JP2786244B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、キャパシタセルを持つ半導体装置の形成に
適用して有効な技術に関するもので、例えば、キャパシ
タセルの一方の電極が高融点金属シリサイドまたは高融
点金属から形成され、かつ当該電極がその上層に位置す
るAl配線またはAl合金配線にコンタクトする半導体装置
の形成に利用して有効な技術に関するものである。
[従来の技術] 半導体本体内に形成された不純物層と、この不純物層
の上に形成された高誘電率絶縁膜をはさんで上記不純物
層と対峙される高融点金属シリサイドまたは高融点金属
から形成される電極と、からなるキャパシタセルを持つ
半導体装置については、例えば、特開昭59−4152号公報
に記載されている。この技術では、高誘電率絶縁膜の上
に、化学量論的に規定される量を越えない量のSiを含有
する高融点金属シリサイド等から形成される電極を設け
ている。
ところで、従来、上記のような半導体装置にあって
は、一般に、高誘電率絶縁膜の直上位置から十分離れた
位置で、高融点金属シリサイドとその上層に位置するAl
配線またはAl合金配線とをコンタクトさせていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、半導体装置の高集積化・微細化の要請に伴
い、キャパシタセル自体をも微細化することが望まれる
が、その要望に応えるべく、高融点金属シリサイドとそ
の上層に位置するAl配線またはAl合金配線とを高誘電率
絶縁膜の直上位置またはその近傍位置でコンタクトさせ
ようとすると、耐圧が低くなりキャパシタの特性が劣化
してしまうことが判った。
そして、その原因を追及するに、その原因はAl配線ま
たはAl合金配線形成の後の熱処理にあることが判った。
つまり、高融点金属シリサイドはAlのバリア性が悪く、
熱処理の際、Alが高誘電率絶縁膜まで拡散し、該高誘電
率絶縁膜中にAlが混入してしまうことが確認された。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、Al配線ま
たはAl合金配線形成後の熱処理においてもキャパシタ特
性が劣化することがなく、しかも高集積化・微細化に資
する構造を持つ半導体装置を提供することを目的として
いる。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
については、本明細書の記述および添附図面から明らか
になるであろう。
[課題を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概
要を説明すれば、下記のとおりである。
即ち、半導体本体内に形成された不純物層と、この不
純物層の上に形成された絶縁膜をはさんで上記不純物層
と対峙される高融点金属シリサイドまたは高融点金属か
ら形成される電極と、から構成されるキャパシタを持
ち、上記電極がそれより上層に位置するAl配線またはAl
合金配線にコンタクトされる構造を持つ半導体装置にお
いて、上記電極を下記一般式[1]または[2] Mo(Si)x ‥‥[1] W(Si)x ‥‥[2] (但し、式[1],[2]中のxは1.2以下の数を表
す。) から形成し、キャパシタ部の直上位置またはその近傍位
置でAl配線またはAl合金配線のコンタクトをさせたもの
である。
[作用] 上記した手段によれば、Al配線またはAl合金配線とコ
ンタクトされるキャパシタセルの電極材料として上記の
ような組成を持つ材料を用いているので、該電極がAlの
バリア層として機能する。その結果、Al配線またはAl合
金配線形成の後における熱処理によってもキャパシタ特
性の劣化を生じることはなくなる。
また、キャパシタセルの真上位置またはその近傍位置
にAl配線またはAl合金配線と電極とのコンタクト部を設
けているので、半導体装置の高集積化・微細化が図れる
こととなる。
[実施例] 以下、本発明に係る半導体装置の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図には本発明に係る半導体装置の実施例における
キャパシタセルが示されている。
同図において、符号Cはキャパシタセル全体を示し、
ここでは、キャパシタセルCはP型の半導体本体1内に
形成されたN+不純物層2と、その上に形成されたTa2O5
膜(絶縁膜)3をはさんで上記不純物層2と対峙される
高融点金属シリサイドまたは高融点金属からなる電極4
とから構成されている。そして、この電極4は、上記Ta
2O5膜3の直上位置にて、該電極4の上層に位置するAl
配線またはAl合金配線5とコンタクトされている。
ここで、電極4は、具体的に言えば、下記一般式
[1]または[2] Mo(Si)x ‥‥[1] W(Si)x ‥‥[2] (但し、式[1],[2]中のxは0を1.2以下の数を
表す。) から形成される。好ましくはxが0.8〜1.2、より好まし
くはxが1の材料で電極4を形成することが望ましい。
なお、第1図において符号6および7はリンガラスか
らなる層間絶縁膜を表している。
上記のように構成された半導体装置において、電極4
は、Al配線またはAl合金配線5形成後の熱処理の際に、
Alのバリア層として機能し、Ta2O5膜3へのAlへの混入
を防止する。
この効果を裏付けるため、下記のような実験を行なっ
た。
先ず、第2図に示すような従来構造のサンプルを製造
した。
同図において、符号Cはキャパシタセル全体を示し、
ここでは、キャパシタセルCはP型の半導体本体1内に
形成されたN+不純物層2と、その上に形成されたTa2O5
膜(絶縁膜)3をはさんで上記不純物層2と対峙される
電極4とから構成されている。そして、この電極4は、
上記Ta2O5膜3の直上位置から離れた位置にて、該電極
4の上層に位置するAl配線またはAl合金配線5とコンタ
クトされている。なお、同図において符号6,7はリンガ
ラスを示している。
ここで、電極4の材料として下記一般式[1] Mo(Si)x ‥‥[1] で表されるケイ素・モリブデン化合物として上記[1]
式中のxが0.8,1.2,1.7,2.1のものを用いた。さらに、
電極4の材料として純Wを用いた。
そして、そのそれぞれについて、Al合金配線5の形成
後に475℃の熱処理(N2アニール)を加えた。この熱処
理時間と、リーク電流1μA/cm2時の耐圧を調べたのが
第3図である。同図において記号○はx=0.8のもの、
●はx=1.2のもの、△はx=1.7のもの、▲はx=2.1
のもの、×は純Wのものを示している。
従来構造においてはMo(Si)xのx>2.0(ストイキ
メトリな組成)のときの組成x=2.1のみ熱処理による
耐圧の劣化が見られる。
ところが、xが0.8,1.2,1.7,2.1のもの、および純W
で電極4を形成し、Al合金配線5をTa2O5膜3の直上位
置に設けたものでは、第4図に示すようにMo(Si)xの
x=1.7の組成のものにもかなり大きな耐圧変化が見ら
れた。
次に、Al直上構造において耐圧劣化の見られたx=1.
7のものと耐圧が劣化しないx=1.2のものについてオー
ジェ分析によって深さ方向の元素分布を調べてみた。そ
の結果が第5図および第6図に示されている。ここで、
第5図はx=1.7のもの、第6図はx=1.2のものを示し
ている。
第5図に示すx=1.7のものでは、AlがMo(Si)x中
を拡散し、Ta2O5膜3まで達していることがわかる。こ
れに対して、第6図に示すx=1.2の深さ方向の元素分
布においてはAlがMo(Si)xとの界面付近に留まってお
り、Mo(Si)x膜がAlのバリア層として作用しているこ
とがわかる。つまり、キャパシタ電極としてx=1.2以
下のものを使用することによりAl電極形成後の熱処理に
よるキャパシタ特性の劣化を防止できることは明白であ
る。
なお、第7図(A)〜(D)に基づいて、本発明の一
実施例のキャパシタ部分の製造工程を説明する。
第7図(A)に示すように、単結晶Siからなる半導体
本体1にイオン・イン・プランテーションにてリンを打
込みN+不純物層2を形成する。次に、第7図(B)に示
すようにCVD法にてリンガラス6を堆積した後、キャパ
シタ部をホトリソグラフィにて形成する。次いで、第7
図(C)に示すようにTa2O5を反応性スパッタリングに
て堆積してTa2O5膜3を形成した後、電極4を形成す
る。その後、第7図(D)に示すようにCVDにてリンガ
ラス7を堆積した後ホトリソグラフィにてコンタクト穴
をキャパシタ部真上位置に形成する。そして、第1図に
示すようにAl合金をスパッタリングにて堆積した後、ホ
トリソグラフィにて配線5を形成する。
なお、Mo(Si)x膜のSiの組成ができるだけ多い方が
リンガラス堆積時にMo(Si)x表面の酸化を低減でき
る。その点からは、xを0.8以上とするのが好ましい、
としたのである。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施例では、コンタクト穴の位置をキャ
パシタ部直上位置としているが、第8図に示すように、
キャパシタ直上位置近傍にある場合についても、本願発
明は有効である。
また、上記実施例では、Mo(Si)xの実験例について
述べたが、W(Si)xの場合にもxが1.2以下のものに
ついて同様の効果が得られた。
なお、キャパシタセルの絶縁膜の材料として、上記実
施例ではTa2O5を用いているが、SiO2、酸化チタン、酸
化ニオビウムまたは酸化ハフニウムを用いても良いし、
さらにはそれらを組合せにて絶縁膜を形成するようにし
ても良い。
[発明の効果] 本願において開示される発明のうち代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりであ
る。
即ち、半導体本体内に形成された不純物層と、この不
純物層の上に形成された絶縁膜をはさんで上記不純物層
と対峙される高融点金属シリサイドまたは高融点金属か
ら形成される電極と、から構成されるキャパシタセルを
持ち、上記電極がそれより上層に位置するAl配線または
Al合金配線にコンタクトされる構造を持つ半導体装置に
おいて、上記電極を下記一般式[1]または[2] Mo(Si)x ‥‥[1] W(Si)x ‥‥[2] (但し、式[1],[2]中のxは1.2以下の数を表
す。) から形成し、キャパシタ部の直上位置またはその近傍位
置でAl配線またはAl合金配線のコンタクトをさせたの
で、熱処理による高誘電率絶縁膜へのAlの拡散を防止で
きるので、高誘電率絶縁膜の耐圧劣化を防止するのに効
果がある。また、メモリセルの面積の縮小化に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る半導体装置の実施例におけるキャ
パシタセルの縦断面図、 第2図は従来構造のキャパシタセルの縦断面図、 第3図は従来構造のキャパシタセルにおけるアニール後
の耐圧を示すグラフ、 第4図はAl直上構造のキャパシタセルにおけるアニール
後のキャパシタの耐圧を示すグラフ、 第5図はx=1.7のキャパシタセル深さ方向元素分布、 第6図はx=1.2のキャパシタセル深さ方向元素分布、 第7図(A)〜(D)は第1図のキャパシタセルの製造
方法の途中工程を示す縦断面図、 第8図は他の実施例のキャパシタセルの縦断面図であ
る。 1……半導体本体、2……拡散層、3……絶縁膜、4…
…電極、5……配線。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜と、Mo(Si)xまたはW(Si)x
    (xは0.8以上1.2以下)からなる電極とを有するキャパ
    シタと、 前記電極とコンタクトされているアルミニウム配線層ま
    たはアルミニウム合金配線層とを有することを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁膜は、Ta2O5、SiO2、酸化チタ
    ン、酸化ニオビウム、酸化ハフニウムの何れか、または
    これらの組合せであることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
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