部51が流入通路45a,45bに出没動する
ことで、流入通路45a,45bの最先パチンコ球の流
下を制止し得るように構成している。
【0029】また、60は払出されるパチンコ球を計数
する球計数用センサで、該球計数用センサ60は投光器
60aと受光器60bとからなる光学式センサとでヨ字
状に形成され、該球計数用センサ60は支持部51で支
持されるパチンコ球の僅かに下流位置で、しかも流入通
路45a,45bの中心線からずれた位置でその光軸が
交差するように配置される。そして該支持部51による
制止が開放された直後のパチンコ球が光軸を遮ることで
該パチンコ球を検知し得るように配置される。言い換え
れば、支持部51により制止されているパチンコ球は光
軸を遮断することなく未だ検知されない状態にある。
【0030】上記のように構成される第2球払出手段2
9は、その設置スペース26に設けられた筒部30に取
付片44,44の取付孔61,61を設置スペース26
の筒部30,30のねじ孔にそれぞれ合致させてビス4
2,42で螺着することにより前記第1球払出手段28
と同様に設置スペース26に着脱自在に取り付けられ
る。
【0031】このように取付けられた第2球払出手段2
9は、球払出制御装置からの指令により払出機構のソレ
ノイド48が励磁され、リンク部材47が回動し係合片
53が連繋腕52を作動して、制御体46が図8鎖線に
示したように回動して支持部51が窓孔50から没し、
支持部51に支持されていたパチンコ球が制止されなく
なることで、流入通路45a,45bに連続して待機す
るパチンコ球が自重により払出通路62a,62bを介
して球排出樋16に払出される。そして、球計数用セン
サ60が所定数のパチンコ球を検出したところで該球払
出制御装置から再び指令が出て支持部51が流入通路4
5a,45bに突出することでパチンコ球の払出しが停
止する。そして、払出通路62a,62bに払出された
パチンコ球は球排出樋16を介して上部球受皿5に導か
れる。
【0032】上記のように複数の払出機構29a,29
bを備えた第2球払出手段29が取り付けられた機構板
6が使用されるカード対応型のパチンコ遊技機において
は、入賞球信号によって前述したように賞球用の払出機
構29aから賞球が払出され、貸球要求信号があると貸
球用の払出機構29bから貸球が払出される。当然のこ
とながら貸球および賞球を同時に払い出すことができ
る。
【0033】このように、本実施の形態においては、普
通機としてのパチンコ遊技機に使用する場合、設置スペ
ース26に第1球払出手段28を装着し、カード対応型
のパチンコ遊技機に使用する場合には、設置スペース2
6に第2球払出手段29を装着すればよく、球タンク
9,球誘導樋11およびカバー板18を含む機構板6を
そのまま共通して使用することができるので、製造コス
トを大幅に下げることができる。
【0034】なお、本実施の形態において第2球払出手
段29を複数の払出機構29a,29bをケース体43
に組み込むようにしてユニット化した球払出装置とした
が夫々の払出機構29a,29bを独立分離して形成し
た球払出装置を流入口が供給通路10a,10bと合致
するように重ね合わせるようにしてもよい。また、第1
球払出手段として流入通路に複数の供給通路10a,1
0bを単列にする整流機構を設け、その下方に図6に示
すような単列で払出す球払出機構を設けるようにしても
よい。
【0035】また、上述した第1および第2球払出手段
28,29において制御体を螺旋状のスクリュータイプ
および揺動体としたが制御体はスプロケットタイプ等の
回転体であってもよく、第2球払出手段29においては
スプロケットの球受部をずらした位置とするのが好まし
い。このとき、排出通路を収縮して1個のセンサにより
払出されたパチンコ球を検出するようにしてもよい。さ
らに電気的駆動源をソレノイドとして回転体の回転を制
御してもモータにより回転させるようにしてもよい。ま
た、第1および第2球払出手段28,29の取付手段を
取付片37,44を筒部30にビス着42するようにし
たが、この実施の形態に限られることなく差込片により
固定したり係止片および弾性片により係合させたりして
もよく、さらには別途形成した取着部材により取着する
ようにして第1および第2球払出手段28,29の取付
手段に互換性を持たせるようにすればよい。
【0036】図10および図11は第1球払出手段の他
の実施の形態を示し、前記実施の形態と異なるところは
主としてパチンコ球を導く流入通路の構成であるため、
前記第1球払出手段の実施の形態と同じ構造のものには
同一符号を付して説明する。この実施の形態の第1球払
出手段28Aの流入通路34は、図11に示すようにパ
チンコ球が一方向だけでなくランダムに流下可能な幅広
に形成され、本実施の形態において流入通路34の通路
幅Wを流入通路34内をパチンコ球が一方向のみでなく
ランダムに流下し、平行に並列可能な26mmとしてい
る。
【0037】次に、上記構成からなる第1球払出手段2
8Aの払出し動作について説明する。前記カーブレール
11bの供給通路10a,10bから流入通路34にパ
チンコ球が供給されると、先頭のパチンコ球が図11に
示すようにリードスクリュー33の軸部33aによって
左右の移送路35a,35bに振分けられ、リードスク
リュー33の突条39に支持されて流入通路34にパチ
ンコ球がランダムに並列する。この状態でモータ32を
駆動し、リードスクリュー33を回転させると、前記実
施の形態と同様にパチンコ球は突条39で支持されつつ
移送路35a,35bを移動し、さらにリードスクリュ
ー33が回動するとパチンコ球が突条39の支持から外
れて排出通路36に落下しセンサ40で検出され、後続
のパチンコ球が突条39に支持される状態となる。そし
て、さらにリードスクリュー33が回転すると移送路3
5bのパチンコ球が突条39の支持から外れてセンサ4
0の光軸を遮りながら排出通路36に落下し、以後同様
にリードスクリュー33の回転によって排出通路36に
1個ずつ落下して球排出樋16に排出される。このとき
流入通路34のパチンコ球は一方向だけでなく左右に移
動しながら球詰りを起すことなくランダムに流下する。
【0038】以上のように、本実施の形態に係る第1球
払出手段28Aは、図11に示すように流入通路34に
パチンコ球がランダムに並ぶことにより、球圧が制御体
としてのリードスクリュー33に直下的に掛かることな
く流入通路34側壁に分散するようになるので、リード
スクリュー33に掛かる球圧が減少されモータ32への
負荷を軽減させることができ、リードスクリュー33の
回転がスムーズに行われパチンコ球を1個ずつ確実に払
出すことができる。また、流入通路34内のパチンコ球
の接点位置が多くなり、パチンコ球が上下方向だけでな
く左右方向にもランダムに動くため球圧が四方に分散す
ると共に、パチンコ球同士の接点がずれる球崩れ現象に
よりパチンコ球が動き配列が変化することにより球詰ま
りが発生することはない。さらに流入通路34を幅広と
することで、例えば第1球払出手段28Aの取付時に多
少の位置ずれがあったり成形時にヒケがあったりして
も、パチンコ球を確実に供給払出すことができる。
【0039】また、図12および図13は流入通路を幅
広とした球払出手段の他の実施の形態を示している。第
1球払出手段28Bは、流入通路69に臨んで制御体と
しての回転体63を設け、該回転体63によってパチン
コ球が運ばれる移送通路64を回転体63の中心側に絞
り込み排出通路65でパチンコ球のほぼ1個程度とし、
該排出通路65に検出センサとして近接スイッチ66を
設けている。なお、取付手段としての取付片37につい
ては前記第1球払出手段28と同一符合とする。
【0040】前記回転体63は、周面外側にパチンコ球
を支持する球支持面67を流入通路69の側壁側に交互
に形成したV溝状の球受部68を複数(本実施の形態で
は6条)設けて該球受部68に同時に2個のパチンコ球
を受け入れないようにしている。なお、前記球受部68
をV溝状にすることでパチンコ球が常に二点支持され、
一点で支持されるのに比べ安定した状態で支持される。
さらに、球受部68内に埃やゴミが入ってもV溝状にな
っていることでパチンコ球が直接埃やゴミに接触するこ
とがなく、払出しに支障をきたすことはない。
【0041】上記構成の第1球払出手段28Bは、流入
通路69にパチンコ球が供給されると図12(a)およ
び図13(a)に示すように流入通路69で連続して待
機しているパチンコ球は、最先のパチンコ球B1が球受
部68に受け入れられてランダムに連なっている。この
状態で払出し信号によりモータ70が回転し、回転体6
3が回転すると、流入通路69のパチンコ球B1は図1
2(b)および図13(b)に示すように球受部68で
支持されつつ移送通路64の傾斜面で中央に移動しなが
ら下降し、一旦後続のパチンコ球B2…が回転体63の
球受部68と球受部68との間の周面に支持される。こ
のとき、流入通路69内のパチンコ球がバランスがとれ
て球詰りのようになるものの、図12(c)および図1
3(c)に示すように回転体63が回転しパチンコ球B
2が球受部68に受け入れられることによりバランスが
崩れパチンコ球が流下する。そして、さらに回転体63
が回転すると、図12(d)および図13(d)に示す
ようにパチンコ球B1が球受部68の支持から外れて排
出通路65に落下し、近接スイッチ66によって検知さ
れて球排出樋16に排出され、後続のパチンコ球B2も
同様に排出されることになる。
【0042】このように、ランダムに並列可能な幅広の
流入通路69のパチンコ球を確実に払出すことができる
ので、図14に示すように流入通路69を3個並ぶ通路
幅Wとすることも可能である。このとき、回転体63に
は流入通路69の最先に位置するパチンコ球が1個ずつ
嵌るように位置をずらして球受部68を設けている。こ
のようにすることにより、本発明を3条の供給通路10
a,10b,10cを備えた球誘導樋11を設けたパチ
ンコ遊技機に適用でき、第2球払出手段29を1条の流
入通路のパチンコ球を制御体で制御して払出す払出機構
と2条の流入通路のパチンコ球を制御体で制御して払出
す払出機構との組合せにすることにより、賞球のみを払
出すパチンコ遊技機と貸球が払出可能なパチンコ遊技機
とに簡単に機種変更することができる。なお、当然のこ
とながら流入通路を3条の供給通路10a,10b,1
0cに合わせて3条で流下するようにしてもよい。
【0043】また、上記した流入通路を幅広にした球払
出手段においては、該流入通路の通路幅を供給通路10
a,10bの区画壁を含む同一寸法の幅広としたが、流
入通路の流入口を拡開して供給通路10a,10bより
幅広とすることも可能であり、さらに制御体に向かうに
したがい徐々に絞るようにすることも可能であり自由に
流入通路の通路幅を変更することができる。
【0044】また、第2球払出手段29の払出機構を夫
々別々に形成し、別個の取着手段で取着するようにした
パチンコ遊技機においては、第1球払出手段28を取着
する際にいずれか一方の払出機構の取着手段を使用する
と共に、他方の払出機構に供給した供給通路の終端に第
1球払出手段28の流入通路に導く通路部材を設けるよ
うにして賞球のみを払出すパチンコ遊技機と貸球が払出
可能なパチンコ遊技機とに機種変更可能とすることがで
きる。このとき通路部材をカバー板18に一体に形成す
るようにしても予め第2払出手段29に設けるようにし
てもよい。
【0045】なお、機構板6を1枚状の大判としたが上
下または左右に分割した機構板としてもよいのはいうま
でもない。また、球払出手段の設置スペース部分を分割
して第1および第2球払出手段を設けた該分割部分のい
ずれかを取着することによりパチンコ遊技機の機種変更
を行うようにしてもよい。さらに、第1および第2球払
出手段28,29を機構板6に取着するようにしたが、
遊技盤3等のパチンコ遊技機本体側に球払出手段の設置
スペースを設けて第1および第2球払出手段28,29
を直接取着するようにしてもよい。また、第1および第
2球払出手段28,29をそれぞれ1個出し可能なもの
としたが、特に第2球払出手段29の貸球を払出す球払
出機構は同時に複数個払出すようにしてもよく、例えば
複数個のパチンコ球を貯留したケース体をソレノイド等
により作動して払出す溜切りとしてもよい。
【0046】なお、上記実施の形態において第1および
第2球払出手段のいずれかを取着することにより普通機
とカード対応型のパチンコ遊技機とに容易に変更するよ
うに説明したが、賞球のみを払出す普通機において単一
的な賞球数の普通機に第1球払出手段を設け、入賞口に
より例えば5個,13個と賞球数を変更している普通機
に第2球払出手段を設けるようにして使用することもで
きる。
【0047】また、上記実施の形態において供給通路を
複数設けるようにしたが単数としてもよく、このとき第
2球払出手段29Aは例えば図15に示すように供給通
路10に連通する流入通路71を下流に向かうにしたが
い拡開してパチンコ球が複数ランダムに並列する幅広と
すると共に、制御体として周面に球受部75を設けた回
転体72を流入通路71に相対するように設け、それぞ
れの電気的駆動源としてのモータ73の回転によりパチ
ンコ球を払出しセンサ74で検出するようにすればよ
い。また、供給通路10を予めランダムに並列する幅広
としてもよく、第1球払出手段として図10および図1
3に示した幅広の流入通路の球払出手段を適用し、第2
球払出手段として図15に示す球払出手段の流入通路7
1を幅広の供給通路10と同寸法とすればよい。このよ
うに供給通路10を幅広とすることで球誘導樋11の成
形も簡単となる。また当然のことながら第1球払出手段
として流入通路の通路幅を徐々に狭くしてほぼパチンコ
球1個分として図6に示すような球払出機構を適用して
もよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、複数の供給通路を備えた球誘導
樋に連設して球払出手段の設置スペースを設け、該設置
スペースに、前記複数の供給通路のパチンコ球を受け入
れ電気的駆動源により払出される第1球払出手段と、ま
たは第1球払出手段と互換性を有し、かつ前記複数の供
給通路のそれぞれに連通し電気的駆動源により払出され
る複数の球払出機能を備えた第2球払出手段のいずれか
一方を取付けるようにしたものであるから、普通機とし
てのパチンコ遊技機に使用する場合には設置スペースに
第1球払出手段を装着すればよく、カード対応型のパチ
ンコ遊技機に使用する場合には設置スペースに第2球払
出手段を装着すればよい。このため、球誘導樋をはじめ
とする機構板を共通して使用することができて製造コス
トを大幅に下げることができると共に、普通機とカード
対応型のパチンコ遊技機とに容易に対応することができ
る。
【0049】また、供給通路の通路幅を、パチンコ球が
一方向のみでなくランダムに位置する幅広とすることに
より、制御体および電気的駆動源への負荷を軽減するこ
とができ、しかも供給通路を流下するパチンコ球の流下
が一定でないため振動によってバイブ効果が発生し、球
詰りを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】図1のパチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】本発明に係る機構板の斜視図である。
【図4】機構板から球払出手段を取り外した状態の要部
斜視図である。
【図5】第1球払出手段の斜視図である。
【図6】第2球払出手段の分解斜視図である。
【図7】普通機としての使用状態を示す要部正面断面図
である。
【図8】カード対応型としての使用状態を示す要部正面
断面図である。
【図9】タンクレールの斜視図である。
【図10】第1球払出手段の他の実施の形態の斜視図で
ある。
【図11】図10の側断面図である。
【図12】(a)〜(d)は第1球払出手段の他の実施
の形態の作用を説明する正面断面図である。
【図13】(a)〜(d)は図12の作用を説明する側
断面図である。
【図14】球払出手段の他の実施の形態の作用を説明す
る正面断面図である。
【図15】他の実施の形態の第2球払出手段の断面図で
ある。
【符号の説明】
2 前面枠 4 打球供給皿 6 機構板 9 球タンク 10a,10b 供給通路 11 球誘導樋 11a タンクレール 11b カーブレール 26 設置スペース 28 第1球払出手段 28A,28B 第1球払出手段 29 第2球払出手段 29a,29b 球払出機構 30 筒部(取付手段) 32 モータ(電気的駆動源) 34 流入通路(球通路) 34a,34b 流入通路(球通路) 37 取付片(取付手段) 44 取付片(取付手段) 48 ソレノイド(電気的駆動源) 69 流入通路(球通路) 70 モータ(電気的駆動源)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面枠の前面に打球供給皿が設けられ、
    前面枠の裏面側に球タンクのパチンコ球を球払出手段に
    導く供給通路を備えた球誘導樋を設けてなるパチンコ遊
    技機において、 前記球誘導樋に連設して球払出手段の設置スペースを設
    け、該設置スペースに前記供給通路のパチンコ球を受け
    入れ電気的駆動源により払出される第1球払出手段と、
    または第1球払出手段と互換性を有し、かつ前記供給通
    路に連通し電気的駆動源により払出される複数の球払出
    機構を備えた第2球払出手段のいずれか一方を取付ける
    ようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1球払出装置および第2球払出装
    置またはパチンコ遊技機側に設けた取付手段の少なくと
    も一方を共有したことを特徴とする請求項1記載のパチ
    ンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1球払出装置および第2球払出装
    置の流入口を供給通路の終端と合致するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記第2球払出手段の複数の球払出機構
    をユニット化したことを特徴とする請求項1記載のパチ
    ンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記供給通路に接続する第1球払出手段
    の球通路をパチンコ球がランダムに流下する幅広とした
    請求項1記載のパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014028087A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Newgin Co Ltd 遊技機

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