JP2000288202A - パチンコ遊技機の機構板 - Google Patents
パチンコ遊技機の機構板Info
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- JP2000288202A JP2000288202A JP11100680A JP10068099A JP2000288202A JP 2000288202 A JP2000288202 A JP 2000288202A JP 11100680 A JP11100680 A JP 11100680A JP 10068099 A JP10068099 A JP 10068099A JP 2000288202 A JP2000288202 A JP 2000288202A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 普通機とカード対応型のパチンコ遊技機とに
容易に対応することができるパチンコ遊技機の機構板を
提供する。 【解決手段】 前面枠2の前面に打球供給皿4が設けら
れ、前面枠2の裏面に遊技盤3が設けられ、該遊技盤3
の裏面を覆う機構板6に球タンク9のパチンコ球を球払
出装置12に導く球誘導樋11を備えてなるパチンコ遊
技機において、前記機構板6の後面側であり、球誘導樋
11に連設して設置スペース33を設け、該設置スペー
ス33に、球払出装置12と該球払出装置12から払い
出されたパチンコ球を打球供給皿4に導く通路部を有す
る第1通路ユニット34、または第1通路ユニット34
と互換性を有し、かつ貸球用の払出機能を有する球払出
装置43を備えた第2通路ユニット35のいずれか一方
を取付けるようにしたことを特徴とする。
容易に対応することができるパチンコ遊技機の機構板を
提供する。 【解決手段】 前面枠2の前面に打球供給皿4が設けら
れ、前面枠2の裏面に遊技盤3が設けられ、該遊技盤3
の裏面を覆う機構板6に球タンク9のパチンコ球を球払
出装置12に導く球誘導樋11を備えてなるパチンコ遊
技機において、前記機構板6の後面側であり、球誘導樋
11に連設して設置スペース33を設け、該設置スペー
ス33に、球払出装置12と該球払出装置12から払い
出されたパチンコ球を打球供給皿4に導く通路部を有す
る第1通路ユニット34、または第1通路ユニット34
と互換性を有し、かつ貸球用の払出機能を有する球払出
装置43を備えた第2通路ユニット35のいずれか一方
を取付けるようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球タンクや球払出
装置等の各種裏機構が設けられたパチンコ遊技機の機構
板に関するものである。
装置等の各種裏機構が設けられたパチンコ遊技機の機構
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機の前面枠の前面に
は周知のように打球供給皿と下部貯留皿が設けられ、前
面枠の裏面には遊技盤取付枠を介して遊技盤が着脱可能
に取付けられ、該遊技盤の裏面には合成樹脂製の機構板
が設けられている。そして、機構板の後面側には、球タ
ンクおよび球誘導樋を介してパチンコ球を払出す球払出
装置が設けられ、さらに球払出装置の下方には払い出さ
れたパチンコ球を打球供給皿に導く排出通路及び該打球
供給皿から溢出する余剰球を下球皿に導く余剰球通路や
球タンクのパチンコ球を球抜きする球抜き通路等が設け
られている。
は周知のように打球供給皿と下部貯留皿が設けられ、前
面枠の裏面には遊技盤取付枠を介して遊技盤が着脱可能
に取付けられ、該遊技盤の裏面には合成樹脂製の機構板
が設けられている。そして、機構板の後面側には、球タ
ンクおよび球誘導樋を介してパチンコ球を払出す球払出
装置が設けられ、さらに球払出装置の下方には払い出さ
れたパチンコ球を打球供給皿に導く排出通路及び該打球
供給皿から溢出する余剰球を下球皿に導く余剰球通路や
球タンクのパチンコ球を球抜きする球抜き通路等が設け
られている。
【0003】ところで、一般に普通機と称されているパ
チンコ遊技機の場合、球払出装置は、入賞球検出信号に
基づいて所定個数の賞球を打球供給皿に払い出す機能を
有するだけであったが、近年、所謂CR機と称されるカ
ード対応型のパチンコ遊技機の出現に伴って上記賞球の
払出し機能に加えて貸球の払出しも行ない得るようにさ
れている。
チンコ遊技機の場合、球払出装置は、入賞球検出信号に
基づいて所定個数の賞球を打球供給皿に払い出す機能を
有するだけであったが、近年、所謂CR機と称されるカ
ード対応型のパチンコ遊技機の出現に伴って上記賞球の
払出し機能に加えて貸球の払出しも行ない得るようにさ
れている。
【0004】すなわち、上記したカード対応型のパチン
コ遊技機の場合、その一側部にカード装置が隣接されて
おり、予め金額情報が記録されたプリペイドカードをカ
ード投入口に挿入して球貸スイッチボタンを操作するこ
とにより球払出装置から所定個数の貸球が打球供給皿に
払い出されるようになっている。具体的には、このカー
ド対応型のパチンコ遊技機では、入賞球検出信号が発信
された場合に球払出制御回路からの指令信号に従って球
払出装置を作動させ球計数用センサから例えば15回パ
ルス信号を受けると該球払出装置の作動を停止させるこ
とによって15個の賞球が払出され、また、カード装置
より貸球要求信号があった場合は、球払出制御回路から
の指令信号に従って球払出装置を作動させ、球計数用セ
ンサから例えば25回パルス信号を受けると該球払出装
置を停止させることによって25個の貸球が払い出され
るように構成されている。
コ遊技機の場合、その一側部にカード装置が隣接されて
おり、予め金額情報が記録されたプリペイドカードをカ
ード投入口に挿入して球貸スイッチボタンを操作するこ
とにより球払出装置から所定個数の貸球が打球供給皿に
払い出されるようになっている。具体的には、このカー
ド対応型のパチンコ遊技機では、入賞球検出信号が発信
された場合に球払出制御回路からの指令信号に従って球
払出装置を作動させ球計数用センサから例えば15回パ
ルス信号を受けると該球払出装置の作動を停止させるこ
とによって15個の賞球が払出され、また、カード装置
より貸球要求信号があった場合は、球払出制御回路から
の指令信号に従って球払出装置を作動させ、球計数用セ
ンサから例えば25回パルス信号を受けると該球払出装
置を停止させることによって25個の貸球が払い出され
るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、カード対応
型のパチンコ遊技機の場合、上記のように賞球の場合も
貸球の場合も同一の球計数用センサから得られるパルス
信号によってパチンコ球を計数するようにされているた
め、次のような問題が起り得る。すなわち、従来から一
般にパチンコ遊技機は、工場出荷時、或いは使用途中等
に自動で打球を長時間にわたり発射させて賞球数等を計
数する検査を行なっており、カード対応型のパチンコ遊
技機の場合、検査の途中で打球が無くなると球貸スイッ
チボタンを操作し打球供給皿に打球を適宜補給するよう
にしているが、上記のように賞球の場合も貸球の場合も
同一の球計数用センサから得られるパルス信号によって
パチンコ球を計数するようにされていると、その球計数
用センサから得られるパルス信号をデジタルカウンタ等
の計器で計数しても、その計数値には入賞によるものと
貸球要求信号によるものとがあって両者を区別できない
ので、そのパチンコ遊技機の特性を正確に測定できない
という問題があった。
型のパチンコ遊技機の場合、上記のように賞球の場合も
貸球の場合も同一の球計数用センサから得られるパルス
信号によってパチンコ球を計数するようにされているた
め、次のような問題が起り得る。すなわち、従来から一
般にパチンコ遊技機は、工場出荷時、或いは使用途中等
に自動で打球を長時間にわたり発射させて賞球数等を計
数する検査を行なっており、カード対応型のパチンコ遊
技機の場合、検査の途中で打球が無くなると球貸スイッ
チボタンを操作し打球供給皿に打球を適宜補給するよう
にしているが、上記のように賞球の場合も貸球の場合も
同一の球計数用センサから得られるパルス信号によって
パチンコ球を計数するようにされていると、その球計数
用センサから得られるパルス信号をデジタルカウンタ等
の計器で計数しても、その計数値には入賞によるものと
貸球要求信号によるものとがあって両者を区別できない
ので、そのパチンコ遊技機の特性を正確に測定できない
という問題があった。
【0006】このような問題点は、例えば、普通機とカ
ード対応型のパチンコ遊技機の機構板とをそれぞれ別々
に形成し、カード対応型のパチンコ遊技機の場合、貸球
と賞球とがそれぞれ別々の球計数用センサによって検出
されるようにすることで簡単に解決できるように思われ
る。しかし、上記のように普通機とカード対応型のパチ
ンコ遊技機の機構板とをそれぞれ別々に形成することは
金型費が嵩んで製造コストが高くなったり、在庫管理が
容易でないとう問題がある。
ード対応型のパチンコ遊技機の機構板とをそれぞれ別々
に形成し、カード対応型のパチンコ遊技機の場合、貸球
と賞球とがそれぞれ別々の球計数用センサによって検出
されるようにすることで簡単に解決できるように思われ
る。しかし、上記のように普通機とカード対応型のパチ
ンコ遊技機の機構板とをそれぞれ別々に形成することは
金型費が嵩んで製造コストが高くなったり、在庫管理が
容易でないとう問題がある。
【0007】そこで、本発明は上記した課題を解決する
べくなされたもので、その目的とするところは、普通機
と称される一般的なパチンコ遊技機とカード対応型のパ
チンコ遊技機とのいずれにも容易に対応することができ
るパチンコ遊技機の機構板を提供することにある。
べくなされたもので、その目的とするところは、普通機
と称される一般的なパチンコ遊技機とカード対応型のパ
チンコ遊技機とのいずれにも容易に対応することができ
るパチンコ遊技機の機構板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために提案されたもので、前面枠の前面に打球
供給皿が設けられ、前面枠の裏面に遊技盤が設けられ、
該遊技盤の裏面を覆う機構板に球タンクのパチンコ球を
球払出装置に導く球誘導樋を備えてなるパチンコ遊技機
において、前記機構板の後面側であり、球誘導樋に連設
して設置スペースを設け、該設置スペースに、球払出装
置と該球払出装置から払い出されたパチンコ球を打球供
給皿に導く通路部を有する第1通路ユニット、または第
1通路ユニットと互換性を有し、かつ貸球用の払出機能
を有する球払出装置を備えた第2通路ユニットのいずれ
か一方を取付けるようにしたことを特徴とするものであ
る。
達成するために提案されたもので、前面枠の前面に打球
供給皿が設けられ、前面枠の裏面に遊技盤が設けられ、
該遊技盤の裏面を覆う機構板に球タンクのパチンコ球を
球払出装置に導く球誘導樋を備えてなるパチンコ遊技機
において、前記機構板の後面側であり、球誘導樋に連設
して設置スペースを設け、該設置スペースに、球払出装
置と該球払出装置から払い出されたパチンコ球を打球供
給皿に導く通路部を有する第1通路ユニット、または第
1通路ユニットと互換性を有し、かつ貸球用の払出機能
を有する球払出装置を備えた第2通路ユニットのいずれ
か一方を取付けるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】このように構成することにより、普通機と
してのパチンコ遊技機の機構板として使用する場合に
は、球払出装置と通路部を有する第1通路ユニットを球
誘導樋に連設する設置スペースに取付ければよく、一
方、カード対応型のパチンコ遊技機の機構板として使用
する場合には、貸球用の払出機能を有する球払出装置が
設けられた第2通路ユニットを球誘導樋に連設する設置
スペースに取付ければよい。このため、第1通路ユニッ
トと第2通路ユニットとを交換するのみで普通機とカー
ド対応型のパチンコ遊技機のいずれにも共通して使用す
ることが可能となり、機構板の製造コストを下げること
ができる。
してのパチンコ遊技機の機構板として使用する場合に
は、球払出装置と通路部を有する第1通路ユニットを球
誘導樋に連設する設置スペースに取付ければよく、一
方、カード対応型のパチンコ遊技機の機構板として使用
する場合には、貸球用の払出機能を有する球払出装置が
設けられた第2通路ユニットを球誘導樋に連設する設置
スペースに取付ければよい。このため、第1通路ユニッ
トと第2通路ユニットとを交換するのみで普通機とカー
ド対応型のパチンコ遊技機のいずれにも共通して使用す
ることが可能となり、機構板の製造コストを下げること
ができる。
【0010】また、前記第1通路ユニットおよび第2通
路ユニットはベース体とカバー体とからなり、該第1通
路ユニットおよび第2通路ユニットのベース体を共通と
するのが好ましく、コストをさらに低減することができ
る。
路ユニットはベース体とカバー体とからなり、該第1通
路ユニットおよび第2通路ユニットのベース体を共通と
するのが好ましく、コストをさらに低減することができ
る。
【0011】また、前記第1通路ユニットおよび第2通
路ユニットの裏面側を開放し、該開放面を機構板により
閉塞するようにして、通路ユニットの組立を容易にする
と共に、コストを低減することができる。
路ユニットの裏面側を開放し、該開放面を機構板により
閉塞するようにして、通路ユニットの組立を容易にする
と共に、コストを低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明が適用されるパチ
ンコ遊技機の正面図、図2はその裏面図である。図にお
いて、1はパチンコ遊技機の外枠、2は外枠1の前面に
開閉自在に設けられた前面枠、3は前面枠2の裏面に着
脱自在に取着された遊技盤、4は打球供給皿、5は下部
貯留皿である。6は該遊技盤3の裏面に開閉自在に設け
られた合成樹脂製の機構板、7は遊技盤3の前面に設け
られる可変表示装置等の中央役物の後面を囲う箱状カバ
ーである。
面を参照して説明する。図1は本発明が適用されるパチ
ンコ遊技機の正面図、図2はその裏面図である。図にお
いて、1はパチンコ遊技機の外枠、2は外枠1の前面に
開閉自在に設けられた前面枠、3は前面枠2の裏面に着
脱自在に取着された遊技盤、4は打球供給皿、5は下部
貯留皿である。6は該遊技盤3の裏面に開閉自在に設け
られた合成樹脂製の機構板、7は遊技盤3の前面に設け
られる可変表示装置等の中央役物の後面を囲う箱状カバ
ーである。
【0013】前記機構板6は、図3および図4に示すよ
うに遊技盤3の裏面に相対する前面側にパチンコ球の直
径よりもやや大きい奥行幅を有する入賞球集合空間が形
成され、そのほぼ中央部に前記箱状カバー7を突出させ
るための開口窓8が形成されている。また、機構板6の
後面側であり、開口窓8の上部位置には球タンク9と、
該球タンク9に貯留されたパチンコ球を整列して流下さ
せる二条の球通路10a,10bを有する球誘導樋11
が設けられ、後述する球払出装置12が接続される。ま
た該球誘導樋11は、タンクレール11aと開口窓8の
側方に位置するカーブレール11bとで構成され、該カ
ーブレール11bの下流側の円弧状に屈曲する側壁部分
を開口13している。
うに遊技盤3の裏面に相対する前面側にパチンコ球の直
径よりもやや大きい奥行幅を有する入賞球集合空間が形
成され、そのほぼ中央部に前記箱状カバー7を突出させ
るための開口窓8が形成されている。また、機構板6の
後面側であり、開口窓8の上部位置には球タンク9と、
該球タンク9に貯留されたパチンコ球を整列して流下さ
せる二条の球通路10a,10bを有する球誘導樋11
が設けられ、後述する球払出装置12が接続される。ま
た該球誘導樋11は、タンクレール11aと開口窓8の
側方に位置するカーブレール11bとで構成され、該カ
ーブレール11bの下流側の円弧状に屈曲する側壁部分
を開口13している。
【0014】また、カーブレール7bの下方に位置して
球払出装置12から払出されたパチンコ球を前面枠2の
前面の打球供給皿4に導く球導出路14と、該打球供給
皿4にパチンコ球が充満したとき、その余剰球を下部貯
留皿5に導く余剰球通路15が形成されている。16は
球抜き通路であり、これら球導出路14、余剰球通路1
5および球抜き通路16は後面が開口した樋状として形
成されており、その後面開口がカバー板17によって覆
われている。なお、球抜き通路16の上流側はカーブレ
ール11bの屈曲部に接続されており、球抜きレバー1
8を操作することによって球タンク9に貯留されるパチ
ンコ球が機外に球抜きされるようになっている。
球払出装置12から払出されたパチンコ球を前面枠2の
前面の打球供給皿4に導く球導出路14と、該打球供給
皿4にパチンコ球が充満したとき、その余剰球を下部貯
留皿5に導く余剰球通路15が形成されている。16は
球抜き通路であり、これら球導出路14、余剰球通路1
5および球抜き通路16は後面が開口した樋状として形
成されており、その後面開口がカバー板17によって覆
われている。なお、球抜き通路16の上流側はカーブレ
ール11bの屈曲部に接続されており、球抜きレバー1
8を操作することによって球タンク9に貯留されるパチ
ンコ球が機外に球抜きされるようになっている。
【0015】一方、前記開口窓8より下方の機構板部分
は、樋状の入賞球集合通路19とアウト球排出通路20
が設けられており、入賞球集合通路19の流下端に入賞
球処理装置21が設けられている。また、アウト球排出
通路20の上流側は、遊技盤3の下部に設けられたアウ
ト口22と連通し、下流側は球抜き通路16に連通して
いる。
は、樋状の入賞球集合通路19とアウト球排出通路20
が設けられており、入賞球集合通路19の流下端に入賞
球処理装置21が設けられている。また、アウト球排出
通路20の上流側は、遊技盤3の下部に設けられたアウ
ト口22と連通し、下流側は球抜き通路16に連通して
いる。
【0016】前記入賞球処理装置21は、図10に示す
ように入賞球を検出して球払出装置12に賞球払出信号
を送出する入賞球検出器23とソレノイド24および入
賞球の流下を阻止する球止部25と上向回動により球止
部25で流下を阻止された入賞球を受け入れ可能な球受
凹部26を一体に有するフリッカー部材27とから構成
され、ソレノイド24の作動によりフリッカー部材27
を同図鎖線で示すように上方向へ回動し、球止部25で
流下が阻止された入賞球を球受凹部26に受け入れて1
個ずつ機外に排出するようになっている。
ように入賞球を検出して球払出装置12に賞球払出信号
を送出する入賞球検出器23とソレノイド24および入
賞球の流下を阻止する球止部25と上向回動により球止
部25で流下を阻止された入賞球を受け入れ可能な球受
凹部26を一体に有するフリッカー部材27とから構成
され、ソレノイド24の作動によりフリッカー部材27
を同図鎖線で示すように上方向へ回動し、球止部25で
流下が阻止された入賞球を球受凹部26に受け入れて1
個ずつ機外に排出するようになっている。
【0017】一方、前記余剰球通路15の下流側には球
量検出機構28が設けられている。この球量検出機構2
8は、図7に示すように上端が軸29により揺動自在に
軸支された板状の検知部材30とマイクロスイッチ31
とを有し、余剰球通路15にパチンコ球が充満するとそ
の余剰球によって検知部材30が押されて揺動し、マイ
クロスイッチ31を作動するもので、該マイクロスイッ
チ31の作動によりその信号が制御回路に送られて球払
出動作を停止したり打球の発射動作を不能にする等して
遊技を不能動化するようになっている。
量検出機構28が設けられている。この球量検出機構2
8は、図7に示すように上端が軸29により揺動自在に
軸支された板状の検知部材30とマイクロスイッチ31
とを有し、余剰球通路15にパチンコ球が充満するとそ
の余剰球によって検知部材30が押されて揺動し、マイ
クロスイッチ31を作動するもので、該マイクロスイッ
チ31の作動によりその信号が制御回路に送られて球払
出動作を停止したり打球の発射動作を不能にする等して
遊技を不能動化するようになっている。
【0018】また、前記開口窓8より下方であり、かつ
平坦面として形成された機構板6の延長板部6aの後面
側には、遊技機全体の遊技動作を制御する遊技制御基板
が収納された大型の基板ボックス32が設置されてい
る。
平坦面として形成された機構板6の延長板部6aの後面
側には、遊技機全体の遊技動作を制御する遊技制御基板
が収納された大型の基板ボックス32が設置されてい
る。
【0019】しかして、図4に示すように前記機構板6
の後面側であり、カーブレール11aの下方部分は、平
らな設置スペース33として形成され、該設置スペース
33に第1通路ユニット34または第2通路ユニット3
5が配置されるようになっている。前記第1通路ユニッ
ト34および第2通路ユニット35は、互換性を有する
ようにその外形形状が同じように形成され、それぞれベ
ース体34a,35aとカバー体34b,35bとで構
成される。設置スペース33の上下位置には、第1通路
ユニット34または第2通路ユニット35を取り付ける
ため、中心にねじ孔を有する取着用筒部37と、ベース
体34a,35aの板状部を押えるL字型の押え片38
とが形成されている。
の後面側であり、カーブレール11aの下方部分は、平
らな設置スペース33として形成され、該設置スペース
33に第1通路ユニット34または第2通路ユニット3
5が配置されるようになっている。前記第1通路ユニッ
ト34および第2通路ユニット35は、互換性を有する
ようにその外形形状が同じように形成され、それぞれベ
ース体34a,35aとカバー体34b,35bとで構
成される。設置スペース33の上下位置には、第1通路
ユニット34または第2通路ユニット35を取り付ける
ため、中心にねじ孔を有する取着用筒部37と、ベース
体34a,35aの板状部を押えるL字型の押え片38
とが形成されている。
【0020】前記第1通路ユニット34は、普通機用の
パチンコ遊技機に使用されるもので、図5に示すように
ベース体34aに賞球を払出す球払出装置12を設置す
ると共に、該球払出装置12から払出されるパチンコ球
を下方に排出する排出通路39を上面を開放する樋状に
一体に形成され、カバー体34bをビス着することによ
ってその開放上面を被覆するようにしている。また、ベ
ース体34aは、第2通路ユニット35のベース体35
aと共通して使用できるように、球払出装置12の側方
に貸球用通路40が形成され、上流側はカーブレール1
1bの開口13に連通しており、カーブレール11bの
側壁に沿うように円弧状に湾曲した薄板状に形成され球
止部材41により閉塞している。また、球払出装置12
の下方部分には空間部42が形成され、この空間部42
には機構板6をカード対応型のパチンコ遊技機に使用す
る場合に後述する貸球用の球払出装置43が取り付けら
れるようになっている。そして、空間部42には複数の
取着用ボス44と軸受部45および46が設けられてい
る。
パチンコ遊技機に使用されるもので、図5に示すように
ベース体34aに賞球を払出す球払出装置12を設置す
ると共に、該球払出装置12から払出されるパチンコ球
を下方に排出する排出通路39を上面を開放する樋状に
一体に形成され、カバー体34bをビス着することによ
ってその開放上面を被覆するようにしている。また、ベ
ース体34aは、第2通路ユニット35のベース体35
aと共通して使用できるように、球払出装置12の側方
に貸球用通路40が形成され、上流側はカーブレール1
1bの開口13に連通しており、カーブレール11bの
側壁に沿うように円弧状に湾曲した薄板状に形成され球
止部材41により閉塞している。また、球払出装置12
の下方部分には空間部42が形成され、この空間部42
には機構板6をカード対応型のパチンコ遊技機に使用す
る場合に後述する貸球用の球払出装置43が取り付けら
れるようになっている。そして、空間部42には複数の
取着用ボス44と軸受部45および46が設けられてい
る。
【0021】前記球払出装置12は、図7に示すよう
に、本体ベース47と駆動モータ48とリードスクリュ
ー49によって大略構成されている。本体ベース47に
はカーブレール11bの球通路10a,10bに接続す
る流入通路50,50が形成され、前記駆動モータ48
の出力軸51に前記リードスクリュー49が固着されて
いる。該リードスクリュー49に螺旋状に設けられた突
条52により、リードスクリュー49が1回転するごと
に流入通路50の最先端のパチンコ球を払出すようにな
っている。53は、リードスクリュー49の回転によっ
て払出されるパチンコ球を検出する球計数用センサであ
る。
に、本体ベース47と駆動モータ48とリードスクリュ
ー49によって大略構成されている。本体ベース47に
はカーブレール11bの球通路10a,10bに接続す
る流入通路50,50が形成され、前記駆動モータ48
の出力軸51に前記リードスクリュー49が固着されて
いる。該リードスクリュー49に螺旋状に設けられた突
条52により、リードスクリュー49が1回転するごと
に流入通路50の最先端のパチンコ球を払出すようにな
っている。53は、リードスクリュー49の回転によっ
て払出されるパチンコ球を検出する球計数用センサであ
る。
【0022】上記のように構成される第1通路ユニット
34は、その設置スペース33に設けられた押え片3
8,38に板状部を差込み、他側上下部に形成される取
着片54,54の取付孔55,55を設置スペース33
の取着用筒部37,37のねじ孔にそれぞれ合致させて
ビス56,56で螺着することにより設置スペース33
に取り付けられる。
34は、その設置スペース33に設けられた押え片3
8,38に板状部を差込み、他側上下部に形成される取
着片54,54の取付孔55,55を設置スペース33
の取着用筒部37,37のねじ孔にそれぞれ合致させて
ビス56,56で螺着することにより設置スペース33
に取り付けられる。
【0023】上記した第1通路ユニット34を装着した
機構板6を使用したパチンコ遊技機について説明する
と、入賞球に基づく入賞球信号があると球払出装置12
の駆動モータ48を駆動する。これによってリードスク
リュー49が回転し、球供給路50に連続状態で並ぶパ
チンコ球を排出通路39に払い出す。そして、所定個数
の賞球を球計数用センサ53が確認したとき駆動モータ
48が停止される。一方、排出通路39に払出された賞
球は球導出路14から前面枠2の前面の打球供給皿4に
貯留され、その貯留球が打球供給皿4に充満し、さらに
球導出路14に充満すると、以後に払出される賞球は余
剰球通路15に排出されて前面枠2の前面の下部貯留皿
5に留められるようになっている。
機構板6を使用したパチンコ遊技機について説明する
と、入賞球に基づく入賞球信号があると球払出装置12
の駆動モータ48を駆動する。これによってリードスク
リュー49が回転し、球供給路50に連続状態で並ぶパ
チンコ球を排出通路39に払い出す。そして、所定個数
の賞球を球計数用センサ53が確認したとき駆動モータ
48が停止される。一方、排出通路39に払出された賞
球は球導出路14から前面枠2の前面の打球供給皿4に
貯留され、その貯留球が打球供給皿4に充満し、さらに
球導出路14に充満すると、以後に払出される賞球は余
剰球通路15に排出されて前面枠2の前面の下部貯留皿
5に留められるようになっている。
【0024】上記に説明した第1通路ユニット34を装
着した機構板6は、普通機として使用されるものである
が、カード対応型のパチンコ遊技機に使用する場合には
第1通路ユニット34に代えて第2通路ユニット35を
設置スペース33に装着すればよく、次に第2通路ユニ
ット35の構成について説明する。この第2通路ユニッ
ト35はベース体35aとカバー体35bとで構成さ
れ、第1通路ユニット34と異なるところは、特に貸球
用の球払出装置43を有する点であるため、第1通路ユ
ニット34と同じ部分には同一符号を符して説明する。
着した機構板6は、普通機として使用されるものである
が、カード対応型のパチンコ遊技機に使用する場合には
第1通路ユニット34に代えて第2通路ユニット35を
設置スペース33に装着すればよく、次に第2通路ユニ
ット35の構成について説明する。この第2通路ユニッ
ト35はベース体35aとカバー体35bとで構成さ
れ、第1通路ユニット34と異なるところは、特に貸球
用の球払出装置43を有する点であるため、第1通路ユ
ニット34と同じ部分には同一符号を符して説明する。
【0025】これについて説明すると、この第2通路ユ
ニット35は、図6に示すように第1通路ユニット34
と外形形状が同じであり、ベース体35aに賞球を払出
す球払出装置12を設置すると共に、空間部42に貸球
用の球払出装置43を取付け、前記貸球用通路40の上
流側を閉塞していた球止部材41を外し、該貸球用通路
40とカーブレール11bの球通路10aと連通するよ
うにしている。
ニット35は、図6に示すように第1通路ユニット34
と外形形状が同じであり、ベース体35aに賞球を払出
す球払出装置12を設置すると共に、空間部42に貸球
用の球払出装置43を取付け、前記貸球用通路40の上
流側を閉塞していた球止部材41を外し、該貸球用通路
40とカーブレール11bの球通路10aと連通するよ
うにしている。
【0026】前記貸球用の球払出装置43は、図9に示
すように外周にパチンコ球が嵌入し得る複数の凹部57
が形成されたスプロケット58と、該スプロケット58
を回転制御するソレノイド59と、ストッパー部材60
および貸球用の球計数用センサ61とから構成されてい
る。前記スプロケット58は、空間部42に形成された
軸受部45とカバー体35bの裏面に形成された軸受部
62とで支持される軸63に回転自在に軸支されるよう
になっている。またストッパー部材60は、二股部を有
する上部腕60aと下方に垂下する下部腕60bとによ
り略くの字形に形成されており、その屈曲部が軸64に
よって揺動自在に軸支されている。この軸64はスプロ
ケット58の軸63と同じように空間部42に形成され
た軸受部46とカバー体35bの裏面に形成された軸受
部65とによって支持されるようになっている。そし
て、上部腕60aの二股部がソレノイド59のプランジ
ャ66に係合され、下部腕60bはソレノイド59の非
作動時にスプロケット58の凹部57に係合して該スプ
ロケット58の回転を阻止するようになっている。この
ため、カーブレール11bの開口13からパチンコ球が
貸球用通路40に分流され、その先頭のパチンコ球がス
プロケット58の凹部57に受け止められて流下が阻止
されるようになっている。なお、前記ソレノイド59は
空間部42の取着用ボス44にビスで止着されるように
なっている。
すように外周にパチンコ球が嵌入し得る複数の凹部57
が形成されたスプロケット58と、該スプロケット58
を回転制御するソレノイド59と、ストッパー部材60
および貸球用の球計数用センサ61とから構成されてい
る。前記スプロケット58は、空間部42に形成された
軸受部45とカバー体35bの裏面に形成された軸受部
62とで支持される軸63に回転自在に軸支されるよう
になっている。またストッパー部材60は、二股部を有
する上部腕60aと下方に垂下する下部腕60bとによ
り略くの字形に形成されており、その屈曲部が軸64に
よって揺動自在に軸支されている。この軸64はスプロ
ケット58の軸63と同じように空間部42に形成され
た軸受部46とカバー体35bの裏面に形成された軸受
部65とによって支持されるようになっている。そし
て、上部腕60aの二股部がソレノイド59のプランジ
ャ66に係合され、下部腕60bはソレノイド59の非
作動時にスプロケット58の凹部57に係合して該スプ
ロケット58の回転を阻止するようになっている。この
ため、カーブレール11bの開口13からパチンコ球が
貸球用通路40に分流され、その先頭のパチンコ球がス
プロケット58の凹部57に受け止められて流下が阻止
されるようになっている。なお、前記ソレノイド59は
空間部42の取着用ボス44にビスで止着されるように
なっている。
【0027】上記のように貸球用の球払出装置43を備
えた第2通路ユニット35が取り付けられた機構板6が
使用されるカード対応型のパチンコ遊技機においては、
入賞球信号によって前述したように賞球用の球払出装置
12から賞球が払出される。一方、貸球要求信号がある
とソレノイド59が励磁されてこれのプランジャ66が
上方に吸引される。これによって、ストッパー部材60
が図9鎖線のように回動し、これの下部腕60bがスプ
ロケット58の凹部57から外れて該スプロケット58
がフリー回転する。このため、貸球用通路40に連続し
て待機するパチンコ球が払出され、所定個数の貸球を球
計数センサ61が確認したときソレノイド59が消磁さ
れてスプロケット58の回転が停止される。なお、上記
のように貸球用の球払出装置43から払出された貸球は
球導出路14から打球供給皿4に排出される。また、貸
球用の球計数用センサ61はカバー体35bに形成され
た取着用筒部67に着脱可能に取り付けられるようにな
っている。
えた第2通路ユニット35が取り付けられた機構板6が
使用されるカード対応型のパチンコ遊技機においては、
入賞球信号によって前述したように賞球用の球払出装置
12から賞球が払出される。一方、貸球要求信号がある
とソレノイド59が励磁されてこれのプランジャ66が
上方に吸引される。これによって、ストッパー部材60
が図9鎖線のように回動し、これの下部腕60bがスプ
ロケット58の凹部57から外れて該スプロケット58
がフリー回転する。このため、貸球用通路40に連続し
て待機するパチンコ球が払出され、所定個数の貸球を球
計数センサ61が確認したときソレノイド59が消磁さ
れてスプロケット58の回転が停止される。なお、上記
のように貸球用の球払出装置43から払出された貸球は
球導出路14から打球供給皿4に排出される。また、貸
球用の球計数用センサ61はカバー体35bに形成され
た取着用筒部67に着脱可能に取り付けられるようにな
っている。
【0028】このように、本実施の形態においては、普
通機としてのパチンコ遊技機に使用する場合、設置スペ
ース33に第1通路ユニット34を装着し、カード対応
型のパチンコ遊技機に使用する場合には、設置スペース
33に第2通路ユニット35を装着すればよく、機構板
6を共通して使用することができるので、機構板の製造
コストを大幅に下げることができる。また、本実施の形
態ではベース体34a,35aを同一のものを使用して
いるので、製造コストをさらに下げることができる。
通機としてのパチンコ遊技機に使用する場合、設置スペ
ース33に第1通路ユニット34を装着し、カード対応
型のパチンコ遊技機に使用する場合には、設置スペース
33に第2通路ユニット35を装着すればよく、機構板
6を共通して使用することができるので、機構板の製造
コストを大幅に下げることができる。また、本実施の形
態ではベース体34a,35aを同一のものを使用して
いるので、製造コストをさらに下げることができる。
【0029】そして、第2通路ユニット35を装着した
カード対応型のパチンコ遊技機の場合、球払出装置1
2,43から払い出される貸球と賞球とをそれぞれ別々
の貸球用の球計数用センサ61と賞球用の球計数用セン
サ53によってカウントすることができるので、カード
対応型のパチンコ遊技機として検査するにあたっては、
該貸球用の球計数用センサ61または賞球用の球計数用
センサ53から得られる信号をデジタルカウンタ等の計
器で計数することによって、その計数値を入賞によるも
のと貸球信号によるものと区別して測定できる。このた
め、検査中に打球を補給するために貸球を払い出しても
計数される賞球数に影響を与えることなくそのパチンコ
遊技機の特性を正確に測定することができる。
カード対応型のパチンコ遊技機の場合、球払出装置1
2,43から払い出される貸球と賞球とをそれぞれ別々
の貸球用の球計数用センサ61と賞球用の球計数用セン
サ53によってカウントすることができるので、カード
対応型のパチンコ遊技機として検査するにあたっては、
該貸球用の球計数用センサ61または賞球用の球計数用
センサ53から得られる信号をデジタルカウンタ等の計
器で計数することによって、その計数値を入賞によるも
のと貸球信号によるものと区別して測定できる。このた
め、検査中に打球を補給するために貸球を払い出しても
計数される賞球数に影響を与えることなくそのパチンコ
遊技機の特性を正確に測定することができる。
【0030】なお、上記した実施の形態ではベース体3
5aの空間部42に貸球用の球払出装置43の各構成部
品を組付ける構造を示したが、例えば球払出装置43を
ユニット化して空間部42に着脱するようにしてもよ
い。
5aの空間部42に貸球用の球払出装置43の各構成部
品を組付ける構造を示したが、例えば球払出装置43を
ユニット化して空間部42に着脱するようにしてもよ
い。
【0031】次に、図11および図12を参照して第2
実施の形態に係る機構板6Aについて説明する。この第
2実施の形態の機構板6Aが第1実施の形態の機構板6
と異なるところは主として貸球用通路にパチンコ球を導
く通路構成であるため、第1実施の形態と同じ構造のも
のには同一符号を付して説明する。これについて説明す
ると、第2実施の形態の機構板6Aは、球タンク9の下
方に3条の球通路10a,10b,10cが区画形成さ
れたタンクレール11aを設け、そのうちの1条の球通
路10cを貸球用通路40と連通させるようにし、さら
に球通路10cにスペーサー部材68を着脱自在に嵌合
するようにしたものである。
実施の形態に係る機構板6Aについて説明する。この第
2実施の形態の機構板6Aが第1実施の形態の機構板6
と異なるところは主として貸球用通路にパチンコ球を導
く通路構成であるため、第1実施の形態と同じ構造のも
のには同一符号を付して説明する。これについて説明す
ると、第2実施の形態の機構板6Aは、球タンク9の下
方に3条の球通路10a,10b,10cが区画形成さ
れたタンクレール11aを設け、そのうちの1条の球通
路10cを貸球用通路40と連通させるようにし、さら
に球通路10cにスペーサー部材68を着脱自在に嵌合
するようにしたものである。
【0032】すなわち、第2実施の形態の機構板6Aに
おいては、誘導通路65の3条の球通路10a,10
b,10cのうち2条の球通路10a,10bが賞球用
の球払出装置12に連通され、他の1条の球通路10c
が貸球用の球払出装置43に連通されるようになってい
る。なお、前記スペーサー部材68は、合成樹脂により
その横幅が球通路10cの通路幅とほぼ等しい細長の棒
状に形成されたものである。
おいては、誘導通路65の3条の球通路10a,10
b,10cのうち2条の球通路10a,10bが賞球用
の球払出装置12に連通され、他の1条の球通路10c
が貸球用の球払出装置43に連通されるようになってい
る。なお、前記スペーサー部材68は、合成樹脂により
その横幅が球通路10cの通路幅とほぼ等しい細長の棒
状に形成されたものである。
【0033】上記のように構成された第2実施の形態の
機構板6Aを普通機に使用する場合には、設置スペース
33に第1通路ユニット34を装着し、球通路10cに
スペーサー部材68を嵌合すればよく、カード対応型の
パチンコ遊技機に使用する場合には、設置スペース33
に第2通路ユニット35を装着し、スペーサー部材68
を球通路10cから取外すようにすればよい。スペーサ
ー部材68を球通路10cに嵌合した場合には、球タン
ク9のパチンコ球が2条の球通路10a,10bに導出
されるに止まり、貸球用通路40に貸球が供給されなく
なる。一方、球通路10cからスペーサー部材68を取
外すと球タンク9のパチンコ球が3条の球通路10a,
10b,10cに導出され、賞球用の球払出装置12と
貸球用の球払出装置43にそれぞれ供給されることにな
る。このため、第1通路ユニット34と第2通路ユニッ
ト35を交換し、スペーサー部材68を球通路10cに
嵌合したり取外すことによって普通機とカード対応型の
パチンコ遊技機の機構板とに容易に変換することができ
る。そして、カード対応型として使用する場合、球タン
ク9のパチンコ球が貸球用の球払出装置43に直接供給
されるため、賞球と貸球とが同時に払出されるようなこ
とがあっても球切れが発生することがなくなる。
機構板6Aを普通機に使用する場合には、設置スペース
33に第1通路ユニット34を装着し、球通路10cに
スペーサー部材68を嵌合すればよく、カード対応型の
パチンコ遊技機に使用する場合には、設置スペース33
に第2通路ユニット35を装着し、スペーサー部材68
を球通路10cから取外すようにすればよい。スペーサ
ー部材68を球通路10cに嵌合した場合には、球タン
ク9のパチンコ球が2条の球通路10a,10bに導出
されるに止まり、貸球用通路40に貸球が供給されなく
なる。一方、球通路10cからスペーサー部材68を取
外すと球タンク9のパチンコ球が3条の球通路10a,
10b,10cに導出され、賞球用の球払出装置12と
貸球用の球払出装置43にそれぞれ供給されることにな
る。このため、第1通路ユニット34と第2通路ユニッ
ト35を交換し、スペーサー部材68を球通路10cに
嵌合したり取外すことによって普通機とカード対応型の
パチンコ遊技機の機構板とに容易に変換することができ
る。そして、カード対応型として使用する場合、球タン
ク9のパチンコ球が貸球用の球払出装置43に直接供給
されるため、賞球と貸球とが同時に払出されるようなこ
とがあっても球切れが発生することがなくなる。
【0034】次に、図13ないし図20を参照して第3
実施の形態に係る機構板6Bについて説明する。この第
3実施の形態の機構板6Bと前記実施の形態と同じ構造
のものには同一符号を付して示している。これについて
説明すると、第3実施の形態の機構板6Bの下方部分
は、パチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度の前後幅
寸法とした薄幅に形成され、かつ後面が開口された凹室
状の同一内側空間部として構成されている。そして、そ
の同一内側空間部に後面が開口された樋状の余剰球通路
15と、球抜き通路16と、入賞球集合通路19と、ア
ウト球排出通路20が集約して形成され、さらに前面枠
2の前面に設けられる打球供給皿4に連通する球導出部
14が形成されている。また、これら各球通路が形成さ
れた同一内側空間部の後面は上縁両端部がヒンジ69,
69により着脱および開閉自在に取付けられた平板状の
カバー板70によって被覆されている。
実施の形態に係る機構板6Bについて説明する。この第
3実施の形態の機構板6Bと前記実施の形態と同じ構造
のものには同一符号を付して示している。これについて
説明すると、第3実施の形態の機構板6Bの下方部分
は、パチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度の前後幅
寸法とした薄幅に形成され、かつ後面が開口された凹室
状の同一内側空間部として構成されている。そして、そ
の同一内側空間部に後面が開口された樋状の余剰球通路
15と、球抜き通路16と、入賞球集合通路19と、ア
ウト球排出通路20が集約して形成され、さらに前面枠
2の前面に設けられる打球供給皿4に連通する球導出部
14が形成されている。また、これら各球通路が形成さ
れた同一内側空間部の後面は上縁両端部がヒンジ69,
69により着脱および開閉自在に取付けられた平板状の
カバー板70によって被覆されている。
【0035】前記入賞球集合通路19は、開口窓8の下
縁から下方に延びる後面壁19aと、一側に傾斜する底
面部19bとにより上面開放の受樋状に形成され、さら
に底面部19bの下流側から屈曲通路部19cを介して
垂直状に延びる誘導通路部19dとを備えている。そし
て、前記後面壁19aは、上縁部に傾斜部19eが形成
され、該傾斜部19eによって底面部19bの幅を入賞
球の直径よりもやや大きい程度として入賞球集合空間か
ら落下する入賞球が一列に整列してスムーズに流下する
ようになっている。
縁から下方に延びる後面壁19aと、一側に傾斜する底
面部19bとにより上面開放の受樋状に形成され、さら
に底面部19bの下流側から屈曲通路部19cを介して
垂直状に延びる誘導通路部19dとを備えている。そし
て、前記後面壁19aは、上縁部に傾斜部19eが形成
され、該傾斜部19eによって底面部19bの幅を入賞
球の直径よりもやや大きい程度として入賞球集合空間か
ら落下する入賞球が一列に整列してスムーズに流下する
ようになっている。
【0036】前記アウト球排出通路20の上流側に位置
する同一内側空間部の前面部にはアウト球導入口71が
開設されており、遊技盤3の下部に設けられたアウト口
22と連通している。このため、アウト球はアウト球導
入口71からアウト球排出通路20に導かれて機外に排
出される。
する同一内側空間部の前面部にはアウト球導入口71が
開設されており、遊技盤3の下部に設けられたアウト口
22と連通している。このため、アウト球はアウト球導
入口71からアウト球排出通路20に導かれて機外に排
出される。
【0037】前記余剰球通路15と球抜き通路16は、
球導出部14の外側下方から中央部に向けて屈曲状に形
成されており、その上流側がカバー板70の切欠部72
から露出するようになっている。また、前記球導出部1
4のほぼ1/3程度が切欠部72から露出するようにな
っている。
球導出部14の外側下方から中央部に向けて屈曲状に形
成されており、その上流側がカバー板70の切欠部72
から露出するようになっている。また、前記球導出部1
4のほぼ1/3程度が切欠部72から露出するようにな
っている。
【0038】また、前記カバー板70の後面側には、図
13に示すように遊技機全体の遊技動作を制御する遊技
制御基板が収納された大型の基板ボックス32や賞球払
出制御基板73および発射制御基板74が設置されてい
る。
13に示すように遊技機全体の遊技動作を制御する遊技
制御基板が収納された大型の基板ボックス32や賞球払
出制御基板73および発射制御基板74が設置されてい
る。
【0039】しかして、図14に示すように前記機構板
6Bの後面側であり、カーブレール11aの下方部分
は、平らな設置スペース33として形成され、該設置ス
ペース33に第1通路ユニット75または第2通路ユニ
ット76が配置されるようになっている。前記第1通路
ユニット75または第2通路ユニット76は、互換性を
有するようにその外形形状が同じように形成される。ま
た、第1通路ユニット75および第2通路ユニット76
は、図15および図16に示すようにベース体75a,
76aとカバー体75b,76bとで構成される。
6Bの後面側であり、カーブレール11aの下方部分
は、平らな設置スペース33として形成され、該設置ス
ペース33に第1通路ユニット75または第2通路ユニ
ット76が配置されるようになっている。前記第1通路
ユニット75または第2通路ユニット76は、互換性を
有するようにその外形形状が同じように形成される。ま
た、第1通路ユニット75および第2通路ユニット76
は、図15および図16に示すようにベース体75a,
76aとカバー体75b,76bとで構成される。
【0040】前記普通機用のパチンコ遊技機に使用され
る第1通路ユニット75は、図15および図18に示す
ようにベース体75aに前記した賞球を払出す球払出装
置12を設置すると共に、該球払出装置12から払出さ
れるパチンコ球を下方に排出する排出樋77と球抜樋7
8とが一体に上面が開放する樋状に形成され、その開放
面をカバー体75bで覆い垂直筒形として形成してい
る。そして、排出樋77の内側上部にパチンコ球が衝突
して音を出す鈴79が設けられると共に、該鈴79より
下流側に流下するパチンコ球を前記球導出部14に導く
球導出路80と、該球導出路80から溢出する余剰球を
余剰球通路15に導く余剰球導出路81とが区画形成さ
れている。
る第1通路ユニット75は、図15および図18に示す
ようにベース体75aに前記した賞球を払出す球払出装
置12を設置すると共に、該球払出装置12から払出さ
れるパチンコ球を下方に排出する排出樋77と球抜樋7
8とが一体に上面が開放する樋状に形成され、その開放
面をカバー体75bで覆い垂直筒形として形成してい
る。そして、排出樋77の内側上部にパチンコ球が衝突
して音を出す鈴79が設けられると共に、該鈴79より
下流側に流下するパチンコ球を前記球導出部14に導く
球導出路80と、該球導出路80から溢出する余剰球を
余剰球通路15に導く余剰球導出路81とが区画形成さ
れている。
【0041】前記球導出路80は、図18に示すように
通路幅はパチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度であ
り、かつ底部は前方に向かうように傾斜されている。ま
た、球導出路80の上部は流下してくるパチンコ球が球
導出路80に優先して導かれるように傾斜部82として
形成されている。なお、球導出路80の底部には摩耗を
防ぐための金属板83が取付られている。
通路幅はパチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度であ
り、かつ底部は前方に向かうように傾斜されている。ま
た、球導出路80の上部は流下してくるパチンコ球が球
導出路80に優先して導かれるように傾斜部82として
形成されている。なお、球導出路80の底部には摩耗を
防ぐための金属板83が取付られている。
【0042】上記のように構成される第1通路ユニット
75は、その一側の板状部を押え片38,38下面に差
込み、他側上下部に形成される取着片84,84の取付
孔85,85を設置スペース33の取着用筒部37,3
7のねじ孔にそれぞれ合致させてビス86,86で螺着
することにより設置スペース33に取付けられるもの
で、その取付けられた状態でその後面壁に開設された球
導出路80の下端開口80aおよび余剰球導出路81の
下端開口81aがカバー板70の切欠部72から露出す
る球導出部14および余剰球通路15にそれぞれ連通さ
れるようになっている。また、球抜樋78の上端はカー
ブレール11bから分岐する分流通路87に連通され下
端開口78aが切欠部72から露出する球抜き通路16
に連通されるようになっている。
75は、その一側の板状部を押え片38,38下面に差
込み、他側上下部に形成される取着片84,84の取付
孔85,85を設置スペース33の取着用筒部37,3
7のねじ孔にそれぞれ合致させてビス86,86で螺着
することにより設置スペース33に取付けられるもの
で、その取付けられた状態でその後面壁に開設された球
導出路80の下端開口80aおよび余剰球導出路81の
下端開口81aがカバー板70の切欠部72から露出す
る球導出部14および余剰球通路15にそれぞれ連通さ
れるようになっている。また、球抜樋78の上端はカー
ブレール11bから分岐する分流通路87に連通され下
端開口78aが切欠部72から露出する球抜き通路16
に連通されるようになっている。
【0043】このため、球払出装置12の駆動モータ4
8が作動して、賞球としてのパチンコ球が払い出される
と、該賞球は排出樋77に排出されて球導出路80に優
先的に導かれ、球導出部14から前面枠2前面の打球供
給皿4に貯留される。そして、払出されたパチンコ球が
打球供給皿4に充満し、さらに球導出部14,球導出路
80に充満すると、以後に払い出されるパチンコ球は球
導出路80に導かれることなく余剰球導出路81に排出
されて下端開口81aから機構板6Bの前面側の余剰球
通路15に導かれ前面枠2の前面の下部貯留皿5に留め
られる。また、分流通路87に設けられる球抜きレバー
18を操作することによって球タンク9に貯留されてい
たパチンコ球が分流通路87を介して球抜樋78に排出
され、下端開口78aから機構板6Bの前面側の球抜き
通路16に導かれて機外に排出される。
8が作動して、賞球としてのパチンコ球が払い出される
と、該賞球は排出樋77に排出されて球導出路80に優
先的に導かれ、球導出部14から前面枠2前面の打球供
給皿4に貯留される。そして、払出されたパチンコ球が
打球供給皿4に充満し、さらに球導出部14,球導出路
80に充満すると、以後に払い出されるパチンコ球は球
導出路80に導かれることなく余剰球導出路81に排出
されて下端開口81aから機構板6Bの前面側の余剰球
通路15に導かれ前面枠2の前面の下部貯留皿5に留め
られる。また、分流通路87に設けられる球抜きレバー
18を操作することによって球タンク9に貯留されてい
たパチンコ球が分流通路87を介して球抜樋78に排出
され、下端開口78aから機構板6Bの前面側の球抜き
通路16に導かれて機外に排出される。
【0044】次に、カード対応型のパチンコ遊技機にす
る場合に使用する第2通路ユニット76の構成について
説明する。この第2通路ユニット76と第1通路ユニッ
ト75と異なるところは、球払出装置88が貸球払出機
能を有する点と、貸球排出通路89と賞球排出通路90
が形成されている点であるため、第1通路ユニット75
と同じ部分には同一符号を符して説明する。
る場合に使用する第2通路ユニット76の構成について
説明する。この第2通路ユニット76と第1通路ユニッ
ト75と異なるところは、球払出装置88が貸球払出機
能を有する点と、貸球排出通路89と賞球排出通路90
が形成されている点であるため、第1通路ユニット75
と同じ部分には同一符号を符して説明する。
【0045】これについて説明すると、この第2通路ユ
ニット76は、図16に示すように第1通路ユニット7
5と外形形状が同じであり、ベース体76aに賞球およ
び貸球を払出す球払出装置88を設置すると共に、かつ
排出樋77と球抜き樋78とを一体に有し、その排出樋
77の内側上部に貸球排出通路89と賞球排出通路90
とが上面が開放する樋状に形成され、その開放面をカバ
ー体76bで覆い垂直筒形として形成している。また、
前記貸球排出通路89と賞球排出通路90のそれぞれの
流下端に位置して、パチンコ球が衝突する鈴79を設け
ている。
ニット76は、図16に示すように第1通路ユニット7
5と外形形状が同じであり、ベース体76aに賞球およ
び貸球を払出す球払出装置88を設置すると共に、かつ
排出樋77と球抜き樋78とを一体に有し、その排出樋
77の内側上部に貸球排出通路89と賞球排出通路90
とが上面が開放する樋状に形成され、その開放面をカバ
ー体76bで覆い垂直筒形として形成している。また、
前記貸球排出通路89と賞球排出通路90のそれぞれの
流下端に位置して、パチンコ球が衝突する鈴79を設け
ている。
【0046】前記球払出装置88は、図21に示すよう
に、本体ベース91と駆動モータ92と払出ロータ93
によって大略構成されている。本体ベース91にはカー
ブレール11bの球通路10a,10bに接続する流入
通路94,94が形成され、該流入通路94は貸球払出
通路95と賞球払出通路96に分岐され、該分岐部にス
プロケット形の払出ロータ93が設けられる。該払出ロ
ータ93は正逆転可能な駆動モータ92の出力軸97に
固着されている。そして、駆動モータ92の作動によっ
て払出ロータ93が正転または逆転し、矢印A方向に回
転するとパチンコ球が貸球払出通路95から貸球排出通
路89を通って打球供給皿4に払出され、矢印B方向に
回転するとパチンコ球が賞球払出通路96から賞球排出
通路90を通って打球供給皿4に払出すようになってい
る。98,99は、通過毎に払出された貸球および賞球
を計数する球計数用センサである。
に、本体ベース91と駆動モータ92と払出ロータ93
によって大略構成されている。本体ベース91にはカー
ブレール11bの球通路10a,10bに接続する流入
通路94,94が形成され、該流入通路94は貸球払出
通路95と賞球払出通路96に分岐され、該分岐部にス
プロケット形の払出ロータ93が設けられる。該払出ロ
ータ93は正逆転可能な駆動モータ92の出力軸97に
固着されている。そして、駆動モータ92の作動によっ
て払出ロータ93が正転または逆転し、矢印A方向に回
転するとパチンコ球が貸球払出通路95から貸球排出通
路89を通って打球供給皿4に払出され、矢印B方向に
回転するとパチンコ球が賞球払出通路96から賞球排出
通路90を通って打球供給皿4に払出すようになってい
る。98,99は、通過毎に払出された貸球および賞球
を計数する球計数用センサである。
【0047】上記のように構成される第2通路ユニット
76は、第1通路ユニット75と同じようにその一側の
板状部を押え片38,38下面に差込み、他側上下部の
取着片84,84の取付孔85,85を設置スペース3
3の取着用筒部37,37のそれぞれねじ孔に合致させ
てビス86,86で螺着することにより該設置スペース
33に取付ける。これによって、球導出路80および余
剰球導出路81の下端開口80a,81aが球導出部1
4および余剰球通路15にそれぞれ連通され、さらに球
抜樋78の上端と下端が分流通路87と球抜き通路16
にそれぞれ連通されることになる。
76は、第1通路ユニット75と同じようにその一側の
板状部を押え片38,38下面に差込み、他側上下部の
取着片84,84の取付孔85,85を設置スペース3
3の取着用筒部37,37のそれぞれねじ孔に合致させ
てビス86,86で螺着することにより該設置スペース
33に取付ける。これによって、球導出路80および余
剰球導出路81の下端開口80a,81aが球導出部1
4および余剰球通路15にそれぞれ連通され、さらに球
抜樋78の上端と下端が分流通路87と球抜き通路16
にそれぞれ連通されることになる。
【0048】上記のように第2通路ユニット76が装着
されたカード対応型のパチンコ遊技機においては、球貸
出信号があると球払出装置88から払出される貸球は貸
球排出通路95を流下し、貸球用の球計数用センサ98
によりカウントされながら球導出路80に導かれ、球導
出部14から打球供給皿4に貯留されるもので、貸球用
の球計数用センサ98が所定個数の貸球をカウントする
と球払出装置88の駆動モータ92が停止する。
されたカード対応型のパチンコ遊技機においては、球貸
出信号があると球払出装置88から払出される貸球は貸
球排出通路95を流下し、貸球用の球計数用センサ98
によりカウントされながら球導出路80に導かれ、球導
出部14から打球供給皿4に貯留されるもので、貸球用
の球計数用センサ98が所定個数の貸球をカウントする
と球払出装置88の駆動モータ92が停止する。
【0049】一方、入賞球信号によって球払出装置88
から払出される賞球は賞球排出通路96を流下し、賞球
用の球計数用センサ99によりカウントされながら球導
出路80に導かれ、球導出部14から打球供給皿4に貯
留されるもので、賞球用の球計数用センサ99が所定個
数の賞球をカウントすると球払出装置88の駆動モータ
92が停止される。そして、賞球の払出しが連続して打
球供給皿4に賞球が充満し、さらに球導出部14,球導
出路80に充満すると第1通路ユニット75と同じよう
に以後に払い出される賞球は余剰球導出路81から余剰
球通路15に導かれて下部貯留皿5に留められる。
から払出される賞球は賞球排出通路96を流下し、賞球
用の球計数用センサ99によりカウントされながら球導
出路80に導かれ、球導出部14から打球供給皿4に貯
留されるもので、賞球用の球計数用センサ99が所定個
数の賞球をカウントすると球払出装置88の駆動モータ
92が停止される。そして、賞球の払出しが連続して打
球供給皿4に賞球が充満し、さらに球導出部14,球導
出路80に充満すると第1通路ユニット75と同じよう
に以後に払い出される賞球は余剰球導出路81から余剰
球通路15に導かれて下部貯留皿5に留められる。
【0050】このように、本実施の形態においては、普
通機としてのパチンコ遊技機に使用する場合、設置スペ
ース33に第1通路ユニット75を装着し、カード対応
型のパチンコ遊技機に使用する場合には設置スペース3
3に第2通路ユニット76を装着すればよく、機構板6
Bおよび球誘導樋11(タンクレール11aおよびカー
ブレール11b)を共通して使用することができるので
機構板の製造コストを大幅に下げることができる。な
お、図22に示すようにベース体75a,76aの通路
構成を同じ形状にすることで、ベース体75a,76a
が共有でき、球払出装置12,88を交換するだけで普
通機としてのパチンコ遊技機とカード対応型のパチンコ
遊技機に使用することができるのでさらに製造コストを
下げることができる。
通機としてのパチンコ遊技機に使用する場合、設置スペ
ース33に第1通路ユニット75を装着し、カード対応
型のパチンコ遊技機に使用する場合には設置スペース3
3に第2通路ユニット76を装着すればよく、機構板6
Bおよび球誘導樋11(タンクレール11aおよびカー
ブレール11b)を共通して使用することができるので
機構板の製造コストを大幅に下げることができる。な
お、図22に示すようにベース体75a,76aの通路
構成を同じ形状にすることで、ベース体75a,76a
が共有でき、球払出装置12,88を交換するだけで普
通機としてのパチンコ遊技機とカード対応型のパチンコ
遊技機に使用することができるのでさらに製造コストを
下げることができる。
【0051】また、上記してきた第1通路ユニット3
4,75および第2通路ユニット35,76の通路ユニ
ットを図23に示すように後面側を開放し、該開放面を
機構板6により閉塞するようにすることで通路ユニット
の組立を容易にすると共にコストの低減を図ることがで
きる。このとき、機構板6の設置スペース33に通路ユ
ニットのリブ壁が嵌まる凹溝100を形成するのが好ま
しい。さらに図24に示すように、通路ユニットの一方
の側壁を機構板6の開口窓8の周縁のリブ壁等を利用す
るようにしてもよい。
4,75および第2通路ユニット35,76の通路ユニ
ットを図23に示すように後面側を開放し、該開放面を
機構板6により閉塞するようにすることで通路ユニット
の組立を容易にすると共にコストの低減を図ることがで
きる。このとき、機構板6の設置スペース33に通路ユ
ニットのリブ壁が嵌まる凹溝100を形成するのが好ま
しい。さらに図24に示すように、通路ユニットの一方
の側壁を機構板6の開口窓8の周縁のリブ壁等を利用す
るようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、機構板の後面側であり、球誘導
樋に連設して設置スペースを設け、該設置スペースに、
球払出装置および該球払出装置から払い出されたパチン
コ球を打球供給皿に導く通路部を有する第1通路ユニッ
ト、または第1通路ユニットと互換性を有し、かつ貸球
用の払出機能を有する第2通路ユニットのいずれか一方
を取付けるようにしたものであるから、普通機としての
パチンコ遊技機に使用する場合には設置スペースに第1
通路ユニットを装着すればよく、カード対応型のパチン
コ遊技機に使用する場合には設置スペースに第2通路ユ
ニットを装着すればよい。このため、機構板を共通して
使用することができて製造コストを大幅に下げることが
できると共に、普通機とカード対応型のパチンコ遊技機
とに容易に対応することができる。
に、本発明においては、機構板の後面側であり、球誘導
樋に連設して設置スペースを設け、該設置スペースに、
球払出装置および該球払出装置から払い出されたパチン
コ球を打球供給皿に導く通路部を有する第1通路ユニッ
ト、または第1通路ユニットと互換性を有し、かつ貸球
用の払出機能を有する第2通路ユニットのいずれか一方
を取付けるようにしたものであるから、普通機としての
パチンコ遊技機に使用する場合には設置スペースに第1
通路ユニットを装着すればよく、カード対応型のパチン
コ遊技機に使用する場合には設置スペースに第2通路ユ
ニットを装着すればよい。このため、機構板を共通して
使用することができて製造コストを大幅に下げることが
できると共に、普通機とカード対応型のパチンコ遊技機
とに容易に対応することができる。
【0053】また、第1通路ユニットおよび第2通路ユ
ニットをベース体とカバー体とで構成し、ベース体を共
通とすることでさらにコストの低減を図ることができ
る。
ニットをベース体とカバー体とで構成し、ベース体を共
通とすることでさらにコストの低減を図ることができ
る。
【0054】また、第2通路ユニットを装着したカード
対応型のパチンコ遊技機の場合、貸球用の球計数用セン
サから得られる信号をデジタルカウンタ等の計器で計数
することによって、賞球数や貸球数をそれぞれ正確に測
定できるようになり、パチンコ遊技機の特性を正確に把
握できる等の効果がある。
対応型のパチンコ遊技機の場合、貸球用の球計数用セン
サから得られる信号をデジタルカウンタ等の計器で計数
することによって、賞球数や貸球数をそれぞれ正確に測
定できるようになり、パチンコ遊技機の特性を正確に把
握できる等の効果がある。
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1のパチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態の機構板の斜視図
である。
である。
【図4】通路ユニットを取り外した状態の機構板の斜視
図である。
図である。
【図5】第1通路ユニットの分解斜視図である。
【図6】第2通路ユニットの分解斜視図である。
【図7】普通機用の機構板としての使用状態を示す要部
正面断面図である。
正面断面図である。
【図8】カード対応型の機構板としての使用状態を示す
要部正面断面図である。
要部正面断面図である。
【図9】貸球払出装置部分の正面断面図である。
【図10】入賞球処理装置部分の正面図である。
【図11】本発明に係る第2実施の形態の機構板の斜視
図である。
図である。
【図12】通路ユニットを取外して示す第2実施の形態
の機構板の斜視図である。
の機構板の斜視図である。
【図13】本発明に係る第3実施の形態の機構板を装着
したパチンコ遊技機の裏面図である。
したパチンコ遊技機の裏面図である。
【図14】通路ユニットを外した状態の機構板の斜視図
である。
である。
【図15】第1通路ユニットの分解斜視図である。
【図16】第2通路ユニットの分解斜視図である。
【図17】普通機用の機構板の正面図である。
【図18】図17の機構板の要部正面断面図である。
【図19】カード対応型のパチンコ遊技機の機構板の正
面図である。
面図である。
【図20】図19の機構板の要部正面断面図である。
【図21】第2通路ユニット用の球払出装置の正面断面
図である。
図である。
【図22】通路ユニットのベース体の斜視図である。
【図23】他の実施の形態の通路ユニットを取付けた状
態の平面断面図である。
態の平面断面図である。
【図24】他の実施の形態の通路ユニットを取付けた状
態の平面断面図である。
態の平面断面図である。
2 前面枠 3 遊技盤 4 打球供給皿 6,6A,6B 機構板 9 球タンク 11 球誘導樋 12,43,88 球排出装置 33 設置スペース 34 第1通路ユニット 35 第2通路ユニット 34a,35a ベース体 34b,35b カバー体 75 第1通路ユニット 76 第2通路ユニット 75a,76a ベース体 75b,76b カバー体
Claims (3)
- 【請求項1】 前面枠の前面に打球供給皿が設けられ、
前面枠の裏面に遊技盤が設けられ、該遊技盤の裏面を覆
う機構板に球タンクのパチンコ球を球払出装置に導く球
誘導樋を備えてなるパチンコ遊技機において、 前記機構板の後面側であり、球誘導樋に連設して設置ス
ペースを設け、該設置スペースに、球払出装置と該球払
出装置から払い出されたパチンコ球を打球供給皿に導く
通路部を有する第1通路ユニット、または第1通路ユニ
ットと互換性を有し、かつ貸球用の払出機能を有する球
払出装置を備えた第2通路ユニットのいずれか一方を取
付けるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機の機
構板。 - 【請求項2】 前記第1通路ユニットおよび第2通路ユ
ニットはベース体とカバー体とからなり、該第1通路ユ
ニットおよび第2通路ユニットのベース体を共通とした
請求項1記載のパチンコ遊技機の機構板。 - 【請求項3】 前記第1通路ユニットおよび第2通路ユ
ニットの裏面側を開放し、該開放面を機構板により閉塞
するようにした請求項1記載のパチンコ遊技機の機構
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100680A JP2000288202A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | パチンコ遊技機の機構板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100680A JP2000288202A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | パチンコ遊技機の機構板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000288202A true JP2000288202A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14280476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100680A Pending JP2000288202A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | パチンコ遊技機の機構板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000288202A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088656A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-25 | Newgin Corp | パチンコ遊技機 |
JP2005218688A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
JP2007061498A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2007061497A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Newgin Corp | 遊技機 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11100680A patent/JP2000288202A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088656A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-25 | Newgin Corp | パチンコ遊技機 |
JP4688374B2 (ja) * | 2001-09-19 | 2011-05-25 | 株式会社ニューギン | パチンコ遊技機 |
JP2005218688A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
JP2007061498A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2007061497A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Newgin Corp | 遊技機 |
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