JP2521965B2 - 人体局部洗浄装置の洗浄ノズル - Google Patents

人体局部洗浄装置の洗浄ノズル

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は人体局部洗浄装置の洗浄ノズルに関し、洗浄
水噴射ノズルにおける初期冷水排出手段の構成に利用さ
れる。
(従来の技術) 人体局部洗浄装置は、通常、体温にほぼ等しく加熱,
温度調節された洗浄温水を、人体に噴射して局部洗浄に
供するものである。而して、装置での洗浄使用後に噴射
ノズル内に温水が残留すると、次の使用時までの間に室
温近くまでこの温度が下り、これが再使用時には冷水と
して人体に噴射され使用者に強い不快感を与える。この
現象は冬期において極めて顕著である。
このため、従来からこのノズル配管内の残留冷水の排
除に対しては、さまざまな改良提案がなされてきた。即
ち、複雑な噴射制御回路を設けたり、熱応動材料による
弁を設けたりしたもの(特開昭60−230441号公報参照)
が知られる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記公報に示された、ノズル内部に残留する洗浄水の
排出手段は、比較的高価な「形状記憶合金」による駆動
体を、初期の残留冷水の水温によつて排水方向に作用せ
しめ、適温に至つたときの非作用として噴水洗浄させる
ものである。
このものは、コスト的に不利益を有すると共に、作用
上、洗浄操作しても、先ず、内部の残留冷水が排水され
るまでの主要時間と、「形状記憶合金」が温水に触れて
昇温し、作動完了するまでの所要時間を要し、操作応答
性が悪いという欠点がある。また、熱応動の過度現象を
噴出水として生じ、十分な適温とならないうちに人体に
冷水が当る不都合も考えられる。加えて、現市場におけ
るこの種「形状記憶合金」は、繰り返し許容応力が十分
とれない水準になり、実用上、耐久信頼性に難点を有す
る。本発明は、簡単で確実な初期冷水排出手段をもつ洗
浄ノズルの開発を課題とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明では次のような手段により、上記課題の達成を
計つた。即ち、便器の後方上方に取付けられたノズル支
持体に、前傾的に進退する通水路を持つ洗浄ノズルを設
けた。そして、このノズル先端部に、上向き方向で人体
局部に向け洗浄水を噴出口と、下向きで内部の残留水を
排出する排水口を設けた。
而して、常態ではバネ付勢力を受けて、前記排水口を
覆い閉塞する排水弁を設け、該排水弁はノズル収納動作
時には前記バネ圧に抗して、排水口との間に隙間を生ず
るよう押開かれるようにした。
(作用) 適温洗浄水での洗浄操作を終えると、局部洗浄水の噴
出が停止さ、洗浄ノズルは前傾的にノズル支持体内を後
退する。そして、このノズル収納時に、ノズル先端部の
排水口を覆い閉塞している排水弁部材が、ノズル支持体
の前方下端に設けたカム部に当接して、バネ付勢力に抗
して該排水弁を押し開く。従つて、該弁と排水口との間
に隙間が生じ、洗浄ノズル内の残留洗浄水は前記隙間を
通して完全に排出される。
(実施例) 添付第1〜5図にもとづき、本発明の実施例を説明す
る。
第1図は、便器に備えられた人体局部洗浄装置の全体
斜視図を示す。即ち、便器1上の後方に載せられた便座
箱体2は、内部にノズル装置3を収納すると共に、便座
ヒンジ軸4により、便座5を前方で上下方向に開閉自在
に支持している。而して、前記ノズル装置3は便座箱体
2の下方で、洗浄ノズル6を便器1の中央前方に向つて
伸出可能に装備している。
第2図はノズル装置3の洗浄作用時を示し、その構成
は、便器1に対し取付ボルト7によりノズル支持対8が
固定される。このノズル支持体8の前方下方には、ガイ
ド孔9が開口し、後方上方には、支持板10が取付けられ
これと一体で、前記ガイド孔9と同心的で前方下方に延
在する給水チユーブ11が設けられる。而して、この給水
チユーブ11の後端は給水継手12を介して図示せぬ洗浄温
水の給水源に給水可能に接続されている。
洗浄ノズル6は内部に通水路13を貫通的に有し、前端
上方には人体局部を指向する噴水孔14を有する。また通
水路13の前方は栓15により封止され、後方は開口してい
て内径部にシール部材16及びガイド環17を固定してい
る。
前記洗浄ノズル6は、前方外周部をガイド孔9で、後
方内径部を前記ガイド環17を介して給水チユーブ11の外
径により、ノズル支持体8に前後方向摺動自在に支持さ
れ、且つ、後方では水密的に作動する。
18は回転車で、ノズル支持体8の駆動部19内にあつて
図示せぬモータ等の駆動手段により、駆動軸20を介して
正,逆回転させられる。
21は板状をなす駆動部材で、その一端を回転車18の固
定部分22に固定し、他端を洗浄ノズル6の固定部分23に
固定している。そして、前記駆動部19から接線方向に適
宜の曲率ももつたガイド溝24に進退自在に案内されてお
り、操作指示信号にもとづき、図示せぬ操作制御手段に
より、前記洗浄ノズル6を前後方向に収納位置と洗浄位
置との間を駆動部材21にて駆動せしめる。
25,25′はリードスイツチで、基板26に取付けられ、
洗浄ノズル6に固着したマグネツト27に応動して、前述
の駆動手段による洗浄ノズル6の進退位置の制御をつか
さどつている。以上説明した各部材を含むノズル装置3
は、便座箱体2内にてノズル支持体8上に納められてい
る。
28は、本発明の要部をなす排水弁で、洗浄ノズル6の
前端部における通水路13内下部に取付けられている。即
ち、その一端を折り返して通水路13の蒸留側下方の凹部
29に差込み固定し、他端は自由端である板バネ状に形成
されていて、前記洗浄ノズル6の前端下面に開口する排
水口30を常時は塞ぐように付勢されている。
而して、前記排水弁28はその自由端部に、押部材31を
排水口30内を通して、その下端が洗浄ノズル6の下面よ
り適宜量突出するようにカシメ固定している。
尚、この状態においては、通水路13内には洗浄水圧が
加わつており、板バネ状の排水弁28には排水口30を閉塞
するよう水圧がかかり、この部分からの洗浄水の漏水は
最小におされられ、洗浄性能を損なう恐れはない。
第3図は、洗浄ノズル6の収納直後の状態を示す。即
ち、前述の押部材31は、ノズル支持体8の前方部下端に
設けられたカム面32に、収納作動に従い当接摺動して押
し上げられ、図示の如く板バネになる排水弁28を押開き
(第4図符号S),洗浄ノズル6の,通水路13内に残留
する洗浄水を、排水口30から排出孔33を経て便器1内に
排出する。
この排出弁28はノズル先端下部に設けられ、十分な開
口面積をとることができ、且つ、通水路13内の残留洗浄
水は落差Hを生ずるため、殆ど完全に通水路13内の残留
水を排出することができる(第3,4図参照)。
尚、第3及び第5図をみて分るように、給水チユーブ
11上端に通気溝34を凹設し、収納状態において、通水路
13内上方をシール部材16を経由して大気と連通させるこ
とにより、通水路13内に滞留する残留洗浄水の落差負圧
を開放し、より排水を促進することができる。
尚、第4図は排水弁28の開弁状態を、第5図は給水チ
ユーブ11のシール部材16との間に形成された通気溝34を
示す。
本実施例では、進退型洗浄ノズルへの実施態様につい
て述べたが、これをスイング式等他の方式のものにも実
施し得ることは云うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明装置では、洗浄後のノズル収納時点で、内部の
残留水が排出されてしまうので、次のような効果を得る
ことができる。
(1)洗浄開始操作に対する適温水噴出の時間遅れが極
めて少ない。
(2)洗浄ノズルの収納,伸出作用に伴うメカニカルな
弁の開閉作用であるから、確実な作動が得られる。
(3)熱応動部材でなく、単なるバネ部材を弁体として
使用するため、耐久信頼性が大きく、実用性が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は人体局部洗浄装置を備えた便器の斜視図、第2
及び3図の夫々は、洗浄ノズルの伸出時及び収納時にお
けるその軸方向断面図、第4及び5図は、夫々第3図の
A−A及びB−B線断面図である。 1……便器,2……便座箱体, 3……ノズル装置,6……洗浄ノズル, 8……ノズル支持体, 11……給水チユーブ,13……通水路, 14……噴水孔,28……排水弁, 30……排水口,31……押部材, 32……カム面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の後方上方に取付けられたノズル支持
    体と、該ノズル支持体に支承され、駆動手段により収納
    位置と洗浄位置との間を、操作手段の指令にもとづき、
    前傾的に進退する洗浄ノズルにおいて、前記洗浄ノズル
    はその先端上方に洗浄水を噴出する噴水孔と、内部に前
    記噴水孔と洗浄水源とを連通する通水路と、該通水路の
    前端部に設けられ内部の残留水を排出する排水口と、該
    排水口の通水路側に在位して前記排水口に対向し、バネ
    作用により該排水口を閉塞しており、前記洗浄ノズルの
    収納作動時には、その動作にもとづいて固定側部材によ
    り押開かれて、前記排水口との間に隙間を生ずるように
    構成した排水弁を備えてなる人体局部洗浄装置の洗浄ノ
    ズル。
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