JP2785174B2 - スチール製収納庫の側板構造 - Google Patents

スチール製収納庫の側板構造

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JP2785174B2 JP11121994A JP11121994A JP2785174B2 JP 2785174 B2 JP2785174 B2 JP 2785174B2 JP 11121994 A JP11121994 A JP 11121994A JP 11121994 A JP11121994 A JP 11121994A JP 2785174 B2 JP2785174 B2 JP 2785174B2
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秀美 矢口
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Okamura Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棚式スチールキャビネ
ットのようなスチール製収納庫の内側面に生ずる凹部を
閉塞して、この内側面をフラットに仕上げるための側板
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスチールキャビネットでは、鋼板
を折り曲げて形成した縦補強部材を筐体の鋼板製側板の
内面の前部と後部に溶接して筐体強度を確保している。
この縦補強部材の存在により筐体内側面に凹部が形成さ
れ、そのため筐体内部の体裁を損ない、かつ書籍、バイ
ンダー等を収容する際に縦補強部材が邪魔になるという
欠点があった。この問題を解決する手段として、実公昭
49-24262号公報には、平面コ字状の鋼板製のカバーを凹
部に嵌め込むことが提案されている。このようにすれ
ば、筐体内側面がフラットに仕上がる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の公報記
載の手段では、部品点数が増えるとともに、製作工程も
増大するので高価になるという欠点を有する。
【0004】本発明の目的は、スチールキャビネットの
筐体内側面の前部に溶接された縦補強部材によって生ず
る凹部を閉塞し、筐体強度を確保するとともに内側面を
フラットに仕上げる安価な側板構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) スチール製の収納庫筐体内で、その前端部に固
着された縦補強部材の後部と、該縦補強部材の後方に存
在する凹部を閉塞する内側板の前部とのいずれか一方に
係合孔を、かつ他方に前記係合孔に係合する係合部を設
け、前記係合孔と係合部との係合により、内側板の前部
を縦補強部材に係合させるとともに、前記内側板の後端
の折曲部を収納庫筐体内でその後部に溶接したこと。 (2) (1)項において、前部縦補強部材の後側縁部
に係合孔を設け、かつ内側板の前端部に、前記係合孔に
係合する係合部を設ける。 (3) (1)項において、内側板の前端面に係合孔を
設け、かつ前部縦補強部材の後面に、前記係合孔に係合
する係合部を設ける。
【0006】
【作用】本発明によれば、前部の縦補強部材の後部と内
側板の前部とのいずれか一方に設けられた係合孔に、他
方に設けられた係合部を係合させるとともに、内側板の
後端の折曲部を筐体の後部に溶接するので、内側板は縦
補強部材と連続する内側面を構成して、筐体の内側面を
フラットに仕上げられる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である棚式スチ
ールキャビネットの分解斜視図である。このキャビネッ
トの筐体(1)の両側板(5)の内面にはその前部に縦補強
部材(6)が溶接されている。
【0008】図2は、このキャビネットの横断面を示す
図である。この図に示すように、前部の縦補強部材(6)
は鋼板を折り曲げてなるもので、鋼板製の側板(5)の前
部のフランジに接して箱状の空間を形成するように溶接
されている。この前部の縦補強部材(6)と筐体(1)の内
部の後端部との間には、大きな凹部が形成されている。
この凹部に、鋼板を折り曲げてなる内側板(10)を嵌合さ
せている。
【0009】図3の分解斜視図に示すように、内側板(1
0)はその前側縁部(7)に切り起こしの係合部(8)が形成
してされている。内側板(10)の前側縁部(7)の巾は縦補
強部材(6)の後側縁部(11)の巾に見合うもので、縦補強
部材(6)の後側縁部(11)には、内側板(10)の係合部(8)
に対応する位置に係合孔(12)が穿設されている。
【0010】内側板(10)の後端部はL字状に折り曲げら
れ、折曲部(13)を形成している。この折曲部に至る折り
曲げの巾は前側縁部(7)の巾と同じとしてあり、これに
よって縦補強部材(6)の平面に揃うフラットな平面を形
成している。
【0011】内側板(10)は図3に示すように、まずその
前側縁部(7)の係合部(8)を縦補強部材(6)の後側縁部
(11)の係合孔(12)に差し入れ、ついで内側板(10)の後端
部の折曲部(13)を側板(5)に溶接することによって組み
付けられる。
【0012】図1および図3に示すように、前部の縦補
強部材(6)および内側板(10)の後端部にはそれぞれ一連
の丸孔(4)が穿設されており、この丸孔(4)に図2に示
す棚受け金具(9)を係止して、その上に棚板(3)を掛け
渡すのである。
【0013】図4は、本発明の第2実施例を示すもの
で、本実施例では、内側板(10)の前端面に係合孔(12')
を設け、かつ前部縦補強部材(6)の後面に、係合孔(12)
に係合する切り起こし状の係合部(8')を設けている。
その他の構成は、第1実施例のものと同一であり、それ
らの同一の構成部材については、同一の符号をもって図
示し、詳細な説明は省略する。
【0014】本実施例のような構成としても、第1実施
例のものと同様の作用及び効果を奏することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、上述の通り、前部の縦
補強部材の後部と内側板の前部とのいずれか一方に設け
られた係合孔に、他方に設けられた係合部を係合させる
とともに、内側板の後部の折曲部を側板に溶接するよう
にしたので、縦補強部材と連続する内側面を形成して、
筐体内側面をフラットに仕上げることができる。また、
内側板を溶接する際には、この係合が内側板の位置決め
機能を果たし、かつ内側板の溶接箇所は従来の後部縦補
強部材の溶接箇所と同じ位置とすれば、既存の設備によ
りそのまま溶接を行うことができ、筐体の製作も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である棚式スチールキャビ
ネットの分解斜視図である。
【図2】図1の実施例の部分拡大横断面図である。
【図3】図1の実施例の一部の拡大分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例における図3と同様の部分
の分解斜視図である。
【符号の説明】
(1)筐体 (2)扉 (3)棚板 (4)係止孔 (5)側板 (6)前部の縦補強部材 (7)前側縁部 (8)(8')係合部 (9)棚受け金具 (10)内側板 (11)後側縁部 (12)(12')係合孔 (13)折曲部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチール製の収納庫筐体内で、その前端
    部に固着された縦補強部材の後部と、該縦補強部材の後
    方に存在する凹部を閉塞する内側板の前部とのいずれか
    一方に係合孔を、かつ他方に前記係合孔に係合する係合
    部を設け、前記係合孔と係合部との係合により、内側板
    の前部を縦補強部材に係合させるとともに、前記内側板
    の後端の折曲部を収納庫筐体内でその後部に溶接したこ
    とを特徴とするスチール製収納庫の側板構造。
  2. 【請求項2】 前部縦補強部材の後側縁部に係合孔を設
    け、かつ内側板の前端部に、前記係合孔に係合する係合
    部を設けたことを特徴とする請求項1記載のスチール製
    収納庫の側板構造。
  3. 【請求項3】 内側板の前端面に係合孔を設け、かつ前
    部縦補強部材の後面に、前記係合孔に係合する係合部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のスチール製収納
    庫の側板構造。
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