JP3105338B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3105338B2
JP3105338B2 JP04079123A JP7912392A JP3105338B2 JP 3105338 B2 JP3105338 B2 JP 3105338B2 JP 04079123 A JP04079123 A JP 04079123A JP 7912392 A JP7912392 A JP 7912392A JP 3105338 B2 JP3105338 B2 JP 3105338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、景品玉払出装置の上流
側に設けられる景品玉貯留部の貯留量の不足を検出する
玉切れ検出手段の作動時に打玉の発射動作を停止させる
弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、景品玉払出装置の上流側に設けら
れる景品玉貯留部の貯留量の不足を検出する玉切れ検出
スイッチの作動時に、該玉切れ検出スイッチを作動させ
る玉切れ検知板の揺動動作を連杆を介して打球発射装置
の打球杆の往復動作に連動し且つ打球供給装置の玉送り
部材を揺動させる作動片に伝達して該作動片を固定し、
結果的に打球発射装置による打玉の発射動作を停止させ
る弾球遊技機が多数提案されていた。このような打玉の
発射動作の停止は、玉切れ検出スイッチの出力に基づく
補給機構からの景品玉の補給により玉切れ検知板が元の
状態に復帰するまで継続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技場の中
には、玉切れ検出スイッチの作動時には、景品玉貯留部
に完全に景品玉がなくなるのではなく、ある程度の景品
玉が残留しているので、その残留している景品玉がすべ
て払い出される前に補給機構からの景品玉が補給されれ
ば、上記のように打球発射装置における打玉の発射動作
を停止させる必要がないと考えて、玉切れ検知板と作動
片とを連結する連杆を取り除くところもあった。しか
し、このような除去作業を遊技場において行うことは、
多くの時間と労力を必要とするばかりでなく遊技場にと
って必要のない部材を最初から取り付けなければなら
ず、コストも高くなるという欠点があった。本発明は、
上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、玉切れ検出時に打球発射装置による打玉の発射
動作を停止させる遊技場でも停止させない遊技場でも容
易に対応することができる弾球遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、景品玉払出装置の上流側に
設けられる景品玉貯留部の貯留量の不足を検出する玉切
れ検出手段の作動時に打玉の発射動作を停止させる弾球
遊技機において、前記玉切れ検出手段の作動時に前記打
玉の発射動作を停止する状態と停止しない状態とに切換
可能な切換手段を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】切換手段によって玉切れ検出手段の作動時に打
玉の発射動作が停止される状態となっているときには、
景品玉貯留部の景品玉量が不足して玉切れ検出手段が作
動したときに、打球発射装置による打玉の発射動作が停
止される。一方、切換手段によって玉切れ検出手段の作
動時に打玉の発射動作が停止されない状態となっている
ときには、景品玉貯留部の景品玉量が不足して玉切れ検
出手段が作動しても打球発射装置による打玉の発射動作
が停止されることなく継続されている。このように、本
発明においては、玉切れ検出手段の作動時に打玉の発射
動作を停止する状態と停止しない状態とに切換可能な切
換手段を設けたので、単に切換手段の切換を行うだけで
玉切れ検出時に打球発射装置による打玉の発射動作を停
止させる遊技場でも停止させない遊技場でも遊技場にお
いて容易に対応することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機1の構
成について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の背面
図であり、図2は、パチンコ遊技機1の正面図である。
図2において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された
前面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持
枠3にガラス扉枠4と前面扉板5とが一側(左側)を軸
として開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方
には、遊技盤12が配置され、前面扉板5の前面には、
打球供給皿6が取り付けられている。この打球供給皿6
は、払い出された景品玉を貯留し且つ打玉として発射位
置に1個ずつ供給するものであり、その上流側の内部空
間に遊技に関連する効果音を発生するスピーカ7が内蔵
されている。また、前記前面枠2の下方には、打玉を発
射する際に操作する操作ハンドル8と、前記打球供給皿
6に貯留し切れない余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿
9とが設けられている。また、前面枠2には、その上部
前面に特定遊技状態となったことを報知する遊技効果ラ
ンプ装置10が設けられ、その開放側側部前面にも、稼
働ランプを内蔵する錠前飾り11が設けられている。
【0007】上記した遊技盤12の表面には、発射され
た打玉を誘導するための誘導レール13がほぼ円状に植
立され、該誘導レール13で区画された領域が遊技領域
14を構成している。遊技領域14のほぼ中央には、可
変表示装置15、始動口装置16、可変入賞球装置17
がそれぞれ配置されている。しかして、可変表示装置1
5と始動口装置16と可変入賞球装置17との関係につ
いて簡単に説明すると、発射された打玉が始動口装置1
6に入賞すると、可変表示装置15が可変表示を開始
し、一定時間(例えば、6秒)が経過すると順次停止す
る。そして、可変表示装置15の停止時の識別情報の組
合せが所定の特定図柄(例えば、7のゾロ目)となった
ときに、特定遊技状態となり、可変入賞球装置17を所
定期間(例えば、20秒経過するまで、あるいは10個
の入賞玉が発生するまで)開放するように設定され、そ
の開放している間遊技領域14を落下する打玉を可変入
賞球装置17に受け入れるようになっている。そして、
受け入れられた打玉が可変入賞球装置17に内蔵される
特定入賞口に入賞すると、継続権が成立して再度上記し
た開放状態を繰り返し、開放状態中において特定入賞口
に入賞する毎に上記した開放状態を連続して最高16回
繰り返すことができるように設定されている。
【0008】遊技領域14には、上記した構成以外に、
入賞口や風車、ランプ等が配置されている。また、遊技
領域14の外側であって遊技盤12の上部一側(左側)
には、玉切れランプ18と景品玉払出ランプ19とが設
けられている。玉切れランプ18は、後述する玉切れス
イッチ30が作動したときに点灯するもので、貯留され
る景品玉量が不足してきたときに点灯するものである。
また、景品玉払出ランプ19は、後述する払出検出スイ
ッチ88が作動したときに点灯するもので、所定個数の
景品玉が払い出された旨を報知するものである。
【0009】次に、図1、図3乃至図6を参照して、パ
チンコ遊技機1の背面構造について説明する。図3は、
景品玉が貯留された状態の景品玉貯留部の一部を示す断
面図であり、図4は、景品玉が不足した状態の景品玉貯
留部の一部を示す断面図である。また、図5は、景品玉
貯留部より下流側の機構板20の主要部の構成を示す正
面図であり、図6は、入賞玉を処理する入賞玉処理装置
70の正面図である。図1において、パチンコ遊技機1
の背面には、機構板20が設けられている。この機構板
20は、前記遊技盤12において発生した入賞玉を処理
して入賞玉毎に所定個数の景品玉の払出しを行うための
各種の機構が設けられるものである。しかして、機構板
20の前面側には、入賞玉を集合する入賞玉集合樋46
(図5参照)が形成され、該入賞玉集合樋46によって
集められた入賞玉は、後述する入賞玉処理装置70に導
かれて1個ずつ処理される。
【0010】一方、機構板20の後面側には、所定量の
景品玉を貯留する景品玉タンク21が設けられ、該景品
玉タンク21に貯留された景品玉を整列させながら下流
側に誘導する景品玉誘導樋25が景品玉タンク21の下
方に傾斜状に設けられている。景品玉タンク21の下流
側底面には、上流側を支点23とする作動部材22が揺
動自在に設けられ、該作動部材22の下方に補給検出ス
イッチ24が設けられている。しかして、作動部材22
は、図3に示すように、景品玉が貯留されているとき
に、押さえ付けられて補給検出スイッチ24をOFFと
し、図4に示すように、景品玉が貯留されていない状態
では、補給検出スイッチ24のアクチュエータ24aの
バネ力により上動して補給検出スイッチ24をONとす
る。補給検出スイッチ24がONすると、図示しない管
理コンピュータに景品玉を補給する旨の補給指令信号が
導出され、これにより図示しない補給機構から景品玉タ
ンク21に所定量の景品玉が補給される。なお、本実施
例においては、次に説明する玉切れ検出スイッチ30が
作動する前に補給指令信号が導出されて早めに景品玉が
補給されるようになっているので、玉切れ検出スイッチ
30の作動によって打玉の発射動作を停止させることな
く遊技を継続させても、景品玉量不足による景品玉の払
出動作が停止される虞がほとんどない。
【0011】また、景品玉タンク21の玉出口の下方部
に対応する景品玉誘導樋25の底面にも玉量不足検知板
26が下流側の支点27を中心にして揺動自在に設けら
れている。支点27には、巻きバネ28が周設され、玉
量不足検知板26の上流端側が上方に揺動するように付
勢している。なお、この付勢は、重錘等により行っても
良い。また、玉量不足検知板26の下方には、玉切れ検
出スイッチ30が配置され、該玉切れ検出スイッチ30
のアクチュエータ30aが玉量不足検知板26の上流側
に下方に向かって垂設される作動片29によって動作さ
れるようになっている。即ち、玉量不足検知板26は、
図3に示すように、景品玉が上部に載置しているときに
は、該景品玉の重量により押さえ付けられて玉切れ検出
スイッチ30をOFFとし、図4に示すように、景品玉
が載置していない状態では、玉量不足検知板26の上流
端が上方に移動して作動片29によりアクチュエータ3
0aを押し上げ玉切れ検出スイッチ30をONとする。
玉切れ検出スイッチ30がONになると、後述する切換
スイッチ147の位置によって後述する打球発射装置1
00の打球モータ102の駆動を停止する状態と、停止
させない状態、即ち、打玉の発射動作を停止する状態と
打玉の発射動作をそのまま継続する状態とのいずれかと
なる。これについては、後に詳述する。なお、前記した
補給検出スイッチ24を玉量不足検知板26によって作
動するようにしても良い。
【0012】ところで、上記した景品玉タンク21及び
景品玉誘導樋25は、景品玉を後述する景品玉払出装置
50に供給するための景品玉貯留部を構成するものであ
るが、このうち景品玉誘導樋25は、景品玉が3列に整
列して自然流下するように傾斜して取り付けられる。こ
のように景品玉誘導樋25を景品玉が3列になって流下
するように構成したのは、2種類の景品玉数を払い出す
ように構成したためである。例えば、遊技盤12に設け
られる始動口装置16に入賞した入賞玉によって払い出
される景品玉数は、相対的に少ない玉数(例えば、7
個)と設定され、それ以外の入賞口や入賞球装置に入賞
した入賞玉によって払い出される景品玉数は、相対的に
多い玉数(例えば、15個)と設定される。このよう
に、2種類の景品玉数を払い出すために本実施例におい
ては、種類毎に入賞玉を集めるべく前記入賞玉集合樋4
6が前後方向に重複して2列に形成されている。
【0013】景品玉誘導樋25の下流側には、図5に示
すように、3列の通路を構成すべく区画された屈曲樋3
1が接続されるように取り付けられている。この屈曲樋
31は、景品玉誘導樋25を流下してきた景品玉の流下
方向を180度転換させるとともに、連続して流下して
いる景品玉の玉圧を弱めるためにある。屈曲樋31の屈
曲部には、玉抜き装置34が設けられ、閉店後に操作す
ることにより、景品玉タンク21及び景品玉誘導樋25
に貯留されていた景品玉を玉抜き通路35に排出してパ
チンコ遊技機1外へ誘導するようになっている。
【0014】また、屈曲樋31の屈曲部より下流側のほ
ぼ下り傾斜通路部分には、それぞれの通路に対応して玉
欠乏感知部材32が揺動自在に設けられている。この玉
欠乏感知部材32は、屈曲樋31内に景品玉があるとき
は、上端が景品玉に押圧されて下端を外側に跳ねあげた
状態を維持し、逆に屈曲樋31内に景品玉がなくなる
と、自重により上端が上方向に回動して下端がほぼ垂直
方向に垂れ下がるような状態となる。そして、このよう
な垂れ下がった状態のときに、後述する上下摺動部材5
9が上昇すると、上下摺動部材59の上端に形成された
係合部60が下端の係止部33と係合して上下摺動部材
59を上昇した位置で保持するように作用し、最終的に
景品玉の払い出しが行われなくなるようにしている。ま
た、屈曲樋31の下流部には、ほぼ垂直状に形成され、
その末端には、段差部が形成されている。この段差部
は、後述する景品玉払出装置50の上部玉ストッパー5
6がスムーズに動作するように玉圧を弱めるように作用
しているものである。
【0015】屈曲樋31の下流側には、景品玉払出装置
50が接続されている。景品玉払出装置50は、所定個
数の景品玉を受け入れて、その所定個数の景品玉を入賞
玉処理装置70の動作に連動して払い出すものである。
景品玉払出装置50及び入賞玉処理装置70について
は、後に詳述する。
【0016】景品玉払出装置50から払出された景品玉
は、景品玉排出通路36に排出される。この景品玉排出
通路36の下端には、上皿連通口37が開設され、この
上皿連通口37がパチンコ遊技機1の前面に設けられる
前記打球供給皿6に連通している。また、上皿連通口3
7の反対側(機構板20の手前側)には、溢れ出口38
が形成され、該溢れ出口38に余剰玉通路40と連絡す
るための連絡樋39が臨み、打球供給皿6に景品玉が満
杯となって溢れ出口38から溢れた余剰の景品玉が連絡
樋39を流下して機構板20の下部中央に形成された余
剰玉通路40に導かれるようになっている。なお、余剰
玉通路40は、その下端がパチンコ遊技機1の前面枠2
の裏面に取付られる接続樋41に接続され、余剰の景品
玉をパチンコ遊技機1の前面に設けられる余剰玉受皿9
に誘導するようになっている。
【0017】また、余剰玉通路40の一側側壁には、景
品玉充満検知板42が上端を中心にして揺動自在に設け
られている。しかして、景品玉充満検知板42は、景品
玉によって余剰玉通路40内が満杯になったときに該景
品玉に押圧されて揺動し、景品玉充満検知板42の対向
する位置に設けられる充満検出スイッチ43をOFFと
し、入賞玉処理装置70の後述する駆動モータ90の回
転を停止させると共に打球発射装置100の打球モータ
102の駆動も停止させるようになっている。したがっ
て、景品玉充満検知板42が動作したときには、打玉の
弾発ができなくなると共に、景品玉の払出も行われなく
なる。なお、景品玉排出通路36の途中、及び余剰玉通
路40の上部には、流下する景品玉が衝突して音を発生
するベル44、45が設けられている。
【0018】次に、入賞玉処理装置70に連動して所定
個数の景品玉を排出する景品玉払出装置50について図
5を参照して説明する。景品玉払出装置50は、複数列
(3列)の景品玉収容筒55が形成され且つ上部玉スト
ッパー56が設けられた上部収容筒部51と、複数列
(3列)の景品玉収容筒55が形成され且つ下部玉スト
ッパー57が設けられた下部収容筒部52との2つに分
割されており、上部収容筒部51の背面には、前記上部
玉ストッパー56及び下部玉ストッパー57を開閉駆動
するように係合する上下摺動部材59が設けられてい
る。なお、上記した上部玉ストッパー56、下部玉スト
ッパー57、及び上下摺動部材59は、2種類の払出景
品玉数に対応するようにそれぞれ前後方向に重複して2
つ設けられているが、図5においては、手前側の1つに
ついて図示してあるだけである。
【0019】上部収容筒部51は、機構板20に対して
ビス53によって止着されるようになっているのに対し
て、下部収容筒部52は、機構板20に対して固定爪5
4によって着脱自在に取り付けられるようになってい
る。これにより、下部玉ストッパー57が設けられる下
部収容筒部52だけを交換することにより、景品玉払出
装置50全体の景品玉の払出数を変化させることができ
る。しかして、上部収容筒部51及び下部収容筒部52
が機構板20に取り付けられた状態では、所定個数の景
品玉を収容する景品玉収容筒55が形成される。この景
品玉収容筒55は、3列に形成された前記屈曲樋31に
連続するもので、そのうち奥側の2列の景品玉収容筒5
5に奥側の上部玉ストッパー56と下部玉ストッパー5
7が対応し、手前側の1列の景品玉収容筒55に手前側
の上部玉ストッパー56と下部玉ストッパー57とが対
応している。
【0020】ところで、下部玉ストッパー57には、景
品玉収容筒55内に出没し得るストッパー部58が突設
されている。このストッパー部58の突設位置によって
景品玉収容筒55に収容される景品玉数を異ならせるこ
とができる。したがって、下部玉ストッパー57のスト
ッパー部58の突設される位置の異なる種類のものと交
換することによって簡単に景品玉の払出数を変えること
ができるので、下部玉ストッパー57が設けられる下部
収容筒部52だけを交換すれば、景品玉払出装置50全
体の景品玉の払出数を変化させることができる。
【0021】上記した上部玉ストッパー56及び下部玉
ストッパー57の開閉を制御する上下摺動部材59は、
その上端に前記玉欠乏感知部材32の係止部33と係合
する係合部60が形成され、その途中に前記上部玉スト
ッパー56と係脱する当接凹部61が形成され、その下
部に前記下部玉ストッパー57と係脱する当接凸部62
が形成されている。更に、上下摺動部材59の後端下部
には、連動杆63の上端が連結されている。この連動杆
63の下端は、後述する入賞玉処理装置70に連結され
ている。
【0022】上記した構成を有する景品玉払出装置50
の作用について以下説明する。上下摺動部材59が下降
位置にあるときは、下部玉ストッパー57の上端部と当
接凸部62とが当接しているので、ストッパー部58が
景品玉収容筒55内に侵入した状態を保持する。このと
き上部玉ストッパー56においては、上部玉ストッパー
56の後端と当接凹部61の上端部とが当接して、上部
玉ストッパー56の先端を景品玉収容筒55の入口から
後退した位置で保持している。したがって、景品玉は、
前記屈曲樋31から景品玉収容筒55内に流れ込み、下
部玉ストッパー57のストッパー部58で係止された第
1の状態となっている。
【0023】一方、上下摺動部材59が上昇した位置に
あるときは、当接凸部62と下部玉ストッパー57の上
端部とが当接しなくなるので、下部玉ストッパー57
は、回動可能なフリーな状態となる。下部玉ストッパー
57がフリーな状態になると、景品玉収容筒55内に収
容されていた景品玉の玉圧によりストッパー部58が押
圧されて回動し、景品玉収容筒55内に収容されていた
景品玉が前記景品玉排出通路36に払出される。このと
き、上部玉ストッパー56は、その自重によって景品玉
収容筒55の入口を閉成し、当接凹部61の下端部と上
部玉ストッパー56の後端とが係合して上部玉ストッパ
ー56の先端を景品玉収容筒55の入口内に侵入させた
位置で保持している。そのため、景品玉は、景品玉収容
筒55の入口の直前で停止された第2の状態となってい
る。
【0024】このように、景品玉払出装置50は、上部
玉ストッパー56と下部玉ストッパー57とを交互に開
閉させることにより、景品玉を景品玉収容筒55内へ供
給する第1の状態と、景品玉を景品玉収容筒55から排
出する第2の状態とを繰り返すようになっている。そし
て、この状態変化を生起せしめる上下摺動部材59に
は、前記した連動杆63の上端が連結され、この連動杆
63の下端が次に説明する入賞玉によって作動される入
賞玉処理装置70の回動部材77に連結されている。
【0025】上記した連動杆63の下端には、入賞玉処
理装置70が関連付けられている。この入賞玉処理装置
70について図6を参照して説明する。入賞玉処理装置
70は、複数列に重複して形成された前記入賞玉集合樋
46に対応するように前後方向に重複して設けられる。
具体的には、装置板71の前後に駆動モータ90を除く
すべての構成部品がセット化されている。そして、その
ようにセット化された装置板71を、機構板20の下部
に形成された取付開口にビスで止着することにより、駆
動モータ90を除く入賞玉処理装置70が機構板20の
内側から機構板20に固定される。なお、装置板71の
前後に重複して設けられる入賞玉処理装置70の構成部
品は、全く同じ状態で配置されるので、図6において
は、装置板71の手前側に対応する入賞玉処理装置の構
造についてだけ示し、装置板71の裏側に対応する入賞
玉処理装置の構造については省略する。
【0026】まず、前記入賞玉集合樋46に接続される
入賞玉誘導通路72の末端には、ほぼ逆「て」字状のス
トッパー部材73が臨んでいる。ストッパー部材73
は、支軸74を中心にして回動自在となっている。ま
た、その一端に回動部材77と係合する係合部75が形
成され、その他端に前記入賞玉誘導通路72の末端に臨
む当接部76が形成されている。
【0027】回動部材77は、ほぼ「T」字状をしてお
り、支軸78を中心にして回動自在となっている。ま
た、支軸78の上部に前記係合部75と係合する係合凸
部79が形成され、支軸78の下部に入賞玉と当接する
入賞玉当接面部80が形成され、更に、支軸78の後部
に前記連動杆63と連結される連結部82が形成されて
いる。また、入賞玉当接面部80の裏側には、後述する
払出検出スイッチ88のアクチュエータ89と当接する
押圧凸部81が形成されている。
【0028】また、前記入賞玉誘導通路72の下方に
は、回転円盤83が配置されている。この回転円盤83
には、入賞玉誘導通路72に対応するように複数(3
つ)の凹部84が形成されている。この凹部84は、前
記入賞玉誘導通路72から排出された入賞玉を受け入れ
て回転円盤83の回転に伴って入賞玉を移動させるもの
であり、その移動の過程で前記回動部材77を回動させ
るものである。なお、回転円盤83の回動軸には、後述
する構成により機構板20の外側に取着される駆動モー
タ90のモータ軸に固着される係合部材が挿入されるよ
うになっている。そして、駆動モータ90が機構板20
に取り付けられたときに、係合部材が自由に係合して駆
動モータ90の回転を回転円盤83に伝達するようにな
っている。
【0029】前記回転円盤83の回転方向の側方から下
部にかけて、回転円盤83によって移動され且つ回動部
材77を動作させた入賞玉が排出される入賞玉排出通路
86が形成される。この入賞玉排出通路86を構成する
一方の排出通路形成壁85の側方には、払出検出スイッ
チ88が配置され、該払出検出スイッチ88のアクチュ
エータ89が回動部材77が回動したときに、前記押圧
凸部81によって押圧されて回動部材77の動作を検出
して遊技盤12の前面に形成された前記景品玉払出ラン
プ19を点灯させるようになっている。なお、景品玉払
出ランプ19を2つ設けてそれぞれ7個排出用と15個
排出用とに分けて、それぞれの払出検出スイッチ88に
対応させることにより、どちらの景品玉数が排出された
かを知らせるようにしても良い。
【0030】また、入賞玉排出通路86の末端には、入
賞玉検出器87が取り付けられている。この入賞玉検出
器87は、遊技場に設置された集中管理コンピュータに
信号を送るものであり、当該パチンコ遊技機1の営業用
データを作成するために設けられるものである。なお、
この入賞玉検出器87が入賞玉を検出する毎に音や遊技
盤12面のいずれかのランプ(図示しない)を駆動報知
するように使用しても良いし、必要なければ、省略して
も良い。
【0031】上記したように、駆動モータ90を除く入
賞玉処理装置70は、装置板71にセット化されて機構
板20の内側から止着されるが、駆動モータ90は、図
5に示すように、機構板20の外側面を構成するモータ
セット板91に対して取り付けられるようになってい
る。この場合、駆動モータ90には、50Hzと60H
zの2種類あるが、出荷する地域に合わせて取り付けれ
ば良い。なお、モータセット板91には、中継端子基板
92が設けられ、該中継端子基板92に設けられるコネ
クタに入賞玉検出器87、払出検出スイッチ88、駆動
モータ90、及び前記充満検出スイッチ43からの配線
が接続されている。
【0032】以上のように構成された入賞玉処理装置7
0の動作について簡単に説明すると、入賞玉集合樋46
を流下して入賞玉誘導通路72に誘導された入賞玉P
は、ストッパー部材73を図示の反時計方向に回動させ
ながら回転円盤83に載置される。すると、常時回転し
ている回転円盤83の凹部84のいずれかに受け入れら
れてそのまま回転移動する。
【0033】入賞玉Pが回転移動するにつれてストッパ
ー部材73の係合部75と回動部材77の係合凸部79
との係合が外され、回動部材77は、図示の反時計方向
に回動し得る。そして、ストッパー部材73の当接部7
6と入賞玉Pとの当接状態が解除される前に、入賞玉P
が回動部材77の入賞玉当接面部80を押圧しているの
で、回動部材77は、既に図示の反時計方向に回動して
おり、入賞玉Pの移動が進んでストッパー部材73と入
賞玉Pとの当接状態が解消しても係合凸部79と係合部
75とが係合することはない。
【0034】更に、入賞玉Pが回転移動するにつれて回
動部材77の入賞玉当接面部80が入賞玉Pによって押
圧されて回動部材77を回動させることによって、係合
凸部79の前端部がストッパー部材73を時計方向に回
動させて当接部76が入賞玉誘導通路72の末端を塞ぐ
ように侵入して次の入賞玉を回転円盤83に落下させな
いようにしている。また、それと同時に、回動部材77
の後端部である連結部82が上昇するので、連動杆63
が上昇して景品玉払出装置50の上下摺動部材59を上
動させる。これにより所定個数の景品玉が排出される。
また、この時、回動部材77の押圧凸部81が払出検出
スイッチ88をONさせるので、景品玉払出ランプ19
が点灯する。
【0035】以上のようにして所定個数の景品玉が払出
されると、回転円盤83によって移動されていた入賞玉
Pは、排出通路形成壁85に沿ってさらに移動し、遂に
は入賞玉排出通路86に落下する。しかして、入賞玉P
が排出通路形成壁85の上端に対応する位置に来たとき
には、回動部材77は、時計方向に回動して元の状態に
戻るので、それに従動して連動杆63、上下摺動部材5
9が下降する。また、このとき、ストッパー部材73も
回動部材77の回動により元の状態に復帰するので、入
賞玉誘導通路72の末端で待機していた次の入賞玉の流
下が許されて回転円盤83に移動して上述の動作を繰り
返す。
【0036】機構板20には、上記した入賞玉を処理す
るための機構や景品玉を払い出すための機構以外に上記
した各機構に設けられる電気的部品に電源を供給するた
め又はパチンコ遊技機1と外部との信号をやり取りする
ためのターミナル基板120や、その電気的部品とター
ミナル基板120とを中継する機構板中継端子基板14
0、あるいは前記遊技盤12に設けられる遊技装置の動
作を制御する遊技コントロール基板110等が設けられ
るが、これらの配線の詳細については、後に詳述する。
なお、遊技盤12に設けられる遊技装置のうち大型の遊
技装置(例えば、前記可変表示装置15や可変入賞球装
置17)から延びる集合配線は、前記遊技コントロール
基板110のコネクタに直接接続されるが、小さな遊技
装置に内蔵される電気的部品(例えば、検出スイッチ)
から延びる配線は、遊技盤12の裏面に設けられる遊技
用中継端子基板111を介して遊技コントロール基板1
10に接続されるようになっている。
【0037】ところで、前記ターミナル基板120と接
続される電気的部品は、機構板20に設けられる電気的
部品だけでなく、パチンコ遊技機1に設けられるすべて
の電気的部品であり、その中には、前記前面枠2の裏面
下部に取り付けられる打球発射装置100もある。そこ
で、打球発射装置100の構成について図1、図8乃至
図10を参照して簡単に説明すると、打球発射装置10
0は、発射レール(図示しない)の発射位置にある打玉
を弾発する打球杆101と、該打球杆101に往復回動
動作を付与する打球モータ102とがセット板に集約さ
れて前記前面枠2の裏面に固着されている。また、セッ
ト板には、前記打球供給皿6から流下する打玉を1個ず
つ発射位置に供給する打球供給装置(図示しない)を揺
動させる上下摺動部材101aが設けられ、該上下摺動
部材101aが打球杆101の往復動作によって上下動
され、これによって図示しない打球供給装置が作動して
打玉の発射位置への供給が行われる。
【0038】ところで、上記した打球モータ102に
は、図8に示すように、そのモータ軸103の先端に回
転カム104が固着されている。しかして、この回転カ
ム104が打球杆101の回動軸に固着される係合レバ
ー(図示しない)と間欠的に係合して打球杆101に往
復運動を付与している。また、打球モータ102の後面
には、触手回路基板105が配置され、前記操作ハンド
ル8に設けられるタッチスイッチ(図示しない)に遊技
者が触れることにより打球モータ102の回路が閉路さ
れるようになっている。
【0039】ここで、触手回路基板105について図9
及び図10を参照して簡単に説明する。図9は、触手回
路基板105の背面図であり、図10は、触手回路基板
105に形成される回路図である。図9に示すように、
触手回路基板105は、複数のコンデンサC1,C3,
C4,C5,C6,C8、可変抵抗VR1、ダイオード
スタックBD1、リレーRY1、バリスタV1、コネク
タ端子CN1〜CN4等の電子素子が実装されたプリン
ト配線基板によって構成されている。このうち、コンデ
ンサC8は、フィルムコンデンサで構成され、その機能
は、打球モータ102を安定的に回転せしめる位相用と
して使用されている。この位相用のコンデンサは、従
来、機構板20の裏面に円筒状にして設けられていた
が、本実施例においては、肉厚の薄い直方体状にしてプ
リント配線基板に実装したので、位相用コンデンサへの
配線作業が省略できると共に、触手回路基板105を全
体としてコンパクトにすることができる。また、コネク
タ端子CN1〜CN4のうち、CN1は、打球モータ1
02からの配線が接続されるモータ端子106であり、
CN2は、交流電源が接続される電源端子107であ
り、CN3は、前記錠前飾り11に内蔵される稼働ラン
プ(図示しない)からの配線が接続されるランプ端子1
08であり、CN4は、操作ハンドル8に設けられるメ
インスイッチやタッチ板や単発スイッチからの配線が接
続されるハンドル端子109である。
【0040】上記した触手回路基板105は、図10に
示すように、上段の電源部において、交流入力AC24
VをダイオードスタックBD1により全波整流し、コン
デンサC6によって平滑化することでリレーRY1の駆
動用電圧を得る。さらにタッチセンサ用としてチップ抵
抗R1〜R3、ツェナーダイオードZD1、電解コンデ
ンサC4,C5等により交流入力の影響を受けない安定
した直流電圧を得る。なお、バリスタV1は、交流入力
からの雷サージ等の異常サージエネルギーを吸収し、回
路を保護するためのものである。一方、下段のタッチセ
ンサー部において、入力部分に手を触れることにより、
NORゲートIC1によって構成されるRSフリップフ
ロップからの信号を得てトランジスタQ1をONさせて
リレーRY1を作動させる。これによって打球モータ1
02と稼働ランプとが駆動される。
【0041】次に、上記した触手回路基板105を含む
打球発射装置100、及び機構板20に設けられる各電
気部品とターミナル基板120との配線について、図1
及び図7を参照して説明する。図7は、パチンコ遊技機
1における配線図である。前記機構板20の上部一側に
設けられるターミナル基板120には、外部の電源線が
接続される電源用コネクタ121と、管理コンピュータ
からの発射停止信号を受ける発射制御入力用コネクタ1
22と、前記補給検出スイッチ24の補給指令信号を管
理コンピュータに出力する補給出力用コネクタ123
と、補給検出スイッチ24からの配線が接続される補給
入力用コネクタ124と、玉切れランプ18及び景品玉
払出ランプ19からの配線が接続されるランプ出力用コ
ネクタ125と、前記発射制御入力用コネクタ122を
介して管理コンピュータからの発射停止信号が入力され
たときに打球モータ102への電源の供給を停止させる
ように作用するリレー126と、誤って異なる電圧(通
常24Vが使用されるが、誤って100V)の電源線が
前記電源用コネクタ121に差し込まれたときにパチン
コ遊技機1に設けられるすべての電気的部品を保護する
ためのツェーナダイオード(又はVRDでも良い)12
7及びヒューズ128と、前記遊技コントロール基板1
10に電源を供給するコントロール基板用コネクタ12
9と、次に説明する機構板中継端子基板140からの配
線が接続される機構板中継端子用コネクタ130と、が
設けられている。
【0042】一方、機構板20の一側側方に設けられる
機構板中継端子基板140には、上記したターミナル基
板120からの配線が接続されるターミナル基板用コネ
クタ141と、前記玉切れ検出スイッチ30からの配線
が接続される玉切れ検出スイッチ用コネクタ142と、
前記打球発射装置100からの配線が接続される打球発
射装置用コネクタ143と、前記入賞玉処理装置70の
駆動モータ90からの配線(前記中継端子基板92を介
している)が接続される駆動モータ用コネクタ144
と、前記充満検出スイッチ43からの配線(前記中継端
子基板92を介している)が接続される充満検出スイッ
チ用コネクタ145と、前記払出検出スイッチ88から
の配線(前記中継端子基板92を介している)が接続さ
れる払出検出スイッチ用コネクタ146と、前記玉切れ
検出スイッチ30がONとなっている状態において、前
記打球発射装置100へ電源を供給する状態と電源を供
給しない状態とに切り換える切換スイッチ147と、が
設けられている。
【0043】しかして、上記したターミナル基板120
と機構板中継端子基板140とパチンコ遊技機1に設け
られる電気的部品の配線は、図7に示すように接続され
ているので、例えば、玉切れランプ18は、玉切れ検出
スイッチ30が作動してNO位置(ノーマルオープン位
置)となり且つ充満検出スイッチ43が非作動のNC位
置(ノーマルクローズ位置)にあるときに点灯する。同
様に、景品玉払出ランプ19は、払出検出スイッチ88
が作動してNC位置となり且つ充満検出スイッチ43が
非作動のNC位置にあるときに点灯する。また、入賞玉
処理装置70の駆動モータ90は、充満検出スイッチ4
3が非作動のNC位置にあるときに駆動され、充満検出
スイッチ43が作動してNO状態となったときにその駆
動を停止される。
【0044】更に、打球発射装置100の打球モータ1
02は、リレー126が管理コンピュータから発射停止
信号が導出されていないNC位置で、且つ充満検出スイ
ッチ43が非作動のNC位置で、更に玉切れ検出スイッ
チ30が非作動のNC位置であるとき(通常の遊技状
態)に駆動されるが、いずれか1つのスイッチが上記し
た位置と異なる位置となったときには、駆動されない。
しかし、本実施例においては、上記したスイッチ類のう
ち、玉切れ検出スイッチ30が作動したNO位置となっ
た場合でも、切換スイッチ147が図1のOFFの位
置、即ち図7の0−1端子が選択されている場合には、
依然として打球発射装置100の打球モータ102に電
源が供給されているので、駆動状態が継続される。一
方、切換スイッチ147が図1のONの位置、即ち図7
の0−2端子が選択されている場合には、玉切れ検出ス
イッチ30が作動したNO位置となった場合には、打球
モータ102への電源の供給が停止されるので、駆動状
態が停止される。
【0045】このように、本実施例においては、切換ス
イッチ147によって玉切れ検出スイッチ30の出力が
打球発射装置100に導出される状態となっているとき
には、景品玉貯留部の景品玉量が不足して玉切れ検出ス
イッチ30が作動したときに、打球発射装置100によ
る打玉の発射動作が停止される。一方、切換スイッチ1
47によって玉切れ検出スイッチ30の出力が打球発射
装置100に導出されない状態となっているときには、
景品玉貯留部の景品玉量が不足して玉切れ検出スイッチ
30が作動しても打球発射装置100による打玉の発射
動作が停止されることなく継続されている。つまり、本
実施例においては、玉切れ検出スイッチ30の出力を打
球発射装置100に導出する状態と導出しない状態とに
切換可能な切換スイッチ147を設けたので、単に切換
スイッチ147の切換を行うだけで玉切れ検出時に打球
発射装置100による打玉の発射動作を停止させる遊技
場でも停止させない遊技場でも遊技場において容易に対
応することができる。また、製造時におけるコストも単
に切換スイッチ147を設けるだけであるため、安価に
することができる。
【0046】なお、上記した実施例においては、打玉の
発射動作を停止させる構造として打球モータ102を含
む打球発射装置100への電源の供給を停止させるもの
を示したが、打球供給装置の駆動を停止させるものがソ
レノイドを含むものであれば、該ソレノイドへの電源の
供給を停止させる構造でも良い。また、切換スイッチ1
47を設けるところも、機構板中継端子用基板140で
なく、他の基板、例えば、触手回路基板105であって
も良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、玉切れ検出手段の作動時に打玉
の発射動作を停止するする状態と停止しない状態とに切
換可能な切換手段を設けたので、単に切換手段の切換を
行うだけで玉切れ検出時に打玉の発射動作を停止させる
遊技場でも停止させない遊技場でも遊技場において容易
に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機の背面図である。
【図2】パチンコ遊技機の正面図である。
【図3】景品玉が貯留された状態の景品玉貯留部の一部
を示す断面図である。
【図4】景品玉が不足した状態の景品玉貯留部の一部を
示す断面図である。
【図5】景品玉貯留部より下流側の機構板の主要部の構
成を示す正面図である。
【図6】入賞玉を処理する入賞玉処理装置の正面図であ
る。
【図7】パチンコ遊技機に設けられる電気的部品の結線
状態を示す配線図である。
【図8】打球発射装置を構成する打球モータの側面図で
ある。
【図9】打球モータに取り付けられる触手回路基板の正
面図である。
【図10】触手回路基板に形成される回路図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 20 機構板 21 景品玉タンク(景品玉貯留部) 25 景品玉誘導樋(景品玉貯留部) 26 玉量不足検知板 30 玉切れ検出スイッチ(玉切れ検出手段) 50 景品玉払出装置 70 入賞玉処理装置 100 打球発射装置 102 打球モータ 147 切換スイッチ(切換手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品玉払出装置の上流側に設けられる景
    品玉貯留部の貯留量の不足を検出する玉切れ検出手段の
    作動時に打玉の発射動作を停止させる弾球遊技機におい
    て、 前記玉切れ検出手段の作動時に前記打玉の発射動作を停
    止する状態と停止しない状態とに切換可能な切換手段を
    設けたことを特徴とする弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101801732B1 (ko) * 2015-09-10 2017-11-27 이재덕 전력 효율성이 우수한 고주파 유도가열을 이용한 난방시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101801732B1 (ko) * 2015-09-10 2017-11-27 이재덕 전력 효율성이 우수한 고주파 유도가열을 이용한 난방시스템

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