JP2783359B2 - フッ素樹脂多層回路基板 - Google Patents
フッ素樹脂多層回路基板Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フッ素樹脂多層
回路基板に関する。
回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のフッ素樹脂多層回路基板
としては、例えば図7に示す如き構造のものがある。す
なわち、PTFE等のフッ素樹脂がガラス布等の織布に
含浸されてなるプリプレグ原反から、矩形状のプリプレ
グ5b(但し、断面形状は概略示している)を形成し、
複数のプリプレグ5bの糸方向を全て揃えてフッ素樹脂
多層プリント配線用積層板71を形成し、また、この積
層板71を内層板として用い、該積層板71の上下に銅
箔72,72等の金属箔を配設してなる両面板73を設
けて、上述の両面板73に回路を形成すると共に、この
回路が形成された両面板73(内層回路板)の上下両側
に外層用の複数のプリプレグ5dを配設し、さらに外層
用のプリプレグ5d,5dの最外層に位置するプリプレ
グ5d,5dの上下両側に銅箔74,74を図示の如く
配設してなる多層回路基板75(内層が並行、外層が並
行のタイプ)である。ここで、上述の内層用の複数のプ
リプレグ5dと、外層用の複数のプリプレグ5d,5d
との方向性は内層と外層とで縦糸方向が同一になるよう
に全て揃えられている。
としては、例えば図7に示す如き構造のものがある。す
なわち、PTFE等のフッ素樹脂がガラス布等の織布に
含浸されてなるプリプレグ原反から、矩形状のプリプレ
グ5b(但し、断面形状は概略示している)を形成し、
複数のプリプレグ5bの糸方向を全て揃えてフッ素樹脂
多層プリント配線用積層板71を形成し、また、この積
層板71を内層板として用い、該積層板71の上下に銅
箔72,72等の金属箔を配設してなる両面板73を設
けて、上述の両面板73に回路を形成すると共に、この
回路が形成された両面板73(内層回路板)の上下両側
に外層用の複数のプリプレグ5dを配設し、さらに外層
用のプリプレグ5d,5dの最外層に位置するプリプレ
グ5d,5dの上下両側に銅箔74,74を図示の如く
配設してなる多層回路基板75(内層が並行、外層が並
行のタイプ)である。ここで、上述の内層用の複数のプ
リプレグ5dと、外層用の複数のプリプレグ5d,5d
との方向性は内層と外層とで縦糸方向が同一になるよう
に全て揃えられている。
【0003】図7に示す従来の構造においては全てのプ
リプレグ5bの縦糸方向が揃えられた積層板71を内層
板として用いて多層回路基板75が構成されているの
で、製造時に原反の歩留りがよい利点がある反面、次の
ような問題点があった。すなわち、多層回路基板75成
形の前後(成形前と成形後)で内層板(積層板71参
照)の寸法変化を見ると、縦糸方向ではマイナス(負)
の寸法変化が発生し、横糸方向ではプラス(正)の寸法
変化が発生する関係上、多層板の高性能化への障害とな
る問題があった。つまり縦糸と横糸とのテンションの差
異が織布と成した後においても残存し、加熱加圧時にガ
ラス布に反りが発生するため、このような問題点が生ず
る。
リプレグ5bの縦糸方向が揃えられた積層板71を内層
板として用いて多層回路基板75が構成されているの
で、製造時に原反の歩留りがよい利点がある反面、次の
ような問題点があった。すなわち、多層回路基板75成
形の前後(成形前と成形後)で内層板(積層板71参
照)の寸法変化を見ると、縦糸方向ではマイナス(負)
の寸法変化が発生し、横糸方向ではプラス(正)の寸法
変化が発生する関係上、多層板の高性能化への障害とな
る問題があった。つまり縦糸と横糸とのテンションの差
異が織布と成した後においても残存し、加熱加圧時にガ
ラス布に反りが発生するため、このような問題点が生ず
る。
【0004】例えばPTFEの熱膨張率は120×10
-6/℃であって、上述の寸法変化が過大であると、多層
成形時に通常その幅が約200μmの回路パターンが切
断されるので、微細な回路パターンを形成することが困
難となり、パターン設計が不可能となるうえ、集積度の
向上を図ることができない問題点があった。
-6/℃であって、上述の寸法変化が過大であると、多層
成形時に通常その幅が約200μmの回路パターンが切
断されるので、微細な回路パターンを形成することが困
難となり、パターン設計が不可能となるうえ、集積度の
向上を図ることができない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、積層板を構成する複数層のプリプレグのう
ち最外層に位置する上下のプリプレグの縦糸方向のみを
他のプリプレグの縦糸方向に対して交差させることで、
多層成形前後(多層回路基板の成形前と成形後)におけ
る寸法変化の大幅な減少を図ることができ、しかも上述
の積層板を内層板として用い、該積層板(内層板)にお
ける最外層の縦糸方向に対して縦糸方向が90度異なる
少なくとも1層の外層用のプリプレグを配設すること
で、多層成形前後における寸法変化の大幅な減少を図る
ことができ、かつ残留応力も少で、加えてプリプレグの
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、反りや歪みが小
さく、微細な回路パターンの形成が容易となって、集積
度の向上を図ることができるフッ素樹脂多層回路基板の
提供を目的とする。
載の発明は、積層板を構成する複数層のプリプレグのう
ち最外層に位置する上下のプリプレグの縦糸方向のみを
他のプリプレグの縦糸方向に対して交差させることで、
多層成形前後(多層回路基板の成形前と成形後)におけ
る寸法変化の大幅な減少を図ることができ、しかも上述
の積層板を内層板として用い、該積層板(内層板)にお
ける最外層の縦糸方向に対して縦糸方向が90度異なる
少なくとも1層の外層用のプリプレグを配設すること
で、多層成形前後における寸法変化の大幅な減少を図る
ことができ、かつ残留応力も少で、加えてプリプレグの
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、反りや歪みが小
さく、微細な回路パターンの形成が容易となって、集積
度の向上を図ることができるフッ素樹脂多層回路基板の
提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、回路が形成された積
層板の上下に配設される外層用のプリプレグを上下で同
数に設定することで、寸法変化が小さい上下対称形状の
フッ素樹脂多層回路基板の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、回路が形成された積
層板の上下に配設される外層用のプリプレグを上下で同
数に設定することで、寸法変化が小さい上下対称形状の
フッ素樹脂多層回路基板の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、回路が形成された積
層板の上下に配設される外層用のプリプレグを上下で異
数に設定することで、寸法変化が小さい上下非対称形状
のフッ素樹脂多層回路基板の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、回路が形成された積
層板の上下に配設される外層用のプリプレグを上下で異
数に設定することで、寸法変化が小さい上下非対称形状
のフッ素樹脂多層回路基板の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、フッ素樹脂がガラス布等の織布に含浸されて
なるプリプレグ原反から、長手方向が原反の縦糸方向に
沿う矩形状の第1プリプレグと、幅方向が原反の縦糸方
向に沿う矩形状の第2プリプレグとを形成し、少なくと
も1層の第1プリプレグの上下両最外層に該第1プリプ
レグの縦糸方向とその縦糸方向が交差する1枚の第2プ
リプレグをそれぞれ配設した積層板を形成し、上記積層
板の上下に銅箔等の金属箔が配設され、該金属箔に回路
が形成され、上記回路の上下に、上記積層板における最
外層の縦糸方向に対してその縦糸方向が90度異なる少
なくとも1層の第1プリプレグを配設したフッ素樹脂多
層回路基板であることを特徴とする。
の発明は、フッ素樹脂がガラス布等の織布に含浸されて
なるプリプレグ原反から、長手方向が原反の縦糸方向に
沿う矩形状の第1プリプレグと、幅方向が原反の縦糸方
向に沿う矩形状の第2プリプレグとを形成し、少なくと
も1層の第1プリプレグの上下両最外層に該第1プリプ
レグの縦糸方向とその縦糸方向が交差する1枚の第2プ
リプレグをそれぞれ配設した積層板を形成し、上記積層
板の上下に銅箔等の金属箔が配設され、該金属箔に回路
が形成され、上記回路の上下に、上記積層板における最
外層の縦糸方向に対してその縦糸方向が90度異なる少
なくとも1層の第1プリプレグを配設したフッ素樹脂多
層回路基板であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記回路の上下に配
設される第1プリプレグを上下で同数に設定したフッ素
樹脂多層回路基板であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記回路の上下に配
設される第1プリプレグを上下で同数に設定したフッ素
樹脂多層回路基板であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記回路の上下に配
設される第1プリプレグを上下で異数に設定したフッ素
樹脂多層回路基板であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記回路の上下に配
設される第1プリプレグを上下で異数に設定したフッ素
樹脂多層回路基板であることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】この発明の請求項1記載のフ
ッ素樹脂多層回路基板は、少なくとも1層の第1プリプ
レグの上下両最外層に該第1プリプレグの縦糸方向とそ
の縦糸方向が交差する各1枚の第2プリプレグが配設さ
れているので、多層成形前後における寸法変化の大幅な
減少を図ることができ、かつ残留応力も少となる効果が
ある。 加えて、積層板を構成するプリプレグの枚数を奇
数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小により反
りや歪みが小さい積層板を構成することができる効果が
ある。
ッ素樹脂多層回路基板は、少なくとも1層の第1プリプ
レグの上下両最外層に該第1プリプレグの縦糸方向とそ
の縦糸方向が交差する各1枚の第2プリプレグが配設さ
れているので、多層成形前後における寸法変化の大幅な
減少を図ることができ、かつ残留応力も少となる効果が
ある。 加えて、積層板を構成するプリプレグの枚数を奇
数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小により反
りや歪みが小さい積層板を構成することができる効果が
ある。
【0012】しかも、上述の積層板を内層板として用
い、この積層板(内層板)の上下に金属箔が配設され、
この金属箔に回路が形成されると共に、回路の上下に、
上述の積層板における最外層の縦糸方向に対してその縦
糸方向が90度異なる少なくとも1層の外層用の第1プ
リプレグを配設したので、多層成形前後における寸法変
化の大幅な減少を図ることができ、かつ残留応力も少と
なる効果があり、この結果、微細な回路パターンの形成
が容易となって、集積度の向上を図ることができる効果
がある。
い、この積層板(内層板)の上下に金属箔が配設され、
この金属箔に回路が形成されると共に、回路の上下に、
上述の積層板における最外層の縦糸方向に対してその縦
糸方向が90度異なる少なくとも1層の外層用の第1プ
リプレグを配設したので、多層成形前後における寸法変
化の大幅な減少を図ることができ、かつ残留応力も少と
なる効果があり、この結果、微細な回路パターンの形成
が容易となって、集積度の向上を図ることができる効果
がある。
【0013】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記回路の上
下に配設される外層用のプリプレグを上下で同数に設定
したので、寸法変化が小さい上下対称形状のフッ素樹脂
多層回路基板を得ることができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記回路の上
下に配設される外層用のプリプレグを上下で同数に設定
したので、寸法変化が小さい上下対称形状のフッ素樹脂
多層回路基板を得ることができる効果がある。
【0014】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記回路の上
下に配設される外層用のプリプレグを上下で異数に設定
したので、寸法変化が小さい上下非対称形状のフッ素樹
脂多層回路基板を得ることができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記回路の上
下に配設される外層用のプリプレグを上下で異数に設定
したので、寸法変化が小さい上下非対称形状のフッ素樹
脂多層回路基板を得ることができる効果がある。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はフッ素樹脂多層回路基板を示し、図1、
図2において、縦糸1と横糸2とを備えた厚さ60μm
のガラスクロス3にフッ素樹脂としてのPTFE(ポリ
テトラフルオロエチレンの略で、四フッ化エチレン樹脂
のこと)ディスパージョン4を含浸率73wt%で含浸さ
せて厚さ約0.08mmのプリプレグ(pre-preg)原反5
を構成し、このプリプレグ原反5から図2に示すように
長手方向が原反5の縦糸1の方向Yに沿う矩形状の第1
プリプレグ5aと、幅方向が原反5の縦糸1の方向Yに
沿う矩形状の第2プリプレグ5b(換言すれば長手方向
が原反5の横糸方向Xに沿う第2プリプレグ)とを裁断
して形成する。ここで、上述の各プリプレグ5a,5b
はその長手方向および幅方向の寸法が同一(例えば一辺
が約340mm)のものを含む。
述する。図面はフッ素樹脂多層回路基板を示し、図1、
図2において、縦糸1と横糸2とを備えた厚さ60μm
のガラスクロス3にフッ素樹脂としてのPTFE(ポリ
テトラフルオロエチレンの略で、四フッ化エチレン樹脂
のこと)ディスパージョン4を含浸率73wt%で含浸さ
せて厚さ約0.08mmのプリプレグ(pre-preg)原反5
を構成し、このプリプレグ原反5から図2に示すように
長手方向が原反5の縦糸1の方向Yに沿う矩形状の第1
プリプレグ5aと、幅方向が原反5の縦糸1の方向Yに
沿う矩形状の第2プリプレグ5b(換言すれば長手方向
が原反5の横糸方向Xに沿う第2プリプレグ)とを裁断
して形成する。ここで、上述の各プリプレグ5a,5b
はその長手方向および幅方向の寸法が同一(例えば一辺
が約340mm)のものを含む。
【0016】而して上述の第1プリプレグ5aを図3に
示すように内側に合計5枚配設し、これら各第1プリプ
レグ5a…の上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦
糸方向Yとその縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレ
グ5b,5bを各1枚配設してフッ素樹脂多層プリント
配線板用の積層板6(以下、単に積層板と略記する)を
構成し、さらに、この積層板6の上下に厚さ35μmの
銅箔7,7が配設された両面板8を構成し、この両面板
8を温度380℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各
条件下で加熱加圧(1次成形)して、図3に示す如き、
内層用回路基板を構成した。なお、本来の断面形状は図
1のようになるが、図3以降の各図においては図示の便
宜上、断面形状を概略示している。
示すように内側に合計5枚配設し、これら各第1プリプ
レグ5a…の上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦
糸方向Yとその縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレ
グ5b,5bを各1枚配設してフッ素樹脂多層プリント
配線板用の積層板6(以下、単に積層板と略記する)を
構成し、さらに、この積層板6の上下に厚さ35μmの
銅箔7,7が配設された両面板8を構成し、この両面板
8を温度380℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各
条件下で加熱加圧(1次成形)して、図3に示す如き、
内層用回路基板を構成した。なお、本来の断面形状は図
1のようになるが、図3以降の各図においては図示の便
宜上、断面形状を概略示している。
【0017】さらに図3に示す内層用回路基板(両面板
8参照)に回路(図4参照)を形成し、この回路が形成
された内層用回路基板の上下に、上述の積層板6におけ
る最外層の第2プリプレグ5b,5bの縦糸方向に対し
てその縦糸方向が90度異なる各6枚の外層用としての
第1プリプレグ5c…をそれぞれ配設し、これら各外層
形成用の各6枚の外層用としての第1プリプレグ5c,
5cの上下両最外層に厚さ18μmの銅箔9,9を配設
して、これらを温度350℃、圧力15kgf/cm2 、時間
20分の各条件下で加熱加圧(2次成形)して上下対称
形状の多層回路基板10(内層が内外クロス、外層がク
ロスのタイプ)を構成した。
8参照)に回路(図4参照)を形成し、この回路が形成
された内層用回路基板の上下に、上述の積層板6におけ
る最外層の第2プリプレグ5b,5bの縦糸方向に対し
てその縦糸方向が90度異なる各6枚の外層用としての
第1プリプレグ5c…をそれぞれ配設し、これら各外層
形成用の各6枚の外層用としての第1プリプレグ5c,
5cの上下両最外層に厚さ18μmの銅箔9,9を配設
して、これらを温度350℃、圧力15kgf/cm2 、時間
20分の各条件下で加熱加圧(2次成形)して上下対称
形状の多層回路基板10(内層が内外クロス、外層がク
ロスのタイプ)を構成した。
【0018】なお、外層用としての第1プリプレグ5c
と最外層の第2のプリプレグ5bは上記第1プリプレ
グ、第2プリプレグの表面層に接着層としてのPFA
(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)がコーティング
されたものである。
と最外層の第2のプリプレグ5bは上記第1プリプレ
グ、第2プリプレグの表面層に接着層としてのPFA
(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)がコーティング
されたものである。
【0019】この多層回路基板10における上述の積層
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
した結果、縦方向および横方向の何れもマイナス0.0
60%という充分満足する小さい値であった。
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
した結果、縦方向および横方向の何れもマイナス0.0
60%という充分満足する小さい値であった。
【0020】本実施例(実施例1)の多層回路基板10
における寸法変化率と比較するために、図7乃至図12
に示すそれぞれの比較例1〜6の多層回路基板を構成し
た。なお図7乃至図12において前図と同一の部分には
同一符号を付している。図7に示す比較例1の多層回路
基板75は、内層用の積層板71を形成する合計7枚の
第2プリプレグ5b…と、外層用の各6枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5d…とのそれぞれの縦糸方向を全
て揃えて本実施例と同一条件下にて1次成形および2次
成形したものである(内層が並行、外層が並行のタイ
プ)。
における寸法変化率と比較するために、図7乃至図12
に示すそれぞれの比較例1〜6の多層回路基板を構成し
た。なお図7乃至図12において前図と同一の部分には
同一符号を付している。図7に示す比較例1の多層回路
基板75は、内層用の積層板71を形成する合計7枚の
第2プリプレグ5b…と、外層用の各6枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5d…とのそれぞれの縦糸方向を全
て揃えて本実施例と同一条件下にて1次成形および2次
成形したものである(内層が並行、外層が並行のタイ
プ)。
【0021】図8に示す比較例2の多層回路基板76
は、内層用の積層板77を形成する合計7枚のプリプレ
グを全て第2プリプレグ5b…とし、外層用の各6枚の
プリプレグを全て外層用としての第1プリプレグ5c…
として、内層を形成するプリプレグ5bの全ての縦糸方
向を揃えると共に、このプリプレグ5bに対して外層を
形成する全てのプリプレグ5cの縦方向を90度ずらし
た構成とし、本実施例と同一条件下にて1次成形および
2次成形したものである(内層が並行、外層がクロスの
タイプ)。
は、内層用の積層板77を形成する合計7枚のプリプレ
グを全て第2プリプレグ5b…とし、外層用の各6枚の
プリプレグを全て外層用としての第1プリプレグ5c…
として、内層を形成するプリプレグ5bの全ての縦糸方
向を揃えると共に、このプリプレグ5bに対して外層を
形成する全てのプリプレグ5cの縦方向を90度ずらし
た構成とし、本実施例と同一条件下にて1次成形および
2次成形したものである(内層が並行、外層がクロスの
タイプ)。
【0022】図9に示す比較例3の多層回路基板78
は、内側に合計5枚の第1プリプレグ5a…を配設し、
この上下両最外層に各1枚の第2プリプレグ5b,5b
を配設して内層用の積層板79を構成すると共に、外層
用の各6枚のプリプレグは上述の上下両最外層のプリプ
レグ5bとその縦糸の方向が何れも並行となる外層用と
しての第2プリプレグ5d…として、本実施例と同一条
件下にて1次成形および2次成形したものである(内層
が内外クロス、外層が並行のタイプ)。
は、内側に合計5枚の第1プリプレグ5a…を配設し、
この上下両最外層に各1枚の第2プリプレグ5b,5b
を配設して内層用の積層板79を構成すると共に、外層
用の各6枚のプリプレグは上述の上下両最外層のプリプ
レグ5bとその縦糸の方向が何れも並行となる外層用と
しての第2プリプレグ5d…として、本実施例と同一条
件下にて1次成形および2次成形したものである(内層
が内外クロス、外層が並行のタイプ)。
【0023】図10に示す比較例4の多層回路基板80
は、内側に合計3枚の第1プリプレグ5aと合計4枚の
第2プリプレグ5bとを交互に配設して内層用の積層板
81を構成すると共に、外層用の各6枚のプリプレグは
上述の積層板81を構成する上下最外層のプリプレグ5
bとその縦糸の方向が何れも並行となる外層用としての
第2プリプレグ5d…として、本実施例と同一条件下に
て1次成形および2次成形したものである(内層が全ク
ロス、外層が並行のタイプ)。
は、内側に合計3枚の第1プリプレグ5aと合計4枚の
第2プリプレグ5bとを交互に配設して内層用の積層板
81を構成すると共に、外層用の各6枚のプリプレグは
上述の積層板81を構成する上下最外層のプリプレグ5
bとその縦糸の方向が何れも並行となる外層用としての
第2プリプレグ5d…として、本実施例と同一条件下に
て1次成形および2次成形したものである(内層が全ク
ロス、外層が並行のタイプ)。
【0024】図11に示す比較例5の多層回路基板82
は、内側に合計3枚の第1プリプレグ5aと合計4枚の
第2プリプレグ5bとを交互に配設して内層用の積層板
83を構成すると共に、外層用の各6枚のプリプレグは
上述の積層板83を構成する上下最外層のプリプレグ5
bに対してその縦糸の方向が90度ずれた外層用として
の第1プリプレグ5c…として、本実施例と同一条件下
にて1次成形および2次成形したものである(内層が全
クロス、外層がクロスのタイプ)。
は、内側に合計3枚の第1プリプレグ5aと合計4枚の
第2プリプレグ5bとを交互に配設して内層用の積層板
83を構成すると共に、外層用の各6枚のプリプレグは
上述の積層板83を構成する上下最外層のプリプレグ5
bに対してその縦糸の方向が90度ずれた外層用として
の第1プリプレグ5c…として、本実施例と同一条件下
にて1次成形および2次成形したものである(内層が全
クロス、外層がクロスのタイプ)。
【0025】図12に示す比較例6の多層回路基板84
は、内側に合計3枚の第2プリプレグ5bと合計4枚の
第1プリプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板
85を構成すると共に、この上下両面にそれぞれ3枚の
外層用としての第1プリプレグ5cと3枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5dとを交互に配設して外層用と成
して、上下に隣接するプリプレグ5a,5bおよび5
c,5d間の縦糸方向を全て90度ずつずらせるように
配置して、本実施例と同一条件下にて1次成形および2
次成形したものである(内層が全クロス、外層が全クロ
スのタイプ)。
は、内側に合計3枚の第2プリプレグ5bと合計4枚の
第1プリプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板
85を構成すると共に、この上下両面にそれぞれ3枚の
外層用としての第1プリプレグ5cと3枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5dとを交互に配設して外層用と成
して、上下に隣接するプリプレグ5a,5bおよび5
c,5d間の縦糸方向を全て90度ずつずらせるように
配置して、本実施例と同一条件下にて1次成形および2
次成形したものである(内層が全クロス、外層が全クロ
スのタイプ)。
【0026】このようにして構成された本実施例(実施
例1)の多層回路基板10と各比較例1〜6の多層回路
基板75,76,78,80,82,84とに対して2
次成形前後の寸法変化率%を実測し、その結果を次の
[表1]に示す。
例1)の多層回路基板10と各比較例1〜6の多層回路
基板75,76,78,80,82,84とに対して2
次成形前後の寸法変化率%を実測し、その結果を次の
[表1]に示す。
【0027】
【表1】 上表から明らかなように、図4に示す本実施例の多層回
路基板10の寸法変化率が最も小さく、優れていること
が明白である。因に図12に示す比較例6の多層回路基
板84(特開平6−39958号公報に開示された構成
のもの)は隣接層間の各プリプレグ5a,5bが全て交
互に配設され、一見寸法変化が小さくなるように思われ
るが、全てのプリプレグを交互に配置すると残留応力が
大となって、例えば200〜260℃のハンダメッキ時
に応力が解放されて、積層板85に反りが発生すると共
に、この比較例6の構成の場合には積層板85を構成す
るプリプレグの枚数を偶数に設定した時、銅箔72,7
2直下のプリプレグの縦糸方向が不一致となって、反り
および歪みがより一層拡大されるので好ましくない。
路基板10の寸法変化率が最も小さく、優れていること
が明白である。因に図12に示す比較例6の多層回路基
板84(特開平6−39958号公報に開示された構成
のもの)は隣接層間の各プリプレグ5a,5bが全て交
互に配設され、一見寸法変化が小さくなるように思われ
るが、全てのプリプレグを交互に配置すると残留応力が
大となって、例えば200〜260℃のハンダメッキ時
に応力が解放されて、積層板85に反りが発生すると共
に、この比較例6の構成の場合には積層板85を構成す
るプリプレグの枚数を偶数に設定した時、銅箔72,7
2直下のプリプレグの縦糸方向が不一致となって、反り
および歪みがより一層拡大されるので好ましくない。
【0028】さらに比較例1、比較例2にあっては縦方
向の寸法変化率がマイナス、横方向の寸法変化率がプラ
スとなり、縦と横とで伸びる方向が異なるため、積層板
に3次元的な歪みが発生することを表している。
向の寸法変化率がマイナス、横方向の寸法変化率がプラ
スとなり、縦と横とで伸びる方向が異なるため、積層板
に3次元的な歪みが発生することを表している。
【0029】図5はフッ素樹脂多層回路基板の他の実施
例を示し、図2で示した第1プリプレグ5aを図5に示
すように内側に1枚配設し、この第1プリプレグ5aの
上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦糸方向Yとそ
の縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレグ5b,5b
をそれぞれ1枚ずつ配設して積層板6を構成し、さら
に、この積層板6の上下に厚さ35μmの銅箔7,7が
配設された両面板8を構成し、この両面板8を温度38
0℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各条件下で加熱
加圧(1次成形)して、図5に示す如き内層用回路基板
(両面板8参照)を構成した後に、両面板8に回路を形
成し、この回路が形成された内層用回路基板の上下に、
上述の積層板6における最外層の第2プリプレグ5b,
5bの縦糸方向Yに対してその縦糸方向が90度異なる
各3枚の上下同数の外層用としての第1プリプレグ5c
…をそれぞれ配設し、これら各外層形成用の外層用とし
ての各3枚の第1プリプレグ5c,5cの上下両最外層
に厚さ18μmの銅箔9,9を配設して、これらを温度
350℃、圧力15kgf/cm2 、時間20分の各条件下で
加熱加圧(2次成形)して上下対称形状の多層回路基板
11(内層が内外クロス、外層がクロスのタイプ)を構
成した。
例を示し、図2で示した第1プリプレグ5aを図5に示
すように内側に1枚配設し、この第1プリプレグ5aの
上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦糸方向Yとそ
の縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレグ5b,5b
をそれぞれ1枚ずつ配設して積層板6を構成し、さら
に、この積層板6の上下に厚さ35μmの銅箔7,7が
配設された両面板8を構成し、この両面板8を温度38
0℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各条件下で加熱
加圧(1次成形)して、図5に示す如き内層用回路基板
(両面板8参照)を構成した後に、両面板8に回路を形
成し、この回路が形成された内層用回路基板の上下に、
上述の積層板6における最外層の第2プリプレグ5b,
5bの縦糸方向Yに対してその縦糸方向が90度異なる
各3枚の上下同数の外層用としての第1プリプレグ5c
…をそれぞれ配設し、これら各外層形成用の外層用とし
ての各3枚の第1プリプレグ5c,5cの上下両最外層
に厚さ18μmの銅箔9,9を配設して、これらを温度
350℃、圧力15kgf/cm2 、時間20分の各条件下で
加熱加圧(2次成形)して上下対称形状の多層回路基板
11(内層が内外クロス、外層がクロスのタイプ)を構
成した。
【0030】この多層回路基板11における上述の積層
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
し多結果、縦方向がマイナス0.09%、横方向がマイ
ナス0.10%という充分満足する小さい値であった。
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
し多結果、縦方向がマイナス0.09%、横方向がマイ
ナス0.10%という充分満足する小さい値であった。
【0031】本実施例(実施例2)の多層回路基板11
における寸法変化率と比較するために、図13乃至図1
8に示すそれぞれの比較例7〜12の多層回路基板を構
成した。なお、図13乃至図18において前図と同一部
分には同一符号を付している。図13に示す比較例7の
多層回路基板86は、内層用の積層板87を形成する合
計3枚の第2プリプレグ5b…と、外層用の各3枚の外
層用としての第2プリプレグ5d…との縦糸方向を全て
揃えて本実施例と同一条件下にて1次形成および2次形
成したものである(内層が並行、外層が並行のタイ
プ)。
における寸法変化率と比較するために、図13乃至図1
8に示すそれぞれの比較例7〜12の多層回路基板を構
成した。なお、図13乃至図18において前図と同一部
分には同一符号を付している。図13に示す比較例7の
多層回路基板86は、内層用の積層板87を形成する合
計3枚の第2プリプレグ5b…と、外層用の各3枚の外
層用としての第2プリプレグ5d…との縦糸方向を全て
揃えて本実施例と同一条件下にて1次形成および2次形
成したものである(内層が並行、外層が並行のタイ
プ)。
【0032】図14に示す比較例8の多層回路基板88
は、内層用の積層板89を形成する合計3枚のプリプレ
グを全て第2プリプレグ5b…とし、外層用の各3枚の
プリプレグを全て外層用としての第1プリプレグ5c…
として、本実施例と同一条件下にて1次成形および2次
成形したものである(内層が並行、外層がクロスのタイ
プ)。
は、内層用の積層板89を形成する合計3枚のプリプレ
グを全て第2プリプレグ5b…とし、外層用の各3枚の
プリプレグを全て外層用としての第1プリプレグ5c…
として、本実施例と同一条件下にて1次成形および2次
成形したものである(内層が並行、外層がクロスのタイ
プ)。
【0033】図15に示す比較例9の多層回路基板90
は、内側に1枚の第1プリプレグ5a…を配設し、この
上下両最外層に各1枚の第2プリプレグ5b,5bを配
設して内層用の積層板91を構成すると共に、外層用の
各3枚のプリプレグを全て外層用としての第2プリプレ
グ5d…として、本実施例と同一条件下にて1次成形お
よび2次成形したものである(内層が内外クロス、外層
が並行のタイプ)。
は、内側に1枚の第1プリプレグ5a…を配設し、この
上下両最外層に各1枚の第2プリプレグ5b,5bを配
設して内層用の積層板91を構成すると共に、外層用の
各3枚のプリプレグを全て外層用としての第2プリプレ
グ5d…として、本実施例と同一条件下にて1次成形お
よび2次成形したものである(内層が内外クロス、外層
が並行のタイプ)。
【0034】図16に示す比較例10の多層回路基板9
2は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板93を
構成すると共に、外層用の各3枚のプリプレグを全て外
層用としての第1プリプレグ5c…として、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層が並行のタイプ)。
2は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板93を
構成すると共に、外層用の各3枚のプリプレグを全て外
層用としての第1プリプレグ5c…として、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層が並行のタイプ)。
【0035】図17に示す比較例11の多層回路基板9
4は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板95を
構成すると共に、外層用の各3枚のプリプレグを全て外
層用としての第2プリプレグ5d…として、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層がクロスのタイプ)。
4は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板95を
構成すると共に、外層用の各3枚のプリプレグを全て外
層用としての第2プリプレグ5d…として、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層がクロスのタイプ)。
【0036】図18に示す比較例12の多層回路基板9
6は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板97を
構成すると共に、この上下両面に2枚の外層用としての
第2プリプレグ5dと1枚の外層用としての第1プリプ
レグ5cとを交互にしてそれぞれ配設して外層用と成し
て、上下に隣接するプリプレグ5c,5d間の縦糸方向
を全て90度ずつずらせるように配置して、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層が全クロスのタイプ)。
6は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1プ
リプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板97を
構成すると共に、この上下両面に2枚の外層用としての
第2プリプレグ5dと1枚の外層用としての第1プリプ
レグ5cとを交互にしてそれぞれ配設して外層用と成し
て、上下に隣接するプリプレグ5c,5d間の縦糸方向
を全て90度ずつずらせるように配置して、本実施例と
同一条件下にて1次成形および2次成形したものである
(内層が全クロス、外層が全クロスのタイプ)。
【0037】このようにして構成された本実施例(実施
例2)の多層回路基板11と各比較例7〜12の多層回
路基板86,88,90,92,94,96とに対して
2次成形前後の寸法変化率%を実測し、その結果を次の
[表2]に示す。
例2)の多層回路基板11と各比較例7〜12の多層回
路基板86,88,90,92,94,96とに対して
2次成形前後の寸法変化率%を実測し、その結果を次の
[表2]に示す。
【0038】
【表2】 上表から明らかなように、図5に示す本実施例の多層回
路基板11の寸法変化率は各比較例に対して優れている
ことが明白である。
路基板11の寸法変化率は各比較例に対して優れている
ことが明白である。
【0039】図6はフッ素樹脂多層回路基板のさらに他
の実施例を示し、図2で示した第1プリプレグ5aを図
6に示すように内側に1枚配設し、この第1プリプレグ
5aの上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦糸方向
Yとその縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレグ5
b,5bを1枚ずつ配設して積層板6を構成し、さら
に、この積層板6の上下に厚さ35μmの銅箔7,7が
配設された両面板8を構成し、この両面板8を温度38
0℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各条件下で加熱
加圧(1次成形)して、図6に示す如き内層用回路基板
(両面板8参照)を構成した後に、両面板8に回路を形
成し、この回路が形成された内層用回路基板の上下に、
上述の積層板6における最外層の第2プリプレグ5b,
5bの縦糸方向に対してその縦糸方向が90度異なる外
層用としての第1プリプレグ5c…をその上側にあって
は1枚、下側にあっては3枚それぞれ異数配設し、これ
ら各外層形成用の上下異数の外層用としての第1プリプ
レグ5c,5cの上下両最外層に厚さ18μmの銅箔
9,9を配設して、これらを温度350℃、圧力15kg
f/cm2 、時間20分の各条件下で加熱加圧(2次成形)
して上下非対称形状の多層回路基板12(内層が内外ク
ロス、外層がクロスのタイプ)を構成した。
の実施例を示し、図2で示した第1プリプレグ5aを図
6に示すように内側に1枚配設し、この第1プリプレグ
5aの上下両最外層に該第1プリプレグ5aの縦糸方向
Yとその縦糸方向を90度ずらせて第2プリプレグ5
b,5bを1枚ずつ配設して積層板6を構成し、さら
に、この積層板6の上下に厚さ35μmの銅箔7,7が
配設された両面板8を構成し、この両面板8を温度38
0℃、圧力50kgf/cm2 、時間60分の各条件下で加熱
加圧(1次成形)して、図6に示す如き内層用回路基板
(両面板8参照)を構成した後に、両面板8に回路を形
成し、この回路が形成された内層用回路基板の上下に、
上述の積層板6における最外層の第2プリプレグ5b,
5bの縦糸方向に対してその縦糸方向が90度異なる外
層用としての第1プリプレグ5c…をその上側にあって
は1枚、下側にあっては3枚それぞれ異数配設し、これ
ら各外層形成用の上下異数の外層用としての第1プリプ
レグ5c,5cの上下両最外層に厚さ18μmの銅箔
9,9を配設して、これらを温度350℃、圧力15kg
f/cm2 、時間20分の各条件下で加熱加圧(2次成形)
して上下非対称形状の多層回路基板12(内層が内外ク
ロス、外層がクロスのタイプ)を構成した。
【0040】この多層回路基板12における上述の積層
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
した結果、縦方向がマイナス0.09%、横方向がマイ
ナス0.11%という充分満足する小さい値であった。
本実施例(実施例3)の多層回路基板12における寸法
変化と比較するために、図19、図20に示すそれぞれ
の比較例13、14の多層回路基板を構成した。なお、
図19、図20において前図と同一の部分には同一符号
を付している。
板6の2次成形前と2次成形後との寸法変化率%を実測
した結果、縦方向がマイナス0.09%、横方向がマイ
ナス0.11%という充分満足する小さい値であった。
本実施例(実施例3)の多層回路基板12における寸法
変化と比較するために、図19、図20に示すそれぞれ
の比較例13、14の多層回路基板を構成した。なお、
図19、図20において前図と同一の部分には同一符号
を付している。
【0041】図19に示す比較例13の多層回路基板9
8は、内層用の積層板99を形成する合計3枚の第2プ
リプレグ5b…と、上側外層用の1枚の外層用としての
第2プリプレグ5dと、下側外層用の3枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5dとの縦糸方向を全て揃えて本実
施例と同一条件下にて1次成形および2次成形したもの
である(内層が並行、外層が並行のタイプ)。
8は、内層用の積層板99を形成する合計3枚の第2プ
リプレグ5b…と、上側外層用の1枚の外層用としての
第2プリプレグ5dと、下側外層用の3枚の外層用とし
ての第2プリプレグ5dとの縦糸方向を全て揃えて本実
施例と同一条件下にて1次成形および2次成形したもの
である(内層が並行、外層が並行のタイプ)。
【0042】図20に示す比較例14の多層回路基板1
00は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1
プリプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板10
1を構成すると共に、この積層板101の上面には1枚
の外層用としての第2プリプレグ5dを、下面には外層
用としての第2プリプレグ5d、外層用としての第1プ
リプレグ5c、外層用としての第2プリプレグ5dをこ
の順にそれぞれ配設して外層用と成して、上下に隣接す
るプリプレグ5a,5b間の縦糸方向を全て90度ずつ
ずらせるように配置して、本実施例と同一条件下にて1
次成形および2次成形したものである(内層が全クロ
ス、外層がクロスのタイプ)。
00は、内側に1枚の第2プリプレグ5bと2枚の第1
プリプレグ5aとを交互に配設して内層用の積層板10
1を構成すると共に、この積層板101の上面には1枚
の外層用としての第2プリプレグ5dを、下面には外層
用としての第2プリプレグ5d、外層用としての第1プ
リプレグ5c、外層用としての第2プリプレグ5dをこ
の順にそれぞれ配設して外層用と成して、上下に隣接す
るプリプレグ5a,5b間の縦糸方向を全て90度ずつ
ずらせるように配置して、本実施例と同一条件下にて1
次成形および2次成形したものである(内層が全クロ
ス、外層がクロスのタイプ)。
【0043】このようにして構成された本実施例(実施
例3)の多層回路基板12と各比較例13,14の多層
回路基板98,100とに対して2次成形前後の寸法変
化率%を実測し、その結果を次の[表3]に示す。
例3)の多層回路基板12と各比較例13,14の多層
回路基板98,100とに対して2次成形前後の寸法変
化率%を実測し、その結果を次の[表3]に示す。
【0044】
【表3】 上表から明らかなように、図6に示す本実施例の多層回
路基板12は上下非対称形状であっても寸法変化率が最
も小さく、優れていることが明白である。以上要する
に、本実施例の多層回路基板における積層板6は、少な
くとも1層の第1プリプレグ5aの上下両最外層に該第
1プリプレグ5aの縦糸方向とその縦糸方向を90度ず
らせて第2プリプレグ5b,5bがそれぞれ配設されて
いるので、多層成形前後における寸法変化の大幅な減少
を図ることができ、かつ残留応力も少となる結果があ
る。
路基板12は上下非対称形状であっても寸法変化率が最
も小さく、優れていることが明白である。以上要する
に、本実施例の多層回路基板における積層板6は、少な
くとも1層の第1プリプレグ5aの上下両最外層に該第
1プリプレグ5aの縦糸方向とその縦糸方向を90度ず
らせて第2プリプレグ5b,5bがそれぞれ配設されて
いるので、多層成形前後における寸法変化の大幅な減少
を図ることができ、かつ残留応力も少となる結果があ
る。
【0045】加えて、積層板6を構成するプリプレグの
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小
により反りや歪みが小さい積層板を構成することができ
る効果がある。また本実施例の多層回路基板10,1
1,12は、上記積層板6を内層板として用い、この積
層板6の上下に金属箔(銅箔7参照)が配設された両面
板8に回路を形成すると共に、回路が形成された両面板
8の上下に、上述の積層板6における最外層の縦糸方向
に対してその縦糸方向が90度異なる少なくとも1層の
外層用の第1プリプレグ5cを配設したので、多層成形
前後における寸法変化の大幅な減少を図ることができ、
かつ残留応力も少となる効果がある。
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小
により反りや歪みが小さい積層板を構成することができ
る効果がある。また本実施例の多層回路基板10,1
1,12は、上記積層板6を内層板として用い、この積
層板6の上下に金属箔(銅箔7参照)が配設された両面
板8に回路を形成すると共に、回路が形成された両面板
8の上下に、上述の積層板6における最外層の縦糸方向
に対してその縦糸方向が90度異なる少なくとも1層の
外層用の第1プリプレグ5cを配設したので、多層成形
前後における寸法変化の大幅な減少を図ることができ、
かつ残留応力も少となる効果がある。
【0046】加えて、積層板6を構成するプリプレグの
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小
により反りや歪みが小さい多層回路基板を構成すること
ができる効果があり、この結果、微細な回路パターンの
形成が容易となって、集積度の向上を図ることができる
効果がある。
枚数を奇数、偶数の何れに設定しても、寸法変化率の小
により反りや歪みが小さい多層回路基板を構成すること
ができる効果があり、この結果、微細な回路パターンの
形成が容易となって、集積度の向上を図ることができる
効果がある。
【0047】さらに、上記両面板8の上下に配設される
プリプレグ5cを上下で同数に設定した場合には、寸法
変化が小さい上下対称形状のフッ素樹脂多層回路基板1
0,11を得ることができる効果がある。加えて、上記
両面板8の上下に配設されるプリプレグ5cを上下で異
数に設定した場合には、寸法変化が小さい上下非対称形
状のフッ素樹脂多層回路基板12を得ることができる効
果がある。
プリプレグ5cを上下で同数に設定した場合には、寸法
変化が小さい上下対称形状のフッ素樹脂多層回路基板1
0,11を得ることができる効果がある。加えて、上記
両面板8の上下に配設されるプリプレグ5cを上下で異
数に設定した場合には、寸法変化が小さい上下非対称形
状のフッ素樹脂多層回路基板12を得ることができる効
果がある。
【0048】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のフッ素樹脂は、PTFE(四フッ
化エチレン樹脂)、PFA(パーフロオロアルコキシフ
ッ素樹脂)に対応し、以下同様に、ガラス布等の織布
は、ガラスクロス3に対応し、金属箔は、銅箔7に対応
するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではなく、例えばフッ素樹脂としては、PTF
E、PFA以外にPCTFE、FEP、PVdF、PV
F、ETFE、ECTFEなどを組み合わせて用いるこ
とができ、また金属箔としては銅箔以外にアルミ箔を用
いることができる。
において、この発明のフッ素樹脂は、PTFE(四フッ
化エチレン樹脂)、PFA(パーフロオロアルコキシフ
ッ素樹脂)に対応し、以下同様に、ガラス布等の織布
は、ガラスクロス3に対応し、金属箔は、銅箔7に対応
するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではなく、例えばフッ素樹脂としては、PTF
E、PFA以外にPCTFE、FEP、PVdF、PV
F、ETFE、ECTFEなどを組み合わせて用いるこ
とができ、また金属箔としては銅箔以外にアルミ箔を用
いることができる。
【0049】さらに、上記説明においては図2に示す如
く、長手方向がプリプレグ原反5の縦糸1の方向Yに沿
う矩形状の第1プリプレグ5c,5cと幅方向が原反5
の縦糸1の方向Yに沿う矩形状の第2プリプレグ5b,
5dを用いたが、図21に示す如く、プリプレグ原反5
の縦糸1の方向Yに対して矩形の長手方向が45度交差
したプリプレグ5eを第1プリプレグとし、矩形の幅方
向が45度交差したプリプレグ5fを第2プリプレグと
して、これらを交互に偶数枚積層して回路基板を構成し
てもよく、上述の各プリプレグ5a,5b,5e,5f
を用いてそれらの縦糸方向が順次45度ずつ交差するよ
うに積層して回路基板を構成してもよい。
く、長手方向がプリプレグ原反5の縦糸1の方向Yに沿
う矩形状の第1プリプレグ5c,5cと幅方向が原反5
の縦糸1の方向Yに沿う矩形状の第2プリプレグ5b,
5dを用いたが、図21に示す如く、プリプレグ原反5
の縦糸1の方向Yに対して矩形の長手方向が45度交差
したプリプレグ5eを第1プリプレグとし、矩形の幅方
向が45度交差したプリプレグ5fを第2プリプレグと
して、これらを交互に偶数枚積層して回路基板を構成し
てもよく、上述の各プリプレグ5a,5b,5e,5f
を用いてそれらの縦糸方向が順次45度ずつ交差するよ
うに積層して回路基板を構成してもよい。
【図1】 本発明のプリプレグ原反の部分断面図。
【図2】 本発明のプリプレグ原反から矩形状のプリプ
レグを裁断形成する態様を示す平面図。
レグを裁断形成する態様を示す平面図。
【図3】 本発明の両面板を示す断面図。
【図4】 本発明の多層回路基板の第1実施例を示す断
面図。
面図。
【図5】 本発明の多層回路基板の第2実施例を示す断
面図。
面図。
【図6】 本発明の多層回路基板の第3実施例を示す断
面図。
面図。
【図7】 比較例1の説明図。
【図8】 比較例2の説明図。
【図9】 比較例3の説明図。
【図10】 比較例4の説明図。
【図11】 比較例5の説明図。
【図12】 比較例6の説明図。
【図13】 比較例7の説明図。
【図14】 比較例8の説明図。
【図15】 比較例9の説明図。
【図16】 比較例10の説明図。
【図17】 比較例11の説明図。
【図18】 比較例12の説明図。
【図19】 比較例13の説明図。
【図20】 比較例14の説明図。
【図21】 本発明のプリプレグ原反から矩形状のプリ
プレグを裁断形成する他の態様を示す平面図。
プレグを裁断形成する他の態様を示す平面図。
1…縦糸 3…ガラスクロス 4…PTFEディスパージョン 5…プリプレグ原反 5a…第1プリプレグ 5b…第2プリプレグ 5c…外層用としての第1プリプレグ 5d…外層用としての第2プリプレグ 5e…第1プリプレグ 5f…第2プリプレグ 6…積層板 7…銅箔 8…両面板 10,11,12…多層回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 17/04 B32B 17/04 A H05K 1/03 610 H05K 1/03 610T (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/46 H05K 1/03
Claims (3)
- 【請求項1】フッ素樹脂がガラス布等の織布に含浸され
てなるプリプレグ原反から、長手方向が原反の縦糸方向
に沿う矩形状の第1プリプレグと、 幅方向が原反の縦糸方向に沿う矩形状の第2プリプレグ
とを形成し、 少なくとも1層の第1プリプレグの上下両最外層に該第
1プリプレグの縦糸方向とその縦糸方向が交差する1枚
の第2プリプレグをそれぞれ配設した積層板を形成し、 上記積層板の上下に銅箔等の金属箔が配設され、 該金属箔に回路が形成され、 上記回路の上下に、上記積層板における最外層の縦糸方
向に対してその縦糸方向が90度異なる少なくとも1層
の第1プリプレグを配設したフッ素樹脂多層回路基板。 - 【請求項2】上記回路の上下に配設される第1プリプレ
グを上下で同数に設定した請求項1記載のフッ素樹脂多
層回路基板。 - 【請求項3】上記回路の上下に配設される第1プリプレ
グを上下で異数に設定した請求項1記載のフッ素樹脂多
層回路基板。
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JP6308258A JP2783359B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | フッ素樹脂多層回路基板 |
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-
1994
- 1994-11-16 JP JP6308258A patent/JP2783359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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