JP6438931B2 - 仮設支柱、仮設支柱の設置構造、および屋根架構の構築方法 - Google Patents

仮設支柱、仮設支柱の設置構造、および屋根架構の構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、屋根架構を構築する際に、組み立て途中の屋根架構体を仮支持するための仮設支柱と、その仮設支柱を使用した屋根架構の構築方法に関する。
従来より、大空間を覆う屋根架構等を組み立てる際、組み立て途中の屋根架構を仮設支柱(ベント)などで仮支持する場合がある。
特許文献1には、内側の柱と外側の柱体とでキールトラスを支持する構造の屋根を架設する際に、内側の柱上にタワーを取付け、タワーの上部と外側の柱体との間に引張材を張設するとともに、タワーの上部とキールトラスの主部分との間に引張材を張設して、キールトラスを吊り上げて仮支持する方法が示されている。
特許文献2には、一対のキールトラスを本設の支柱および仮設の仮受けベントで支持しておき、この状態で、一対のキールトラス間に屋根ユニットを組み立てて、キールトラスに沿って移動させることで、屋根を構築する方法が示されている。
特開平8−184122号公報 特開2015−117559号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、タワーおよび引張材でキールトラスを吊り上げて仮支持するため、内側の柱上に取り付けるタワーを別途製作する必要があった。また、特許文献2では、キールトラスを支持する仮受けベントを別途製作する必要があった。よって、施工費が増大する、という問題があった。
また、揚重機を用いて仮受けベントを解体する際、揚重機のブームの先端が屋根に干渉するため、仮受けベントを迅速に解体できない、という問題があった。
本発明は、予め架設された屋根架構の下に容易に設置することが可能で、かつ迅速に解体できる仮設支柱、この仮設支柱の設置構造、およびこの仮設支柱を使用した屋根架構の構築方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、屋根架構を仮支持するための仮設支柱として、タワークレーンのマストの頂部に昇降可能な昇降受け台を設置し、その昇降受け台の上面にジャッキ受け梁を架設するとともに、当該ジャッキ受け梁の上にジャッキを配置して屋根架構を支持させることで、予め架設された屋根架構体であっても、その屋根架構体の下に仮設支柱を設置できることに着目し、容易に高さ調整および解体可能な仮設支柱と、その仮設支柱を使用した屋根架構の構築方法を発明した。
第1の発明の仮設支柱は、屋根架構(例えば、後述の屋根架構15)または陸桁を仮支持する仮設支柱(例えば、後述の仮設支柱20)であって、タワークレーンのマスト(例えば、後述のマスト21)の頂部に設置された昇降可能な昇降受け台(例えば、後述の昇降受け台22)と、前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁(例えば、後述のジャッキ受け梁25)と、当該ジャッキ受け梁の上に配置されて前記屋根架構を支持するジャッキ(例えば、後述のジャッキ26)と、を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、タワークレーンのマストを建て込むとともに、このマストの頂部に昇降受け台を設置する。その後、この仮設支柱に支持させて、屋根架構体や陸桁を構築する。仮設支柱を移設する際には、マスト頂部に設置された昇降受け台を下降させ、屋根架構とマスト頂部との間に隙間空間を確保することで、隙間空間に揚重機の先端部を挿入して、仮設支柱を構成するマストを吊り上げて、撤去することができる。
また、予め架設された屋根架構体や陸桁であっても、タワークレーンのマストに沿って昇降受け台を上昇させることで、屋根架構体や陸桁を下から仮設支柱で支持することができる。このように、仮設支柱を、予め架設された横架材(例えば、屋根架構体、陸桁、梁材等)の下に設置できる点にも特徴がある。
第2の発明の仮設支柱では、前記昇降受け台は、前記タワークレーンのマストに沿って昇降する環状の受け台本体(例えば、後述の受け台本体30)と、当該受け台本体を前記マストに固定する自重受けかんぬき(例えば、後述の自重受けかんぬき60)と、を備えることを特徴とする。
第2の発明によれば、タワークレーンのマストの頂部に連結する昇降受け台に、環状の受け台本体と、当該受け台本体をマストに固定する自重受けかんぬきと、を設けた。よって、環状の受け台本体の上面を作業床として利用でき、かつ、自重受けかんぬきをマストに設けられた挿通孔に挿入して、受け台本体をマストの途中に固定することができる。
第3の発明の屋根架構の構築方法は、屋根架構の構築方法であって、上述の仮設支柱を設置する工程(例えば、後述のステップS1)と、当該仮設支柱に支持させて前記屋根架構を構築する工程(例えば、後述のステップS2、S3)と、前記仮設支柱を構成する前記昇降受け台を前記マストに沿って下降させる工程(例えば、後述のステップS4、S14)と、前記昇降受け台が下方に降ろされた前記仮設支柱を揚重機で吊り上げて撤去する工程(例えば、後述のステップS4、S15)と、を繰り返し行うことを特徴とする。
第3の発明によれば、仮設支柱の高さ調整や解体が容易にできるため、短時間で仮設支柱を移設して再利用できる。よって、本発明の仮設支柱により屋根架構を支持しながら構築していくことで、短工期にて屋根架構を構築できる。
本発明によれば、屋根架構の荷重は、ジャッキ、ジャッキ受け梁、昇降受け台、マストを介して下方に伝達される。このとき、屋根架構を仮支持する仮設支柱に汎用品であるタワークレーンのマストを利用したので、仮設工事費用を大幅に削減できる。
また、本発明の仮設支柱を予め架設された屋根架構や陸桁の下に容易に設置でき、かつ、迅速に解体できるため、屋根架構を短工期で構築できる。
また、タワークレーンのマストの内部には、作業員が昇降するための梯子が既に設けられているため、作業員のための昇降設備を別途設ける必要がない。
また、仮設支柱を容易に移設して転用できるので、仮設支柱の総数を削減できる。
本発明の一実施形態に係る仮設支柱を用いて構築された競技場の平面図である。 図1のA−A断面図である。 競技場の屋根架構を構築する手順のフローチャートである。 競技場の屋根架構を構築する手順の説明図である。 仮設支柱の側面図である。 仮設支柱の上端部の側面図である。 仮設支柱の上端部の平面図である。 図6のB−B断面図である。 図6のC−C断面図である。 仮設支柱を構成するガイド部材の側面図および断面図である。 仮設支柱を構成する自重受けかんぬきの正面図である。 自重受けかんぬきの側面図である。 仮設支柱を構成する固定梁の横断面図である。 固定梁の側面図である。 仮設支柱を構成する昇降受け台を固定梁から切り離す手順の説明図である。 仮設支柱を構成する昇降吊り具の正面図である。 仮設支柱を撤去する手順のフローチャートである。 仮設支柱を撤去する手順の説明図である。
本発明は、予め架設された屋根架構の下に容易に設置でき、かつ迅速に解体ができる仮設支柱として、タワークレーンのマストの頂部に昇降可能な昇降受け台を設置し、その昇降受け台の上面にジャッキ受け梁を架設するとともに、そのジャッキ受け梁の上にジャッキを配置した支柱構造である。
具体的には、屋根架構を仮支持する仮設支柱は、タワークレーンのマスト(例えば、後述のマスト21)に沿って昇降可能な昇降受け台(例えば、後述の昇降受け台22)と、当該昇降受け台を前記マストの上端面に仮固定する仮固定部材(例えば、後述の固定梁23)と、前記昇降受け台を昇降させる昇降用吊り具(例えば、後述の昇降用吊り具24)と、前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁(例えば、後述のジャッキ受け梁25)と、当該ジャッキ受け梁の上に配置されて前記屋根架構を支持するジャッキ(例えば、後述のジャッキ26)と、を備えている(図2、図5、図6)。
また、上述の仮設支柱を使用した屋根架構の構築方法は、上述の仮設支柱を設置する工程(例えば、後述のステップS1)と、当該仮設支柱に支持させて前記屋根架構を構築する工程(例えば、後述のステップS2、S3)と、前記仮設支柱のジャッキによる支持を解除する工程(例えば、後述のステップS4、S11)と、前記仮設支柱の昇降用吊り具を用いて前記昇降受け台を仮支持する工程(例えば、後述のステップS4、S12)と、前記仮固定部材を取り外す工程(例えば、後述のステップS4、S13)と、前記仮設支柱の昇降用吊り具を用いて前記昇降受け台を前記マストに沿って下降させる工程(例えば、後述のステップS4、S14)と、前記仮設支柱を吊り上げて撤去する工程(例えば、後述のステップS4、S15)と、を備えている(図1、図3、図4)。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る仮設支柱を用いて構築された大空間の競技場1の平面図である。図2は、図1のA−A断面図である。
競技場1は、フィールド10、フィールド10の周囲に構築された構造体11、構造体11の上に設けられた第1層〜第3層の観覧席12〜14、構造体11に支持されて観覧席12〜14を覆う平面視で環状のトラス構造の屋根架構15と、を備える。
フィールド10は、平面視で略楕円形であり、このフィールド10上にて、サッカー、陸上競技、その他のイベントが行われる。
以下、屋根架構15を構築する手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、屋根架構15を中央で二つのエリアに分割し、さらに、この各エリアを長さ方向に沿って複数のブロックB〜B(nは自然数)に分割する。
次に、各ブロックB〜Bについて、以下のステップS1〜S4を実施する。このとき、ブロックBからBに向かって、ステップS1〜S4を1ステップずつずらして実施する。具体的には、仮設支柱20を移設して転用しながら、屋根架構15を構築する(図4参照)。
ステップS1では、図2に示すように、構造体11上に構台16を設置し、この構台16上に仮設支柱20を設置する。この仮設支柱20の構造については、後に詳述する。
ステップS2では、図2に示すように、仮設支柱20に仮支持させて、当該ブロックBの屋根架構15の鉄骨建方を行う。
ステップS3では、屋根架構15の鉄骨部材の本締めや溶接を行い、屋根架構15を構築する。
ステップS4では、仮設支柱20を撤去する。
例えば、図4に示すように、互いに隣接するブロックB(4≦m≦n)〜B(m−3)では、以下のような作業が同時に行われる。
すなわち、ブロックBでは、ステップS1の仮設支柱20を設置する。
ブロックB(m−1)では、ステップS2の屋根架構15の鉄骨建方を行う。このとき屋根架構15の1ブロック分の部材をユニット1〜3に分割して地組みし、これらユニット1〜3をクレーンで揚重して、空中で接続する。
ブロックB(m−2)では、ステップS3の屋根架構15の鉄骨部材の本締めおよび溶接を行う。
ブロックB(m−3)では、ステップS4の仮設支柱20の撤去を行う。このステップS4については、後に詳述する。
なお、本実施形態では、仮設支柱20設置した後に、屋根架構15を構成するユニット1を架設したが、これに限らず、ユニット1を架設した後に、仮設支柱20を設置してもよい。
次に、上述の仮設支柱20の構造について詳述する。
図5は、仮設支柱20の側面図である。図6は、仮設支柱20の上端部の側面図であり、図7は、仮設支柱20の上端部の平面図である。図8は、図6のB−B断面図であり、図9は、図6のC−C断面図である。
構台16は、観覧席13の下端側に設けられた構台支柱17と、一端側が構台支柱17に支持されて他端側が観覧席13の上端側に支持されたプレガーター橋である大引材18と、を備える。
仮設支柱20は、構台16上に設置されたベース19と、ベース19の上に立設されたタワークレーンのマスト21と、このマスト21の上端に支持されてかつマスト21に沿って昇降可能な昇降受け台22と、昇降受け台22をマスト21の上端面に仮固定する仮固定部材としての固定梁23と、昇降装置により昇降受け台22を昇降させる昇降用吊り具24と、昇降受け台22の上面に架設されたジャッキ受け梁25と、ジャッキ受け梁25の上に設置されたジャッキ26と、を備える。
また、これに限らず、マストの上下端の断面形状によっては、仮設支柱を、タワークレーンのマストの頂部に設置される昇降可能な昇降受け台と、前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁と、前記ジャッキ受け梁の上に配置されて屋根架構を支持するジャッキと、を備える構成としてもよい。
この仮設支柱20によれば、屋根架構15の荷重は、ジャッキ26、ジャッキ受け梁25、昇降受け台22、固定梁23、マスト21、ベース19および構台16を介して、構造体11に伝達される。
マスト21は、図5に示すように、鉛直方向に延びる円筒形状である。このマスト21の側面には、上下方向に沿って所定間隔おきに貫通孔90が形成されている。また、マスト21の側面の4箇所には、上下方向に延びる突起91が形成されている。また、マスト21の上端面には、全周に亘って所定間隔おきにボルト貫通孔92が形成されている(図13、図15参照)。
昇降受け台22は、図6に示すように、タワークレーンのマスト21が挿通可能な環状の受け台本体30と、受け台本体30の下端に設けられたガイド部材40と、受け台本体30の下端側に設けられた下側作業床50Aと、受け台本体30の上端側に設けられた上側作業床50Bと、受け台本体30の上端側に設けられて受け台本体30をマスト21の途中に固定する自重受けかんぬき60と、を備える。
また、これに限らず、環状の受け台本体に下方に延出する鉛直部材を設け、昇降受け台を、タワークレーンのマストに沿って昇降する環状の受け台本体と、前記受け台本体をマストに固定する自重受けかんぬきと、を備える構成としてもよい。
受け台本体30は、図7に示すように、マスト21を囲んで平面視で略八角形の頂点の位置に配置された4組計8本の支柱31と、これら支柱31の下端同士を連結する下フレーム32と、支柱31の上端同士を連結する上フレーム33と、隣り合う組の支柱31同士を連結するブレース34と、を備える。
下フレーム32の支柱31の内側の側面には、支持板35が取り付けられている(図13、図15参照)。
上フレーム33の隣り合う組の支柱31同士の間には、吊ピース36が取り付けられている。
下側作業床50Aは、図8に示すように、受け台本体30の下フレーム32に取り付けられたメッシュ状の作業床51と、作業床51の外周に沿って設けられた手摺52と、を備える。
上側作業床50Bは、図7に示すように、受け台本体30の上フレーム33に取り付けられたメッシュ状の作業床53と、作業床53の外周に沿って設けられた手摺54と、を備える。
下側作業床50Aの作業床51と上側作業床50Bの作業床53との間には、梯子55が取り付けられている。また、作業床53のうち梯子55の直上に相当する部分は、開閉可能な蓋部56が設けられている(図6参照)。
ジャッキ受け梁25は、図7に示すように、長尺状の鋼材であり、昇降受け台22の上フレーム33に跨がって対角線上に仮設されている。
図10は、ガイド部材40の側面図および断面図である。
ガイド部材40は、下フレーム32から下方に延びる4つのガイド支柱41と、マスト21を囲んでガイド支柱41同士を連結するガイドフレーム42と、各ガイド支柱41の上下2箇所に設けられてマスト21の突起91に当接するガイド43と、を備える。
図11は、自重受けかんぬき60の正面図であり、図12は、自重受けかんぬき60の側面図である。
自重受けかんぬき60は、受け台本体30の支柱31の同士の間に設けられて挿通孔61が形成された支持部62と、この支持部62の挿通孔61に挿通されたかんぬき63と、を備える。支持部62およびかんぬき63には、それぞれ、貫通孔が設けられ、これら貫通孔にストッパーピン64を挿通することで、かんぬき63を支持部62に仮固定することが可能となっている。また、かんぬき63の内端側には、規制部材65が取り付けられ、この規制部材65が挿通孔61の内端側に係止することで、かんぬき63が外側に飛び出して脱落しないようになっている。
この自重受けかんぬき60では、通常、図12(a)に示すように、かんぬき63を外側に突出させておき、この状態でストッパーピン64を差し込んで、かんぬき63がマスト21の貫通孔90に引っ掛からないようにしている。
しかし、例えば、昇降受け台22を昇降させている途中に、この昇降受け台22の昇降を一旦停止して点検を行う場合、図12(b)に示すように、ストッパーピン64を上方に引き抜いて、かんぬき63を内側に突出させてマスト21の貫通孔90に係止させる。このようにすれば、昇降受け台22の昇降途中であっても、この昇降受け台22をマスト21に容易に仮支持させることができる。
図13は、固定梁23の横断面図であり、図14は、固定梁23の側面図である。
固定梁23は、断面矩形状の鋼材である。この固定梁23は、略水平に延びる下フランジ70と、下フランジ70から上方に延びるウエブ71と、ウエブ71の上端から略水平に延びる上フランジ72と、下フランジ70、ウエブ71、上フランジ72で囲まれた部分に設けられたスチフナ73と、を備える。
固定梁23のウエブ71と昇降受け台22の支持板35とは、ボルト74で固定されており、これにより、昇降受け台22が固定梁23に固定されている。
固定梁23の下フランジ70には、4つのボルト貫通孔75および2つのルーズ孔76が形成されている。ボルト貫通孔75およびマスト21のボルト貫通孔92にボルト77を挿通して締め付けるとともに、ルーズ孔76およびマスト21のボルト貫通孔92にボルト77を挿通して締め付けることで、固定梁23がマスト21に固定されている。
また、固定梁23の下フランジ70の内端側には、ピン挿通孔78が形成されており、このピン挿通孔78には、ストッパーピン79が挿通可能となっている。
昇降受け台22を固定梁23から切り離す手順は、次のようになる。
図15に示すように、ボルト74を取り外すとともに、固定梁23のボルト貫通孔75に取り付けたボルト77を取り外し、さらに、固定梁23のルーズ孔76に取り付けたボルト77を緩める。
次に、固定梁23を内側に移動する。このとき、固定梁23の移動は、ルーズ孔76に挿通されたボルト77にガイドされる。
固定梁23を移動した後、固定梁23のピン挿通孔78にストッパーピン79を挿通して、ストッパーピン79の下端側をマスト21の内壁面に係止させる。また、固定梁23のルーズ孔76に取り付けたボルト77を再度締め付ける。
図16は、昇降用吊り具24の正面図である。
昇降用吊り具24は、マスト21の上端面の4箇所に取り付けられる(図8参照)。この昇降用吊り具24は、マスト21のボルト貫通孔92にボルト80で固定される支持部81と、この支持部81に水平方向を回転軸として回転自在に支持されるプーリ82とを備える。
昇降用吊り具24により昇降受け台22を昇降させる手順は、次のようになる。
まず、昇降装置を用意する。昇降装置とは、モータあるいは人力により、所定のトルクでワイヤ83(あるいはチェーン)を送り出しまたは引き込み可能な装置である。次に、この昇降装置を構台16上に設置し、この昇降装置のワイヤ83を昇降用吊り具24のプーリ82に通して、受け台本体30の吊ピース36に連結する。この状態で、昇降装置でワイヤ83を引き込むと、昇降受け台22が上昇する。一方、昇降装置でワイヤを送り出すと、昇降受け台22が下降する。
上述のステップS4について、図17のフローチャートを参照しながら詳述する。
ステップS11では、図18に示すように、ジャッキ26に導入した支持力を解除して、このジャッキ26を取り外し、昇降受け台22の上側作業床50Bの上に載せる。
ステップS12では、図16に示すように、昇降装置を昇降用吊り具24に取り付ける。すなわち、昇降装置のワイヤ83を昇降用吊り具24に通して、昇降受け台22の吊ピース36に連結する。次に、昇降装置を駆動してワイヤ83に張力を導入して、昇降装置により昇降受け台22を仮支持する。
ステップS13では、図15に示すように、固定梁23のボルト74を取り外して、昇降受け台22を固定梁23から切り離し、固定梁23を内側に移動し、マスト21の上端面に仮固定しておく。
ステップS14では、図18に示すように、昇降装置を駆動してワイヤを巻き出すことで、昇降受け台22を下降させる。このとき、昇降受け台22上に載置されていたジャッキ受け梁25は、マスト21の上端面に固定された固定梁23の上に載置される。
ステップS15では、図18に示すように、揚重機により仮設支柱20を上に吊り上げて撤去する。つまり、昇降受け台22を下降させたことにより、マスト21と屋根架構15との間に空間が形成される。よって、この空間に揚重機のブーム27を差し込んで、マスト21を含む仮設支柱20を吊り上げて撤去する。
上述のように、本実施形態の屋根架構の構築方法は、上述に示す仮設支柱を設置する工程と、当該仮設支柱に支持させて前記屋根架構を構築する工程と、前記仮設支柱を構成する前記昇降受け台を前記マストに沿って下降させる工程と、前記昇降受け台が下方に降ろされた前記仮設支柱を揚重機により吊り上げて撤去する工程と、を繰り返し行うことで、屋根架構を構築する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)屋根架構15の荷重は、ジャッキ26、ジャッキ受け梁25、昇降受け台22、固定梁23、マスト21を介して下方に伝達される。このとき、屋根架構15を仮支持する仮設支柱20に、汎用品であるタワークレーンのマスト21を利用したので、仮設費を大幅に削減できる。
また、仮設支柱20を撤去する際、昇降受け台22をマスト21に沿って下降させることで、マスト21と屋根架構15との間に空間が形成される。よって、この空間に揚重機のブーム27を差し込んで、マスト21を含む仮設支柱20を吊り上げて撤去できるので、仮設支柱20を迅速に解体でき、施工コストを低減できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、仮設支柱20により、屋根架構15を仮支持したが、これに限らず、陸桁や梁などの横架材を仮支持してもよい。よって、本発明は、屋根架構の構築方法に限らず、陸桁や梁などの横架材の構築方法にも適用できる。
また、本発明は、平面視で環状の屋根架構15に適用したが、これに限らず、平面視で直線状に延びる形状の屋根架構に適用してもよい。
1…競技場 10…フィールド 11…構造体
12…第1層の観覧席 13…第2層の観覧席 14…第3層の観覧席
15…屋根架構 16…構台 17…構台支柱 18…大引材 19…ベース
20…仮設支柱 21…マスト 22…昇降受け台 23…固定梁(仮固定部材)
24…昇降用吊り具 25…ジャッキ受け梁 26…ジャッキ 27…ブーム
30…受け台本体 31…支柱 32…下フレーム 33…上フレーム
34…ブレース 35…支持板 36…吊ピース
40…ガイド部材 41…ガイド支柱 42…ガイドフレーム 43…ガイド
50A…下側作業床 50B…上側作業床 51…作業床 52…手摺
53…作業床 54…手摺 55…梯子 56…蓋部
60…自重受けかんぬき 61…挿通孔 62…支持部 63…かんぬき
64…ストッパーピン 65…規制部材
70…下フランジ 71…ウエブ 72…上フランジ 73…スチフナ
74…ボルト 75…ボルト貫通孔 76…ルーズ孔 77…ボルト
78…ピン挿通孔 79…ストッパーピン
80…ボルト 81…支持部 82…プーリ 83…ワイヤ
90…貫通孔 91…突起 92…ボルト貫通孔

Claims (3)

  1. 屋根架構または陸桁を仮支持する仮設支柱であって、
    タワークレーンのマストの頂部に設置された昇降可能な昇降受け台と、
    前記マストの上端面に取り付けられてワイヤを介して前記昇降受け台を昇降させる昇降用吊り具と、
    前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁と、
    当該ジャッキ受け梁の上に配置されて前記屋根架構を支持するジャッキと、を備え、
    前記昇降受け台は、下側作業床および上側作業床を有し、前記ワイヤで吊り下げ支持されていることを特徴とする仮設支柱。
  2. 屋根架構または陸桁を仮支持する仮設支柱の設置構造であって、
    当該仮設支柱は、タワークレーンのマストの頂部に設置された昇降可能な昇降受け台と、
    前記マストの上端面に取り付けられてワイヤを介して前記昇降受け台を昇降させる昇降用吊り具と、
    前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁と、
    当該ジャッキ受け梁の上に配置されて前記屋根架構を支持するジャッキと、を備え、
    前記昇降受け台は、前記タワークレーンのマストが挿通可能な環状の受け台本体と、
    当該受け台本体の下端に設けられて前記マストの外周面に当接するガイド部材と、
    前記受け台本体の下端側に設けられた下側作業床と、
    前記受け台本体の上端側に設けられた上側作業床と、
    前記受け台本体の上端側に設けられて当該受け台本体を前記マストに固定する自重受けかんぬきと、を備え、
    前記受け台本体の前記下側作業床と前記上側作業床との間には、複数の支柱、当該支柱の下端同士を連結する下フレーム、前記支柱の上端同士を連結する上フレーム、および前記支柱同士を連結するブレースが設けられ、
    前記マストは、観覧席の上端側から略水平に延びるプレガーター橋と前記観覧席の下端側に設けられて前記プレガーター橋の先端側を支持する構台支柱との接合部分の上に設置されることを特徴とする仮設支柱の設置構造
  3. 屋根架構の構築方法であって、
    当該屋根架構を長さ方向に沿って複数のブロックに分割しておき、
    所定のブロックについて、タワークレーンのマストの頂部に設置された昇降可能な昇降受け台と、前記昇降受け台の上面に架設されたジャッキ受け梁と、当該ジャッキ受け梁の上に配置されて前記屋根架構を支持するジャッキと、を備える仮設支柱を設置する工程と、
    当該仮設支柱に支持させて前記所定のブロックの屋根架構の鉄骨建方を行い、その後、当該屋根架構の鉄骨部材の本締めおよび溶接を行って、当該所定のブロックに隣接するブロックの既に構築された屋根架構と一体化させる工程と、
    前記仮設支柱を構成する昇降受け台を前記マストに沿って下降させ、前記仮設支柱を揚重機で吊り上げて撤去する工程と、
    を前記所定のブロックの一連の構築手順とし、前記複数のブロックについて、長さ方向に順番に当該一連の構築手順を1工程ずつずらしながら行うことを特徴とする屋根架構の構築方法。
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