JP2778238B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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治雄 町永
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、便器に装着され、ノズル先端付近より噴射
される温水により人体局部を洗浄する人体局部洗浄装置
に関する。
従来技術 便器に装着され、用便後等に肛門や局部をノズルから
噴射される温水で洗浄する人体局部洗浄装置は、衛生上
の見地等から最近急速に普及しつつある。
この装置のノズルは用便時、大小便によって汚染され
ないように非使用時は使用時の位置から退避させて、便
器後方上部に取付けられたケース内に前下りに傾斜させ
て取付けられたシリンダ内に滑動させて収納し、使用時
には操作部の「おしり洗浄」あるいは「ビデ」等と書か
れた釦を押して電磁弁を開き、水道水を温水タンクを経
てシリンダ内に導入し、導入された水の水圧によってノ
ズルをシリンダ前端に設けられた開口より所定の使用位
置にシリンダの軸線方向に滑動させて伸出させ、使用位
置でシリンダ内面の所定の位置とノズル外面の所定の位
置とが密接し、その前後のシリンダ内空間をシールし、
これにより上昇したシリンダ内水圧によりノズル後端に
設けられたノズル開閉弁を開き、ノズル内に導入された
温水をノズル先端部に穿設された洗浄孔より噴射させて
人体局部の洗浄を行ない、洗浄終了後、例えは「止」と
書かれた押ボタンを押すことによって前記電磁弁が閉じ
られ、シリンダ内の水圧が低下することによって、ノズ
ルがスプリングの力でシリンダ内の所定の収納位置に引
込まれるようにされた構成のものが広く使用されてい
る。
上記の如く、ノズル及びこれを収納するシリンダが温
水タンクと独立して設置される構造の人体局部洗浄装置
では、寒冷時に肛門や局部の洗浄を行なった時、ノズル
及びシリンダ内に残留する水が冷水状態で噴出し、局部
を直撃するため、使用者に不快感を与えていた。
この対策として、シリンダ外表面に電気ヒータ等の発
熱体を貼付する方法が検討されているが、電気的安全性
の確保が困難な上、非常にコスト高につき、特に低価格
の機種に対しては採算が合わない。
又、洗浄ノズルの伸出、収納作用を電気的に駆動する
機構を設け、洗浄開始操作により収納位置で電気的制御
によって残留水を排出するようにした方法も公知である
が、前記の方法と同様、非常にコストが高くつく。
又、特開昭60−230441号公報には、ノズル内部に残留
する水の温度が低い場合には便器内へ排水する方向に位
置させ、水温が適温になれば噴射洗浄する方向に排出方
向を切換える手段を形状記憶合金で作った衛生洗浄装置
のノズル体が開示されている。しかし、形状記憶合金は
高価格でありコスト的に不利益をまぬがれず、又、作用
上洗浄操作をしても、先ず内部の残留冷水が排水される
迄の所要時間と、形状記憶合金が温水に触れて昇温し、
変形して作動完了する迄の所要時間とを要し、操作応答
性が悪いと云う欠点がある。又、熱応動の過渡現象を噴
出水として生じ、充分な適温とならない中に、人体局部
に冷水が当る不具合も考えられる。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来実施され提案されている人体局部洗浄
装置の上述の欠点、問題点にかんがみ、電気部品や形状
記憶合金等の高価な材料、部品を使用することなく、簡
単な構成でノズル内及びシリンダ内残留水を抜くことが
でき、使用時、冷水が局部に当ることのない人体局部洗
浄装置を提供することを課題とする。
課題解決のための手段 本発明は、上記の課題を解決させるため、前述の構成
の人体局部洗浄装置において、上記シリンダ内面が上記
ノズル外面所定の位置と接触してこの部分より後方のシ
リンダ内空間をシールする位置より前方のシリンダ壁
に、水滴の表面張力に抗して大気と連通する開口が形成
される貫通孔を設けたことを特徴とする。
作 用 本発明の人体局部洗浄装置は以上の如く構成されてい
るので、温水がシリンダ内に流入し、シリンダ内の圧力
が上昇すると上記の貫通孔より水が外部に流出する。更
にシリンダ内に水が流入するとシリンダ内の圧力は更に
高まり、その圧力によりノズルが伸出し、シリンダ内面
の所定の部分とノズル外面の所定の部分とが密接し、こ
れより後方のシリンダ内は密閉され増圧した温水により
ノズル開閉弁が開放され、ノズル内に温水が流入し、先
端部の洗浄孔より噴出する。
洗浄が終って温水の流入を停止すると、シリンダ内の
圧力が減少しノズル開閉弁が閉じ噴射が停止するととも
に、スプリングによりノズルは後端がシリンダ後端に当
接する迄後退する。ノズル後退によりシリンダ内に充満
している温水の圧力が上昇し、ノズルの排水容積に相当
する量の温水がシリンダ先端の開口とノズルとの間の隙
間から便器内に流出する。残りの水は水頭圧により上記
隙間から流出しようとし、その結果シリンダ内の圧力は
大気圧迄低下し、上記貫通孔は大気と連通状態になり、
大気がシリンダ内に流れ込みシリンダ先端の開口とノズ
ルとの隙間からシリンダ内の残りの水が便器内に流出す
る。
ノズル内に残留した温水を抜くために、ノズルがシリ
ンダ内の所定の収納位置に戻った状態でノズル開閉弁を
開放する手段をシリンダ後端部に設けるのがよい。そう
すればノズル内の温水は洗浄孔から便器内に流れ落ち
る。
実施例 以下に本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明の人体局部洗浄装置の実施例の洗浄ノ
ズルユニットとこれを収納するケースの断面図、第2図
はその実施例の温水タンクから洗浄ノズルユニットに至
る配管とこれに設けられた弁類を示す断面図、第3図は
その水管系統図である。
第1図に示すように、便器本体1の後部上面に局部洗
浄装置が収納されたケース2、3が固定され、ケース2
には第3図に示す電磁弁16、流量調整弁17、温水タンク
13、三方切替式電磁弁12、洗浄ノズルユニット18の順に
シリーズに配置固定されている。この実施例では、洗浄
ノズルユニットは肛門洗浄用と女性の局部洗浄用(いわ
ゆるビデ用)とは別個に設けられ、そのため温水タンク
13の温水は三方切替式電磁弁12により選択された洗浄ノ
ズルユニット18に交替えて送水するようになっている。
温水タンク13と三方切替式電磁弁12とは一体的に連結
され、その間の流路にはサイホン防止弁14が配置されて
いる。
洗浄ノズルユニット18は、第1図に示す如く、ケース
3内に前下りに傾斜させて固定されている。洗浄ノズル
ユニット18は、ノズル5とこれを収納するシリンダ4と
から成り、シリンダ4の後端に気密に嵌合し固定された
テール6の外面に突設されたホース接手6bに三方切替式
電磁弁12の各排出ポートからのホース15が接続されてい
る。
シリンダ4は、前部にテーパー部を介して後部より縮
径された部分を有し、前端面にはノズル5が伸長、収納
されるときに滑動通過する開口4bが穿設されている。シ
リンダ4の上記テーパー部の前方上側には貫通孔7aを上
端に有するリセス7が設けられている。貫通孔7aの大き
さは、シリンダ4内に水がある場合、水滴が付着しても
表面張力に抗して大気と連通する開口が形成される概ね
最小の面積とされている。その大きさは直径約1mm以上
とすればよい。
ノズル5は通常時スプリング9によってテール6の内
面に当接する位置に保持されている。ノズル5の後端部
は通常の部分より径が大きくされ、その前面は球面5aと
なっており、ノズル5が伸長した時、シリンダ4のテー
パー部の内側の円錐面と全周に亘って気密に圧接し、シ
リンダ内空間をシールするようになっている。ノズル5
の後端面は部分的に設けた突起を介してテール6の内面
に接しており、ホース15から来た水は自由にシリンダ4
内に導入されるようになっている。ノズル5の後端には
ノズル内空間とシリンダ4内空間とを開閉可能に仕切
り、常時スプリング11により閉鎖方向に付勢されたノズ
ル開閉弁10が設けられている。しかし、テール6の内面
中央にはピン6aが突設され、ノズル5が所定の収納位置
にある場合、ピン6aの先端でノズル開閉弁10を押して弁
座との間に隙間ができるようになっている。ノズル5の
前端部上面には洗浄孔5bが設けられている。
図示例では、シリンダ4内への水の導入制御のため、
電磁弁12を用いているが、同作用をなすもの、たとえ
ば、モータ駆動により本体を作動させシリンダ4内への
水の導入制御をなす弁装置を用いてもよい。
この実施例は以上の如く構成されているので、洗浄装
置を使用する時、操作部の洗浄用押釦を押下し、電磁弁
16が開き、水道水によって温水タンク13内の温水が押さ
れシリンダ4内に流入し、シリンダ4内に圧力が発生す
ると、シリンダ4内の水はリセス7の上部の貫通孔7aよ
り漏洩して便器1内に流出する。更に温水が流入する
と、貫通孔7aの面積は非常に小さいので流入した水は殆
んど流出せず、シリンダ4内の水圧は高まり、ノズル5
がスプリング9の力に抗して押出され、シリンダ4のテ
ーパー面4aとノズル5の球面部5aとが全周に亘って当接
しシリンダ4内のこの部分より後方の部分は密閉され、
増圧した温水によりノズル開閉分10が開放され、ノズル
5内に温水が流入し、ノズル5の先端部の洗浄孔5bより
噴出する。
洗浄が終了し、「止」釦を押し、電磁弁16が閉鎖さ
れ、シリンダ4内への温水の流入が停止すると、シリン
ダ4内の水圧の減少によりノズル開閉弁10が閉じ、噴射
が停止するとともに、スプリング9の力により、ノズル
5はテール6に当接する迄後退する。この当接状態にお
いて、ノズル開閉弁10はテール6のピン6aに押されて開
放され、これにより、ノズル5内とシリンダ4内とは流
通状態となる。
又、ノズル5の後退時シリンダ内に充満している温水
はノズル4により押されてノズル4の排水量相当分がシ
リンダ先端の開口4bとノズル5との間の隙間より便器内
に流出する。残りの水は水頭圧によって上記隙間から流
出しようとする。その結果シリンダ内の圧力は低下し、
貫通口7aよりシリンダ4内に大気が流入し残りの水はす
べてシリンダ先端開口4bとノズル5との間の隙間から便
器内に流出する。又、ノズル開閉弁10が収納状態で開放
していることにより、ノズル5内の温水は洗浄孔5bより
便器内に流出する。
効 果 以上の如く、本発明によれば、洗浄後ノズルをシリン
ダに収納する時点でシリンダ及びノズル内に残留した水
が完全に排出されるので、洗浄開始後適温水噴出の時間
遅れが少ない。
又、本発明の残留水排出機構はシリンダ壁に特定の大
きさの貫通孔を設けるだけの簡単な構成であり、構成部
品の追加がないのでコストの増加を招くことがない。
又、使用後装置内に水が残らないことは、特に寒冷地
で夜間に気温が氷点下に低下する地方でも人手による水
抜き、加熱を行なう必要がなく、手数が省け、装置の故
障を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の人体局部洗浄装置の実施例の洗浄ノズ
ルユニットとこれを収納するケースの断面図、第2図は
その実施例の温水タンクから洗浄ノズルユニットに至る
配管とこれに設けられた弁類を示す断面図、第3図はそ
の水管系統図である。 1……便器本体、2、3……ケース、4……シリンダ、 4a……テーパー面、4b……開口、5……ノズル、 5a……球状面、5b……洗浄孔、6……テール、 6a……ピン、7……リセス、7a……貫通孔、 9……スプリング、10……ノズル開閉弁、 11……スプリング、12……三方切替式電磁弁、 13……温水タンク、16……電磁弁、 17……流量調整弁、18……洗浄ノズルユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 哲夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−120579(JP,U) 実開 平2−109879(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器後方上部に取付けられたケース内に取
    付けられたシリンダ内に弁を開くことにより導入される
    水の水圧によりシリンダ内に収容されたノズルをシリン
    ダ前端の開口より所定の使用位置に上記シリンダの軸線
    方向に滑動させて伸出させ、上記使用位置でシリンダ内
    面の所定の位置とノズル外面の所定の位置とが密接して
    この部分より後方のシリンダ内空間をシールし、これに
    より上昇した水圧によりノズル後端に設けられたノズル
    開閉弁を開き、ノズル内に導入された温水をノズル先端
    部に穿設された洗浄孔より噴射させて人体局部の洗浄を
    行ない、洗浄終了後、上記弁を閉じシリンダ内の水圧が
    低下することによりノズルがスプリングの力でシリンダ
    内に引入れられて収納される人体局部洗浄装置におい
    て、 上記シリンダ内面が上記ノズル外面所定の位置と接触し
    てこの部分より後方のシリンダ内空間をシールする位置
    より前方のシリンダ壁に、水滴の表面張力に抗して大気
    と連通する開口が形成される貫通孔を設けたことを特徴
    とする人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】上記のノズルが上記シリンダ内の所定の位
    置に収納された状態で、上記のノズル開閉弁を開放する
    手段を上記シリンダ後端部に設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の人体局部洗浄装置。
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