JP2777912B2 - 煙突の解体方法 - Google Patents

煙突の解体方法

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JP2777912B2
JP2777912B2 JP1180588A JP18058889A JP2777912B2 JP 2777912 B2 JP2777912 B2 JP 2777912B2 JP 1180588 A JP1180588 A JP 1180588A JP 18058889 A JP18058889 A JP 18058889A JP 2777912 B2 JP2777912 B2 JP 2777912B2
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義人 川上
輝美 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、作業時等に周囲を保護するために使用する
煙突用防護幕を用いる煙突の解体方法に関する。
(従来の技術) 従来、煙突用防護幕として、煙突の周囲に総足場を組
んで、該足場を利用して防護ネット、養生シート等の防
護幕を煙突の周囲に張り渡し、煙突の解体を行ってい
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記、従来のように総足場を組んで煙突の解体を行う
場合は、足場の組み立て、解体に手間がかかり、足場組
み立ての高さに応じて工費もかさみ、作業が長期化した
場合は足場の維持管理も必要となる等の不都合を有す
る。
本発明は、前記不都合を有しない煙突用防護幕を用い
て煙突の解体を行う方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の煙突の解体方法は、煙突に固定自在の吊り支
持体に備える吊り支点を介して吊り上げ、吊り下げ自在
の枠体に防護幕を懸吊して成る煙突用防護幕を用いて煙
突の解体作業を行う煙突の解体方法であって、煙突の頂
部に井桁状支持体を載置固定し、該吊り支点を介してロ
ープによって昇降自在に吊り下げられている環状枠体を
降下させて地上に降ろし、また、別の吊り支点を介して
ロープによって昇降自在に吊り下げられている環状足場
は地上に降ろしたままにしておき、地上において該環状
枠体に該防護幕を1シート分取り付け、該環状枠体を1
シート分づつ吊り上げて該防護幕で煙突全体を覆った状
態にし、次に該環状枠体を解体すべき煙突の所定位置ま
で吊り上げ、該環状枠体で該支持体の下方近傍を除いた
煙突部分を該煙突頂部より解体のために切削する所定寸
法で煙突を切削して煙突に凹状の切削部を4ヶ所形成
し、次いで切削されていない煙突の頂部に該支持体の移
動装置を載置固定し、該移動装置を作動させて煙突の頂
部に載置されている該支持体、環状枠体及び環状足場を
その側面方向に緩やかに回動させながら該切削された凹
状の切削部まで移動させた後、該支持体を該凹状の切削
部内載置固定し、次いで未切削部分の煙突をその頂部が
全体にほぼ平坦状となるように切削し、その後環状足場
を所定寸法分だけ降下させ、降下された環状足場で煙突
をその所定寸法分だけ切削し、かかる該支持体の移動お
よび載置固定の繰り返しと、該支持体の移動および載置
固定毎に降下させた環状足場とで煙突の解体作業を完了
せしめることを特徴とする。
(作用) 吊り支持体は煙突の頂部等、煙突の適当な箇所に固定
され、該吊り支持体の吊り支点を介して吊り上げ、吊り
下げ自在の枠体に懸吊される防護幕によって、煙突の全
周面或るいは所望箇所が囲まれるので、不都合もなく煙
突の解体作業が行われ得る。枠体の降下によって防護幕
は簡単に外される。
(実施例) 以下、添付図面に従って、本発明による煙突用防護幕
を用いる煙突の解体作業等について説明する。
第1図示のものは、本発明で用いる煙突用防護幕を、
煙突の補修時に使用した例を示すもので、図中1は煙突
を示す。該煙突1の頂部1aにはH鋼材を井桁状に組んで
成る支持体2が載置固定されており、該支持体2に設け
られた滑車からなる吊り支点3を介してロープ4によっ
て鋼製の環状枠体5が昇降自在に吊り下げられている。
該環状枠体5には、防災メッシュシートからなる防護幕
6が懸吊されている。尚、本例では支持体2に設けられ
た滑車からなる別の吊り支点7を介してロープ8によっ
て鋼製の環状の足場9を昇降自在に懸吊するようにし
た。
前記煙突用防護幕の組み立て、解体に付き説明する。
例えば、先ず、煙突1の頂部1aに支持体2を載置固定
し、吊り支点3を介してロープ4によって昇降自在に吊
り下げられている環状枠体5を降下させて地上に降ろ
す。また、別の吊り支点7を介してロープ8によって昇
降自在に吊り下げられている環状足場9は地上に降ろし
たままにしておく。そして、地上において該環状枠体5
に防護幕6を1シート分取り付け、該環状枠体5を1シ
ート分吊り上げて、煙突1の下部を覆った状態で地上に
降ろされたままの環状足場9上で煙突の補修作業を行
い、次いで該防護幕6の追加シートを1シート分継ぎ足
してから環状枠体5を該防護幕6の1シート分吊り上げ
ると共に、環状足場9を該防護幕6の1シート分吊り上
げ、該防護幕6で覆われる煙突部分を足場9上で補修作
業する。
かかる防護幕6のシートの継ぎ足しおよび吊り上げの
繰り返しと、該防護幕6の吊り上げられた分だけ吊り上
げた環状足場9とで煙突1の補修作業を完了する。補修
作業の完了時には煙突1全体が防護幕6によって覆われ
た状態となる。作業完了後、防護幕6での覆いが不必要
になったなら、環状枠体5を降下させて、防護幕6を取
り払うと共に煙突1から支持体2、環状枠体5並びに環
状足場9を取り外して防護幕の解体作業を終了する。
尚、前記図示例では環状枠体5とは別個に環状足場9
を支持体2に吊り支点を介して昇降自在に懸吊して、該
環状枠体5とは別個に該環状足場9を吊り上げ、或いは
吊り下げるようにしたが、環状枠体5に例えばロープを
介して環状足場9を懸吊して、該環状枠体5を吊り上
げ、或いは吊り下げた際、該環状足場9も同時に吊り上
げ、或いは吊り下げるようにしてもよい。
次に、前記煙突用保護幕を用いて行う煙突の解体作業
時における該煙突用保護幕の組み立て、解体に付き説明
する。先ず、煙突1の頂部1aに井桁状に組んで成る支持
体2を載置固定し、吊り支点3を介してロープ4によっ
て昇降自在に吊り下げられている環状枠体5を降下させ
て地上に降ろす。また、別の吊り支点7を介してロープ
8によって昇降自在に吊り下げられている環状足場9は
地上に降ろしたままにしておく。そして、地上において
前記例と同様に該環状枠体5に防護幕6を1シート分取
り付け、該環状枠体5を1シート分づつ吊り上げて防護
幕6で煙突1全体を覆った状態にする。次に環状足場9
を解体すべき煙突1の所定位置まで吊り上げ、該環状足
場9で煙突1の頂部1a上に載置固定されている支持体2
の下方近傍を除いた煙突部分をその頂部1aより解体のた
めに切削する所定寸法で煙突1を切削して第2図および
第3図示のように煙突1に凹状の切削部10を4ヶ所形成
する。続いて第3図示のように切削されていない煙突1
の頂部1aに例えば油圧ジャッキのような支持体2の移動
装置11を載置固定し、該移動装置11を作動させて煙突1
の頂部1aに載置されている支持体2と環状枠体5、環状
足場9等を第3図の実線で示す位置から仮想線で示す位
置までその側面方向(矢印A)に緩やかに回動させなが
ら切削された凹状の切削部10まで移動させた後、支持体
2を煙突1の凹状の切削部10内に載置固定し、続いて未
切削部分の煙突1をその頂部が全体にほぼ平坦状となる
ように切削する。次に環状足場9を所定寸法分だけ降下
させ、降下された環状足場9で煙突1をその所定寸法分
だけ切削作業する。かかる支持体2の移動および載置固
定の繰り返しと、支持体2の移動および載置固定毎に降
下させた環状足場9とで煙突1の解体作業を完了する。
解体作業の完了後は支持体2、環状枠体5並びに環状足
場9は地上に降下されているので、支持体2から環状枠
体5並びに環状足場9を取り外して防護幕の解体作業を
終了する。
尚、防護幕6のシートの取り払いは支持体2の移動お
よび載置固定によって環状枠体5が降下し、それに伴っ
て地上に垂れ下がった防護幕6のシートが1シート分に
達した際に行えばよい。
(発明の効果) 本発明によれば、煙突に固定自在の吊り支持体に備え
る吊り支点を介して吊り上げ、吊り下げ自在の枠体に煙
突用防護幕を懸吊するようにして、煙突の解体を行うの
で、従来のように総足場を組まなくても、極めて簡単に
防護幕を煙突の周囲に張設し、煙突の解体ができる等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる煙突用防護幕を煙突の頂部に取
り付けた状態の側面図、第2図および第3図は本発明に
よる煙突用防護幕を用いた煙突の解体過程を示す説明図
である。 1……煙突、2……支持体 3、7……吊り支点、4、8……ロープ 5……枠体、6……防護幕 9……足場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−41160(JP,A) 特開 昭63−7471(JP,A) 特開 平2−252863(JP,A) 特公 昭61−19784(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/32 E04G 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙突に固定自在の吊り支持体に備える吊り
    支点を介して吊り上げ、吊り下げ自在の枠体に防護幕を
    懸吊して成る煙突用防護幕を用いて煙突の解体作業を行
    う煙突の解体方法であって、煙突の頂部に井桁状支持体
    を載置固定し、該吊り支点を介してロープによって昇降
    自在に吊り下げられている環状枠体を降下させて地上に
    降ろし、また、別の吊り支点を介してロープによって昇
    降自在に吊り下げられている環状足場は地上に降ろした
    ままにしておき、地上において該環状枠体に該防護幕を
    1シート分取り付け、該環状枠体を1シート分づつ吊り
    上げて該防護幕で煙突全体を覆った状態にし、次に該環
    状足場を解体すべき煙突の所定位置まで吊り上げ、該環
    状足場で該支持体の下方近傍を除いた煙突部分を該煙突
    頂部より解体のために切削する所定寸法で煙突を切削し
    て煙突に凹状の切削部を4ヶ所形成し、次いで切削され
    ていない煙突の頂部に該支持体の移動装置を載置固定
    し、該移動装置を作動させて煙突の頂部に載置されてい
    る該支持体、環状枠体及び環状足場をその側面方向に緩
    やかに回動させながら該切削された凹状の切削部まで移
    動させた後、該支持体を該凹状の切削部内に載置固定
    し、次いで未切削部分の煙突をその頂部が全体にほぼ平
    坦状となるように切削し、その後環状足場を所定寸法分
    だけ降下させ、降下された環状足場で煙突をその所定寸
    法分だけ切削し、かかる該支持体の移動および載置固定
    の繰り返しと、該支持体の移動および載置固定毎に降下
    させた環状足場とで煙突の解体作業を完了せしめること
    を特徴とする煙突の解体方法。
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